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週刊連載 富野由悠季起用論その2 「サンライズは富野由悠季の影響力を消し去るべきか?(下)」

2009/07/30 11:25|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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週刊連載 富野由悠季起用論その1 「サンライズは富野由悠季の影響力を消し去るべきか?(上)」



2.サンライズは富野由悠季の影響力を消し去るべきか?(下)

 前の記事では、すでにバンダイ・サンライズが富野由悠季の影響力を消し去りたい理由を語ってきました。これらはバンダイ・サンライズが企業としていずれは直面する問題なので、それが一見無情でも、別に間違いとはいえません。
 しかし、企業として真っ当な必須事項であっても、必ずしもうまく行くとは限りません。


 ガンダムはシリーズの作品が非常に多く、それゆえにファン構成も複雑ですが、基本的には『∀ガンダム』以前、いわゆるUCシリーズをメインにしている層と、『ガンダムSEED』以後の女性向けを強くアピールする層に大まかに分けられるでしょう。
 ですから、ビジネスの展開上では、各層のファンを満足させなければなりません。近年のアニメでは2期2年にわたる放送、総集編・映画制作決定が連発していますが、『新訳Z』以来作品に飢えているUCファンのほうでも彼等を熱中させ続けるものがほしいわけです。あまり無視されていると感じたら、不満も出てきます。

 ガンダムは(仮面ライダーや戦隊ものと違って)アニメでありファンの映像志向は極めて強いので、スタッフへの関心は大きく、そして、その注目の頂点にあるのは、監督です。なんといっても富野は原作者であり、一番重要な『ファースト』の総監督、そして一番多くガンダム作品を手掛けた監督なので、嫌でも「富野由悠季≒ガンダムのシンボル」というイメージがあります。
 ガンダムシリーズがアニメの中でも格別と評されるのは、富野由悠季の立てた作家性があるからですが、あまり彼の重要性を強調すればガンダムシリーズの転換は上手く行かず、他方彼をぞんざいに扱い過ぎると、全体のイメージをじわじわ損なう可能性があります。


 もう一つ大きな問題があります。
 映像作品としてのアニメは、実はガンダムビジネスの総売上の僅かな比率しか占めていませんが、核心となるコンテンツとして全体ビジネスの発信源であり、ガンダム産業の売り上げ全体を引っ張るわけですから、常に新しい作品を作る必要があります。
 しかし、ただ新しいというだけの作品ではダメです。特に今のガンダムビジネスに必要なのは、新しいシンボルとなるガンダム作品です。昔の作品を否定することなく、その上に新しいシリーズ、または新しい路線、新しいファン層を獲得できる作品が作れれば、全体のガンダムシリーズも続けられます。
 実際このような試みは、今までに何度もありました。一度『0080』や『0083』で旗を揚げていた路線も、今は『IGLOO』で収束しています。それから、『W』を先駆として『SEED』から『SEED DESTINY』、『00』へ至る女性向けのガンダムは、何か新しいものを持ち込まない限り、だんだん衰退してゆきそうです。


 となると、以上の問題から一つの課題が浮かび上がります。……次のガンダムは何を作ればいいのでしょうか?
 これは、ある意味毎年迎えなければいけない課題ですが、今年バンダイ・サンライズが持ち出した答えは『ガンダムUC』です。UCシリーズの新作であると同時に、UCシリーズの海外進出も賭けているそうですが、『ガンダムUC』は作品の性質上、新しい発信源になるのはどうしても難しいので、同じ問題は『ガンダムUC』以降また起こります。本当の意味の新しい作品を出さない限りでは。
 このまま行けば将来的には、『ガンダムUC』みたいに外部の人がUCを背景にした作品、あるいは『OO』みたいな女性向けの作品が続くのかもしれません。それを何も間違いとは言いません。
 しかし、結局今のところ、ガンダム作品の歴史を振り返れば、根本となるコンテンツ、新しい路線をガンダムシリーズに提供し続けているのは他でもなく、バンダイ・サンライズが一番排除したかった富野由悠季です。
 もし本当の意味で新しいガンダムが作れる人を見つけられればまだしも、そうでないのなら、バンダイ・サンライズが本当にやるべきなのは無闇に富野を拒絶することではなく、むしろ富野を使って、もう一度新しい指標となれるUCシリーズなり、まったく新しいガンダム作品を作らせることではないでしょうか
 これこそ産業としてのガンダムにとっても、「脱・富野由悠季」以上に切迫して大事なことではないのでしょうか。



ファン層の仕分けに関しては、今年ガンダム30周年のイベントなど「宇宙世紀ガンダム」(あるいは∀以前)と「女性向けガンダム」(SEED、SEED-D、00)という大まかな二分化が見える。
この現象は、ガンダムが一昔前アメリカで展開されるときでも見られる。ビジネス展開の不備もあるとはいえ、作品ごとにファンが派閥できたのは興味深い。
 AskJohnふぁんくらぶ│USAで『ガンダム』人気の低下がとまらないのはなぜ
ガンダム30周年ということで、さまざまなイベントやメディアで露出してる富野を見て、その象徴性は今や膨大化しきったガンダムシリーズおよび産業にとっては、やはり未だに影響力があるといえます。
『IGLOO』は『EVOLVE』(2001-2003)の流れを汲んだシリーズなので、厳密的いうとガンダムOVAの作品ではなかったが、監督を『0083』と同じように今西隆志を迎えたのとミリタリー色が強いストーリーから察しても、路線としては極めて近いといえる。
詳しくはSEEDなどの関連商品の売り上げを参照ください。SEEDからSEED DESTINY、00へ至っては、ビジネスは縮小という傾向が見える。
アニメ!アニメ!│ガンダムユニコーン 世界同時配信予定 サンライズが明らかに





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コメント
宇宙世紀に関しては、設定的な縛りや、ドラマ的な縛り(シリアスでハードな戦争ものでないといけない)が多いので、0083路線のマニアックなもの以外はヒットしにくいのではないでしょうか?
だから、宇宙世紀ものには期待していないですね。
逆にこれだけ縛りがある中で面白い作品ができたら大したものだと思います。

もちろん富野ファンですので、富野作品は一本でも多く見たいです。
ですが、若い人にも才能のある方はいらっしゃるでしょうから、富野監督以外がガンダムを作る事に私は抵抗は有りません。
富野監督がガンダムをやるなら、歴史の穴埋め的な作品ではなく自由に作ってほしいですね。
宇宙世紀から離れて新しいガンダムを作った方が面白くなると思います。

それと、私のブログから「TOMINOSUKI / 富野愛好病」さんへのリンクを張らせてもらいました。
不都合な点が御座いましたらメール、コメント等でご連絡下さいませ。
ザコソルジャー #mQop/nM.|2009/07/31(金) 01:24 [ 編集 ]
そうですね、「ガンダム」というカテゴリなら、実をいうと、あえて宇宙世紀にする必要もありません。むしろ、まったく新しいガンダムのほうがやりがいもありますし、都合がいいと思います。要はガンダムというコンテンツを延命できるような作品をつくってくれればいいと思います。
ただし、これができる人は今のところ、こうやって25年以上も「新しい」ガンダムを作り続けてきた富野監督一人しか思い浮かびません。これについて、また別の記事で言及しますので、ここではあえて多言しません。
kaito2198 #L2WcHO2o|2009/07/31(金) 18:49 [ 編集 ]
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