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ガンダム・パトロール

2009/01/14 00:03|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - ガンダム・パトロール
 アベニール記事を考えてる最中の副産物。出典はもちろん徳間書店の『戦争と平和』。とても良い本ですから、まだ読んでない方は今すぐkonozamaへ…!いや、別にアマゾンじゃなくてもいいですけど。

「モビルスーツ」の限界

大塚 これまでの話を受けていくと、富野さんは今後アニメの中でモビルスーツというものをどのように扱っていかれるつもりなのか、改めてうかがってみたくなります。兵器のリアリティが失われたり戦場が変化したりしていくとおっしゃる中で、今後もそれを兵器として描いていけるのか、それは成立しうるのか。非常にシビアな問題になってくると思うんですが。

富野 ええ、困ってもいるし、実をいうとにっこりもしています。今年(2001年)の春ぐらいかな、もしも次のガンダム企画があったらということで一つ思いついたのは、もはや基本的にテロリズムに対応した戦争ものしかないだろうと考えて、『ガンダム・パトロール』でいこうかと思ったんです。

ササキバラ パトロールですか(笑)。『ラット・パトロール』みたいですね。

富野 そうですね。それ以外行きようがありませんから。
 そうなったら、ガンダムが今までやってきた戦争論は一切ありません。そんなことをまだやってるようでは、それこそ世間のもの笑いの種になるでしょう。その後、今回のテロ事件が起きてみると、うん、『ガンダム・パトロール』でよかったんだと改めて思いました。
 ただ問題なのは、「そうはいっても、もうモビルスーツじゃないんだよね」ということです。モビルスーツというのは基本的にどう見てもソフトウェアではなく、まさにハードウェアの真骨頂ですから。ガンダム・パトロール、やっぱりないかな、と思いながらも、可能性を自分なりに探っているところです。

ササキバラ モビルスーツというものを、そういうところまで煮詰めてきてしまったわけですね、この二十数年で。

富野 そうです。

上野 モビルスーツ自体がそういうものを招き寄せてきたのかもしれませんね。ブレンパワードにはある種の意思があり、バイオ的な力も持った機械のような生物のようなものであって、モビルスーツというよりも馬のような存在でした。『∀』ではナノテクというものが、あの世界の大きなキーになっていますが、これもやはり非常に繊細でまさにモビルスーツを不要にするテクノロジーです。そんなふうに一所懸命ハードの可能性を突き詰めてモビルスーツというものを追い込んでいくうちに、とうとうモビルスーツが不要になるところまで来たんですね。

ササキバラ 来ましたね、本当に。

富野 来たからなんです、これ以後自分の作るべき作品を考えたときに、とにかく基本的に元に戻るしかないと考えて、次の作品はきわめてクラシックなロボットもののスタイルに戻りました。
 ただ、「ガンダム・パトロールしかない」と思った先にあるはずの可能性は、改めて自分で考えていきたいと思っています。

 惜しいことに、このガンダムの新路線の可能性については、それ以上深く掘り下げることはないのですが、これからの戦争を描こうとするならば、ぜひテロと対応するグラウンドと話を作るということです。このへん、じつは『アベニール』ですでに一部が描かれていたものです。途中舞台は宇宙まで上がっちゃったから、サージェイの治下の日本政府を深く書くことはついに無くなったのですが、それでもあのへんのアイデアをもっと膨らむと、きっととても面白いモノになるんだろう。そういう意味では、ガンダムパトロールもまさにその延長線にいるものなんですね。
 対テロという話自体は難易度高いものですから、ガンダムでそれをやるには、ちゃんとしませんと、ガンダム自体はただの秘密兵器になっちゃうような気がします。秘密兵器対テロあるいは巨悪という話じゃ、現実にグリップすることができませんし、人を魅せることも達成できないでしょう。


コメント
こんにちわ
富野監督、ちょっと不用意に「テロ」「テロリズム」を使用されている感じがしますね。何を持ってテロリズムとみなすかは非常に難しいですし...「もはや基本的にテロリズムに対応した戦争ものしかないだろ」これがUCシリーズを指していて元に戻るという意味で使われいないのであれば、富野監督のテロリズム観はかなり狭義なものなんでしょう。UCシリーズのガンダムってテロリズムに対応した戦争もの人間ドラマじゃなかったの?という気がします。

これは個人的な意見ですが「公正と信義があれば徹底した非人道的暴力、破壊工作、大量殺人ですら、徹底な悔悛があれば善だとみなされる」という一神教的(キリスト教、イスラム教、ユダヤ教)な考えが生き続けるがあるかぎり、あらゆる交戦状態はテロリズムの衝突でしかないような気がしています。なんかうまくいえないなぁ。すいません。(とりあえずアメリカとイスラエルは1000倍返し、一万倍返しが国是の逆らったら本当にあぶねー国だと思っています。それを日本はWW2で思い知ったわけですんなり平和ボケできる不思議な国家になったわけですが。)
metro #-|2009/01/14(水) 02:36 [ 編集 ]
metroさん、コメントありがとうございます。

そうですね、そこは私もそう感じてます。極めて狭い範囲で「テロ」という言葉を使った感じがあります。ここの話は911起こってから3ヶ月くらいの話ですから、おそらくまだそれほどお考えにならないでしょうが、単に「イラク戦争みたいな戦場の形成」を言ってるにも見えます。広義的なテロなら仰るとおり、ご自分の作品ですでに展開しているですからね。でも、「国VSテロ」という構図は確かに未だに出てこないですから、うかつに描くことはできませんが、それの実現はかなり面白いモノになるんだろうと、勝手に予測しますが。

一神教的な考えについては、おそらく富野監督もmetroさんと同じような考えも持ってるそうです。『それがVガンダム』を始め、いろんな所で一神教の危険を言及してたんです。でも、富野監督はわざと宗教的なフィーリングを避けてる節がありますから、『Vガン』以外にそれを見れるのは、なかなか難しいことですね。
kaito2198 #L2WcHO2o|2009/01/14(水) 12:51 [ 編集 ]
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