富野由悠季監督とその作品をひたすら語るブログ

TOMINOSUKI / 富野愛好病
http://kaito2198.blog43.fc2.com/

プロフィール

kaito2198

Author:kaito2198
台湾人。
ただのファンです。

twitterは@kaito2198です。

仕事やブログ関係のご連絡は
kaito2198@hotmail.comまでお願いします。

給華文圈之富野由悠季愛好者的一些話
關於本站文章的轉載聲明

富野監督関連資料一覧

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

グーバーウォーク

『イデオン・ライナーノート』から見る亜阿子さんと社会にアニメを認めてもらいたかったという富野喜幸の心意

2008/11/30 21:22|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:5
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 『イデオン・ライナーノート』から見る亜阿子さんと社会にアニメを認めてもらいたかったという富野喜幸の心意
フランスアニメーションを書く気分じゃないので延期。

「安彦さんとあなたでは、見え方が違いすぎるのよね。スタッフが同じようにバランスとっていかないといけないわ。浮き出しちゃったらスタッフに嫌われるよ? そうしたら、あなたの仕事がやるにくくなるってことまで考えてみた? 何度、同じこといわせる?」
「考えているから、やっているんじゃないですか。慣れないスーツも着てみせるんじゃないの? なんで、メジャーっぽくみせているかわかる?」
「あなたの魂胆はわかってます。でもね『ガンダム』だって『イデオン』だって、マイナーから発生したのでしょう? そういうファンがいたから成功したのでしょう?」
「成功はしてません。大当たり、というのは、『宇宙戦艦ヤマト』みたいなのをいうの。『イデオン』についていえば、未知数のものだから判定はできないんだ。だからって、ぼくが『ガンダム』の人気に浮かれてシャコタンのアラン・ドロンの真似をしてみせているのはね、なにもファンを切り捨てようとしてやってることじゃなんだよ」
「なによ。そんな大義名分あるの?」
 ノーマルな亜阿子は冴えてくる。
「大義!?」
 とんでもない言葉がとんでくる。
「大義名分がなければ、他人はあなたを認めないわ」
「そんな国家的なものは……」
「個人の大義名分よ。人としての節度よ。はしゃぎすぎの男はいけないわ。うすらみっともなくてサ」
「人はだれだって目立ちたがり屋だろ? 認められたいだろ? そう思うのはいけないのか?」
「信義がなくて認められるだけといのは、お調子者のやつことよね。いまのあなたは浮かれピエロね」
「……」
 やれやれと思う。亜阿子は、ぼくらテレビ・アニメの世界の人間がいかに卑屈で、いじましく行きつづけてきたかという痛みを知らないのだ。
 テレビ・アニメの世界から成功をし、財を成した人がいたとしたら(そういう人はいないけれど――)そういった人というのは、現場のアニメーターでなければ、演出家でも、シナリオ・ライターでも、美術(アート)ディレクターでも声優でもないのだ。これらスタッフは永遠にスタッフであって、陽の目をみることができない。
 そりゃ、こういうアニメ専門誌のおかげでぼくもこういう連載をさせてもらっているし、他のスタッフの露出度(世間に顔をみせていくことをこういうらしい)が多くなってきている。これは、いいことなのだ。鬱屈して本当の自閉的生活を送るよりも、人の精神衛生上は大変いいことなのだ。
 けれど、それらのことはあくまでも付帯的な表れ方しかなくって、アニメ世界の人々の正道ではない。
 アニメーターで、ライターで、アートで、演出家で、と一般的に認知され、職業として文化人として世間が認めてくれるようになり、その部分で一人前といわない限り、アニメは正業になどなり得ないのだ。
 そのためには、露出の仕方をやってみせなけりゃいけないでしょ? そうしないと目立たないのだから……。そうしたって、世間はアニメの、でしょ? というのだ。 
 結局、アニメの世界の人なのね、という特殊フィルターをかけられて、日本の中の、大人の世界の中の特殊地帯として見られていったら、これは正業にならない。
 アニメの人だから、子どもなのです。だから、あの程度のバカやるのですね、といういい方で40男が判定されてごらんよ。大人として認められていないことじゃあないですか。そのためには、スーツを着てみせるのよ。
 アニメ世界の人らしくみせていたら、アニメの人なのですねぇ、で終わってしまう。
 ぼくはね、前にもいったろ? 大人になったねと両親からいわれたいんだ。あの弱虫のへっぷり虫(小学校のときのぼくのアダ名)が、大人になったね、って。だからさ、アニメを隠れ蓑にしたくはないのだよ。
 まして、衣々子と耶々子という2人の娘の父親になった。物理的に子どもがいるから、父親さんなのですね。というだけの認知のされ方はいやなんだよ。
 男は、やるんだ。できるんだ、とか、生きたのですね、とかさ、いわれたいんだ。そのいわれたいって部分は、見栄ですよ。目立ちたがり屋です。なんでもいって下さい。だから、やってるんだってこと、それは『だから僕は…』を読めばわかるでしょ?

前も言ってたが、僕は所詮当時の人間じゃないから、
そういう世代的というか時代の議題については、どうしでも理解しきれない部分があります。
なので、ここで言及したアニメ現場の矛盾さは、分かってるつもりでも、
当時のファンがそれをどう受けていたのが分からない。
僕にしてみれば、昔から現在まで一貫してる富野ですから、
概ね賛同してるし、まさにこういった悪アガキがあったからこそ、
多少アニメ村に少し変化をもたらしてくれたと思いますが、
世間が昔に比べて多少にアニメ界を認めてくれるようになってるのは事実だが、
その間、ファンはその動きというか流れにどう反応しているのか、
やはり知る術もありません。日本でもあまりこういう検証をしなかったらしいから。
なので…だからといって、別に大したことじゃないが、つもりそういうことだな。
別に富野のこういった心意を批判しても構わない。
でも悲しいことに、その気持ちを理解すらしてない批判が多いってこと。
富野由悠季という個人のエゴだと罵ってもいいです。
でも、そういう業界全体をそも飲み込めそうなハングリーは、
世間に対して言ってることだけでなく、アニメ業界そのものに対して言ってることでもある。
世間よ!私たちに目を向かせよう!アニメだってこういう描写ができるぞ!
アニメの人間だって大人をやれるぞ!
業界よ!こんな富野が嫌いだったら、オレを黙らすような作品を作れよ!
という気迫は、ファンの間では、現場では、果たしてどれだけの人間に伝えたのか、
おそらく本人も分からないが、でも、こういうのをやれずにいられないのが富野だ。

なんだか偉そうに言ってたが、別に大したことじゃないです。
富野由悠季という人はそういう人なんだから。
仕事がないと溺れちゃう鮫のような人。常に仮想敵がいないと気がすまない人。
こういう人だけのこと。


コメント
こんばんは。
主様...
凄い方みたいで、気軽に書いて返信まですみません。

さて、東京に文化放送と言うラジオ局がある。
今はラジオ業界自体下火ですが、ラジオ界ではメジャーな局です。
まあ、日本のラジオ局は朝、昼、夕方までは仕事している人を中心にして、夜は若者と言う感じに層が分けられています。

そして文化放送は土曜日日曜日の夜は、アニメやゲーム関係の番組のオンパレード。土曜日の夜、10代の若者が聞く占拠率が100パーセントの番組もあるそうです。

確かに現在文化放送の稼ぎ頭ではある、A&Gのですが、スタッフの間では第二文化放送と呼ばれているとかいないとか...

要するに別物扱いらしいですし、あるDJは番組中でA&G?なにそれ?と言っていました。

そのくせ、声優DJの方は昼の放送やってみたいと言っていましたし。

これだけアニメアニメと持て囃されてもうっすらと差別はあるわけです。

唯一突破したのはジブリ?

でもアニメオタクの忠誠心は尋常ではないから、第二と言われても商売になるわけで...

なんか声優アイドル好きなディレクターが番組をニヤニヤしながら作ってる感がちらりと聞くと伝わって来てね。

それより最強に早口で聞くのが辛く聞いてませんが...

その村な感じ。

富野さんが1番嫌がっている事かなと思って、書いてみました。
だから僕は... #-|2008/12/01(月) 01:25 [ 編集 ]
こういうことを書くとひんしゅくを買いそうですが、脳内嫁との掛け合いからテーマにつなげて書くと言うやり方には僕は影響を受けている気がします
プライベートな会話っていうオブラートとか。二つの視点からすり合わせていったりとか。対話篇は昔からありますけど。
ここでのテーマは、ちょっと僕も世代的に軽々しく言えませんね。
とりあえず、アニメに限らず人が本気で作ってる物を馬鹿にしないように敬意を払える人になりたいです
あと、本気だという事をまわりに見せる事も大事なんだな、と思いました。
グダちん #mBXzNQfM|2008/12/01(月) 23:03 [ 編集 ]
困ったな……なんだかついついシリアスに書いちゃうよな。

>>だから僕は...さん
こんばんは。私にとって月光仮面みたいな方。

とりあえず今は自分のためにものを作っている感じが強いですね。自分の間に騒ぐ内輪的な雰囲気、もちろん個人でも経験したことはありましたが、どうしたわけか、今は本当にそれがとことん合わなくなってきた。だから私は決してガ○ナを好きになれません(評価できる作品はあっても)。

大人が見れるような作品は、たとえばノイタミナ枠の作品がそうです。これらはアニメの純粋な質でいえば、例外はありますが、決して高いものではありません。でも、それ以外の作品は?枠は?という問題以前、大人でも見られるようなウソをつかない作品すらなかなか作ろうとしないのが現在のアニメ業界です。

……というようなことじゃない気がします。とにかく観客もスタッフも定型化した閉塞感があります。もちろん、ほかに頑張ってる監督もいますが、こんなときだからこそ、富野監督みたいな人が必要だと思いますが、そういう気迫も自省も無い業界に対して、本当に悲しいです。

新しい風がいらないですか?「作品」より「商品」ですか(これはちょっと語弊があるけど)?もしそうなれば、私はアニメを捨てます。

……あ、またシリアスに書いてしまった。

>>グダちんさん
なるほど、影響を受けているんですか。確かにこの本はどこから現実でどこまで虚構という線引きは曖昧ですが、気が強くて女性の包容力があるような描き方(言ってる内容はほぼ全部富野だが)は、確かにほかの部分で見てた富野の女房その人と共通してるんですから、この脳内?亜阿子さんの核心的な部分は、まさに現実に基づいたものだと思いますね。

>人が本気で作ってる物を馬鹿にしないように敬意を払える人になりたいです
そうですね、だから僕は富野監督が好きです。宮崎監督は好きじゃないですが、尊敬しています。押井はまあまあ尊敬しています。パロディ監督は嫌いですし、尊敬もしてません(心狭すぎてすみません)。
kaito2198 #-|2008/12/02(火) 01:58 [ 編集 ]
なるほど、私は亜阿子さんの事は直接は存じあげないんですが、本当に良いお嫁さんだと感じました。ある意味においては監督よりもカッコいい人だと思っているかもしれません
グダちん #-|2008/12/03(水) 03:38 [ 編集 ]
まったくおっしゃるとおりです。

まあ、服のセンスから見れば、凄い嫁にちがいないですね(苦笑)。
kaito2198 #-|2008/12/03(水) 11:13 [ 編集 ]
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURLはこちら
http://kaito2198.blog43.fc2.com/tb.php/279-486bbe6d

ブログ内検索

なんとなく富野商品

リンク

このブログをリンクに追加する

カテゴリー

まともに機能しなくてすみません。これからゆっくりペースで直します。

RSSフィード

FC2カウンター

富野監督作品一覧

  • 海のトリトン
  • しあわせの王子
  • 勇者ライディーン
  • ラ・セーヌの星
  • 無敵超人ザンボット3
  • 無敵鋼人ダイターン3
  • 機動戦士ガンダム
  • 伝説巨神イデオン
  • 機動戦士ガンダム(劇場版)
  • 機動戦士ガンダムⅡ 哀戦士編
  • 戦闘メカ ザブングル
  • 機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編
  • 伝説巨神イデオン・接触篇 -A CONTACT-
  • 伝説巨神イデオン・発動篇 -Be Invoked-
  • 聖戦士ダンバイン
  • ザブングル グラフィティ
  • 重戦機エルガイム
  • 機動戦士Zガンダム
  • 機動戦士ガンダムZZ
  • 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
  • 機動戦士ガンダムF91
  • 機動戦士Vガンダム
  • 闇夜の時代劇 正体を見る
  • バイストンウェル物語 ガーゼィの翼
  • ブレンパワード
  • ∀ガンダム
  • 劇場版∀ガンダムⅠ 地球光
  • 劇場版∀ガンダムⅡ 月光蝶
  • OVERMAN キングゲイナー
  • 機動戦士Ζガンダム A New Translation -星を継ぐ者-
  • 機動戦士ΖガンダムⅡ A New Translation -恋人たち-
  • リーンの翼
  • 機動戦士ΖガンダムⅢ A New Translation -星の鼓動は愛-
  • RING OF GUNDAM
  • ガンダム Gのレコンギスタ
  • 富野参加作品一覧

  • 鉄腕アトム
  • 戦え!オスパー
  • リボンの騎士
  • 巨人の星
  • アニマル1
  • 夕やけ番長
  • 海底少年マリン
  • どろろ
  • 紅三四郎
  • 巨人の星対鉄腕アトム
  • おらぁグズラだど
  • 男一匹ガキ大将
  • ムーミン
  • シートン動物記
  • 赤き血のイレブン
  • アタックNo.1
  • あしたのジョー
  • 男ドアホウ!甲子園
  • 昆虫物語 みなしごハッチ
  • さすらいの太陽
  • 天才バカボン
  • ふしぎなメルモ
  • 新・オバケのQ太郎
  • 国松様のお通りだい
  • いなかっぺ大将
  • 正義を愛する者 月光仮面
  • アニメ・ドキュメント ミュンヘンのへの道
  • モンシェリCoCo
  • ハゼドン
  • ど根性ガエル
  • けろっこデメタン
  • ワンサくん
  • 山ねずみロッキーチャック
  • 侍ジャイアンツ
  • 新造人間キャシャーン
  • アルプスの少女ハイジ
  • ゼロテスター
  • 昆虫物語 新みなしごハッチ
  • 小さなバイキングビッケ
  • 宇宙戦艦ヤマト
  • 破裏拳ポリマー
  • フランダースの犬
  • 母をたずねて三千里
  • アンデス少年ペペロの冒険
  • 超電磁ロボ コン・バトラーV
  • ゴワッパー5 ゴーダム
  • ろぼっ子ビートン
  • あらいぐまラスカル
  • 合身戦隊メカンダーロボ
  • 超電磁マシーン ボルテスV
  • シートン動物記 くまの子ジャッキー
  • ヤッターマン
  • ペリーヌ物語
  • 闘将ダイモス
  • 未来少年コナン
  • とびだせ!マシーン飛竜
  • まんが日本昔ばなし
  • 宇宙魔神ダイケンゴー
  • 赤毛のアン
  • 科学忍者隊ガッチャマンⅡ
  • ザ・ウルトラマン
  • 宇宙大帝ゴッドシグマ
  • ルパン三世(TV第2シリーズ)
  • 新世紀GPXサイバーフォーミュラ
  • 銀河漂流バイファム
  • ママは小学4年生
  • GUNDAM EVOLVE 5
  •  |  富野作品感想 | 富野由悠季関連 | 井荻麟関連 | 富野情報 | 富野雑談 | レビュー | ブログ運営 | 日常話 | 未分類 | 給華文讀者 | Gのレコンギスタ | 
    Copyright(C) 2007All Rights Reserved. TOMINOSUKI / 富野愛好病
    Powered by FC2ブログ.
    template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.