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手塚治虫『海のトリトン』あとがき

2012/05/23 16:26|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:3
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 ちょっと思うことがあって、先に『海のトリトン』漫画版、原題「青いトリトン」に関して、手塚治虫のあとがきを文字起こししました。1980年1月20日発行の手塚治虫漫画全集『海のトリトン④』よりのものでした。

あとがき

手塚治虫

 サンケイ新聞に、長い間「鉄腕アトム」を連載したあと、編集部との話し合いで、”海を舞台にした熱血もの”をかくことにきめたときは、まだ、こんなSFふうのロマンにするつもりはありませんでした。

 当時は「巨人の星」や劇画が全盛のころで、新しい連載漫画も、それらの熱血・スポコン的なアクションを、なるべく強くいれてほしいという要望がありました。ぼくは、どうもそういうムードのものは苦手なのです。それでも、「海のトリトン」ははじめのほうに丹下老人なんていう硬骨漢を登場させたり、シゴキをやらせたりしたのは、そういう要望をいれてのサービスです。

 しかし、かいていくうちに、物語は、はじめの構想からどんどんはなれて、SF伝奇ものの形にかわっていきました。よく、主人公が作者のおもわくどおりに動かず、かってに活躍をはじめることがあるといわれますが、トリトンの場合もそのとおりで、あれよあれよと思っているうちに、ポセイドン一族やルカーやゴーブができていってしまったのです。

 トリトンをテレビアニメ化しようと考えたのは、連載が終わったあとでした。そこで、五分ぐらいのパイロット・フィルムをつくりました。そのときは、トリトンは外国へ売ることを考えて、バタくさいマスクのちっちゃな少年の姿にしてしまいました。それを、当時ずっとぼくのマネージャーをしていた西崎義展氏が、東映の羽根氏を起用して、あのスタイルにかえたのです。

 テレビアニメは、はじめ手塚プロでつくるつもりでした。でも、西崎氏は独自でテレビ局と話をつけて、スタッフルームというプロダクションにつくらせることになりました。だから、あのフィルムには、ぼくは原作者の立場でしか、かんでいないのです。

 改めて手塚治虫と富野由悠季の関係を整理したいと思ったとき、この作品はどうしても避けられなかった。西崎事件でのトラウマの波及か、はたまた分野の違いか、手塚治虫はほとんど富野に関してほとんど発言をしませんでしたが、それでも詳しく検証したら、やはり手塚の富野観をなんとか探り出せると思います。





 『海のトリトン』は正直申し上げますと、富野監督が作ったこともあるが、その出来を相まって、アニメ版こそ私にとっての正典です。漫画版はまあ富野監督のいうとおり、手塚作品のなかでも出来が下の部類で、安手のSFでしかないものだったのですが、それでも腐っても手塚治虫の作品なので、終盤の物語の収束する勢いや、世代を受け継ぐ結末などは、さすがに匠の技でした。

コメント
この記事、続くんですか? 続きがあるなら楽しみです。

ぼくは「富野は西崎の行動を知った上で、西崎の仕事を選んだ」と考えています。

しかし手塚は西崎を恨む一方(当たり前だけど)、アニメ誌上で富野を擁護したり、「YOU」で共演したり、富野とはその後も接触しているんですよね。『トリトン』の仕事を受けた男にわだかまりは無かったのか?

手塚の富野観は、色々な人の意見を聞いてみたいです。
坂井哲也 #-|2012/05/23(水) 16:56 [ 編集 ]
坂井さん、コメントありがとうございます。

はい、この話題は続くのです。今回はそのための準備と言えます。
昔坂井さんのブログでこの話題を言及なされたのは未だに記憶に新しいのですが、
富野さんの考え方に関しては私も同じ考えですし、
仰るとおり手塚の富野に対する見方も、時間が経つに連れて多少変化すると思います。
そのへんを上手く記事に出来ればいいですが、自分にそれができるかどうか。
kaito2198 #L2WcHO2o|2012/05/23(水) 20:58 [ 編集 ]
昔の記事を覚えていただいていたとは、感激です。
続きも期待しています。
坂井哲也 #-|2012/05/24(木) 00:30 [ 編集 ]
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