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ザンボット3のメッセージ

2008/09/07 02:22|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - ザンボット3のメッセージ
最近のイデオンレコードシリーズはあんまり人気がないので、
たまには別のものも。


富野が語るザンボット3と
「無敵超人ザンボット3&無敵鋼人ダイターン3オリジナルサウンドトラック」より。
文章自体はおそらくレコード時代のアルバムの再録だが、詳細不明。
口調から見れば間違いなく当時のものだが…。

ザンボット3 神ファミリーの伝説として
(原作・監督 富野喜幸(現・由悠季))

 テレビ・アニメーションの中でも、ロボット物と称されるものには、一見、作品が生み出せないと思われるほどの種々な条件があります。その条件を逆手にとり、また、過去、この種の作品が触れなかった点を掘り起こした作品を作ろうとしたのが、ザンボット3でした。
 ビアル星からの移住者、神ファミリーと、御先祖が残してくれたキング・ビアルとザンボット3という宝物の設定は、制作条件を突破し、新しいキャラクターを生もうとする制作スタッフ一同の情熱のあらわれでした。

 この設定から出発して、ガイゾックとの闘いを通じて描かれたザンボット3の物語とは何だったのでしょうか?
闘いの被害者の存在を描き、批難される主人公とファミリー、死を賭ける男たちのメロドラマ、善が悪かも知れない不安な結末、等々、一つ一つの現象を語っても、それはザンボット3の一面であって、全てではありません。
 御先祖が残してくれた遺産は、その時の御先祖たちの考え得る最大の理性と知性と“種”に対しての思いやりだったのです。ガイゾックなどという絶対悪的な存在などは、神ファミリーの伝説として終わらせるべきものなのです。
 ところが、バンドックは地球をキャッチして、伝説を現実のものとしました。神ファミリーは遺産を残してくれた先祖に対してと、住まわせてくれた地球に対して、戦う義務を負わされたのです。
 しかし、これは神ファミリーという特別なファミリーの感じる義務感でしょうか? 人間として生きてゆかねばならない、私たちすべてに言える事ではないでしょうか? ですから、物語の中では、神ファミリーを特別なファミリーとして描く事は避けたのです。
 その上で、ガイゾックとの闘いを、社会そのものの寓話として促え、神勝平という一人の少年を通じて、ファミリーを見、友達を見、味方と思われる人々の種々相を見、敵たる中にもブッチャーとガイゾックという社会の構造をみせたつもりなのです。

 それらは、勝平という少年にとっては、知るだけ、体験するだけのことであって、判断を下せるというほど簡単な事柄ではありません。しかし、それで良いのです。この伝説を通りすぎた巨大な体験を通じて、多くの人々が勝平に示してくれたものが何であったかは、成人してゆくにつれて判ってくれるはずです。

 最後、目覚めてゆく勝平の瞳は、恐怖のない真白な瞳なのです。あの瞳に生気が甦える時、ザンボット3の真のメッセージを勝平は知るでしょう。それは、ザンボット3を御覧になったあなたにも…。

それとコレ:

問9 すべての富野作品に共通するテーマをあげるとすれば?

人の自立と義務と主権の発見と、人が作ってしまう悪癖の発見、といえましょうか?

二つ比べて見ると判ると思いますが、
富野のテーマは常に一貫していながらも、
作品ごとに違う形で作品と結合している。
前者の一貫性があるからこそ作家と言えるし、
後者のバリエーション力と劇空間をグリップする力
(富野信者の強者上原マリ男さんから借りた言葉)があるから、
エンターテイメントを達成することができた、と僕は思います。


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