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富野小説搾り出し(仮題)を読む その2

2009/01/19 13:52|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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富野小説搾り出し(仮題)
  『富野小説』即ち『血と精液100%!』


 昨日に続いて、上原マリ男さんのブログの記事を読みながら紹介します。昨日も言いましたが、富野小説を『血と精液100%!』というのは妙に頷くものですね。確かにアニメ作品と比べて、富野の小説はセックスや殺戮といった生くさい要素が必ずといえるほど入っています。何故かそれらの描写入れるのかというと、もちろん作者個人の好みもあるのですが、実は趣味以外、別の意図もあるのです。それについてまた別の記事で。



リーンの翼のサントラがいつまでたっても発売されないのでブチ切れる その3
 この記事は『リーンの翼』を、「完成度」の面で足をひっぱた諸要素について検討する力作で、ハッキリ言って僕には口を挟む能力なんてまったくないのですが、そのなかのいくつかの点については、上原さんの記事を読んだ以前から思ったことなので、少し自分の意見を書きます。
 まずは長さの問題。なんで22分キッチリなのが、僕にも良く分かりません。ネット配信アニメに詳しい方、どうか教えてください。1話ごとで売りたいのなら、せめてそのわけ分からん規制を緩めてどうですか?商売が作品作りの足を引っ張ったとしか思えません。

 そもそもリーン見た人は誰もが思ってると思うけど、なんで24分なの?
本編は正味22分。
ネット配信ってのはTV並に融通が利かないんですかね。(ネットの意味無くね?)
これはかなり問題だよ。規制の無いところでダラダラ作品を作っても堕落するだけとはいえ、枠を絶対視するなんてありえない。コンテにプライオリティを置かないのでは、河口Pの「映画の脚本の勉強をやりましょうよ」って初めの方針と完全に矛盾している。

個人的にはリーンは80分×2の前後編にすべきだったと思う。
地上⇒バイストン⇒バイストン 123話
バイストン⇒地上⇒地上 456話
いい具合じゃん。
それが無理なら、せめて各話をあと5、6分長くしてください。(そうすりゃ80分近くになるし)

 で、ファンの人たちが希望する1クール、2クールは無理だと思います。

「地上界浮上」「パブッシュクーデター」の『腹に一物 背に荷物』状態が同時進行して、密度を上げているのが肝だからです。よって6話以上にした場合、いつもの『中だるみ』が始まるだけです。

 他に1、2クールが無理な理由は、富野は基本的に『寓話』で走り抜けるからです。
『寓話』で長スパンはきつい。(長スパンは『展開のための展開』を必要とするから)

 この指摘はかなり正確だと思います。6話でいいと、僕も同感です。あの内容を見れば分かるでしょうけど、明らかに短距離走式に特化する物語なので(河口氏の言ってた映画的な作品というオファーに対する答え)、1話ごとの時間を延ばしても、話数そのものを延長するのは決して無理なこと。
 それから、上原さんの言ってた「80分×2の前後編」についてもかなり賛同です。富野のツギハギ映画(貶す意味ではない)がやっかいなのは、ニュアンスも方向性も大まかな構造も単一じゃないため、決して一つの映画のなかに消化しきれないことに尽きます。そのため、『逆シャア』や『F91』みたい最初から映画ありきな作品でもない限り、前後編もしくは前中後編を分ける必要があるということです。この基準で富野映画を検証すると、こうなります。

ガンダム→長くなりすぎたという声もあるが、基本的は完璧。
イデオン→3部分けすべき。接触編を2部に分ける。接触編、胎動編、発動編という形で。
∀ガンダム→3部。地球パートを2部に分ける。地球光、(名無し編)、月光蝶。
Zガンダム→3部はいいですが、時間が短すぎる。これについて自分の意見はまた固まっていない。

 以上の作品は総じて3部に分けるほうがいいんですが、この『リーンの翼』に限って、2部を分けるほうがいいといえます。前編と後編には、観客のリアル時間による蘊醸が必要ですから、劇場版∀みたいに。そういう意味では、もし河口プロデューサーが言ってた映画的な作品は本当に彼の本心なら、「22分×6=132分の全篇」がおそらく算段でしょうが、そうすると長くなりすぎますし、リーンの翼のニュアンスを消化できなくなります。というか劇場版∀のプロデューサーもアンタでしょう。何故その必要性を見分けられないの?本当に前後編なら、80分行かなくても、75分×2の150分でもあればいい。各話に約3分を足せば済みますし。そういう意味から言えば、上原さんが言ってたあと5、6分の主張に対して、僕は各話プラス3~5分で十分だと思います。確実に各シーンと各話ごと検証したことありませんが、あのテンポから見れば、3~5分でもかなり改善できるだろうと、勝手に思っています。『リーンの翼』のプロットは基本的にしっかりしてますし、あとは各箱書きを強化すればいいです。いや、75分も80分もいいんですが、75分を主張するのはもっぱら80は3で割れないからです(汗)。
 とにかく、このリーンの翼に限って、長さは作品に妥協するすべきだと思います。拘りと規制が必要ですが、融通はもっと大事です。

 あと、

 富野アニメに対して「説明不足」「舌足らず」という批判が届かず、改善されないのは、それが的外れだから。きちんと刺さってない。はっきりいってトンチンカンです。 というより『説明不足について説明不足』です。

 富野が陥っているのは「ライブ映像による説明過剰」(これは逆の意味で「説明不足」という批判が成立してしまっているため)(コンテを読めない阿呆な関係者のせい、明き盲どもが!)
カット間を「体験」、「実感」で筋を通していくのは、富野の方法論の一つ。
Zのシャアのグリプス侵入だって、本当はセリフで、説話で処理できます。

 この辺の意味に対して、僕は完全に語る能力がありませんので(なんとなく分かりますが)、是非上原さんの記事を一度読んでください。

 それから、

 「地上界浮上」「パブッシュクーデター」はそれ自体が舞台として有効だから設定したにすぎません。
状況以上に展開することはありません。ガイアギアの『メモリークローン』がたいして掘下げられないのも同様の理由から(ガーゼィも)。富野にとって「批評的なフック」は設定の段階でとどまります。なぜなら「設定」は人間ドラマと実は関係がないからです。

 先日も設定と物語の関係について少し意見を書いたが、ズバリこれに尽きますね。だから設定云々以前、物語を大事しない監督は、本当に間違ってると言いたいです。もちろん、モノの作り方は千万種がありますが、設定をどう物語にフィードバックするのは、確実に優劣があるのです。


リーンの翼のサントラがいつまでたっても発売されないのでブチ切れる その4
 上原さんはなかなかのリーンの翼ファンなので、記事に投下してくれた情熱も内容の質も半端ないのですが、この記事は比較的に批判な角度を取ってあります。一つ目はキャラデザ。二つ目は1話の問題点について。キャラデザについては良さ悪さを下す能力がありませんのでなんともいえないのですが、『キンゲ』のキャラデザと比べて、物足りないと思うのは、当然なことといえよう。それから、カメラワークについては、別の処理をすれば意味が違ってくるから、そのへんは疑問がないわけでもありませんが、富野のカメラワークは確かにある意味古いと感じますから(本人のセンスか周りのスタッフの力を汲んだ上の決定かは知りませんけど)、もう耐えませんに行かないまでも、やはり気になりますね。

 もちろん、1話の良さもちゃんと挙げられています。

 バイストンウェルの映像化作品の中ではじめて面白いと思ったのがこのリーンの翼でした。ダンバインもガーゼィもお話は好きなのですが、1話としての広がりはリーンに到底及ばないと思います。
 バイストンウェルの具象が、先に地上界に出現するのは(しかも『状況』まで引き連れて)絶賛されてしかるべき『発明』ではないでしょうか。そのことによって、バイストンウェルに召還された主人公が『元の世界に帰れるかどうか』という無駄な(←私見です)逡巡を省く利点を獲得しています。

 上原さんがご指摘をなさったこの部分は、確かにいろんな問題点を一気に消解してくれた。物語上の意味性?あまり無い。すべては物語を円融に進ませるための処理です。作家性なんかどこにもいません。それでも演出の技能は発揮するため、マキャベルのキャラとかにトミノイズムがあるように見えるだけのことです。そこは割り切れないと、見えるものも見えなくなっちゃうと私が思います。


 また長くなりました。予想以上長くなりました。これくらい書かなければ到底消化できない実のある記事ですから。あくまで予想ですが、このシリーズはひょっとしたら10日以上かかるかもしれませんな。


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