富野由悠季監督とその作品をひたすら語るブログ

TOMINOSUKI / 富野愛好病
http://kaito2198.blog43.fc2.com/

プロフィール

kaito2198

Author:kaito2198
台湾人。
ただのファンです。

twitterは@kaito2198です。

仕事やブログ関係のご連絡は
kaito2198@hotmail.comまでお願いします。

給華文圈之富野由悠季愛好者的一些話
關於本站文章的轉載聲明

富野監督関連資料一覧

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

グーバーウォーク

富野由悠季作品系譜年代分類 第四回 「1941~1963年の富野由悠季」

2009/09/09 02:44|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 富野由悠季作品系譜年代分類 第四回 「1941~1963年の富野由悠季」
関連記事
富野由悠季作品系譜年代分類 第一回 「これまでの富野系譜分類」
富野由悠季作品系譜年代分類 第二回 「富野小説が富野系譜における地位」
富野由悠季作品系譜年代分類 第三回 「富野作詞が富野系譜における位置付け」

 以上の三回は総論的な話ですが、今回から、いよいよ各時期の分類に入りたいと思います。

 これからの内容は正直自分でも結論を下せない部分が多いので、大まかな仕分けをこれからするものの、不備や見当違いもかなり含まれるんでしょうから、もしこの話を読んで何かご意見がありましたら、是非私に教えてください。富野由悠季を語るには、一人の力だけではあまりにも足りませんので、皆さんの知恵や高見も借りたいと思っております。

 あと、最近自分はとてつもなく忙しくて、じっくり資料を調べる時間がありませんので、今回は「富野由悠季全仕事」、「だから僕は…」、「∀の癒し」の三冊だけを使って語ってみたいと思います。
 また、定論ではなく、あくまで剳記みたいなものですから、今回は箇所書きで列記することにします。メモ代わりという意味も含めていますから、これから随時に更新したいと思います。更新参考書籍は記事の一番下に列記してますが、こちらも順次に追加したい。


富野由悠季全仕事―1964-1999 (キネ旬ムック)富野由悠季全仕事―1964-1999 (キネ旬ムック)
(1999/06)
富野 由悠季

商品詳細を見る



 さて、今回のタイトルは「1941~1963年の富野由悠季」ですが、富野が虫プロに入ってたのは1964年のことですから、今回語るのはその虫プロ入り以前の話です。まず、語る前に、この時期の富野が起った大きな出来事を見てみましょう。

だからtominoは・・・│富野年譜

■ 1941年
○11月5日神奈川県小田原市生まれ。本名は富野喜幸。
○小田原市郊外の「多古」は、周囲に蛍の群生地もある田舎で、生家は木造平屋建ての一軒家(借家)だった。
○化学系の出だった父は東京で勤めていたが、ゴム製品を扱う軍需工場に転職したため小田原に来住した。
○幼時には、何度か防空壕に逃げ込んだ記憶がある。
○父は戦後、中学校の理科教師に。「借家住まいのよそ者」のまま、三畳と四畳半、八畳の客間だけの家に、両親と二人の弟とで肩寄せ合いながら、大学の卒業まで住んだ。
○5年生の頃、雑誌「少年」で『鉄腕アトム』の連載が始まり、手塚治虫の大ファンになる。
○この頃、小松崎茂の絵物語にも熱中し、ペン画の練習に励むが、もっと上手い友人の存在に打ちのめされる。

■ 1954年
13歳
○小田原市立白山中学校入学。
○父は写真家になりたい夢を持っていて、生家には旧式な写真現像機があった。小学生の頃から写真現像を覚え、中学では写真部に入るが、戦後の現像機とはやり方が違い、挫折を味わう。

■ 1957年
16歳
○小田原明徳学園相洋高等学校入学。
○県立の工業高校を受験するも、ろくに受験勉強をせず不合格。第二志望の普通科に進学した。高校時代も絵や小説ばかり書いていたという。

■ 1960年
19歳
○日本大学藝術学部映画科入学。

 以上は大体の略歴ですが、簡単にまとめますと、この時期の富野はまだアニメにタッチしていないものの、もし彼の経験、つまり「富野由悠季の個人史」という観点で見れば、すでに将来のアニメ仕事のための下積みが見られています。
 また、彼の性格形成も概ねこの時期によるもので、のち富野作品や富野の論調で見られる要素は、この出生から大学までの時期が与えた影響が大きかったと伺えます。
 なので、富野の作品を語るには、このアニメ業界に入る前の時期を忘れては片手落ちです。

 以下は、この時期富野が後のアニメ作りに関わると思われる出来事です。(記事の一番上で言ったとおり、あくまでメモ程度のものですから、見苦しい表現になってるところはご勘弁ください。)


小学生時代見たディズニーアニメ、中学生時代で見た『ゴジラ』、アメリカのSF映画『月世界征服』『禁断の惑星』などを見て、「子供騙し」と直感し、大変反感と反発心を持つようになる。これがのちの富野のモットーである「子供だましではなく、真剣に訴えかける」作品作りに繋がる。

小さい時から父の影響で写真と写真機材をいじるのが好きだった。これがのち映画への憧れにシフトし、日芸映画学部に入学にも繋がる。

手塚治虫の漫画を読んで、ファンになった。特に『鉄腕アトム』『来るべき世界』などでSFを知り、モノ作りという構造も学んだ、とのち富野が言った。また、これも卒業後の虫プロ就職に繋がるかもしれません。

小松崎茂の絵物語にはまり、漫画家となりたいため、ペン画、模写などを励む。のち挫折したが、絵を描くことの修業自体は高校時代まで続いた。これが、のちの虫プロ時代以後の絵コンテ描きに役に立つことになる。ちなみに、80年代の富野小説の著者紹介では「趣味:ドローイング」と載っているや、『F91』と『V』の時はわざわざ何十枚のイメージボードも描いたこともある。あと、『∀の癒し』のなかでは絵描き関連の話が載っている。

また、手塚と小松崎つながりで、宇宙や飛行機にも憧れするようになった。飛行機について模写など以外、自分で三面図を描き、木型を削って実際の模型を手作りでしようとするほど熱中した。宇宙に関しては雑誌や漫画以外、一番富野に影響を与えたのは、父が戦中で作った与圧服の写真でした。のち富野によると、このときの経験は全部『ガンダム』に繋がってるという。

高校時代書いたペラ原稿250枚以上の小説と3時間くらいの映画のシナリオ、それから大学時代書いた書いた年3本のシナリオが、のち富野の脚本書きに繋がる。一番最初の担当作品『アトム』では、全部16本のシナリオを担当。まだ、杉井ギサブロー監督の話によると、当時の富野は「脚本の人」という印象が強かったという。

大学に入り、ヌーベルバーグに触れて、大変ショックになる。元々文芸的なものに憧れてる富野だが、SF映画好きな彼にとって、ここで始めて「文芸的な映画」を触れたのかもしれない。富野はのち商業的な作品は芸術的な作品より健全と頑に否定するが、卒論の題目や虫プロ入りの面接でミケランジェロ・アントニオーニを触れたなど、少なく初期では芸術映画に影響を受けているようです。

大学で学生運動を一切知らない代わりに、自治会執行部など、いわゆる当時大学の体制派に参加し、2年半以上渡って色んな活動した。このときの経験、のち富野は『ガンダム』などの権力体制を書くモデルになったと明言。


 まだ、性格の部分においては、以下の事項が見られます:

かなり激しい気性で、あやうく人を傷つくこともあった。

小さい頃雪や波を恐れて、決してそれらを触れようとしなかったという頭でっかちで、物事を分かるまでは決してすまないという性格。

親にプライド高く褒めてばかりで育てられて、のち現実を知り、挫折することになる。そういう繰り返しで、結局恥じやすい、自己卑下、劣等感がひどく強い性格に育てられた。

(注:この部分に不適切な表現がありましたら教えてください。削除します。)


だから僕は…―ガンダムへの道 (角川スニーカー文庫)だから僕は…―ガンダムへの道 (角川スニーカー文庫)
(2002/11)
富野 由悠季

商品詳細を見る



 ほかにもありますけど、以上で挙げた11条はあくまで今のところ私が整理した箇条で、もしどなたが補足や訂正を入れたいのなら、どうか教えてください。


参考書籍
「富野由悠季全仕事」、キネマ旬報社、1999年
富野由悠季「だから僕は…」、角川書店、2002年
富野由悠季「∀の癒し」、角川春樹事務所、2002年


ターンエーの癒しターンエーの癒し
(2000/05)
富野 由悠季

商品詳細を見る


コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURLはこちら
http://kaito2198.blog43.fc2.com/tb.php/559-e0c4a9fc

ブログ内検索

なんとなく富野商品

リンク

このブログをリンクに追加する

カテゴリー

まともに機能しなくてすみません。これからゆっくりペースで直します。

RSSフィード

FC2カウンター

富野監督作品一覧

  • 海のトリトン
  • しあわせの王子
  • 勇者ライディーン
  • ラ・セーヌの星
  • 無敵超人ザンボット3
  • 無敵鋼人ダイターン3
  • 機動戦士ガンダム
  • 伝説巨神イデオン
  • 機動戦士ガンダム(劇場版)
  • 機動戦士ガンダムⅡ 哀戦士編
  • 戦闘メカ ザブングル
  • 機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編
  • 伝説巨神イデオン・接触篇 -A CONTACT-
  • 伝説巨神イデオン・発動篇 -Be Invoked-
  • 聖戦士ダンバイン
  • ザブングル グラフィティ
  • 重戦機エルガイム
  • 機動戦士Zガンダム
  • 機動戦士ガンダムZZ
  • 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
  • 機動戦士ガンダムF91
  • 機動戦士Vガンダム
  • 闇夜の時代劇 正体を見る
  • バイストンウェル物語 ガーゼィの翼
  • ブレンパワード
  • ∀ガンダム
  • 劇場版∀ガンダムⅠ 地球光
  • 劇場版∀ガンダムⅡ 月光蝶
  • OVERMAN キングゲイナー
  • 機動戦士Ζガンダム A New Translation -星を継ぐ者-
  • 機動戦士ΖガンダムⅡ A New Translation -恋人たち-
  • リーンの翼
  • 機動戦士ΖガンダムⅢ A New Translation -星の鼓動は愛-
  • RING OF GUNDAM
  • ガンダム Gのレコンギスタ
  • 富野参加作品一覧

  • 鉄腕アトム
  • 戦え!オスパー
  • リボンの騎士
  • 巨人の星
  • アニマル1
  • 夕やけ番長
  • 海底少年マリン
  • どろろ
  • 紅三四郎
  • 巨人の星対鉄腕アトム
  • おらぁグズラだど
  • 男一匹ガキ大将
  • ムーミン
  • シートン動物記
  • 赤き血のイレブン
  • アタックNo.1
  • あしたのジョー
  • 男ドアホウ!甲子園
  • 昆虫物語 みなしごハッチ
  • さすらいの太陽
  • 天才バカボン
  • ふしぎなメルモ
  • 新・オバケのQ太郎
  • 国松様のお通りだい
  • いなかっぺ大将
  • 正義を愛する者 月光仮面
  • アニメ・ドキュメント ミュンヘンのへの道
  • モンシェリCoCo
  • ハゼドン
  • ど根性ガエル
  • けろっこデメタン
  • ワンサくん
  • 山ねずみロッキーチャック
  • 侍ジャイアンツ
  • 新造人間キャシャーン
  • アルプスの少女ハイジ
  • ゼロテスター
  • 昆虫物語 新みなしごハッチ
  • 小さなバイキングビッケ
  • 宇宙戦艦ヤマト
  • 破裏拳ポリマー
  • フランダースの犬
  • 母をたずねて三千里
  • アンデス少年ペペロの冒険
  • 超電磁ロボ コン・バトラーV
  • ゴワッパー5 ゴーダム
  • ろぼっ子ビートン
  • あらいぐまラスカル
  • 合身戦隊メカンダーロボ
  • 超電磁マシーン ボルテスV
  • シートン動物記 くまの子ジャッキー
  • ヤッターマン
  • ペリーヌ物語
  • 闘将ダイモス
  • 未来少年コナン
  • とびだせ!マシーン飛竜
  • まんが日本昔ばなし
  • 宇宙魔神ダイケンゴー
  • 赤毛のアン
  • 科学忍者隊ガッチャマンⅡ
  • ザ・ウルトラマン
  • 宇宙大帝ゴッドシグマ
  • ルパン三世(TV第2シリーズ)
  • 新世紀GPXサイバーフォーミュラ
  • 銀河漂流バイファム
  • ママは小学4年生
  • GUNDAM EVOLVE 5
  •  |  富野作品感想 | 富野由悠季関連 | 井荻麟関連 | 富野情報 | 富野雑談 | レビュー | ブログ運営 | 日常話 | 未分類 | 給華文讀者 | Gのレコンギスタ | 
    Copyright(C) 2007All Rights Reserved. TOMINOSUKI / 富野愛好病
    Powered by FC2ブログ.
    template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.