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ニュータイプ2005年12月富野由悠季ZⅡ、ZⅢ、リーンの翼に関するインタビュー

2008/11/26 22:06|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - ニュータイプ2005年12月富野由悠季ZⅡ、ZⅢ、リーンの翼に関するインタビュー
今日はただの富野記事です。

水の星のファンタジー
劇場版「機動戦士Zガンダム―恋人たち―」と「リーンの翼」
その2つをつなぐ線はどこにあるのか、富野由悠季総監督に聞いた



Zガンダムはそれなりに出ればそれでいい!?

――第2部「恋人たち」がついに公開となりました。もともと「Zガンダム」は中盤以降のエピソードが散発的なので、映画としてまとめるのに苦労があったのではないですか?

富野 もちろんです。TVの構造のままではとてもダイジェストはできませんでした。そこで「恋人たち」というタイトルのとおり、いろいろな人々、さまざまなカップルがいるというところに絞り込んで、余分なところを外していくという方法を取りました。それは、もしかすると映画としてほめられるようなまとめ方ではないかもしれません。でも、見た目の力押しでしかまとめられなかった若いときと比べれば、それなりにまとめることができたと思えます。実際「恋人たち」は「星を継ぐ者」以上に、見た人の反応がバラバラなんですよ。でも、単純に「おお」とか「悪い」とかいう一方の評価に触れるのではないという点では、第3部への単なる中継ぎだけにとどまらない、さまざまなおもしろさを感じていただけているんではないかと思います。

――「恋人たち」で印象的なのは、人間味を感じさせる場面が、TV版よりもずっと増えていたことです。

富野 これはガンダムの映画ですが、ガンダムはそれなりに出ていればいいんですよ(笑)。もちろん構成をいじって、メインメカであるZガンダムをもっと目立たせることは可能です。でも「恋人たち」をひとりでも多くの人に見せるためには、ガンダムものとしてベタベタにはしたくなかったんです。というのは、「Zガンダム」のファンも今や20代、30代なんです。その年代の人がモビルスーツだけを見ておもしろがっているとは到底思えないんですよ。そういう年代の人が「ああ、その感じわかる」と思ってニヤッとできるような場面があれば、それは立派な大衆娯楽になると思うんです。

――それはたとえば、会議の最中についミライたち家族の動画を見てしまうブライトの姿などですよね。シャアについても、人間味あふれる場面がさりげなく挿入されていました。

富野 そうなんです。それだけでもないんですよ。ブライトのシーンはこうです。まず映画を再構成するうえで、シャアが地上から帰ってきたという客観的な描写が必要というのが出てきました。その一方で、シャアとブライトの関係が見えていないし、ブライトがどんな人間かという人間のボリュームも見えてこない。本当はそこで2人が何かについて語り合う場面があればいいです。でも上映時間を考えると、そんな余裕はない。そういう要素を全部満たすために考え出したのが、あの新作シーンなのです。ああいう場面を考え出すということはつらい作業ですが、戯作のおもしろさでもあるんですね。実感しました。シャアについては、単に20年前の僕が下手くそで、あのように演出することができなかったというだけです(笑)。

絵空事としてのスペクタクルと世代交代

――20年前の自分にリテイクを出してるようなものなのですね。……そこでうかがいたいんですが、「ガンダムエース」に掲載された、「リーンの翼」の予告で富野監督は「『ガンダム』も『リーン』も同じファンタジーにくくられる作品なのだが」と書かれています。これは劇場版「Zガンダム」と、最新作「リーンの翼」が似通った性質を共有しているという意味なんでしょうか?

富野 いや、そういう意味はないんですよ。アニメ「リーンの翼」の前日談にあたる小説版「リーンの翼」には、そもそもオーラバトラーは出てこないんです。そこにオーラバトラーを出せと言われたときには、腹も立ちもしたんです。でも、この20年間のロボットもの、異世界ものの認知が広まったことを考えれば、絵空事のスペクタクルを描くには、そういうアイテムはあたほうがいい。それは「Zガンダム」をまとめていく経験に通じて体感したということです。ただ……人間というのは容量が小さい生物でして、そうして尋ねられると、意識しないうちに「Zガンダム」で考えたことが「リーンの翼」へと反映されている部分があることに気づかされました。

――というのは?

富野 世代交代という題材ですね。まず、元特攻兵でバイストン・ウェルに飛ばされ、一国の王となった男、迫水がいます。彼はいわば明治から昭和20年までの約60年にわたる歴史について、体感をもっている男です。そういう実感がもつ男が、中世かそれ以前の文明にある異世界で、国を興そうと思うのはむしろ自然なことでしょう。では、そこに現代の青少年をぶつけてみたらどうなるか。それによって「星を継ぐ者」で触れた世代論をもった深く展開できるのではないかということです。この振り幅の中で、ロボットものという決め事にとらわれない、もうちょっとリアルなものを感じさせる作品が描けるのではないかと思えてきたんです。こういうふうに思わせてくれた若いスタッフに感謝もしています。

――「リーンの翼」に登場する「王殺し」という題材は、過去いくつかの富野作品にも隠れしていますが。

富野 いえ、「王殺し」そのものは「∀ガンダム」のときにちょっと調べた程度なんです。むしろ僕が一貫して意識しているのは、権力者が組織をどこまでコントロールできるのか、ということです。その組織はどこまで理知的に組織され、どこからその管理からこぼれてしまうのか。物語をつくるときは、むしろそういう部分を意識しています。

――第2部でジャミドフがそれに通じることを漏らしますね。ということは、王たる迫水に注目すると「Zガンダム」と「リーンの翼」の共通点が見えてくるかもしれませんね。では逆に「Zガンダム」に戻って、第3部の重要人物であるハマーンとシロッコはどうでしょう。彼らは組織のトップに立つカリスマ的権力者です。

富野 シロッコとハマーンの描写はTV以上に明確にはしていません。劇場版「Zガンダム」は物語を俯瞰にすることはしないで、あくまでもカミーユがサバイバルしていくことを描くことで、カミーユが自立していくという物語に収めています。第3部に向けて戦闘は激しくなります。ですがTV版のようにカミーユは追いつめられません。劇場版をつくってひとるわかったことがあるのは、人は圧迫感をもって問題提起をされると、そこで思考停止してしまうんですね。だから、そこでちょっと息を抜いてあげるということが作品として大事になっていくと思うんです。

――第3部のサブタイトル「星の鼓動は愛」がロマンチックなのもそういう意識の反映でしょうか?

富野 当初のサブタイトル「三つ巴」に若いスタッフから反対があったんです。要は「Zガンダム」で「三つ巴」って予定調和すぎるということです。それを聞いて僕自身、無意識のうちに「ガンダム」的なところにはまっていたんだと思い知らされました。ですからサブタイトルを改めるにあたって、通俗なものにしようと思いました。ラストシーンが、本当に通俗なハッピーエンドなので。ただあんばい難しくて、そのことばを探る作業はちょっと作詞に似た感覚でした。それにしても、そういうことを僕に言ってくれるスタッフがいるサンライズの7スタで仕事ができたのはうれしいことでした。

さて、インタビューはここまでですが、12月号の富野記事に関しては、
書こうとしることはこれだけじゃないです。
詳しくは明日のお楽しみとしておこうなので、今日はここまで。


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