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ママ4のオープニングと富野

2008/05/30 00:20|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - ママ4のオープニングと富野
最近『ママは小学校4年生』をもう一度見返したが、
今見ても面白いなー、まるで小学生時代の作品とは思わせない作りで、
本当に色褪せない名作だな、とつくづく思ったのです。
(やや思い出補正はあったにせよ)
いつも思うのですが、面白い作品はその時々に一杯あるのですが、
こういう時間を経っても風化しない作品こそ、本当の「いい作品」だと思うのです。
放送当時は人気とか視聴率とか売り上げとかに関係ない。
いつでも人に感動を提供させるのこそ、本当の名作だと思う。
やや狭い見方かもしれませんが、これはぼくの価値観です。

あと、この作品の監督は『エスカフローネ』などの赤根和樹。
最近だと『ノエイン』の印象が強かった。
思えば、赤根作品はほとんど全部見たが、
『ママ4』こそぼくの初赤根体験だったな(あ、演出担当はノーカウントということで)。
今年はA1で『バーディ』ていう微妙極まりない作品を作ってるが(ゆうき先生ごめんなさい)、
1クールということで、今度も赤根監督に期待する。


で、この『ママ4』のオープニングですが、実は初視聴以来忘れません代物でした。
とのときあのオープニングを見て、小学生ながらもその画面にとても奇妙な印象を残した。
というのも無理もありません。何せトンでもない人間が切ったコンテなんだから。
カメラの揺らす方、人物の並び方やみらいちゃんにフォーカスする演出、
とても特殊を思えた同時に、「愛情」をも感じ取れるのです。
そして、その愛情や優しさは『Vガン』にも感じたモノなんです。
いつも思うのですが、何故だか知らないけれど、
富野という人はなんか精神が荒らしてれば荒らしてるほど、優しさを発揮してる者。
話自体はとても暗いなのに、オープニングはウッソを健やかに、シャクティを可憐に描いてく。
そして、『ひなげしの旅のむこうに』、『いつか生まれた時のために』、
『生まれてくるものへ』、『いくつもの愛をかさねて』の4曲の挿入歌は、
どれも素晴らしい同時に、人間の優しさが溢れてる。
これについていつもとても不思議と感じてる。
とまあ、『ママ4』のオープニングにもそれを感じたので、
評判高い富野オープニングやエンディング演出のなかでも特別にいいものだと思う。

で、ここでちょっとこのオープニングを分析に見ると、こうなってるんです:
1.暗闇(宇宙)から出るみらいちゃん
2.躍動するタイトル
3.左右を見て、グルりと下に落ちるみらいちゃん
4.パパとママの姿
5.パンを食べるみらいちゃん
6.食卓で大暴れするみらいちゃん
7.ボビーを追うみんな
8.フラフラしながら歩いてるみらいちゃん
9.自然の風景:昼→夕(パン)
10.夕日に照らす家
11.欠伸をして、なつみの腕のなかに眠りついたみらいちゃん
12.みらいちゃんをベッドに置くなつみ(背景は家の中から夕日に)
13.家の扉が開ける
14.水道と鍋
15.家の風景(パン)
16.パパを迎えるみらいちゃん
17.未来ちゃんを抱き上がるパパ
18.パパに抱き上がれたグルグルみらいちゃん、隣でそれを見守るママ
19.自然と触れ合うみんな
20.なつみの成長
21.コンパクトを開けるなつみとみらいちゃん。中から星が出てる
22.ウサギ帽子を被られて、笑ったり泣いたりみらいちゃん
23.みらいちゃん大行列
24.みらいちゃんとなつみとおばさん3人の食卓風景
25.とても可愛い宇宙に浮く地球のど真ん中から芽が出て、さらに後に続くみらいちゃん
(以上、偏見だらけのシーン解説)

トータル25シーン。ぼくはコンテや演出に関してはまったくの素人ですから、
間違いがあるかもしれませんが、大差はそれほど無いと思う。
さすがにオープニングの1分強の時間で世界観を作る富野。
そういう主張は井荻作詞にも通じたモノと思われる。
でも、一つ違いのは、『ママ4』は他人の作品であること。
テーマは明確見えるものの、監督でもない、まして作品自体にも参加してない富野を、
オープニング・コンテで作品をハンドルするのは聊か無理かと。
となると、そのオープニングは世界観を作る以外にも、
ほかの役割を果たしてると思う。
その役割は何なんのかというと、ズバリ”キャラ付け”です。
上のシーン一番を見ても判る通りと思いますが、
みらいちゃんが出る場面は異常に多かった。
まあ、もちろんある意味最重要キャラですが、主人公のなつみよりずっと多かった。
ちょっと不思議で元気、ちょっと暴れん坊で面倒だが、素直でいい子なみらいちゃん。
オープニングを見るだけでもこれほどの感じが読み取れる。
ちょっと言いにくいけど、『ママ4』の序盤は面白いが、
キャラの描写に関してはちょっと弱かった気がする。
というのも、みらいちゃんは未来人というインパクトあるキャラのわりに、
最初は単に一介の赤ちゃんでトラブルメーカーの役割をしか果たしてない。
ただの赤ちゃんであって、”みらいちゃん”という赤ちゃんではない。
にもかかわらず、みらいちゃんに”キャラが生きてる”と感じるのは、
オープニングによる印象付けは大きかったなんじゃないのかな、と、ぼくは思ってる。
それと、もう一つの効用は、パパとママのキャラの補強。
なつみとみらいちゃんの物語ですから、イマイチ出番がないパパとママですが、
この二人はみらいに命を授ける人たちであり、その繋がりも描かなければなりません。
だから、オープニングでパパとママを描くことによって、
パパとママのキャラの弱さを補強するだけでなく、
物語に通しるその家族の絆を毎週で視聴者に伝える。
そして、なにより、一番大切なのは、さっきの言った通りですが、
これは”家族の愛情”を描く物語だと、みんなに言い続けるのです。


と、長文の割りに何を言ってるのか自分でもちょっとわからんが、
ようするに『生命の神秘』、『誕生』、『赤ん坊』、『食事』、『家族』、『自然』、『日常』、
『成長』、『愛情』、そして『おもちゃの販促(笑)』。
これだけの要素を一つのオープニングで描けたのは、今見て、改めてすごいと思う。
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