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NHK「JAPANデビュー第1回『アジアの“一等国”』」 についての感想

2009/04/13 21:30|未分類TRACKBACK:1COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - NHK「JAPANデビュー第1回『アジアの“一等国”』」 についての感想
 JAPANデビュー
 え~~これはどうやらNHK4月からの新番組らしいですが、その第1回「アジアの“一等国” 」が取り上げたのは、ちょうど台湾の話でした。で、ここ数日気になったところでネットで少し検索してみますと、なんだかとても不評らしかった。なので、このブログはこういった話を扱うものではないのですが、先週ちょうど僕もNHKワールドでこの回を見たので、少しだけ話します。

 まず告白します。もう先週の番組でしたので、はっきり言いますと、内容はもうあまり覚えていません。それほど深刻でもないですし、内容もそんなに濃くないから。で、さらにぶっちゃけ言いますと、ネットやニュースや番組の「これは反日、歪曲番組」である大勢な意見に反して、実はあまりこういうふうに感じていません。少なく見た当時の感想では。
 ただし、これは訳があるのです。

 えっと、まず、日本の放送局や新聞(それもNHKに限らず)のある傾向については、自分はもう知っているつもりですから、某国と東アジア、それから戦前(特に昭和時代)関係の報道や記事は、基本的に当てにしていません。別に歪曲や捏造のだらけというふうに感じるのではなく、色眼鏡がかけてるのは百も承知ですから、そのようなものを見ながら、自分の知識や判断で見分くスタンスです。当然、そういう現象は日本の放送局や新聞社が皆悪い人とか陰謀を抱いてるというふうに思わなくて、ただ色んなゴタゴタで彼等のこういう立場を作らせたものというふうに理解しています。
 もちろん、そのような立場を承知しつつ、たまには「それでももう少しマシな番組を作れよ」という感想を漏らすこともたまにはありますが、基本的は一定水準な番組さえ作れれば、こっちもあまり気にしていません。で、今度のNHKのこの「JAPANデビュー」も実をいうと、今まで見た日本の放送局が作った番組のなかでは、悲しいかな「マシ」な部類に属してると思います。少なく台湾という部分を取り上げる際は、合格ラインでさえ至ってなかった昔の番組に比べれて、十分レベル以上の番組だと思いますので、この点については、自分は認めます。

 もちろん、自分だって、番組の内容については文句が無いわけがありません。大勢な方の仰るとおり、相変わらず一辺倒の日本殖民批判というまったく新味もない内容でした。もちろん、僕だってあの当時の統治を賛美したくはありませんですし、当時の「本島人」は二等国民に近い扱いも事実です。が、そんなのはもうさんざん日本の視聴者たちに刷り込まれた内容ですから、たまには別の新しい内容を教えてやってくださいよ。それができないのなら、せめて功罪の「功」を平等に示せよ(ちなみに、平等といっても時間の半分を割れという意味じゃないのです)。にも関わらず、これくらいのこともできず、あの形で番組になってしまったことについて、やはり残念と言わざるを得ません。

 でも、さっきの言ったとおり、こういう形の番組でも、自分にとってあまり違和感というか、拒否を感じてません。何故ならば、これには二つの訳があります。一つ目は恐縮ですが、自分の理解というか印象のなかでは、日本はこういう自虐な番組が普通だろうなと思っております。ですから、こういう番組を見ても、せめて「またか…」という感じしか湧かないですし、たとえ不満を感じても、それは日本の方たちの考えを反応する番組だろうと思っていたから、特に「台湾人のオレは怒ったぞ!」というふうにはならなかったです。
 そして、もう一つの訳は、今の台湾では、日本の殖民時代の台湾建設はごく当たり前の常識になっていますので、それを取り上げないことを、日本の方ならば「事実は隠された」や「真実は伝えられなかった」と怒りを覚えても、こっちは「あ、今回プラスの部分言わなかったね」としか思えなかったのです。たとえ番組に取り上げられなくても間違いなく知っている、現存している事実ですから。なので、鈍感ですみませんが、それほど深刻に見ることは、実は今回ネットで他の方の反応を見るまでは無かったのです。

 という、以上の話したとおり、あの番組は日本の方の考え方を反応する番組だろうなと思い、それじゃ台湾人としても出る幕がないと、番組見終わったあと、そう思いました。ですから、今回ネットなどでこのような反応を見たら、正直言ってちょっと驚いたのです。そして非常に嬉しいのです。自分の国に対する歴史にこのような判断と自主力を持てれば、メディアに左右することもないだろうからです。

 個人の考えでは、反省と自虐は違うのです。日本は反省してもいいです。罪を犯したとか、申し訳ないことをしたからとかじゃなくて、単純に過去に実存した歴史に対し、現象に対して、自分の思考でそれらのものを未来への糧と知恵にする。これが反省というものです。ですが、日本のいわゆる「反省」というヤツは、どこかで忸怩たる思いを感じずにいられません。そういう部分は、逆に視点をぼかして、半島の意味の反省を歪曲してると思います。「反省」はそんなに難しい言葉じゃないのです。忸怩に感じる必要はどこにもないのです。

 あの番組に登場する柯徳三氏の発言を歪曲する部分があれば、それはもちろん責めるべきことですし、断固抗議すべきです(断固抗議という硬い言葉で書いても、実はそんなに大変なものではなく、放送局をより良くするものです)。
 しかし、この柯徳三氏を発言を取り上げたことについては、自分は本気でNHKに感謝するのです。何故かいうと、この番組はせめて柯徳三氏の台湾人でありながら日本人でもあったという思いを真正面から取り上げたからです。これは今までの番組はほとんど誰もやらなかったことです。
 はっきりいって、今までの「台湾人が親日」とか「台湾人が反日」とかいう奴は、皆自分の都合でしか話さない人たちです。ああいう狭間にいる感じは、複雑すぎてはっきり言えるわけがないのです。その点、よっぽと鈍い人でない限り、柯徳三氏が番組のなかで伝えたそういう感情を感じれるはずです。
 弁当の話もそうです。豚の角煮弁当をクラスに持っていたら笑われたという話は、皆さんどう思うのでしょう。日本人は横暴で下劣で人を見下ろすと見てもいいのですが、自分はそう思っていません。まず日本は豚の足とかを食う習慣がありませんけど、台湾では昔も今もそれが普通です。ですから、おかしいというか珍しいというか、興味津々で豚の角煮弁当を見るのも無理もないことですし、そして何よりもいつの時代でも高校生は基本的にバカですから、1人が弁当を見て笑ったら、ほかの連中も一斉に笑い出すことも、おそらく現代の皆さんも経験したことです。高校生は基本的にこういう生物ですから。
 ですが、坊主頭高校生の思いと反して、当人の感じもまた別なものです。笑われたのは弁当ですが、おそらく当人が感じたのはそれ以上のものです。どういう感じかはここであえて言いませんけど、少なくとも、物事一つに対しても、決して一つだけの視点、一つだけの解釈で済ませないことについては、皆さんにもご理解していただきたい。

 ですから、これからもNHKには頑張ってほしいですね。海外から見れば、NHKは実に世界有数な非常に良い放送局ですので、これだけ抗議(反響ね)を受ければ、NHKも誠心に受け止め、さらなる改善をすべきだというのは、海外の一視聴者である望みですね(あ、でもこの前フジとのコラボは失敗だったと思います。あの民放全体的に足を引っ張ったとしか)。


 最後、この番組は非常に締めをしていると思います。ある長者は、台湾を「孤児」と形容した。

「孤児になって捨てられたみたいですよ。人を馬鹿にしているんだ、日本は。そういうとね、間違ってるか?本当のことだろう。間違ってるか?本当のことだろう。これ嘘じゃない、帰ったらね、日本の若い連中には分からないけど、年寄りの80歳以上の人に、まあ、あの宣伝して下さい。台湾の、台湾の当時の若い青年は、如何にして、日本の民と協力して、尽くしたか、心を察して貰いたい。ハハハ、分かりますか。そうでしょ、命を掛けて国のために尽くしたんだよ、命のため、それなのに……」

 非常に素晴らしい喩えだと思います。たとえ養母だとしても、子供にとってそれはもう自分の母ですから、何故最後自分の子供を捨てたのかという愛憎入り混じった発言こそ、台湾人の本当の気持ちだと思います。まあ、もちろん日本との関係ですら台湾意識の一部だけであり、本当の問題はもっともっと大きいで複雑なものですけどね。

2009年4月16日追記:

この記事書き終わった後、またこの番組をもう一度見直しましたが、確かにいろんなところで微妙なニュアンスで日本と台湾について話す部分が多い多いこと。真実は厳然に存在していることとして、正しく伝えなければいけません。番組の方向によるある程度のマイナス解釈はやむを得ませんと思います。しかし誤解を招く言い草はいけません。そういう意味でもう一度この「JAPANデビュー」の第一回を考え直しますと、ほかの批判の声ほどではないにせよ、やはり自分も手放しで褒めることができません。まあ、何にせよ第一回ですから、全体としてはまだ全然修正できる程度のことですから、むしろ台湾よりある意味もっとやっかいな朝鮮半島に関わる話を見てから、その先の評価を下すべきではないでしょうかと私が思っていますね。




 また、ここでこの番組に怒ってる方に言ってもらいたいのですが、この番組を録画する方ならば、どうかもう一度、もう二度この番組を見てください。台湾人の長者たちの気持ちは確実に伝えてきたのですから。たとえ番組のほうが別の方向に誘導しようと、あの本物の気持ちだけは隠せないものです。よく感じれば、きっと感じれるはずです。

おまけ。全文掲載するサイトが見つけました。転載歓迎ということで、転載させていただきました。
【転載歓迎】NHK「JAPANデビュー」全内容文字起し-Part.1
【転載歓迎】NHK「JAPANデビュー」全内容文字起し-Part.2
【転載歓迎】NHK「JAPANデビュー」全内容文字起し-Part.3
【転載歓迎】NHK「JAPANデビュー」全内容文字起し-Part.4

 文字だけではおそらく全部のニュアンスを伝えることができませんけど、それでも興味ある方はどうぞご一見ください。また、すでにオンデマンドに収録してありますから、315円を使っても見たい方がいらっしゃったらどうぞ(別にNHKに宣伝するつもりは無いですよ^^;)
(20090413213032)

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台湾で誰もが彼の功績に賛辞をおくる日本人が存在した
愛国心を育てる名言 2009/04/22(水) 08:40
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