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フランスアニメーションの可能性

2009/01/12 23:49|未分類TRACKBACK:0COMMENT:1
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■台湾アニメーションのこれから

 思わぬところでリクエストをいただいたので、予告通り、少しフランスアニメーションについて書きます。

 ヨーロッパにはアメリカとは違う固有のアニメーションスタイルを持っています。一口ヨーロッパと言っても、様々な様式がありますが、その多くがテーマ性と実験性を溢れている、今日我々が考えたアニメとは、まったく別ベクトルなものです。たとえば、チェコの人形アニメなどは、日本でも有名でしょう。そのへんは五味洋子氏のアニメスタイルの連載や本を読めば、その豊かさを色々分かると思いますので、ここで割愛して、フランスだけに絞ってきます。
 さて、フランスは元々欧州のなかでも文化と技術が進んでる国なので、アニメーションの技術もかなり持っています。さらに、芸術の国でもあるので、作られた作品も芸術性が溢れています。が、一つ大きな挑戦が彼らの前に現れた。それは、ディズニーをはじめとするアメリカの商業アニメーション。フランスのアニメーション制作者たちにとって、あれはまさに俗悪の顕現ほかないのですが、子供たちに大うけでした。それもそうです。芸術性溢れるアニメーションより、ネズミとかリスとかダックのほうがよほど面白かったのです。こんな状況が続いて、やがてフランスのアニメ産業もだんだんアメリカアニメの下請けをせざるを得なかった状況に陥った。
 さらに、70年代に入れば、もっと凶悪的な相手が現れました。それが日本のアニメでした。今度のショックはアメリカアニメ以上でした。しっかりしてる作りと強烈な個性に、フランスの子供たちはたちまち日本アニメの虜になったのだ。まあ、グレンダイザーの伝説は皆もご存知ですね。
 元々固有なアニメーション技術を持ってるフランスが、何故こうも次々と米国と日本に負けたのかというと、原因は一つしかない。商業アニメの不在だからです。こんな絶体絶命の状況の中に、彼らはついに一つの決断を下した。それは、今度は自分たちがフランス発信の商業アニメを作る。媚びるアニメを作るのはフランスの制作者たちにとって、自分のプライドを捨てるようなものですが、アメリカや日本に負けるよりずっとマシだと思ったからであろう(このへんは自分の意訳もかなり入ってますので、事実とはかけ離れてるところがあるかも)。
 そういうことだから、フランスアニメーションの歴史は戦前からずっと続いていますが、本格商業アニメが始まったのは、80年代国家戦略の一部の中に取り込んだ以降のことだといえます。もちろん、最初は上手くやれるはずがありません。アメリカと日本アニメがうじゃうじゃしてるなか、彼らは学校の整備から国外のノウハウの吸収まで細々20年以上もやってきたわけです。日本でいえば、ここ数年でようやく取り込んだ政府によるバックアップの学習体制、フランスは20年前ですでに通った道ということです。
 そして、成果はズバリこれです。

 ドラゴンハンター

 オール3DのCGアニメ商業映画。2Dのテレビアニメシリーズに基づいた作品です。ここにはそのトレーラーがあります。

 ……はっきり言ってあまりよく出来た予告とは思わないのですが、中身はこれより遥かに面白いです。
2009年1月13日追記:さっそく削除を喰らいました。トレーラーは公式サイトにありますので、上のリンクを参照ください。何故かフランス版サイトの予告はイギリス版のより出来がよかったりして…。

 まず、一番驚いたのは、この映画の雰囲気は今までのヨーロッパアニメというより、ほとんどアメリカの商業アニメそのものです。それでいて、アメリカアニメの俗っぽい感じがなく、所々がヨーロッパの上品さが伺える。単純明快なストーリー、王道なテーマに高い技術、その通俗だが誰でも楽しめるようなフランスアニメは、いまじゃフランス家族毎年のファミリー映画になってるそうで、彼らがアメリカと日本アニメの挟み撃ちの間に、見事に自分の道を切り開いたのです。
 今、フランスは全欧州のアニメーション産業のなかでも一番規模を誇る国で、フランス文化局の職員さん曰く、彼らはさらにアメリカ、日本に次ぐ世界アニメの三番手を狙っているそうです。ライバルはおそらくカナダとか厨国とか韓国あたりと思いますが、この映画を見て、そんな可能性を感じさせるはずです。

 …と、何故かユーチューブで全篇を見つけたので、そのパート1を貼ります。長いスタッフリストはちょっと鬱陶しいですが綺麗です。4:00以降登場する姫かわいいです。

2009年1月13日追記:こっちも削除されました。まあ、元々無断アップロードですから…。


 それにしても、富野記事はともかく、こんな記事を待ってる方もいるとは…嬉しくもあり、恐れも入れますね。こりゃ迂闊にサボっちゃいけないね。


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