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オーラバトラー戦記「作者のことば」集

2008/10/12 14:40|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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関連記事
■リーンの翼「作者のことば」集
■リーンの翼一巻あとがき

相変わらずのカドカワノベルズ版のもの。
単行本のレイアウトは謎すぎるので、自分なりに修正。

●作者のことば
『リーンの翼』の続編でもなければ、TV版『聖戦士ダンバイン』の続編でもない、
バイストン・ウェル・ワールドのひとつの物語である。
そうえらそうに構えたかったのだが、どうもシャリッとしない。
小生は、常々、小説には適当な長さというものがあって、
それは守った方が良いと考えているが、シャリッと行かせられない己れの非才を嘆集する。
が、やるならば、パッと華を咲かせたいと念じつつかかった。
しかし、エエイッ! 間合いが長すぎる!

(「オーラバトラー戦記1 アの国の恋」より)


●作者のことば
民話や伝説は、自然への畏敬の心が書かせたものである。
それは、生きていく上の教典にもなった。
しかし、僕のようなエセ都市型生活者が想像するものは、地から遊離した妄想でしかなく、
それは、本来的な意味での創作物ではないと直感する。
それが真実ならば、恐れ入るだけの僕だが、
今回は、その嫌悪感をなんとか解消したい、と欲望した気配を自覚する。
ウソ八百のリアリズムに昇華する『本来的な方法』を発見したいのは、
僕が、真実、バイストン・ウェルを見たいからなのだろうと分かっている。
(「オーラバトラー戦記2 戦士美井奈」より)


●作者のことば
天なるもの地なるものというが、
バイストン・ウェルの場合でも、神話の世界と同様に、
天なるものは俗物すぎる気配があり、
地の底にうごめく者の方が、力があるように感じられる。
それは、自分も農耕民族の一員だったからではないか、と納得できることである。

(「オーラバトラー戦記3 ガロウ・ラン・サイン」より)


●作者のことば
戦場だけで、一冊を終えたいというのは、画面効果を考えてのことだろう。
このあたりに、アニメの演出を長く商売にしてきた小生の悪い癖がある。
やってみて、今回ほど時間を要したこともなかった。文章のことであるが、
戦争は戦争なのだ、と痛感するのはこのような時である。体力だけの勝負になってしまった。
後半に来るにしたがって、その継続力がなくなると感じさせないように書くのは、
マラソンそのものだった。こういう愚痴は、扉言葉には似合わないか?

(「オーラバトラー戦記4 ギイ撃攘」より)


●作者のことば
頭を抑えられている感覚をどうしょうもなかったというのが、
作者にとってのバイストン・ウェル世界である。
それから逃げ出し、バイストン・ウェルと我々の実存をつなげる
ストーリーに入りたいという欲望は、第三巻からあった。
その助走が、本巻である。ジョクの離反から陸上世界にオーラロードを設定するには、
時間と体力を要する。それは、スリリングである。

(「オーラバトラー戦記5 離反」より)


●作者のことば
スリリングなものには、毒がある。それは想定していた。
さらに、現実と異次元世界を重ね合わせてみたいと考えてかなり経つのだが、
いざ、このような形で上梓してみると、その作業の難しさと怪しさに、
多少とまどっていると白状しなければならない。面白さと容易さ。
しかし、その背後にあるのは、作者の独善を責める物語世界の跳梁である。
それは創作作業が、フィクションでないと教えるまやかしなのだから。

(「オーラバトラー戦記6 軟着陸」より)


●作者のことば
執筆しながら感じることは難しさでしかなく、
自分の感性が現実に即応していあにのではないか、という恐れである。
そんなことは、この種の戯作には必要ないものであるとも想像するが、そうではあるまい。
現実の方が、一人の作者だかってに物語る世界以上に激しく変転するのを見て、
物語を書くことの苛酷さに茫然としてのがこの巻である。
だから逃避の場としてのファンタジーの意義性があるという認識に、かすかな挫折感がある。

(「オーラバトラー戦記7 東京上空」より)


●作者のことば
作者が楽しめるものでなければ、公にしてはいけないという感覚はあるが、
容易にそうならない。己れの非才故であろう。
しかし、バイストン・ウェルに戻ると、ともかく元気が出そうだ感じるのは、
ファンタジーの効用であるが、陷穽もある。好きにやってしまうと危険なのだ。
だから、登場してくれる人びとを眺めるように、眺めるようにと心積りしている。

(「オーラバトラー戦記8 マシン増殖」より)


●作者のことば
木彫の場合、彫ろうとする木のなかに、すでに彫るべきものがあるという。
今回の執筆はそれに似て、目の前にある情況の中から、
探り出し掘り出したものを並べた、という感覚がある。
体力勝負であった。描くべき対象に負けてしまったら、
物書きにはなれないというきわどさの上にいる実感があった。

(「オーラバトラー戦記9 オーラ壊乱」より)


●作者のことば
現実の世界の動乱が、このような種類の作品を書くにあたって、
これほど障害になるとは想像もしなかった。
これを乗り越えるのに時間を要したが、そのような気配が読み取れないとするなら、
それは小生の勝利である。プロセスは作品のバリューとは関係がない。

(「オーラバトラー戦記10 重層の刻」より)


●作者のことば
近い将来、あなたは、バイストン・ウェルから落ちてきたどなたかと出会うかもうしれません。
そのときは、ぜひ、かれらの貴重な体験から、
自分たちの未来にかかわる問題を洞察していただいたいのです。
そして、また、突然、消息をたった方が身近にいらっしゃっるなら、
その方は、バイストン・ウェルにいらっしゃったんでしょう。
ですから、絶望に陥ることだけは堪えて下さるとうれしく思います。

(「オーラバトラー戦記11 ハイパー・ホリゾン」より)


このオーラバトラー戦記は富野アニメ的でいえば、
ZZから逆襲のシャアにかけて、F91とVの間に書いたものなので、
これからももっとこの方面から考えるほうがいいかもしれません。


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