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月刊アニメージュ2005年11月富野由悠季『恋人たち』『リーンの翼』インタビュー

2009/10/12 00:10|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 月刊アニメージュ2005年11月富野由悠季『恋人たち』『リーンの翼』インタビュー
 来るべき『リーンの翼』記事を備えて、先に手持ちの資料を文字起こします。

眼差しの彼方へ
――富野由悠季のさらなる挑戦――

劇場版『機動戦士Zガンダム―星を継ぐ者―』のシリーズ第2弾「恋人たち」が今月末に公開、また新作『リーンの翼』の制作も発表されるなど、この秋は富野由悠季総監督の周辺が何かと騒がしい。日々チャレンジを欠かさない富野総監督の次の一手とは果たして!? その手がかりはこの2作にある!!



劇場版『Z』の本当の凄さ

――好評を得た劇場版『Zガンダム』第2作「恋人たち」がいよいよ公開ですが、現在はどのような心境ですか?

富野 僕は相当気に入っているのです。一部の人たちから酷評を受けているので、もしかしたら観なくていいのかもしれません(笑)。

――どのような意見があるのですか?

富野 『Z』を観た何人かの人の感想を見せていただいているけれど、言っているのは「映画が面白いか、面白くないか」だけで、どこにも「ここまでよくぞまとめた」といった評価論がないので、この作品の何が凄いかってことにそろそろ気がついてほしいのよね。
 劇場版『Z』は、つぎはぎだらけの変な映画です。これはハッキリ言った方が良いと思う。旧作のアムロと新作のアムロを同じキャラとして思ってくれといっても「思えねぇよ!」って感じられるでしょう?
 それが揺るぎない前提としてあるからこそ、こういう風に映画版『Z』を徹底的に組み立てたんだよ、ということを理解してほしいんです。キャラクター描写に関しては揺るがせていないので、それを心棒として映画に入れておけば、こんなものでも観れるものになるかもしれない、という確信の中で仕事をしているわけです。

――先ほどおっしゃっていた、『恋人たち』で気に入っている部分とは?

富野 気に入っているというより、僕の目線でみた時には「恋人たち」のような人物主体のまとめ方しかできない、群像劇の構造をとらざるを得なかったんです。そのことが作品的によい方向に向かったかどうかはわからないのだけれども、納得はしているのです。一般的に劇場にかけてる際に「ロボットアニメ」と限定されていたとしても、なるべく一般に近づけるためにメカもN、戦争ものにはしない、という努力をしたからです。
 作り手としてひとつだけ、このまとめ方の持つ「新訳」の意味は、テレビで観る以上にそれぞれのキャラクターが立っていると見えるので、バラエティショーとしてはそれなりに見られるものになったと思います。



僕の仕事は全てがひとつにつながっている――



劇場版ガンダムは全6部作!?

――ファンは、早くも第3部への期待を高めていると思いますが?

富野 あらためて感じますが、やはり『Z』は3本まとめて1本の映画ですね。それがものすごく強制力を持って作動する作品になっています。そしてもっと言ってしまうと――これに気づいて僕自身がとてもショックなのだけれど――ファーストガンダムの劇場版3本と今回の3本まとめて、1つの作品ですね。自身でもそれは意識していなかったんですが、この前NHKのBSでまとめて放映された時に、1本目と2本目をそれぞれ半分ずつ観てみると、『Z』の1作、2作を観たあとではファーストしかなかった時と印象がまるで違うんです!

――どの様に違うのですか?

富野 やはりファーストの方がかなり面白い(笑)。でも面白さがファーストだけの時代と違うんですよ。これは舌巻きました。簡単に言ってしまえば、「みんなはこんなに若かったのか……」と目がくらみました。『Z』の10年前のアムロが、シャアが圧倒的なリアリズムを孕んでそこに存在しているのです。そう思わせるように『Z』があるからだからで、そう思わせるように『Z』を新訳できたことを嬉しく思います。
 だから6本全部そろった後で、3~6年後くらいに劇場版『ガンダム6部作』は評価されると思いました。


新作『リーンの翼』への意気込み

――それで今回発表された新作『リーンの翼』に関しても聞かせてください。まず、企画の立ち上げはどういったキッカケから?

富野 「ネット配信の作品が欲しい」とは以前から言われまして、富野がそれをやるなら『リーン』しかないだろうという消去法からですね。
 僕は原作をそのままアニメにしたいと思っていたけれども、「作るのなら新作でいきたい。迫水(原作小説の主人公)も出していい」と河口(佳高)プロデューサーに言われて、エッ? って思いました。今まで自分が築き上げてきた作品の原理原則では、そういう選択肢は考えられなかったし、それを聞いた瞬間に「面白い!」と思いました。

――新作への足がかりを、見つけられたのですね?

富野 まだ製作は進行中ですけれど、自分の人物造形や異世界を作る手法が変わってきたと思います。そこはかなり気に入っています……曰く言い難いのだけれど、今までのアニメで全然やらなかったことをやっていると言えますね。そうでなければ、物語は岩国基地から始まりませんよ(笑)。

――本作で目指すものは何でしょうか、

富野 『(聖戦士)ダンバイン』の頃よりも、改めてバイストン・ウェルのようなファンタジー世界=想像力を我々は日常に獲得しなければならない、という肉薄感を獲得したいですね。そのための嘘のつき方を一生懸命たっているので、作業自体は非常に面白いです。

――スタッフの人選も富野総監督が?

富野 河口プロデューサーの指揮権の方が強いです。自分自身のテイストと合わないという部分も当然ありますが、そこを面白がれるだろうと思っています。ただokamaさんは、僕の推薦が強かったですね。彼の絵の持つシンプルな魅力はかなり前から気になってまして、スタジオでそれを再現するのはなかなか難しいけれども、この作業は後にスタジオの財産になるとも確信しています。

――作品作りの中でネット配信というフォーマットに関しては特に意識されていますか?

富野 いえ、むしろ表現的には手描きのアニメのテイストを残すように心がけています。それは3D問題への懐疑というもそうですが、映像作品として考えれば大画面であろうが小さい画面であろうが、そんなものは僕には何の意味もありません。むしろ重要なのは、ネット配信に関して賛否両論あるでしょうが、僕は賛成派なんです。僕のキャリアの中にあるものは、常にゲリラから始まるというものがあったので、僕は受け入れられました。正直こういうやり方に関して不満の声も上がっていますが、僕は気にしていません。
 そして、今回の様な〈新作でない新作〉を作るような仕事は、次の仕事のエクササイズになるとも思えるからです。考えてみれば『キングゲイナー』は劇場版『Z』を作るためのエクササイズだったし、今回の『リーン』は次のまだ見えない新作企画のためにやるべきだと思います。これらは自分の中では単発仕事ではないんです。そういう意味では、僕の仕事は綿々とひとつにつながっているんですよ。


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関係ありませんけれど、見栄のため置いていました。かっこいいアッカナナジンです。

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