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『RING OF GUNDAM』応援記事その1 「リング・オブ・ガンダムの現状」

2009/11/09 19:49|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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 今回から、現時点富野由悠季監督の最新作である『RING OF GUNDAM』の記事を、3回分けて書きたいと思います。第1回、すなわち今回は『RING OF GUNDAM』の現状についての話で、第2回は今までの富野作品の傾向と現時点で見たフィルムから、将来制作されるであろう『RING OF GUNDAM』のこれからクリアすべき課題についての建言で、第3回はこの一連の記事のまとめと共に、総括的に未来的な作品『RING OF GUNDAM』についての話なので、もしよろしければ、皆さんも一緒に応援してください。


 と、その前に、シャア専用ニュースさんはGALAC2009年12月号に載っている富野インタビューを紹介してくれました。そのなかにいくつか極めて前向きで意欲的な話があるため、是非一度読んでみてください。

シャア専用ニュース│GALAC2009年12月号 THE PERSON 富野由悠季 インタビュー 要約版

 また、ほかの『RING OF GUNDAM』の情報について、以下をご覧ください。

『RING OF GUNDAM』現時点情報総整理




 さて、今回は現時点ビッグエキスポで初公開、Gyaoにも無料配信したショートフィルムとして『リング・オブ・ガンダム』の現状から、色々を語ってみよう。


 まずは、一番大きい構成要素である設定を見ましょう。
 『リング・オブ・ガンダム』はショートフィルムでありながら、世界背景はきちんと設定されている。当然、富野が得意とする奥行きのある設定や世界観によって、キャラ、人物や作品に存在感を与える方法論である。

「リング オブ ガンダム」は、初代ガンダムの「一年戦争」からはるかな時を過ぎた新世紀、月の軌道上に直径600キロの巨大建造物「リング」がある世界が舞台。地球連邦軍に所属するエイジィは、地球の高地で大きな岩のかたまりに埋め込まれた「ビューティ・メモリー」を見つけた……。

 ここにいささか奇妙を感じずにいられない記述がいくつかあるものの、一番はっきり示しているのは、『リング・オブ・ガンダム』は今までの集大成という位置付けしている『∀ガンダム』よりも、宇宙世紀と地続きしている世界。フィルムのなかに登場していた銀色のガンダムも、それを説明していた。

 それから、この前出版したばかりのギャラクのインタビューによりますと、ガンダムビッグエキスポでお見せしたフィルム、今我々知っている『リング・オブ・ガンダム』は、イメージトレーラーみたいなもので、また本格的にストーリーに落とし込んでいませんけれど、本番でやりたいコンセプト並びに全体構成は、すでにはっきりしています。さらに、『リング・オブ・ガンダム』以外にも複数の話を持ってて、『リング・オブ・ガンダム』から『∀ガンダム』に至るまでの企画も持っています。

 また、将来作るであろう『リング・オブ・ガンダム』や『リング・オブ・ガンダム』的なコンセプトを持つ作品とは別に、今の『リング・オブ・ガンダム』はすでにフィルムとしては完結していて、そのまま引き続いて制作するわけではない。今回のフィルムはあくまでガンダム30周年記念用ショートフィルムの性質を持たしつつ、技術的な試しも、将来の方向性を示す作品である。
 それとは逆に、もし将来企画が上手くいけば、別に今で見られるCG作品に限られなくとも、別の制作形態、公開形式もありうるのです。言い換えると、手描きアニメも可能ということです。




 次は、物語に関する部分です。
 ショートフィルムの『リング・オブ・ガンダム』が今のところ、見せた物語はわずかな断片しかなかったため、それほど本格的に語ることができませんけれど、それでも大まかで説明したら、以下になります:

①エイジィがグレンの命令(軍?)の元に、山を登って、人類救済のヒントを秘めている「ビューティメモリー」を探しようとしてる末、ようやく幻の映像でありながら、どうも自意識を持つ「ビューティメモリー」と遭遇、「アムロの遺産」を見つからないとメモリーを獲得できないと知らされている。
②いろいろあった末、エイジィはようやくアムロの遺産と思わしきMS「ガンダム」に乗ることになりました。起動途中に、彼の行動を止めようとするユリアという謎の少女と遭遇してるが、二人はそのまま一緒にコックピットに入って、そのまま外へ出ることになる。ここから一転、エイジィはガンダムを乗ってて、グレン大尉ら地球連邦軍と戦うことになる。戦いの末、コロニーが大爆発する。戦いのなか、「ビューティメモリー」の悲鳴が木霊している。
③戦いもやや落ち着いた頃、エイジィとユリアを乗せたガンダムは宇宙に飛び、「ビューティメモリー」を秘めている宇宙船に接近した。そして、敵味方の注目のなか、宇宙船にストックしていた隕石にタッチし、そのなかに眠っているビューティメモリーと接触を果たす。ビューティメモリーは、人々に希望を持って記憶を開ければ、いずれ新しい地球を救うこともできると繋げたところで、物語が終わる。

 と、このような話ですが、おそらくここまでの物語はまだ半分にも行かず、むしろ途中のさわりだけ見せて、続きを期待させるような作りです。メッセージが届いたところで終わるのはただ今のフィルムに沿う形に過ぎません。




 次は、人物に関する話です。
 ショートフィルム『リング・オブ・ガンダム』に登場している人物は今のところ4人しかいないため、語るにはそんな難しくはありません。CGのため、人物の登場年齢はやや高めに見えますが、エンディングの中村嘉弘氏によるイラストと共に照りあわすと、エイジィはおそらく10代後半から20代前半の青年で、ユリアはエイジィよりちょっと年下に見えそうが、年はやはり大体10代なかばから20代前半。グレン大尉はいかにも軍人みたいなゴツイ風貌で、唯一ビューティメモリーだけがいかにも実在の人間とかけ離れている存在で、金髪で儚い印象を与える。
 で、人物の関係を見ましょう。

 まず、主人公のエイジィは元々軍人か民間人は曖昧なんだけれど(設定によると、地球連邦所属らしい)、ビューティメモリーを探し始めた最初の段階では、明らかに軍に所属しているグレン大尉の協力者のポジションを取っていた。ユリアが最初エイジィに銃を向けたのも、おそらくそのためです。
 しかし、話が進むのに連れて、エイジィはビューティメモリーを探したい地球連邦軍とだんだん離れて、つい敵対となる。同じくビューティメモリーを探しているけど、アプローチの違いが覗けます。

 それからヒロインであるユリアは、どうやらエイジィのガンダム起動しいてビューティメモリーを探す行動を止めるために、ガンダムのコックピットに飛び込み、エイジィに銃を向けたが、二人はなりきりで共に行動することとなり、戦友まで行かなくても、互いにそれなりの信用を得ている様子。最後ビューティメモリーのメッセージを直接に受け取ったのもまた、ユリアとエイジィの二人であった。
 また、ユリアは何かエイジィを知らないことを知ってるらしく、「あたしたちのリングコロニー」という言い草といい、最初エイジィに取っていた態度といい、おそらくエイジィと違うところに住んでいることも推測できます。

 おそらく地球連邦の捜査隊かMS隊の隊長であるグレン大尉は、4人のなかでも出番がもっとも少ない人なため、語れる内容はそんなに多くありませんけれど、それでも最初の接触と、エイジィの攻撃前に取っていた態度から見て、一見粗野だけど、決して横暴な人じゃなくて、エイジィにも一定な理解を示す人かもしれません。

 最後、ビューティメモリー。人間か、アンドロイドか、立体映像か、それともただの幻かは、今のところやはりなんとも言えませんけれど、それでも一種のメッセンジャー的な役割を負っているのは確かだ。また、彼女が言ってた「コクーン」、それから彼女とアムロやアムロの遺産との関係も、おそらく『リング・オブ・ガンダム』の謎の中心となっています。




 それから、メカに関する話です。
 『リング・オブ・ガンダム』今のところでは、二種類のMSが出ています。主人公エイジィが乗っている最初のRX-78ガンダムと髣髴している白いガンダムと、地球連邦軍所属している外見がガイコツに似ているMSです。さらに、グレン大尉の機体は赤い頭部を持っています。
 全体として、ガンダムは今までの王道のとおり、ビームサーベル・ビームライフル・シールドというオーソドックスな装備に対して、ガイコツMSはいかにも敵の風貌をしてて、外見も武装もかなり異質的な雰囲気をしている。また、ガイコツMSと明らかに人型であるガンダムという対比は、より一層ガンダムの特異性を出して、そのヒーロー性を確立することができた
 ほかの大小のメカに関しては、今のところ多言はしませんけれど、そのなか一番見逃すことができないのは、なんといってもリング状を呈しているコロニー。




 次は、テーマに関して少し語ってみよう。
 ここ1年間、富野の発言を少しだけ注意する人がありましたら、多少この名前を富野の口から聞いたはずです:ハンナ・アーレント。ハンナ・アーレントは一体どういう人物なのか、彼女が主張しているものはなんなんのかについて、ここで説明するつもりはありませんけれど、それでも政治哲学者としてのアーレントが生涯抱えているテーマのうちの一つに、「全体主義」を挙げられます。
 そして、富野がこの『リング・オブ・ガンダム』及び最近持っている企画においては、この全体主義をテーマとして設定しています。富野曰く、このメッセージで未来の希望性を伝える野望を抱いているそうです。

 そんな大きいテーマを抱えて、堅苦しい作品になるのではないかという疑念もあるでしょうけれど、ご心配ありません。当然、どうテーマを消化して、作品に落とし込むのはまさにクリエイターとしてのつとめですし、富野の場合は、上手くそのコンセプトを掬い取ってくれるスタッフさえいれば、テーマの大きさと作品の面白さを両立させることは十分可能です。富野が今まで成功した作品もそうしてきたからです。




 最後は、技術に関して語ってみたいと思います。
 今回の『リング・オブ・ガンダム』にあたって、モーションキャプチャーより新しい技術を使って作られたものらしく、富野がこの作品のCGワークにおいて幾つかの新しい演出と方法論を導入して、今までCGアニメの制作にすでに熟練してきたスタッフたちに大い驚かさせたという。
 これに関して、今回サンライズと共に制作を担当してたROBOTのプロデューサーである倉澤幹隆氏も、CGスーパーバイザーである西井育生氏も、それから長年CG制作に携わってきた早野海兵氏も、今回の富野演出の魅力さについて有力の証言を残した。

 将来、『リング・オブ・ガンダム』は制作されるかどうか、またはCGで作られるかどうかはよく知りませんけれど、しかし仮に今のような制作形態で決定されたら、意外にも有利かもしれません。なぜならオールCGは富野が今回始めて触れたもので、一見富野に似合わなさそうですが、長年アニメを従事しながらも、元々実写志望をお持ちで、受けた教育も実写映画の富野にとって、このように実写とアニメの半ばにいるCGアニメが、キャラの使い方やカメラワークなどから見ても、ひょっとしたら富野に似合うかもしれません
 ですから、今までガンダム作品はほとんど手描きアニメで作られているが、この『リング・オブ・ガンダム』に関しては、アニメ以外なら、CGも可能性の一つとして残っています。




 以上が、リングオブガンダムの現状です。次回は、仮に制作することが決まったら、『リング・オブ・ガンダム』のこれからクリアすべき課題について語るつもりです。

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