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劇場版『∀ガンダム』対談 富野由悠季 x 菅野よう子(アニメージュ2002年3月号) (1/2)

2009/11/20 14:51|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:4
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 劇場版『∀ガンダム』対談 富野由悠季 x 菅野よう子(アニメージュ2002年3月号) (1/2)

 昨日に引き続き、今日も∀の資料です。富野監督と菅野よう子氏の劇場版『∀』の頃の対談です。

[原作・総監督]富野由悠季 X 菅野よう子[音楽]
『∀ガンダム』劇場公開直前緊急対談

『∀』の到達点
月の繭という奇跡
劇場版『∀ガンダム』は、富野総監督が目指してきた作品作りの一つの到達点だ。その象徴は音楽と映像が一体となったラストシーンにある。どうしてもあのラストシーンは生まれたのか。作品の完成を受け富野総監督と菅野よう子がラストシーンから全編を振り返る。



 LIFE GOES ON(人生は続く)――。劇場版『∀ガンダム』は『地球光』と『月光蝶』の前後編。合計上映時間は約4時間20分となる堂々たる大作映画だ。だが映画はおわっても、ロランをはじめとする登場人物たちの日常は続く。エンディングに流れる菅野よう子作曲の『月の繭』(『Moon』)は登場人物のかけがえのない人生の一コマを彩っていく。そのエンディングから見える『∀』らしさとは……。

富野作品らしくない『地球光』

――ゼロ号試写が行われたばかりの『月光蝶』なんですが、河口(佳高)プロデューサーから『月光蝶』について「富野監督のフィルムが好きな人なら絶対に楽しんでもらえる出来映え」と聞いたんですが……。

菅野 『月光蝶』ってそういうものなの?

富野 そういう意見は出て当然ですよ。

菅野 ああいう作品が多かったの?

富野 富野さんというのは、ああいう映画しかできない人だったの(苦笑)。だから、今回は『地球光』のほうが革新的なの。

菅野 そうなんだ。むしろ『地球光』はファンからすると「富野さんらしくない」という感じなんだ? でも『地球光』はすごくいいじゃない。正直言って、私自身、気持ちよく映画の仕事をしたなって思えたんだけれど。監督って『∀』を始める最初のころに、『キャンディ・キャンディ』がおもしろいって言っていたでしょ。グワーっと長い物語が紡がれていくところがいいって。私も読んだことなかったから、言われて読んですごくおもしろかった(笑)。そういうのと同じ匂いはしたんだけど。

富野 だからね、そういう意味では『∀』を通じて、僕はすごく勉強しましたよ。僕は少女マンガは嫌悪していたほうだったんだけれど、そのビジュアルの見た目とかフィーリングじゃなくって、まさに「劇的」なところがおもしろかったわけ。だから、そのころもう一つ名作と呼ばれる少女マンガを読んでいて……それは『ベルサイユのばら』なんだけれど(笑)。2つ読んで思ったのは、劇を作るというのは、こういうことのほうが近くて、モビルスーツの性能がどうのなんていうのは関係ないっていうのが(笑)……よくわかった。

菅野 富野さんっていつごろから映画っていうのを意識していたの。

富野 それはもうテレビの作業中から。

菅野 そうなの?

富野 それはそうだよ。だからこそ菅野よう子なんだし。だから『月の繭』を聞いているときには、逆にものすごくむきになりもしたわけ。もし『月の繭』がちゃんと形にできれば、エンディングは作れるだろう、それなら確実に映画版にバージョンアップできる内容になるだろうと思ったから。だから、今回に関して言えば、菅野よう子の楽曲がなければ、映画バージョンには絶対に仕上がらなかったということはいえる。

菅野 『月の繭』の元になった『Moon』って一番最初に作って渡した曲でしょ。こっちもイメージがまだ「竹取物語みたいな物語」とかそれぐらいしかない時の曲だったじゃない。

富野 だけど『月の繭』がちゃんとできたじゃない。それで「これでエンディングはいける」と思いつつ、「曲としてはちょっと甘いよね」というのもありはしたわけ。

菅野 うんうん。

富野 でも、一番分からなかったのは、これに絵が物理にはめられるか、ということ。そこで実際にコンテの段階で曲にあわせたときにすごくびっくりしたわけ。あの曲を1小節ごとに秒数を測ると、1小節が7秒で出来ていることがわかったわけ。

7秒で刻まれる音楽と映像

菅野 偶然だね! 実は最近、7秒説っていうのを歌えているんだけど(笑)。7秒ってけっこう意味があるような気がしているの。きのうCDをマスタリングしていて曲間7秒が気持ちよかった。前の音が終わって深く一呼吸で7秒。ちょっと前まではそういう間が、もっと短くて3秒ぐらいだったんだけれど、今は時代的に7秒になっているような気がしていたんだ。

富野 うん。7秒というのはわかる。映画的な感覚でいうと1カットを止め絵だけで持たせようとすると3秒が限界なのだ。ただ3秒3秒でつないでいくと機械的になるから、最後にちょっとブレスを入れる。そうすると3秒十何コマなわけ。だから7秒でできている曲だと、止め絵をポッポッとならべていくことで成立できる。じゃあそこに、キャラクターの動きを入れたらこうなりますよというのが見えてきて、ピターッと予定できた。だから、僕にとっての本当の映画化の仕事というのは、テレビ版の最後のコンテを切ったときに完結しているの。あとはその土台の上でなんとか5時間以内でまとめあげるだけ。ここまで映像構成に食い込んでいる楽曲というのを手に入れることができたのは、幸せだな、と。作曲家本人を前にこんなことを言うのは、ちょっと問題があるけどね(笑)。

菅野 (笑)。それで言うと実は、富野さんが、あの曲で力のある画面を作れるとは、正直言って、思ってなかったの。だって『月の繭』はすごい女性的で、ややもするとよくあるきれいなだけの絵が流れていくみたいになっちゃうのが普通だろうから。でも、監督がそういうものをやる人じゃあないのも知っていたから、だから無理とは思わないんだけれど、どうやって一定のところまで持ち込むんだろうと……。感性で曲にあてはめることはできないとすると、何か変なことをするのかな、なんて思っていたわけ。

富野 (笑)……かなりなめられたな。

 後半と感想は、明日でうpします。

コメント
コメント連投ですみません。
ターンAの音楽についてこんなこと話されたんですか。なんかうれしいです。。
でも私、今こっちで書いてる拙文で、MSの性能知らない話題と、富野氏と少女漫画のマッチング話題をこれからしようと思ってた矢先だったんで(汗笑)。。。感想書き終わるまで迂闊にあちこち読まない方がブレなくて良いかもしれないとか思いつつ、好奇心に負けてちょこちょこ拝読させて頂いております。

私は、TV版ED月の繭は大好きで、毎回カラオケで歌います。あまり上手でないですが。限りない旅路は、難しくて音取れない年寄りです。
あのEDはダンバインのチャムファウのEDにちょっと似てるかなと思ったものです。
でも劇場版で月の繭は流れなかった気がしますが。。。。

新作ガンダムのパイロット作品、まだ見てないのです。楽しみです。
おに #mQop/nM.|2009/11/21(土) 02:42 [ 編集 ]
>あのEDはダンバインのチャムファウのEDにちょっと似てるかなと思ったものです。
そうだと思います。似てる雰囲気ですよね。実を言いますと、「バイストンウェルの物語を覚えている人は幸せである。心豊かであろう」という伝承か説話的な雰囲気を出す「語り」や「歌」は富野監督の強みだと思いますけど、『∀』も間違いなくその境界に至ってたと思います。

あと、ダンバインのエンディングはエル・フィノだったような。チャムはそこまで細くないですしね(笑)。

>でも劇場版で月の繭は流れなかった気がしますが。。。。
それは、たぶん富野監督が劇場版で求めているのは「映画的な雰囲気」だからではないでしょうか。月の繭はおっしゃるとおり、どっちかいうと説話や伝承的な何かを持っている曲ですし。

>新作ガンダムのパイロット作品、まだ見てないのです。楽しみです。
噂ではユー●ューブとかニ●ニコとかでご覧になれますので、もしご興味があれば是非。
kaito2198 #L2WcHO2o|2009/11/22(日) 18:27 [ 編集 ]
>ダンバインのエンディングはエル・フィノ

あ、そうでした(汗汗)。言われて、思い出しました。
バイストンウェルの物語を忘れていた私は不幸ですね(笑)。
おに #-|2009/11/22(日) 21:31 [ 編集 ]
まあ、エンディングのフェラリオは元々ただのある無名なフェラリオに過ぎず、人気が出たために本編にも登場するようになったという形ですからね。
kaito2198 #L2WcHO2o|2009/11/23(月) 20:29 [ 編集 ]
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