富野由悠季監督に関するうわ言 / 有關富野監督的妄言妄語

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一外人から見た富野節(3)

2008/08/27 14:34|未分類TRACKBACK:0COMMENT:0
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■一外人から見た富野節
■一外人から見た富野節(2)

海外に住んでる身として、
なかなかリアルタイムにアニメを追うことができません。
今でこそ色んな如何わしいツールで最新の作品を見ることも可能だが、
(いや、断ってるが、僕はそういうのを一切使ってません)
子供の時、アニメといえば、テレビの放送に頼るしかなかった。
でも、当時はやはりいわゆるホットな作品しか放映してくれないから、
残念ながら、中学生までは
富野作品も『トリトン』『ガンダム』しか見たことがありませんでした。
(ちなみに、『ダンバイン』『ブレンパワード』と『∀ガンダム』は高校で、
『ザンボット』『ダイターン』『ザブングル』『キングゲイナー』は大学で、
リアルタイムで見てた作品は『新訳Z』と『リーンの翼』だけでした)

で、当時のテレビ放送はカオスなもので、
マジンガーとレイズナーとVガンダムといった70、80、90年代のアニメを
同時放映してもおかしくないというわけ分からんスケジュールでした。
(まあ、当時のテレビ局にとってどれも同じマンガ映画だから仕方ないが)
なので、僕の小学生時代のファースト、Z、逆シャア、F91の視聴記憶もごっちゃになって、
もうどれが先どれが後が分からない状態でした。
(Vは確か中学生時代はず)
でも、これらを見て感じたのは、いくつの作品の主人公の描き方は上手くいえないけど、
なんか「僕のために描いてくれた主人公」だっていうほど迫真で、
その劇中の心情描写も、とても他人事と思えなくて、僕の心を引き付けた。
つまり、青春の投影になりえるキャラは、僕は富野作品のなかで見つけてた。

で、その青春を感じる作品とキャラは何かというと、
『ガンダム』のアムロと『Zガンダム』のカミーユでした。
アムロのホロ苦い体験はもちろん、カミーユを苦しんでいる閉塞感も、
僕は確かに感じ取れた。
面白いことに、日本ではファースト世代とZ世代があって、
その作品の間に大きな溝があって、
作風や設定や演出などについての異見は
なかなか埋まれないし、分かり合えることも難しいという。
(このへんの断定が偏ってるのは承知して書いてあるからご勘弁)
でも、僕はこの二つの作品を一緒に見たせいか、
どれもごく普通に受け入れたし、
どれも「自分の青春」と感じた。
そのへんの体験はある身として、
時々ガンダム議論について大人気ない本気になりすぎる人たちを見て、
自分が本当に幸運だと思っています。


最後は『ガンダム』と『Z』で感じた「青春」について少々お話を。

最初『ガンダム』のアムロを見た時、僕は思いっきり年下なので、
なんとなく割とお兄さんとして見てた感じがありました。
それでも、さっきの言ってたアムロのほろ苦い青春を見て、
本当に成長の苦渋さを思い知らされた。
今思うと、そういう苦渋さは安彦やっさんの画風に相まって、
実にとても皮膚感がある感じでした。

一歩、『Z』のカミーユは年こそやはり離れているが、
時代像は近いためか、あの閉塞感にとても共同感がありました。
当時は演出も話も大して飲み込めなかったが、
そういう感覚的な苦悶だけは忘れませんでした。

つまり、生理的な青春を感じたのは『ガンダム』で、
感覚的な青春のは『Z』だということだ。


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