富野由悠季監督とその作品をひたすら語るブログ

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1/1ガンダムメイキング総回顧 その1

2009/07/22 21:46|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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 今年30周年ということで、ヤフーが盛大にいくつかの記念特集を作りましたが、その一つは最近すっかりお台場の新たなスポットである1/1ガンダム像のメイキングである。

1/1実物大ガンダム大地に立つ! - Yahoo! JAPAN

 で、このメイキングの掲載時期はちょうど明日23日までですので、今日はこのメイキングの内容についてまとめたいと思います。当然、富野監督に関する部分だけです。
 もちろん、このプロジェクトに参加してるスタッフや職人の苦労と成果はもちろん誇るべきものであることは十分承知してますし、彼らに関しては非常に敬意を持ってます。ただこのブログの性質上、富野由悠季監督一人だけにフォーカスする節がどうしても避けられなく、決してスタッフや職人たちを無視するわけではありませんことを、ここであらかじめ断ってさせていただきます。




Vol.1 「Fot the next step」

●富野監督が監修するときのいくつかのショット。会議とか視察とか説明したりされたり風景とかタイの空の下に立つ模様とか色味チェックする様子とか。
●富野監督、カメラに向かって吼える。
 当初は1発ネタと思いきや、のちすべての動画のオープニングだと判明する。しかし、この動画を作ってる人は「分ってる」な。
 ……いや、いつまでもひねくれ者でいるってのは富野ファンが嫌われる一因とも思われますから、素直に富野監督はガンダムの「顔」だということを認めよう。世間は我々の想像以上富野監督を認めているの(はず)です。


●立像製作プロデューサー堀口滋氏:
「富野監督には、もちろんかなり早々から加わってもらう予定もありましたし、そのとおりやったんですけれども、以前その話が始まったときに、最初の考えではただ立ってるだけと。で、私が(企画書を)見たときもただストンと立ってると。」(ここらへんプロジェクトスタッフと富野監督が会議中のショットが挿入)
「私にたぶん任されたのは、ただ立ってるのオブジェクトじゃなくて、何らかの作品であったりとか、何らかのストーリーにしろと」
 このへんはちょうど昨日書いてた富野由悠季と本広克行の「ガンダム・ザ・ライド」対談と共通する点がありますから、気になる方はそっちも読んでください。
 あと、ここの「ただ立ってるポーズ」に関して、後でも出てくると思いますが、実際このポーズの改変に関しては、富野監督が一枚噛んでいた。


●立像製作ディレクター川原正毅:
「今までガンダム絡みの造形をいくつか担当されていただいた中で、1/1の実物大で建てるということを、どうやったら現実化できるのかというところをリアルに今回は考えなければいけないというところから始まりました」(ここらへん富野監督とスタッフの会議ショットが挿入)。
 ご存知する方も多いかもしれませんですが、ここの川原さんが言ってた乃村工藝社が担当したガンダム絡みの造形というのは、その一つは上井草のガンダム銅像です。また、「GUNDAM 来たるべき未来のために」の1/1コア・ファイターも乃村工藝社が担当されたものです。興味ある人は、以下の二つのリンクもご参考ください。

ガンダムモニュメント完成1周年記念富野由悠季監督講演会告知&『Vinci』富野監督インタビュー
乃村工藝社 | NOMURA
(しかし、コア・ファイターはともかく、なんでサイトにガンダム銅像の仕事を掲載してくれなかったんでしょうか…あれは正直1/1ガンダムより意味あるものだと思いますけど)



Vol.2 「内部フレーム」

●オープニング以外登場なし・言及なし


Vol.3 「大地に立つ条件Ⅰ」

●Q デザインはどのようにして決めたのか?
堀口「(前略)元々、ご存知の通り、ガンダムはアニメの画(え)ですので、アニメの設定というのは非常にイメージの画ですから、じゃあ設計図になり得るかというと設計図がない。『私のガンダム』という事ではなくて、最大公約数的なものをある程度、指針として立てて、それにはいろんな分析をした上で、画では分かりきらないので、早々に、川原さんを含めて乃村工芸社さんのほうで立体化を進めて頂いて、その立体でまた検証してゆくという流れの中で、デザインを決めていったという感じですかね」

●上の話を受けて、富野監督もその模型をもとにしたデザイン・ミーティングを何度も参加したという(ここらへん乃村工藝社のスタッフと富野監督の会議中のショットが挿入)

●予告に「富野監督がタイのFRP工場を視察」という文字がデカデカと書かれてる。
「俺はこんな円を出せなんて仕事嫌だ(笑)」
「今後この作り方はあり得ないって事だよ」
「改めてその皮(がわ)(装甲)を作るだけの意味がわかってくるわ」
 ここらへんから富野熱が一気にアップ。


Vol.4 「ガンダムの装甲Ⅰ」

●川原氏の装甲解説のなか、富野監督がタイで木工原型製作とFRP製作に見学するショットが挿入。

●2009年3月13日おなじみの黒いキャップに黒いシャツでタイのスワンナプーム空港に到着する富野監督。カメラを首に下げてる。
 カメラに関してまったくの門外漢ですが、1/1ガンダムできたあと視察するため、たびたびお台場まで足を運んでいた御大の首の下には、何度もこのカメラが目撃されたそうです。

●字幕に「FRP工場を視察するためにタイに降り立った富野監督」「はじめて訪れることもあり、車窓から広がる景色に釘付けのよう」
 富野監督が行ったことある国に関しては、この記事「富野が行ったことある国(随時更新)」を参考してください。

●工場で視察する富野監督。職人たちの仕事っぶりを観察するとか、川原さんの説明を聞くとか、作業風景をカメラで撮ってるとか、大忙しい。

●難なく円のパーツを作る職人たちを見て、感服の一言を思わず言い出す。「俺はこんな円を出せなんて仕事嫌だ(笑)」
 そういやこの前の富野監督HJインタビューも模型についての話が出てきましたが、あの時は卵型ですね。まあ、小・中学校ときの工作は一番難しいのは円ですよね。

●視察の後、富野監督が言い出す。「改めてその皮(がわ)(装甲)を作るだけの意味がわかってくるわ」
 もっとも、視察というより見学ですけどね。それでも色々なことを知るようになる富野監督はさすがですが。

●原型工場をあとにしてFRP成形工場に移動する一行。話のブレスレット?のプレゼントを受け取る富野監督。字幕に「工場に到着した富野監督は休む間もなく(ガンダムの)頭部へと歩み寄る」。

●興味津々にコンコンと試しにFRPのパーツを叩く富野監督。字幕に「FRPをみた富野監督から出た言葉は意外なものだった」。
富野「やっぱり18mのものを地面に立てるのが間違いなんだよ。根本的に。」
川原「重さの問題?」
富野「重さだけ(の問題)じゃなくて、乗り物として考えなくちゃいけないのを結局、建築物として考えている訳でしょ(川原氏頷く)。だからやっぱり今後この作り方はあり得ないって事だよ。乗り物を作らなくちゃいけない」
 あくまで「乗り物」として拘ってるのは、エクザイルのMAKIDAIとの対談でも15ミニッツの出演でも語った話で、このへんはまた別の記事で紹介したい。

●富野「ガンダムの頭の大きさ、やっぱり概念以上に大きいという事が分ってくると、やっぱりスケールダウンしなくちゃいけないな」
 ここだけ読めば否定ばかりに聞こえますが、まさにこの駄目だしがあったからこそ、現在お台場に立ってるガンダムができたわけです。だから「否定」を「批判」としか捉えていては困ります。
 それに、実際の完成品はすでにご存知の通り、富野監督ご自身の想像以上のものになってたということはもう、いうまでもないだろう。


●「2階にはFRPを成形するための雌型が多数置かれていた」。
富野「(雌型の数は)点数的に幾つぐらいあるんだろう」
川原「型の数は、ざっと200以上あります」

●二階で工場を俯瞰する富野監督と川原氏。
富野「モビルスーツの再現っていう所、やっぱり、考え方は間違っていなかったから、乗り物としての、つまり筐体作りって事をさせたいし、そうなってくると可動域の問題やら何かが、もっと楽に、もうちょっと自由度がもって作れるだろう」

●視察の末、富野監督がこんなことを言い出す。
富野「うーーーん……僕はわかりました。いろんな事が、もう」
 どういうこと?

●予告の装甲篇Ⅱでは、今度はサングラスをかける富野監督が登場。


Vol.5 「ガンダムの装甲Ⅱ」

●2009年4月15日、船便でタイから日本に戻ったガンダム装甲は塗装のため、コンテナごとに株式会社中村塗装店千葉工場に運ばれた。「そして富野監督も塗装の現場を視察するため、千葉へ足を運んでいた」。今度は黒いキャップ+黒いサングラス+黒いジャケット+青いジーンズ。

●塗装の説明を聴きながら、富野監督は工場のあちこちで作業風景を見学して、満足な笑顔を浮かぶ。

●予告には「難航する色味チェック」に対して、熟考する富野監督。
「だからって全部をピカピカにする必要もないし」


Vol.6 「ガンダムの色」

●立像製作ディレクター川原正毅:
「色はなかなか悩ましい所で、ガンダムの基本の色が青・赤・黄色おトリコロール的カラーと白という事で、一つ間違うと難しい配色だと思います」。

●上の話を受けて、カラーサンプル段階での検証はタイの工場で何度も繰り返されたという。富野監督も一緒に参加。
??「白はこれ一色しかないの?」
川原「今日は一色しか無いですね。これはもう少し白みの強いものがあった方がいいかなと」
富野「(眉を顰めながら)少なくアイボリーに偏るのは、姿や形からいって間違いだと思う」

富野「だからブルーというと問題なんだけど、ブルーじゃないんだよね」

川原「黄色の代わりに若干少し落とした色にして…」
富野「それはいいのよ」
川原「あれくらいのバランスにしたいと思っています」

富野「ブルーも、あの赤いブルー。全部あれを塗れっていう事ではなく、まさにツートンで色分けして……」

富野「ただ地味にしすぎかな…だからって全部をピカピカにする必要もないし」
(ここらへんは実際の動画を見るのをオススメです)

●上の色々なやりとりをたって、川原氏が最終的決めたのは:
「今回は、白も単純な白にならないように、白からグレー系で三色ほど使っています。各パーツの中で、白・グレー系でグラデーションを持たせる様に、何色か塗り分ける事で広い白い面積が単純にならない様に工夫して配色をしています。
 青と赤の部分に関しては、ベタで単純な色味にならないように、若干メタリック系の色も混ぜる事で質感を上げるよう工夫しています。
 色のサンプルも何回も作り直して、サンライズさんとやりとりしながら進めています」

●で、日本に帰ったあとでも、一度タイで検証した色のチェックが再び行われる。富野監督ももちろん参加。「白だけでも数種類の色を用意した」「(1/1ガンダム完成想像CGの写真を睨んで)考え込む富野監督、地面に座り込んでしまった」。
富野「明るいと思うんだよな」

富野「あの小さい方(青みが強い方)。」
川原氏、青みがかかってる白い板を富野監督の前に持ちてきた。
富野「光っても見えてるし、こっちの方が良い」
川原「(頷く)そうですね」
富野「(やはり熟考)色として乗っている赤なので、ブルーが負けているような気がする」
スタッフ「(あるブルーの板を持ち出して)この色に合わせるんですか?」
富野「赤はいい、ブルーもそれで」
(ここらへんもやはり実際の動画を見るのをオススメです)

●「最終の色が決まるまで約3ヶ月を要した」「完成した数種類の白をこのように(注:動画参照)塗り分けていく」「組み上げた状態を見ると、その塗り分け効果がよくわかる」「また一部のパーツにはクリアを多重に塗り、艶を増した」
 ここらへんの同じ色を違うトーンで塗りわけってのはものすごくいいアイデアだと思います。というのも、実際1/60(つまりPG)以上のサイズのガンプラを見たことある人ならばご存知かもしれませんけど、あの単純一色の白は単調ですし、ひどく粗相に見えます。なので今回は1/1でありながらしっかりと色としての存在感があるのは、本当に素晴らしいと思いますね。

●予告の「細かい霧の正体は?」の後に、富野監督が吼えた。
「やれ!(笑)」




 ふう~~~、予想より多かった。というわけで、その1はここまでです。Vol.7~12は↓のその2で。

後編
1/1ガンダムメイキング総回顧 その2

コメント
こういう風にまとめたら面白いだろうと思いながら、
面倒でやれませんでしたけど、kaitoさんは偉大ですな!
囚人022 #TJwDdEqg|2009/07/22(水) 22:25 [ 編集 ]
いや、大変ですよ^^;
「御大出番多いなーまとめたらきっととても良いよなー」と思ってたんですが、
いざやってみたら、
「御大出番多すぎ!」としか思えなくなっちゃうもん(笑)。
あと半分か…。
kaito2198 #L2WcHO2o|2009/07/22(水) 22:40 [ 編集 ]
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