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塩酸クレンブテロールとか鳥インフルエンザとか(1)

2012/03/09 15:53|日常話TRACKBACK:0COMMENT:11
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 日本の報道機関に何故か取り上げてもらえなかったが、今台湾でもっとも議論に及ばす話題が、まさにタイトルで示したこの塩酸クレンブテロールと、鳥インフルエンザのことだ。今日は前者の塩酸クレンブテロールについて話したいと思う。



 塩酸クレンブテロールは食が安全すぎて食安全ボケ(笑)になっている日本の方々におよそ馴染みのない言葉なので、一応解説させてもらう。台湾と中国では「痩肉精」に呼ばれる塩酸クレンブテロールは、元々呼吸障害の際に充血除去剤や気管支拡張剤として処方される薬物だが、動物に注射すると成長促進作用があり、また食肉の赤身を増やす効果があるので、アメリカなどの畜産大国に愛用されている。

 その後、塩酸クレンブテロールは人体への副作用も多いと発見され、世界では多数の中毒しいて死亡の例もあり、多くの国では禁止されている。しかし、塩酸クレンブテロールを家畜に使うというパンドラの箱を開けてしまった張本人のアメリカは畜産大国であるゆえ、塩酸クレンブテロールをやめてしまえばコストも大幅増えるという思惑のもとで、塩酸クレンブテロール入りの肉は依然として輸出されている。

 でも、当然アメリカのこの横暴さはヨーロッパ諸国にとって許されるものではない。ヨーロッパの国々はこぞってアメリカをバッシングしていたため、今アメリカの公式的発表によると、ヨーロッパ諸国など先進国に輸出した肉は完全にゼロだとしている。しかし、それではアメリカの畜産業はヤバイので、アメリカは魔手をアメリカに対して弱腰外交しかできない国家に伸ばした。そう、大抵アジアの国々だ。

 台湾は昔米国産牛肉の輸入を許していたが、前の政権の時BSEの件もあって、米国産牛肉の輸入を禁止した。しかし今の政権になると、アメリカは貿易協定やビザ免除などを盾にして、再び米国産牛肉の輸入を再開させた。しかも、社会や一般へ情報提供や専門家による意見聴取は一切行われずに、ただお上様の鶴の一声で決めた。これにより、一般大衆から有識者まで一斉に反対の声を挙げ、今はまさにこの騒動の真っ最中なのだ。

 名目上、塩酸クレンブテロール入りはほんの一部ではあるが、実際最近台湾での一連の検査を見る限り、ほぼ全部が塩酸クレンブテロール入りと見なしてもよろしい。しかもそのルートはスーパーマーケット、小売、レストランなどが含まれ、この毒から逃れる術はほぼ存在していない。

 現在、有害とされている塩酸クレンブテロールはアジア諸国に輸出されている。ヨーロッパ諸国はゼロ検出なのに、アジア諸国などはあるというのがどういうことかというと、つまり暗く「おまえらは二等国家」だと言っているようなものだ。一応、アメリカの言い分は「塩酸クレンブテロールなしだとコストが高すぎて、人々に提供することができない」とし、「アメリカでも塩酸クレンブテロール入りが出回っている」と弁明しているが、これはつまり「貧乏人は稗でも食え」「アメリカ様にいちゃもんつけるな!」と言わんばかりの言い方だ。上から目線も極まりない。これがアメリカのダブルスタンダードだ。

 実をいうと、日本も塩酸クレンブテロールが含まれる牛肉が出回っている。一応食品安全委員会は規制値を作って管理しているが。しかし、塩酸クレンブテロールなどは人体に入ると吐き気、目まい、無気力、手が震えるなどの中毒症状が現れる。特に心臓病や高血圧の患者への影響が大きく、長期にわたり摂取すれば染色体の変異をもたらし、悪性腫瘍を誘発することもあるというので、規制値を設けたところで、ただお国様がお得意な数字遊びでしかない。なにより上で言ったとおり、アメリカの基準から見れば、日本も所詮二流の国家としか見なされていない。

 断言していい。台湾や日本のような畜産大国でもないし、食料自給率も低い国にとって、アメリカから牛肉を輸入するのは反対するところで止めるものではないし、無闇に反対するものではない。しかし、アメリカのこのような横暴さ、そしてわが国の政府が国民をバカしているようなマネは、到底許されるものではない。では、どうするべきか。それはこれからの成り行きを見なければ何も言えないことだ。でも、一国民としては見守ってゆきたいと思うし、必要があれば、自分も何かをしなければならないと考えている。



 次回は、最近台湾で起こっている鳥インフルエンザのことを話したい。

コメント
お久しぶりです

日本で報道されないのは、外食産業がスポンサーとして強いからでしょうか
食中毒が起こっても、「ユッケが食べられなくなる」といった視点で放送されてしまいます
BSEの時も、「牛丼がなくなる」と最後の牛丼を食べてる客を取材するとか(それで病気になったら、どうするんだ?)

なるべく買う肉は豪州産にしていますけど、あとは外食を控えるぐらいしか手がないですねえ

クロノクル=ローマの人 #-|2012/03/09(金) 22:42 [ 編集 ]
我が家では、肉と言えば豚で、すき焼きも牛を使わず、焼き肉店も三十年、行ってません。
最近騒がれたユッケなるものは、食べたいと思いませんが、ハンバーガーは口にしました。
しかし、最近は気持ち悪くなり、被災後は、収入減で、買って食べる気力すらありません。
マクドナルドは、オーストラリア産やニュージーランド産パテを使用しているそうですが、
問題ないのでしょうか?
なくても食べませんが‥
陰僕 #-|2012/03/09(金) 23:00 [ 編集 ]
クロノクルさん、コメントありがとうございます。

報道されていない原因は、確かにそういうところにありますね。台湾のメディアはわりとフリーダム(それゆえ狂い犬と罵られたこともあるが)というかそういった報道に関心してるのでやってますけど。

豪州産は今のところ安心できますね、なによりアメリカと並ぶ最大の肉輸出国ですから。でも、台湾に限らず、日本でもそれだけじゃ足りないので、アメリカの圧力云々を抜きにしても、やはりアメリカ産牛肉の輸入は避けられないと思います。問題は、どうそれに対応するかってのですが…。
kaito2198 #L2WcHO2o|2012/03/09(金) 23:18 [ 編集 ]
記憶が覚えている限り、陰僕さんはおそらく昔このハンドルネームを使っていませんよね。まさか変りましたか。

消費者としては、一番の武器はおっしゃるとおり「消費しないこと」ですよね。でも難しいですな、どうしても買いたくなる、食べたくなるときはありますから。これから私も買い控えをするつもりですが、一切食べないのはおそらく無理かと。
kaito2198 #L2WcHO2o|2012/03/09(金) 23:22 [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
#|2012/03/10(土) 19:56 [ 編集 ]
エルピーダやガンダムAGEなどを例にしますが、戦略無き闘争が日本が二流な処なのかと。
「日本は技術力があるから外国には負けない」という信念だけでは経営が破綻することを示したのがエルピーダの件で、ガンダムAGEにおいては子供が家にいない時間に子供向けアニメを放送して敗北した。
(近所のおもちゃ屋の店主によると、ガンダムAGEに子供は無関心であるらしい)
現在TV東京でイナズマイレブンとダンボール戦記を連続して放送しているが、この枠の前後でガンダムAGEを放送できなかった時点で現在のような状況は決まっていたと思います。
これはターンエーガンダムと同じ理由の失敗で、有名人の名声に頼っただけの戦略無き行動です。
(普通ブレンの後番組がターンエーとか考えるんじゃないのかな。なんでこうちぐはぐなのか)
韓国の国家戦略は明確で外国の議員に向けた活動や、外国で都合の良い情報発信をメディアなどを通じて行い確実な成果を上げています。
日本とは正反対ですね。
銀河英雄伝説でよく語られている『戦略の失敗を戦術で覆す事はできない』の通りです。
日本は技術は上だのと言って戦略での敗北を認めていません。(恥も外聞もなく韓国の戦略を学ばなければならないのでは・・・と思うけど)
・・・などなど今回の記事を読み我が国について色々と考えされられました。
日本は犯罪者集団が政権政党なので、法やルールについて語りにくく感想が書きにくいです。
おおた #EBUSheBA|2012/03/14(水) 03:58 [ 編集 ]
返事遅れてすみません。ここ数日体調は芳しくないので…。

うーん、確かに問題ですね。エルピーダは確かにおっしゃるとおりですし、ガンダムAGEは戦略以上、中身もよくなかったんですからね。それらはこれからも考えなければならないことだと思います。
kaito2198 #L2WcHO2o|2012/03/17(土) 11:34 [ 編集 ]
銀河英雄伝説はアメリカでは嫌われています。
なんと驚くことに10年連続で子供に読ませたくない本第一位にランクインしています。

元・S #-|2012/04/01(日) 07:56 [ 編集 ]
元・Sさん、驚きの情報ありがとうございます。

そうですか、まったく知りませんでした。あれはあれほどの影響力があるとは知りませんでした。
確かにアメリカはタブーというか都合が悪いととりあえず禁止というきらいがありますね。
kaito2198 #L2WcHO2o|2012/04/01(日) 09:39 [ 編集 ]
>銀河英雄伝説はアメリカでは嫌われています。
>なんと驚くことに10年連続で子供に読ませたくない本第一位にランクインしています。

日本のWikipediaには、銀英伝の海外展開は中国訳と韓国訳のみとされています。
また、アメリカのWikipediaでも、「公式英語版が存在しないので、これらの翻訳は非公式です」と記述されています。
この元・S氏は、エイプリルフールにさまざまなサイトでこの悪意あるデマを書き込んでおり、一ファンとして悲しく思ったのでご連絡させていただきました。

アメリカのWikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Legend_of_the_Galactic_Heroes_media#Original_novels
銀英伝ファン #WwMegDZg|2012/06/08(金) 11:45 [ 編集 ]
勉強になりました。
銀英伝ファンではないので、そのへんの事情はよく分からないのですが、
おしえていただいたリンクや情報で検索して、事情を判明した次第、デマと見られるコメントを消します。
kaito2198 #L2WcHO2o|2012/06/08(金) 21:48 [ 編集 ]
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