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富野のZとZZでの役割(上)

2008/10/26 14:07|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 富野のZとZZでの役割(上)
いつもUmikaze Blogで良質なダイターン3レビューを書いてる同時、
最近、富野由悠季監督のデータベースなるものだからtominoは・・・にも
参加しておるumikazeさんが、ガンダムZZのレビューをお書きに始めました
umikazeさんのレビューはいつも丁寧に周到なので、これからゆっくり楽しみにしてます。


で、正直言いますと、ZZは2回しか見たことがないので、あまり印象がありません。
いつか見直したいと思いながら、ついついスルーしてしまった。
そのため、多分ZZは僕にとって、一番印象の薄い富野作品なのかもしれません。
では、何故気が進まないというと、もちろん監督のせいじゃないですけど、
やはり「ZZは遠藤くんの作品」というパンチが効きますからでしょうね。
現に富野は今でもZZを無視し続けるし、
あんな大嫌い大嫌いと言ってるVも、実はかなり言及回数も話の濃さも桁違いなんだしね。
さらに、業界ではVファンが一杯居ても、ZZファンなんて聞いたこともありませんので、
ZZは今でも不運なシリーズといわざるを得ません(プルファンならかなりいるらしいけど)。
実際、作品の出来はどうであれ、
Z制作当時の富野メモの10数ページに対して、
ZZの富野メモは僅か数ページにしかないという証言もあったように、
やはりZZは富野のなかでは比較的に重視してないシリーズを認めざるを得ません。










と、いうのは一般論だけど、果たして本当にそうだろうか?


僕も今までずっとそう考えてきましたが、がんだまぁBlogさんが書いてくれた
グレートメカニック.DX6のZのPの内田健二氏のインタビューの箇条書きを読んでると、
いくつかの新しい考えが浮かび始めました。

以下は関連する部分の引用。

・監督と対等にキャッチボールできる脚本家を用意できなかった
・お話作りに関しては、富野監督は長距離ランナーではない
・シリーズ構成が別にいたら、また違った作品になったかもしれない
・Zガンダムの後番組は、全く別の作品が企画されていたが、バンダイの意図でZZになった

一見、新しいことは何一つも言ってないけど、
当時のプロデューサーの口からこんなことを出す自体は、すでに非凡な意味がある。
この発言をZやZZのスタッフ表と対照してみると、
一つの意味性が見えます。

Z参加役職:原作、総監督、脚本22本、絵コンテ7本
ZZ参加役職:原作、総監督、脚本2本、絵コンテ22本
(OP・EDコンテや作詞などは省略)

見れば分かると思いますが、
Zの富野が担当している脚本はほかの作品に比べて、極端に多かった。
この数字はZの話数の半分近い、
さらになんと40数年間、富野が書いた脚本の本数の3分の1に近いから、
その比重の大きさが伺えます。
(ちなみに、絵コンテ数もザブングル~Vの間ではやや高い)

それに対して、ZZは脚本こそ2本しかないのに、絵コンテはなんと22本もいる。
この数字はザブングル~Vの間では、非常に高い数字というのは言うまでもない。
では、この二つの数字は何を意味するのかというと、
それは、
富野がZとZZの物語をコントロールする際、
直接の続編にもかかわらず、
まるで違う方法論を取っていたということです。



まずはZ。
Zの展開が迷走しているのは、誰も富野の物語を掴めないためというのは、
この20年間皆が知ってることだが、内田氏の発言をも考慮の範囲に入れると、
脚本層の弱さは結局一番のポイントであることが分かる。
つまり、富野メモというのは、元々富野アイデアの初稿みたいなもので、
大まかな話もキャラも展開も書いているが、所詮原作の範疇に留まるものに過ぎませんが、
それらのものを使って、物語を膨らせる脚本家が不在していたため、
結局制作現場では、しかたなく富野メモをそのまま脚本として使うことになった。
言い換えると、普段の話作りのステップが踏まることはなかった。

理想的な状況
富野メモ=プロット的なもの、場合によってプロット以前なもの
富野メモ(原作)→プロット(構成)→脚本(脚本)

現実な状況
富野メモ=脚本

シリーズ構成の段階では富野と対等に戦える人がいなかったため、
富野メモのプロットはそのままZの構成となった。
脚本の段階でも富野と対等に戦える人がいなかったため、
富野メモの大まかな話もそのままZの脚本となった。
これはZの一番の弱さであり、
Zの富野脚本の本数が多いの原因でもある。
この部分は正直どうしょうもなくて、総監督の富野のせいではなく、
制作会社のサンライズのせいだと断言できます。
監督に作品を作れと言いながら、必要とする人材(満足できない人材ではない)を
集まらなかった(集まれなかったではない)ってのは、
はっきり言うと、サンライズ以外ではほとんどナンセンスだ。
スタッフワークというのはそれほど厳しいものなのに、
監督の個性がそのまま売り線になるんだから、もうそのまま売っちゃえと
妄想するサンライズにとって、どうやら何時まで経っても分からないようです。
新訳Z3部作はもちろん、最近のギアスもそうですが、
作品自体に工夫しないで、周りで色々仕掛けをやるのは、
サンライズという制作会社のバカなところ。
(逆にいうと、種と00みたい虎の威を借る狐のシリーズは、
監督はあまり個性がないため、スタッフワークが逆にバランスが取れてるとも言えます。
種は後に監督と脚本家自体が崩壊したが)


長くなりそうなので、上下編に分けます。
ZZの部分とZとZZの比較は明日の下編でつづく。


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