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イデオンと富野喜幸と滝沢敏文

2009/01/05 22:10|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - イデオンと富野喜幸と滝沢敏文
 『イデオン』の資料を見返したら、興味深いくだりを見つけました。監督の富野と演出の滝沢についての話でした。
 周知の通り、テレビ版コンテ5本、演出11本、さらに映画版では、監督という役割をも務めた滝沢氏は、このイデオンにおけるもっとも重要なスタッフの一員だといえます。しかし、テレビ版はいいとして、映画版イデオンの「監督」と「総監督」は一体どのように違ったのかという疑問を感じた人もかなりいるでしょう。そこで、『伝説巨神イデオン大事典』の富野発言を見てみましょう。この内容については、富野とかBLOGサイト2の坂井哲也さんはすでに要約を書いてくださいましたが、自分は要約する能力がありませんので、あえて全文を掲載します。

本誌(注:アニメック) 例えば「イデオン」の映画ですと滝沢敏文さんが監督をなさるなど、アニメーションではどんどん若い人が起用されてゆきますが、総監督と監督は、今回の映画では仕事内容にどのような違いがあるのでしょうか?

富野 厳密に言えば、滝沢君の場合には、実写の世界でいう助監督に過ぎないでしょう。ただ、助監督とも言い切れないんです。だから「イデオン」の場合にはあくまでもこうしました。つまり、本来コンテュニティ(絵コンテ)を抑えられない限り、本当の意味での監督とはいえないんです。コンテュニティに関していうと、僕が全面的に抑えちゃったんです。しかしそれ以後の実務的な作業に関しては、全部滝沢君に依存しています。実写の助監督と違う部分というのは、アニメの監督の場合には、原画チェック以後に、本来監督といわれている人がいなければいけない部分があるわけです。最終的に今回のフィルムに関して言うと、絵の演出上のフィーリングが、完全に滝沢君のテクノロジーで仕上がっているんです。ですから助監督ではないんです。見事なくらいにコンテがありますから、彼はその部分では監督ではありません。が、実写的なレベルで言った時に、シナリオを受け取ってカット割りをしてゆきながらそれを撮ってゆくのを監督とすれば、まさしく彼は監督と同じ。だから監督です。たまたま時間があったこともありますが、Bロール(発動編)に関して言えば、滝沢君が監督であることに間違いはありません。別にヨイショするわけではないけれど、少なくとも演出処理術というものに、僕にはできないものがある。やはりひとつには、年の差というものがありますね。若い感性の持つフレキシブルなものというのは間違いないものだし、僕にはもうマネのできないものだし。例えば、光の処理法ひとつとっても、僕とは違った味わいがある。あれはもう、滝沢君のものですね。そういうオリジナリティというものは、歴然たるものです。

 と、富野が言いました。この発言を信じる限り、どうやら富野はコンテ以後のすべての実務(原画チェック、演出処理とか)を一切ノータッチで、全部滝沢氏に任せたことになるんですが、別の発言ではまた違った分業が出てくるから、なんだかややこしいですが、ここでしばらく富野監督を無視して、滝沢氏一人だけに絞りたいと思います。

 以下の発言は『伝説巨神イデオン 記録全集4』に収録したもので、内容はテレビ版に対するものですが、ここでは滝沢氏の富野演出と絵コンテ観が見られます。

イデオン全般の絵コンテを切る際に、富野さんのスピード感をすごく参考にさせてもたいました。この作品におけるスピード感は僕なりに吸収できたと思っています、やはり直接的にはああいう部分なのでしょう。富野さんの演技的なうまさとか、ドラマの盛り上げ方などはすごく難しいわけで、そういったものはまだ吸収しきれないのですけれど、わりあいと吸収しやすいところが、そのスピーディなところというわけです。その意味ではすごく勉強させてもらったと思っています。僕の絵コンテの最初の頃のやつは、富野さんの直しが入っていますから、それでスピーディな感じがすると思いますが、39話はもう富野さんの絵が消えて、ほとんど僕の絵になっています。ここに僕の進歩らしいものが現れていますでしょう? なので、その意味ではこの話数は一番カワイイ、僕のものが一番よく出ている話なんですね。

 一見あまり接点がない二つの発言ですが、よく読んでみると、2人のコンテ(ドラマや展開の段取り)と演出処理の分業について認識は実に共通します。

 明日も滝沢氏の話題を書きたいと思います。


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