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リーンの翼「作者のことば」集

2008/10/03 20:05|富野由悠季関連TRACKBACK:1COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - リーンの翼「作者のことば」集
カドカワノベルズの「作者のことば」部分は、
何故か角川文庫版じゃオミットされたので、
一度も読んだことが無い人や、角川文庫版しか持ってない人のために
(もちろん、一番は自分が読み返しやすいためだが)、書き込むぞ。
なお、角川ノベルズ巻末のあとがきと、
角川文庫版にある「オーラ・ロードへの遥かな道」はまたいずれ。


●作者のことば
”バイストン・ウェルの物語を覚えている物は幸せである”
このキーワードで始めた物語のはずが、
僕自身の不幸さを実体験するようになろうとは思わなかった。
僕は、その記憶を持っていないのに気づいて、なんと不幸な人なのだろうとカンカクするからだ。
それ故に、現世は冥府なのだよ、という感じ方は一方的なのかね、
と自問しつつワープロする。時代だね。

(「リーンの翼1」より)


●作者のことば
物語をするということが、こうも不安をかきたてるのか、
という思いつめが、最近の僕の精神状態を苛酷にする。
所詮、嘘八百のお話なのだから、チャラと書けばいいのではないか、
とい言いきかせはするのだが、動き始めたキャラクター達に対して、
作り手の独善だけを働かせるのは罪業を為すものであろうという予測が、楽をさせてくれない。
そんなプレッシャーのかかる物語を読んで下さる読者の方々に、心からお礼を申し上げたい。

(「リーンの翼2」より)


●作者のことば
今現在、リーンのストーリー・メモによると、
未だ三分の一の部分までしか描いていない。
三巻を消費してこのていたらくは、自分自身許し難い……。
しかし、自分は、迫水が地上に帰るある瞬間まで見てみたいだけのことで、
”リーン”を描く。それしかないし、それまでに、多少でも自堕落な
自分の性癖を直したいと思う、ということだ(著者あとがきより抜粋)

(「リーンの翼3」より)


●作者のことば
小説としての形をとらねばならない段階だという感覚だけが先行する。
人物たちの生き死にが繰り返されて、その整合性の破綻さえ演じてみせてしまっては、
もう小説以前なのだと言わざるを得ないのにだ。そんな地獄の中で、なんの小説かとも思う。
それでも尚、書かなければならないのも、自分の中から生まれたものであるからだ。
他人に任せようがない。逃げるわけにもいかない。
あとは気合だけと分かっているのだが、迫水にはなれぬ……。

(「リーンの翼4」より)


●作者のことば
パラレル・ワールドは無責任な世界なのです。
そう笑い飛ばして、投げ出したい衝動に駆られたことが何度かある。
しかし、最終章に近いところに描きすすみながら思うことが、
なにも書いていなかったのではないかという不安である。
劇中の人々に対して、大罪を犯している自分を自覚するのである。
そのもとが、自分の発意にあるというのは、免れがたい事実であるから困る。

(「リーンの翼5」より)


●作者のことば
物語が終ったのは、ぼくが根負けしたのだろうし、
ぼくの中に何もなくなったからなのだろう。その両方が理由かも知れない。
そして、分かったことがひとつある。ぼくごとき凡俗には、心を安んずる行為というものは、
絶対にないということである。これを不幸とはしないが、
多少辛いし、恥ずかしいだと思う。しかし、小さい容器の中でも、
自分として納得できた経験をさせて貰ったことに、心から嬉しく思っている。

(「リーンの翼6」より)



余談だけど、最近はバイストン・ウェルシリーズの特殊性を考えているが、
その中でもその「極めて日本人向け」という特性を目に付いている。
だから、ひょっとしたら、バイストン・ウェルシリーズこそ
富野が一番「文学的」なモノなのかもしれませんと、最近薄々感じています。
だから、外人の僕の勘違いでもいい。
一度バイストンウェルシリーズのどれかを手にしてください。
きっと何かを感じるはずだ。


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 ちょっと失敗して3巻だけ未入手で未読なんですが、いちおう6巻まで読み終わったので、感想をメモしておきます。(別のところにラフスケッチ...
囚人022の避難所 2009/06/15(月) 01:25
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