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リーンの翼と新訳Zとリングオブガンダム並びに最近の富野作劇問題

2009/09/11 00:30|富野由悠季関連TRACKBACK:2COMMENT:14
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 先日、ひびのたわごとの子犬さんが、『リング・オブ・ガンダム』の感想を書きました。

Ring of Gundam

こんな作り方をしていたら絶対に宮崎駿を超えることなどできない。
こんな作り方をしていたら絶対にオスカーなどとれない。


 大変厳しい評価でしたが、指摘したところは間違いなく富野ここ数年嵌ってきてる罠ですし、富野監督をとても愛してる子犬さんがあえてそういわざるを得ないそのお気持ちもとてもよく分かります。自分はどっちかいうと予告編みたいな作りですから、一つの物語を評価するみたいな視点で見ないですけど、どう評価するのは個人の自由ですし、まさにこういう批判的な目があるからこそ大事だと思っております。

 しかし、あちらでコメントを残したピピニーデンさんとのやりとりを拝見したところで、どうも腑に落ちない部分がどうしてもありますので、『リングオブガンダム』本編(?)を見ていませんから、残念ながら直接的に作品の感想を語れませんけれど、それでも『リング~』以前の富野をずっと見てきた身として、ここで自分の意見を語らせていただきます。表現として苦しいところもあるかもしれませんけれど、そのへんはどうか大目に見てください。


(子犬さん)
富野にはもう「物語」を生み出す力は残っていないのかもしれない。
これに関しては以前富野自身もそう語っていた。
「リーンの翼」もそうだったのだが、やたらにテンポが早く説明もなしに情報をつめこむだけで、
「結局どういうこと?」という疑問点ばかりが残ってしまう。

 そちらの記事のコメント欄でも書きましたが、基本的物語を生み出す力が残っていないっていうのは、反対です。
 確かに、今の富野の創作力はピーク期には及ばないかもしれませんし、98年『ブレンパワード』以来、富野は意図的にストーリーを最小限に留め、舞台設定と(登場人物としての)キャスティングに心血を注ぐことようになる。『ブレンパワード』も、『∀』も、『キングゲイナー』も、程度に差があるとはいえ、すべてこれに当てはまる。さらに言いますと、∀のノベライズを他人に任せるのも、小説書けなくなったのも、それが理由です。
 しかし、それらの作品と、それらから一転、富野自ら脚本・構成をした『新訳Z』『リーン』を見れば、果たしてそれが「物語を生み出す力は残っていない」という結論を下せるんだろうか? 私はそうとは思いません。

 さっきも話しましたけれど、まず、富野は近年のテレビシリーズではあまりストーリーをタッチしないようになってるのは、自覚的にやっていることで、その彼が一番恐れているのは、まさに自分の脚本・構成力が弱いところです。
 しかし、富野にはそれ以上優秀な武器があります。それがコンセプトと世界観作りの上手さ。一つの世界観を提示し、後は脚本なり演出なりに膨らませれば、一つの「世界」の出来上がりという作り方。それから自分が挑戦したことや、伝えたいテーマをコンセプトとして作品中枢に埋めて作動させる作り方。この二つの作り方こそ、富野作劇がたとえ相手でも決して一歩も引かない素晴らしいエッセンスです。
 そして、それが『新訳Z』でも、『リーンの翼』でもできたことです。ですから、少なく「テーマを伝える」ということは、クセがあるフィルムになってたものの、きちんと作用したといえます。

 となると、もし物語が弱まったに見えるのなら、それはコンセプトと世界観作りの問題ではなく、構成の問題になるわけです。で、ここでいう『新訳Z』と『リーン』の構成という問題は、実をいうと、尺の問題でもあります。


(子犬さん)
だから富野は物語のコンセプトだけ練り上げて、
その後はプロのライターに任せ、
上がってきたシナリオをコンテ修正するほうが合っていると思う。
「リーンの翼」もそうだが、
自分で脚本を書くと情報量ばかり多くてわけのわからないものになってしまう。

 ここで指摘した作り方に、自分も大いに賛同。そもそもテレビ版『Zガンダム』のプロデューサーであった内田健二氏が「ストーリー面に関しては、富野は長距離走者じゃない」という反省を当時(つまり今から数えて24年前!)からすでにあったぐらいでしたので、「テーマ(コンセプト)→シナリオ(ストーリー)→コンテ(修正)」という作り方は『ブレンパワード』、『∀ガンダム』で上手く機能したのを見て、これが現時点富野を監督として起用する際、もっとも穏当な使い方と思わざるを得ませんでした。

 と、そうは言いながらも、富野の脚本の構成は確かに上手くないのですが、「舞台の設計」や「直面した状況」「進む展開」という意味での情報量を入れすぎたのかというと、『リーンの翼』でいえば、あれ以上減るというのは、ほとんどありえないと思います。『リーンの翼』の情報量が多すぎて分からないに見えるのは、そういう大きい「話の展開や状況」(シナリオ面)がまだ掴みきれない状態で、ディテール的な「画面上の出来事」(コンテ面)がどんどん殴りこんできる、もしくは一つの状況はまだ消化しきれない状態で、すぐに次の状況に入っちゃうからです
 しかし、脚本面での情報量減りということは、話の大きいハコが減るということになりますから、それがありえない。ありえないから、もし「この分からない」状態を消解したいなら、「減らす」のではなく、逆に「増やす」んです。何を増やすというと、時間を増やすのです。情報を消化する時間を与えるのです。消化できれば、情報は流れるように勝手に後ろで整理されてますし、見るときのストレスにもなりません。
 なので、ここでは「尺」の問題になります


(子犬さん)
こんなごちゃごちゃしてわかりにくくては富野信者はともかくとして、
富野自身が言うところの「世間」、
100万1000万の「普通の人々」を「うん」と言わせることはできない。

(ピピニーデンさん)
物語を生む力がなくなったとは思いたくありませんが、
観客が理解・共感できる客観性や、人間ドラマを構築する
構成力が著しく失われているように思えてなりません。

超高速展開で説明不足すぎるあの作風を許容して
わずかなヒントからテーマや物語を脳内補完できる信者以外は
楽しめなくなっているのが富野アニメの現状だと思います。

 こんな信者か世間かという言い方は、卑屈になりすぎると思います。何故なら好みはさまざまだけど、一人一人の映像に対する感性はそんなにブレていないと思います。しかし、少なく、映像の機能で語るならば、それほど差は出ないと思います。
 ですから、富野のファンだからといって、あえて自虐に自分のことを「信者」と呼ぶしかないファンだからとって、そこまで馬鹿ではないような気がします。確かファンというのは、決定的に期待値が高くて基準が甘いものですが、富野作品ならなんでもいい、ということは決してなりませんし、そもそも完璧な作品に誰が作れるというものか? ですから愛のムチは誰もか持ってますし、いくら好きな作家だからとって、金を出して見る/買うものだから、いいものはいい、悪いものは悪いと言い、きちんと判断する力は、かなりの人を持っているんじゃないのかなって気がします。

 それから、現状ってのがいささか分かりませんけれど、もし『キンゲ』とかも含めるという現状ならば話はまた別ですが、もしこの現状は『新訳Z』以後の作品を言ってるのならば、それはやはり一言に尽きます。尺の問題です。


(ピピニーデンさん)
自ら脚本を書いたガーゼィや新訳Zは特に顕著ですが、
ライターを起用したはずのリーンでさえもそうなってしまってる。
もうすこし尺があれば……とも思いますが、
リーンにしても通常の映画に比べれば断然長いわけですし、
擁護する理由としてはかなり苦しいかと。

 まず、申し上げたいのは、この話の流れで『ガーゼィの翼』を出すのは不適切ですし、『新訳Z』とも関係がありません。
 それから、ここで言ってた「尺」が、ここにおいて発揮する功能は、もっとゆっくり劇をやらせるための時間でも、もっと話を入れるための時間でもなく、内容を整理・消化するための時間です。言うなれば、追加時間ではなく、今の劇そのままにピタつくおこぼれ時間です。しかし、そのおこぼれ時間さえあれば、場面場面の劇はもっと丁寧に演じられますし、情報も消化されます

 ご存知かもしれませんけれど、『リーンの翼』という作品は、欠番カットが非常に多かった作品です。絵コンテ段階だけでも5分オーバーの話数がある上に、最終話はなんと絵コンテ段階では7分もオーバーしている。それを編集の時切った部分も入ればさらに多い。富野が22分の『リーンの翼』においては、カットを整理する空間として、絵コンテが2~3分(つまり大体10%の長さ)余るのを理想的だと言いましたが、この基準から見ると、『リーンの翼』はその2~3分の余地を入れても、やはり尺的には足りないです。

 ですから、正直いいますと、ネット配信というブロードバンドに通じて視聴するものにおいては、テレビと違って、フィルムの長さに融通が訊く媒体のはずですので、コンテにプライオリティに置き、各話の必要に応じて長さを増やすべきだったのです。当然、制作的でいえばスケジュールやら予算やら、それこそ山のほど多いことを考えないといけませんけれど、制作方針を則れば、これが一番適切だと思います。もちろん、無闇に尺を伸ばすのもだらしなくなるだけですが、それでもネット配信+1話ごとOVAパッケージにおいて、絶対に変更しないのはありえません。

 それから、『リーンの翼』はあくまで22分、6話分のネット配信アニメであって、映画ではありません。たとえ総時間は映画より長いでも、たとえ映画の勉強とは言われようと、映画の文法に従っていない、むしろテレビアニメ的な作品です。さらに、「地上界→バイストンウェル」「バイストンウェル→地上界」という構造は、長さと関係なく、一つのフィルムにとても収まれない構成なので、映画と比べるのは、無意味だと思います。


(ピピニーデンさん)
こんなこと言いたくないですけど、
同じショートフィルムでも宮崎駿の「On Your Mark」のほうが
面白かったと言わざるを得ません。
好みもあるでしょうが、少なくとも作品として成立してました。

 個人観になりますけど、「On Your Mark」のあのリピートなところの途切れた感と既視感はひどく違和感を持ってますし、フィルム全体も繋がってはいません。画の見せ方は素敵ですけど、それほど優れるとは思いません。


(ピピニーデンさん)
「ガンダムの富野」として過去の業績ばかりが讃えられている
現在の状況は、裸の王様のようで見ていて痛々しい……。

 これに関しては、自分もやはりそう思っていません。
 確かにここ数年ある意味メディア露出すぎた富野啓蒙モードに違和感を覚えてる/苦手してる人もかなりいるでしょうけれど、私はあまりそう思わないのです。
 思わないけれど、やはり啓蒙より作品を語る、作品を語るより作品を作るほうが嬉しいですし、毎日新作を心から祈っております。
 裸の王様かどうかは個人のご判断に任せますが、私でいえば、富野作品自体に満足していませんけれど、富野が作品ごとに進歩する(大きいのもあれば小さいのもある)のが見えるし、それにとても嬉しく思います。


(子犬さん)
そのためには星山さんのような優秀な脚本家に、
恐れずに富野に諫言できるプロデューサーが必要になってくるのですが、
いまのサンライズの体制ではそれを望むのも難しく……

 諫言するのではなくて、コントロールするのですよ。『キングゲイナー』のキャスティングはともかく、『リーンの翼』で最初に決められた「映画として作る」「富野節全快でいこう」の二つの方向性は、まったく悪い方向に働いたとしか思いません。当然、富野自身の責任でもありますが、ここで挙げたのは、まさに制作体制でカバーすべきものだと思っています。


(子犬さん)
個人的には「星を継ぐ者」はいい出来だと思うんですよね。
適度なスピード感のある展開というか。
特にギャプラン登場からシャアとアムロの再開を経て、
エンドロールになだれ込むシーンは鳥肌が立ちました。
それが2部・3部では……。

(ピピニーデンさん)
ダカールがなかった以上、アムロとシャアの感動の再会もドラマとしては投げっぱですし、
ヒロインのはずのファが1部ではほとんど出てこないのも作劇的にどうなのか、
などなど、2部・3部の展開を考えるとあの導入部でよかったのかなと考えてしまいます。

 確かにZⅡとZⅢの「一緒に作っちゃった」感じがあると思います。しかし、それを考えると、確か『ZⅡ』と『ZⅢ』は特に顕著なんですけど、『ZⅠ』も同じ構造で考えなければいけない気がします。何故なら『劇場版∀』と比べれば、『新訳Z』各作品の間にほとんど時間の飛躍が見れません。作品間の実時間と映画の機能を考えれば、今の構成にこだわる必要はまったく無いにも関わらず、です。
 そして、ここで言ってた「一緒に作っちゃった」感じも、『リーンの翼』の中盤までの展開を影響し、全体の構成を乱した。

 それから、実をいいますと、「ダカール」そのものなんていらないのです。劇として散漫ですし、舞台もかなり曖昧で繋がっていませんから、テレビならなんとかなるけど、一つのハコとして映画に入れないのは当然だと思っています。
 しかし、そうは言っても、「ダカール」は劇としていらないけど、意味はある。なので、誤解恐れずいいますが、意地でも入れるべきですし、入れるほうが「Z」らしくなりますし、そのほうがファンが喜びますし。
 ものすごく不遜な言い方をしますと、私なら『ZⅢ』の冒頭、アクシズと接触する前に、エゥーゴ・アクシズ・ティターンズの軍勢やアーガマの艦内風景をカメラを振りつつ、ダカールの講演を流す。この間いろんな人物に喋らせるけど、シャア一人だけは全然喋らせない。そして講演終わった瞬間、シャアの顔にカメラをアップ。…というのはあくまで一つの例に過ぎませんけれど、入れる自体は可能だと思います。もちろん、これも富野構成の問題だと思いますけど。

 最後になりますが、実を言いますと、『ZⅠ』は私にとっては早すぎると思います。劇を演出したとは思いますけど、中身を見せられませんでした。つまり、テレビZと真逆です。個人でいえば、『逆シャア』と『F91』くらいのスピードはちょうどいいです。

コメント
富野監督って昔から自分の作品に何らかの制約をつけて
その制約をバネにして面白い「作品」に仕上げようとするタイプの人ですよね。

昔はその制約がスポンサーからの玩具を売るための無茶な要求
(イデオンなんかもそうですよね。バスとトラックと消防車が合体するロボットでしたっけ?デザイン原案だと)
だったりしたわけですが、
そういう縛りを気にせず作れるようになった近年は
「視聴時間」をできるだけ短くして、その中でいかに内容を詰め込むかに腐心しているようにも思われます。
劇場作品でその傾向は顕著ですよね。
ただ、ライトノベルなんかで文章をそのままビジュアル化するような感覚に慣れた若年層には「尺が足りない」「訳がわからん」みたいな感想になるのも仕方ないのかな、という気もします。

富野の作品は映像作品でも小説でいう「行間を読む」センスが必須な代物なので、上で挙げた層には必要以上に難しく感じられるのかもしれません。

実際はそんなに小難しく考えなくてもいいんですけどね。
コタ-2 #-|2009/09/11(金) 09:55 [ 編集 ]
>まず、申し上げたいのは、この話の流れで『ガーゼィの翼』を出すのは不適切ですし、
>『新訳Z』とも関係がありません。

どちらも富野監督自身の脚本ですし、情報の詰め込み過ぎ・説明不足・構成に難ありと
いう意味で同じ問題を抱えた作品だと思いますよ。
(個人的には、ガーゼィは病気時代の富野の魂の叫びが感じられる好きな作品ですが)

> それから、『リーンの翼』はあくまで22分、6話分のネット配信アニメであって、映
>画ではありません。たとえ総時間は映画より長いでも、たとえ映画の勉強とは言われよ
>うと、映画の文法に従っていない、むしろテレビアニメ的な作品です。さらに、「地上
>界→バイストンウェル」「バイストンウェル→地上界」という構造は、長さと関係なく、
>一つのフィルムにとても収まれない構成なので、映画と比べるのは、無意味だと思います。

テレビアニメであっても「映画」をめざす。富野本人がそう公言している以上、映画じゃないから、というのは言い訳にはならないと思います。映画であれ、テレビアニメであれ、決められた時間内でドラマを表現しきってみせるのがプロの仕事。22分×6話の実質132分と最初から決まっていたはずですから、それに見合ったドラマ構成があったと思います。

おびただしい数の登場人物による群像劇は富野アニメの大きな特徴のひとつですが、リーンの場合は、構成が煩雑になりすぎてマイナスに作用してるように思えます。たとえばですが、アマルガンとの抗争を省略して、迫水と地上界の対立に物語の焦点を絞っていれば、もっと迫水の怒りや悲しみがダイレクトに伝わってくる感動的なドラマになったかもしれませんが、残念ながら僕には「テーマを伝える」ことがきちんと作用したアニメには思えませんでした。

元特攻隊員が現代日本に鉄槌を下す……!このプロット自体は魅力的ですし、内包してるテーマも普遍的で考えさせられるものです。幅広い年齢層が共感できる、メジャーな作品になり得る可能性があったと思えるだけに、「もったいない……」という思いが強いです。

僕自身も富野ファンですから、擁護したい気持ちはよくわかります。ただ、ひいきの引き倒しになってしまってもいけないと思うのです。たとえば、新訳ZのAmazonのカスタマーレビューを見ると、最も多いのは3作とも「星1つ」の厳しい評価です。もちろんこれらがファンの意見のすべてではありませんが、世間的な評価のひとつの傾向は表していると思います。

富野監督本人が「わかるヤツだけついてこい!」というスタンスなら、それでも構わないと思います。わかる人は今でも十分に富野アニメを楽しめているのですから。けれども、本人がめざしているのは。その真逆。スピルバーグや宮崎駿といった大メジャー映画作家になることを望んでいる。「めざす映画は見て単純に面白いもの」とも言い切っている。

であるならば、子犬さんのおっしゃる通り、今のままでは厳しいと思います。それどころか、富野信者ですら新訳Zやリーンなど近年の作品は受け入れ難くなってきている。少なくとも、僕の周辺ではみな否定的です。そんな現状に非常に危機感を感じているので、批判的な意見を述べさせていただきました。決して貶めるつもりではないことを、どうかご理解ください。

「ロボットアニメとしては……」「富野アニメとしては……」といった前提を抜きにして、「面白かった!」「感動した!」と手放しで絶賛できる作品を期待しているだけなのです。

ピピニーデン #2219Sd12|2009/09/11(金) 18:52 [ 編集 ]
新訳Zは個人的におもしろかったんだけど。
とら #-|2009/09/11(金) 19:49 [ 編集 ]
僭越ながら私もつたない感想をば
リーンの翼が映画としての構成を成してないのはその通りかと思います
総尺が2時間強あろうと6分割して見る作品なのでやはり各話ごとに起承転結を付けるテレビ屋の癖が出てるんでしょう

今回Ring of GUNDAMでは長い話に向いているといわれる監督が5分の短編をどう調理するのか興味があったのですが
監督の発言等を聞くに、作品として成立させることを最初から放棄して予告編みたいなものと割り切っちゃったのかなと感じました
それが少し残念です
aruma #-|2009/09/11(金) 20:31 [ 編集 ]
そうですね、でも難しく作っちゃうことに関して、富野監督自身も知ってるのに、結局能力の限界かやはり一人ではどうしても簡単な物語を作れませんので、一緒に作れるパートナーがほしいですね。

文章をそのままビジュアル化するような感覚に慣れる視聴者という指摘は、私も以前どこかで訊いたことあります。確かそうだと思います。しかし、内容はちゃんと消化できるように作られていれば、内容の多さ少なさはじつをいうとそんなに大きい問題でもないという気がします。
kaito2198 #L2WcHO2o|2009/09/11(金) 23:52 [ 編集 ]
それはよかったですね。私も新訳Zが見所は結構あると思いますが、ただ評価することになると、残念なところも所々見えて、完成度は比較的に低いものと、どうしても言わざるを得ないですよ。

それに、記事にも書いてありますが、自分が苦手と思ってるのはあのスピード感です。ですから、自分がついていけないということです。
kaito2198 #L2WcHO2o|2009/09/12(土) 00:00 [ 編集 ]
抽象的で申し訳ないですが
富野信者が富野由悠季にとって富野アニメにとって
害悪となってしまった
もしくはなってきてるんではないかと思います
固着した観念に囚われ、存在しない理想の富野アニメを思い描いてしまう
出来上がったフィルムを読み取るよりも粗探しをしてしまう
個人的にはもう信者向けには作って無いなというのを感じます
富野由悠季という人が思い描くそれは正しいかどうかはわかりません
ただ信者がそれは間違っているの言うのは信者のエゴだろうと
私には感じます
乱文失礼しました

スラ #-|2009/09/12(土) 00:01 [ 編集 ]
いや、起承転結があるのは当然なことですよ、6話分もあるアニメなんですからね。むしろ無いほうがおかしいだと思います。

『リング~』に関して、もし5分作品なら今の出来じゃ許しがたいですが、最初から「予告編的なもの」と設定して作るものなら、そんなものですよ。でも、確かに富野監督の短編が見たいですよ。

自分は『闇夜の時代劇 正体を見る』ぐらいの長さのほうがベストだと思いますが、初めから5分という尺で作れといわれたら、作れると思います。何故ならむかし帯番組の『シートン動物記』みたいなものを作ったことあるんですから。
kaito2198 #L2WcHO2o|2009/09/12(土) 00:26 [ 編集 ]
『ガーゼィの翼』と『新訳Z』は同じ富野脚本なんですが、『新訳Z』は腐ってもサンライズという大手に対して、『ガーゼィ』はログアウト文庫発、富野以下満足な出来できるスタッフがほとんどいなかったという弱小っぶりですから、まず制作体制がまったく違います。
それから、『新訳Z』は20年前の追加リメイクに対して、『ガーゼィ』は小説発で、話の終わり方も中途半端な着陸が設定されてるものですから、コンセプトも構成もかなり違うのです。なので、似たような弱点は出てくるとは思いますが、やはり比べられないと思います。

それから、テレビアニメはそのまま映画にはなれません。時間云々以前、構成が各話で起承転結をしなければならないからです。これに関して、もしもう一度記事を読んでいただければありがたいと思っております。

テーマを伝えるかどうかは、確か1話→6話の飛躍ぶりでいえば、そういう構成になっていないから、そういう意味の「伝えてない」なら、私もそう思います。しかし、5、6話でストレートに反応すれば、「伝えてる」と私が思っています。

信者とファンの話について、私にも上手く言えませんので、子犬さんがトラックバック先に書いてある記事を読むのをオススメです。すみません。

>「ロボットアニメとしては……」「富野アニメとしては……」といった前提を抜きにして、「面白かった!」「感動した!」と手放しで絶賛できる作品を期待しているだけなのです。
本当、富野ファンの望みはただこれだけですね。ピピニーデンさんの忠言はとても分かるつもりですから、「忠言耳に逆らう」という言葉があるとおり、どうかこれからもご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
kaito2198 #L2WcHO2o|2009/09/12(土) 00:54 [ 編集 ]
はじめまして、コメントありがとうございます。

すみません、正直スラさんがお話してる「信者」は何のこと、誰のことを指すのは、いささか分かりませんけれど、私も彼は信者向けて作っていないと思います。
kaito2198 #L2WcHO2o|2009/09/12(土) 01:07 [ 編集 ]
リングオブガンダムのことを知りたくて、クグッてたらこちらにたどり着きました。濃さにちょっとビビっています。

この話題は最近の冨野評でよく耳にします。私評ですが…
 新約Zは非常にイベント論的な感じ(Z誕生20周年)が強く、冨野監督の力技で無理やり3本の映画に押し込めたプロモーションビデオ、作品というよりは、「冨野由悠季 編集マジックショー」といった感じでの20周年イベント論が先行した為にあのような作品が誕生したのではないかというのが、私の感想です。イデオン接触篇も力技編集によるプロモ?
しかし、新約Zはこちらのブログでも書かれているように、総集編やリメイクとは違う新しいビジネスモデルを作ったという点では作品以上に評価できると思います。リーンの翼も新しいメディアへの開拓という意味合いが強いと思います。作品論で語られないのは残念ですが。

私自身、非常にせっかちな性格なので、あのくらい早いのがちょうどいいです。しかし、最近の生き急いでいるような展開は冨野監督自身の焦りにも似た印象を受けます。黒澤明監督の自殺未遂(監督御自身だって鬱の経験者)などを例に上げなくても、才能への枯渇感や若い人材に負けたくない競争心、あと何本作れるかわからない不安、物を創る仕事に就いている人がみな抱える悩み皮膚感覚までが作品に表れているのではないか?と感じます。最近、といってもかなり前から、「慣れたら、死ぬぞ!」って自分に言い聞かせるように言っていますしね。

後、サンライズ作品に参加したことがあるスタッフに聞くと、業界内も予算の関係もあったりして(声優のギャラ、特に登場人物が多い冨野作品は顕著)、また、最近はスピーディな演出が好まれるせいか、作品の長尺化が嫌われているとのこと。

最後に、私見ですが、サンライズは『冨野由悠季を映画人として信用していない』とも感じる扱い方をしているように感じます。殊に最近は、『何年かに一度しか行わない乱暴な祭りの神輿の山車のような扱い。』若くないんで、3年に一度位のペースで作いで作らせたほうが御本人の勘も鈍らないと思うんだけどなぁ…

これで最後、このブログは冨野批評として、とても面白いのでがんばってください。乱文失礼いたしました。
では、またきます。

牛タン #FgQvpjG6|2009/09/12(土) 02:00 [ 編集 ]
貴重な話をしてくださって、ありがとうございます。これからも頑張ります。

新訳Zや富野監督の年齢に関しては、まったくそうだと思います。祭りやイベントは一時であって、作品のほうが残るというのがこっちの持論なんですが、こういったスタンスはサンライズにあまり無いのがとても残念です。そしてこれが仰るとおりで、監督自身のご年齢とも関係があると感じます、特に富野監督みたい作品ごと自分を出し切ってるスタイルを取ってる人ならば。ですから起用する際も、ここらへんの感覚を掴んでる上で制御してほしいと、制作会社に期待してますが…。

信用してないのは、ファンなら概ねそんな感じが読み取れますね。勘を維持するのもそうですし、監督を小出しするということでも、なんなら1クールのテレビシリーズを作らせるのも一つの手だと思います。そのほうが両方への負担も減りますし。

kaito2198 #L2WcHO2o|2009/09/12(土) 10:56 [ 編集 ]
ぶっちゃけいわゆる一般人の新約Zへの低評価ってのは、「全編新作画にしろよ」に尽きると思います
p #mQop/nM.|2009/09/14(月) 20:13 [ 編集 ]
そうでしょうね。
kaito2198 #L2WcHO2o|2009/09/14(月) 21:16 [ 編集 ]
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先日の「Ring of Gundam」の感想記事とそのコメント欄でのやりとりについて、 TOMINOSUKI / 富野愛好病のkaito2198さんから関連記事を書いていただき...
ひびのたわごと 2009/09/11(金) 19:46
■リング・オブ・ガンダム情報『ガンダム~リング・オブ』(K研でのほほん)リンク先のブログにリング・オブ・ガンダム情報がありました。例の「リング・オブ・ガンダム」。 あれはイメージトレーラーで、富野さんの頭にはもう全体構想ができてる。 本番のリングオブ~で?...
雑魚兵士的Blog 2009/09/14(月) 07:07
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