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Vガンダムを振り返って…――富野監督NT94年3月号インタビュー(下)

2009/07/02 00:10|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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前編
Vガンダムを振り返って…――富野監督NT94年3月号インタビュー(上)

 今日は富野インタビュー以外、同号のカトキハジメによるV2アサルト、V2バスターについてのコメントも掲載します。

時代感覚というのはフィルムに出てくるモノなんです

――今回、かなり重要なキャラクターも含めて、次々に登場人物が死んでいくということで、読者からもあまりキャラクターを死なせないでくれというような反応も少なくなかったのですけれども……。

「それについて単純に前々から僕が持っている戦争観の問題でしてね。戦争というのはそんなに都合よく人を残してくれないっていうそれだけのことです。そこにあまり作者の都合で、これは好きな人だから生き延びさせるというようにはしませんでした。ただそういう物語の作り方が良いか悪いか?というのはまったく別です。確かに理念だけで作っていくとそういう作り方になってしまって、商売的にはいいことではないということも承知しています。
 けれども『Vガンダム』のような『ガンダム』の路線の中でも異質な作品であっても、『ガンダム』というネームを引きずっているという物語構造がどこかにあった。だからこれも『Vガンダム』までやめようというのも、実はスタッフの中でもありますので、これ以後はもうこういうことはしない。そういう僕の考え方があって『Vガンダム』を必要以上に重苦しいモノにしちゃったのでしょう」

――今、監督のキャラクター論のようなことも少し出ましたけれども、では監督にとってウッソという少年はどういう思い入れのある存在になりましたか?

「僕の思い入れというのは、初めの9話くらいまでは確かに鮮明になっていなかったし、それがちゃんと作品には出ていなかったと思っています。でもやはり9話くらいまでの時間が必要だったんだなというのは本当に納得できたので、それ以後のウッソについては、僕の手を離れて完全に自立してくれたから、僕のプランニングはほとんどないと言ってもいいのです。
 彼がひとりのキャラクターとして完全に自立しちゃったので、僕のほうで手を加えるものがなくなってしまった。だから僕にとっては後悔はない。よいキャラクターを送り出せたなっていう…そんな思いがあります」

――今回、物語の”キー”となるのがほとんど女性だったということがありますが、それはなぜですか?

「それはあまり意識しなかったけれども、そうなってしまったのです。どうしてかというと、本当に自分でも困っているのですが、やっぱりこの2、3年、男がパワーダウンしてきていることが出てきたのね。ですからなんとか男を出したいと思ったのだけれども、出せなかったんです。作為でカッコイイ男を作ってしまえっといえば、それはできないこともなかったでしょう。だけども、今はウッソのような男の子ひとりで実は十分だと思うし、それ以上に男を出す気力がなかったんだよね。
 むしろウッソのような、まだ坊やのレベルの男の子というところからもう一度男全体が”男”を作り直さなくちゃいけない時代に来てしまったのではないかなという気もしています。今のティーンエイジャーはそういう意味ではちょっと不確かだと思うし、それが、今ティーンエイジャーを使いたくなかった一番の理由です。自分でもあまり意識してはいないのですけれども、そういう時代感覚は本当にフィルムに出てしまいますね」

――これから結末に向けて佳境に入っていく物語についてどんな展開になっていくんでしょうか?

「佳境はありません。すごく普通に終わっていくなという感じがあって、最後まできちんといきます。こういう作り方は逆にいうと僕は初めてしたようなので、いいのかなあという気がしていうのですが、いいみたいですよ(笑)」

 このインタビューはインタビュー時間こそ載っていないものの、掲載された時間は1994年2月10日なので、第45話『幻覚に踊るウッソ』放送の前一日になります。このインタビューを読んで話の結末を想像しろというのはさすがにいささか無理でしょうが、この時点はまだどこかに余裕があるように見えます。『Vガンダム』終わったあとのインタビューの疲れっぷりを見れば、そりゃ小牧さんでなくても心配するよね。


おまけ:カトキのコメント

デザイナーの語る”V2”の強化案
カトキハジメ

「”V1”のデザインをしていたときには最初から”Vダッシュ”の存在まで念頭においていたのですけれども、”V2”に関してはこういった強化案については最初頭になかったんです。それが関係各方面からのいろいろな要求がありまして、そこからデザインを造り上げていった形になります。”アサルト”と”バスター”の2タイプを出すということに関しても、そういう仕事上でのオーダーがあった上で、そこに自分なりに納得できるような意味付けというか、存在意味を考えてデザインしたつもりです。たとえば”アサルト”は金色に見える追加装甲部分を一種のサイコミュ的な機能をもった装備というように考えて、それとヴェスパーライフルやメガビームシールドといった要素をまとめたサイコミュ兵器的な位置づけの機体、それに対する”バスター”は通常の火器類を増強させる装備というように考えてデザインしています。これは本編ではそういう使われ方をするかどうかはわからないのですが、今回の描き下ろしイラストにもあるように”アサルト”と”バスター”両方の装備を使用した場合でも各々のパーツは干渉しないようにしてあります」

 自分はゴテゴテがあまり口に合わないタイプですが、なぜかこのV2アサルトバスターだけに抵抗がまったくありません。これもひょっとしたらカトキ氏のこの真摯な態度がすでにそのデザインに込めていたからかもしれませんと勝手に思ってます。
 あ、ちなみに文中で言ってた描き下ろしイラストってのはあのとってもカッコイイV2アサルトバスターです。V2好きはもちろん、『Vガンダム』ファンなら私のいうこと分かりますよね? アレですよ。アレ。


コメント
 頂いたコメントへのお返事ですが、苦しい時期の経験を活かして∀やキングゲイナーという傑作を生み出したのに、その苦しい時期に生み出したものが高く評価されるのは気持ちのいいものではないのでは?と思ったので、見捨てられつつあると記しました。
 でも、これは違いますね。盲目的にVガンダム最高!と評価されるのが嫌なのであって、ブレンパワードや∀,キングゲイナーが生み出された今、『Vガンダムってこういう作品だったよね』と振り返る形での評価は富野監督も喜ぶと思います。そうすれば監督の中でのVガンダムの位置づけも変わるのではないでしょうか?何か話がずれてしまいすみませんでした。

 Vガンダムの放映エピソードですが、七話構成なら私もkaito2198さんとほとんど同じです。私は38話と47話の代わりに、それぞれのエピソードを踏まえた上で39話「光の翼の歌」と48話「消える命 咲く命」を推します。どちらのエピソードも身も心も戦争の狂気に染まりかかるウッソが戦う意味を再確認するという、大きな動きはないけど非常に意味のある話だと思います。まぁ38話と47話もVガンダムらしさが出ていてとても好きなのですが(笑)

 NTのインタビューの掲載ありがとうございます。初めて拝聴させていただきましたが、既にお疲れの見えるインタビューですね。世間一般での評価は別として、やはり富野監督が精も根も使い果たして作り上げた渾身の作品である事は間違いないと思いました。Vガンダムが富野監督を語る上で避けては通れない、とても意味のある作品である事を改めて認識させられた気がします。
yasu103 #s.Y3apRk|2009/07/02(木) 23:46 [ 編集 ]
 Vガンダムに関しては、返事を送った後一晩考えていたんですが、富野監督はなぜあまりVガンダムについて肯定的な発言をしないのは、まさにyasu103さんのおっしゃる通り、未だに監督にも認めさせられる言葉を見つかった人がいないからです。その適切な言葉さえ見つければ、富野監督も素直にVガンダムを語ってる時、素直に自分のプラス的な思いを乗せて話してくれると思います。

 確かに38話も39話もとっーーてもいい話ですが、かなりストレートにその感情を描いた正統な39話と比べて、戦場の無情と空しさ、人の愚かさと優しさを奇怪だけど痛切ほど真摯な演出をした38話は、Vガンダムの「傷ついてるドラマ」を語る上に、どうしても欠けてはいけない話だと思います。
 47話は…いや、ファラさんとマーベットの赤ちゃんがいって、「女」「母」「子供」という要素を表したエピソードなので、これも重要だろうなと勝手に思い込んでますよ。終盤は確かに選びにくいですね。

>やはり富野監督が精も根も使い果たして作り上げた渾身の作品である事は間違いないと思いました。
言葉通り”自分を削って”作品を作る方ですからね。でも、そのゆえ
kaito2198 #L2WcHO2o|2009/07/03(金) 00:25 [ 編集 ]
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