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第62回ロカルノ国際映画祭富野由悠季マスタークラス内容中編

2009/08/25 01:06|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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第62回ロカルノ国際映画祭富野由悠季マスタークラス内容前編

 ようやく出来ました。編集や説明を含めて、かなり時間を費やしてすみません。今回の話はまた長くなりましたので、もう1回分けて掲載させてもらいます。




 例によって、公式サイトと今回の動画。

Locarno International Film Festival
Locarno International Film Festival│Multimedia │Video
 (8/11の「Forum Masterclass with Y. Tomino」のところで授賞式の動画が見れます)

47:00-47:38 質問(青年)
(サンライズやBGMについて聞いたらしい)
47:43 通訳
あの、ガンダムシリーズだけでなくてですね、別のシリーズ、あの、サンライズスタジオと関係あるような作品のなかで、音楽に関してのことですが、えっと、音楽、(聞き取れない)にかかってる音楽、非常にサンライズらしいと思われるようなもの(富野笑)がありますけれども、あの、バックグラウンドミュージックともいえるんだけれども、非常にサンライズ的なところがあるともいえるんですが、いろんななシリーズのなかで。
あの、これに関してですね、なにか思い出でも…どういうふうにこう曲を…(富野:あの、そのサンライズらしいってのが僕にはわからないから…)

(通訳はなぜか津堅氏に尋ねる。富野は笑う)

48:48 津堅氏
 えっと、サンライズらしいというのは、監督はお答え出来ないんけれども、サンライズらしいってのをもう少しこう、細かく具体的にどんな音楽なのかを説明してください。

49:05-49:32 質問者もう一度説明
49:33 通訳
あのー、私はよく聞く、音楽なんですけれども、CDでもLPでも、持ってますけれども、えっと、なんとなく私から見たら、えっと、独特のサウンドがあるということといえるなんですけれども、まあ、とにかくあの、なにかそれに関してですね、あの、どういうアプローチで、作曲したのかとか、たとえば最初に映画があって、その上にかけたとか、それとも逆に一緒に作ったとか…

50:08 富野由悠季監督の返答
 えっとね…あの、気分は少し分かってきたんですけれども、えっと…おそらくサンライズ的というのがあるとすると、この10数年アニ…日本のアニメが確立した音楽ってのが、かなり幅広くなっています。
サンライズが始まったことというのは、まだとても…なんていうのかな、えー、子ども向きの番組の音楽なんてのが、こんなものでいいんだよというレベルの低さを引きずってるんで(津堅氏笑)、サンライズ的ってのがあったんじゃないのかなと思いますけれども。
(54:45)
 関係者、サンライズの関係者、どうも(笑)。
(54:49)
 訳してください(笑)。

51:28
 あのー、そういう意味では、板野さんが一番深く関与した、そのマクロスあたりの音楽っていうのが、僕なんかにしてみると、「クソー!って、若いやつが作るとこうなるかー!」(笑)みたいなものを、すごく感じるようになったんですけれども…なったんですよね。
(通訳さんに向かって)ということをまず訳した上で、板野さんの意見を聞いてください。

 サンライズ的な音楽っていうのが、確か私も今まで聞いたことのない話なんですけど、もしかしてヨーロッパの人から聞けば、なんらかの法則やクセがあるかもしれませんけど、音に関してはやはり音響方面の話なので、サンライズ的ってのはやはりちょっと意味不明ですね。
 また、富野監督の話も頷けますが、それもすでに昔の話なので、別に言ってはいけないことでもないと思いますけどね。

52:20 板野一郎氏
 えっと…あの、富野さんの、まあ、ガンダムのスタッフをやってた頃に、たぶんガンダム作画のなかでは当時、30年前最初の、一番若かった(富野に確認する)。
 で、そのとき、スタッフから見て、富野さんがすごいなぁと思ったのは、やっぱりアバンギャルド、いつの時代でも叩かれるんですね。子ども騙しの、あのー、なんだろう、子どもが見るもんだから、こんなんでいいやという作りを、音楽だけじゃなくて、映像も、そういうほうが多かったんですね。それを富野さんが大人が耐えられるものに作り上げたときに、スタッフとして見てて、可哀想と思ったのが、スポンサーにも敵がいるんですよ、味方じゃなく。

 たとえば、音楽だけじゃなくて、絵本というのは、2歳から5歳向けの絵本(富野笑)。それが、富野さんが作ったのは、6歳からおじいさんまでのロボットもの(皆笑う)。
 でも、スポンサーが簡単にアニメーションは子どものものだって、シナリオも読まないで、作った絵本が、強いぞガンダム、僕らのガンダム、戦えガンダムっていう、くだらない!絵本が、売れないですよ! 富野さんのせいにするんです。
 「売れない、お前のマスターベーションこいで、子どものアニメをへんなものにするから、本が売れないんだ!」。富野さんは、謝ってるんですよ、電話のなかで。おでこがどんどん広くなってる(板野氏を含めて全員笑い)。

(富野、笑い止まらず)

56:15
 で、本屋だけが敵じゃなくて、おもちゃ屋も敵だった。

56:29
 出来の悪いガンダムのおもちゃを作ってきて、売れないのはおまえのせいだって、富野さんをいじめるんですよ。で、富野さんは電話で相手が見えないのに、頭を下げて「すみませんすみません」…謝ってんですね。

57:12
 で、おもちゃがなんだっていってたけど、ガンダムが売れないのは、ザクという敵が弱い緑色の、モビルスーツザク、それしか出てこないから。もっといろんな毎回新しい、強そうな敵をやっつけないと、
おもちゃは売れないから、出せ!と言われて、最初に青く(聞き取れない)をつけて誤魔化したら、怒られて、新しいメカ、そのあと出てくるんですよ。
(富野、板野笑)

58:18 板野氏
 で、それを助けたのが、富野さんが大嫌いなオタク(皆爆笑)。
 あのー、オタクが、売れない絵本とおもちゃを、買ってくれるんです(富野爆笑、津堅拍手)。富野さんを支えてるんです。富野さん大嫌いだけど、富野さんを、ガンダムを最後まで作らせてたのが、オ、タ、ク。

(板野、後ろの席を指して)
 いますよ、そのへんは。真ん中あたりの。あの人たちが、富野さんを支えました。
(ある観客手を上げる。ほかの観客は彼を見て笑う)

 ここは板野氏がいかに富野監督を尊敬してるのがよく伺える話ですね。30年前の一スタッフから、監督になった今でも富野監督を愛してやまないのは、やはりその時の記憶がよっぽと深かったんでしょうね。
 まあ、難しい話はなく、単純に交情がいいかもしれませんね、おでこネタが出てきましたし(笑)。

59:09 富野監督の補足
 あ、あの…今の話は事実です。

59:17
 だけど、オタクは今でも嫌いです(皆笑う)。

59:25
 そして、一番、あの、オタクが嫌いな本当の理由を、今、あの、本物のオタクがいるから言います。
 あいつらは、我々の世代よりも儲かったし、上手いからです(皆笑う。津堅軽く机を叩く)。

59:44
 えっと、反論があるでしたらどうぞ(後ろの席に指す)。いや、後ろのほう。

60:04 反論さん(ここで声で先手を挙げた人が赤井孝美氏だと判明)
 いや、富野さんのマネをしてるだけですから。
(富野:またそれか!(笑))

60:14
 戦っていただいてたおかげで、我々は本当に助かっています。ありがとうございます。
 我々がこの世界に入ったときはもう富野さんが敵をずいぶんやっつけた後だったので(富野爆笑)、非常に楽でした。
(富野:あ、そうかぁ。)

60:32
 前ね、すみません、えっと、ロボットアニメはスポンサーデザインを仕付けなきゃ、面白くないといって、僕たちが、そういう企画を立てたんですけど、いやあの、ロボットデザイン全部やってください!とかいって、おもちゃ屋さんが、デザインを出してくれないのです。それで、一回通しましたが、企画は。
 すべて富野さんのおかげです。

(しばらくして)

61:23 富野監督
 あ、音楽の話がまた終わってない…(笑)。

61:28 板野氏
 あの、やっぱり、音楽はジェネレーションギャップで、僕たちは洋楽とか幅広い、富野さんは三味線とか(皆笑う)、(聞き取れない)とか、違うんですね。古典の音楽と(富野、興奮して大きく机を叩く:てめえ!(笑))、現代的なもんですね…。
 ジェネレーションギャップです。

(富野笑いつつも板野氏に対して「そのとおりです」と頷いた)

 微笑ましい光景ですね。

62:17-63:26 質問(年配の方)
63:32 通訳
あの…まあ、えっと、バイオレンスのことに関しての話なんですけれども、えっと、このバイオレンスは、乱暴なことは、私たちのなかにあるというふうなことですね。私たちのなかにある、あの、バイオレンスが、えっと、かえって、んー、そして、もちろん、映画にも入ってるんですけども、かえって非バイオレンス、アンダ(アンチ)バイオレンスになるようなきっかけになるのではないでしょうか。つまり、その、バイオレンスを見て、あ、私はそのバイオレンスを選択しないというふうなことは、いかが思われますか。

64:17 富野監督の返答
 あの、仰るとおりで、まったくそうだと思っています。だから、実をいうと、演出の上でとても気をつけていることがあって、一つの作品のなかに、繰り返しのバイオレンス、つまり戦闘が無いように心がけてはいます。
 が、ファーストガンダムの三本の映画に関していいますと、テレビのいくつかのエピソードを積み重ねたために、そういうふうには見えていないし、そのように編成することができなくて、ちょっと残念だと思っています。

 ガンダム劇場版を見れば、やはりテレビ版よりたいぶ少なくなったが、やはり富野監督から見れば、まだ多いくらいでしょうね。




 次回こそ最終回です。明日でアップデートします。ところで、私の使う言葉は時に古臭くなってるのは何故?


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