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富野小説のオススメ(1)

2008/07/28 02:02|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 富野小説のオススメ(1)
一度富野由悠季というアニメ監督の小説を取り上げて見たかったのですが、
自分はまだ全部を読んでないし、
自分のボロボロ日本語で論ずるのも僭越なので、
ずっとかけなかったのですが、
ちょうどここ数日、囚人022さんが個人の富野小説史を取り上げたり、
子犬さんが富野小説をコンプリートしてたなど、比較的に書きやすかったタイミングなので、
ちょっと簡単な富野小説オススメを書きたいと思います。



まずは富野の小説処女作『機動戦士ガンダム』。
処女作だけあって、小説という文で構成される媒体を意識した感じも覗けますが、
いかんせん文体は後の富野小説と比べても硬いのです。
話自体は2巻くらいからオリジナルに突入してるのが、『1stガンダム』を馴染む人たちにとって、
割と早く理解できる内容なので、それなり読みやすかったかもしれません。
戦闘と個人描写はすでにトミノトミノしてるが、後の作品と比べればちょっと稚拙なところも。

オススメ度(あくまで富野小説としての。☆1つから5つ):★★★



次は『伝説巨神イデオン』。
テレビ版のイデ伝説の曖昧さとバッフクランの描写の足りなさに反省してるのか、
このへんのフォローはずいぶんされるので、テレビ版のサブテキストとしてもいい。
あと、『ガンダム』と違って、結末自体は変わらないものの、
細かい話は随分変えられるので、人に与える印象はテレビ版にやや違うかもしれません。
(たとえばコスモの母の登場によってカミューラ・ランバンのおばさんを削除とか)
文体は相変わらず読みづらいのですが、『ガンダム』より読みやすい。
見所は「キッチンの三つ目の死亡の仕方(笑)」など。

オススメ度:★★★



あくまで私見ですが、おそらく富野がこの2作で目指すのは
「テレビアニメと小説という違う媒体の処理手法の摸索」
「シビアの描写によっての脱マンガ映画(年齢層の向上)」
「ハードSFによっての脱ロボットプロレス(自分の趣味に合うもの)」
「脚本家から逃げるための努力」
そして、最後の目標はすなわち「富野由悠季という作家の確立」。

ご存知のとおり、アニメはスタッフワークなもので、
絵描きとか音楽を抜きで演出家一人だけが評価されるなんて、
70年代以前はまずありえないことなんです(ごく稀な反例もあったが)。
いくら原作と監督を担当しても、脚本家とか絵描きがある以上、
どうしても彼らの功績を認めざるを得ないのです。
でも、小説というのは、小説書き一人だけでも評価されるものなんです。
その上、もし本も売れるのなら、
自分も胸を張って「やっぱ評価されるのはオレのおかげだ」と言えるわけです。
富野もおそらくこのへんの理由で小説を書き始めたと思います。



次は『リーンの翼』。
これは間違いなく富野小説のなかでもかなり読み応えがある作品で、
特に富野小説の特有なラスト丸投げが無いため、
「バイストン・ウェル」シリーズとしても、富野小説としても、読んで面白い作品なんです。
描写なども前の2作と比べられないほど上手くなって、ほぼ完成型に近いと言っていい。
「異世界」「日本人」「騎士と女王」「剣の物語」「もののけが跳梁してる世界」などと、
どれも上手く機能してて、富野小説のマイルストーンの一つだと思います。
かつての野生時代で連載など、
個人的は今となって一般化すぎる異世界遭遇タイプの小説の中でも格段リアルなものですが、
その丁寧さとシビアさが逆に仇になって、今の時代に合わない気がしないでもない。

オススメ度:★★★★☆



機動戦士Zガンダム』。
この作品は『ガンダム』の小説と違って、
あくまでテレビ版のノベライズの印象が強かったので、
正直言って迂闊に評価するものじゃないけど、
やはりテレビ版と比べて話の流れは多少整理されてるものの、
人物の描写などはややくどくなるという感じがします。
というのもやはり富野が出て過ぎて、かえって読むのを支障を与える。
それでも面白いところが結構ありますが、
富野のガンダム小説の中でも、それほど目新しいものが無いので、
「(富野の)ガンダム小説」のカテゴリに限定すれば、そんなにオススメはしないかも。

このへんから富野のノベライズとオリジナル小説の割り切りが見えると思いますが、
個人の気のせいかな?

オススメ度:★★★



『ファウファウ物語』まで書きたかったけど、もう夜は遅いので、
今日はここまで。


コメント
自虐的な記事を書いたら、すぐ後に真打・子犬さんのコンプリートが来ちゃったので、すごく間が悪い思いをしている囚人さんです。こんにちわ。v-12

『イデオン』は私ならe-69e-69e-69e-69e-69ってところなんですが、それは結局、私がこの作品が大好きってことですかねー。記事にも書きましたが、小説としても『ガンダム』よりこなれているけど、まだ初々しい真摯さが感じられて私は同列ではないと思うんですよ。

それにしても富野小説に、個人として「作家性」を認められたいという願望は、これはえげつないぐらいにはっきり出ちゃってますよね(「エゴだよ、それは!」v-430)。
そのへんは『ブレンパワード』以後の富野監督と、それ以前でけっこう違うと思います。
囚人022 #TJwDdEqg|2008/07/28(月) 02:44 [ 編集 ]
あくまで個人のオススメ度ですから、戯言と取って頂ければいいのです。『イデオン』の小説は僕も結構好きですが、ノベライズの色はほかの作品と比べればやはりちょっと強かったので、多少減点もさせてもらいました。

作家性に関しては、なんだかんだ富野は映像作家ですからね。小説の道を諦めたのはファンとしては残念極まりないのですが、福井の影響は大きかったのではないかと、勝手に推測してます。
kaito2198 #-|2008/07/28(月) 21:21 [ 編集 ]
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