富野由悠季監督とその作品をひたすら語るブログ

TOMINOSUKI / 富野愛好病
http://kaito2198.blog43.fc2.com/

プロフィール

kaito2198

Author:kaito2198
台湾人。
ただのファンです。

twitterは@kaito2198です。

仕事やブログ関係のご連絡は
kaito2198@hotmail.comまでお願いします。

給華文圈之富野由悠季愛好者的一些話
關於本站文章的轉載聲明

富野監督関連資料一覧

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

グーバーウォーク

『逆襲のシャア』と作品全体を支配する時間問題考(1)

2009/05/12 23:19|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 『逆襲のシャア』と作品全体を支配する時間問題考(1)
 まとまった考えではないんだけれど、一応少しだけ書きます。

 『逆襲のシャア』。
 これは富野作品(注:基本的自分が富野作品と言ってたとき、アニメ・小説両方のことを示しています)のなかでも、唯一「時間」をテーマにした作品です。「時」というものが、これほど作品全体のあらゆる登場人物と物語を支配するのは、『逆シャア』の特有な構造である。


変わったアムロとシャア
 もっと具体的にいうと、一番表層の表れとして、アムロとシャアという2人の歴戦の英雄どもがシリーズ登場から十何歳も年を取って、つい最後の戦いを始まるという部分です。馴染みのブライト艦長とこの作品で初登場の人物をひとまず置いといて、一番視聴者を驚かしたのは、まず最初的はやはりアムロとシャアの2人であろう。
 どこがショックといえば、あの2人は『ファースト』から見ても『Z』から見ても、まさに豹変という言葉が相応しい。
 当然、アムロはやはりアムロですし、シャアもやはりシャアですが、2人の前と変わってる部分が、『逆シャア』では鮮明に浮かび上がります。
 それぞれ組織でのポジションもそうですが、人間関係や言動どれ一つをとっても、どこか落差が感じられます。殊に、『Z』と『逆シャア』の設定では何年間の差があるため、見えない部分が当然あります。そして、まさにその「見えない部分」が、2人を変えたんです。
 その「見えない部分」は何かというと、ズバリ「時間」です。

 その結果、観客の目に入ったのは、年月が流れて、アムロだけれどアムロではなくなったアムロと、シャアだけれどシャアではなくなったシャア。
 このような「成れ果て」を示す部分が、『逆シャア』の一大ポイントです。押井守監督がこの作品大好きな理由も、おそらくここらへんにいます。


時間をテーマにする物語
 当然、ガンダムは登場人物が年をとる作品なので、『Z』の登場人物も皆『1st』から10歳近い年をとった。しかし、『Z』は依然に「時間」を扱う物語ではない。なぜかというと、時間が登場人物に徹底的な影響を与えなかったからです。
 そのへん、クワトロ・バジーナ、つまりあのときのシャアを見れば、そうした作品のスタンスが非常に明瞭なはずです。あのときのシャアは迷いまくってたけど、諦めていない。「迷ってる」けど、「疲弊」していない。
 同じく、『Z』のアムロは一度腑抜けになったものの、シャアとカミーユを信じて、自分を奮起させようと、最後はまだ戦場に戻ってきた。
 でも、このような2人は『逆シャア』では、完全にそういう精神の鮮やかさを失ってた。

 疲弊。
 この言葉ほど『逆シャア』のシャアに似合う言葉もなかなかないかもしれません。しかし、よく見ればわかると思うが、『逆シャア』の大人陣のなかでは、誰もかそのような疲弊の雰囲気を漂ってる。
 自分の目先のことだけで精一杯。他人に構うほどの余裕がない。そう、まさにこの「余裕感の無さ」が、『逆シャア』のあの独特な空気感を作り上げた。
 で、その余裕感の無さはどこから来たものかというと、やはり「時間」である。終わりの時間が来ているから、余裕感もなくなってる。このように、『Z』は閉塞感があるけれども、終わりを感じさせないのは、『Z』と『逆シャア』の時間の扱い方の差によるもの。
 ですから、ここではまた「時間」という要素が浮かび上がった。


 しかし、時間は『逆シャア』のさらなる部分を支配してゆきます。続きは以下からです。

『逆襲のシャア』と作品全体を支配する時間問題考(2)


コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURLはこちら
http://kaito2198.blog43.fc2.com/tb.php/443-50e6b289

ブログ内検索

なんとなく富野商品

リンク

このブログをリンクに追加する

カテゴリー

まともに機能しなくてすみません。これからゆっくりペースで直します。

RSSフィード

FC2カウンター

富野監督作品一覧

  • 海のトリトン
  • しあわせの王子
  • 勇者ライディーン
  • ラ・セーヌの星
  • 無敵超人ザンボット3
  • 無敵鋼人ダイターン3
  • 機動戦士ガンダム
  • 伝説巨神イデオン
  • 機動戦士ガンダム(劇場版)
  • 機動戦士ガンダムⅡ 哀戦士編
  • 戦闘メカ ザブングル
  • 機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編
  • 伝説巨神イデオン・接触篇 -A CONTACT-
  • 伝説巨神イデオン・発動篇 -Be Invoked-
  • 聖戦士ダンバイン
  • ザブングル グラフィティ
  • 重戦機エルガイム
  • 機動戦士Zガンダム
  • 機動戦士ガンダムZZ
  • 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
  • 機動戦士ガンダムF91
  • 機動戦士Vガンダム
  • 闇夜の時代劇 正体を見る
  • バイストンウェル物語 ガーゼィの翼
  • ブレンパワード
  • ∀ガンダム
  • 劇場版∀ガンダムⅠ 地球光
  • 劇場版∀ガンダムⅡ 月光蝶
  • OVERMAN キングゲイナー
  • 機動戦士Ζガンダム A New Translation -星を継ぐ者-
  • 機動戦士ΖガンダムⅡ A New Translation -恋人たち-
  • リーンの翼
  • 機動戦士ΖガンダムⅢ A New Translation -星の鼓動は愛-
  • RING OF GUNDAM
  • ガンダム Gのレコンギスタ
  • 富野参加作品一覧

  • 鉄腕アトム
  • 戦え!オスパー
  • リボンの騎士
  • 巨人の星
  • アニマル1
  • 夕やけ番長
  • 海底少年マリン
  • どろろ
  • 紅三四郎
  • 巨人の星対鉄腕アトム
  • おらぁグズラだど
  • 男一匹ガキ大将
  • ムーミン
  • シートン動物記
  • 赤き血のイレブン
  • アタックNo.1
  • あしたのジョー
  • 男ドアホウ!甲子園
  • 昆虫物語 みなしごハッチ
  • さすらいの太陽
  • 天才バカボン
  • ふしぎなメルモ
  • 新・オバケのQ太郎
  • 国松様のお通りだい
  • いなかっぺ大将
  • 正義を愛する者 月光仮面
  • アニメ・ドキュメント ミュンヘンのへの道
  • モンシェリCoCo
  • ハゼドン
  • ど根性ガエル
  • けろっこデメタン
  • ワンサくん
  • 山ねずみロッキーチャック
  • 侍ジャイアンツ
  • 新造人間キャシャーン
  • アルプスの少女ハイジ
  • ゼロテスター
  • 昆虫物語 新みなしごハッチ
  • 小さなバイキングビッケ
  • 宇宙戦艦ヤマト
  • 破裏拳ポリマー
  • フランダースの犬
  • 母をたずねて三千里
  • アンデス少年ペペロの冒険
  • 超電磁ロボ コン・バトラーV
  • ゴワッパー5 ゴーダム
  • ろぼっ子ビートン
  • あらいぐまラスカル
  • 合身戦隊メカンダーロボ
  • 超電磁マシーン ボルテスV
  • シートン動物記 くまの子ジャッキー
  • ヤッターマン
  • ペリーヌ物語
  • 闘将ダイモス
  • 未来少年コナン
  • とびだせ!マシーン飛竜
  • まんが日本昔ばなし
  • 宇宙魔神ダイケンゴー
  • 赤毛のアン
  • 科学忍者隊ガッチャマンⅡ
  • ザ・ウルトラマン
  • 宇宙大帝ゴッドシグマ
  • ルパン三世(TV第2シリーズ)
  • 新世紀GPXサイバーフォーミュラ
  • 銀河漂流バイファム
  • ママは小学4年生
  • GUNDAM EVOLVE 5
  •  |  富野作品感想 | 富野由悠季関連 | 井荻麟関連 | 富野情報 | 富野雑談 | レビュー | ブログ運営 | 日常話 | 未分類 | 給華文讀者 | Gのレコンギスタ | 
    Copyright(C) 2007All Rights Reserved. TOMINOSUKI / 富野愛好病
    Powered by FC2ブログ.
    template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.