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MAKIDAI(眞木大輔)meets YOSHIYUKI TOMINO(富野由悠季)

2010/04/03 22:22|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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 体調はあまり良くないので、文字起しだけ。去年の月刊EXILE 2009年7月号に掲載されている眞木大輔氏と富野由悠季監督の対談。ちょうど1/1ガンダムの前なので、富野さんの意見は完成品を見た後の感想と差異がありました。


MAKIDAI meets
YOSHIYUKI TOMINO


さまざまなフィールドで活躍する著名な方をゲストに迎え、メッセージを書いてもらう「タスノート」に、あの『機動戦士ガンダム』を生んだ富野監督が登場! M:AKIDAIはリアルタイムではもちろん、今でも観ているぐらい”ガンダム”の大ファン。リスペクトしてやまない監督と”ガンダム”トークからエンタテインメント論まで、アツくて深いクロストークが展開されました。今回のM:AKIDAIは、かなり少年ココロ全開です!!




MAKIDAI(以下M):はじめまして。お会いにできて本当にうれしいです。今日はよろしくお願いします! 僕は最近、『機動戦士ガンダム 戦場の絆』のゲームをきっかけに子供の頃に観ていたファーストシリーズ(’79年放送)を観るようになって、再びガンダム熱が高くなっているんです。

富野監督(以下T):この2~3年なんですよ、ファーストガンダム世代と言われている今の社会の中堅の人たちに僕の仕事=意味を教えられるようになったのは。それまでは、業界・関係者が盛り上げているような景色ばかりを見ていたから浮かれてはいけないって思っていたので。だからそういう意味ではうれしいけど、困っています(笑)。

M:子供の頃は”今日はどんな新しいモビルスーツが出てくるんだろう”と観ていたんですけど、今だとセリフやそれぞれの人間模様までわかるからよりおもしろいんです。『機動戦士ガンダム』(以下ファーストガンダム)は30年前の作品とは思えないロボットアニメなんですが、どんなきっかけで誕生したんですか?

T:まず、テレビの作品を請け負う=仕事の一環でしかないんです。ファーストガンダムは総監督としては3作目。総監督というのはロボットものでいうとストーリー権を持てるんです。つまり、もともとある話を絵にするのではなく、オリジナルをつくることができる。オリジナルは頑張れば頑張るほど原作が評価されるんです。アニメでいえば、宮崎駿さん、高畑勲さんコンビが当時『アルプスの少女ハイジ』で原作を突破したんです。原作はあるけれども、アニメのハイジはすごいよねと言われて。その時期の作品なんです、ファーストガンダムは。宮崎さんや高畑さんぐらいの実力があれば原作モノをアニメ化できるけど、僕らにはその実力がないということで、オリジナル権を獲得しなくちゃいけない――これがファーストガンダムの原点。当時、巨大ロボットモノのジャンルはアニメの中では最下等。おもちゃ屋の宣伝番組とされて人気があった番組でも原作者だけが評価されて、作品論になるようなことは何もなかったんです。『宇宙戦艦ヤマト』もありましたが、それを超える、巨大ロボットモノでできるわけがないと思いながらもチャレンジするのがまず基本にありました。そして、SF映画をつくりたいとも思っていました。だからつくりたいモノをつくるという発想ではまったくないんです。

M:そうなんですね。僕らにしても権利というある程度の枠がある中で、いかに自分たち発信で形にしていくことができるか、常にチャレンジしています。

T:EXILEはそれだけじゃないでしょ。去年はこう活動したから今年はこう見せる。手を替え品を替えということを上手にやっている。僕は仕事がない時、実は好き勝手にやればいいって思っていたんですよ。だから仕事の場があったから、ファーストガンダムはできたと思っていて。何でモビルスーツという単語をつくったかというと、巨大ロボットと言われないため、ロボットという単語を使わないようにするにはどうしたらいいか、考えたんです。

M:うわー、すごい! 僕らの世代からすると、ロボットよりモビルスーツという単語の方が頭にありますから。

T:でも、テレビ版を再編集した映画をつくったんですけど、その1本目の時は関係者からしてみればそれほどヒットしなかったんです。「モビルスーツだもんな」と言われました。そういう面倒くさい言い方をしている作品だからヒットしなかったと。テレビが打ち切りになった時は、ある大手の編集長に「若さゆえの過ちだもんな」と言われ……。実際、ロボット物でやっているから打ち切りになるんだよ! って。

M:それって、シャア・アズナブルのセリフじゃないですか!! その人はあえてシャアのセリフをかぶせたんですかね?

T:そう。そういうことを言った人たちを次、どうしたら黙らせることができるか。そんなことも考えました。

M:ファーストガンダムのオープニング曲「翔べ! ガンダム」の<まだ 怒りに燃える 闘志があるなら♪>じゃないですけど……。

T:EXILEがそういう歌詞を言っちゃいけない!(笑)。

M:(笑)最近、移動中に聴いているんです。この曲を聴いて一日が終わる的な(笑)。<巨大な敵を 討てよ 討てよ 討てよ>とか、何かに向かうところが自分の立場とかぶったりするんです。

T:あの曲に関しては、僕はいい思い出がまったくないんです。BGMのオーケストレーションは、ある若手が頑張ってくれたおかげでよくできたと思いますけど。こういう音楽の話は25年間、ほとんどしてこなかったんですけど、久々に思い出しました(笑)。エンディング曲「永遠にアムロ」はアムロのための曲なんだけど、僕のイメージと合致しない形で完成したから、その頃は”関係者は敵”だったわけです。コイツらをどう黙らせるか。だから映画版は大学の同期だった井上大輔にお願いして。彼が来てくれた時は息つきましたもん。なぜこれがテレビ版でできなかったのか。久々に話をしたら腹が立ってきた!(笑)。

M:(笑)僕は映画『逆襲のシャア』も観させていただいているんですけど、シャアが隕石を地球に落とそうとするじゃないですか。あれは、滅亡したらそれまでですけど、そこまで至らないのであれば、共通の敵がいることで仲間の士気は高まるし、地球規模で団結できることを考えたらシャアの取った行動は人を粛清させたかったのかな、と思いながら観ていました。

T:『逆襲のシャア』は、今おっしゃられたことすべてを意識してつくっています。個人的にはファーストガンダムで終わっている話を何でもう1回つくるんだっていう抵抗感がものすごくありました。でも、その状況を乗り越える物語をつくっていみせたい欲も出てくる。でも、この作品は惨敗なんですよ。

M:そうなんですか? 僕は素晴らしい作品だと思っているんですけど。

T:僕もそう思っています。興行として惨敗だということです。僕が想定していたボーダーにかすりもしなかったという意味で。エンタテインメントを自分にはできないってことを付き付けられたわけです。だから、EXILEはすごいなと。10年近くも続けてこられている秘訣を教えてほしい!(笑)。

M:いや~、もう日々闘ってきているだけです(笑)。

T:EXILEは、フィールドワークで進んでいるところと、広い意味でのスタジオワークが見えるんです。それを25年ぐらい前にやりたかった。僕はファーストガンダムでエンタテインメントに混ざりたかったんだよね。

M:そうだったんですね。そのガンダムが30周年を記念してお台場の潮風公園でつくられているんですよね。しかも実寸で。

T:僕はイヤなんだよ。だって実寸でつくったって動かないんだもん(笑)。モビルスーツなんだから突っ立っているだけじゃなくて動かないと。でも、実際のところはあのサイズだと地球上では動けないんだけどね。重量的に。コックピットにも「建築基準法に引っかかるから乗れません」って言われて、「だから立像つくっているじゃないんだって! それじゃモビルスーツじゃない!」って怒鳴り散らかしているところ(笑)。

M:僕からすると1/1でアニメーションの世界から飛び出してきたこと自体がすごいと思うのに。だって海外の人がお台場に遊びに来たら、びっくりすると思いますよ。自由の女神並みの大きさですから。でも、監督はやるからにはリアルさを求めるんですね。

T:この間、足の部分だけの骨組ができたと聞いて、潮風公園へ行って来たんですけど、実寸で観たら”まあ、動かなくてもいいか”って思ったの。18Mというサイズだけでもかなり魅せられるとわかったから。今回、30周年記念でいろいろ動いてわかってきたんだけど、35周年イベントを、40周年イベントをやるに向けて、いろんなコンテンツを付け加えることを話し合わなければいけないし、やらなきゃいけない。だから今後(EXILEとも)何かできることがあれば……(笑)。

一同:(爆笑)。

M:僕らでよければぜひ! あと、すごくお聞きしたかったことがあるんですけど、いいですか? ファーストガンダムに登場する女性キャラクターの中で監督の理想をあげるとしたら誰ですか? ちなみに僕はセイラ・マスなんですけど。

T:女性に関していうと、僕は答えられない。かなりみんな好きだから(笑)。大人的な気分で選ぶとしたらキリシア・ザビ。登場するシーンを演出しながらこういう女って好きだし、こういう女と一夜をともにしたいって思っていたんだよね(笑)。

一同:(爆笑)。

M:キシリアですか。ちなみにララァ・スンは?

T:ララァは男の妄想だもん。あんなのは絵空事だからいいの。キシリアのほうがいろんな意味でそそられるし、こういう女性を黙らせられたらいっぱしの男になれるよねっていう礼がもらえる。

M::キシリア深いぞ、これは~。

T:僕は男の子だったら好きな女性にむしゃぶりつくべきだと思う。好意を持ってくれている女性では、自分の器量は計れないでしょう?

M:キシリアって気高くて、ツンケンしているような印象はありますけど、この人を落とせたら! っていうのはたしかにありますね。

T:演出家であるから、フラウ・ボゥからもうひとる怖い女を造形したかったんです。そういう人を演出できるようになりたいと思ったんです。自分が本気で怖いと思える女を演出できるか……そこにかけたんです。

M:うわぁ、おもしろい! 今お話を聞いててキシリアが実際に存在したんじゃないかと思える感覚になりました。

T:演出家であるならば、カツ・レツ・キッカからキシリアまで造形できなければいけないんです。もちろん男のキャラクターも。だから最近の安手の映画は、何で女となったら同じパターンしか出てこないんだ! って思う。それはクリエイターの仕事ではない。

M:今、鳥肌立ちました。すごくおもしろいんです。その一歩先を行く作業はどうやってつくられているんですか? 経験に基づいているんですか?

T:よく芸のために浮気もすると言われるけど、全部申そうで組み立てられるぐらいのところまでいかないといけないですね。基本は妄想でキャリアをしっかりつくる。見えない部分は実在ですけど。

M:見えない設定もきちんと描かれているんですね。僕は演じる時、その役と自分を照らし合わせることをしちゃうんですけど……。

T:照らし合わせをやっている限り、その人のキャリアの枠の中に収めてしまうことになるから、あまりよくはならないと思う。自分が持っていない部分を演じられるぐらいでないと。

M:おぉ~(感動)。今日はガンダムのお話から芝居まで、僕にとってかなりプラスになりました。本当にありがとうございました。1/1スケールのガンダム、絶対見に行きます!!

 基本的はもう紹介済みでしたが、今回は改めて文字起しをしました。

富野由悠季vsエクザイル真木大輔

月刊 EXILE (エグザイル) 2009年 07月号 [雑誌]月刊 EXILE (エグザイル) 2009年 07月号 [雑誌]
(2009/05/27)
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