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富野由悠季1991年ホンコンのF91に関するインタビュー

2008/12/24 21:58|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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■日本語のネット界じゃ読めない富野発言

 一昨日はさっそく子犬さんシャアニュースのRandal Stevensさんのリクエストを頂いたわけですが、昨日は訳あって記事をかけませんでしで、本当に申し訳ございません。で、肝心なインタビューですが、最初はリクエストの通り北京大学の講演から手掛けたいのですが、最近は色々あって(例のオトナファミのこと)、頭が塞いでいてなかなか進まない上に、あの講演の積極だか消極だか達観だか諦めたか良く分からない内容を読んで、それを翻訳するのに本当に苦痛なんです。ですから、しばらくそれを凍結して、今回はF91のインタビューに留まるつもりです。期待してる皆さん方に、本当に申し訳ないのです。

 さて、このインタビューはホンコンの「Aクラブ」という雑誌に載ったものですから、インタビュアは「A」で表示します。あと、さっき仰ったとおり、最近脳の活動の低下とともに、日本語翻訳能力というか変換能力もかなり低下しているわけですから(かといってチェックする気力も残っていません……)、もし間違いがあれば、ぜひぜひご指摘をしてください。隠しコメントでもいいんです。よろしくお願いします。

A 戦闘ロボットアニメについて、日本の観客はどう思うんでしょうか?

富野 『F91』という作品は、日本では極端な反応を受けました。はっきりと「好き」と「嫌い」というファンは、それぞれ半分を占めていた。今回の作品のなかに、僕は人の心性の描写や人と家族の関係を入れ、人と人の関係性を強調する同時に、人はひとりだけの個体ではないというふうに描きました。それと、子供たちに戦争の実体を分からせるために、作品のなかでは戦争が持つ怖さ、リアルな一面の描写もしました。そういう意味では、フィルムのなかに注いでいる思想を、ホンコンの観客たちは一体どれくらい分かれるかのに対して、とても興味深いです。

A 戦闘ロボットアニメは子供に悪い影響を与える声もありますが、富野さんはこれについてどう思うのででょうか?

富野 確実に悪い影響を与えると思います(キッパリ)。なぜかというと、子供はアニメだけで暴力を学ぶと、暴力や戦争は簡単で面白いことだと誤解するんです。でも、このようなアニメーションは視聴率が高いため、テレビ局はそういった暴力傾向があるアニメ番組を強化する代りに、ゲームやスポーツのように描くように要求も出ます。しかし、暴力をゲームのように描くのは、ひょっとしたら子供にそのなかに潜んだ危険性を忘れられるだけではないかというふうに感じています。それはとっても危険なことです。この現象によって作られた被害者は何も子供だけでなく、現に日本では組織の規則をゲームのシステムに押し込む会社も出てくるわけですから、本当に悪性循環に辿る一歩なのです(注:何かを示すのはイマイチよく分からないにですが、もしかしたらゲーム会社のことを言ってるかもしれません)。

A 話は今回の映画に戻りますが、『F91』のラストではシーブックが百合の花によってセシリーを見つけたシーンがありますが、富野さんは百合花にどういうニュアンスを与えるのでしょうか。

富野 言葉でシーブックとセシリーの感情を表現したくないため、百合を選んで……花に通じて二人を繋ぐわけです。

A ラフレシアだけではなく、エルメスなんかも人に思わず花を連想させるようなデザインですね。富野さんは花に何か特別思いでもあるでしょうか。

富野 最初にメカデザインをしているとき、僕はラフレシアの造型を固すぎないように、いくつかの柔らかいモノをモチーフとして持ち込んだ。それと、ビジュアル面でいえば、はっきりと敵味方のメカを区別するようなデザインが必要するわけですから、結果的にクロスボーンバンガードが丸みを持ってるデザインで、連邦が花や動物みたい機械以外のモチーフを排除される、角を持ってるメカデザインというふうになりました。
 僕個人でいえば、特に花が好きなわけでもなく、ただモノを創造するときには、アニメ世界以外なものを作品入れる必要を感じましたから入れただけです。何故ラフレシアが必要かというと、それは作品の最後には今までと全く違うメカが必要からです。これを探すために、本当に2ヶ月もかかって、ようやく「花」というモチーフを見つけて、ラフレシアに入れたんです。どうしてかというと、観客をそれは花か動物か一目で分からせるようなデザインを探すのに、本当に苦労しました。

A 作品のなかのキャラクターデザインやメカデザインは、どれくらい監督の原作概念に反映してるんでしょうか?

富野 じつをいうと、僕はあまり大河原邦男さんのメカデザインが好きじゃありません。今回もメカのデザインに当たって、大河原さんにいくつかの土偶――古代バビロニアの土偶ですが――を参考してもらって、そのデザインにバビロン色を出してるように、お願いをしたわけです。その成果はご存知の通り、劇中で出てくるクロスボーンバンガードの一連のMSですが、今回僕が描いた物語はクロスボーンバンガードが宇宙(コスモ)バビロンという国家を建国する話ですから、その部分に対して、本当にとても満足でした。
 ゼロから始まって、何も無い摸索状態からMSに何かを持ち込むのは、本当に難しいことですし、そのモチーフをいかに改変やアレンジして、MSに似合うような形にするのも、ものすごく辛い過程が要ります。そういう意味では、若いデザイナーたちにも、この作品見て、何か新しい斬新なメカデザインを作ってほしいです。例えば今僕の前に立ってるこの若い人たちも、将来はメカデザイナーになるかもしれませんですね。

A 時間の制約がなければ、監督の理想的な『F91』はどれくらいの長さになるはずだったでしょうか?

富野 最初はテレビシリーズとして検討したこともありますが、最後は映画という形に選びました。で、最初の予定上映時間は2時間半ですが、いざ絵コンテを描いたら、観客にドラマの発展を分からせつつ、作品の伝えたいすべてを伝えるには、どうしても3時間以上をかからなければいけないと分かりました。
 僕はこの作品に通じて、心の中のテーマを語りたいのですが、上映してる作品では、自分が伝えたかった概念を伝えきれませんでした。このフィルムの中にも、僕が力不足でどうしょもない部分があって、本当に残念です。それでも、まったく作らないほうよりずっとマシですし、作ってからわかったこともあります。

A 「ニュータイプ新世紀宣言」からもう10年経ったわけですが、今の富野さんは自分が間接的にニュータイプを促進した、あるいは作った感じがあるんでしょうか?

富野 (笑)たとえば世界では本当にニュータイプがあるにしても、おそらく今回の湾岸戦争で全部消えたんじゃないの?どうしてかというと、現在多くの人たちは世の中のすべてが戦争によって解決できると考えるようになりましたからです。戦争を好ましくない人たちでさえ、心の中にどこかで戦争は問題を解決してくれる「かもしれない」考えがあるわけです。これらはすべてオールドタイプ的な発想です。

A じゃあ、さっきの問題に戻りますが、富野さんは自分の作品に挙げたニュータイプという思想がすでに10年前に世間に浸透してると考えますね?(注:何この強引なインタビュア)

富野 (眼鏡を取って、熟考10秒、また眼鏡をかける)さっきが言ってた話は実をいうと、僕が本当に伝えたいことではありません。
 当時宣伝活動のなかで挙げたニュータイプ新世紀宣言が、本当に伝いたかったのは、「人は変ってゆく、ニュータイプと同じように」というメッセージですが、その間の過程は、簡単なことではありません。そのような変革は200、300年をかかるかもしれません。これらはすべて一作者としての願いである同時に、作品の中に自分の願いを込めるのは、すべての制作者が一人の作者として、ちゃんと責任だと思っています。

 外国のファンは日本のファンと比べて、一つの違いがあります。外国人だったため好奇心が強いからか、空気が読めないからか、日本のファンが決して言わない質問をよく口にしています。おかげ様で、普段日本でのインタビューでは聞けないこともたまに出てきます。このインタビューでも、ちょっと違う側面で富野のF91観が聞けて、ちょっと珍しいと思わなくも無い感じがあります。まあ、僕自身があまりF91の資料を持ってないのもあるんですが…。


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