富野由悠季監督とその作品をひたすら語るブログ

TOMINOSUKI / 富野愛好病
http://kaito2198.blog43.fc2.com/

プロフィール

kaito2198

Author:kaito2198
台湾人。
ただのファンです。

twitterは@kaito2198です。

仕事やブログ関係のご連絡は
kaito2198@hotmail.comまでお願いします。

給華文圈之富野由悠季愛好者的一些話
關於本站文章的轉載聲明

富野監督関連資料一覧

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

グーバーウォーク

ロカルノ映画祭「マンガインパクト」日本側ゲスト共同会見 その1 富野由悠季、内田健二、風早完二、湯山邦彦、石井克人、板野一郎発言部分

2009/08/12 22:25|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - ロカルノ映画祭「マンガインパクト」日本側ゲスト共同会見 その1 富野由悠季、内田健二、風早完二、湯山邦彦、石井克人、板野一郎発言部分
関連記事
富野由悠季監督、ロカルノ国際映画祭名誉豹賞受賞




 昨日で予告したとおり、8/9のマンガインパクト日本ゲストたちの共同会見の文字起こしを掲載します。

Locarno International Film Festival
Locarno International Film Festival│Multimedia │Video
 (8/9の「Forum Manga Impact round table」のところで会見の動画が見れます)


注:会見の内容を読む前に、いくつかのことを注意していただければ幸いです。
1.以下の時間すべて公式サイト8/9のところに掲載された「Forum Manga Impact round table」の時間に則ってます。
2.以下で書いた各人の時間は、すべて紹介と質問と返答を含めての時間です。
3.また、管理人はイタリア語もフランス語もさっぱりわかりませんので、主催単位は一体どういう質問をしたのかは、知る由もありません。なので、ここでは日本のゲスト方の発言にだけ絞っていきました。この点については是非ご容赦ください。
4.富野監督、内田氏、板野氏の発言は全部文字起こし以外、風早氏、湯山氏、石井氏の発言はメモ書き。この点についても是非ご容赦ください。
5.もし質問が分かる方がいらっしゃったら、どうかその内容を教えてください。
6.こんな駄文より、実際動画を見るのをオススメです。
7.あと、何か間違いがありましたら、どうかご指摘をください。


(13日10時追記:フランス語を分かる方から教えていただいて、ちょっと修正しました。458さん、ありがとうございます。)

富野監督の発言(9:30~16:58)

(10:18)
 最初にガンダムという作品が生まれるきっかけになったというのが、日本のテレビアニメーションが、本当の意味で商業主義のなかで、きちんとしたシリーズを提供できるになった時代というふうに理解しています。

(10:48)
 で、単純にスポンサーだけのフィルムだけではなく、作品だけではなくて、その作品のなかに、作家としての意思を、少しはこめられるようになったのではないか、そういうことを意識的に作品の、スポンサードの作品に塗りこめるという作業をやった時期だというふうに理解しています。

(12:00)
(富野監督の返答は理解してもらえなかったらしく、通訳の女性は監督に「難しく通訳できない」的なクレームを付く)
 では、あの、はい。はい。はい。あの、いいえ、あの、一応喋らせてもらったので、もっと簡潔に言えると思います。えっと…

(12:29)
 えっと、テレビアニメーションが、商業ベースのなかで、ようやく作り手側、つまり作家の意思を込められるようになった時代だというふうに思ってます。

(12:52)
 そして僕にとってのガンダムというのは、ストーリー権を握って、三作目の作品ができたので、ようやくオモチャ屋さん向けの、子どものためだけのものでない、もう少しSF映画になるようなメッセージ、それからドラマ性というものを封じ込める作品としてチャレンジしました。そして、そういう作業を許してくれる時代が、1970年後半から80年代だというふうに思っています。

(13:59)
 そして、歴史的なものの見方ということで付け加えることが、一つだけあります。

(14:12)
 30年前の商業主義というのは、かなり人々の行動というものが、外に向かって発現する、外に向かってビジネスをするという形態がありました。

(14:40)
 しかし、最近の傾向を見ますと、必ずしもストレートの意味でいう外に向かってのメッセージというものが無くなってしまって、あらゆるメッセージが内向的になってるというふうな側面があります。

(15:12)
 ということは、具体的なビジネスの行為は、どういうところで発生してるかというと、インターネット上の何かを提供するという、あくまでもハードウェア、もしくはソフトウェアのウェアの部分であって、メッセージを伝える、内容を伝えるということが、ビジネスになっていないという状況になってる、ということです。

(16:00)
 ですから、商業主義という行為についても、30年間で、なか…本質が変わってきているという側面があるんではないかというふうに思っています。

(16:19)
 そして、今のような言い方が分からない、今の瞬間で、皆さん方が分からないと思いますが、これから20年がけて、アニメーションの媒体で、今言ってることが分かるような作品を作っていたいというのが将来の展望です。
(照れ笑い。扇子で顔を隠す)

 ガンダムについての話はいつもの富野発言ですから、特にコメント必要ないですが、最近のアニメが内向してゆくという傾向の指摘は的を射ましたね。富野監督でなくても、視聴者もきっと皆そう思ってます。

内田健二氏の発言(16:58~20:12)

(18:01)
 あの、サンライズって会社、ちょっと紹介させてほしいんですが…

 アニメの多くがですね、マンガや小説などを、アニメ化する作品が、日本でかなりあります。

 サンライズはガンダムをはじめとして、オリジナル、特にロボットやSFものをテレビシリーズをたくさん作っている会社です。

 そういうの中、今後もまた新しい作品を作っていくんですが、先ほど出たような(注:何かを示すのが不明)、まあ、テレビシリーズ以外のようなものですね、映画のチャレンジも、まあ、これからもしていきたいというふうに思っております。

(19:09)
 あの、たくさんのサンライズの過去の作品が今回上映させていただくんですが、新しいですね、映画のなかの一つで、「King of Thorn」、「いばらの王」という作品の、短いプロモーションも、どこかでお目にかけられば、かけられると思います。

 ちなみに、今回全ゲストのなかでも、内田氏は発言一番短かった人でした。

風早完二氏の発言(20:22~30:52)

(21:30)(注:この部分だけは文字起こし
 あの、今富野監督とサンライズさんからですね、ビジネスについて説明があったんで、それを踏まえて話をします。

 当アニメーションは50年ちょっとの歴史があるんですけれども、さきほどの富野監督の話と同じですね、70年代から、日本でアニメーションを作るときにですね、ちょうどあの、経済復興の最中にあってですね、制作者が非常に強いメッセージを持ってた。で、そういったメッセージ性の強いものを、マンガのなかに見つけて、それをアニメーション化にするという形のビジネスの展開をしてきました。

(22:51)(注:以下はメモ書き
アニメ→テレビ向けの作品をコンスタントに展開するために、連載ものをアニメ化するというモデルが重要なパートに占めてる。
映画→良きにつけ悪しきにつけ、テレビシリーズから派生作品が支流になってる。
以下、ワンピース映画話と宣伝とか。

 風早氏はフランス語が分かってるようで、日本語で発言をしたものの、他のゲストと違って、唯一翻訳機を付いていなかった。あと、発言の内容と仕方、またこのチャンスを使って宣伝する機敏を見れば、普通に頭が良い人ではないかと思っていますね。

湯山邦彦氏の発言(30:52~38:05)
注:湯山氏は富野監督の隣に座っていたので、動画では富野がよく映ってた

(32:20)
ゲーム発のポケモン。最初アニメ化が決まったとき、まずスタッフ全員がポケモンのゲームをやりました。
(33:11)
湯山氏は元々そんなにゲームをしなかった人間で、やるのはテトリスぐらいだが、ポケモンはとても面白かった。一番強く感じたのはある種の懐かしさ。ポケモンは10歳の男の子がポケモンという不思議な生き物を捕まっていながら旅をしてゆくゲームで、それがちょうど湯山氏の子どもの頃が森とか川とか虫を捕まったり魚を釣ったりと自分の体験とものすごく重なり合うものがあった。
(34:30)
それで、逆に自分の子どもの頃感じたことを物語にしていけば、ポケモンをアニメの映画として成立できると思い、作り始めた。
(34:58)
ポケモンと今までのキャラクターものと違うのは、あくまでも自然に生きる普通の生き物として存在してる。それと出会って、捕まっていくのはゲームの面白さをどうやって表現するのかと考えたとき、子どもの夏休みの一日を物語にすることなんだろうと。
(35:52)
その世界観をベースに、たとえば子どもの頃不思議な虫を見たり、魚を見たとき、とても驚いたり、これはなんだろうと疑問をみたりと、出会ったときの感情を、それをなんとかアニメのなかに取り入れないかなと思いました。
(36:26)
アニメーションの大きなテーマはコミュニケーションだと考える。ポケモンは喋れないので、その未知の生き物と主人公たちはどうやって心を通わせるか、そこにドラマを作るふうに考える。
(37:00)
その後、最初は自分の国(日本)のことだけ考えてたが、世界中の子どもたちに受け入れられるのを見て、やっぱりコミュニケーションをとることはとても楽しいことだ、きっとそういうふうにみんな思ってるんだ、と今は思ってる。
(37:38)
なので、映画12本、テレビ13年を迎えた今、今後も世界のこどもたちとコミュニケーションをとり続けたい。

 正直、ポケモンのアニメは残念ながらあまり面白いと思ったことないのですが、湯山氏が言ってたポケモンの核心は「コミュニケーション」と「子どもの夏休みのある日」というコンセプトは大いに感服していました。

石井克人氏の発言(38:12~41:38)

(39:35)実写メインなので、アニメはあまり頼まれなかったけど、言われたらちゃんと作るという。絵コンテは自分も描いてるから、(美しいといわれても)何が美しいのがよく分からないけど(笑)、絵コンテを見るのが結構すきで、ここにいる皆さん(注:今回のゲストたち)のすばらしい作品の絵コンテをすごい見せていただいて…
(40:39)だから自分はアニメの作り方と実写の師匠小栗康平さんのやり方をミックスした感じで、いつも考えて作ってる。画面を見るのは実際アニメも実写も同じなので、キーになる絵は50枚くらいを描いていて作品に入る。だから美術的に言われる。

 CMなどを手がけてる方らしいのですが、残念ながら日本在住でないため、一本も見たことがありません。

板野一郎氏の発言(41:38~46:39)

(43:25)
 自分は表現者として人をびっくりさせたり、喜ばせたいと、それを絵というか、自分のなかにある動きでしてます。
(43:50)
 いままであったものが、たとえば日本のものであれば、フィックスにしても連続レンズにしても、舞台を、歌舞伎・能のように、説明っぽく分かりやすく撮る、そういうカット作り、キャラクターの切り替えしにしても、たとえば僕の得意なドッグファイト、マクロスの空中戦で板野サーカスというあだ名がついたんですけど、そういうものが報道的に望遠レンズで「ミサイル撃ちました」「飛行機当たりました」「飛行機落ちました」という説明くさいカットが多かったんですよ、昔は。それをやめたんですね、置換的にハンディカムでミサイルにカメラをくっつけて、飛行機を当ててみたりとか。
(45:48)
 一番心がけているのは、(よく聞き取れない)表面的なものなのに、立体的に見せたり、マンガとか絵として見た人をビックリするような動きを、絵で表現することに、原画描いてた頃は心がけていました。

 う~ん、いかにも板野さんっぽい発言ですな。要するに、表現を追求するんですね。ただ、物語にももっと心がけていれば…と思わなくもない人は、私だけじゃないはずです。




 今日の掲載分はわずか3分の1に過ぎませんのですが、富野監督の主要な発言はもう済んでますので、もし気が進んだら続きも紹介します。


関連記事
文化庁メディア芸術プラザブログ、富野由悠季のイタリア国際アニメーションフェスティバルのキャリア賞受賞正式告知
富野由悠季・高畑勲ら、第62回ロカルノ国際映画祭「マンガインパクト」に参加
富野由悠季作品ロカルノ国際映画祭上映続報

コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURLはこちら
http://kaito2198.blog43.fc2.com/tb.php/532-c2366a75

ブログ内検索

なんとなく富野商品

リンク

このブログをリンクに追加する

カテゴリー

まともに機能しなくてすみません。これからゆっくりペースで直します。

RSSフィード

FC2カウンター

富野監督作品一覧

  • 海のトリトン
  • しあわせの王子
  • 勇者ライディーン
  • ラ・セーヌの星
  • 無敵超人ザンボット3
  • 無敵鋼人ダイターン3
  • 機動戦士ガンダム
  • 伝説巨神イデオン
  • 機動戦士ガンダム(劇場版)
  • 機動戦士ガンダムⅡ 哀戦士編
  • 戦闘メカ ザブングル
  • 機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編
  • 伝説巨神イデオン・接触篇 -A CONTACT-
  • 伝説巨神イデオン・発動篇 -Be Invoked-
  • 聖戦士ダンバイン
  • ザブングル グラフィティ
  • 重戦機エルガイム
  • 機動戦士Zガンダム
  • 機動戦士ガンダムZZ
  • 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
  • 機動戦士ガンダムF91
  • 機動戦士Vガンダム
  • 闇夜の時代劇 正体を見る
  • バイストンウェル物語 ガーゼィの翼
  • ブレンパワード
  • ∀ガンダム
  • 劇場版∀ガンダムⅠ 地球光
  • 劇場版∀ガンダムⅡ 月光蝶
  • OVERMAN キングゲイナー
  • 機動戦士Ζガンダム A New Translation -星を継ぐ者-
  • 機動戦士ΖガンダムⅡ A New Translation -恋人たち-
  • リーンの翼
  • 機動戦士ΖガンダムⅢ A New Translation -星の鼓動は愛-
  • RING OF GUNDAM
  • ガンダム Gのレコンギスタ
  • 富野参加作品一覧

  • 鉄腕アトム
  • 戦え!オスパー
  • リボンの騎士
  • 巨人の星
  • アニマル1
  • 夕やけ番長
  • 海底少年マリン
  • どろろ
  • 紅三四郎
  • 巨人の星対鉄腕アトム
  • おらぁグズラだど
  • 男一匹ガキ大将
  • ムーミン
  • シートン動物記
  • 赤き血のイレブン
  • アタックNo.1
  • あしたのジョー
  • 男ドアホウ!甲子園
  • 昆虫物語 みなしごハッチ
  • さすらいの太陽
  • 天才バカボン
  • ふしぎなメルモ
  • 新・オバケのQ太郎
  • 国松様のお通りだい
  • いなかっぺ大将
  • 正義を愛する者 月光仮面
  • アニメ・ドキュメント ミュンヘンのへの道
  • モンシェリCoCo
  • ハゼドン
  • ど根性ガエル
  • けろっこデメタン
  • ワンサくん
  • 山ねずみロッキーチャック
  • 侍ジャイアンツ
  • 新造人間キャシャーン
  • アルプスの少女ハイジ
  • ゼロテスター
  • 昆虫物語 新みなしごハッチ
  • 小さなバイキングビッケ
  • 宇宙戦艦ヤマト
  • 破裏拳ポリマー
  • フランダースの犬
  • 母をたずねて三千里
  • アンデス少年ペペロの冒険
  • 超電磁ロボ コン・バトラーV
  • ゴワッパー5 ゴーダム
  • ろぼっ子ビートン
  • あらいぐまラスカル
  • 合身戦隊メカンダーロボ
  • 超電磁マシーン ボルテスV
  • シートン動物記 くまの子ジャッキー
  • ヤッターマン
  • ペリーヌ物語
  • 闘将ダイモス
  • 未来少年コナン
  • とびだせ!マシーン飛竜
  • まんが日本昔ばなし
  • 宇宙魔神ダイケンゴー
  • 赤毛のアン
  • 科学忍者隊ガッチャマンⅡ
  • ザ・ウルトラマン
  • 宇宙大帝ゴッドシグマ
  • ルパン三世(TV第2シリーズ)
  • 新世紀GPXサイバーフォーミュラ
  • 銀河漂流バイファム
  • ママは小学4年生
  • GUNDAM EVOLVE 5
  •  |  富野作品感想 | 富野由悠季関連 | 井荻麟関連 | 富野情報 | 富野雑談 | レビュー | ブログ運営 | 日常話 | 未分類 | 給華文讀者 | Gのレコンギスタ | 
    Copyright(C) 2007All Rights Reserved. TOMINOSUKI / 富野愛好病
    Powered by FC2ブログ.
    template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.