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富野作品のオープニング、エンディングと絵コンテ(7)

2008/11/25 02:03|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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関連記事:
■富野作品のオープニング、エンディングと絵コンテ(1)(トリトン~ダイターン)
■富野作品のオープニング、エンディングと絵コンテ(2)(ガンダム~ザブングル)
■富野作品のオープニング、エンディングと絵コンテ(3)(ダンバイン~Zガンダム)
■富野作品のオープニング、エンディングと絵コンテ(4)(ガンダムZZ~Vガンダム)
■富野作品のオープニング、エンディングと絵コンテ(5)(ブレンパワード~∀ガンダム)
■富野作品のオープニング、エンディングと絵コンテ(6)(キングゲイナー)

今更ですが、先日『映像の原則』について皆さんに願いをしました。
じつをいうと、それは単なる好奇心だけでなく、ある用途のためにしている質問ですが、
あくまで個人の用事なので、ブログ主のたわ言と取ってもいいのですが、
そのどうしょうも無い記事はなんとシャアニュースさんがリンクしてくださった。
なので、この場を借りて、いつもお世話になっておりますシャアニュースさんに感謝の意を。
Randal Stevensさん、本当にありがとうございます。

さて、ついに本当の本当の最後ですが、ここでは年代順を飛ばして、
富野作品以外の富野オープニングとエンディング絵コンテを紹介します。
まずは誰でも知ってる有名なこれです:



ママは小学校4年生
オープニング・ストーリーボード:富野由悠季

これに関して、昔は■ママ4のオープニングと富野という記事に書いてたから、
ここでは特に何も言わないが、簡単にいうと、このOPが主に働いた役割は以下である。
1.みらいちゃんへの愛情
2.みらいちゃんのキャラ付け
3.現代と未来をリンクする
4.家族との絆
詳しいシーンの分析など上のリンクを参照してください。
関係性や世界観を描く部分は本編以上の表現もあるこのOPを見る限り、
いくら富野本人の作品ではないにしても、テーマさえ固めれば、
作品の補強までになる”演出”は富野にとって、決して難しいことではありません。



次はややマイナーで、知る人ぞ知るコレ。
新世紀GPXサイバーフォーミュラの編集オープニング
ご存知の通り、これは監督がスケジュールを遅れて、スタッフ皆が頭を抱えてるとき、
ちょうど手が空いてる富野がスタジオにいたから、そのまま第1話のフィルムを使って、
ツギハギ編集オープニングになったということだ。
このオープニング、現在のパッケージではどこにも収録していませんが、
本放送では、冒頭の何話も使ってたそうです。今でも覚えてる人もいるかもしれません。

では、百聞は一見にしかず、この編集オープニングを見ましょう。

冒頭の1分54秒まではオープニングです。

一歩、これは正規オープニングです。

二つを比べてみて、どうでしょう?

さすがに完成度は正規オープニングのほうが高いし、
ツギハギもリズムが乗ってるとはいえ、やはり辻褄が合わないところもチラチラ見える。
それでも一つ、ツギハギのほうが正規に勝るところがあります。
それは主人公の顔見せが徹底的に正規版より早かったってこと。
ツギハギは30秒で明確に主人公が車を乗ってるのに比べて、
正規版は主人公の顔が出るのは46秒のときで、
60秒でようやく初めて主人公が車を乗ってるシーンが出てる。
こういうのは明らかに演出の一つ大きな欠点といえます。
ほかには、ツギハギのフィルムの描き方は正規版より多少に広かったところとか、
正規版のあの主人公のマンセー気味とかも見えるけど、まあそこらはどうでもいいけど。

それでも、福田の絵の見せ方はやっぱり気持ちいいね。でも、それだけ。
というのも、ついでにサイバーフォーミュラのOVAのほうをも覗いてみたけど、
この時の福田の(人物の描き方は別に)絵の見せ方は結構好きなのに、
何故ああもなったんだろう…。いや、理由は知ってるけどね。



以上は『富野由悠季全仕事』でも乗ってある、皆さんがよくご存知してる部分ですが、
それだけじゃありません。もう2つあまり知られてはいないOPED絵コンテがあります。
超電磁ロボ コン・バトラーV
オープニング、エンディング(推定)
超電磁マシーン ボルテスV
オープニング、エンディング

これをみて、「え?」と思える人もかなりいると思いますが、本当のことです。
これについて、氷川竜介氏は以下の発言をした。

富野が総監督に返り咲いた77年の『無敵超人ザンボット3』は、ボルテス後半と同時期の作品だ。『ライディーン』降板後も、富野は長浜監督のもとで、『コンV』『ボルテス』に、絵コンテマン・各話演出として参加している(主としてペンネーム)。『ボルテス』などは重要な第1話やオープニング・エンディングも富野の担当だ。長浜監督の作業と考え方を吸収する機会も多かったのではないだろうか。

つまり、あの超王道な『ボルテス』(場合によって『コンV』も)のOPとEDは、
実は富野の手によるものなんです!これはすごい!
ちなみに、氷川氏が明言してないにも関わらず、『コンバトラーV』も入れてみたのは、
『コンバトラーV』と『ボルテスV』のOPとEDの描き方は非常に近いものだし、
絵コンテ数を見る限り、富野の『コンV』の参与度は『ボルテス』よりかなり高いため、
そういう判断を下したのです。もちろん根拠一切ない。
(ただ、富野らしい演出がチラチラ見えてる)

じゃあ、『闘将ダイモス』は? 時期から見れば十分可能ですが、
絵コンテでは少なかったし、さほど重要の話数でもないので、
作品の参与度は前2作と比べてかなり低かったため、
おそらく担当する可能性があまり無いと思う。

さらに、放映開始時間を見れば、『ライディーン』は75年4月4日、
『コンV』は76年4月17日、『ボルテス』は77年6月4日、『ザンボット』は77年10月8日、
『ダイターン』は78年6月3日、『ダイモス』は78年4月1日だから、
『コンV』と『ボルテス』のOPは実際『ライディーン』と『ザンボット』の間に制作されたもの。
これが分かれば、富野色があるとはいえ、やはりロボットアニメしてる『ライディーン』から、
なぜ一気に富野濃度120%の『ザンボット』に変異したのかという疑問も解ける。
おお!ミッシングリンクはついに見つけた!、と生物学者なみの喜びも思わず。

……と、言いたいが、あれを見て、今一ピンと来ない人もかなりいるはずなんです。
「本当にあの富野がやってたものなの?」、という。
それもそうだ。
オープニングでは、何のひねりもないただひたすらアクション。人間はほとんど描かない。
■富野作品のオープニング、エンディングと絵コンテ(1)で言ってた
1.タイトルをいじる
2.手の表現
3.合体のバンクシーンを入れる
4.最低限の顔見せ(武器を含めて)
5.何かの対比か描写でスケール感を作る
6.どこか王道から一歩ずれる作り(富野作品限定のため、ここでは除外)
という富野オープニングの特徴のなか、共に満たすのはなんと1と3しかない。
2は『コンV』の人物出るシーン自体すら少ないからXだし、
『ボルテス』も多少に人物の演技が増えてるとはいえ、やはりキャラを描いた感じはない。
4はオープニングの尺がほとんど戦闘シーンに費やしたため、もちろんアウトだし、
5という富野一番拘ってる描写でさえ、無い。
あと、エンディングはオープニングに比べて、人間の描写に偏っていて、カットも多いけど、
ほかの富野エンディングと比べれば、やはり雑乱でやや散漫な印象が強い。
描写全般はアクション以外、『ライディーン』より退化してるといわざるを得ない。

じゃあ、『ボルテス』(と『コンV』)の絵コンテは一体なぜああなっちゃったの?
そして、それらは一体どういう(富野的の)価値があるの?
前者は、考えられるのは3つの理由がある。
1つ目の理由は、富野が下手だから、ああしかできなかった。
2つ目の理由は、スポンサーの要求のため、仕方なくああいうやり方をした。
3つ目の理由は、総監督である長浜はああしたかったから、ああになった。
で、1つ目は、さっきで言ってた通り、後ほど成熟してないが、
『ライディーン』のときはすでに富野の方法論を踏まえて作ったから、ぶっちゃけありえない。
2つ目は可能性としてあるし、実際ああいうのはCMとして最適だから、
スポンサーはさぞ喜んでただろう。でも、だからといって、「人間を描くな!」
「ロボットだけを描け!」という注文をわざわざオープニングに発注するとは思いません。
彼らが気になるのはあくまで全編としてのCMであって、OP単体の功能ではありません。
じゃ、3つ目はどうなるの?
なるほど、アクションばっかりだが熱気溢れる雰囲気は、いかにも長浜監督らしいが、
これを読み解くために、さらに『ダイモス』と『ダルタニアス』のを見なければいけない。
『ダイモス』。富野を外してからの作品である。そのオープニングを見て、
人物の出番は増えていたが、やはりそういったキャラの描写というか象徴性が見れない。
『ダルタニアス』。人物はさらに増えていたが、やはりどこかポーズ的な部分しか見えない。
長浜の富野参加作品と富野参加してない作品の共通点はこれだけ明らかだから、
やはりその作風が長浜の影響が一番大きいといわざるをえない。

あと、富野的に価値はどこかにあるのかというと……うん、悩むな。
今のところ『ライディーン』と『ザンボット』の間にいる絵コンテとしか……。
だって富野が『コンV』と『ボルテス』がやってた演出と絵並びは全然継承してないし、
『ママ4』のと違って、特に優れてるって訳でもないから、
少なく今の時点では、僕個人は高い評価を下さないのが事実。


というわけで、ついにこの一連の記事を書き終わった。
このシリーズについてどう思いますか?できれば、コメントは寄せてほしいな。
富野のOPED絵コンテは、時期によって功能や意味も違ってるが、
その短い時間で作品を語りつくせるのは、もうロボットアニメどころが、
全アニメジャンルの作品のなかに放りこんでも、全然遜色しないものだと思います。
こればかりが、決して富野信者のバイアスじゃないと確信する。


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