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福田己津央、富野由悠季監督を語る その3 ≪発動編≫

2010/09/25 20:39|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 福田己津央、富野由悠季監督を語る その3 ≪発動編≫
 『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』『機動戦士ガンダムSEED』などで著名なアニメ監督福田己津央氏が、前回に引き続き、富野由悠季監督に関する思い出を語っています。
 今回はなんと福田さんが監督していた『機動戦士ガンダムSEED』の時の思い出です。

前々編(CFの時の話)
福田己津央、富野由悠季監督を語る その1 ≪接触編≫
前編(Vガンの時の話)
福田己津央、富野由悠季監督を語る その1 ≪胎動編≫



福田己津央氏のtwitter

富野監督の事呟きます! これが最後。 ちょっと長くなるんで宜しく


2002年の1月に初めて富野監督に次作「ガンダム」の監督として、紹介された。不機嫌そうな印象。
それはそうだ。こっちはどこの馬の骨とも分からない男。「ターンAガンダム」で、
これまでの「ガンダム」はすべて総括したはずが、また作るのか!? という思いはあったと思う。(続)



富野監督は、非常に厳しい表情で語りだした。ご自分のガンダム体験の事。
やっぱりこれもナイショだね>^_^< (酔ったときに言っちゃうかもしれないが)
主に「ターンA」の事と「V」のこと。「Z」「G」のスタート時の事。 (続)



2時間色々と話して頂いて、その間僕はと言えば「ええ」、「はい」、「判ります」を繰り返すのみ。
余計な事は言うな、と事前に忠告されてたが、それ以前に緊張で何も言えなかった。
最後に「で、君はどういう話を考えてるんだ」と、突然、話を振られてしまった(;^_^A



不意打ちと言うか、いや、まあ考えてることは有って、
実は既に「seed」の企画書も会社に出してあったのだが、
とっさに「今は、まだ何も…監督のお話しを聞いて色々と~」としどろもどろに、
嘘を着いてしまった(^^; (続)



だって富野監督の話の後に、自分はこういう「ガンダム」が作りたいですとか、そんな厚顔な…。
富野監督はやれやれ、大丈夫か?と言うようなリアクションだったが
、別れ際には「頑張って下さい」と握手していただいた。(続)



忠告として頂いた事で、
言ってもいいかなと思うのは「○○は信用するな!!」と言う事と「5体合体のガンダムを作れ!」。
言われた時は目が点。あまりに唐突な発言に面食らったが、自分なりに解釈した。 (続)



スポンサーや放送局の要求に対して、クリエイターは安易に屈してはいけない。
既存の価値観に捕らわれてモノを作ってはいけない、ではなかったかと。(続)



スポンサーや局、製作会社の思惑から作品を守る為に富野監督はずっと戦って来られた。
その苦しい心情は、「ZG」や「VG」製作時の雑誌インタビューやDVDなどのコメントからも読み取れる。(続)



玩具やビデオを売るために作品を作ってる訳じゃない。
毎週楽しんで見てくれる視聴者と作品にのみ向き合わなくちゃいけない。
だから、ストーリーや世界感を壊しかねないに要求とは、戦わなくちゃいけない。(続)



時にその要求が作品の色を変えてしまう、と判ったのは「DESTINY」の時だ。
この時に富野監督からのアドバイスがなかったら、屈していたかも知れない。
結果として、突っ張りきれたのは、富野監督のお蔭だ。(続)



後日監督から著書を頂いた。
「ターンエーの癒し」「映像の原則」(これは演出や企画を目指す人は絶対に読むべし)。
キングゲイナー1話も「これ、福田クンに見せて」と 納品前に見せていただいた。
タイトルの事でも相談にのって頂き、「機動戦士」を使わせて貰った。
多岐に渡り気にかけて頂いた。



打ち上げにも赤いジャケットに登場し、西川さんや役者の皆さんと一緒に、会場を盛り上げて頂いた。
その後作った、SEEDスペシャルエディションでも、
当時、新訳「Zガンダム」の作業の合間に相談にのって頂き、
総集編、編集のノウハウをペラ数枚に書いて頂き、勉強させて貰った。(続)



「DESTINY」のスタート時もご挨拶に伺ったが、
今度は「好きにやってね」と、10分位のお話で終了。
お蔭様で、今は時折、スタジオ界隈で擦れ違いますが、監督から声を掛けて頂けるようになりました。
僕はと言えば、……今もまだ監督の前では緊張してます(^^;(続)



最近の監督さんがどうしてるか知りませんが、「ガンダム」に関わるならば富野監督の話は聞くべきと僕は思う。
最早「ガンダム」はブランド。そうであるなら、富野監督の目指した原点を知らずに作るべきではないと。
僕もまた次回作には、是非ご挨拶に伺いたいと思っています>^_^< (終)



おし、こんなだ。後で見直すが…(^^; 大丈夫かな? 危なくないはずだ>^_^<

 これを読んでなるほどと思ったのは、富野監督がかつて『OVERMANキングゲイナー』が終わって間もない頃に、こんな発言を残したのです(ガンダムエース2003年5月号「富野由悠季ロングインタビュー キングゲイナーとSEEDを語る」):

―ここで話題を変えまして、ガンダムシリーズの最新作である「機動戦士ガンダムSEED」について、原作者の立場からお話をいただきたいと思います。

僕の見たところ、「SEED」のスタッフは、かなり「キンゲ」を意識しているのではないでしょうか。
それも、1プロデューサーや1ディレクターのレベルではなく、スタジオ全体としてです。
基本的にこの作品を支持する立場になったことについて、僕はとても嬉しく思っています。
もしかしたら半分は悪口と取られるかもしれませんが、僕は「SEED」をプログラムピクチャーだと思っています。
それがいけないという意味ではありません。その土壌があるから、スタッフも食べて育っていけるし、そのためにプログラム化したシステムがあるのは、とてもよいことだと思います。

 実際、ビデオプログラムや商売としてならば、富野監督も『00』や『ユニコーン』に対して同じ評価を下しています。

 それから、福田さんはここまで富野監督の話を聞いて、なぜSEEDもSEED-Dはああなったのかな…。まあ、『SEED DESTINY』の後で自滅しなければ、福田さんは今のところ揺るぎも無くガンダムシリーズの二番手でしょうね。事実、『00』の企画最初もコズミック・イラの世界観として出されたものだったしね。
 何がともあれ、『SEED』には今のガンダムにない強烈なキャラクター性があります。これも本当のことなので、一応ここで言います。


前々回
福田己津央、富野由悠季監督を語る その1 ≪接触編≫
前回
福田己津央、富野由悠季監督を語る その2 ≪胎動編≫


 近年富野監督がもっとも売れている著作『映像の原則』。是非一読すべし!

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コメント
ああOOはやっぱりSEEDの世界観で企画だされてたんですねぇ。
木星と地球外生命体とか設定のなごりがあったので、
そうじゃないかと思ってたので納得できました。

しかし実際いまのアニメ現場から
プログラムピクチャーの枠を超えた作品を作れたら
それは本当に凄いことですよね。

そういう所に挑んでいける立場を持っている世代がどんどん少なくなってますし、
富野御大の新作情報が待ち遠しい今日この頃です。
円山 #SFo5/nok|2010/09/26(日) 03:45 [ 編集 ]
いや、SEEDの宇宙クジラ設定は結局SEEDのなかで捨てられた要素で、00の宇宙人設定は監督の水島が自分なりで考えた設定だと思います。
そうはいっても、前作のガンダムの設定を嫌でも意識するのは当然ですし、∀の時富野監督が社長さんと言い合った話(同級生が敵味方に分かれるとか)がSEEDの流れになっちゃったように、そういう部分もあるでしょうね。

ビデオプログラムって、褒めてないじゃん! と思っている人もいるかもしれませんけれど、一応富野監督なりに褒めていると思います。だからこそ、おっしゃるとおりプログラムピクチャーの枠を超えて、「作品」になれるようなアニメが出てきたら本当にすごいですよね。
kaito2198 #L2WcHO2o|2010/09/26(日) 10:43 [ 編集 ]
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