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真佐美ジュン氏による富野関連記事

2008/06/10 02:28|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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え~虫プロつながりということで、富野由悠季...いや、富野喜幸の話題を。
真佐美ジュン氏は長年手塚先生の傍にいらした方で、
定年退職した今でも、当時の制作状況や事情を貴重な証言として提供し続ける方です。
氏の日テレ版ドラえもんの解説
日本のテレビ漫画創世記から昭和40年代の漫画映画史
そして昭和40年代アニメ世界手塚治虫先生との思い出と http://mcsammy.fc2web.comの制作日誌の3つのサイトは共に多大な資料や証言を載っておりますので、ご機会あれば是非一度見ておきたいものです。


で、富野に関する話題なんですが、
当然ながら富野が虫プロに去ってからの作品に集中しています。
もっと具体的に言いますと、『ふしぎなメルモ』と『海のトリトン』(『アニマル1』も少し)。
ここで一気に

第5話「もえる無人島」
 演出が富野善幸さん、手塚先生との打ち合わせは、カセットテープで取って、富野さんにお渡しして絵コンテを描いて貰い、やはり池原成利さんに清書してもらった。
この話は「アポロの歌」でえがかれた、話が元になっている。

打ち合わせはテープで取るというのは一見珍しいかもしれませんが、
忙しい手塚先生にとって、決してありえない話ではありません。
(真佐美氏はこの時期を”仕事を減らした”というが、調べ見ると、
「火の鳥」、「鳥人大系 」 、「ママァちゃん 」、「きりひと讃歌」、「ライオンブックス」、
「青いトリトン」、「アラバスター」......)
が、ここでも富野がいう虫プロの性格が出てくる。つまり「手塚のスタジオ」という意識。

ところが、この『ふしぎなメルモ』はレイアウト・コンテというシステムを取ってある。
これについて、真佐美氏、つまり虫プロ側はこう言いました。

 先生からのアイディアのひとつで、絵コンテを大きくして、一コマを動画用紙の大きさにする、そうすれば作画の人が楽になるし、キャラクターの統一もできる、「一石二鳥のアイディアだろう」と言うのである。このメルモに関しては、手塚プロ社長の島方さんと、手塚先生が虫プロで、できなかったことをメルモでやらせてあげたい。たとえ赤字になっても、と言うとても幸せな約束をしていた。通しの絵コンテがなくなることで、作業の面では話の全体を見ることが、大変になり、当然制作サイドの仕事は増えるけど、その覚悟をした。

一歩、さすらいのコンテマンこと富野喜幸は:

 久しぶりの手塚先生の仕事。コンテ、演出を四本やった。
 手塚先生の企業家的発想から、いかに安くアニメを作るかという一手段として、レイアウト用紙にじかにコンテをきるという実験をやらされた。大きな用紙にレイアウトを想定したコンテを描くのでは、ストーリー全体の流れを読みきれないのだ。最後の一本はコンテ用紙をつかったはずだ。

やはりというか、内部と外部の読みはこうも違うのは興味深いなもんです。


ふしぎなメルモ 第14話 「身代(みが)わりにされちゃった!」

 手塚先生と富野さんとのストーリーの打ち合わせができたのが、12月21日深夜になってしまった。お正月用の話ということで、入れ換えることは出来ず、手の空いた制作は進行の井出君を助けることになった。

 富野さんが絵コンテに取り掛かり、雑誌の手空きを待って手塚先生の校閲を受ける。OKの出たものから、池原君がすぐに清書をして、待機してくれている、タマプロの作画班へと届ける。
なんとか富野さんが書上げても、手塚先生の校閲が終わらず、手の空くのをただ待っているだけの時間が過ぎて行った。

14話以降、テープで打ち合わせの方式は無くなって、代わりに直接になったのだ。
富野はほかにも16話のコンテを担当したが、言及なしのため省略。


次は22話:

演出は富野善幸さん原作からの脚本で、海のトリトンのチーフディレクターとなられるので、メルモ最後の作品担当でした。

ここまで『ふしぎなメルモ』の全話題でした。
一介のコンテマンですから、あまり話題がないのも仕方ないとして、
一番注目すべきなのは富野は自伝でも何度も言ったこと、
つまり虫プロと手塚プロはあらゆる面は手塚治虫という個人に収束する点。
これは危険極まり無いだってことは今となって自明の理に見えますが、
当時はこの体制に危険を感じつつも決行するスタッフたちは何故というと、
やはり手塚治虫という絶大なカリスマに魅せられたほかない。
富野だって自分の手塚ファンの体質を意識したこそ、
在籍時代は意地でも自分のとっての”手塚先生”を社長としか呼ばなかったし、
穴見薫という改革の星が無くなったあと、退社を決めた一因でもある。


で、次は『海のトリトン』ですが、この作品についてはややこしいことがあります。
それは一人の人物によるものなんです。西崎義展。
正直、真佐美ジュン氏が記事で仰ったことは全部真実であれば、
西崎義展はまさしく邪悪な権現ほかないですが、
ここであえてそれを避けて、富野に関する部分にピックアップ。
(西崎のこの件以外のやり方からも、そういう性格を微かに匂わせるんですが)

 申し入れを受けた。そして手塚先生が絶大な信頼を持っていた、富野善幸さんに、全演出を任せ、手塚先生は富野さんに演出はお任せして、余り口出ししないようにするということであった。

 手塚プロとしてはその申し入れを受けることにした。アニメーションスタッフルーム側のプロデューサーは、私の恩師、W3で制作を教えてくれた 黒川慶二郎さんであった。
練馬の喫茶店で、富野善幸さんを交え、黒川大先輩と3人で今後の作品作りの相談をした。 富野さんの哲学的な話しぶりにには、昔から難解で、学のない私には、理解することが出来ない無い様であったが、その哲学的な話を聞くのは嫌いではなかった、いやむしろ好きであった。

 私は、出来るだけ、富野さんと手塚先生の、演出の意向に協力し、制作としては、予算やスケジュールの面で、演出に協力する形をとりたいと申し出た。

ここでちょっと意外というか、富野個人の見方と違うのは、
手塚先生は意外にも(失礼!)富野監督に信頼していたこと。
となると、手塚先生はそのあと決して『海のトリトン』を自作と見ようとしないのは、
テレビアニメ『海のトリトン』実質オリジナル作品や最後の結末の変更だけでなく、
実は西崎との一件からのトラウマこそ主因なんじゃないのかな、という勝手に推測する。




......富野以外の話題を言わないと言いつつ、やっぱりちょっと口を出してみる。
正直、真佐美ジュン氏の西崎騒動に関する記事は読んでで、
どうしでも心を痛まずにいられませんでした。
ビジネス面に関しては詳しくないけど、真佐美氏の一字一語によって、
手塚先生と関係者たちがいかに苦しんでたことがよくわかりました。
(その彼のやり口はさらに虫プロの倒産にも繋げたことについても、
一ファンにとって悲しい限りです。)
雇われCDの富野はそんなこと知りようもないし、知れば知ったってどうしょうもないけど、
まさかこういう騒動の渦巻のなかに立たされたとは、富野ファンと手塚ファンの僕にとって、
ほろ苦くて、何で言えばいいのか分からない気分でした。

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