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月刊モデルグラフィックス2007年9月号富野発言部分

2008/11/19 23:02|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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■月刊モデルグラフィックス2007年9月号富野インタビュー部分


さて、今日はまたMGターンエー特集から文字起し。
解説文は前編と同じあさのまさひこ。

富野由悠季総監督が語る、「∀デザインの真実」とMGターンエーガンダムの存在意義
どうやら富野監督の目には、MGターンエーガンダムを通じて「見えなくてもよかったもの」までもが見えてきてしまったようで…

 ぼくにとってのシド・ミードさんとの出会いというのは、ミードさんが’60年代に描かれたイラストだったんです。そして、ミードさんを好きになったきっかけというのは、画描きとしてのタッチの部分でした。しかしデザインに関して言うと、造形としてそれほどおもしろくはないというか……つまりどういうことかというと、映画のフィルムやモデルに向けた造形とはちょっとシンプルすぎると感じていました。
 ただし、ミードさんデザイン参加した『ブレードランナー』(’82年)という作品にはああいった独特な世界観があったため、本来ミードさんのなかにはなかったかもしれない資質がひょっこり顔を出したように見えてしまい、ある意味、そこでミードさんのことを過大評価してしまったのかもしれないと思っています。
 そしてそのあと、『機動戦士Zガンダム』(’85年)用の宣伝ポスターを描いてもらったり、それとは別にミードさんがガンダムワールドのイラストを何枚か描いていたことを知っていたので、そうした仕事が画描きとしてそれなりによいチャレンジをしてくれていて、「あ、本気になって描いてくれているな!」ということがわかったから、それでターンエーの仕事を頼む気になったんです。「ここまでの画をロボットもので描ける人ならば、必ずや(歴代ガンダムにはない)新しいものが出てくるだろう」と思ったわけです。でも、完全新規でデザインしてもらったら大変なことになってしまって――というのも、最初のラフスケッチの段階ではまったく”キャラクター”になっていなかたんです。
 それをわかりやすく言うと、「けっきょく、ミードさんというのはやはりインダストリアルデザイナーであって、キャラクターデザイナーではなかったんだ」ということだったのです。
 じつを言うと、あれぐらいのレベルのアーティストになってしまうと、描き上がってきたデザインに対しぼくのような演出家からは注文を付けられないものです。基本的に、人選をした瞬間に覚悟を決めなくちゃいけない。デザインワークのなかでの変更やアレンジは、その人の能力に任せるしかないんです。
 ただし、その「キャラクターになっていない」というのをミードさんもじつは感じていたkら、そのあと突然”ヒゲ”を持ってきたわけです。そのことは画を見た瞬間にわかりましたから。
                         ●
 もちろん、ぼくのほうからも「このヒゲは撤回できないのか?」という話をミードさんにしました。
 だけど、けっきょくいまいったとおり、「インダストリアルデザイナーの資質のほうが強い画描きにとってのキャラクターの立たせ方」というものを考えた場合、ヒゲぐらい付いてないとキャラクターに見えない問題はありました。
 あと、ミードさんのラフスケッチで見るヒゲって、すぐくきれいなのよね、不思議と。だからその部分で半分はだまされたのかもしれない(笑)。ただしもう半分は、ぼくのほうの造形論に確固たるヴィジョンがなかったのかもしれないですね。
 さらに、ミードさんのインダストリアルデザイナーとしてのファインな線で見たときに、ヒゲが付いていないと、既存の日本人デザイナーによる歴代ガンダムのデザインに傾斜しているようにも見えてしまう。そして、それがミードさん自分とてもイヤだったんだろうなということも理解できたから、「じゃあヒゲで行きましょう」という話で了解したわけです。
 それと、あともうひとつ言うと――これはぼくがいつもやっていて、じつはいつも失敗していることなんだけれど、「新しい才能をとにかく見つけていきたい」と思う部分がとにかく大きすぎた結果、このデザインでOKしてしまったという……それは、旧来のガンダムファンに対して「こういうデザインもアリなんだよ」ということをカウンターとして見せておく必要があるだおると思ったからやったということでもありあります。
 もちろん、当時65歳だったミードさんに仕事を依頼したのは、多分にリスキーでした。その部分に関しては「まちがいなくまちがいだ」ということはわかっていました。それでもミードさんに頼んだのは、当時のアニメ業界で”メカデザイン”と呼ばれているものが完璧にひとつのものに固まってしまっていたんで、絶対に新しい血が必要だということでお願いしたわけです。
 そして、やはり総論としては、ミードさん――つまりは、65歳の外国人のおじいさんに頼んだということはまちがいでなかったということだけは、はっきり言えますね。
 というのは、ターンエーをやったことによって、それこそカトキハジメ事後の若いデザイナーたちがまちがいなく反旗を翻したというか、意義申し立てをした気分があるからです。
 つまり、あそこでああいう反面教師を立てて一度区切りを付けなかったら、あのままみんなズルズル行ってしまったんじゃないかと……ターンエーの前にあったほかのガンダムだけが続々と小プーされていって、「割れ鍋に綴じ蓋を与えないまま、さらに鍋が割れていく」みたいな感じでどうしょうもないものがどんどん溢れ出てきてしまい、当時から現在までの8年間という月日が持たなかったんじゃないかという気がするんです。
                         ●
 ただし、いまこういう話をした上で、改めて造形論という部分でターンエーを眺めて直して、今日、ぼくは「このデザインではキャラクターとして生煮えだな」ということがようやくはっきりとわかりました。やっぱりこれ、プロトタイプなんですよ。ヒゲガンダムのプロトタイプ。ここからもう2~3回手を加えたらもっといいものになったな、って――つまり、いま、このデザインの欠陥が見えて、どう直していったらいいかということもわかりました! う~ん……困ったなあ(苦笑)。
 このモデル(MGターンエーガンダム)を見ていると、「キャラクターを作っていくときにはランドセルというものの存在がすごく大事なんだ」ということが改めて確認できるし、そのあたりをデザインのなかでミードさんに拒否されてしまったことを、ぼくのほうできちんとフォローできなかったのもよくなかったと言えますね。それでいて、逆に、ここ(脚裏側のスラスターベーン)の処理なんていうのは、もう死ぬほど上手いと思うわけで、ここをもっとキャラクター化したいと考えます。
 つまりは、脚に関しては「外観から機能が見える」という原則をここまで見事にやっているのだから、「だったらそれは腕などにももう少しきちんと反映されていなくちゃいけなかったんじゃないの?」というバランスの悪さが問題なんです。
 ただし、そうした欠陥をはっきり意識させてくれたという意味において、ぼくはこのモデルを非常にありがたいと思っています。やはり、8年前のモデル(旧1/100キット)では、「ああ、オモチャよね」って終わりなんです。でもそのリアル志向のモデルからは、ターンエーの本質的な造形の問題が見て取ることができるのです。
 どういうことかというと、いろいろ意味でこのモデルが「よくできている」からだということです。ミニチュアモデルというのはじつをいうと元々、それを組み立てている途中に、1/1の実物が持っている造形の問題を教えてくれるものなんです。そういう意味では、「ここでようやくガンプラがミニチュアモデルと化したんだよね」とも言えると思います。
                         ●
 しかし……すごいねえ、このモデル。これを見て、改めて「サンライズの近くにいるスタッフはいい仕事をしてくれているのかもしれない」と思えてきたんで、ぼくはとてもうれしいです。そういう意味では、じつは信用していなかったんですよ、この企画。でも、この仕事ぶりは本当に捨てたものではないですね。
 で、すごいと同時に、これはやはり「日本人が第二次世界大戦後やってきたことをきちんろやっている」ということなんです。日本の自動車メーカーがアメリカのメーカーを追い越したのも、アメリカの技術を紐解して、そこから「自分たちは何を作りたいか」というのがはじまったわけだから。そして、今度はそうしたものが、これまで”オモチャ”と揶揄されていたようなレベルにまで振りできた。それゆえにこの世界はこれ以後、ワールドワイドなものになっていくんじゃないかと思いますね。ポケモンにずっと勝てないでいたガンダムが、もうちょっとだけポケモンの脇で大きく置かせてもらえるようなっものになるんじゃないか。
 つまり、ついに、この年代(=ハイティーン以上)向けのものを拡大していくインテリジェンスを手に入れたのかもしれないと少なからず思えるようになったと感じています。

前編のインタビューと同じ、正直やはり僕はこの文章が嫌いだった。
1年間何回も読み直しましたが、やはり合っていませんでした。
どの部分が違和感を感じたのか、ぼくも上手くいえませんが、
たぶん、富野の自己言及が多すぎる部分かもしれません。
ミードさんに対する発注や評価、デザイン論、キャラクター論、ビジネス論…とか、
様々の論点から論じても、どうしても富野が自分に対する反省しか聞こえない。
つまりある意味、富野自身がでしゃばり過ぎたと言えます。
もちろん、これは富野の発言だから、富野色があるのは当然といえば当然だが、
ミードさんの純粋たる熱意(∀の仕事に対しても、今回のMGに対しても)と比べれば、
正直富野の言い放題も浅ましく見える。

それと、造形論に関しては、
やはり日本からの視点に過ぎませんということも強烈感じました。
どういうことかというと、
いくら富野が広い視点を獲得しようと、いくら富野の感性がどんなに広いといえども、
それもやはり最大でも日本の視点、日本の感性としかなりえないこと。
だから、ある意味……非常に言いたがらない言い方なんでしょうけど、
それはやっぱり富野由悠季の限界かもしれません。

もちろん、さっきで言ってた通り、この人の柔軟性は半端ないし、
受け入れるものや、考えていることもおそらく、
そこらへんの業界の「プロ」たちを遥かに越えるものだが、
少なくこの手のメカやデザインに関しては、最大でも日本中だけで、
万世の普遍性まで行ってはなかったという感じがあります。
(もちろん、仕事に縛られている感じもありますが…)
ただし、ここ言ってた限界というのは富野由悠季という人の限界であって、
作り手としての富野由悠季の限界ではありません。
ここはきちんと分けて考えないといけません。
(当然、簡単に「日本」というカテゴリを持ち出すのも安易でいやらしいですが…)


というような仰々しいことを言いながら、結局、ぼくがこの記事嫌い一番の理由は、
おそらく僕自身は未だにこの内容を消化しきれなかったからかもしれません。
ここらへんはもっとじっくり考えさせてもらわないといけませんので、
これからも少しずつ感性を磨いてるつもりです。


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