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BSアニメ夜話『海のトリトン』の感想

2009/03/06 23:32|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:6
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アニメ夜話『海のトリトン』の紹介

 昨日は感想のつもりで書き始めたつもりでしたが、いつのまにか紹介になってしまったから、今回はそのリベンジマッチ。


 さて、あまり意味のない部分は飛ばしていこう。じつをいいますと、今回の『トリトン』夜話は個人にとって非常にタメになった一回でした。『ガンダム』のときも『イデオン』のときも面白かったし、スタッフ話も十分楽しめたが、岡田やゲストらの視点や分析はこの回ほど感触がなかった。なので、今回は部分的に受け入れない部分もあったにせよ、個人的は非常によかった。紹介記事と違って、今回は自分の感想だけを書くつもりです。アニメ史的には重要だとかの話は今まですでにある程度認められているものですから、こっちも多く話すことがありません。
 また、今日は週末ではありませんので、富野発言を文字起しする時間もありませんので、今回富野発言はお預けさせていただきます。

 まず、今回に通じてほとんどのゲストも語ったものですが、トリトンは全篇にわたって一番強調されてるのは、その「不安定さ」だった。この部分さえ抑えていれば、トリトンのあらゆる描写という描写が、すべてこれを強調するのが、簡単に見れるはずです。いきなり怒るとか、(理不尽なものであったにせよ)責任から逃げようとしてるとか、声といい、芝居といい、とにかく全篇のトリトンは、明らかに子供と少年の間にいる気分だった。そこが、いわゆる「等身大」のトリトンを創った。岡田絶賛のオープニングなんかも、ルカーの上で必死にバランスを取ってる感じをしましたが、そこもまたトリトンの未熟さを描き出した。
 以前、自分は■富野作品のオープニング、エンディングと絵コンテ(1)という記事を書きましたが、あの当時は、この部分にまったく言及しなかった。いや、気付かなかったわけじゃありません。子供ですし、海の上にいるから当然な動きだと思いました。ですが、今回の話を聞いて気付いたのは、そこらへんの描写を含めて、アニメにおける一種の「掟破り」だった。まさしく富野由悠季(当時は富野喜幸だが)そのものだった。
 正直いって、いままで僕はこの部分をまったく思いつかなかった。能力的にできるかどうかの問題じゃなく、一人の雇われ監督にそんな余裕があるとは思わなかった。なので長い間、自分のなかでは、あれが自然にできているモノだと思いました。しかし、今回『トリトン』夜話を見て分ったのは、あれほど芯を貫いた描写ならば、自然にできているものはずがアリエマセン。これを知っただけでも、自分にとって貴重だった。

 上の話を含めて、次に思ったのが声優のコントロールです。番組の最初から最後まで、塩屋氏はゲスト方々の熱弁に対して、終始「あー当時はただひたすらヘタクソだった」みたいな態度でした。謙虚か一歩引いてる立場かは置いといて、正直声優にとっては、案外そういう気分でしかなかった。にもかかわらず、多くの人びとに伝えたのは、美声であったからとか、ただのまぐれ当たりとは思えません。演技以上、その気分が作品にピッタリと合ってたからです。
 そこで思いついたのは、『エルガイム』の平松広和や『Vガンダム』の坂口大助、あるいは今回もゲストとして参加した『∀ガンダム』の朴璐美みたい、その気分とか成長とか声優個人のさまざまな部分を踏まえる起用も、キャスティングというか作品にとって不可欠な要素であると思います。だから、『トリトン』のそういう部分を踏まえての起用、使いこなすってのは、非常にすばらしいこととしか思えませんでした。
 ただ、ファンならばご存知する方も多いと思うのですが、『トリトン』はいわゆる西崎主導体制作品であったため、あそこらへんはほとんど西崎の発言がすべてですし、あの当時のチーフディレクターである富野も色々があったため、後ほど作品に密接することができませんので、人選もそうですが、アフレコもあまり行ってなかったらしい。ですので、『トリトン』の塩屋への指導は、おそらく富野とあまり関係ありませんでした。ただ、作品を作った張本人ですから、その芝居を受けて創った画は、あれほどピッタリと合ってたので、やはり声優を熟知でなければいけない話だと思います。
 だから、話としては簡単な理屈でしかありませんけど、本当にそこまでやれる胆力を持ってる上、それを作品のなかに組み込める監督は、果たしてどれくらいあるんだろうかという話です。正直、富野作品のなかでも上手いだけ(だけっていうのも変なんですが)の声優とか、ただ己の演技で乗り越えるような声優もいるけど、もしそれ以上の「何か」を作れたとしたら、きっとそういう部分をも使いこなせばいけないなと、今回改めて確認した。

 それから、作品全篇に通じて漂った「孤独感」も、この作品の一大ポイントである。設定からもすでにそうなんですが、とにかくトリトンは一般の子供向けアニメと違って、いろんな意味で一人ぼっちだった(そこらへんは少年少女の心を掴んだのだが)。それも最初だけじゃなくて、最後まで続いてた。そういう積み重ねは、正直非常に重いです。アレを見てきたチビッ子はもちろん、大人になった今見ても本当にきつかった。何故観客にそういう気分を与えるのかというと、それは、トリトン本人でさえそれを耐えられないからです
 だけど、そこで倒したわけにはいきません。だから、常に何かを渇くような、何かを求めようとするストレスというのが非常にある状態で、トリトンは前に進むのです。ご注意してほしいのは、ここで言ってた話は何もトリトン視点、つまり作品の内部の話だけではなく、作品の外部、すなわち作り手からの話でもあった。これは、本当に本当に本当に重要なことです。そういう話運びこそ、本当の作家だからこそ創れるトータルな計算なのです。
 (今のアニメスタッフにはいろんなキチガイ、アホ、同人気分屋、ビッグマウスなどがいるのですが、ああいうのにこういう能力を求めるのはそもそも間違いなんですが、せめてこの40年前近くの作品に少しでも追いついてから、てめえらのキチガイっぶり、アホらしさ、オナニー、F●X(失笑)などをやってもらいたいという気分です)
 話は逸れましたが、とにかく『トリトン』においては、こういう孤独感が1話からずーとあったんです。だからこそ、分かり合えるかもしれない喜びも、倍増してるわけです。だからこそ、すれ違った悲しさと寂しさも、さらに倍増してるんです。ヘプタポーダ話も恐竜話も、みんなそうなんです。ポセイドン話もそうなんです。27話前半までポセイドン族はただ殺す殺すだけのキチガイでしかないが、人間だったらもしかしたら話し合いできるかもしれない。でも彼らはもうすでに…という部分も、それを強化するんです。
 そもそもルカーたち海底生物と友達になったところで、なんになるっていう気分が、作品のなかでも明確に描かれているんですから(そこらへんはやはり富野らしい)、最後の旅立ちを含めて、トリトンは皆が共にしているけど、何も言わなかったからみれば、やはり一人だった。それでも、劇中にはちゃんと一つの可能性を置いているのです。それがピピなのです。

 ピピというキャラクターもかなり面白いキャラです。ピピは初めからトリトンを拒絶してるし、最後まで明確にトリトンを完全に受け入れた節がありません。にも関わらず、ピピは分かり合えるかもしれない希望に見えるのは、劇中では明確に少しすづトリトンとの距離が近づいてるからです。また、トリトンみたいに悲壮感がないにせよ、ピピもトリトンと同じく、性的な未覚醒においては非常に似ているのですから、その拒絶と葛藤も最終的に画が見せた拒絶ではなく、どこか曖昧だけど性的な部分に指向するのです。少なくとも、ピピは完全にトリトンにとってお友達より「異性」に見えちゃうのですね。
 それから、ピピは原作時点ですでにトリトンの相手ですから(そりゃ二人はトリトン族の唯二の生き残りですからな)、トリトンという少年に対して、ヘプタポーダというゲストヒロインを抜きにすれば、未熟ながらもほとんどその女性の部分担いだのですし、ピピ自身も今回の岡田のいうとおり、かなり処女的で性に対して戸惑うし、トリトンに対しては表向きは拒絶してるけど、じつは満更でもないわけですから、エロスというか作品に色気を持ち込む一翼に違いないのですが、ピピはそういうエロス的な部分、つまり女性な部分を抜きにすると、非常に幼稚、少なくトリトンより年下っていうのも気になる。どこか気になるかというと、ピピの立ち位置の部分です。

富野由悠季監督 in 手塚治虫アカデミー2008 「アトムの時代~SFか科学か」レポート

 これのなかのレポートパート2では、この一段があります。

ただ今のピノコの件に関しては、眞君はそう言っているけれども、ちょっと違うと思っている部分があります。これは科学の問題ではなくて、作劇です。劇を構成するための人物配置の問題として考えなければいけないことがあるので、これは本当に面倒くさい話になるので、細かくは説明しません。手塚治虫という人が『ブラック・ジャック』を描くに当たって、ほとんど役に立たないピノコを置いているということで、基本的に人間の目指しているもの、触るべき技術論というものがどういうところにあるかということを、表すために、ピノコみたいなものを置かないとやっていけなかったという辛さのようなものがあったのではないかと思います。僕はピノコというのは、手塚先生にとってだまし絵のような存在になっていると思うんです。こういうキャラクターを置かなければいけない手塚先生というのは、本能的に、科学と技術の問題を感じていることがあって、それでいて自分はマンガ家としてしか表現ではない部分があるために、人の問題というのはこういうふうに、おちゃらけるしかないのではないか。だけど、ブラック・ジャックは実際に執刀するわけです。そして、ある人生に関与していくということをやって、その繰り返しをやっていかなければいけないという物語を作っていると思えるんです。あれはおちゃらかしのキャラクターだけれども、手塚先生の中では「ピノコがいなければ私は窒息してしまいます」という位置付けになっていると思うんです。アトムの成長でもないし、単純にカウンターとしてのセクシャリティを持った、アイドルでもないという意味で、心の中にある澱みたいなものではないのかという気が、僕はします。

 テーマとアトムの科学的なんとかのと沿わないためか、その後総スルーされてたが、かなり重要なことだと思います。ピピのキャラの造型も、おそらくこれと同じ問題だと思います。だから、ピピも、「そういうピピがいなかったら僕(作り手である富野&主役であるトリトン)は窒息してしまいますよー」的な部分があるんじゃないかなって思ってます。この部分と上の言ってたトリトンのパートナーになれるかもしれません(ようやく分かり合えた!の描写をするのも野暮れですしね)的な部分を含めて、ピピはいろんな意味での息抜きキャラだったとはいえます。まあ、ズバリこの物語のテーマに対するカウンターですね。富野が一番得意とする手法。

 それから、SF的な部分がしっかりしてる小谷さんの話に対して、岡田昔の言ってた話を思い出した。平成極楽オタク談義リスタートでの話しです。岡田が「富野さんってさ、SFに関してはすごいコンプレックスがあるくせに、SFに関してはすごく考えてますよ」という話に対して、池田憲章さんが「必ずアイデアを出しますね」というくだりです。あそこらへんも、やはりしっかり要素を入れるのも重要だと思います。SF的だけではなく、あのオリハルコンに対する謎解けの部分も、かなりミステリに入ってると気がつきまして、「ああ、それじゃ前自分が書いてたアベニール話とすごく似てるよね」と思っちゃったんです。そこらへんはやはりイデとは何だろうという(悪い意味ではない)ハッタリと違って、ちゃんと「謎」と「答え」に繋がっているんです。
 それから、(原作に比べても一つ単独な作品においても)主人公を子供だけどギリギリ少年なところに置いてるのも、しっかりと子供向けだけど、子供向け以上な作品だったと示したと思います。こういう形以上の何かをできるだけ詰め込む密度、それから次へと伝わる話ってのは、富野監督ならではの物語の作法ですね。


 正直いうと、いままでは、僕はトリトンをこのように強く富野の後の作品に強く繋がう視点で見ることがありませんでした。いや、もちろんテーマなどはのちに継承されてゆくのは承知ですし、ファンクラブとか『ヤマト』と『ガンダム』との関係なども承知しています。ですが、72年の作品とかスタッフなどの点からしては、今まではそれほど富野作品の大きな流れの一部とは考えておりませんでした。逆に、僕がずっと抱いてる他の人とちょっと違う視点ってのは、高畑演出に汚染されていない(いい意味での汚染)富野作劇が検証できるアニメとして、非常に注目してるんです。
 ですから、今回改めて確認したのは、『トリトン』は自分が想像してる以上に富野の想いとスキルを込めた作品なので、本当にありがたいと思います。ほかのトミノ夜話と一味違った出会いでした。


 ちなみに子供当時は、ピピは確かに嫌なキャラとしか思えなかったな。ワガママだし、トラブル起るし、あまり反省しないし、なによりトリトン族のもう一人の生き残りのわりに、トリトンと分かり合わなくて、トリトンとかなり違うですから(外見的な意味でも意思の働いてるところな意味でも)、本当に嫌だったな。でもいま見ると、やはりワガママですが、結構かわいくて、トリトンに近づいてるじゃないかとも気がつきました。あ~年とったな。

 富野監督の志を込めたメッセージについては、もういまさら語る必要もないだろうけど、あの日の番組のなか、飾りモノにいささか疑ってるけど、少なくほかの全員にちゃんと伝えたんだから、富野由悠季監督のファンの一人である僕にとって、非常に嬉しいことです。

 あと、藤津氏の分析ですが、正直それもあるかもしれませんし、富野にとって…いや、『トリトン』にとって非常に重要なキャラに違いませんけど、それでも安易にランバラルのまんまで嵌めるのは、さすがにいかがなものかと思ってます。ひびのたわごとの子犬さんもランバラルよりマチルダさんと仰ったし。まあ間を取って色気を持ったランバラルっていかがでしょう?

コメント
 どうも、アニメ夜話も見逃していたので正直この記事はありがたかったです。
私自身が興味があったのが声優の部分ではあったんですが、過去に富野監督が
声優のキャスティングに対して変わったのがあった時やはりトリトンが根底に
あるのかなと思いました。トリトン~イデオンまでの作劇とリアリティの追及
の富野アニメアフレコの第一期、ザブングル、ダンバイン~Vガンダムまでのより
作劇を追求し新鮮さを出すためにそしてリアリティとの兼ね合いを考えてやっている演劇の
割合を多く取り入れた第二期、そしてより演劇的にミュージカルなんかも導入し
舞台俳優を前面に押し出したブレン~リーンの翼までの第3期という風になるんですかね。
 世代、世代にキーパーソンとなる声優もいるみたいですし、ただVガンダム~ブレンは
エヴァの影響が大きいでしょうし。かつてガンダムの成功の後により声優の仕事が注目
されるようになってガンダムと富野監督が声優の転機にかかわったのときと、もうひとつが
Vガンがエヴァを生んだことによる、そしてエヴァのキャラクターが事実上のVガンの焼き直し
であることが結果的に富野監督のアニメのキャラクターを根底においてしまい、富野アフレコそのもの
を根底においた可能性がある。90年以降のアニメのはじまりがVガンダムとするなら恐らく阪口大助さんと渡辺久美子さんは結果として前の世代のアフレコを体験した最後の世代で、今のアニメキャラの始まりを演じた最初の世代ということになる。他の監督もいってますけど今のアニメの演技は昔の
演技とつながっていない。エヴァや他のアニメが出たことによりアニメ声や演技がパターン化を促してしまった。ブレンやターンエーのころの発言を見ると最初から声優をメインに使うつもりがなかった見たいですし、恐らくこのことを意識してのことでしょうから。
前にも若手の女性声優が今の萌えアニメを何とかしてほしい、次の台詞がわかるからだめだって富野監督に相談しにいった人もいるみたいですし、今は富野監督にかかわると実力派声優みたいになってますけど、トリトンのころからのキャリアと常にアフレコに対しても実験を繰り返してきたそのキャスティングと演技指導はすさまじいものがあると同時に、Vガンを作ったことがその演技の歴史を切るひとつの原因を作ってしまったというのはある意味で皮肉でもあるなあと、でもこの絶妙なキャスティングは富野監督にしかできないでしょうし、よく見てみると確かにイデオンやVガンダムで過去二回完成された形にはなっているなあと。演出云々の問題だけでなく今恐らく富野監督と富野作品以上にスタッフとそして声優の演技を成長さえる幅を広げるものはないでしょうね、それはファンとしてはうれしいことと同時にある意味で物凄くやばいことなんですけど。気分を表すキャスティングはトリトンのころから続いているのならもっと色んなところで生かしてほしいなあと思いました。
 
 
富野監督は偉大 #-|2009/03/12(木) 22:05 [ 編集 ]
富野監督は偉大さん、コメントありがとうございます。

確かに、第1期と第2期と第3期の区別はわりとはっきりしていますね。それが何も声優だけでなく、作品の方向や演出の色とかから見ても簡単明瞭ですから、仰るとおりだと思います。

正直、富野作品に参加してた声優の成長は目に見えるものですし、因果論からみればあそこらへんの関連性はとっても分りやすいですから、第3期の影響もこの論述に則って考えてみたいものですね。

富野監督の声優と演劇についての見方は、『映像の原則』には詳しく書いてありますから、いつかそっちから引用しつつ、富野監督は偉大さんにお教えを乞いたいです。

>演出云々の問題だけでなく今恐らく富野監督と富野作品以上にスタッフとそして声優の演技を成長さえる幅を広げるものはないでしょうね、
>それはファンとしてはうれしいことと同時にある意味で物凄くやばいことなんですけど。
ヤバイと仰ってる意味はよく分らないのですが、声優とアニメスタッフの活性化に繋げるのなら、それはそれでいいことじゃないでしょうか?絶えず内面と外面に作用しているのが、富野監督作品の特徴ですね(本人の話もそうですが)。
kaito2198 #L2WcHO2o|2009/03/13(金) 02:01 [ 編集 ]
どうも、やばいことっていうのはも仮定ですが富野監督のアフレコが根底にあるのなら
それは同時に他の可能性自体をつぶしてしまった可能性があるんじゃないかって事です。
Vガンとエヴァの関係はいわばかつての新世紀アニメ宣言と一緒で富野監督への共犯の
続行であると同時に、結果的に富野監督作品のギミックの部分だけがそのまま残ってしまった
可能性があると思うんです。その事により色んな作品が生まれましたが同時にそれは細分化の
促進に近いのものでもあった。多分今のアニメのギミックとして残っているのは富野監督の
作ったギミックをベースとして漫画やアニメの混合された成れのはてだと思うんですよ。
結果的にですけど富野監督が凄いというだけでなく、後の世代が意識的にまたは無意識的に
特別にしてしまった。でもそれは再評価はされてもそれは富野監督のやってきたこととはまず逆の作品が薄められてできる可能性ができてしまった。キングゲイナーとコードギアスの関係ややVガンダム~エヴァ~涼宮ハルヒの憂鬱~00までのアニメの系図と作品群と同時にそれは、やっている人間の一生懸命さが伝わらない部分が出てきてネタにしかされない言ってしまえば富野監督の世代やエヴァが出る前の世代の作品に出ないと必死さが伝わらないというなんともいえない結果が出てきたと思うんです。歴代のガンダムにして
ガンダムXまではそれぞれの熱気ともいえるものがあったし、GガンダムとガンダムXが今でも
評価されるわけはそれぞれの監督達がきちんと前の世代のことを受け継ぎつつもきちんと師匠の
作った作品を乗り越えようとする意思がみえたからだと思うんです。
 富野監督作品のアフレコの最大の特徴はその演じている声優の気分と必死さがダイレクトに伝わることだと思うんです。でもそれは他の監督の作品であっても出てこなければならないこと、でもすべてネタにされてしまって見えてこなくなってしまううまくいえないんですが活性化とは違う部分が出てきたんじゃないかと思ったんです。一時期というかブレン以降の声優特に朴 ろ美さんや小林 愛さん、白鳥 哲さん、高橋理恵子さんが大御所の監督に起用されることがあって評価として言われていたのが、今の時代にはない演技をしていると、そのキャスティング演技指導した富野監督の実力と同時にそれは演技の歴史が切れかかっていることを意味してしまう、余りにも評価を極端にしてしまうということだと思ってそれがやばいんじゃないかなとそして物凄くもったいないことをしているじゃないかと思ったんです。
富野監督は偉大 #-|2009/03/13(金) 22:02 [ 編集 ]
仰る意味はとてもよく分りました。

確かにパクロミや白鳥さんたちらのすばらしい芝居を(富野作品に通じて)見ても、ああしか使わせない他の監督を見て、本当にイライラしますし、とても残念だと思いましたね。
仰ったとおり、とにかく「ネタ」的というか、ある種のタイプ的な使い方しかできないのが、今のアニメ演出家の大半です。そしてそういった現象は何も声優面だけでなく、さまざまな面でも見られます。
そういう意味では、わざと古きよきものを拘ってる職人的なものとファーストフード的なものの対立体制を煽ってるつもりはないのですが、確か互いに抵触するものといわざるを得ませんです。

非常に考えさせる話で、いつかまた改めて記事にしたいと思います。
kaito2198 #L2WcHO2o|2009/03/14(土) 00:43 [ 編集 ]
こんにちわ。
どちらに書き込んで良いか分からず、トリトン関係なのでこちらにおじゃまします。
1979年『海のトリトン』のロマンアルバムが出てます。
その中のおそらく書き下ろし?の絵に詩が添えられてまして、、
~~~~~~~~~~~
先人たちが
熱い血潮をたぎらせ
同族のほこりをまもった
貴士のくに
意志をうけて いま
海人の心ざわめく
~~~~~~~~~~~~
この詩、詠み人知らずですがとても気に入っていて ずっと学生時代、下敷きに入れてました。(学生時代A4のハードクリアファイルに好きなアニメとか写真とか入れるのが流行ってました。冬になると それが乾燥してパリンと割れるんです。。)

この詩の
「先人たち」という言葉、
「意思」じゃなくて「意志」とするところ、
「貴士のくに」と「くに」をひらがなで書いてるところ、
改行するところ、
短く凝縮された言葉たち・・
みんな富野さんチックですよね?
今 思うのですが、これは富野さん作ではないでしょうか?
(最近は少し確信に至ってます。)
まぁ誰が書いてもいい詩なのですが・・・
トリトンはご存知のように、孤独がテーマにありますが、この詩は”所属”について語ってると思います。
”所属”は富野さんのテーマのひとつじゃないかなぁと思う。

この詩が載ってる絵は、日焼けしたトリトンがピピに遠くを指し示す、明るい顔をしています。
トリトンは、孤独で、番組的には打ち切りで、最後、子供には理解しにくいどんでん返しで・・・、
とても悲しかったですが、この詩でとても救われました。
決して彼らは死んでいない、生き延びてると確信するような・・・

思い入れを長々書いて、また古い話で失礼いたしました。
こちらのサイト・富野さんの作品を通して また素敵な詩を口ずさむことを思い出させてくて大変感謝してます。
これからもがんばってください。



バジル(トリトンが好きです) #ZJmJft5I|2009/11/23(月) 23:42 [ 編集 ]
バジルさん、コメントありがとうございます。確かにいい詩ですね。言葉遣いといい、雰囲気といい、自分から見ても、やはり結構「だから僕は…」などに載っている富野監督の詩や短文に似てると思いますので、ひょっとしたら本当に富野監督の詩かもしれませんよね。それから、おっしゃった”所属”も、確か富野作品がずっと捜し求め続けるものなので、その推断はかなり可能性が高いなんじゃないかなって思っております。

応援ありがとうございます。これからも頑張ります。
kaito2198 #L2WcHO2o|2009/11/24(火) 19:46 [ 編集 ]
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