富野由悠季監督とその作品をひたすら語るブログ

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富野由悠季は「絵にズボラなアニメ監督」なの?

2014/02/27 01:46|富野雑談TRACKBACK:0COMMENT:9
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 富野由悠季はなぜか、時折「絵にズボラなアニメ監督」といわれています。

 確かに、その作品を見ると、画面が比較的に弱い面はありますので(アニメ業界のなかでもトップクラスの大御所の割りに)、そのようなイメージが湧くのは無理もありません。

 また、有力なアニメーター集団を抱えた80年代前半でも、明らかに「演出」が「絵」を上回りましたので、なんとなく絵が貧弱というイメージがあります。

 さらに、庵野秀明氏と押井守氏の「富野監督は絵を信じてない」という言説も、それを強化した一因だと思われます。※1

 これらの話が長年インターネット上などで囁かれているため、「富野は絵に無頓着なアニメ監督」というイメージはいつの間にか定着している感じがあります。

 

 一方、富野本人の著作である『映像の原則』を読むと、むしろ真逆なイメージを抱いてしまうものです。

 主に演出を語る本なのですが、絵・作画に関する内容も多い。特に第9章の「作画の究極的演出処理学」は、実はページ数が二番目多い章節です。

 また、演出家ひいては作品全体を統括する監督の目から作画を見る話が多いので、全体の大原則や指針はふんだんに解説されています。木は確かに大切なのですが、森を一望する必要もありますので、このような目を借りられるのは、とてもありがたいことです。

 以上を知れば、イメージに反して、富野が作画面を非常に重要視していることは、もはや言うまでもない話です。



 そして、『映像の原則』では、富野は作画に関する問題を大量に取り上げています。

 それらの問題は素人の目でも分かるほど、日本アニメの現場に存在しています。20年前からそうだったし、あれから20年後の今でもそうだった問題は、未だにたくさん残しています。富野の弁ではありませんが、なぜか何時まで経っても一向改善されないことに理解を苦しむこともあります。

 やや武断な言い方ですが、つまり、富野は普通の監督が問題視しない問題までも見抜いて、要求しているのです(ここでの「普通」は、あえて定義しません。したところで何の意味もないですので)。

 こうした面から見ても、富野は絵に対して無頓着ようなことは決してなかったはずです。



 ただ、特にこの10年間の「富野は絵にズボラ」という見方は、まったくの見当違いというわけでもないと思います。

 乱暴な比べ方だと承知していますが、「一枚絵としての精密さ」「話全体の絵運び」はもちろん両立させるほうがベストなのですが、どちらしか立てないとすると、富野は間違いなく後者を選びます。事実、近年の富野作品を見れば、普通の観客だってこの選択を見分けるはずです。※2

 そしてこれこそが、ひょっとしたら富野が今時のアニメ作品やアニメ演出家との一番の違いかもしれません。なぜならば、現在の日本アニメは「一枚絵としての精密さ」という部分に非常に重きを置いているのです。

 インターネットや録画の普及により、見直しと一旦中止が効きようになり、見る側から「作画崩壊」という言葉が誕生したと同時に、作り側もそれに釣られるように、いかに「作画崩壊」を封じることに腐心するようになっているのです(もちろん原因はさまざまだが)。

 その結果、今の「一枚絵としての精密さ」を追求することに傾いているようなスタイルになりました。いわば選択の違いですが、昔の傾向、それも富野が求め続けている傾向と明らかに別の方向性なのです。

 そういう意味では、「富野は絵にズボラ」という一見大間違いだった言い方は、「富野は今風に迎合できない」に言い換えると、実は意外にも真実を掴んでいると言えるかもしれません。(ちなみにこの部分、改訂版にも新に追加される話があります。興味ある方は是非本を入手してください)



 ただ、「作画崩壊」という言い草が近年に生まれた言葉であるように、「一枚絵としての精密さ」を重視するような傾向も、実をいうとここ10年くらいのものです。

 ビジュアル社会に連れて、観客の絵に対する要求はこれからもおそらく下がることがないでしょうけれども、「一枚絵としての精密さ」だけに注力すればいいという傾向が何時までも続く確証は、どこにもありません。長いスパンを見ると、作画レベルが論外である作品は別として、やはり作画の「良さ」だけで、作品が10年後まで残すことはないでしょう。まして、その「良さ」はひょっとしたら「最近の流行」でしかないかもしれません

 だったら、結局本筋である作品の物語に戻るしかない。そして物語を語るための最上の選択は「話全体の絵運び」というものです。そして富野はこちらを選んだわけです。

 限られた作画ソースしか持てない場合、「話全体の絵運び」を選ぶ。この結論はもちろんアニメーター出身ではない富野由悠季個人が達した結論ですが、その実績を見れば、正論でもありましょう。絵そのものは時間が経つとどうしても薄れていくものですが、物語自身は、イメージと共に記憶されます。だったら、作画で絵そのものを求めるよりも、イメージを追及する方法論だってあるはずです

 この方法論は決して制作進行出身の演出家のみの特権ではありません。アニメーターだって、絵だけに頼らない方法論を打ち出せるはずです。おそらく富野は『映像の原則』でアニメーターにもっとも言いたいのは、このことなのではないでしょうか



 最初のに戻ります。

 確かに、富野由悠季は必ずしも作画に恵まれているわけではありません。加えて、富野は方法論からして、限られた資源を「話全体の絵運び」に投入する傾向があります。そういう意味では、「一枚絵としての精密さ」が評価の基準となっている現在では、今風でいうと「作画が良い」とは言えない部分があります。

 一方、「一枚絵としての精密さ」重視はあくまで近年の傾向で、もちろん絵は良いに越したこと無いものの、良さなど価値観は時代と共に変わるものですし、制作者・観客の数あるだけ異なるものです。

 「話全体の絵運び」を重要視する方法論を取ったのは、富野作品なのです。富野作品に見られる画面とその絵は、すべて富野が監督として最善に尽くした結果です。それを監督個人に能力が不足であるように言いふらすのは、まったくの無責任で無見識です。

 そして、今風に迎合できない代りに、富野はアニメ作品を長期間に残せる実績があります。絵を使いながら、絵そのものを求めず、トータルなイメージを掴む手法はむしろ一種の特色(もちろん富野オンリーというわけではないにせよ)と言えますし、方法論としてちゃんと成立するものです。

 そういう意味では、富野由悠季はやはりちゃんと絵を駆使する力を持っている演出家であることを、誰も疑うことができないのでしょう

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劇場版ガンダムBlu-rayボックス5月28日発売 豪華版に特別版全編、200P特製解説書、絵コンテ台本など収録

2014/02/24 13:50|富野情報TRACKBACK:0COMMENT:2
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 劇場版ガンダムBlu-rayボックス5月28日発売 豪華版に特別版全編、200P特製解説書、絵コンテ台本など収録
 富野由悠季監督の「劇場版 機動戦士ガンダム」はBlu-rayボックスの発売が決定されました。去年のテレビシリーズに続いて、今回はファーストガンダムの劇場版三部作のBlu-ray化となっています。劇場版本編収録のほか、30周年記念フィルム『リング・オブ・ガンダム』なども収録されます。発売日は5月28日、値段は12000円。

 さらに、「プレミアムエディション」と称する豪華版には、2000年発売される「特別版」が別途収録のほか、200Pの特製解説書やBlu-rayディスク形式収録の絵コンテ台本なども特典としてついています。こちらは20000円。

 仕様の違いは、以下をご覧下さい。赤字は、「プレミアムエディション」のみの収録となっています。



劇場版 機動戦士ガンダム Blu-ray トリロジーボックス プレミアムエディション劇場版 機動戦士ガンダム Blu-ray トリロジーボックス プレミアムエディション
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◎仕様◎
【初回封入特典】
●劇場三部作5.1ch特別版Blu-ray×3枚
2000年にオリジナルキャスト(一部除く)で完全新規アフレコによる5.1chで制作された特別版を本編Discとは別Discで収録!
●MEMORIAL ALBUM of MOBILE SUIT GUNDAM 1981-1982(200P予定)
[劇場公開当時の雑誌記事や関連商品などレトロな資料とスタッフ&キャストインタビューなどを収録した豪華ブックレット!

●特典Blu-ray[ムービーアーカイブ]
(収録内容)
10周年記念映像「ALL THAT GUNDAM」/30周年記念映像「Ring of Gundam」「GUNDAM PERFECT MISSION」/特報・予告編
●特典Blu-ray[データアーカイブ]
(収録内容)絵コンテ/台本 他
●劇場資料復刻アーカイブ
・復刻パンフレット(3冊)
・復刻プレスシート(2枚)※IとIIIのみ
・復刻チラシ(3枚)

【他、仕様】
●安彦良和、大河原邦男描き下ろしボックスイラスト
●インナージャケットは安彦良和・大河原邦男の劇場公開時ポスターイラスト
●特典Discジャケットはカトキハジメ描き下ろしイラスト※通常版のボックスイラストと同様のものです。
【音声特典】
●新規録音本編オーディオコメンタリー
※ボックスサイズは約B5の特殊なサイズのボックスになります。

◎内容◎
【3作品(オリジナル版&特別版)収録】
■Disc1:「機動戦士ガンダム」
宇宙世紀0079。宇宙植民地(スペースコロニー)サイド3はジオン公国を名乗り、連邦軍に独立戦争をしかけてきた。 サイド7に住む15歳の少年アムロは、ジオン軍の奇襲の中、モビルスーツ・ガンダムに偶然乗り込み、敵モビルスーツ・ザクを撃退する。避難民を乗せたホワイトベースは、
ジオン軍の追撃をかわし、逃避の旅を続ける。迫るジオン軍の赤い彗星シャア。大人はみんな死んだ。生きのびたければ、やるしかない。アムロの意志が、ガンダムを飛翔させる!
■Disc2:「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」
ホワイトベースの戦いは続いていた。ランバ・ラルのグフ、黒い三連星のドムがホワイトベースを襲う! 連邦軍のオデッサ作戦が進行する中で、アムロはかけがえのない人たちを
次々と失っていく。ランバ・ラルとハモン、マチルダとリュウが生命をかけて戦い、散華するさまに、アムロが見たものは何か。
死と生の交錯する戦場で、アムロのニュータイプへの覚醒が始まった!
■Disc3:「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙(そら)編」
ホワイトベースは、再び宇宙へと飛び立った。ニュータイプとして覚醒したアムロは、ガンダムで迫りくるジオン軍を次々と撃破、すさまじい戦果をあげていく。
運命の少女ララァの乗るエルメスと交戦したとき、アムロの精神は、激しく共鳴をはじめた。だが、その戦いは、恐ろしい悲劇につながっていく。ひとの革新とは本当にあるのか?
果てしなき喪失感を越えて、アムロの還える場所は…。

■Disc4:「機動戦士ガンダム/特別版」
■Disc5:「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編/特別版」
■Disc6:「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙(そら)編/特別版」
※特別版は2000年にオリジナルキャスト(一部を除く)による完全新規アフレコで5.1chで制作された作品です。


■Dics7:特典Blu-ray[ムービーアーカイブ]
■Disc8:特典Blu-ray[データアーカイブ]

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 テレビシリーズの特典より豪華とはいえます。が、よく考えてください。

 新規録音本編オーディオコメンタリーは富野監督のものならともかく、そうではないならば、それほど価値が高いとも思いません。

 MEMORIAL ALBUMは当時の資料のほか、スタッフインタビューや解説があります。しかし、インタビューは回顧にしかなりませんし、今更当時のスタッフが新しい話を披露するとは思いません。解説は言わずもかな、いつもの面子によるものだと思われます。

 絵コンテ/台本の収録はありがたいですけど、Blu-rayは見づらいの一言です。

 復刻パンフレットはテレビシリーズの収録を見る限り、版権関係で省いたものがありますし。

 むしろ、私としては特別版が収録されていることは微妙にポイントが高いです。もの好きといわれようと、あれはあれで有意味ではありますし、正直オリジナル版を上回るところはありますので、こうしてふたたび収録されるのはやはりなんだかんだ嬉しいことです。



 とまあ、本編が12000円なんですので、+8000円でこれだけつくという考えではお得とは言えるかもしれません。

 しかし熟知しなければならないのは、「今回が決定版」「今回のみが一生一世の機会」ということは決してありませんので、よくよく考えてから購入を踏み切ってほしいものですね。

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WOWOW『伝説巨神イデオン』ハイビジョン版3月1日より放送! 富野総監督応援コメントのほか、細田守氏との対談も配信

2014/02/21 16:08|富野情報TRACKBACK:0COMMENT:0
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 富野由悠季監督が1980年に作ったテレビアニメ『伝説巨神イデオン』のハイビジョン版は、いよいよ3月1日のWOWOWにて初テレビ放送を開始しますが、その特設ページには、富野監督からの映像コメントが掲載されました。また、放送記念として、富野監督と『おおかみこども』の細田守監督の対談の配信も開始されました。



伝説巨神イデオン|アニメ|WOWOWオンライン

1話~11話 3月17日00:35~06:00
12月~23話 3月24日12:05~06:00
24~32話 3月31日01:30~06:00

 以上のようななんだか分からない放送スケジュールなんですが、ブルーレイ画質のハイビジョン版はこのとおり初放送なので、見る価値はあります。

 また、リンク先には富野監督の動画がありますが、発言は以下のとおりです。

WOWOWの皆さん、総監督の富野由悠季です。
テレビ発の『伝説巨神イデオン』ハイビジョン版一挙放送、ぜひご覧下さい。

 至って簡潔なコメントですが、今年入ってからの富野監督のお姿を確認できます。



 さらに、細田監督との対談も今日から配信され始めました。

アニメ | WOWOWオンライン

奇跡的な対談映像の配信が決定!

 43分もあります。海外のアクセスIPは禁止されますので、保存する方法はないかな…。

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『映像の原則 改訂版』を読まずして、どうして富野由悠季を批評できようか

2014/02/20 01:29|富野雑談TRACKBACK:0COMMENT:5
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 「富野由悠季は萌えアニメが大嫌い」

 「富野監督は映画を目指しているから、マンガ的表現によく思わない」

 「富野はアバターをボロクソに貶している」

 以上のようなことを思っている人は、きっと多いだろう。インターネットを中心に、さも事実のように流布されていますから。

 しかし、違います。



 富野は萌えアニメが大嫌いどころか、現在の制作状況を対応すべく誕生した作り方の一つとして、正面な評価を下しています。

 確かに、富野は映画を目指していますけれども、マンガ的表現を排除していません。また、マンガ的な表現を「芝居を整理するうえ参考になる手法の一つ」とも評しています。

 また、富野はアバターについてボロクソどころか、近年のハリウッド映画のなかではむしろ極めて評価している一作としてみています。それも、興行面だけではなく、技術面についての評価です。

 ほかにも、いろんな話があります。それらの話は多く、インターネット上に流布されている言説と異なる一面があります。

 そしてそれらの間違った言説に対する正解は、すべて富野の著書「映像の原則」の改訂版に載っています。

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 インターネット上では、富野由悠季監督とそのアニメについて評論したがっている人はたくさんいます。また、いっぱしのサブカルもしくはアニメ専門の評論家も、ネット上で積極的に発信しています。さらに、アフィリエイト目当てのまとめブログなどもいます。それらが合せて、好事家の一大勢力を築いています。

 しかし好事家たちの言説を見ると、根拠がないままの批判、もしくは実在かどうかも確認できない富野コメントに対する反論が、なんとなく大半を占めています。誰だか明言しませんが、そのような評論家もいます。

 それでは、野次的な好きことであって、本当の意味での好きではありません。好事家はそもそもそういう類の人間でしょうが、あまりにも惨いである。



 もっとも端的な例を挙げます。

 たったいま、この記事を読ん時点で、富野由悠季監督は実はバーバパパを評価していると知っている人は、果たしてどれくらいあるのでしょうか。ほぼいないはずです。

 まして、こうして監督が評価していることを知っていても、どの部分をどのような評価していることも分かりません。そんな知識は、インターネットには載っていませんから。

 富野由悠季監督の考え方を知りたいのならば、パソコン上の数クリックで得られるような、作り話の可能性がある話よりも、著作に載っている本人の言葉を読むほうがいいに決まっています。「映像の原則」さえ買えば、すべてが分かります。

 富野由悠季の専門家(?)になることは保証します。

 もちろん、あらゆる人に「映像の原則」を買えとは言いません。購入を強要はできませんし、そもそも誰もか専門家になる必要はなく、意見を言うだけならば個人の自由です。

 それでも、根拠のない義憤や不満によってではなく、本気に人を論じようとすると、最低でもその人の主な発言や意見を抑えないといけません。それが、批評や評論の最低基準であり、リテラシー

 であるからには、『映像の原則 改訂版』を読まずして、どうして富野由悠季を批評できようか。

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 「旧版を読んだから、今更新版を買うまでもないだろう」と、旧版を購入した人は言うかもしれません。

 確かに、旧版を読んだだけでも、立派です。

 しかし、旧版だけを読んでも、やはり足りないです。旧版に興味を持ったあなただから、自分の知識を改訂版にアップデートしないことには物足りないと思うはずです。主にデジタル関係の話が追加されていますが、以上のように萌えアニメなどに関する話も新に書き下ろされています。

 『映像の原則』は改訂される際、旧版の5%ほどの内容が削除されました。そして、それ以上の比率の新しい内容が追加されています。

 つまり、旧版と改訂版は10%以上の内容(ちょっと間違った数え方かもしれませんが)が違います。ページ数でいうと、40ページくらい違います(本人調べ)。

 そのうえ、10年という時間を加味すれば、「改訂版」はもはやまったく違う新しい著作と考えてもかまいません。

 であるからには、『映像の原則 改訂版』を読まずして、どうして富野由悠季を批評できようか。



 富野の発言がことあるごとにインターネットの話題もしくはニュースになっているところから見ても(最近でいえば「進撃の巨人」「ワンピース」など)、その発言に触発されて、思わず物事を申したい人はかなり多いと感じます。

 しかし、富野とその言説を同意するにしても、批判するにしても、最低程度の武器(言説)を準備しなければなりません。知識と言説を持たなければ、何もできません。

 であるからには、『映像の原則 改訂版』を読まずして、どうして富野由悠季を批評できようか。

 そういう意味では、『映像の原則 改訂版』の購入がオススメです。己の鑑賞眼を磨くことができます。

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文藝春秋2014年3月号に若かりし頃の富野監督の写真が掲載

2014/02/16 23:54|富野情報TRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 文藝春秋2014年3月号に若かりし頃の富野監督の写真が掲載
 タイトルのとおり、文藝春秋2014年3月号に若かりし頃の富野由悠季監督の写真が掲載されましたので、ここで紹介します。




文藝春秋2014年3月特別号 | 最新号 - 文藝春秋WEB
雑誌の新聞 [雑誌別速報] 文藝春秋

小さな大物/「機動戦士ガンダム」の生みの親として知られるアニメ監督は?
   ◆ アニメーション監督・富野由悠季、ロボットアニメ
文藝春秋(2014/03/01), 頁:55

 改めて調べますと、このコラムはいつも大体4ページのボリュームで、数枚の写真に本人のインタビューが掲載される形だそうです。インターネット上では、購入した方の感想がありますので、そちらを見れば分かるかもしれません。



赤ん坊のころの富野監督の写真 : クラウドシティなう

ページをめくると成長の足跡を追う写真が数枚と
ご本人のインタビュー。

学生時代や虫プロ時代の写真。 「ザンボット3」の打ち
上げの写真は時代を感じさせます。

気になる方は書店でチェックして
みてください。


文藝春秋 2014年 03月号 [雑誌]文藝春秋 2014年 03月号 [雑誌]


文藝春秋

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 普通にほしいですけど、台湾では見つかるかどうかは分かりませんな…。

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富野由悠季監督がTAAFにて講演 ガンダム最新作映像の上映も

2014/02/13 17:30|富野情報TRACKBACK:0COMMENT:2
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 ガンダム35周年を迎えて、富野由悠季監督は、今年3月20日から23日まで開催される「東京アニメアワードフェスティバル 2014」にて特別トークセッションを開くことが決定しました。また、ガンダムシリーズ最新作の映像も特別上映するとのことです。詳しくは以下をご覧下さい。



「機動戦士ガンダム」の生みの親、富野由悠季監督が語る! | 東京アニメアワードフェスティバル 2014

今春、TV放送開始より35周年を迎える「機動戦士ガンダム」の生みの親、富野由悠季監督による特別トークセッションを開催します。また、同作品の劇場版3部作や、最新作の映像も特別上映します。



 「富野」「最新作」という二つの言葉を見て興奮する人もいるかもしれませんが、ニュースリリースを読む限り、「ガンダムの最新作」という読み方のほうが自然です。となると、「ガンダムさん」か「オリジン」の可能性だってあります。

 とはいえ、仮に上映とトークセッションがセットという場合(別々のほうが可能性は高いけど)、富野監督がまったくノータッチであろう「オリジン」「ガンダムさん」をわざわざ富野監督にいる場に持ち込むのはあまり想像できませんので、この場合の最新作は富野監督の『Gのレコンギスタ』の映像になるのでしょう。特に明言されていませんが、Gレコだってガンダムシリーズなので、その条件はクリアされています。

 ただ、たとえTAAFで映像を公開しなくても、別の最新作の映像が上映される傍らに、富野監督は新作についてまったく触れないこともあまり想像しがたいですので、どのみちGレコの新情報は入ってくるのでしょう。



 現在、富野由悠季監督の手元には「Gのレコンギスタ」と「ハリウッド提携アニメーション映画」という二つの作品がありますが、企画の進捗状態から見ても、前者のテレビアニメ「Gのレコンギスタ」が先に公開される可能性は高いです。10月放送が現時点の本命である以上、なんとか制作や放送枠などでの好条件をそろえたいものです。

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富野由悠季とフランス映画 および映画の娯楽性と芸術性について

2014/02/12 23:34|富野雑談TRACKBACK:0COMMENT:4
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 今日は、富野由悠季監督とフランス映画についての話を少ししたいと思います。



 先月のハリウッド提携記者会見において、富野由悠季監督は「(Gレコ、現在のリメイク新作を除いて)87歳まではあと1、2本を作りたい」と発言しました。

 87歳でいえば、現在富野監督のお歳である72歳にプラス15歳という年齢を挙げたに過ぎないように聞こえましたが、実際は違います。

富野由悠季監督、ハリウッド「Legacy Effects」提携会見 - 全文書き起こし (2) 僕にとって「Legacy Effects」は、新型の戦闘機に乗るような気分 | マイナビニュース

87歳という年齢については、ある前例を聞きました。現にその年齢でも映画を作って、撮って、大変素敵なコメディー映画を作っている監督がいるとすれば、やはりそれは僕にとっての目標値にもなります。そういう監督に負けないようにがんばりたいと思います。監督の名前を挙げておきます。アラン・レネです。(※フランス人監督。現在91歳。87歳時の2009年に『風にそよぐ草』、2012年に『あなたはまだ何も見ていない』を発表)

 と、このように、実際にレネ監督の『風にそよぐ草』を意識した上の発言なのです。

 富野監督は最低でも87歳まで作りたいという意欲は当然大変素晴らしい話なのです。が、ここで着眼したいのは、『風にそよぐ草』を「大変素敵なコメディー映画」を評しているところなのです。



 基本的に、富野由悠季という作家が映画において理想とするのは、ハリウッド発のアメリカ映画なのです。

 エンターテイメント論を論じるときに、富野の映画に対する原風景はそもそも芸術性溢れるヨーロッパ映画ではなく、大衆娯楽に富んだハリウッド映画だったからです。近年の代表作『∀ガンダム』の舞台、ストーリー構成と編集技法を見ても分かるとおり、『風と共に去りぬ』などのハリウッド大作を強く意識している作りとなっています。

 この富野のエンターテイメントに対する考え方の原型は、もしかしたら『宇宙戦争』(1953、ジョージ・パル)や『キング・ゴング』、『白鯨』『海底二万哩』『ウエスト・サイド物語』など幼少期に見た映画まで遡ることができるかもしれません。あるいはそう考えるのは早計かもしれませんが、富野監督の「映画におけるエンターテイメントのあり方」の一つとしてハリウッド映画である考え方は、とにかく昔から今日まで一貫しています。

 もちろん、富野監督が『タイタニック』を初めとしたジェームズ・キャメロン監督の作品を褒めているのもそういう原因によるところが大きいと思われます。



 一方、富野監督はやはりフランス映画を初めとしたヨーロッパ映画に大変憧れを持っています。

 富野監督が好きと挙げた『勝手にしやがれ』『青いパパイヤの香り』など、もしくはジャン=リュック・ゴダール監督や卒論のお題ともなっているミケランジェロ・アントニオーニ監督の作品もそうですけど、とにかくその強すぎる芸術性が富野青年を圧倒していました。多感の高校時期から大学時代を沢山みて、卒業後は『鉄腕アトム』で電動紙芝居をやるしかなかった当時の富野が、ヌーベルバーグに強く敗北感を感じたのも無理もない話です。

 しかしもう一方、「大衆映画はどういうものであるべきか?」という面において、富野はヨーロッパ映画を高く見ていません。個別な良作はあるものの、全体的にその高い芸術性は時折娯楽性を減殺しますから。富野が、自ら映画の芸術性への憧れを封印したという言い方もできるかもしれません。



 『映像の原則』を読んでみると、富野監督は決してヨーロッパ映画の全体をそれほど高く評価していません(貶す、もしくは評価しないこともありませんけれど)。

ヨーロッパでは、アートを意識しすぎて、妙に考えるものを目指していたりしますから、映像が流動的でなくロジック的になっているのでしょう。これは推測です。

 上の話は「映像の流動性」に関する話なのですが、それでも万人向けを目指しているときに、やはりアメリカ映画のスタイルは一番近道という考え方があります。そういう意味では、手放しに評価するわけではありませんが、富野監督が今回ハリウッドと提携するに決意したのも、こういう思考による産物と考えられます。

 それでも、近年の『アメリ』といい、今回の『風にそよぐ草』(『小さな中国のお針子』も言えるかな)といい、「趣味としてのフランス映画好き」は、やはり富野由悠季監督のどこかに生きていると感じられます。



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【速報】「機動戰士鋼彈桑」動畫化!

2014/02/12 23:00|給華文讀者TRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 【速報】「機動戰士鋼彈桑」動畫化!
  動畫公司SUNRISE既幾天前註冊了富野由悠季導演新作《G Reconquista》所用網域「g-reco.net」,現在又註冊了「gundam-san.net」,這表示大和田秀樹所繪「機動戰士鋼彈桑」將在近期內推動動畫化的消息。

757 名前:ななし製作委員会[sage] 投稿日:2014/02/12(水) 15:28:34.62 ID:o/T6le88 [6/6]
ガンダムさんアニメ化

http://gundam-san.net/

  話說3月22日的AnimeJapan 2014要宣布「鋼彈新作」,有些人猜想是不是ORIGIN,但更多人都猜想是富野的「G Reconquista」。究竟會不會到頭來只是「鋼彈桑」,就讓我們拭目以待。

  由於其原作的內容與長度,因此可以合理推測會是短篇動畫(5分),至於播放媒體與時間則目前不明,若是電視動畫則最快有可能在4月就上檔。

「這本漫畫真厲害!」介紹以及kaito2198個人參加評選心得

2014/02/11 01:55|給華文讀者TRACKBACK:0COMMENT:0
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  不才敝人我因為某些因緣際會,有幸參加了由日本寶島出版社所舉辦「這本漫畫真厲害2014」的評分票選活動。雖然不是什麼值得說嘴的經驗,不過小弟我或許是台灣第一個參加票選的人,因此今天想在可以談論的範圍內介紹一下這本書以及我個人的經驗。



  「這本漫畫真厲害」系列是由日本一間以出版次文化書籍為主的出版社「寶島社」所發行。過去曾以別冊方式出版,並於2006年正式開始現在的形式,每年都在12月發行,頁數大概都在150頁左右。

  其評選分為男女兩部門,範圍限於該年度有發行單行本的作品。每一名評選人排出自己心目中的前五名,出版社則以名次與票數來進行加總,以得出該年度各本漫畫的排名。

  這本書的主要內容,其實便是各界知名‧不知名人士針對漫畫作品進行的排行,以及各本漫畫最後的得分順位。排名在前20名的漫畫,不但有詳細介紹,同時還有作品賞析、作者訪談等內容。至於21~50名的作品,則是有篇幅大小不一的簡單介紹。

  看似內容豐富,不過從其頁數便可了解,本書對於每一本的著墨不可能太深。也因此,雖然被分類在「評論書」的類型,「這本漫畫真厲害」最有看頭的地方還是「各界人士如何選擇自己心目中的厲害漫畫」。



  寶島社針對「這本漫畫真厲害」,每年會找來大量各界人士來參加票選活動。所謂各界人士包括大學的漫畫研究會、書店店員、撰稿者、插畫家、編輯、評論家、演員、聲優、劇作家,甚至是中小學生等,其範圍遍及有名、無名人士。關於這些人選的選出方式,除了出版社主動接觸外,似乎還會找人介紹,不過有名人士就算了,真不知道無名人士是怎麼找上的。

  除去名人以外,這本書最成功的原因之一,便是請來了許多日本各家實體書店的店員來進行評選。書店店員在台灣給人印象普通,不過在日本有不少大書店每個部門都有專門負責人,這些漫畫部門的負責人,不但精通各界漫畫,而且對於漫畫又有熱忱,在日本書店經常可以看到許多店員親手製作的漫畫介紹文宣或是小招牌等。寶島社就是抓住這一點,讓書店店員也參與票選活動,不只使得這個票選與其工作連結,更帶動他們主動在網路或店面的宣傳,其效果可說比花大錢來宣傳更有用得許多。

  岔題一下,小弟我以社會一般基準──特別是台灣──看來,當然是完全無名、一點也微不足道的小人物,不過在日本網路上的某些特定網絡中似乎有那麼一點點知名(大概是部落格名太驚世駭俗),這也是寶島社找上我的主因。



  以純粹的出刊冊數來說,「這本漫畫真厲害」並不是什麼太大宗的出版物,再加上價格便宜,所以其實算不上寶島社的賺錢貨。不,以花費的人力與工夫來看,甚至我們能夠說極有可能是一本會帶來相當赤字的刊物。

 另一方面,「這本漫畫真厲害」在近幾年來受到各方矚目。每年年底不但網路上有上百萬人會討論排行話題,甚至連各種傳播媒體也會關注並進行報導。一旦排上前10名,有許多漫畫會因此一炮而紅,銷售量與曝光度都提高許多,其影響力可見一斑。對於寶島社來說,這可說是一本就算拿其它利潤來填補,也一定要持續做下去的重要年度書籍。



  最後,介紹一下敝人我所選的漫畫。我個人選出的漫畫作品最高只排到25名,提出來給大家知道實在有點丟臉,不過由於這些作品都是相當好的作品,所以還是在此獻醜一下。

1. 《Z》:本年度第25名
  才氣洋溢的搞笑漫畫家‧相原弘治的最新作品。台灣只出過他的《天才寶貝熊》、《真異種格鬥大戰》,所以在台灣幾乎沒有名氣,不過是一個超棒的作者與作品。其忍者漫畫《MUJINA》(貉)可說是忍者漫畫之中唯一能夠與《卡姆伊傳》抗衡的超級傑作。

2. 《極黑的布倫希爾特》
  本作我選出的作品中,唯一沒有被提到的一本漫畫,嗚嗚嗚岡本倫哭哭。除了我以外的300多人,竟然沒有一個人選擇...?

3. 《小子部》:圈外
  《望月峰太郎》的新作。也沒有入選,不過在「這本漫畫真厲害」有被特別提出來說明,同時也獲選為本年度日本文化廳多媒體漫畫部門優秀作品

4. 《歷史之眼》:本年度第31名。
  毫無疑問,這部作品當然是當之無愧的傑作,不過拖了10年才8本的現在,為何選擇了這部作品,說真的我自己也不知道。大概是因為第8集出了,太感動的關係...。總之,希望能在20年內結束。

5. 《監獄學園》:本年度第44名。
  選的原因...請恕小弟保密。和我個人對於胸部或臀部的喜好絕對沒有關係就是(真的)。



  俗話說,「有圖有證明」,所以在此偷偷PO一下照片,以證明小弟我沒在虎爛。

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サンライズが「g-reco.net」のドメインを取得 富野新作『Gのレコンギスタ』用か

2014/02/08 14:22|GのレコンギスタTRACKBACK:0COMMENT:4
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 富野由悠季監督のテレビシリーズ新作『Gのレコンギスタ』は新情報が一向入りませんけれども、ちょっとした小ネタがありましたので、ちょっとだけ紹介します。



サンライズがドメイン「g-reco.net」を取得 - シャア専用ブログ@アクシズ

http://www.g-reco.net/

Domain Name: g-reco.net
Creation Date: 2014-02-04T02:44:10Z
Registrant Name: SUNRISE INC.
Registrant Street: 2-44-10,Kamiigusa

現在はまだページはありません。

おそらく「Gのレコンギスタ」用。

 シャア専用ブログさんの調査によりますと、サンライズはすでに「Gレコ」のドメインを取得したとのことです。



 これで具体的なスケジュールなどが分かるものではないものの、いくつかの事項を知ることができます。

「g-reco.net」は将来的に『Gのレコンギスタ』の公式サイトになります(当たり前か)

これで公式的に『Gのレコンギスタ』の略称は「Gレコ」であることがほぼ確定

 ちなみに、近年の富野作品でいえば『ブレンパワード』が「ブレン」、『キングゲイナー』が「キンゲ」、『リーンの翼』が「リーン」と称されることは多いですが、いずれも公式的なものではありません。そもそも公式的でも略して呼ぶ風潮はここ10年くらいなものだと思います。

③サンライズアニメのドメインは大まかに「.com」「.jp」「.net」などがあります。法則的なものではないものの、「.jp」が比較的に日本国内向けな作品に当てたものに対して、「.net」は比較的に展開が大きい、もしくは海外にも視野を入れてる作品に当てたことが多い模様です。たとえばガンダムシリーズはほとんど「.net」です。

 ちなみに、全部確認したわけではありませんが、富野作品はおそらくほとんどが「.net」です。(ブレンパワードは「.jp」)

④何の新情報も入ってこないですけど、一応水面下ではいろいろ準備しているようです。3月末で発表できれば御の字ですね。



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2014年富野由悠季情報まとめ

2014/02/05 23:57|富野情報TRACKBACK:0COMMENT:1
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 今年の富野由悠季監督に関する情報まとめをリストアップしました。例年より遅めですが、今年もちゃんとやりたいと思います。

 なお、今年から月刊アニメージュに連載されている「富野に訊け!」はリストに載せないようにしました。原因は、今まで私が購入していませんので、チェックは少し時間を置けてからするものでしたが、今年に入り忙しくなっていますので、それができなくなっています。なので、漠然とリストに載るよりも、いっそ全部オミットすることを決めました。



1月21日 ハリウッド提携アニメ映画製作決定記者会(タイトルは未公開)→
1月21日 週刊ロビ48号 高橋智隆氏と対談1
1月28日 週刊ロビ49号 高橋智隆氏と対談2
2月4日 日経エンタテインメント! 2014年 03月号 インタビュー記事にGレコ言及あり
2月10日 文藝春秋2014年3月号 若かりし頃の写真紹介
2月21日 WOWOWにて細田守と対談
3月5日 産経新聞インタビュー
3月18日 産経新聞1st創作秘話紹介
3月19日 日経インタビューハリウッド提携言及アリ
3月20日 『Gのレコンギスタ』正式発表
3月21日 東京アワードフェスティバル2014 トークセッションGレコPV上映あり
5月6日 ANIMAXガンダム35周年特別番組 出演
5月28日 劇場版ガンダム三部作Blu-rayボックス発売
?月?日 『XXXXX』XXX発売
?月?日 『Gのレコンギスタ』放送開始
?月?日 『XXXXXXXXXXXXX』発売
?月?日 ハリウッド提携アニメ映画タイトル発表


 例によって、xがいっぱいあるものを紹介していますが、そのうちのいくつかは今年でちゃんと形になっていますので、楽しみにしてください。

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ただいま戻りました

2014/02/04 19:52|ブログ運営TRACKBACK:0COMMENT:0
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 皆さん、こんばんは、ただいま戻りました。新年の親戚参りから開放されて、ようやく家に落ち着けられました。

 5日間、500km以上の運転を強要されましたので、現在かなり疲れています。ブログおよびtwitterは明日くらいから通常モードに戻る予定ですので、よろしくお願いします。

 しかし、ここ数日インターネットもまったく使えませんでしたので、インターネット上では普通に過ごしている?日本の皆さんとはタイムラグが生じてしまって、なぜか平日に休みをとっていた気分です。その上、富野監督と細田氏が対談したニュースまであれば、妙に隔世の感までするものですね。

 ちなみに、日本の仕事初めは1月4日からということが多いですが、台湾では(旧暦の)1月6日から始まることが多いですよ~。

アニメーションにおける「文化性」の話――ある富野作品のシーンを例として説明

2014/02/01 03:19|富野雑談TRACKBACK:0COMMENT:3
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 富野由悠季監督が『映像の原則 改訂版』において一つ面白い例を取り上げましたので、ここで紹介します。

 つぎに、作為的につくらなければいけない雰囲気の音、というものがあります。雑踏のなかでも市電が通っているらしいのなら、それを作る、です。これはシーンによって作意をはたらかせる必要があります。

 さらに、意識的に入れる音があります。が、ここで問題になることが出てきます。画面にまったくその要素がないのに入れるのは良くない、と判断されるケースです。

 今思い出せるひとつのケースは、積雪のあった背景で晴れた朝、木に積もった雪が落ちる音を入れなければならない、と思いついたときです。雪が落ちる画像はいっさいなく、そんな音を入れても、想像できる観客と想像できない観客がいるのだから、どうするか? そういったケースです。

 これは強権発動で入れさせてしまったのですが、十年経って見直しても、いいものか悪いものかの判定に迷っています。


「第11章 画以外のこと=音」より

 黒字の部分は明記されていませんが、『∀ガンダム』のエピローグのある描写のことです。しかもこれは実は、改訂版で始めて追加された文章です。

 富野由悠季監督にとって、きっとそれだけ迷っていた演出なのでしょう。確かに、この例でよくわかるとおり、場面一つに対しても、「わかる」と「わからない」観客が出てきますので、そういった細かい部分でも注意を働く必要があります。実に興味深い示唆です。



 が、この話はよく考えると、実はそのなかから秘めている「文化性」の要素を見いだせることができます。

 どういうことかといいますと、世界中の不特定で多数な観客に見せようとする時、同じく「雪」の音というシーン一つだけに対しても、「わかる」と「わからない」という二種類の観客が出てくるのです。しかも、それは富野監督が挙げた例とは別に、ひょっとしたら、「そもそも雪の存在をよく分からない」という観客の可能性もあります。

 つまり、生まれて一度も雪を見たことない観客ならば、積雪が落ちる声はそもそも知りませんので、音を聞いても、自分の経験を喚起できませんので、当然そのような演出に対しては困惑するばかりなのかもしれませんし、まったく別なものだと想像しちゃうかもしれません。そうすると、演出は当然想定した意図に達すことができません。

 この場合でも、きちんと描写を積み重ねねば、大抵解決できるようになっています。が、積み重ねようがありませんから、どうしても前もって消化できない時があります。上の『∀ガンダム』などもそうです。



 とはいえ、「じゃあ、文化性があるかもしれない描写は全部省いちゃえ!」というのはもちろん暴論ですし、物理的に不可能です。

 上の雪の例一つにしても、「分かっているから面白さを感じてる」という観客は当然として、逆に「分からないから面白がってくれる」という観客はいるかもしれませんし、このような観客両方をわしづかみたいのは創作者というものです。

 なので、どうやってこのハードルをクリアして、より多くの観客にいろんな形で面白さを伝えるテーマ、物語、演出などを絞り出しつつ、センスを磨いていくのはまさに物づくりにかかわる人間の使命であろう。



 この文化性の話を逆説的にいうと、今回富野監督のハリウッド提携作品の意味はまさにそこにあります。そもそもこのプロジェクトの核心は、「日本の感性を持ちながら、ハリウッドにも通用する映像を作る」ところにあります。

 「アメリカ人の感性なんて信じられるか!」と思う日本人はいるかもしれません。確かに、そういった部分はまったくないと言い切れません。

 しかし、ハリウッド・スタイルが「数学を解くみたい」とか「ルーティン」とかに揶揄されているも、いまだにほぼイコール「世界に通用する規格」という理由は、まさに彼らが世界中のより多くの人に伝えたいことに腐心している結果です。

 その結果、一部陳腐に落ちかねない部分や綺麗すぎる部分が否めないにしても、「もっとも多い人数に伝えられるかもしれない描写」を手に入れたのです。商業上の部分をクリアする上、より多くの観衆に伝えようとする表現の手法としては、極めて正しいものだと感じます。

 これは、富野監督本人が『映像の原則』などでも取り上げた話題なのですが、別に富野監督が言わなくても、台湾人である私にとってはものすごく自然に頷ける話です。



 アメリカ人のこういうおおらかであっけらかんなメンタリティはある種、日本人の極まりない繊細さとは対極にあるものといえるかもしれません。そういう意味では、日本人にとっては道理として分かりつつも、納得できない部分もあるのでしょう。

 あるいは、どうやって両方の文化性を一つの作品にうまく落とし込むのを理想との厳しい戦いと感じているかもしれません。

 しかし、台湾というアメリカと日本文化がごく自然に融和している風土に育っててもらった台湾人の感性にとっては、この日本的なものとアメリカ的なものを共存させるのは、常に日常生活と一体となり、実経験を通して体感できるものですので、日本ほどハードルを感じずに乗り越える部分があるといえます。

 そういう意味では、富野監督をはじめとした世界クラスの監督が目指している文化性の融和という理想は決して容易いことではありませんが、不可能ということも決してありません


 結局、最正解なんてきっとどこにもありませんけど、ベターな答えはあるはずです。

 クリエイティブな仕事に多数決的な判断はいりませんけど、こういう多方面の文化性をうまく溶け込む感性が必要だと感じます。そういう意味では、すべてのクリエイターにはこれを目指して頑張ってほしいですし、富野監督が今回の仕事を通じてそういう才能のサポートを獲得してほしいと心より願っています。

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