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海外から見たメディア芸術総合センターとアニメ議題 その1

2009/06/06 17:19|未分類TRACKBACK:0COMMENT:0
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 少し前から日本のニュースなどでもちょくちょく見られる話題なので、まったく気付いてないはずがありません。当然、自分なりの考えも多少あります。
 で、先日6/4の「メディア芸術総合センターを考える会」には元々富野由悠季監督も参加予定だったが、結局多忙のため欠席したという話なので、少しだけ自分の意見を述べさせてください。
 なお、「王様の耳はロバの耳」というブログには非常丁寧な議事内容のレポートが掲載されておりますので、未読な方に先に懇談会の内容を読むのをオススメします。


 実を言うと、そのような建設が必要かどうかの話ではないと思います。なぜなら必要に決まっているからです。コンテンツという言葉は富野監督のおっしゃる通り、非常にあやしい言葉ですが、いま世界に流通しつつある言葉なので、別に使って行けないとは言いません。それところが、今世界どの国も国を挙げて尽力しているものなので、実をいうとメディアセンターを含めての全体的計画は、産業的にも国家戦略的にも、いずれ必須な動きだと思います。
 それをいまさら必要か必要ないかと未だに意見が集まらないのは、さすがにちょっと短視といわざるを得ません。

 海外に住んでる私からみれば、日本政府の海外向け文化戦略は、はっきりいって、申しわけございませんけど、猿みたいド下手なものしか感じずにいられません。なのに、日本の文化(この場合、アニメ・漫画も含めて)が、ここまで海外に浸透してきたのは、ひとえ日本文化が豊かすぎるからです。その文化の深さは味わえば味わうほど興味深いものなので、現時点だけ限っても、世界中にはすでにかなり数のジャパン・マニアやらジャパン・フィーバーが存在しています。彼ら接触している日本コンテンツのなか、その多くは自力で少しずつ摸索して獲得できたもので、間違っても日本政府の文化戦略に影響されるからではありません。

 当然、コンテンツといういかにも胡散臭い言葉を疑う理由も承知しています。あのようなものは果たして国家に利益をもたらせるかどうか。このような疑問は、おそらく今一番大きいと思います。ああいうものが芸術であるわけがない。ああいうもののため税金を使うのはもったいない。こういった異議ももっとものことだと思います。見返りがないと、アニメ・漫画・ゲームなどなど如きに金を使う理由がありません。投資とまったく同じことです。政府の無作為のお気楽に、国民が付き合うほど余裕も暇もありません。

 しかし、いつか国家全体の資産になれるソフトパワーに対して、「保存、整理→研究、展示→色んな形での再利用」という過程は、長期見れば有益ですし、どの道いずれやらなければいけないことですから、海外が日本アニメの高い認知度(実際金に転換できる部分は果たしてどこまであるのかという話はこの際おいといて)が追い風になってる今こそ、踏み切ってこれをやろうではないでしょうか。理屈ですが、実際それほど金をかかってないものですから、ほかの政府予算を喰うほどご大層なものではないと思います。
 もちろん、ソフトパワーの管理・運営というのは、たかが一軒のメディアセンターよりずっと大きな課題なので、解決すべき問題は山積みですが、それでも、メディア芸術総合センターはその先駆けたるものという話に対しては、私は両手を挙げて同意したいです


 ただし、これはあくまですべての課題が解決済みの状態での話、もしそれらの課題を乗り越えないままで、迂闊にそのようなものを運営開始させたのなら、最終的に失敗に終わるのがオチです。もしそうだったら、私はハッキリといらないといいます。もし、今のままならば。


 それと、ハッキリ言いますと、一つの建設にそれほどの期待を抱いてる人たちは、全部おかしいです。
 前の言ったとおり、それはもっと全体的な計画から地ならしでやらなければいけないことなのに、たかが一つの建物に対して、文化施設を作るわ、日本の文化を守るわ、海外へ発信するわ、産業を救うわ、著作権を保護するわ、国家の利益を確保するわ…などなどって、頭おかしいじゃないの?
 それなのに、今は役人、学者さんたちを含めて、誰一人も建設立った後のことを考えようとしない、語ろうとしない。まるで一つの箱を建てば、そこがハッピーエンドが待っているといわんばかりな態度に、自分はかなり違和感を持ってます。
 もちろん、物事には順序ってものがある。しかし、もっと遠大で地に足ついた計画がなければ、信憑性もあるはずがありません。信憑性がなければ、人を説得できませんし、物事も上手く運ぶわけがありません。それができませんのなら、作るべきはありません。
 それに比べれば、アニメーター神村幸子氏の話のほうが、よっぽと建設的です。ミクロな話ですけど、理想論でなく、楽観論でなく、ただただ基層で感じたことを明確に伝えてきた。


 そういう部分から見れば、富野由悠季監督の不参加はこの懇談会にとっては実に痛かった。この人は、決してイェスマンになろうとしないからだ。このような議題は一番あっていけないのは、政府の思ったとおりの予定調和ですから。しかし、それが。もし、富野監督がその場にいたら、話ももっと違うはずだろう。
 と、同時に、アニメ業界の狭さも感じた。

 上の「王様の耳はロバの耳」さんのレポートを読めば分かると思いますが、産業の現状や未来やら国家戦略やら海外発信やらを論じてたが、そのような声は一度でもアニメ関係者の口から出したことありますか? 部分部分的はあるかもしれませんけど、全体的かつ総論的にこのような言論を出すアニメ業界人ってのは、未だに見たことありません。
 生活難と自転車操業でそんな話をする場合じゃないと反論はあるかもしれませんけど、確かにそう。しかし、業界のなかではそんなような話をできる一人もいませんということについては、本当に一度も疑うこともありませんか?
 となると、言いたいことが分かるはずです。アニメ業界は、少なくこの議題では学界よりも漫画界よりも芸術界よりも美術界よりも、遥かに閉鎖的な態度を感じられるのです。

 現に、富野監督が欠席したとしても、急遽とはいえ、富野の代りに出席できるアニメ関係者一人もいません。
 業界の顔としてアニメ界を代表できる人。もっと大きいスケールで物事を考える人。この二つの条件は、富野由悠季ならクリアしてますが、ほかのアニメ人は?
 いつまでも宮崎駿・押井守・大友克洋らを持ち上げるわりに、いざとなったら、一度もこの人たちをこのような会議に呼ばすことないし、彼らもほとんどこのような会議を参加しない。巨匠と持て囃す人たちと、巨匠と持て囃される人たちのこの矛盾さを見て、両方とも問題があると感じます(もちろん、このような言い方はかなり武断で、一口アニメ界だからって皆一丸となるわけでもないけど、それでも他の業界と比べたら、アニメ業界がいかに他のと異なるのは伺えます)。
 これが、アニメ業界が今回の課題で取ってる態度です。苦しい苦しいと皆口を揃っていいながらも、誰も実際の行動が見られません。アニメの重鎮と言われている人たちを含めて。
 これがおそらく、アニメ業界は不健全といわれる一番の原因かもしれません。


 続きはこちらから。

海外から見たメディア芸術総合センターとアニメ議題 その2


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