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『Gのレコンギスタ』が「レコンギスタ」でなければならない三つの理由

2014/03/29 23:16|GのレコンギスタTRACKBACK:0COMMENT:9
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 『Gのレコンギスタ』が「レコンギスタ」でなければならない三つの理由
 富野由悠季監督の8年ぶりの新作『ガンダム Gのレコンギスタ』が発表されました。

 レコンギスタという単語自体が歴史名詞「レコンキスタ」からの造語であることは誰から見ても明らかなのですが、その造語を作った理由について、マジメに考えた人は少ないかもしれません。

 というわけで、今日の記事は『Gのレコンギスタ』がなぜ「レコンギスタ」でなければならない理由を三つの方面から解説してみたいと思います。



1、濁音法則に則る命名

 ご存知のとおり、富野由悠季のロボットアニメ作品には「濁音」と「ン」が必ずつけなければならない法則があるようです。実際の「エルガイム」に「ン」がない以外、他のブレンパワードにせよ、キングゲイナーにせよ、全部この法則を守っています


 そして、この『Gのレコンギスタ』も例に漏れず、タイトルに濁音が入っています。

 なぜ濁音を入れる理由として、富野監督本人は「おもちゃ業界には濁音を入れないと売れないというジンクスはある」と説明しています。そういうジンクスが実在しているかどうかは知りませんが、実際のプラモ・おもちゃを見ると、確かに大半の機体は濁音が入っている名前となっています。

 一方、「ン」は早くも70年代後半からすでに「ン」を帯びてないロボットアニメが出てきましたので、「ン」にまつわる法則はあるにしても極早期、もしくは一部のところに限られている話だったんでしょうね。

 ただ、濁音は一見験を担ぐような迷信でしかありませんが、実際は音に変化をつける作用もありますので、一概に無駄とか愚かと批判することはできません。

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2、既存名詞との差異化

 造語を作るそもそも大きな理由として、とにかく「既存名詞との差異化を計りたい」というものがあります。

 主人公が「田中」だとか「太郎」だと、インパクトはありません。何より目立たないからそもそも記憶に残りませんし、たとえばグーグルで検索しても、出てくる結果がそこらへんのサラリーマンじゃ困ります。

 「リーンの翼」でいえば、結局アニメ『リーンの翼』、旧版小説『リーンの翼』、新版小説『リーンの翼』の三つが全部同じタイトルになっちゃいました。そのため検索上、情報が全部ごちゃまぜになってて、ロクに自分がほしい情報も手に入れない状況が現在でも続いています。これが言うまでもなく、プロデュース戦略上の大ミスです。

 現時点、差異化する必要をあまり感じてないかもしれませんが、将来、もし作品に「レコンギスタ作戦」や「レコンギスタの歴史」などの名詞が出てくると、「レコンキスタ」のままでは歴史に起きた実在の事件に混同しかねません。

 なので、あえて歴史名詞の「レコンキスタ」の意味を借りながら、あえて呼称をそれと違う「レコンギスタ」という固有名詞にしたのは、ちゃんとした意義があると思いますし、とてもスマートなやり方だと考えています。

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3、「メカンダーロボ」へのリスペクト

 あまり知られていませんが、富野はかつてフリーランサーとして各スタジオに駆けめぐった頃に、いろんな作品に参加したことがります。そのうちの一作が『合身戦隊メカンダーロボ』というものでした。

 この『メカンダーロボ』はロボットアニメとして出来が悪かったんですが、敵メカの量産型や補給部隊など、のちのいわゆるリアルロボットアニメを感じさせる要素を伺えますので、一部では先駆という評価もあるようです。もちろん、作品に参加してた富野がなんらかの影響を受けてたのを想像するのも難しいことではありません。

 で、『メカンダーロボ』の敵軍団は「コンギスター軍団」という名前ですが、「コンギスタ」はもちろん「レコンギスタ」と同じく、「レコンキスタ」の語源から取ったものですので、無理やり思い込むと、『Gのレコンギスタ』は実は富野による『メカンダーロボ』へのリスペクト作品といえなくもありません(※ネタです)

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 以上の話は、『Gのレコンギスタ』はなぜ「レコン"キ”スタ」ではなく、「レコン”ギ”スタ」でなければならない理由を考えたものです。実際、遊びとして入れた三つ目の理由を除いて、残りの二つはごく真っ当な理由と言えます。

 どのみち、レコンキスタだろうとレコンギスタだろうと、略称は全部Gレコになっちゃいますので、このタイトル戦略が色んな方面から見ても、決して間違っていないと感じました。これを決めた担当者が誰だか知りませんが、その舵の取り方は正確だと思います。

 もちろん、海外の視点から見れば、英語タイトルの「GUNDAM Reconguista in G」に疑問を持たないわけではありませんが…とにかく、海外戦略を含めて、素直に期待したいと思います。

コメント
>もちろん、海外の視点から見れば、英語タイトルの「GUNDAM Reconguista of G」

inの間違いですよ
#-|2014/03/30(日) 22:58 [ 編集 ]
さっそく修正しました。
まさに「in」に対して違和感を抱いています。
kaito2198 #L2WcHO2o|2014/03/31(月) 00:02 [ 編集 ]
Gレコ情報を集めている途中で立ち寄り、ブログを読ませていただきました。
監督のメディア露出も増えて嬉しいですね。
もう読んでいらっしゃるかもですが、この記事にあるPVでメカが二回でることの意味?がよくわかりません。もし何か気づいていることがありましたら教えてください。
http://s.news.mynavi.jp/articles/2014/03/24/greco/
通り猫 #-|2014/03/31(月) 19:10 [ 編集 ]
意味ではなく、違和感でした。
型にはまることを嫌うというか、ガンダムがガンダムらしくなってしまうこと(ガンダムがリアリティーを持つこと)を嫌う富野監督らしい言葉だとは思いますが…。
通り猫 #sFkuDBeA|2014/03/31(月) 19:25 [ 編集 ]
なるほどぉ!勉強になります^^
いいブログすなw

富野監督、「リーンの翼」にハマってました★
『ゴワッパー5』もやってらっしゃったんですね。

素晴らしい考察の数々、ときどき訪問させてもらって全記事読ませて頂きたいと思います!
・・って出来るのか(´゚∀゚`;)?!

桃次郎 #-|2014/04/02(水) 17:54 [ 編集 ]
はじめまして、桃次郎さん。これからよろしくお願いいたします。

富野監督がやったことある作品のリストは、本ブログの右カラムに記載しておりますんで、
それを参考していただければ。

>素晴らしい考察の数々、ときどき訪問させてもらって全記事読ませて頂きたいと思います!
頑張って全部読んでください。
いただいたコメントは全部返信しますんで、遠慮しないでください。
kaito2198 #L2WcHO2o|2014/04/05(土) 00:01 [ 編集 ]
通り猫さん、ありがとうございます。
この話について、私も未だに考えておりますので、少し時間をかけますが、
改めて別の記事で説明したいと思いますので、
もう少しお時間をください。
kaito2198 #L2WcHO2o|2014/04/05(土) 00:14 [ 編集 ]
>>濁音」と「ン」が必ずつけなければならない
→「つかなければならない」
Hk #5YgxkaXo|2015/09/08(火) 14:55 [ 編集 ]
いい加減に書いた記事でしたので、間違ってしまってお恥ずかしい。
kaito2198 #L2WcHO2o|2015/09/08(火) 23:09 [ 編集 ]
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