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富野小説のオススメ(2)

2008/07/28 14:29|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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関連記事:
■富野由悠季連載一覧
■角川スニーカー文庫における富野小説のISBN番号
■富野小説のオススメ(1)


台風がウチに来たので、今日は休み。
というわけで、昨日の記事に続いて、富野小説のオススメ。



続いて、
もう一つのバイストン・ウェル物語の『ファウファウ物語』。
この作品はおとぎ話を意識してるのか、文体はわざと童話風で仕上げていて、
主人公の目線もいままでの富野アニメと違って、明らかに子供に設定している。
話の内容はファウ・ファウという生まれたばかりのフェラリオが人間界に彷徨いこんで、
小学生のエミコとその周りとの触れ合いというかなり王道なものですが、
ファウ・ファウという不思議な世界の住人の誕生、出会い、日常の風景など、
どれも丁寧に描いていて、富野作品にして、珍しくほのぼのな雰囲気を溢れています。
特に少女エミコ、エミコの家族、学校の人々、マスコミ、政治家たち、さらに天皇(!)など、
それらのファウ・ファウとの出会いは単純でいながらも、社会性を失われていません。
ありのままの事態を受け入れなくなる大人たちはどうファウ・ファウを見ているのか、
そして別世界のファウ・ファウは大人たちの思惑を受け取るのか、
それは見てのお楽しみにしておきますが、
子ども向け(そうでもない?)の異生物触れ合い物語(最近だと金魚みたいなもん?)としては、
最後の駆け足でさえなければ、かなりの良作だと言ってもよろしいかと。

オススメ度:★★★★



オーラバトラー戦記』。
これは富野小説のなか一番長い作品である。
内容は周知のとおり、『ダンバイン』のリメイクに見えなくも無いもので、
はっきり言って、11巻もの富野節を読むのにちょっと辛抱が必要なので、
優先度はほかの作品と比べればそんなに高くも無いかもしれません。
が、『オーラバトラー戦記』というタイトルで示した通り、
全編の話はやはりマシンの発展によって展開するものなので、巻数の関係もあって、
そのマシンに巡る人々の心境の変化、世局の変わり様、マシンでの戦闘など、
おそらくアニメのバイストン・ウェルシリーズを含めて、一番迫真なものかもしれません。
『ダンバイン』以降、自分の才能だけを頼るのを捨てたと明言した富野は、
どうこの自分を出すぎた作品をもう一度書き直すのか、是非一度見てください。

オススメ度:★★★☆


80年代後半から90年代前半は、
富野由悠季という作家の創作が一番盛んでいる時期でした。
アニメはもちろん、小説でもざっと数えて20本以上ありますから、
ここに来て、書き順か出版順で書くのもやや混乱していますから、
間違いがあったら、是非指摘ください。




機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』。
この本は映画mpシナリオの第1稿に近い形に仕上げていて、
内容は比較的に知名度あるので、あえて多く言わないけれど、
アムロとシャアに巡る周りの状況の対比はより鮮明になったので、
テーマ性も伝えるべきメッセージも映画より強くなった。
ある意味、この作品からすでに白富野の片鱗が見え始めると言ってもいいだろう。
ただ、個人としてはやはり劇場版の中年の挫折を描く『逆シャア』が好きなので、
小説と映画を比較して見れば面白いかも。

オススメ度:★★★☆



現存のガンダム小説のなか、唯一角川系じゃない
機動戦士 逆襲のシャア ハイ・ストリーマー』は、
シャアの5th侵攻以前の展開も描かれてるので、サブテキストとしては最適。
展開はやはり劇場版とやや異なるが、雰囲気はこっちのほうが映画と似てるから、
そういう意味では、2巻前半までの話を除ければ、
富野小説にしては珍しい単純なノベライズに見えなくもありません。
個人として、見所はアムロ大尉の「女港」状態だと思いますが、どうでしょうか?

オススメ度:★★★



この2作の『逆シャア』の個人評価が低いのは、
どうしてもシャアの最後のセリフの変更が受け入れないからです。
ご存知の通り、富野はセリフ自体を拘らない人なんですが、
時々自分が一度作ったセリフを大事にしろと言いたくなる変更もあります。
(たとえばF91の「オレたちの帰るところがなくなっちまうぞ!」。
これは鉄仮面の異質性を含めて考えると名セリフなのに、完全版は削除されてる)
セイラ(究極の身内)の名を呟きながら死んでゆくより、
やはりララァの名をアムロに叫んでいながら死んでゆくほうが、
シャアという複雑な人物に相応しいので、
僕はやはり劇場版が一番好きなのです。


コメント
はい。辛抱が必要だと私も思います。
なんというか同じドロドロものでも「リーンの翼」はすっと読めたけど、
こちらはかなりしんどいんですよ。読み続けるのが。

自分なりに思うのは、
リーンの場合は「作家になりたい」という自らの情念を、そのままドーンとぶつけているのに対し、
戦記の場合は「お前らファンタジーってのは巨乳の姉ちゃんが魔法唱えて剣振り回して……ってなもんじゃねぇぞ。俺が本当のファンタジーを見せてやるよ」といった作意が見え隠れしちゃってるんですよね。
これはガーゼィのときもそうだったのですが、
鬱が治って余計にそれが顕著になったというか。

だから今、凄く難儀してます。
子犬 #HL3aOXhs|2008/07/30(水) 06:41 [ 編集 ]
>「お前らファンタジーってのは巨乳の姉ちゃんが魔法唱えて剣振り回して……ってなもんじゃねぇぞ。俺が本当のファンタジーを見せてやるよ」
ガーゼィなんてもろにそう明言したよね。

>「作家になりたい」
それは私も思います。
あくまで私見ですが、作家になりたい情念というか、一番意欲的に書いてたのは『リーンの翼』と『王の心』だと思います。
kaito2198 #-|2008/07/31(木) 00:58 [ 編集 ]
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