富野由悠季監督とその作品をひたすら語るブログ

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暴露の快感

2008/09/18 17:08|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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別件 最近、何故富野作品は繰り返し見てしまう、見ることが出来るのか?
単純に難しいとかではなく、麻薬的な何かがあるのではないか、それは何なのかと考えてしまいます。

いくら良くても宮崎作品は一度見れば・・・って感じで。

だから僕は...さんからコメントを頂いたので
以下の考えは纏まったわけじゃないが、とりあえず自分の意見を述べます。


富野作品は面白い。
その面白いな訳は色々あります。
百人に訊けば、おそらく百の理由が出てくる。
それだけ複雑な作りで出来ているから。誇張抜きで。

でも、「単純に」どこに「何かがあるのではないか」という質問に関しては、
簡単に答えるものではない。何せ富野作品の深さは札付きだ。
理屈抜きで語るのは易しいことではない。

それでも、あえて一つだけ挙げるといわれたら、
ぼくはおそらくコレを挙げます。
言葉の使い方」。
まあ、いわゆる富野節ってヤツ。
で、さらに限定すると、
それは「言葉の応酬」。
身も蓋もない言い方にすると、
口ケンカ」に言い換えてもいい。


富野が作ったセリフはよく赤裸々で内面を晒しだしてると言われているが、
そうです。確かそう。
しかし、それは富野だけの独占なのでしょうか?
なるほどアニメ界ではそうかもしれませんが、
世界レベルから見れば全然そうではありません。


ハリウッド映画を思い出してください。
ああいう売れるだけのためな売れるのに特化する映画は一つの特徴があります。
それは必ずほとんどと言って良いほどメロドラマが入ってること。
で、そのメロドラマのなか、一番人を惹きつける部分はどこにあるのかというと、
それはほかでもない恋人たちが口ケンカしてる部分にあります。
「あなたはまだあのビッチと会ったでしょう!」「そういうキミこそ別の男と寝たでしょう!」
「私は誰と寝るのは私の自由でしょう」「キミはオレの彼女だぞ」
「仕方ないよ。あなた構ってくれないから」「それは言い訳なるもんか!」
「いつも自分を反省してないから、次々と振られるよ」「昔のことを掘り出すな!バカ女!」
「何よ!セッ○ス下手のクセに!」「マ○ロのいうことか!」
……などなど、上の例えほど激しくないかもしれませんが、
映画でそれらしい会話を訊いたことありますよね?
「うわあ、ここまでいうか」と思いながら、ワクワクして見てるのが、
そういうメロドラマのクライマックスであり、真髄でもある。

しかも、一番凄いのは、
普段こんな会話を交わったら間違いなく破局するのに、
映画のなかのカップルは何故かハッピーエンドを迎えられる。
ま、所詮作りものですから。


あと、バラエティとかでもよくそういう番組が見れます。
ケンカ中、また破局寸前のカップルを招き、
それぞれがモノローグを語り、あるいは司会の質問を答えて進んでるバラエティ。
で、そのなかよく見かけたのは
カップルのどっちが分かれたくないのに、もう一人はもう無理だと言ってるというケース。
そういうすれ違う雰囲気が進んでるなか、
突然、一方がカップルの間でしか知らない秘め事を暴露。
で、もう一方もそれに応じてもっとイケナイことを言い出す。
二人はついに攻撃し合いはじめた。
家族事情からベッドでの情事まで言い出して、もう止まりようがない。
酷くなると、スタジオでケンカしはじめたというトラブルも。
…という番組もありますよね。日本はあるかどうか知りませんけど。

で、「所詮ヤラセじゃん」と思ってるのはご愛嬌。
演出効果ですから。


で、この二つの例えと富野節の関係はどこにあるかというと、
それはひとえ「暴露の快感」です。
その暴露の過程のなかで散らかした暴言、本音、言いがかり、嘘、怒り、悲しみなどなど、
人に精神の安定を与え、ストレスの発散になるのです。
人間というのはそういう普段が得られない猥雑さのなかで己のバランス感覚を調整して、
生理的な安心を求めてる生物ですから。

だから、富野作品は一体何故かそれほどの麻薬感を人に与えてくれるところも、
そこにあるだろうかと、勝手に推測する。
人は下世話や与太話が大好きです。
アニメ様こと小黒祐一郎もかつてアニメスタイルのコラムで言ってたが、
彼が気に入るセリフはギュネイはクェスに語った一言。
「大佐のララァ・スンって寝言を聞いた女はかなりいるんだ!」
何度見ても素晴らしいセリフです。
この一言だけでも色んな視点や語りが含まれているが、
色沙汰話の形で出ている。
「戦争中なのに、おまえらは何を言ってる!」
が、言う人の本音はそこにありますし、訊く人も快感を感じます。


さらに、アニメという媒体と、
こういう暴露感覚の相性の良さも、
その機能に拍車をかけます。
つまり、上の二つの例えと比較すると、
作りものでありながら、作りものじゃない特性。
演出するけれども、絶対にやらせの無い演出。
だから、映画とバラエティの機能をも含むアニメこそ、
むしろ一番”ライブ”に近いかもしれません。

それこそライブの真義。
おそらく富野監督自分も気づいてないが、
彼が目指すものはすでに自分の演出にあること。



もちろん、富野作品の魅力はここで言った一点だけじゃなくて、
ものすごくたくさんなところにあるってのは間違いないことですが、
それでも少しはこの「暴露の快感」にあるなんじゃないのかな…と、ちょっと思います。


コメント
引越した先輩の家に行くと、大画面のテレビがあり、行く度に逆シャアを見せられたものです。
先輩は特にガンダムオタクではありません。
でも、台詞を真似したり、カッコイイシーンを説明したり、何回も見る事でわかった、裏のストーリーを話してくれた。
僕はといえば、1stとは段違いな速い動きと地味な色合いにリアルを感じた。それが逆シャア体験。
それからは、時々食べたくなるラーメンよろしく、ガンダムの映画はいろいろと見てきました。

だいたいのストーリーはすでにわかっているはずなのに(笑)

もちろん、あれはどういう意味なのか...という疑問解消の為もありますが、毎回レンタルするのは、....カッコイイから...
上手く言葉に出来ず情けない。

ただ、最近のエウレカセブンやマクロス、にある、神作画の回と言われる、超光速度の戦闘シーンは、富野作品にはない。
エバンゲリオンにもないかな。
あれが僕は駄目なのです。
早過ぎて、動きが。
目がスピードに追い付かなくて...興ざめしてしまう。
富野流に言うなら、
なにやってんの~~です。

もちろん、先に書いて下さった事も同様に感じます。
以前、東大の富野講演のタイトルが、メカと美少女でしたが、それに倣えば、人間関係と戦闘シーン、これと、それが交互に来るタイミングの良さが富野作品を繰り返し見てしまう(笑)理由でしょうか。

それが解れば、今はエバンゲリオンの「薄さ」がよくわかります。

ありがとうございました。それでは、貴方様の健闘を祈って。

だから僕は #-|2008/09/19(金) 18:48 [ 編集 ]
私見ですが、『逆襲のシャア』はギリギリな境界線でいながらも、奇跡的に全体のバランスを保った傑作です。そのなかでも一番特筆すべきなのは「速さ」というものです。展開の速さもそうだし、シーンの見せ方もそうですが、それらはある意味もうすでに観客の受け入れる限界まで来てたものですから、これ以上速くになってもあまり意味ないと思います。ですから、私もああいったまるで作画を誇るみたいな画の見せ方に苦手です。(ちなみに、映画の流れの速さと時代の関係は福井晴敏さんの発言からヒントを得たものなんです。)

追記:先日の台風の件についてですが、おかげさまで、私も家族も親族たちも皆無事です。国家レベルから見ても、それほどヒドイ損傷を与えた台風ではありません。お気を遣って頂いて、本当にありがとうございます。
kaito2198 #-|2008/09/20(土) 00:51 [ 編集 ]
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