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富野由悠季 vs HAKUEI 後半戦――ゴスロリは、「着こなし」だ!

2010/02/04 12:00|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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 前回に引き続き、富野監督とHAKUEIの対談を紹介します。前半はリアルタイムの話題として『新訳Z』談義がされましたが、今回はようやく『ゴシック&ロリータバイブル』での対談っぽくになって、ゴスロリや服を着るに関する話が出来ました。

T 僕が10代の頃は、生きていること自体が徹底的に不安でした。

H 例えばどんな風だったんですか?

T 大学に行った時、完全に田舎ものっていう気分抜けない自分がいて、物理的に青春期の劣等感にさいなまれてました。例えば当時喫茶店でアルバイトをしようと思ったら、その頃の喫茶店のウェイターは、黒いパンツとYシャツなの。あの黒いパンツを履けるだけのスタイルを持ってない自分を意識するわけ。「その格好が出来ればいい店を紹介するよ」って言われた時に、「えっ」と詰まってしまった。当時、自分は制服の学ランのズボンしかはいたことがあい。そういう喫茶店とかバーのウェイターのような服を着ることが出来ない自分を突き付けられれば、かなり絶望的になるでしょ? それは本当に悔しいと同時に、解決する方法が見つからないという物理的な問題を突破する方法などあるわけないんですよ。HAKUEIさNみたいな体系だったら悩む必要がなかっただろうけど…。

H いえいえい、そんな…。でも、どうやって克服したんですか?

T これをクリアしたのは、26歳の頃、4人か5人の小さいプロダクションで、外回りをしていたとき。その社長に「せめて今流行りのアイビールックくらいしてくれなくちゃ困る」と言われて。安売店に行って、アイビールックらしき3点セット、ジャケットと色物のシャツとスラックスを買ったの、色物のシャツを着るなんて生まれて初めてだったのね。それを着た時は、本当に「地獄だ」と思ったね。でも、そのセットを3日着てみて「あれっ」と思ったことがある。銀座で代理店回りをしていて、周りに紛れられる、むしろ目立たないという事に気付いた。足が短くても着てもいいっていうんじゃなくて、体型がどんくさければどんくさいほど、周りと同じ服装をしている方が目立たなくなるっていうやつね。もう一つ分かったのは、銀座の街を歩いているサラリーマンとか大手企業の連中と同じ様に見せるには、どうしたらいいんだろうと考えた時に、初めて思い当たったことが「着こなす」ということ。それで「着こなす」ってどういうことなのかって考えたときに、基本的になるのは歩き方。よく背筋を伸ばすとか、こういうこと。その次に着るものに対して、着られあいようにする姿勢、要するに顔の上げ方とか角度でしかないということに気付いたわけ。それが自分に出来るかどうかという問題はあるけど、歩いていて、しゅっちゅうショーウィンドウを見ていたのね。自分がどう映っているかチェックするわけです。

H そうそう、確かに着こなしは大切だと僕は思います!

T 「私がこの格好をしているから、素敵でしょ」ではない。「この格好をしたら、こうして見せる!」というような自分を押し出していく。それをどうかするかっていうことを、やり続けた。それから気持ちは楽になりましたね。

H 俺はどういうジャンルの服でもね、好き嫌いはないですよ。例えば、ゴシック&ロリータって言われている人達でも、要は監督がおっしゃった様に「着こなし」だと思う。絶対、その人に合う着こなしがあると思ってるから。そこはセンスの問題で、そのセンスがいい人は見てカッコいいなと思う。でも、若かりし頃ってやっぱり失敗はするんだよね。俺も多分、今、10代の自分を見たら「バカじゃねえの」と思うような服装とかしていると思うんだけど。意外にそういうものだから、失敗をしていない為には、なるべく客観的に自分を見て、「思い込み」っていう部分を調整すればいいんじゃないかなあと思いますね。

T 僕の着ているものはひとつとして、自分で選んだものはない。奥さんが買ってきてくれたものを黙って着る努力をする。着こなしを自分訓練するわけね。自分の身につくまでの過程っていうのは、説明できないよ。それこそ、結婚して30数年やらされ続けているから(笑)。

H 監督にそんな悩みがあったなんて意外でした(笑)。でも着こなしって絶対大事。同じ服でもその着方でカッコよくも、カッコ悪くもなるでしょ。

T そうだね。今の子達はパンツはいててヘソ出してても全然いいんですよ。お父さん嫌いじゃないですよ(笑)。

H おじさんもです(笑)。

T でもね、正視に耐えられないヘソ出しはやめてほしい。歩く時の基本はね、「腰高に歩く」っていう言葉を知っていますか? これは腰を浮かせて歩くっていうことではなく、足の踏み出し方。スカートの場合は「裾さばき」っておいうのを意識してほしい。「蹴り出し」っていうのがちゃんと見えるほうが美しいと思います。ファッションって、洋服を着ることなんだけれども、大切なのは着ることではなくて「着て見せる」こと。その覚悟は欲しいですね。

H 今、ロックテイストの服って、世界のトップブランドでも普通にあるじゃないですか。でも10年か20年位前までマイナスのイメージに見られていた時代があった。やっぱりその頃のロックのファッションは今見るとまだ成熟してじゃなくて、どこか異質だけど勢いがあった。それがどんどん洗練されて今、当たり前になってる。今、皆が着てるゴスロリファッションがそうなっていく可能性もある。

T 今、ゴスロリ服を着るというのは、つまり「お祭り」なんですよ。人生の中で「お祭り」のない人って淋しいと思う。だから、お祭りの半被とか浴衣とか、踊りとかと、全く同質ですね。

H おっしゃってることはよく分かる。それにこういう服を着て、全員とは言わないけど「これを着たから、私はもうこういうものなのよ」って、そこで止まってる人がいると思う。その先を考えて欲しいんだよね。仕草とかが良ければ中身がもっと気になるということもあるんだから。

T 嫌な言い方かもしれないけれど、男心をくすぐるファッションは、女心をくすぐるファッションでもあるんです。そうすると基本に「あ、素敵」という姿って、立ち姿、座る姿っていうキメの形があると思うのよね。自分が理想に近づくようにとか、理想の姿でありたいと思うということは、背筋を伸ばすということにつながる。ブランドに頼っている人っていうのは、バッグや洋服を持つことが理想でしかない。それを持った瞬間に後はどうでもよくなってしまう。ブランドものを持っていて、形になっている人っていうのは持っていること自体にナチュラルさがありますね。

H そういう風に見せる着こなしですよね。内面から出るももちろんあるんだろうけど、ゴスロリ風のファッションの歴史って、デニムなんかに比べると日が浅いじゃないですか。だから、まだ過渡期なんだよね、きっと。まだ確立されていない面白さと勢いがある。これから、何年後か分からないけれど、どんどん洗練されていくと、また違ってくると思う。そういうときんいどういう着こなしをするか、また、仕草とか着てる人の内面から出てくるもの、そういうのが重要になるんじゃないかなと思います。

 なんだか『富野に訊け!』を読んでるみたいですが、富野監督の過去が聞けてよかった。まあ、確かに富野監督はかつて高橋良輔監督に「おれ脚短いよ~」という文句を言ってたくらいですから、コンプレックス持ちってのは仕方ないと思いますけど、それでも富野監督のあの奇抜なファッションを見れば、誰も「イカスーー」と思えるはずですよね。え、しない? 面白い? まあそれも否定しませんけれどね。それにしてもいつも思ってますけど、ああいうスタイルが亜阿子さんの趣味ですかね…。

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コメント
 どうも、お世話になっております。
 こりゃスゴイの見つけましたねー。

 こんな雑誌があるのも驚きなら、そこに富野が出ているのも驚きでした。
 
 貴重な資料ありがとうございました。
坂井哲也 #-|2010/02/05(金) 22:36 [ 編集 ]
坂井さん、コメントありがとうございます。

この本に関して、私も初見のとき驚きました。存在自体はとっくに知ってますけど、実際読んだのは昨年でした。ゴスロリ誌なので、服の話題なのですが…なんだか『富野に訊け!』にあった話ですねw
kaito2198 #L2WcHO2o|2010/02/05(金) 22:56 [ 編集 ]
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