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月刊ニュータイプ2005年4月号GUNDAM EXPO 20富野由悠季総監督インタビュー(2)

2009/01/03 11:26|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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■月刊ニュータイプ2005年4月号GUNDAM EXPO 20富野由悠季総監督インタビュー(1)

今回は後半。

時代がつくらせたと思わざるを得ない

 本誌創刊時のトップタイトルは、「機動戦士Zガンダム」。そしてくしくも20周年にあたり「Z」は”新訳”の劇場映画として復活する。
 「一生懸命やった結果、時代を代表する作品をつくれたり、時代を象徴する雑誌が誕生することもあるでしょう。つくり手として”俺たちが時代をつくった”と言いたいところですが、時代の側は個々の仕事に支配されることはありません。20年という時を総体でとらえて、それを痛感します。今、時代が『Z』ということばを選ばせているなら、それはバイオリズムのような流れがあるからです。
 20年たって”ほら、みんなカミーユになっちゃった”という状況がある現在、時代に対して同じ『Z』という素材で手直しがきくとは、正直思っていませんでした。ですがまとめる仕事を始めてみたら、『Z』で最も嫌悪感をもっていた部分を画面上では描いていなかったことに、まず自分が驚きました。僕自身が20年、年をとったおかげで客観的な視線が得られて”だったらこの手もある”というのを今回の映画版で出しています。コンセプトも物語の構造も、基本的には何ひとつ変わっていないのに、足の置き方を半分ほどずらすだけで、狂うか狂わないかという違いが人間には出るということを、確信をもって描いています。
 現在の社会はルーチンワークでマニュアル化が進んでいますが、こういう状況にみんなが慣れ親しんでるかというと、どこかで”違うんだよね”とうっすら思っているはずです。それも半分足をずらすかずらさないかの問題だと思います。20年たっていうということは、今日までの現実をみんな引きずってきているわけです。ならば完全リニューアルは大変ですから、する必要はないのです。半歩ずらせばよいのです。この状況がいけないと思うか思わないか判断し、半歩の違いをするだけで、大きなことができる可能性があります。『ガンダム』以後でいちばんいけないことは、みんなが”好きにつくっていい”ということを誤解したことだと思います。回収できる歩留まりを見えにくくしてしまったのは、出資者、プロデューサーレベルに大人の鑑識眼をもった人がいないからでしょう。われわれのレベルでも、もっとお互いにものを言い合って見直し、学習する努力が必要なのです。それも半歩の努力だと思います」

 Zの話以外後半の部分は、どの業界でも通用することですし、アニメ業界にとって非常に重要なことだと思います。日本なら出版社の一般部門とマンガ部門の序列をたとえにすると分かりやすいと思いますが、何故アニメ・マンガエンターテイメントはいつまで経っても見下されてるのか、やはり考える必要があります。『ニュータイプ』が『アニメージュ』と比べて一番悪いのは、まさにそのページ構成の混乱。ビジュアル重視といっても、ピンナップも広告ももっときちんとした統合感が取れる入れ方があるし、その内容ももっと充実しないとこんな一番「薄い」アニメ誌という状況が続いているから、そこらへんは頑張ってもらいたいです。逆に、『アニメージュ』も自分が何故売れなくなった状況を誌面の構成から探さないといけないから、『アニメージュ』も『ニュータイプ』と同じく、チャレンジが避けられないです。
 あまり多くは言いたがらないですけど、「これくらいをやればいいでしょう?」という雰囲気が出てるアニメ関連の仕事はあまりにも多すぎると消費者に感じ取られるのが現在のアニメ関連産業。アニメ雑誌もそうですし、アニメそのものの製作もそうです。確かにそれ多くが「業務」なんです。でも、少しでも変わりたいと思ってるなら、業務以外の何かも入れるべきではないか。これは何もアニメ産業のことだけじゃなく、どの業界でも通用すること。上の”好きにつくっていい”の真意は、じつをいうと先日文字起した富野監督の萌えアニメ観に対する意見と相通する部分がありますから、僕はアニメにおける単に一の視聴者に過ぎませんけど、本当の制作者ならこれくらいをじっくり考えないと、やはりどうしでも現在のアニメ制作を続くと思います。

■富野の萌えアニメに対する3つの発言 その1

 そのへん、先日買った「オトナファミ」のほうが実にちゃんとしてると思います。さすがに「大人」を唄うだけのことがあって、なかなか品格がいい体裁になっていますし、既存の子供を舐めきった商売の仕方は極度捨てて、大人でも既存のアニメ・マンガファンでも一応見れるような内容となっています。もちろん欠点がないわけでもありませんが、その意欲的な本つくりに、僕はとても尊敬しています。


追記:最後は何月号忘れたが永野護の発言。

 「当時のNTの裏側なら全部知っているねえー(笑)」と、語る永野護。実は、ニュータイプという誌名について、富野由悠季監督に電話がかかってきた瞬間、その場に居あわせていたという。まさに歴史の証人だ。
 「当時、富野さんの横で『Zガンダム』の仕事していたら、電話がかかってきたんですよ。で、電話が終わったあと富野さんが『永野くん、今、新雑誌の名前を”ニュータイプ”にしたいっていってきたんだけどッ』って話しかけてきて。僕は『それはダサイ』なんて言ってたんだけど、監督は『僕個人としてはいいと思うんだけれど……でも僕は反対だなそういうのは……』なんて言いながら、そこらを歩き回ったりしていて。『あ、うれしそう、この人喜んでる』って思って観察してましたね(笑)。」




コメント
最近のアニメ誌のことのほうは覗いたこともないのでよく分かりませんが。

真面目な人が状況がよくないことを分かれば分かるほど、何もできないという無力感に打ちひしがれてしまうっていうのはありますよね。
自分の生き方が根本的に間違っているんじゃないかと蛮勇を奮い、自分が「好き」というだけのものに答を求めてみても、そこには実は何の足場もない。
立ち位置をまったく変える必要なんかない。今、自分が立ってるところで半歩だけステップを変えてみたらどうだ、・・・というのは、劣悪な製作環境の中でできる限りのことをやってきた富野監督の言うことだけに重みがあるような気がします。

このところ私はテレビ版の『Z』をずっと見てきているので、ここで『新訳』の意味を再確認させてもらえてありがたいです。
囚人022 #TJwDdEqg|2009/01/03(土) 15:54 [ 編集 ]
まったくおっしゃるとおりです。

ただ、アニメ業界に限れば、最近のアニメ事情なんかを見ますと、まさに作り手神話の悪弊が出てくると思います。いったい商売と創造性はどう埋め合わせるのか、やはりパイオニア、すなわち先駆者が出てこないと、なかなか出来ないことですね。その点、またずっとパイオニアでいらっしゃる富野監督、もしくは別の新しい何かをアニメ業界に持ち込める人に活躍させたいのですね。
kaito2198 #L2WcHO2o|2009/01/04(日) 11:43 [ 編集 ]
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