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機動戦士Vガンダム・SCOREⅡブックレット

2008/08/15 10:58|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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音楽で伝えねばならないこと
「Vガンダム」の音楽を担当することになって僕はある決心をした。
それはこのシリーズをもってテレビのアニメーションシリーズの
音楽作曲活動からしばらく離れなければならないということであった。
多分このシリーズを終えた時、僕の心のひきだしは空っぽになっているであろう。
逆にそれだけ全てを出し切りたい作品とめぐりあった訳であるから僕としては幸せなものである。
それ故、誰に何と言われようがこの作品における音楽の方向性は
はじめから決めていたのである。人間の内面をえぐるようなエモーショナル
アプローチで、その為にもクラシカル・オーケストラのスコアを書く必要があった。
外国で日本のアニメーションを目にするときが多々あるが、絵の質に比べて
音楽の質が追いついていないことをよく指摘される。
それはもっともな話で、音楽家の立場があまり理解されていないのではないだろうか
時間的および予算的な問題から多くの職業作曲家達はおのずと全力で取り組ます、
主張のない音楽を氾濫させてしまう現状が確かにある。しかし僕はそもそも
日本のサウンドトラック専門の作曲家になるつもりはないので気楽に全身全霊を傾けてしまう。
逆に「エネルギー配分を考えずに必要以上の音楽を創っている」とか
「ここまでやる必要はない」とかよく指摘されるわけだが、
僕にとってはあまり為になるアドバイスには聞こえないのである。
多くの仕事を定期的に得るよりも、いつか異国で「Vガンダム」を胸を張って見たいわけである。
それ故いささか公私混同となってしまうが、
「Vガンダム」に流れる血は僕自身のものであるという自負が強くなってしまう。
作曲する時、僕は心の8中の幾つもの感動や経験のひきだしを開ける。
普通に生きるのであれば忘れてしまえる事も、感じなくても良い感覚も引っ張り出す。
作品の中で泣いたり笑ったり、様々な感情を自分の事として心からしぼり出した音楽だから、
一人でも多くの人に何かを伝えられたらこれ以上の励みはないのである。

AKIRA SENJU
Composer 千住 明

作家である。チャレンジャーでもある。
そして、それ以上の無いこだわりが、この発言のなかから伺える。
確かに作曲家に恵まれた富野作品のなかでも、雄壮な三枝と華麗な菅野らと比べても、
まったく遜色しないところが、一番深さが含蓄してる音楽だと思う。
謙遜と自負が同時に存在してるこの姿に、
僕はなんとなく同じ作品の総監督の富野由悠季に見えた。

なお、『Vガンダム』に関して、
千住氏はエッセイ集『音楽の扉』でも同じ趣旨の発言をしましたから、
その半端のない愛着がうかがえます。
(同書でも監督に関する発言があったが、
「だいたい富野監督に教えられました」みたいなことを言っていると記憶する)




もう一つは浦上音響監督の発言。

音響監督の仕事は、主に音響の演出を指しています。
従って、フィルムになったところから我々の出番になる訳です。
声優さんのキャスティングをしたり、どう音楽を使えば作品の効果が上がるかを演出したり、
または、効果音の事なども…。要するに音に関する全般を引き受けます。
ですから、そのフィルムに音が付いていかに血が通うものにするかを努力しているわけです。
今回作曲家候補の中から千住さんのサンプルCDを聞かされた時は、
そのまま『Vガンダム』に使えるのではないかと思えるほどマッチされた音楽でした。
作品作りに血を通わせてくれる最大の武器は音楽です。物を言わずして語ってくれるのも音楽。
それは、我々の作品作りになくてはならないものです。
音楽が鳴り出した瞬間からその作品の色あいが出てしまいます。
ですから、作品の中でどう音楽で表現できるか、どう見ている方々に伝えるのか…
ということを常に思考しながら作っています。
そして、千住さんの曲はBGMとしてとても完成度が高いので、
より多く番組の中で流して皆さんに聞いていただこうと思っています。
それは千住音楽が効果音楽としてより作品を膨らませてくれているからです。

YASUO URAKAMI
音響監督 浦上靖夫

裏方の裏方のこの方(クドイな)は、一見温厚に見えても、
やはり音響の演出家と自負してるほど、大変こだわりを持ってる人なんです。
藤野音響の強い使い方や鶴岡音響の賑やかな使い方と比べて、
一見はっきりとした個性が現れないけど、
音響全般の使いところは決してフィルムを超えないし、曲も最大限に生かすのは特徴。
言い換えればこの人の個性は「節度」。つまり節度がある使い方。
そういう人があるからこそ、『Vガンダム』が今のような形になったのかもしれません。


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