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富野由悠季作品系譜年代分類 第二回 「富野小説が富野系譜における地位」

2009/09/02 01:17|富野由悠季関連TRACKBACK:1COMMENT:0
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富野由悠季作品系譜年代分類 第一回 「これまでの富野系譜分類」


 富野由悠季という作家と、その作品の年代分類について、前回はバンダイチャンネルのと、『富野由悠季全仕事』の分類を紹介したところで、いくつかのコメントを頂いて、真にありがとうございます。それらに対する返答もかねて、今回は自分の意見を少し述べたい。




 さて、昨日の富野総論を書く人が少ない話に関して、ohagiさんの以下のようなコメントを頂きました

押井もしくは宮崎駿が語られやすいのは「映画監督」だからです。
監督している「映画作品」があるから語られやすい。
それは「映画」=「作家」という視点でみれば、真実かどうか別として語れるので。
要は押井や宮崎を語る手口は映画批評における作家論の延長線だと思います。

逆に富野監督は「テレビ」の人です。
「テレビ」は映画批評の切り口では語れないので、富野監督を語れない。
富野と押井それぞれの総仕事の出版先はキネ旬という映画雑誌なのがその証拠です。
その押井も映画監督になる以前のタツノコプロで絵コンテを量産していた時代に
注目した内容は見かけた事無いです。また宮崎も一アニメーターだった東映動画時代や
監督だったけど「テレビ」だった「名探偵ホームズ」を論じた記事は見かけないです。
テレビの仕事って語りにくい傾向にあるのでしょうね。

もちろん、kaitoさんの総論をかける人がいないという指摘もありますね。

また宮崎・押井は本質的な変化が無いから総論を掴みやすいのでしょうね。
富野監督はどんどん変わっているように見えてしまうから
総論を掴みづらいのかもしれません。
本当に変化しているのかは検証の余地が大いにありますが。

 これはまったくそうだと思います。実をいいますと、宮崎駿監督や押井守監督と比べるつもりはまったくありませんけど、いかんせん富野監督はテレビアニメの仕事がメインな人なので、この点に関して、宮崎・押井両監督より恵まれてないのは仕方ありません。

 このように、ohagiさんが指摘した「富野監督は本当に変化しているのか」という点を含めて、本当に考える上に欠かせないポイントだと思います。




 しかし、富野由悠季とその作品を考えるときに、もう一つ考えなければいけないのは、富野は多角な作家で、アニメも演出すれば、小説も書くし、作詞もする。これはある種、すでにテレビか映画という「媒体」も越えて、アニメという「映像」も越えてる問題なんです。つまり、検証したいのなら、富野のアニメ作品以外には、富野の小説も富野の作詞も一緒に論じなければなりません。

 アニメをメインにするのは、異議はありません。何せ彼の本業は所詮アニメ演出家ですから。しかし、まったく無視してはいけません。本業だろうと副業だろうと、曲がりにも彼が長時間をわたって創造活動を経て作ったものですから、そこには彼の作家的な何かを宿ってる。これを否定するのは、片手落ちです。

 富野小説と作詞は大したものじゃないと言う人もいるかもしれませんけど、私は富野の小説は富野のアニメと同等か、時にはそれ以上の価値すら持っているものだと考えている(作詞も重要だが、ここでは文章の便宜を図って省略する)。

 一つの例えをします。もし富野の小説を無視して富野論を展開しようとしたら、94~98年はまったく欠けている空白期になりますし、『Vガンダム』から『ブレンパワード』の変化を知ることもできません。現に、ここ数年『V』以前を「黒富野」、『ブレン』以後を「白富野」と言い出しちゃう人がかなり増えてるのだが、もしこの間に挟んだ小説『アベニールをさがして』、『ガーゼィの翼』、『王の心』を知れば、このような一見180度変わった変化はじつをいうと何の断絶もなく、まったく渾然一体な転換であることを知ることができます。


 考えてみてください。 1.『機動戦士ガンダム』 2.『伝説巨神イデオン』 3.『リーンの翼』 4.『機動戦士Zガンダム』 5.『ファウファウ物語』 6.『オーラバトラー戦記』 7.『破嵐万丈シリーズ』 8.『ガイア・ギア』 9.『機動戦士ガンダム ハイストリーマー』 10.『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』 11.『シーマ・シーマ』 12.『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 13.『機動戦士ガンダムF91 クロスボーン・バンガード』 14.『機動戦士Vガンダム』 15.『アベニールをさがして』 16.『ガーゼィの翼』 17.『王の心』 18.『密会』 19.『OVERMANキングゲイナー』。全部19作で、文庫本で数えると69冊もある。これは、決して無視できるほどの量ではありません。また、作詞でいえば、80曲がある。

 これらは、数だけから見ても、おそらくアニメ業界でもトップクラスです。さらに、その小説も作詞もアニメに対して同時に連動性と独立性を働いていますから、これらを欠けては、富野由悠季の全貌を覗くことができません。

小説とアニメの連動性について、不完全ですが、以下の記事をご参照ください。

富野由悠季作品の系譜における『アベニールをさがして』の地位(その2 アイデア集合体としての『アベニール』)
ガイア・ギア1巻読破と感想
富野由悠季作品系譜Ver.0.1
富野由悠季作品の貴族観

作詞とアニメの連動性について、まだ全部ではありませんが、以下の記事をご参照ください。

ときめく1句(1)
ときめく1句(2)
ときめく1句(3)

 ですから、このように、もし富野由悠季の小説や作詞といった創作活動をアニメと一緒に考えなければ、その見方や論法はどうしても欠陥が出てると思います。




 と、今回はなんだか富野の小説の話になっちゃったんですが、次はやはり小説の話からやや外して、アニメをメインとする富野と富野作品の年代分類を語ってみたいと思います。今回の話に関して何かご意見ありましたら、どうかコメント欄で残してください。皆さんの意見とても聞きたいです。


↓続編
富野由悠季作品系譜年代分類 第三回 「富野作詞が富野系譜における定義」

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TOMINOSUKI / 富野愛好病 皆さんに聞きたい! 富野由悠季という作家と作品の年代分類(第二回) ブログにコメントしてもいいんですけど、少し自分で考えたいこともあるので、ここに
『だからtominoは・・・』ライナー・ノート(仮) 2009/09/02(水) 10:21
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