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検証:小説版『ブレンパワード』第3巻は本当に富野由悠季が書いたもの?

2012/05/31 01:19|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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 みなさん、『ブレンパワード』というアニメをご存知ですか? これは「ガンダム」などで著名な富野由悠季監督が1998年にWOWOWのスクランブルアニメのビジネスを開くべく、「Vガンダム」から4年ぶりのテレビアニメだったんです。「エヴァンゲリオン」や「もののけ姫」など殺伐な作品に答えべく、その今までの富野監督とかけ離れている作風にハートフルな内容で、多くの人が魅了されていて、今日まで至ったのです。

 しかし、多くの方はご存知ないかもしれませんけれど、アニメ『ブレンパワード』および富野由悠季監督のファンにとって、長年にずっとある疑問が付きまとっています。それが「小説版『ブレンパワード』第3巻は本当に富野由悠季が書いたもの?」という疑問です。
 
 というのも、この『ブレンパワード』の小説版が出版されたとき、ちょうどこの時期の富野監督は「小説からリタイアする」みたいな発言をしていたからです。それだけでなく、この小説はいくつか妙なところがあるのに加えて、ネットを中心にっ広まっていた噂が一人歩きしていた結果、こんな疑問が出てくるのです。

 今回はこの話題に関して、クレジット、証言、文章ならびに問題点の4方面から、『ブレンパワード』第3巻の執筆者は果たして富野監督かどうかを検証したいと思います。よろしくお願いします。



1、クレジット

 最初に。小説版『ブレンパワード』に載っている表記を見てみよう。

1.深海より発して 構成:富野由悠季 文:面出明美

2.カーテンの向こうで 構成:富野由悠季 文:面出明美

3.記憶への旅立ち 構成:富野由悠季 文:斧谷稔

 まず、全巻に渡っての構成が「富野由悠季」とクレジットされていますが、これはおそらくノベライゼーションとしてアニメの原作・総監督を尊重するための表記で、富野監督本人が小説の内容を構成したわけではない。そういう意味では、『ガンダムzz』の「原案」とかなり似てるのではないかと思っています。

 第1巻と第2巻の文章は、アニメ原作のメインライター、26話のうち最多の9話を担当した面出明美氏が書いたもので、この部分に関しては異論はないはずです。

 対して、第3巻の文章はなぜか「斧谷稔」と表記されています。ご存知のとおり、「斧谷稔」は富野由悠季監督がテレビアニメの脚本・演出(絵コンテ)を手がけるときに使っているペンネームです。事実、この斧谷稔クレジットが存在しているからこそ、富野執筆説およびその反論は浮かび上がるわけです。


 自らのペンネーム「斧谷稔」を使っているくらいですから、当然小説も富野が書いたものと思うほうが、なるほどごく自然なことかもしれません。しかし疑問がないわけではない。

 まず、①富野が小説に関して斧谷稔名義を使ったことはただの一度もありません。いやそれ以前、そもそも②アニメ『ブレンパワード』において富野は珍しく「富野由悠季」名義でシナリオを書いたわけです。このためか、代筆やら印税調整なにやらの説も出てくるわけです(確かに宇野常寛氏が善良な市民と名乗った時期の記事が初めて)。

 あくまで推測ですが、①に関しては、「構成:富野由悠季」で示した通り、この小説はいわゆるアニメのノベライズなので、本格的な小説ではないので、富野があえて一スタッフとして斧谷名義を使ったと考えられます。また②に関しては、「斧谷稔」表記はおそらくアニメのシナリオとあまり関係ないと思われます。なぜならば富野が書いたシナリオが第3巻にあたる部分の部分は、むしろ3巻のなかで一番少ない。

 どのみち、小説で斧谷稔名義を使ったのは特異ではありますが、それを根拠に簡単に富野だ、富野じゃないと断言することができません。つまり、斧谷稔表記で結論を下せない限り、ほかの証拠はどうしても必要するとします。



2、証言

 以上はクレジットを論じましたが、どんな論より証拠なので、この件に関して唯一のソースを紹介したいと思います。本は持っていませんので、適当にネットからその発言部分を節録します。

★★劇場版機動戦士Zガンダム‐星を継ぐ者‐に関する情報と噂 特別版★★
■ライトノベル完全読本(日経BPムック)に劇場版Z以後の富野由悠季監督の新作情報掲載
 ガンダム小説・巨匠対談!/富野由悠季×福井晴敏/P26~P37より抜粋

福井:才能という言葉が出ましたが、いわゆる普通の文芸の見方で、小説っぽい読みやすさで言うと、朝日ソノラマの「ガンダム」と「イデオン」が白眉だと思います。その後、ご病気されたときに「王の心」を書いたんですよね。それから「ブレンパワード」ですか。あれは最終巻は監督が書いたというか、手を入れたとの噂もありますけど……。

富野……書いたらしい

福井:これまでも誌的な文章でしたけど、「ブレンパワード」は小説という限界を超えて、完全に散文詩に近いものになっていると感じたんですよ。それは、何年かのストレスとか、言葉を発せられなかった時期の反動が、ああいう形になったのかと思ったのですが?

 と、このように富野本人の発言から察するに、富野本人が書いたという話の信憑性が80%くらいあります。しかし、あくまで「書いたらしい」で。所詮100%確定じゃないことですし、そのままだとこの記事が終わりになりますので、他の部分からも続けて検証したいと思います。



3、文章

 証言の後に、いよいよ肝心の文章についての検証です。

 まず、この小説版『ブレンパワード』の特徴としては、登場人物のセリフはアニメのシナリオ(というか台本)から起こして、ほんの一部に修正を加えたものとなっています。このスタイルは、第1巻から第3巻を通して、最後まで貫くものです。それゆえ、この小説は小説として創作されたものではなく、公式の紹介文に書かれた通り、単にアニメの小説化つまり「ノベライゼーション」と言われるわけです。ほかの富野作品の小説(富野本人が書いていないものを含めて)を考えれば、実に特殊です。

 また、文章に関しては、まず第1、2巻の部分に限って言いますと、実にいかにもアニメ脚本家が書いた文章という気配がします。つまり、話がセリフ中心に展開されて、セリフとセリフの間に地の文で説明や情景の補足がなされています。そして、この基本スタイルは第3巻も踏襲していおり、実にノベライズとしてごく真っ当な形式になっています。

 しかし、それでも、第3巻の文章はやはり第1、2巻のと一味違う部分があります。両者を比較してみれば、セリフの部分は台本からの起こしのため、違いはほとんど見かけませんけれど、地の文に関しては目に見える差異が出てきます。以下は、それらを順次に語ります。


 まずは、情景や状況描写の文章。第1、2巻のこれの部分に関しては、実に読者を満足させるほどの技量がありませんでした。場面の描写、それから場面と場面のつなぎはかろうじて及第点なものの、動きが激しい場面、特にアクションに関しては、明らかに至ってない部分もしばしば。これに対し、第3巻はそれらの場面を読者に想像させられるほどの文章を持っています。アクション一つにしても、それほど動的に描いているわけではありませんが、上手く短い文章で的確に場面を掴んでいて、いかにも慣れているふうに感じられます。

 また、説明文に関して、第1、2巻は正統的にアニメの展開もしくはアニメが描写しそこなった部分(有名な「ごめん。覚えていない」とかね)をキャラなどで説明するのに対して、第3巻の説明はキャラクターの視点をも越えて、もっと俯瞰的に説明している気配があります。それから、説明文のなかに、説明なのに疑問形で読者に返すというところなんかも、第1、2巻では見かけず、第3巻の文章が持っている特徴です。

 さらに、第1、2巻は補足があっても基本的にアニメ本編に忠実するものだったのに対して、第3巻にはちょくちょくアニメ本編から離れている部分も見かけて、両者の「文」だけでなく、「質」も異なることを物語っています。


 なので、あくまで第1、2巻を基準にする見方ですが、第3巻の執筆者は前の2巻と異なる可能性が高く、その文章(特に地の文)が持っている特徴は読む限り、富野由悠季監督のそれとかなり似ている部分もあると思われます。この部分は直接証拠じゃないので断言できませんが、少なくとも私の見方では富野監督の文章にかなり近いのではないかと思っています。



4、問題点

 以上を読めば、むしろ富野が書いたものでは無いほうがおかしいぐらいに、揺るぎない直接証拠や状況証拠が揃っているわけですが、富野が書いたかどうかについて疑問を持っている意見は、主として以下の2点があります。

 実際に読めば分かると思いますが、この小説(特に第3巻)は①心理描写がほぼ無く、全編はほぼセリフと地の文のみで構成されています。対して、富野小説は特に心理描写に重きを置くところがあります。また、②登場人物のセリフも普通で、一般のセリフまわしになっています。言い換えると、富野小説の登場人物が言うであろうセリフ回しはほぼ見かけません。

 これらは第3巻が斧谷クレジットであるにも関わらず、「富野っぽくない」と言われる理由です。


 しかし、この2点については、以下の理由が考えられます。

 ①に関して、文章を検証する部分でも語りましたが、この小説のセリフはアニメ台本からの起こしなので、普通の富野が書いたセリフと異なるのは当たり前です。しかも、第3巻ということで、あえて前の第1、2巻のスタイルに合わせる形にするのも十二分考えられます。

 また②に関しても、セリフは以上の理由で富野らしくないでいますが、前述のとおり、地の文をよく読めば、富野特有の文章が散りばめています。例として一つだけ挙げます。

「諦めが悪いのは、この艦に乗るみんなが、そうみたいですねえ」
 というモハムドに、
「はい」
 と、アイリーンは誇らしげに応える。だからといって、何をすべきかは思いつきはしないのだが、わかった。という安心感だけはあったのだ。
 何がわかったのか?
 人類の全滅なんて、そんなバカな、とだ……。

               ブレンパワード③記憶への旅立ち 第二十六章飛翔 p211より

 1箇所だけで分かりにくいかもしれませんが、いわゆる富野節に似てません? このような文章は、第3巻にもいっぱい出てきますので、富野らしくない、というようなことは実際に無いです。ちにみにこの箇所はアニメの第26話の8分23秒~27秒くらいの部分にあたるので、試しに比べてみるのも面白いかもしれません。

 以上からして、それらの問題点も実のところ解けない疑問ではないと分かってくれるはずです。



結論

 以上はクレジット、証言、文章ならびに問題点の4方面からの検証で、その結果は今ここで、長年『ブレンパワード』および富野由悠季監督のファンの間でずっと疑問だった「小説版『ブレンパワード』第3巻はホントに富野由悠季が書いたものなのか」に対して、小説『ブレンパワード③記憶への旅立ち』は富野由悠季が書いたものにほぼ間違っていないという結論を下したい。

 今回の記事や結論に関して、もし何かご意見ご感想がありましたら、ぜひぜひこちらに教えてください。ありがとうございます。

6月1日追記
この話題に関して、面出明美さんご本人の返答をいただきました。詳しくは小説版『ブレンパワード』第3巻の富野作者説の検証記事についての追記をご参照ください。









▽続きを読む▽

富野ネタ2つ

2012/05/26 12:32|富野情報TRACKBACK:0COMMENT:0
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 もう新しい話じゃないですが、情報まとめリストのために、ここで富野由悠季監督に関する情報を載ります。



1、なにやら富野監督は京都造形芸術大学の「じぶん学」という講座で講師をやるそうです。時間は11/28(水)の19:30~21:30です。詳しくは以下。


富野由悠季や横尾忠則らが講師に、社会人向け講座「じぶん学」開講 | クリエイティブ | マイナビニュース

京都造形芸術大学は、東北芸術工科大学と共にプロデュースする社会人向けスクール「東京芸術学舎」にて、新講座「じぶん学──自分のなかに非凡を見つけるための連続講座」を開講する。開講は今年7月から。

同講座では、東京大学名誉教授である養老孟司や美術家の横尾忠則、アニメーション映画監督の富野由悠季、京都造形芸術大学学長の千住博といった、さまざまな分野で独自の才能を発揮し、ユニークな価値を生みだしているプロフェッショナル13人を講師に迎え、「才能や進むべき道、スタイルの見きわめ方」をテーマに、連続講座を行っていく。

開講期間は7月18日~12月12日まで。間隔は不規則だが、原則として水曜日に授業を行う。講座の回数は全13回を予定しており、そのうち3回は体験型講座となる。

受講料は全13回分で6万円、定員は120名となっている。講座の申し込みは同学Webサイトにて行うことができる。

富野由悠季(アニメーション監督、原作者) 『機動戦士ガンダム』原作者が語る「『自分が生かされているところ』を考える」


じぶん学 1221001

富野由悠季
【プロフィール】
アニメーション映画監督、原作者
1941年生まれ。小田原市出身。日本大学芸術学部映画学科卒業後、虫プロダクションに入社、TVアニメ『鉄腕アトム』などの演出を経てフリーに。日本の様々なアニメーション作品の絵コンテ、演出を手がける。主な監督作品に『海のトリトン』『機動戦士ガンダム』『伝説巨神イデオン』『リーンの翼』などがある。また、作詞家、小説家、大学教授も務める。2009年ロカルノ映画祭にて名誉豹賞受賞。

 申し込みはこちらから。まあ6万円かかるので、行く人はそうそういないと思いますが。


2、5月26日に出版された『語れ!機動戦士ガンダム』は、富野監督のインタビューが収録されています。ほかにも

シャア専用ニュース 富野由悠季、安彦良和、大河原邦男、岡田斗司夫のスペシャルインタビューを収録! ベストセラーズ「語れ!機動戦士ガンダム」表紙公開!

【内容】
▽Special Interview
富野由悠季
30年経って、やっと語れます
安彦良和
一年戦争は人生の「濃密な時間」
大河原邦男
ガンダムは“キャラ”なんです
岡田斗司夫
ガンダムこそ大人の教養
▽1000人アンケート
俺の好きなモビルスーツ総選挙
▽ファン必読の見所
一年戦争完全解析
▽一年戦争MS・MA全系譜
ガンダム進化論
▽ガンプラ考古学
ガンプラ文化とその時代
▽「サンライズ」に行ってみました!
ガンダムタウン探訪
▽ガンダムフロント東京
完全潜入ガイド

 これだけの内容で128ページなので、ボリュームにやや不安ですが、それでも気軽に読める一冊に仕上げられているかもしれません。



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手塚治虫『海のトリトン』あとがき

2012/05/23 16:26|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:3
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 ちょっと思うことがあって、先に『海のトリトン』漫画版、原題「青いトリトン」に関して、手塚治虫のあとがきを文字起こししました。1980年1月20日発行の手塚治虫漫画全集『海のトリトン④』よりのものでした。

あとがき

手塚治虫

 サンケイ新聞に、長い間「鉄腕アトム」を連載したあと、編集部との話し合いで、”海を舞台にした熱血もの”をかくことにきめたときは、まだ、こんなSFふうのロマンにするつもりはありませんでした。

 当時は「巨人の星」や劇画が全盛のころで、新しい連載漫画も、それらの熱血・スポコン的なアクションを、なるべく強くいれてほしいという要望がありました。ぼくは、どうもそういうムードのものは苦手なのです。それでも、「海のトリトン」ははじめのほうに丹下老人なんていう硬骨漢を登場させたり、シゴキをやらせたりしたのは、そういう要望をいれてのサービスです。

 しかし、かいていくうちに、物語は、はじめの構想からどんどんはなれて、SF伝奇ものの形にかわっていきました。よく、主人公が作者のおもわくどおりに動かず、かってに活躍をはじめることがあるといわれますが、トリトンの場合もそのとおりで、あれよあれよと思っているうちに、ポセイドン一族やルカーやゴーブができていってしまったのです。

 トリトンをテレビアニメ化しようと考えたのは、連載が終わったあとでした。そこで、五分ぐらいのパイロット・フィルムをつくりました。そのときは、トリトンは外国へ売ることを考えて、バタくさいマスクのちっちゃな少年の姿にしてしまいました。それを、当時ずっとぼくのマネージャーをしていた西崎義展氏が、東映の羽根氏を起用して、あのスタイルにかえたのです。

 テレビアニメは、はじめ手塚プロでつくるつもりでした。でも、西崎氏は独自でテレビ局と話をつけて、スタッフルームというプロダクションにつくらせることになりました。だから、あのフィルムには、ぼくは原作者の立場でしか、かんでいないのです。

 改めて手塚治虫と富野由悠季の関係を整理したいと思ったとき、この作品はどうしても避けられなかった。西崎事件でのトラウマの波及か、はたまた分野の違いか、手塚治虫はほとんど富野に関してほとんど発言をしませんでしたが、それでも詳しく検証したら、やはり手塚の富野観をなんとか探り出せると思います。





 『海のトリトン』は正直申し上げますと、富野監督が作ったこともあるが、その出来を相まって、アニメ版こそ私にとっての正典です。漫画版はまあ富野監督のいうとおり、手塚作品のなかでも出来が下の部類で、安手のSFでしかないものだったのですが、それでも腐っても手塚治虫の作品なので、終盤の物語の収束する勢いや、世代を受け継ぐ結末などは、さすがに匠の技でした。

一週間放置したな

2012/05/23 00:26|ブログ運営TRACKBACK:0COMMENT:0
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 あっという間にブログを一週間に放置してしまって、申し訳ございません。今富野界隈ではみんな「じぶん学」で騒いでいるけれども、こちらはこういった流れを逆らって、唐突に「天神さんの子守唄」の記事を書いています。しかし考えがまとまらないため、3日かかっても終わりそうもありません。

 というわけで、明日も2時間くらい記事を書く予定で、なんとか結論までたどりつきたいのですが、なにせ文才も知恵もないので、できるかどうかはまだ分かりません。とりあえず明日か明後日くらいに更新できると思いますので、そのときはまだ覗いて来て下されれば嬉しいです。

 余談ですが、最近高遠るい氏の「デビルマンG」を読んでいますが、超面白いです。台湾東販さんは代理しないかな? いやでも永井先生の原作なので、原動力が版権をとるのかな…。

「わたしが子どもだったころ」富野回レビュー

2012/05/16 22:20|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:4
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 予告とおり、「わたしが子どもだったころ」の富野由悠季監督回をレビューする。

 まず、結論から申し上げると、「富野ファンなら買わないほうが身のためだ」。理由は簡単だ。内容は薄いからだ。本という媒体の性質上で仕方ない部分もあるとはいえ、完全に映像ならではの良さを殺してる。詳しくは以下で説明する。



 当時NHKで番組を視聴した方ならきっと覚えていると思うけど、見たことない方のために簡単に説明すると、富野監督回は単なる本人のインタビューだけでなく、「本人インタビュー」+「述懐風ナレーション付き寸劇」+「アニメによる富野少年の夢の再現」という奇妙な構成でされている。そのうち、本人のインタビューは特に説明する必要もないだろう。

 「述懐風ナレーション付き寸劇」というのは、役者たちが富野の少年時代を寸劇という形で演じるもので、インタビュー=富野本人の発言を補足する以外、インタビューで収録しきれない部分も映像で再現されている。しかしこの部分では、本では完全にカットされたというか、どうしても収録できなかった。この変更によって、ほかの収録回はいざ知らず、少なくとも富野回において、この「わたしが子どもだったころ」の番組のニュアンスは半分以上殺されたと断言できる。

 ご存知のとおり、富野作品におけるテーマは「人の社会における義務と使命」、「父性との確執」であると共に、もう一つ「母に対する愛憎」というものがある。これは、まさに番組の「述懐風ナレーション付き寸劇」という部分で語られている。父や母に対するコンプレックスは富野作品において対するものなので、両方分かれば初めて富野作品を理解することができる。しかし本では、この部分は完璧に欠落していた。はっきり言ってナンセンスだ。

 「アニメによる富野少年の夢の再現」という部分は正直内容としては大したものではなかったので、本で再現できなくても別にいいけど、映像的な面白さを持っているので、やはりなんとか映像で見たいものだ。



 以上は富野目当てならこの本をオススメしない理由だ。また、ほかの収録された人の経験談などにはそれなり面白いものもあったが、映像的な面白さを失い、それ以上のニュアンスを無くした恐れもあるなどの理由からして、やはりオススメはしない。まあ、マゾなら買っとけ。



 最後はハンサムな富野少年の写真を一枚貼る。

daitomino0049.jpg

▽続きを読む▽

ガンダムエースに復帰する

2012/05/11 01:29|日常話TRACKBACK:0COMMENT:0
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 去年ニュータイプエース創刊以来、超重量級連載「教えてください。富野です」があるにも関わらず、思い切って3年以上買い続けたガンダムエースを切って、ニュータイプエースに切り替えましたが、今月から、またガンダムエースの購入に戻りました。




 とはいえ、既刊はもう買えなくなりましたので、2011年12月号から2012年4月号は持っていない状態になりました。



 こちらに出戻りするのはいくつかの原因がありましたが、まあ簡単に言っちゃえば富野分のあまりの不足でなんとか補充しようとする思いと、ニュータイプエースの詐欺さに嫌気を差したためだったんですが、効果がほとんど期待できないものの少しでも富野監督を応援するためのアンケートハガキを送りたい理由もあります。

 でも正直、以上の2号を読む限り、なんかちょっと富野対談でさえ軽くマンネリしてるなぁって感じです。技術の話はまだしも、国家・歴史・思想絡みの話はやはり富野といえども、日本人が陥りやすい落とし穴を免れない感じです。



 一方ニュータイプエースの状況というと、シャア専用ニュースさんによると、去年創刊号であれだけ宣伝しまくったのにもかかわらず、平気に半年以上富野関連のコンテンツを放置するニュータイプエースは最新号では、ついに唯一辛うじて富野のトの字がある『トミノ伝』を打ち切りました。大和田秀樹さん哀れ。仮に来年あたりに動きがあるとして、今から小説が動かないとヤバイなのに、それを平気に放置するやり方は本当によく分かりません。私が編集なら、富野が書くまでは毎日に付きまとって、なんとしても原稿を回収するのに(ちなみに私はホントに出版社で編集者をやったことある)、角川さんの人は本当に商売する気があるかどうかも疑わしいです。

 とまあ、こっちが批判してもしょうがないので、とりあえず今日の話はここまでです。

▽続きを読む▽

富野情報まとめを更新する

2012/05/07 21:20|富野情報TRACKBACK:0COMMENT:2
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 こんばんは、最近忙しくてすみません。いくつかの記事を控えて、とりあえず富野由悠季監督の2012年情報まとめを更新しました。グッズプレスの情報を除いて全部既出ものですが、とりあえずこれらをアップデートします。

4月5日 R25インタビュー
4月10日 月刊アニメージュ2012年2月号 富野に訊け!114回
4月26日 月刊ガンダムエース2012年3月号 教えてください。富野です VOL.109
5月3日 日本科学未来館講演「夢じゃないよ カクユウGoー」
5月7日 GOODPRESS 2012年6月号 宇宙エレベーター座談会
5月10日 月刊アニメージュ2012年2月号 富野に訊け!115回
5月26日 月刊ガンダムエース2012年3月号 教えてください。富野です VOL.110(予定)
6月10日 月刊アニメージュ2012年2月号 富野に訊け!116回(予定)
6月26日 月刊ガンダムエース2012年3月号 教えてください。富野です VOL.111(予定)


 そのうち、富野監督の講演「夢じゃないよ カクユウGoー」については、以下の当時に聞きに行ったお二人方のレポートを読むと、その大要をつかめます。

富野由悠季監督の講演会│ガンダム蔵書 分家

「あ~。ちびちゃんに逃げて行かれてしまってものすごくショックを受けていますw」
「って言うのは、大人たちにどんな話をしても改善しない!」


核融合の話│ひねくれ者の駄文

・老人には変えられないから、次の世代にやって欲しい。自分が変えられないと思ったら、また次の世代に渡して欲しい。邪魔することはしたくない




 また、今月号のGoods Pressには、大林組と富野監督による宇宙エレベーターの座談が収録されています。

@tatsuoiso
GoodsPress6月号の宇宙エレベーター座談会は、「季刊大林」で宇宙エレベーター構想をまとめた大林組技術陣と富野由悠季さん!の豪華な組み合わせです。富野さん「ロケットを否定したくはないんだけど、あんな乗り物には乗りたくない(笑)」とおっしゃってます。



 しかしこの雑誌、台湾で見かけたことがない…。ガンダムエースを注文できるけど、これはどうかな。

▽続きを読む▽

富野由悠季「さすらいのコンテマン時代」年代別参加作品一覧(簡易版)

2012/05/05 00:06|富野由悠季関連TRACKBACK:1COMMENT:2
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 富野由悠季監督がかつて「さすらいのコンテマン」と呼ばれる時期に参加した作品を年代ごとにまとめて、リストを作りました。よかったらご覧ください。

 なお、今回のリストはあくまで年代を示すもので、日付や話数などを一切無視しました。これらはこれから順次に追加したいと思います。

富野由悠季「さすらいのコンテマン時期」年代別参加作品一覧(簡易版)

1964年:1

1965年:1

1966年:2

1967年:2

1968年:4

鉄腕アトム

鉄腕アトム

鉄腕アトム

戦え!オスパー

リボンの騎士

冒険少年シャダー

夕やけ番長

巨人の星

アニマル1

おらぁグズラだど

1969年:8

1970年:7

1971年:8

1972年:10

1973年:8

巨人の星

夕やけ番長

海底少年マリン

どろろ

紅三四郎

巨人の星対鉄腕アトム

男一匹ガキ大将

ムーミン

男一匹ガキ大将

シートン動物記

赤き血のイレブン

アタックNo.1

あしたのジョー

男ドアホウ!甲子園

昆虫物語みなしごハッチ

アタックNo.1

あしたのジョー

昆虫物語 みなしごハッチ

さすらいの太陽

ふしぎなメルモ

新・オバケのQ太郎

国松様のお通りだい

いなかっぺ大将

海のトリトン

ふしぎなメルモ

天才バカボン

新・オバケのQ太郎

国松様のお通りだい

いなかっぺ大将

正義を愛する者月光仮面

ミュンヘンのへの道

モンシェリCoCo

ハゼドン

ハゼドン

ど根性ガエル

けろっこデメタン

ワンサくん

山ねずみロッキーチャック

侍ジャイアンツ

新造人間キャシャーン

ゼロテスター

1974年:8

1975年:5

1976年:5

1977年:8

1978年:5

侍ジャイアンツ

新造人間キャシャーン

アルプスの少女ハイジ

ゼロテスター

新みなしごハッチ

小さなバイキングビッケ

宇宙戦艦ヤマト

破裏拳ポリマー

勇者ライディーン

ラ・セーヌの星

しあわせの王子

破裏拳ポリマー

フランダースの犬

母をたずねて三千里

アンデス少年ペペロの冒険

超電磁ロボ コンバトラーV

ゴワッパー5 ゴーダム

ろぼっ子ビートン

無敵超人ザンボット3

超電磁ロボ コンバトラーV

ろぼっ子ビートン

あらいぐまラスカル

合身戦隊メカンダーロボ

超電磁マシーンボルテスV

シートン動物記くまの子ジャッキー

ヤッターマン

無敵鋼人ダイターン3

ペリーヌ物語

闘将ダイモス

未来少年コナン

宇宙魔神ダイケンゴー

1979年:5

1980年:3

 

 

 

機動戦士ガンダム

まんが日本昔ばなし

赤毛のアン

ガッチャマンⅡ

ルパン三世

伝説巨神イデオン

ザ・ウルトラマン

宇宙大帝ゴッドシグマ

 

1964~1980年間
監督作品以外
参加作品数:65

 

 

注:太字は監督作品。

作成:kaito2198




 どうでしょうか。簡単ながらも、富野喜幸監督の年代別の参加作品を図解で示してくれたと思います。ここで話数を入れることはできませんので、正確にそのキャリアを表したとは言いがたいですが(たとえば『ヤマト』では1話のみ参加したが、同じ年の『ハイジ』なんか19話も参加!)、次回が機会あれば、話数などの詳細データも追加したいと思います。

 あと、この一覧表はキネマ旬報社より出版された『富野由悠季全仕事』に基いて書いたものですが、そのデータベースでさえ漏洩がそれなりありましたので、それらの部分に関しては独自に追加させていただきました。これら記載漏れが起きた部分に関しても、これから順次に記事にしたいと思いますので、よろしくおねがいします。

▽続きを読む▽

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