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週刊連載 富野由悠季起用論その1 「サンライズは富野由悠季の影響力を消し去るべきか?(上)」

2009/07/29 13:22|富野由悠季関連TRACKBACK:1COMMENT:0
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 富野由悠季は長年サンライズをバックグラウンドとして活動していて、そのもとで『機動戦士ガンダム』シリーズをはじめ、『無敵超人ザンボット3』、『伝説巨神イデオン』、『聖戦士ダンバイン』、『OVERMAN キングゲイナー』などの傑作を作ってきました。
 しかし、ここ3年近く、富野の新作は見られません。ほかの大御所監督と比べて、制作活動がばったりと止まった感触は、アニメファンの間ではすごく感じられます。
 これは一体どういうことなのでしょうか。サンライズはなぜ富野に新作を作らせないのだろうか。その理由と利弊について、以下はいくつかの記事を分けて検証してみたいと思います。




1.サンライズは富野由悠季の影響力を消し去るべきか?(上)

 サンライズが富野を起用しようとしない一番の原因は、ガンダムシリーズから「富野由悠季」の影響力を少しでも消したいから。これに尽きるでしょう。

 一見ショックな言い方ですが、バンダイ・サンライズの企業的な発想からすれば、いずれ解決すべき課題に違いありません。つまり、ガンダムシリーズを完全に独り立ちさせるために排除しなければならないのは、ほかでもなく原作者の富野由悠季本人なのです。
 理由はいくつかありますが、一番の理由は、ガンダムシリーズは現状でいえばバンダイ・サンライズが版権を持っている「商品」でありながら、富野由悠季が作り上げた「作品」だからです。
 アニメには、作品面と商品面があります。それらを完全に切り離すことはできませんが、両者の間には一定の距離があります。例えばガンダムシリーズについては、作品面ではアニメスタッフがプラモ販促を考えたうえで「作品をつくること」に注力しますが、商品面ではメインスポンサーであるバンダイがいかに受けそうなプラモという「商品を作ること」に腐心します。
両者がうまく連動すれば、ビジネス展開も成功します。『ガンダム』の場合、作品面がしっかりしていれば、その内容の骨太さと評価はやがてフィードバックし、商品面にも正直な効果を与えます。

 富野本人はガンダムの版権を持っていませんし、また、いわゆる「ガンダムファン」というのも実は作品が好きなファンだけではなく、その周辺商品を消費するファンのほうが、より大きな割合を占めています。
 しかし、たしかにバンダイ・サンライズはあらゆる商品の主導権を握っていますが、ファンのガンダムへの愛着には、依然として作品による部分が大きい。その愛着が商品を作っている側に向けられることは少なく、依然監督をはじめとしたスタッフたちに向いています。
ガンダムは、バンダイにとってはプラモと周辺商品の宣伝、サンライズにとっては映像商品かもしれませんが、MSのかっこよさ、キャラクターのかっこよさ以上の何かをアピールする「作品」なのであれば、いやでも原作者・監督を意識せざるを得ません。そして、バンダイ・サンライズとしても、その作品としての価値を強調する限り、いやでも監督をはじめとしたスタッフ、すなわち作り手を立てるかたちになります。
 これは、企業主導のもとでガンダムシリーズを半永久的に続けたいバンダイ・サンライズにとっては、非常に不利な一面です。コンテンツを持っている企業としては、できるだけすべての部分を自分の手に収めたいというのは、ものすごく自然な帰結といえるかもしれません。


 さらにもっと厳しいことをいえば、富野監督はすでに60代後半の年齢ですから、いずれは亡くなります。もしシリーズの顔である作家と作品の連帯感が強いままの状態で、その作家が突然失われたら、作品自身の価値も損ないかねません。
 そういう厳然とした現実があるわけですから、バンダイ・サンライズとしてもこういう事態を避けたいため、いつか来る富野の離脱に備えて、早めにガンダムシリーズを富野から切り分けておかなければなりません。

 となれば、一番簡単なのは、新しい看板としてのスターやらガンダムシリーズをなんとか作り上げつつ、富野をできる限り冷遇することです。


 そのような例は、別に珍しいことではありません。
 80年代後半に開始したOVAシリーズ、『Gガンダム』を初めとした平成ガンダムなどから、すでに富野抜きでガンダムを作る作業は続けてきたし、『∀ガンダム』以後、21世紀に入ってからの『SEED』、『SEED DESTINY』、『00』などもそうです。特に『ガンダムSEED』は、この富野抜きの事業において非常に大きな役割を担っていました。
 ここ数年、バンダイ・サンライズのガンダムビジネス、メディアやイベントを展開する方向から見ても、間違いなくこの「脱・富野由悠季」を確実に進めようとしています。
 そして今度の『ガンダムUC』は建前では30周年記念作ですが、内実もまたその「脱富野」の一環です。外部の監督を導入しつつ、正統なUCシリーズ作品と正統なUCシリーズの後継者を売り出せれば、ますます富野の影響力を前世代のものと位置付けられます。成功するかどうかはわかりませんけど、この試みは企業的な発想でいえば、じつは必要なものといえるかもしれません。

 しかし、企業として真っ当な必須事項であっても、必ずしもうまく行くとは限りません。このような動きをしている同時にも、もっとシビアな事態に直面しなければいけません。



これについて、バンダイもサンライズもキャラクター人気に偏りすぎた『SEED DESTINY』の失敗を踏まえて、『00』ではドラマ重視のストーリーを組んでいた。
 1.ガンダムのキャラクターマーチャンダイジング|株式会社バンダイ リクルートサイト
 2.池谷浩臣サンライズプロデューサーインタビュー要約版
詳しい数字はバンダイグループ各年ガンダムシリーズの売り上げを参照してください。
アニメファンの間に留まらず、富野監督のメディアでの高露出度や最近NHKBS2で放送されてるガンダム宇宙世紀大全に「富野監督語録」の時間を設けるなど、一般層でも同じ現象が伺える。
また、このような動きはサンライズと関わりが深い角川書店の「ニュータイプ」や「ガンダムエース」でも見られる。NT2009年5月号などでははっきり「脱・富野」と明記している。



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