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「ジーク・ジオン」の連呼を聞いて、「これが…敵…」と愕然したアムロは、いったい何を感じ取って「敵」とつぶやいてしまったのか?

2010/06/22 23:09|富野作品感想TRACKBACK:0COMMENT:2
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 「ジーク・ジオン」の連呼を聞いて、「これが…敵…」と愕然したアムロは、いったい何を感じ取って「敵」とつぶやいてしまったのか?
 今回記事タイトルのとおり、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の12話『ジオンの脅威』(もしくは劇場版『機動戦士ガンダムⅠ』)のラスト、「ジーク・ジオン』の連呼を聞いて「これが……敵……」と愕然したアムロは、いったいを感じ取って「敵」とつぶやいてしまったのか、皆さんは考えたことがあるんでしょうか。
 これについては、観客それぞれが自分なりの答えを持っているのでしょうけれど、もちろん正解などがありません。私はあえて一つの答えを出さなくて、毎回視聴する時の気分に任しています。




 しかし、そうはいっても、闇雲に戦って、生き抜くためにひたすら戦場に出なければならないアムロ(そして観客)にとって、これがおそらく初めて自分の前に何度も敵として現れるジオン公国の全貌を覗いた機会なので、やはりとても重要といわざるを得ません。ここでアムロは何を見たのか、そして何を「敵」として認識したのかは、まさに『機動戦士ガンダム』だけではなく、ガンダムシリーズ全体にも影響を与えるものといっていいかもしれません。




 ……と、ガンダムシリーズ全体に影響を与えるのはちょっと誇張かもしれませんが、実際ここアムロが敵と認識したものに対する見解の違いが、総監督以下の製作陣がそれぞれ考えたガンダム像の差異を象徴するものであり、ニュータイプを容認した富野喜幸総監督とほかのスタッフの行き違いであったと考えられます。
 以下の三人に例えましょう。
 たとえば、『ガンダム』を少年成長の物語と捉えているメイン脚本家である星山博之氏にとって、ここでアムロが見た敵はおそらく「少年が遭遇している難関・局面」と一つの物語に内包するものです。それゆえ、星山氏はニュータイプに違和感を覚え、『∀ガンダム』という回帰作まで、ついに富野監督と組まないでいた。
 対して、思想性が強いキャラクターデザインおよびアニメーション・ディレクターである安彦良和氏にとっては、ここの敵は「国家」もしくは「イデオロギー」といった今にも覗ける現実の反映です。これに強く関心を持っているのは、やはり氏の別の作品や『ガンダム・オリジン』からも伺えます。
 そして原作・総監督の富野喜幸は、おそらくイデオロギーよりもずっと曖昧で大きなもの、そう、たとえば「人の意志か何か」を捉えたのかもしれません。それゆえ、ニュータイプを作り、さらに『イデオン』で「イデ」、バイストン・ウェルシリーズで「オーラ力(ちから)」でそういう存在と意識の間にある形はないけど確実に感じ取れる「何か」をもとり続けている。

(何故かこの三人をたとえにしたかというと、自分の考えでは、この三人こそ一番『機動戦士ガンダム』の「匂い」を作った人である。三人がそれぞれ違う面で『ガンダム』を作っていた。)




 「ジーク・ジオン」の連呼を聞いて、「これが…敵…」と愕然したアムロは、いったい何を感じ取って「敵」とつぶやいてしまったのか? これはただの自分の思いつきですが、意外に考えさせられる問題かもしれないのですね。

コメント
このコメントは管理人のみ閲覧できます
#|2010/06/23(水) 19:27 [ 編集 ]
はじめまして、私もよくそちらの記事を読んでおります。

今回の記事は拝読しました。確かおっしゃるとおりで、アムロという少年にはそれを定義しきれる器がないと思いますね。
kaito2198 #L2WcHO2o|2010/06/23(水) 21:10 [ 編集 ]
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