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海のトリトン × 富野喜幸 in DVDでーた 2009年9月号

2010/05/15 22:30|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:4
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 海のトリトン × 富野喜幸 in DVDでーた 2009年9月号
 最近忙しくてなかなか更新できない状態が続いています。6月になると今手元にあるものは一段落に落ち着くだろうけど、いつものペースで更新できないのが正直ツライです。そしてなによりいつもこのブログを読んでいただいている方に申し訳ないです。すみません。
 まあ御託はここまでで、今日は去年DVDボックス発売の記念として「DVDでーた2009年9月号」に載っていた富野監督の『海のトリトン』を紹介したいと思います。

厳しい製作状況の中で、自分のもっている力をすべて出し切った!
「海のトリトン」 × 富野喜幸(由悠季)
「宇宙戦艦ヤマト」「機動戦士ガンダム」のヒットでアニメ・ブームが到来する前夜。まだ眠っていたアニメ・ファンの意識に衝撃を与えた記念碑的作品はこうして生み出された

前途多難だった「トリトン」の旅立ち
 富野監督といえば、今年、放送開始30周年を迎えた「機動戦士ガンダム」の生みの親(原作、総監督)として有名。その初総監督作品である「海のトリトン」は、虫プロ出身の富野監督にとっては師にあたる手塚治虫の原作を大胆に脚色し、オリジナルに近い形でアニメ化したTVシリーズだ。
「最初からオリジナルをつくろうなんて、大それたことは考えていませんでした。当時のいろんな事情から、そのときの自分のもっているもので勝負するしかなかったんです」と、富野監督は苦しかった製作状況を振り返る。
「もともと、虫プロ系列の会社でパイロット版がつくられているという話は聞いていました。ところが、そのうちに経営的な問題でゴタゴタしている間に、まだ『宇宙戦艦ヤマト』をつくる前の、新進プロデューサーだった西崎義展さんが版権を買って、別の体制で製作することになったんです。そこで急きょ、虫プロにいた縁で僕がチーフ・ディレクター(総監督)として呼ばれたのですが、間借りの小さなスタジオで、人手もまったく足りない中、とにかく週1本のフィルムをがむしゃらにつくっていくしかないという状況でした。
 それと、もうひとつ問題だったのは、集まった先輩の脚本家たちがアニメだけではなく、恋愛ものも書けば実験映画のような作品もやるという、いろんな意味でプロの集団だったということ。そのため、みんなやりたいことがバラバラで、それをコントロールする立場の僕がうまくまとめきれなかった。だから、仕方なく自分の信じるやり方でいくしかなかったのです。

苦戦しながら貫いた演出でファンをつかむ
 監督はそう回想するが、出来上がった作品は、主人公トリトンが宿敵ポセイドンを倒すために旅をするRPG的展開の中で、個性豊かな敵の司令官たちのドラマ、巨大な怪物と戦うアクションと見せ場の連続。ポセイドンの指令を伝えるタツノコトシゴのマーカスや、トリトンの動きを監視するくらげのような子供たちに親しみやすいサブ・キャラも印象的に活躍する。
「そういうマスコット・キャラとしての使い方というのは、子供向けの作品では当たり前のことだし、それも含めて通俗的な1話完結の連続TVアニメとして、最低限、やらなければいけないことはやったつもり。でも、当時の技術の限界とか、演出家としての僕自身の力不足のために、必ずしも十分ではなかったという反省も、いまだにあるんです。だから、正直に言えばきれいな映像で見て欲しくない。ますますアラが目立ってしまうじゃないですか(笑)」
 当初は1年の予定で始まったシリーズは、視聴率でも苦戦して、半分の26話で打ち切りが決定。そこで富野監督は半分やけくそ、半分は確信犯的に脚本家を無視し、アニメ史に残る大どんでん返しの最終回を演出する。海の平和を守るヒーロー、トリトンが、ポセイドン族にとって恐るべき虐殺者だったという衝撃の結末は、それまでの勧善懲悪のアニメの常識を覆し、のちにオタクと呼ばれるようになる大人のアニメ・ファンの意識を目覚めさせるきっかけにもなった。
「僕はオタクを目覚めさせたつもりも、彼らを育てたつもちもありません」と断言する富野監督だが、一方で「~トリトン」はアニメで始めて自主的にファン・クラブが出来た作品。放送終了後1年余りを経て開かれたファンの集いには1000人もの女の子が集まった。
「そのとき、会場に呼ばれた僕は、彼女たちに向かって、”想像上の男の子に恋をするのはやめなさい”と、お説教したことを覚えています。今なら、そんな腐女子はもっとキツくしかりつけるところだけど(笑)。でも、あの子たちは今のオタク人種とは全然、違うタイプの子供たちだったんじゃないかな。もっと切実な思いを抱いていたような気がしますね」

「海のトリトン」こそ富野作品の原点!
 このとき、ファン直接に出会った経験から、富野監督は自分の思いを作品に込めれば、真摯に応じてくれる視聴者がいることを実感し、そうした存在を常に意識しながら作品をつくろうと心掛けるようになったと、以前のDVDボックスのインタビューでも語っている。そのように多くの少女たちの心を捉えたトリトンは、宿命に翻弄され、無理矢理放り込まれた戦いの中で傷つき、涙を流す繊細の少年。それは「機動戦士ガンダム」のアムロにも通じるものがある。
「結局、それが僕の気質なのでしょう。自分が想像したときには、ああいう主人公になる。改めて考えてみると確かにトリトンとアムロは繋がっている気がします。ただ、トリトンにかんして付け加えておくと、録音監督の浦上靖夫さんには本当に感謝しています。はじめに言ったような製作状況で僕は監督でありながらアフレコにもほぼ立ち会えませんでしたし、キャスティングの決定権もなかった。でも、トリトンの塩屋翼君の声を聞いたとき、よくぞ見つけてくれたと思いました。そういう声の主を発掘した録音監督なら、ほかのキャスティングも間違いない。浦上さんとはその後『~ガンダム』『~イデオン』でもごいっしょしていますし、塩屋君にも『~イデオン』のコスモを演じてもらったり、そういう信頼出来る人との出会いがあった作品でした」
 この後、富野監督は「~トリトン」と同じ善悪の逆転劇がある「無敵超人ザンボット3」や「~ガンダム」をつくり、世代を超えたアニメ・ブームの中心的人物に。そしてアニメ界の巨匠となった今、子供向けにつくった「海のトリトン」は自身にとって、どのような意味をもつのか。これには「わからない」と明確な答えはなかった富野監督だが、読者プレゼントの色紙にクラゲの絵を描きながらひと言。
「こういう絵がスラッと出てくるということは、やっぱり僕は『~トリトン』の作者なんだよね」
 そのことばには、少なからぬ作品への自負と愛着が感じられた。「海のトリトン」にはそうした富野監督の苦闘の時代のさまざまな思いが刻印されているのである。


PROFILE
1941年神奈川県生まれ。’64年虫プロ入社。「鉄腕アトム」後半から脚本&演出を担当し、’67年よりフリーの演出家に。’79年「機動戦士ガンダム」’80年「伝説巨神イデオン」ほか、原作、総監督として力作を多数発表。小説や主題歌の作詞なども手掛けている




「海のトリトン」が名作と呼ばれる4つのワケ

心に残るOP&ED曲
OP「GO!GO!トリトン」は、トリトンの戦いを表わすような力強いメロディ。曲と連動したアニメも当時は斬新だった。ED「海のトリトン」では、ヒットする前の「かぐや姫」がバックコーラスを務めている
●ルカーに乗って海に行くOPのトリトン。放映開始当初はOP映像の製作が間に合わず、代りにED映像を流していた

女性ファンの心を捉えた主人公トリトンの魅力
感情豊かな等身大の主人公として人気を集め、アニメ・キャラとして始めてファン・クラブがつくられるほど愛されるトリトン。その美少年ぶりとヤンチャな言動から女性の支持も高く、イベント会場では黄色い声が飛んだ
●凛々しいグラディエーターファッションも人気の理由
●故郷に帰りたがるピピを厳しく説得する男らしい一面も

濃密な敵キャラクター
母性あふれるルカー、わがままなピピなど味方キャラもさることながら、それ以上に強烈な個性を放つのが敵キャラ。トリトン征伐にかける思いや仲間同士の会話も興味深く、伝達係マーカスの「ガイ!」など印象的なセリフも多い
●ポセイドンを裏切ってトリトンを助けた異色の敵、ヘプタポーダ
●トリトンとの戦いに敗れたポリペイモスは、掟に従い処刑される

原作とは異なる衝撃のラスト
原作では、宿敵ポセイドンを倒すためにみずから犠牲となるトリトン。TVシリーズでは、ポセイドン族が過去の復讐のためにトリトン族と戦っていた事実を知る。勧善懲悪を超えた戦いのドラマは大きな衝撃を与えた
●敵の大ボスと思われていたポセイドンの正体は意外なもの。富野監督は放映開始当初からその構想を抱いていたという


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コメント
スラスラと四十年近く前のクラゲが描けるってすごい
グダ #-|2010/05/15(土) 22:36 [ 編集 ]
作者ですからな~。
kaito2198 #L2WcHO2o|2010/05/17(月) 00:33 [ 編集 ]
 そういえば、富野監督の過去に常連声優って渡辺久美子さんと川村万梨阿さんとかが女性声優よくあげられますけど、塩屋さんも結構でてますし、前にトリトンのアニメ夜話で朴さんと塩屋さんが共演したときはある意味で、富野監督の作品の声優の歴史みたいなものがみえてファンとしては感慨ぶかかったですね。
富野監督は偉大 #-|2010/05/18(火) 14:45 [ 編集 ]
そうですね、塩屋さんってブレンパワードも出てたんですしね。
アニメは作品という形として時をも越えるのは、ファンをやってていつも実感してることです。
kaito2198 #L2WcHO2o|2010/05/18(火) 16:17 [ 編集 ]
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