富野由悠季監督とその作品をひたすら語るブログ

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週刊連載 富野由悠季起用論その3 「サンライズはもう富野世代に頼るべきではない?」

2009/07/31 14:09|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:8
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3.サンライズはもう富野世代に頼るべきではない?

 創業期からずっと作品作りに関わってきた富野が、今でもサンライズで活動しているのは、サンライズにとって安心できる反面、やっぱりいつまでも続けるわけにはいかないことかもしれません。
 年齢のこともそうですし、全体の制作体制や作品のカラーなどから見てもそう。消費者の好みは絶えず変化しますから、今まで売れていたからといって、来年以降の売り上げも確保されているとは言えません。ですから、ある程度フレキシビリティを求めるのは、会社として必須な対応かもしれません。
 業界全体が徐々に若い世代へシフトしていますから、富野みたいな年代の監督ではなく、若い演出家を使いたがるのは、ある意味当然です。

 また、富野監督は長年サンライズで活動しているため、他社で仕事する機会がほとんど無くなっており、業界の人脈がサンライズに近い人間に限られているのも、ネックのひとつかもしれません。
 アニメ業界という大量な人力がいてなんぼの環境では、優秀な人材を集めるのが一大事ですから、監督の能力以上に、その人脈を重要視される場合もあります。『ガンダム00』で今までサンライズと何の繋がりもなかった水島精二監督を起用したのも、監督の腕以上に、その持っている人脈を期待して、サンライズの将来的な人脈を広げる意味が多少はあるかもしれません。

 それから、富野と同世代のサンライズの人間でいえば、すでに他界した初代社長の岸本吉功氏をはじめ、2代目伊藤昌典氏や3代目山浦栄二氏らが創業者世代ですが、彼らは基本的には95年に吉井孝幸氏が4代目社長に就任して以来、完全に経営陣から離れました。現社長内田健二氏の初プロデューサー作品は『Zガンダム』であり、もう完全にひとつ下の世代に属しています。そんな中で、富野はフリーとはいえ、サンライズと深く繋がりがあるため、会社の階層序列を微妙に乱す存在になりかねません。
 この点はスタジオ経営においてもそうです。近年では、富野と組むプロデューサーも富岡秀行氏から河口佳高氏に変わり、年齢の差は離れる一方です。次に作品があれば、この差はさらに広がるでしょう。こんな状況が続けば、基本的にサラリーマン的管理色が強いサンライズにとっては、プロデューサーによる監督&現場制御も難しくなるだろうと予想できます。

 さらに、富野にはスポンサー批判と聞こえるような発言もしばしば見られ、発言によっては気に障る人もいるかもしれません。特に今、バンダイ主導の体制が整いつつあるガンダムビジネスでは、富野のそういった発言に理解を示してくれる人がだんだん減っているでしょう。


 以上のように、サンライズはもう富野に頼るべきではないのは一見当たり前なことに見えますが、しかし、本当にそうだったんでしょうか?

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7/30~8/2富野情報一気大放送

2009/07/31 04:28|富野情報TRACKBACK:0COMMENT:4
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 この1週間は「週刊連載 富野由悠季起用論」に集中したいのに、新しい情報があまりにも多すぎますので、ここで一気にお知らせします。




1.

7月30日 スカパー!ガンダム30周年祭り特別番組「立ち上がれ!ガンダム」前編 インタビュー

 これについてまた調査中ですが、某所の実況スレを覗いたところで富野インタビューがあるということ。おそらく再放送もあると思いますので、また別の日で。
 ちなみに、スカパーの特別番組公式リンクはこちらです。

スカパー!ガンダム30周年祭り│特別番組「立ち上がれ!ガンダム」

ガンダム30周年を記念して、ファンの夢をカタチにした18m実物大ガンダムが東京お台場に出現!18m実物大ガンダム立像ができるまでを追ったメイキング番組を7月に前編、8月に後編をスカチャンで放送いたします。



2.

7月31日 1/1ガンダムメイキング本「Real-G~1/1scale GUNDAM Photographs」 インタビュー

 情報ソースは以下のリンクです。

アキバBlog│実物大1/1ガンダム写真集 「Real-G GUNDAM Photographs」発売

僕がまったく想像しなかったことに、1/1サイズで立てられた赤・青・黄色のおもちゃカラーのガンダムは、決してみっともないものではなかったのです。だから、この企画の最初の段階で富野を噛ませなかったことは、非常に正しかったのです。なぜなら、もし図面を引く前からこの企画の打診が来ていた場合、僕は作品を作る立場の美意識から、この企画を潰しに動いたでしょう。富野が噛んでいたら、あの立像はできませんでした。
東京湾に立つおもちゃカラーの1/1ガンダムというのは。伊達じゃない。バンダイナムコのビジネスの看板といったレベルを超えて、時代の意志を受けたマイルストーンになっているのではないかと思います。
1/1ガンダム写真集【AA】の富野由悠季氏インタビュー抜粋

 リンク先には写真がありますが、どうやら1Pのインタビューに1Pの富野監督の写真ということらしい。


3.

8月2日 日テレ「プレミアムスウィッチ」 出演


日本テレビ│プレミアムスウィッチ

次回のゲストは…
富野由悠季(アニメーション監督)
お楽しみに!



テレビ王国番組情報│プレミアム スウィッチ

番組概要
富野由悠季

番組詳細
日曜18時55分からの心のオアシス「プレミアム スウィッチ」。 「プレミアム スウィッチ」とは「ありふれた時間を、特別なひとときに変える心のお守り」。この番組はゲストの方にとっておきの「プレミアム スウィッチ」を紹介して頂く番組です。

 ちなみに放送時間は18:55~19:00です。短い…。


4.

8月2日 NHK教育「ETV50 青春プレイバック ~もう一度見たい教育テレビ 第3弾~」 過去出演お宝映像


NHK番組表│ETV50 青春プレイバック~もう一度見たい教育テレビ 第3弾~1

番組内容
「YOU」「若い広場」出演の矢沢永吉、吉永さゆり、手塚治虫…数々のお宝映像満載!あなたの青春をもう一度!
詳細
これまでNHKでは、「若い広場」「YOU」「土曜倶楽部」「真剣十代しゃべり場」、そして現在の「青春リアル」まで、“10代、20代の若者たちのメッセージを発信する番組”を作り続けてきた。50年間のお宝映像をたっぷりと交えながら、「青春リアル」の1期生たちと、各時代の若者たちのメッセージを振り返り、今を熱く語る。

 リンク先は富野の映像を明記していないものの、制作関係者のmixi日記によりますと、かつて「YOU」という番組に登場したときの映像だそうです。ちょうどガンダム宇宙世紀大全の富野監督語録でも出てくるらしいです。時間はそこほど長くない気もしますが、気になる方はやはりチェックすることをオススメします。
 NHKによると、放送は以下となります。

チャンネル :教育/デジタル教育1
放送日 :2009年 8月 2日(日)
放送時間 :午後10:00~翌日午前0:00(120分)



 また、以上の情報はすでに2009年富野由悠季総監督情報まとめに追加してたので、リンク先も参照してください。




 それから、ヤフーの1/1ガンダム特集はすでに7/23で終わりましたが、富野由悠季監督に関わった部分について、以下の記事にまとめてきました。実際の動画は自分で探してください。

1/1ガンダムメイキング総回顧 その1
1/1ガンダムメイキング総回顧 その2

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週刊連載 富野由悠季起用論その2 「サンライズは富野由悠季の影響力を消し去るべきか?(下)」

2009/07/30 11:25|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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週刊連載 富野由悠季起用論その1 「サンライズは富野由悠季の影響力を消し去るべきか?(上)」



2.サンライズは富野由悠季の影響力を消し去るべきか?(下)

 前の記事では、すでにバンダイ・サンライズが富野由悠季の影響力を消し去りたい理由を語ってきました。これらはバンダイ・サンライズが企業としていずれは直面する問題なので、それが一見無情でも、別に間違いとはいえません。
 しかし、企業として真っ当な必須事項であっても、必ずしもうまく行くとは限りません。


 ガンダムはシリーズの作品が非常に多く、それゆえにファン構成も複雑ですが、基本的には『∀ガンダム』以前、いわゆるUCシリーズをメインにしている層と、『ガンダムSEED』以後の女性向けを強くアピールする層に大まかに分けられるでしょう。
 ですから、ビジネスの展開上では、各層のファンを満足させなければなりません。近年のアニメでは2期2年にわたる放送、総集編・映画制作決定が連発していますが、『新訳Z』以来作品に飢えているUCファンのほうでも彼等を熱中させ続けるものがほしいわけです。あまり無視されていると感じたら、不満も出てきます。

 ガンダムは(仮面ライダーや戦隊ものと違って)アニメでありファンの映像志向は極めて強いので、スタッフへの関心は大きく、そして、その注目の頂点にあるのは、監督です。なんといっても富野は原作者であり、一番重要な『ファースト』の総監督、そして一番多くガンダム作品を手掛けた監督なので、嫌でも「富野由悠季≒ガンダムのシンボル」というイメージがあります。
 ガンダムシリーズがアニメの中でも格別と評されるのは、富野由悠季の立てた作家性があるからですが、あまり彼の重要性を強調すればガンダムシリーズの転換は上手く行かず、他方彼をぞんざいに扱い過ぎると、全体のイメージをじわじわ損なう可能性があります。


 もう一つ大きな問題があります。
 映像作品としてのアニメは、実はガンダムビジネスの総売上の僅かな比率しか占めていませんが、核心となるコンテンツとして全体ビジネスの発信源であり、ガンダム産業の売り上げ全体を引っ張るわけですから、常に新しい作品を作る必要があります。
 しかし、ただ新しいというだけの作品ではダメです。特に今のガンダムビジネスに必要なのは、新しいシンボルとなるガンダム作品です。昔の作品を否定することなく、その上に新しいシリーズ、または新しい路線、新しいファン層を獲得できる作品が作れれば、全体のガンダムシリーズも続けられます。
 実際このような試みは、今までに何度もありました。一度『0080』や『0083』で旗を揚げていた路線も、今は『IGLOO』で収束しています。それから、『W』を先駆として『SEED』から『SEED DESTINY』、『00』へ至る女性向けのガンダムは、何か新しいものを持ち込まない限り、だんだん衰退してゆきそうです。


 となると、以上の問題から一つの課題が浮かび上がります。……次のガンダムは何を作ればいいのでしょうか?
 これは、ある意味毎年迎えなければいけない課題ですが、今年バンダイ・サンライズが持ち出した答えは『ガンダムUC』です。UCシリーズの新作であると同時に、UCシリーズの海外進出も賭けているそうですが、『ガンダムUC』は作品の性質上、新しい発信源になるのはどうしても難しいので、同じ問題は『ガンダムUC』以降また起こります。本当の意味の新しい作品を出さない限りでは。
 このまま行けば将来的には、『ガンダムUC』みたいに外部の人がUCを背景にした作品、あるいは『OO』みたいな女性向けの作品が続くのかもしれません。それを何も間違いとは言いません。
 しかし、結局今のところ、ガンダム作品の歴史を振り返れば、根本となるコンテンツ、新しい路線をガンダムシリーズに提供し続けているのは他でもなく、バンダイ・サンライズが一番排除したかった富野由悠季です。
 もし本当の意味で新しいガンダムが作れる人を見つけられればまだしも、そうでないのなら、バンダイ・サンライズが本当にやるべきなのは無闇に富野を拒絶することではなく、むしろ富野を使って、もう一度新しい指標となれるUCシリーズなり、まったく新しいガンダム作品を作らせることではないでしょうか
 これこそ産業としてのガンダムにとっても、「脱・富野由悠季」以上に切迫して大事なことではないのでしょうか。



ファン層の仕分けに関しては、今年ガンダム30周年のイベントなど「宇宙世紀ガンダム」(あるいは∀以前)と「女性向けガンダム」(SEED、SEED-D、00)という大まかな二分化が見える。
この現象は、ガンダムが一昔前アメリカで展開されるときでも見られる。ビジネス展開の不備もあるとはいえ、作品ごとにファンが派閥できたのは興味深い。
 AskJohnふぁんくらぶ│USAで『ガンダム』人気の低下がとまらないのはなぜ
ガンダム30周年ということで、さまざまなイベントやメディアで露出してる富野を見て、その象徴性は今や膨大化しきったガンダムシリーズおよび産業にとっては、やはり未だに影響力があるといえます。
『IGLOO』は『EVOLVE』(2001-2003)の流れを汲んだシリーズなので、厳密的いうとガンダムOVAの作品ではなかったが、監督を『0083』と同じように今西隆志を迎えたのとミリタリー色が強いストーリーから察しても、路線としては極めて近いといえる。
詳しくはSEEDなどの関連商品の売り上げを参照ください。SEEDからSEED DESTINY、00へ至っては、ビジネスは縮小という傾向が見える。
アニメ!アニメ!│ガンダムユニコーン 世界同時配信予定 サンライズが明らかに





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週刊連載 富野由悠季起用論その1 「サンライズは富野由悠季の影響力を消し去るべきか?(上)」

2009/07/29 13:22|富野由悠季関連TRACKBACK:1COMMENT:0
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 富野由悠季は長年サンライズをバックグラウンドとして活動していて、そのもとで『機動戦士ガンダム』シリーズをはじめ、『無敵超人ザンボット3』、『伝説巨神イデオン』、『聖戦士ダンバイン』、『OVERMAN キングゲイナー』などの傑作を作ってきました。
 しかし、ここ3年近く、富野の新作は見られません。ほかの大御所監督と比べて、制作活動がばったりと止まった感触は、アニメファンの間ではすごく感じられます。
 これは一体どういうことなのでしょうか。サンライズはなぜ富野に新作を作らせないのだろうか。その理由と利弊について、以下はいくつかの記事を分けて検証してみたいと思います。




1.サンライズは富野由悠季の影響力を消し去るべきか?(上)

 サンライズが富野を起用しようとしない一番の原因は、ガンダムシリーズから「富野由悠季」の影響力を少しでも消したいから。これに尽きるでしょう。

 一見ショックな言い方ですが、バンダイ・サンライズの企業的な発想からすれば、いずれ解決すべき課題に違いありません。つまり、ガンダムシリーズを完全に独り立ちさせるために排除しなければならないのは、ほかでもなく原作者の富野由悠季本人なのです。
 理由はいくつかありますが、一番の理由は、ガンダムシリーズは現状でいえばバンダイ・サンライズが版権を持っている「商品」でありながら、富野由悠季が作り上げた「作品」だからです。
 アニメには、作品面と商品面があります。それらを完全に切り離すことはできませんが、両者の間には一定の距離があります。例えばガンダムシリーズについては、作品面ではアニメスタッフがプラモ販促を考えたうえで「作品をつくること」に注力しますが、商品面ではメインスポンサーであるバンダイがいかに受けそうなプラモという「商品を作ること」に腐心します。
両者がうまく連動すれば、ビジネス展開も成功します。『ガンダム』の場合、作品面がしっかりしていれば、その内容の骨太さと評価はやがてフィードバックし、商品面にも正直な効果を与えます。

 富野本人はガンダムの版権を持っていませんし、また、いわゆる「ガンダムファン」というのも実は作品が好きなファンだけではなく、その周辺商品を消費するファンのほうが、より大きな割合を占めています。
 しかし、たしかにバンダイ・サンライズはあらゆる商品の主導権を握っていますが、ファンのガンダムへの愛着には、依然として作品による部分が大きい。その愛着が商品を作っている側に向けられることは少なく、依然監督をはじめとしたスタッフたちに向いています。
ガンダムは、バンダイにとってはプラモと周辺商品の宣伝、サンライズにとっては映像商品かもしれませんが、MSのかっこよさ、キャラクターのかっこよさ以上の何かをアピールする「作品」なのであれば、いやでも原作者・監督を意識せざるを得ません。そして、バンダイ・サンライズとしても、その作品としての価値を強調する限り、いやでも監督をはじめとしたスタッフ、すなわち作り手を立てるかたちになります。
 これは、企業主導のもとでガンダムシリーズを半永久的に続けたいバンダイ・サンライズにとっては、非常に不利な一面です。コンテンツを持っている企業としては、できるだけすべての部分を自分の手に収めたいというのは、ものすごく自然な帰結といえるかもしれません。


 さらにもっと厳しいことをいえば、富野監督はすでに60代後半の年齢ですから、いずれは亡くなります。もしシリーズの顔である作家と作品の連帯感が強いままの状態で、その作家が突然失われたら、作品自身の価値も損ないかねません。
 そういう厳然とした現実があるわけですから、バンダイ・サンライズとしてもこういう事態を避けたいため、いつか来る富野の離脱に備えて、早めにガンダムシリーズを富野から切り分けておかなければなりません。

 となれば、一番簡単なのは、新しい看板としてのスターやらガンダムシリーズをなんとか作り上げつつ、富野をできる限り冷遇することです。


 そのような例は、別に珍しいことではありません。
 80年代後半に開始したOVAシリーズ、『Gガンダム』を初めとした平成ガンダムなどから、すでに富野抜きでガンダムを作る作業は続けてきたし、『∀ガンダム』以後、21世紀に入ってからの『SEED』、『SEED DESTINY』、『00』などもそうです。特に『ガンダムSEED』は、この富野抜きの事業において非常に大きな役割を担っていました。
 ここ数年、バンダイ・サンライズのガンダムビジネス、メディアやイベントを展開する方向から見ても、間違いなくこの「脱・富野由悠季」を確実に進めようとしています。
 そして今度の『ガンダムUC』は建前では30周年記念作ですが、内実もまたその「脱富野」の一環です。外部の監督を導入しつつ、正統なUCシリーズ作品と正統なUCシリーズの後継者を売り出せれば、ますます富野の影響力を前世代のものと位置付けられます。成功するかどうかはわかりませんけど、この試みは企業的な発想でいえば、じつは必要なものといえるかもしれません。

 しかし、企業として真っ当な必須事項であっても、必ずしもうまく行くとは限りません。このような動きをしている同時にも、もっとシビアな事態に直面しなければいけません。



これについて、バンダイもサンライズもキャラクター人気に偏りすぎた『SEED DESTINY』の失敗を踏まえて、『00』ではドラマ重視のストーリーを組んでいた。
 1.ガンダムのキャラクターマーチャンダイジング|株式会社バンダイ リクルートサイト
 2.池谷浩臣サンライズプロデューサーインタビュー要約版
詳しい数字はバンダイグループ各年ガンダムシリーズの売り上げを参照してください。
アニメファンの間に留まらず、富野監督のメディアでの高露出度や最近NHKBS2で放送されてるガンダム宇宙世紀大全に「富野監督語録」の時間を設けるなど、一般層でも同じ現象が伺える。
また、このような動きはサンライズと関わりが深い角川書店の「ニュータイプ」や「ガンダムエース」でも見られる。NT2009年5月号などでははっきり「脱・富野」と明記している。



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祝・『閃光のハサウェイ』ガンダム小説のディープな世界にてメジャーデビュー

2009/07/29 01:16|日常話TRACKBACK:0COMMENT:0
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 天下のNHKに認められたんだから、来年でアニメ化よろしく頼みますよ! もしくは実写化で、テレビ連続小説にしてくれ。もちろん、タイトルは皮肉ですよ。
 ……当然、それは無理だと承知してますが、今月富野・安彦対談で言ってたニュートラル、つまり「中道」を貫くには、ああいう客観さが必要ですし、韓国や中国なんかとアニメかドラマを制作するより遥かに日本に有益なはずです。
 一度だけでもいい、もし日本のテレビがハサウェイの最後ようなシーンを一度でもテレビで放映してくれたら、アニメだろうと実写だろうと、日本ドラマ全体の底上げが必ず実現できます。それは保障します。


 でも、子犬さんみたいガイア・ギアを一瞬でも期待しちゃったのは、さすがにお気の毒しか言えません。だってガイア・ギアはあの面子じゃ藤津はともかく、大河内も読んだことないかもしれないくらい幻の作品ですから。

7月29日2時半追記:
 …というわけで、ガンダム宇宙世紀大全の第2夜でした。新訳Zはこのまま明日まで続くが、本編はすでに何度も見た方たちならば、やはり第4夜のほうに期待するほうがいいと思います。何せ第2夜のガンダム小説時間ですらこの有様ですから、明日の芸能人総出陣はもっとひどくなると予想できます。

▽続きを読む▽

そして今日もおやすみ

2009/07/27 20:40|日常話TRACKBACK:0COMMENT:0
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 今日はまた98~00年のNTを中心に補給しました。今回は引越しの手伝いの報酬なので、全部無料だったりして。とってもラッキー。でも埃だらけなので、収納する前に拭かなければならないので、今日は休ませていただきます。
 あと、ついでにいままで一番自分が馴染まないアニメディアを何冊読んだが、富野の直接的資料こそ無いものの、意外とスタッフ(や声優)の発言をピックアップしてくれて、ちょっと驚いた。なぜかずっと声優萌えの雑誌だと思いましたから。

 それから、今日から連続5夜の『ガンダム宇宙世紀大全』が始まるが、くれぐれも見逃さないようにね! 自分はリアルタイムで見るのが無理でしたが、とりあえず一番注目してるのはなんといっても第4夜の「富野語録」だな。何せ出演者は(芸能人を除くと)富野監督とゆかりある人ばかりだし、なんとあの高橋良輔も降臨だったとは、ぜひチェックしなければいけないな。


7月27日23時追記:
 すでに気づいてた人もいるかもしれませんけど、ここまで放映された第1話「ガンダム大地に立つ!!」、第2話「ガンダム破壊命令」、そして第5話「大気圏突入」の絵コンテは、すべて「斧谷稔」、すなわち富野由悠季監督本人が手がけるものです。また、これから放映される第19話「ランバ・ラル特攻!」も最終話(43話)「脱出」も富野自ら描いたもの。それだけではなく、全43話のなか、なんと27話の絵コンテも担当されてた。富野演出の魅力と当時仕事の精力っぶりが伺える。
 また、名エピソード第13話「再会、母よ…」は藤原良二氏が演出・絵コンテを担当なされたんですが、アニメーションディレクター安彦良和さんによりますと、当時の藤原氏はそこまでの話を作る力がなくて、こんな素晴らしい話が出来たのは、ひとえ富野監督がいるからという証言もあるくらいです。
 もちろん、藤原氏はのち劇場版の監督(富野は総監督)に抜擢されましたから、実力はちゃんと認められるに違いません。
 あと、41話「光る宇宙」はやはり富野監督の修正が多く入ってますけど、貞光氏の派手な光演出も41話の見所ということは、もうすでに言うまでもないことだろう。
 もっとも、このへんは『めぐりあい宇宙』ではほとんど書き直されてたけど、それでも『ザンボット3』以来ずっと富野監督の下で仕事してきた貞光氏の仕事っぶりは、誰でも否定することができません。そういう意味では、貞光氏は『イデオン』のときの滝沢敏文氏とは、ひょっとしたら同じくテレビ演出から劇場版監督に抜擢された藤原氏より、ポジションとしては近いかもしれません。あくまで思いつきですが。

 あと、脚本についても、お気が付いた人はいますか? そう。第1話も第5話も第13話も第19話も第43話も、故星山博之さんが書いてくださったものです。今更いうわけでも無いですが、氏の脚本回を見るたびに、本当に感心しましたなぁ。氏の逝去はもう2年以上になりましたが、今でも時々悲しいと思ってます。
 あ、もちろん今回残りのチョイスである第2話と第41話の松崎健一氏の脚本も素晴らしいと思います。SFの熱情あふれる理路整然な話で、『ガンダム』や『イデオン』でもこの人欠けては描けません。

 とにかく、別に30周年だからというわけでもないですが、この放送を機に、見たことない人も見たことある人も、『機動戦士ガンダム』を楽しんでください。

富野由悠季は富野信者の私にとっては?

2009/07/26 16:13|日常話TRACKBACK:0COMMENT:2
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 最近日本アニメーションの重鎮であった金田伊功氏は亡くなりましたが、日本アニメにとって大切な宝を失ったということで、個人としても真に残念なりませんけど、2chなどで金田を追悼するスレを覗きに見ますと、金田氏の逝去をダシにつかって、富野由悠季を叩く人、いわゆる富野アンチという人たちがちょくちょく出没しています。これについて、かなり怒りを覚えてます。

 ひたすら罵倒や煽りをする人もいますけど、そういった人たちが一番よく使ってるのは、「なりきり」という手法です。今回金田氏の話でたとえしますと、「金田は富野の弟子」とかを何度も繰り返すことによって、周りの富野監督への反感を煽る。
 もちろん、そのような低レベルのレスに返事するものは大半自演かもしれませんけど、このような富野ファンになりきろうとする人の言動に、確実に不快感を感じた人もいるだろう。

 そもそもある監督が好きだと言っておきながら、その監督について何も勉強しない時点、その人はファンでも何でもないです。そういう人の口から、富野由悠季監督の名前が聞きたくありません。そういう人は他人とコミュニケーションする気がまったくありませんから。



 では、富野由悠季という人は私にとって、いったいどういう存在なんでしょう?

 簡単にいっちゃうと、「好きな作品・考えさせる作品・面白い作品を作ってくれる監督」と「尊敬できる人・大切な何かを教えてる人・道を示せてくれる人」です。これ以上でもこれ以下でもありません。

 私はいわゆる富野信者ですが、「富野の話は絶対」とはちょっと思いません。富野監督だって色々間違いをしてきたし、作品も発言も決して完璧じゃないと承知するつもりです。

 もっとぶっちゃけ言いますと、富野監督の作品は(一部ごく例外を除く)どれも素晴らしいと思ってますけど、私にとって手放しで褒めれる作品は一つもありません。もちろん、満点を挙げられる作品自体それこそ世の中でも数えるほどしかありませんけど、ここ数年でいえば、自分にとって手放しで褒めてあげたいアニメ映画は一部だけあります。原恵一監督の『戦国大合戦』です。

 と、このような富野信者と自称してる自分にとって、一番映画的なアニメ作品は富野が作ったものではなく、他の監督がつくった作品です。

 ただ、私のモットーというか姿勢は、「富野の欠点を100個も挙げられる同時に、富野の優点を1000個を挙げられる」ということです。このブログを読んでくださってる方なら分ると思いますが、自分は決して無闇に富野監督と富野作品を褒めるようなことはしません。そのような構え方は不健全ですし、自分にとっても富野監督にとっても不誠実ですから、そのような自分と富野監督を裏切るようなことはしたくありません。

 それゆえ、富野信者という色々誤解を招き起こりかねない言い方は正直あまり好きではありませんけど、自虐という意味を含めて使っているものですから、このへんについてはご勘弁いただきたい。自分のなかではあくまで富野由悠季のファンというスタンスなのです。


 ともかく、これだけ書いてても、実際あまり意味がありません。何故か言いたくなりましたので、ついに言いました。

 それから、やや遅れてしまったんですが、今月のガンダムエースを手に入れました。「教えてください。富野です」は中村健吾氏とのトークセッションで、目玉は歴史的企画の「富野由悠季x安彦良和」対談。あまりにもすごい内容ですので、今はまだいろいろ吟味中なんですが、それ以外にも「リング・オブ・ガンダム」の宣伝などがあって、富野ファンなら絶対買うべし。

富野由悠季、CEDEC 2009にて基調講演

2009/07/25 00:07|富野情報TRACKBACK:0COMMENT:0
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 今頃名古屋のアレはきっと盛り上げていますが、自分はこの通り海の彼方のパソコンの前に座ってますから、あっちはレポート待ち状態です。
 それはともかく、新たな富野情報を報告します。コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が主催する日本最大級のゲーム開発者カンファレンス「CEDEC」は、第11回を迎えた今回にてアニメーション監督・原作者の富野由悠季を招聘し、基調講演を開くことを決定しました。


CEDEC 2009│ CESA Developers Conference

慣れたら死ぬぞ

セッション概要
受講レベル 準備中
受講スキル 準備中
セッション内容 準備中

講師プロフィール
富野 由悠季
アニメーション監督・原作者

1941年11月5日生まれ。小田原市出身。
日本大学芸術学部映画学科卒業後、虫プロダクションに入社、TVアニメ『鉄腕アトム』などの演出を経てフリーに。
日本の様々なアニメーション作品の絵コンテ、演出を手がける。
主な監督作品に『海のトリトン』『機動戦士ガンダム』『伝説巨神イデオン』『聖戦士ダンバイン』などがある。
また、作詞家、小説家、大学教授も務める。


CEDECアドバイザリーボードからの紹介コメント
あの「富野節」がCEDECで炸裂します。
「共感」するもよし、「反発」するもよし、しかし決して「無視」はできない講演になる事を保証します。
同じプロの作り手同士、異種格闘技の場でお待ちしております。

 詳細の内容はまた公開してないものの、タイトルを見る限り、たぶんここ数年よく聞くプロ論だと思いますが、もし富野監督のゲーム観などを聞けるといいですね。こっちも新しい情報入る次第報告します。

 それにしても、最近ちょうど富野とゲームの話をまとめたいですから、とりあえずこのイベントの前後でなんとか記事にしましょうか。

▽続きを読む▽

1/1ガンダムメイキング総回顧 その2

2009/07/23 12:21|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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前編
1/1ガンダムメイキング総回顧 その1


 まずはなんといってもこれですね。

1/1実物大ガンダム大地に立つ! - Yahoo! JAPAN

 掲載日程は23日(つまり今日!)いっぱいまでということですから、皆さんも最後のチャンスを掴んで、富野監督の1/1ガンダムの風采を見ましょう。まあ、たとえヤフーで見れなくなっても、将来おそらくスカパーにて再編集版を放送されると思いますから、無理してまで見なくてもいいのですが。
 それでは、本題。


 前記事ではVol.1~6の富野監督の監修について紹介しましたが、実際その監修というのはどのようなポジション、またどの形で建設に参与したのかについて、詳しい内容は動画を見れば分りますが、Vol.7~12を紹介する前、少し前サンライズと乃村工藝社が開いた質疑応答を見ましょう。

「機動戦士ガンダム 18m実物大立像」建設報告~その1

●「機動戦士ガンダム 18m実物大立像」を製作するにあたって、どのようなトラブルがありましたか?
  → 当初、「仁王立ち」で製作を進めていたところ、冨野監督から
    「ただの立ち姿では無く、何かしらのメッセージ性を持たせるためのポーズをとらせる」よう指示がありました。
    それが3月上旬のギリギリのタイミングだったという事で、アクションを成立させる事が難しかったですね(堀口氏)


●現時点で各種パーツが完成してきているが、この大きさをどう思いますか?
  → 人の10倍の大きさ、戦闘機とほぼ同じサイズという事で、アニメではこのサイズが設定されたわけですが、富野監督曰く「デカすぎ」だという事です(堀口氏)。
  → いざ工場で組み立ててみると、予想以上に大きなものでしたね(川原氏)。

 ここで明確に仁王立ちから一歩踏み出すポーズに変わったのは、富野監督による指示を示しています。

「機動戦士ガンダム 18m実物大立像」建設報告~その2

●実物大立像を製作する過程は、実際に富野監督にご覧頂いているのか?
  → 今までも、図面完成時、縮尺模型完成時、海外でのパーツ製作時など、
    要所要所で、必ず直接見て頂いてアドバイスを頂いています。
    それは今後も変わらず、要所要所、危険では無い範囲で、遠巻きながらでも
    見て頂こうと思っています。

 ここらへんの仕事は動画などでも確認できますので、動画を見てください。




Vol.7 「大地に立つ条件Ⅱ」

●立像製作プロデューサー堀口滋氏:
「ただ立っていて1歩脚を踏み出していて――それだけでも大事(おおごと)なんですけど、それだけでいいのかな、何かこう――”Something New”新しいことはないかなと、乃村工藝社の川原さんに投げかけたら、ちょうど川原さんの経験からミストであったりとか、いろんな経験があったので、これ(ミスト)面白いですよとなって、是非使ってみようと、やるだけやってみようと」
立像製作ディレクター川原正毅:
「胸のスラスターとかダクトなどから細かい霧状のものを噴射します。それによって機械が動いてるときのスチームの発射ですとか――冷却剤のドライアイスの煙のようなものから、そういうものを全体的に出す事で、このガンダムが機械として生きているイメージをつくり出せたと思っています」

●以上の堀口氏の要望と川原氏の経験をもとに「スプレーイング システムス ジャパン株式会社」によって作られたノズルからミストを噴射する装置だが、「富野監督はただ霧を出すだけではなく、それ以上の効果を模索していた」という。

富野「でも、やってみせるというふうに、行為、つまりアクションがどうしても必要なのね」
川原「(頷く)」
富野「だから霧が出てるだけじゃダメだよって、それだけの話」

●字幕に「胸のスラスター用のノズルをチェック」「富野監督の提案で角度の違う2本を組み合わせチェック」。そばで見守る富野監督はやや興奮気味。

富野「思った以上意味がある!」

●字幕に「組み合わせ事で、勢いよく見えたり、動きの変化をつける事ができた」。

富野「はい、ありがとうございました!よく分かった!(スタッフに頭を下げながら)ありがとうございます!(川原氏に向かって)やっぱりやってみるもんだ!!」
 ちなみに、このミストは昼夜と同時に演出できるだけでなく、周囲の温度を下げることも兼ねます。本当にすごいアイデアですね。

●予告の「ミストと照明が生み出す新しい表現」の件に、やはり富野監督が出てる。


Vol.8 「エンタテインメント」

●字幕に「3月、ミストと照明を組み合わせた演出チェックも行っていた」「照明に様々な色のフィルターをかけ、その効果を何度も試す」「次はバーニア用のリングミストの色をテストすることに」「さらにガンダムのキモである目のライディングをテスト(ここらへんから富野監督が出る)」「既製品では対応できないため、オリジナルで制作されている」などなど。

●次のミスト演出をテストするスタッフたち。字幕に「ミストとの相乗効果を狙っているが、果たして富野監督の印象は?」

富野「(意味ありげな顔で)色の付いた光も――混在させたらどうなんだろうな」
川原「あ、ほかの色と?」
富野「考える余地があるのかなぁ」
川原「面白いですね!」

●字幕に「富野監督の意見をもとに、色の違うフィルターを混在させてみる」

川原「もう一工夫すればいけるんじゃないかな」
富野「うん、そう思う。見上げている人はおそらくあの、10秒、20秒は見てると思うわけ。そうするとやっぱりその(光の)変化があるっていうことがデモンストレーションになると思うのね」

字幕に「実際どのような色が採用されたかは完成してからのお楽しみ!」
 ちなみに後半のガンダム頭部の動きのテストで、富野監督は一切出てきませんけど、実際この頭部が動くアイデアも富野監督のアイデアだったりして。すげえーこだわってますね。


Vol.9 「内部パーツ」

●オープニング以外富野監督一切出番なし。


Vol.10 「大地に立つ条件Ⅲ」

●つい組み立て始まる1/1ガンダム像。2009年4月15日富野監督(現場へ)来訪。

富野「ホワイトと赤と黄色とブルーの関係も、きっとそうだろうなっていうことは、このライティングで見てると分かる」

字幕に「まだ鉄骨しかない状況でも完成をイメージする富野監督」
  ちなみに服はピンクシャツに黒いスーツのアレ。つかこの服

●富野監督に外から当てる照明のプランを説明する川原氏。

スタッフ「夜来られると分かるんですが、ここ(台座付近)真っ暗なんです。岡田さん(注:ライティングデザイナーの岡田有章氏)はここ明るくしたんですよ。なぜかというと人が離れて――もちろん真下でも観ますけど――離れた所でガンダムを観るだろうと。すると(台座付近が)真っ暗だと危ないので…」
富野「えー、あの、ライトの光源に虫が集まるんだよね。(字幕に「光源に虫が集まる可能性を示唆する監督」)だからあまり(ガンダムと光源の)距離が近いと、虫がうるさいかもしれない」
 ここの話は素直に感心しましたな。本当、ライティングの専門家ならまず思いつかない発想なので、一見小事に見えそうですが、実際決して無視(むし)ならない問題ですしね。

●2009年4月20日はライティングテストする日。字幕に「さまざまなシュミレーションを繰り返し、実際に現地でテストを行う」。富野監督ももちろんいらしてる。「まずは全体を当てる照明のチェック400wのライトを照射してみるが…」

スタッフ「この照明が四隅に付いて…」
富野「いや、だから……それだと明るすぎるよね」

字幕に「明るすぎると言う富野監督。その訳とは?」

富野「影をつくってあげてほしいのね」
川原「そのほうが存在感が強くなりますよね」
富野「要するにね、全当てになるとね、プラモデルそのままになると思うの」
川原「ああ」
富野「やっぱりさ、陰影をつけて、なんとなくムードをつくるという方向に行きましょう」

字幕に「監督の意見をもとに400wから250wに変更となった」。

●字幕に「試しに上半身の青色のパネルに光量を下げた250wで照射してみると…」

富野「ほらみろ!!」
川原「(笑い出して)充分当たってますね。」
スタッフ「充分だね」
富野「僕は暗い方が好きだな(笑)」
 たとえ専門家に向かえようと、一歩を引ることもなく真正面に物事をおっしゃられる富野監督って、時々ファンの我々たちを心配させられたこともありますが、こういう態度を構える監督って、やっぱり立派な人間だと思いますね。もちろん、ダメ出しとか意見はそう簡単に出せる(出すべき)ものではなくて、本当の「知」を持ってないと、ただの知ったかぶりに過ぎません。


Vol.11 「ガンダム大地に立つ!」

●組み立てが進んでる中(注:ガンダムの脚と体が組み立てられて、また手も頭もない状態)、富野監督も急遽現場に駆けつけたと。

富野「良かったよ!動くものっぽく見える」


Vol.FINAL 「Always Beginning」

●2009年6月12日、外装はほぼ全部完成した状態で、シューティングテストがはじまる。オープンまであと1ヶ月の状態なので、それまで演出の最終調整を終わらせなければいけないという。調整にあたって、光・音・ミストなどは全部プログラミングで制御されるもので、リアルに走りすぎないエンタテインメントとしての演出を求めるため、テストは何日も連続する。

●また、夜には外から当てる照明のチェックも行われた。字幕に「チェックには富野監督も参加。独自の視点で最終調整が進む」

富野「わかったわかったわかった。それで、だけどね、おそらくね、今この照明に関しても、実はね、ここで見てると分かんないの」
スタッフ「(頷きながら)分かんないですよね」
富野「分かんないけれども、遠くから見たとき、この照明かなりいいよ!」
スタッフ「外部照明はこのぐらいのほうが効いてる」
富野「そう思う」
スタッフ「一回流せます?」
富野「むしろ、内部光のことを気にしてたから、あの、こういう風な配慮をしていただけるなら、これでいいんじゃないですか!」

富野「自分でもびっくりしてるんですよ。『え、こんなに晴れがまして立ってても恥ずかしくない』って。つまり、そう、歌舞伎役者の晴れのいいところが出てるから」

●字幕に「次に目の照明チェックだが…」のとき、富野監督はこんな話を出てきました

富野「しかし……だけどね、ほんと、こんなもの使っちゃいいのかね?」
スタッフ「(爆笑)できてますからね、もう。手遅れですね(笑)」
 もうね、なんでこの人はこんなに恥かしがりやなんでしょうか。60歳過ぎても処女みたいの初々しさってのは、本当にどうしょうもないですね御大将は。

●「2009年7月10日オープニングセレモニー」「関係者や報道など1300人が来場」「富野監督の挨拶が始まる」

富野「大地の潤いの色は緑だとするならば、このおもちゃカラーは何なのだろうか、実をいいますと、おもちゃカラーのプラモデルのようなものを、1分の1で大地の上に作ることは、実をいうと多少の懸念がありました。が、ここでこの形が見えてくるにしたがって、本当におもちゃカラーの威力というものを思い知らされることになりました。
 赤・青・黄色と、それから白も入ってます。つまり、このおもちゃカラーの色というのはつまり、こどもたちが一番初めに慣れ親しむ色です。(中略)おもちゃカラーに示される、緑に示されるこの地球というものを、我々は永遠に使わなくてはならない、そういう我々であるんだということのメッセージを発信する場として、今日、この場を頂けたということを本当に幸せに思っています。」
 以上は動画中で聞き取れる発言の紹介。ほかのは富野由悠季監督のオープニングセレモニー情報一覧をご覧ください。

 しかし、このスピーチ本当素晴らしいと思います。単にガンダムすげえ宇宙世紀すげえではなく、現実とフィクションを一緒に繋がって、社会・世間に訴えかけれるような力を持ってるのは、結局政府の偉い人でもバンダイの社長でも芸能人でも作品の出演者でもなく、富野由悠季だけです。
 彼は原作者・監督だからではない。30年を経っても、ずっと社会を愛し続け、人を愛し続け、人としてのあり方を我々に示し続け、人と人の肌の触れ合いの大切さを我々に示し続ける、この天才ではないゆえ、普遍性を持つようになってるアニメ監督だから、我々に物語を通じて、現実の大切さを教えることができました。それが、なぜ富野由悠季監督の作品は愛され続ける原因だと、本当に思います。


●最後、「スペシャルサンクス」に「富野由悠季」という名前が。




 以上は、動画でご覧になれる富野由悠季監督の全部です。簡単にまとめすると、富野監督が関わった部分は
①一歩踏み出すポーズの支持
②塗装に違うトーンで塗りわけという提案
③ミスト演出のさらなる効果
④光源に虫が集まるかもしれないという示唆
⑤陰影を付くよう光源の変更

ということになります。また、シャア専用ブログさんがまとめてくれました「ザ・テレビジョン 09/07/24号」によると、「発光・ミスト・頭部稼動は監督の発案。設計変更に一ヶ月を要した」ということですから、多くの監修という名誉職に溺れて、実態ただのお邪魔虫の連中と違って、本当に役に立ってる監修をなさっていました。これはとても誇るべきことだと思いません?

1/1ガンダムメイキング総回顧 その1

2009/07/22 21:46|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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 今年30周年ということで、ヤフーが盛大にいくつかの記念特集を作りましたが、その一つは最近すっかりお台場の新たなスポットである1/1ガンダム像のメイキングである。

1/1実物大ガンダム大地に立つ! - Yahoo! JAPAN

 で、このメイキングの掲載時期はちょうど明日23日までですので、今日はこのメイキングの内容についてまとめたいと思います。当然、富野監督に関する部分だけです。
 もちろん、このプロジェクトに参加してるスタッフや職人の苦労と成果はもちろん誇るべきものであることは十分承知してますし、彼らに関しては非常に敬意を持ってます。ただこのブログの性質上、富野由悠季監督一人だけにフォーカスする節がどうしても避けられなく、決してスタッフや職人たちを無視するわけではありませんことを、ここであらかじめ断ってさせていただきます。




Vol.1 「Fot the next step」

●富野監督が監修するときのいくつかのショット。会議とか視察とか説明したりされたり風景とかタイの空の下に立つ模様とか色味チェックする様子とか。
●富野監督、カメラに向かって吼える。
 当初は1発ネタと思いきや、のちすべての動画のオープニングだと判明する。しかし、この動画を作ってる人は「分ってる」な。
 ……いや、いつまでもひねくれ者でいるってのは富野ファンが嫌われる一因とも思われますから、素直に富野監督はガンダムの「顔」だということを認めよう。世間は我々の想像以上富野監督を認めているの(はず)です。


●立像製作プロデューサー堀口滋氏:
「富野監督には、もちろんかなり早々から加わってもらう予定もありましたし、そのとおりやったんですけれども、以前その話が始まったときに、最初の考えではただ立ってるだけと。で、私が(企画書を)見たときもただストンと立ってると。」(ここらへんプロジェクトスタッフと富野監督が会議中のショットが挿入)
「私にたぶん任されたのは、ただ立ってるのオブジェクトじゃなくて、何らかの作品であったりとか、何らかのストーリーにしろと」
 このへんはちょうど昨日書いてた富野由悠季と本広克行の「ガンダム・ザ・ライド」対談と共通する点がありますから、気になる方はそっちも読んでください。
 あと、ここの「ただ立ってるポーズ」に関して、後でも出てくると思いますが、実際このポーズの改変に関しては、富野監督が一枚噛んでいた。


●立像製作ディレクター川原正毅:
「今までガンダム絡みの造形をいくつか担当されていただいた中で、1/1の実物大で建てるということを、どうやったら現実化できるのかというところをリアルに今回は考えなければいけないというところから始まりました」(ここらへん富野監督とスタッフの会議ショットが挿入)。
 ご存知する方も多いかもしれませんですが、ここの川原さんが言ってた乃村工藝社が担当したガンダム絡みの造形というのは、その一つは上井草のガンダム銅像です。また、「GUNDAM 来たるべき未来のために」の1/1コア・ファイターも乃村工藝社が担当されたものです。興味ある人は、以下の二つのリンクもご参考ください。

ガンダムモニュメント完成1周年記念富野由悠季監督講演会告知&『Vinci』富野監督インタビュー
乃村工藝社 | NOMURA
(しかし、コア・ファイターはともかく、なんでサイトにガンダム銅像の仕事を掲載してくれなかったんでしょうか…あれは正直1/1ガンダムより意味あるものだと思いますけど)



Vol.2 「内部フレーム」

●オープニング以外登場なし・言及なし


Vol.3 「大地に立つ条件Ⅰ」

●Q デザインはどのようにして決めたのか?
堀口「(前略)元々、ご存知の通り、ガンダムはアニメの画(え)ですので、アニメの設定というのは非常にイメージの画ですから、じゃあ設計図になり得るかというと設計図がない。『私のガンダム』という事ではなくて、最大公約数的なものをある程度、指針として立てて、それにはいろんな分析をした上で、画では分かりきらないので、早々に、川原さんを含めて乃村工芸社さんのほうで立体化を進めて頂いて、その立体でまた検証してゆくという流れの中で、デザインを決めていったという感じですかね」

●上の話を受けて、富野監督もその模型をもとにしたデザイン・ミーティングを何度も参加したという(ここらへん乃村工藝社のスタッフと富野監督の会議中のショットが挿入)

●予告に「富野監督がタイのFRP工場を視察」という文字がデカデカと書かれてる。
「俺はこんな円を出せなんて仕事嫌だ(笑)」
「今後この作り方はあり得ないって事だよ」
「改めてその皮(がわ)(装甲)を作るだけの意味がわかってくるわ」
 ここらへんから富野熱が一気にアップ。


Vol.4 「ガンダムの装甲Ⅰ」

●川原氏の装甲解説のなか、富野監督がタイで木工原型製作とFRP製作に見学するショットが挿入。

●2009年3月13日おなじみの黒いキャップに黒いシャツでタイのスワンナプーム空港に到着する富野監督。カメラを首に下げてる。
 カメラに関してまったくの門外漢ですが、1/1ガンダムできたあと視察するため、たびたびお台場まで足を運んでいた御大の首の下には、何度もこのカメラが目撃されたそうです。

●字幕に「FRP工場を視察するためにタイに降り立った富野監督」「はじめて訪れることもあり、車窓から広がる景色に釘付けのよう」
 富野監督が行ったことある国に関しては、この記事「富野が行ったことある国(随時更新)」を参考してください。

●工場で視察する富野監督。職人たちの仕事っぶりを観察するとか、川原さんの説明を聞くとか、作業風景をカメラで撮ってるとか、大忙しい。

●難なく円のパーツを作る職人たちを見て、感服の一言を思わず言い出す。「俺はこんな円を出せなんて仕事嫌だ(笑)」
 そういやこの前の富野監督HJインタビューも模型についての話が出てきましたが、あの時は卵型ですね。まあ、小・中学校ときの工作は一番難しいのは円ですよね。

●視察の後、富野監督が言い出す。「改めてその皮(がわ)(装甲)を作るだけの意味がわかってくるわ」
 もっとも、視察というより見学ですけどね。それでも色々なことを知るようになる富野監督はさすがですが。

●原型工場をあとにしてFRP成形工場に移動する一行。話のブレスレット?のプレゼントを受け取る富野監督。字幕に「工場に到着した富野監督は休む間もなく(ガンダムの)頭部へと歩み寄る」。

●興味津々にコンコンと試しにFRPのパーツを叩く富野監督。字幕に「FRPをみた富野監督から出た言葉は意外なものだった」。
富野「やっぱり18mのものを地面に立てるのが間違いなんだよ。根本的に。」
川原「重さの問題?」
富野「重さだけ(の問題)じゃなくて、乗り物として考えなくちゃいけないのを結局、建築物として考えている訳でしょ(川原氏頷く)。だからやっぱり今後この作り方はあり得ないって事だよ。乗り物を作らなくちゃいけない」
 あくまで「乗り物」として拘ってるのは、エクザイルのMAKIDAIとの対談でも15ミニッツの出演でも語った話で、このへんはまた別の記事で紹介したい。

●富野「ガンダムの頭の大きさ、やっぱり概念以上に大きいという事が分ってくると、やっぱりスケールダウンしなくちゃいけないな」
 ここだけ読めば否定ばかりに聞こえますが、まさにこの駄目だしがあったからこそ、現在お台場に立ってるガンダムができたわけです。だから「否定」を「批判」としか捉えていては困ります。
 それに、実際の完成品はすでにご存知の通り、富野監督ご自身の想像以上のものになってたということはもう、いうまでもないだろう。


●「2階にはFRPを成形するための雌型が多数置かれていた」。
富野「(雌型の数は)点数的に幾つぐらいあるんだろう」
川原「型の数は、ざっと200以上あります」

●二階で工場を俯瞰する富野監督と川原氏。
富野「モビルスーツの再現っていう所、やっぱり、考え方は間違っていなかったから、乗り物としての、つまり筐体作りって事をさせたいし、そうなってくると可動域の問題やら何かが、もっと楽に、もうちょっと自由度がもって作れるだろう」

●視察の末、富野監督がこんなことを言い出す。
富野「うーーーん……僕はわかりました。いろんな事が、もう」
 どういうこと?

●予告の装甲篇Ⅱでは、今度はサングラスをかける富野監督が登場。


Vol.5 「ガンダムの装甲Ⅱ」

●2009年4月15日、船便でタイから日本に戻ったガンダム装甲は塗装のため、コンテナごとに株式会社中村塗装店千葉工場に運ばれた。「そして富野監督も塗装の現場を視察するため、千葉へ足を運んでいた」。今度は黒いキャップ+黒いサングラス+黒いジャケット+青いジーンズ。

●塗装の説明を聴きながら、富野監督は工場のあちこちで作業風景を見学して、満足な笑顔を浮かぶ。

●予告には「難航する色味チェック」に対して、熟考する富野監督。
「だからって全部をピカピカにする必要もないし」


Vol.6 「ガンダムの色」

●立像製作ディレクター川原正毅:
「色はなかなか悩ましい所で、ガンダムの基本の色が青・赤・黄色おトリコロール的カラーと白という事で、一つ間違うと難しい配色だと思います」。

●上の話を受けて、カラーサンプル段階での検証はタイの工場で何度も繰り返されたという。富野監督も一緒に参加。
??「白はこれ一色しかないの?」
川原「今日は一色しか無いですね。これはもう少し白みの強いものがあった方がいいかなと」
富野「(眉を顰めながら)少なくアイボリーに偏るのは、姿や形からいって間違いだと思う」

富野「だからブルーというと問題なんだけど、ブルーじゃないんだよね」

川原「黄色の代わりに若干少し落とした色にして…」
富野「それはいいのよ」
川原「あれくらいのバランスにしたいと思っています」

富野「ブルーも、あの赤いブルー。全部あれを塗れっていう事ではなく、まさにツートンで色分けして……」

富野「ただ地味にしすぎかな…だからって全部をピカピカにする必要もないし」
(ここらへんは実際の動画を見るのをオススメです)

●上の色々なやりとりをたって、川原氏が最終的決めたのは:
「今回は、白も単純な白にならないように、白からグレー系で三色ほど使っています。各パーツの中で、白・グレー系でグラデーションを持たせる様に、何色か塗り分ける事で広い白い面積が単純にならない様に工夫して配色をしています。
 青と赤の部分に関しては、ベタで単純な色味にならないように、若干メタリック系の色も混ぜる事で質感を上げるよう工夫しています。
 色のサンプルも何回も作り直して、サンライズさんとやりとりしながら進めています」

●で、日本に帰ったあとでも、一度タイで検証した色のチェックが再び行われる。富野監督ももちろん参加。「白だけでも数種類の色を用意した」「(1/1ガンダム完成想像CGの写真を睨んで)考え込む富野監督、地面に座り込んでしまった」。
富野「明るいと思うんだよな」

富野「あの小さい方(青みが強い方)。」
川原氏、青みがかかってる白い板を富野監督の前に持ちてきた。
富野「光っても見えてるし、こっちの方が良い」
川原「(頷く)そうですね」
富野「(やはり熟考)色として乗っている赤なので、ブルーが負けているような気がする」
スタッフ「(あるブルーの板を持ち出して)この色に合わせるんですか?」
富野「赤はいい、ブルーもそれで」
(ここらへんもやはり実際の動画を見るのをオススメです)

●「最終の色が決まるまで約3ヶ月を要した」「完成した数種類の白をこのように(注:動画参照)塗り分けていく」「組み上げた状態を見ると、その塗り分け効果がよくわかる」「また一部のパーツにはクリアを多重に塗り、艶を増した」
 ここらへんの同じ色を違うトーンで塗りわけってのはものすごくいいアイデアだと思います。というのも、実際1/60(つまりPG)以上のサイズのガンプラを見たことある人ならばご存知かもしれませんけど、あの単純一色の白は単調ですし、ひどく粗相に見えます。なので今回は1/1でありながらしっかりと色としての存在感があるのは、本当に素晴らしいと思いますね。

●予告の「細かい霧の正体は?」の後に、富野監督が吼えた。
「やれ!(笑)」




 ふう~~~、予想より多かった。というわけで、その1はここまでです。Vol.7~12は↓のその2で。

後編
1/1ガンダムメイキング総回顧 その2

富野由悠季と本広克行の「ガンダム・ザ・ライド」対談

2009/07/21 23:40|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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 昨日の予告とおり、本広克行監督と富野御大将のミニ対談を文字起しします。とはいっても、富士急ハイランドの「ガンダム・ザ・ライド」体験後の話ですから、実際に体験したことないなら、実際全部を分かるのはちょっと難しいかもしれませんね。体感の話ですから。
 でも、実際考えてみれば、「ガンダム・ザ・ライド」はエンターテインメントであり、ゲームでもあるから、よく読めばわかると思いますが、この対談もまさにエンターテインメント論とゲーム論という二つを軸に展開されるものだと伺えます。


「ガンダム」大捜査線!!
踊る!本広克行監督


緊急対談開始! 富野監督VS本広監督

 特別監修としてライドの制作に携わった富野監督が目の前に。これは話を聴いてみなければ、と調査に乗り出す本広監督だった。

富野 乗ってみてどうでしたか?

本広 熱くなりました(笑)。こんなにリアルなCGグラフィックや、すばらしい音響効果が体験できるなんて。しかもオリジナルの音源もみごとに再現してますよね。TVで見てた音がそのまま入ってる。

富野 やっぱりライドに乗ったりするときには大事な要素ですかね。

本広 同じ物を使っているのがうれしいんですよ。しかもちゃんとジオングの動きがほかのMSより速い(笑)。

富野 でもアニメのスピード感って実写のスピード感よりずっと速いんですよね。だから制作段階のものそのままだと、早すぎて見えにくかったんです。そこで実際に使うぶんは、2割方減速したんですよ。でも、そうしたら今度は時間が延びて。ライドって乗る時間が長いと酔っちゃう人が出るんですよ。そういう意味で一般の人が見るならば、スピード感とか見る要素を減らしたほうがいいんじゃないかとなりましてね。

本広 でもライドで助けられてというのはわかりますよ。知っていたほうがわかりやすいかもしれませんが。

富野 もちろんそうなんだけど、乗るために最低限必要な情報しか入ってない場合、前情報がない人にはわかりにくいんです。助けられたときにもきちんと「助けたぞ」とセリフがない。そこが演技論だと思うの。

本広 ほぉ~。あれでも十分楽しんでしまったんですが(笑)。

富野 あなたも演出家なんだから、そういうのちゃんと言いなさい(笑)。

本広 だって楽しめましたよ(笑)。脱出時のキャラのセリフなんかも。

富野 あそこはね、あと7~8秒は欲しかった。最初はインディ・ジョーンズみたいなのをつくってくれって言われて。いままでのライド系の映像ってみんなそうだった。だから今回は最初から、そういうのとはまったく違うものを試みたの。ガンダム世界での宇宙を感じるためには、ア・バオア・クーしか場所がなかったし。それに今回のガンダムには物語が用意されているわけでしょう。

本広 人間ドラマとしてですか。

富野 そう、人ざまが見えてる。頭部のないガンダムが見えたとき、ライドに乗ってても「あのパイロットはどうなったの?」って見た人は考えるよ。最後にガンダムが射撃したときに、アムロがライドに向かってアップで「みなさんごいっしょに脱出しましょう!」ってやるとか。

本広 それはギャグでしょう(笑)。

富野 いや、演出上の問題としてね。こういうのを思いつくのって、今日やらせてもらったからかな。体感で認識できる映像とお芝居っていうのがづおいうことなのかって考える。モニターで見るのはTVの延長線上にしか過ぎないんだって。自分でも驚いてるの。結局はアトラクションだからって舐めてたとこがあってね。だけどいまこうやって話してるうちに……やっぱりすごいわ(笑)。

本広 アトラクションの目的って、お客さんを楽しませる究極のエンターテインメントじゃないですか。そこに乗ったあとも楽しめるっていうのは、それはひとつのドラマを体験したってことなんでしょうね。

富野 つくるほうも下手な2時間の映画を撮るよりはこっちがいいよと。こういうのを経験したうえで、もっとイイモノが撮れるようになったらいいよねってことがわかってきた。

本広 いつかこっちが主流になるときが来ると思うんですよね。アトラクションって短い時間で、笑いとか感動とか提供できるんですもん。

富野 でも一番悔しかったのがね、地球が一度も映らなかったでしょ。地球入れるの忘れたよって(笑)。

本広 言われれば(笑)。富野さんだから気がつくことなんでしょう。

富野 つくり終わったからって安心せずに、次に向かってかなきゃね。


時代の先を読むため体験しておかねば!

 映像で表現できるもの。それを追求し走り続けてきた富野監督。今回のライドで表現する映像もまた、その表現方法を開拓するための通過点にしか過ぎないのだろう。すでに次回作へと盛り込める要素を検討中のようすだ。
 そしてまた今回のアトラクション調査を行った本広監督も、楽しみとともに大きな収穫を得たようだ。人間がもつすべての感覚に訴え、その映像がもつ空気感のようなものを感じさせること。そして次の世代への映像表現の模索、これがこのライドがもつ意味だったのだ。
 最先端のCG技術と、アナログのライド感覚の組み合わせ。次世代を先取りするためにも、これは体験しておかなければなるまい。夏休みのお楽しみはこれで決まりだ!
 そして最後に、こんな会話が交わされたことを明記しておこう。今後もアトラクション情報から、目が離せなくなりそうだ。

本広 いまの子たちね、「イデオン」みたいな精神論好きみたいですよ。

富野 だからもうガンダムは任せていいと思うのね。こんどはまさかってときにイデオン出したり(笑)。

本広 絶対やってほしいです!

富野 そのときは、ぜひあなたに監督をやってほしいな。

本広 ええ、いいですよ(笑)。




















「GUNDAMU THE RIDE」プロデューサー・堀口滋より
地球あります(苦笑)。みなさん、見つけてください。

 1Pのインタビューですが、意外と読みごたえありますね。以下は自分の感想。

1.「もっと分かりやすくしてくれ」という富野の要望を読んで、一番真っ先に浮かぶのは、やはりララァのパンツですね(注:某ゲームに対するインタビュー)。

2.一般的監修というのは実際ただの名誉職ですが、この対談を読む限り、どうやら富野がめちゃめちゃ参与していたみたいですが…実際のところはどうでしょう。よく分かりません。

3.ディテール話はずいぶん出てきますから、体験したことないならそりゃ分からないよな、と偉そうに言ってみます。かくいう私も未体験ですが。

4.そういえば最近本広監督はまたなにやら陰でコソコソ御禿と接触しているらしいですから、今度はマジ頼みますよ。誰もか想像した以上のビッグサプライズならベストですが、最低限でも「踊る大捜査線3」のカメオ出演でないと許しませんよ(笑)。今度は長時間出演のセリフ付きキャラで(笑)。




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月刊ニュータイプ2000年9月号富野由悠季関連記事

月刊ニュータイプ2000年9月号富野由悠季関連記事

2009/07/21 00:16|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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 締め切りが明日だというのに、なんで俺ブログを更新するだろう…。と、弱音はともかく、二日も更新してないから、更新せずにいられないな。これもネット中毒の一種だろうな。


 と、本題に戻ります。
 この時期はちょうど『∀ガンダム』が終わった時期なので、以前のように毎期『∀ガンダム』の記事ばかりというわけもいかず、富野ファンにとってちょっとさびしい時期といえます。でも、この号でも見られるように、やはり富野監督に関する記事がニュータイプにして多かったんですので、ニュータイプの本格的トミノ卒業は種ガンダムまでまたなければなりません。
 まあ、それ以前、以前紹介した『∀』記事から察しの通り、アニメージュの富野監督に関する良質な記事が増えてましたからあまり気にしませんけど、大体『キンゲ』の頃には、富野監督の雑誌でのメイン活動はすっかり『ガンダムエース』と『アニメージュ』(それぞれ「教えてください。富野です」と「富野に訊け!」を連載)に移動しちゃって、今となって『ニュータイプ』はすでにただのおまけとしか考えていませんけどな。

教えてください。富野です教えてください。富野です
(2005/05/23)
富野 由悠季

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富野に訊け!富野に訊け!
(2005/06/16)
富野 由悠季

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 それはともかく、以下はまたその良き時代にいたニュータイプを紹介します。


1.『大捜査線』、『少林少女』(笑)の本広克行監督の「GUNDAM THE RIDE A BAOA QU」体験レポートおよび富野由悠季監督との対談。そのほか、富野監督と「GUNDAM THE RIDE」のEDを歌うガクトとのツーショットもあります。
 対談は今日時間ありませんので、明日また改めて記事にしますが、富野監督の「GUNDAM THE RIDE」で「特別監修」というタイトルを恥らぬことに、ちょうど今の1/1ガンダム像のように、やはりガンガン改良点を出しまくった。大人気ないと人はいうかもしれませんけど、それこそ監修がやることだと私が思います。

7/21追記
富野由悠季と本広克行の「ガンダム・ザ・ライド」対談


2.ニュータイプ15周年記念の一環として、「アニメ雑誌の15年と未来」を名づけて、富野由悠季、井上伸一郎、渡辺隆史の三人が開いたトークショーの紹介。内容は今後(注:2000年当時)のさまざまな表現方式によるアニメとアニメ誌の未来と可能性についての話だとそうですが、このイベントの存在自体はこの記事を読むまでまったく知りませんので、ここ数日ネットで探したいと思います。また、もしご存知する方いらしてるのなら、どうか教えてください。
 この時事は1ページの1/4も満たないため、ほとんど全貌が分からないものの、こんな一文が載っています。

「新しい才能をアニメにいかしてほしい」と富野監督(中央)。近々サイトをアップする予定。「みんなと直接アクセスしていきたい。いっしょに仕事ができる人と出会えたらうれしいね」


 ほほう、興味深いことですね。『∀の癒し』などを読む限り、ネットにやや否定的な態度をとってる富野監督ですが、直接ネットの不特定大衆に接触したいと言ったのは、自分の記憶のなかでもこれがはじめてのような気がします。こういうオープンマインドを持ってるから、『キングゲイナー』のゲイナーくん(あとシンシアも)みたいなキャラを描いたのですね(と、いうのはただの方便で、実際『アベニールでさがして』では、すで主人公とネットの触れ込みを描写し節がありました)。これについて、また色々書きたいと思います。

 それにしても、結局サイトのことは自然消滅したのですね。もったいない。誰かいいサイトをデザインして、富野監督に売り込めよ!ああ悲しい。もう過ぎたことだからブツブツ言ってもしょうがないけど、こうやって周りの人の不甲斐なさのせいで富野監督の可能性をだんだん逃されたのを見て、本当すごく悲しい気持ちになる。富野監督の周りには青眼視できる人いないのか。


3.ニュータイプ15周年記念チャリティーオークション。「富野由悠季やカトキハジメのお宝グッズの競りなどが行われ、熱いかけひきが繰り広げられた」という一文。まあ、台本やシナリオやコンテならともかく、グッズは大した興味を持ってないな。というかもう9年前のことだし、なに真剣に言ってんだろう俺。

▽続きを読む▽

富野由悠季・高畑勲ら、第62回ロカルノ国際映画祭「マンガインパクト」に参加

2009/07/18 03:04|富野情報TRACKBACK:0COMMENT:8
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 富野由悠季・高畑勲などを始め、日本を代表するアニメ監督たちは、今年のロカルノ国際映画祭に行くことになるようです。


asahi.com|ロカルノ映画祭で日本アニメ回顧 ガンダムなど100本

 来月5日に南スイスで始まる第62回ロカルノ国際映画祭が、「マンガインパクト」と銘打って、日本のアニメ史を振り返る大型の回顧特集を組む。同映画祭が16日発表した。海外で日本のアニメや漫画を扱うイベントは増えているが、主要映画祭の特集としては過去最大規模になる。(中略)テレビアニメや海外作品なども含め、日本のアニメ文化の奥行きと広がりを検証する狙い。監督らを招いたシンポジウムや展覧会も開き、展覧会はイタリアにも巡回する。(中略)8千人を収容する名物の野外上映でも、高畑勲監督の「平成狸合戦 ぽんぽこ」や富野由悠季監督らの「機動戦士ガンダム」など5本が上映される。



swissinfo.ch|第62回ロカルノ国際映画祭 日本アニメの嵐

「日本のまんがやアニメのファンは、ロカルノ映画祭に何をおいても駆けつけて来るだろう」と、映画の選択・企画を担当する芸術ディレクターのフレデリック・メール氏は語った。(中略)「1970年代にヨーロッパに入ってきた日本のまんがは、暴力的側面が目立ちかなり批判を受けた。しかし、今や観客は宮崎駿監督のアニメの登場などで違う側面と質の高さを理解し、日本アニメの全体像を知りたがっている」とメール氏は、特別企画「マンガインパクト 」開催の背景をこう語る。(中略)「マンガインパクト」では、約80本の日本のアニメ作品が上映され、展覧会では、展示と同時にテレビのアニメも紹介される。また、「平成狸合戦 ぽんぽこ」の高畑勲監督や「機動戦士ガンダム」の富野由悠季 ( とみの よしゆき ) 監督らが招待され、公演や対談を行う



CINEMA TOPICS ONLINE|8月5日より開催の第62回ロカルノ国際映画祭、ラインナップ発表

現地時間7月16日、ミラノ(イタリア)のスイス・センターにて第62回ロカルノ国際映画祭の会見が行われました。会見には、映画祭総裁のマルコ・ソラリらが出席。今年のラインナップが発表されました。
(中略)
■ “今日の作家” コンペティション部門
日本からは、押井守原案・脚本を西久保瑞穂監督が映画化したアニメーション『宮本武蔵/双剣に馳せる夢』と、イメージフォーラム・フェスティバル2009の大賞作品である『ニコトコ島』(監督:大力拓哉・三浦崇志)が選ばれています。
『白蛇伝』(58)から『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(08)まで約30作の長編アニメと『鉄腕アトム』にはじまる約20作の人気テレビアニメ、さらに手塚治虫、川本喜八郎らをフォーカスした短編アニメを上映<レトロスペクティヴ>と、高畑勲、富野由悠季、板野一郎、山賀博之、石井克人らを招く<交流-ワークショップ>、さらに<エキジビション><出版>の多岐に渡ってManga=日本のアニメーションを特集します。



CINEMA TOPICS ONLINE|第62回ロカルノ国際映画祭>追加ラインナップ

<ピアッツァ・グランデ>
『REDLINE』(石井克人原作、小池健監督作)*ワールドプレミア
『平成狸合戦ぽんぽこ』(高畑勲監督)

Manga Night~
『機動戦士ガンダム』(富野由悠季監督)
『つみきのいえ』(加藤久仁生監督)、
『First Squad:The Moment Of Truth』(芦野芳晴監督)

 以上は日本のニュースサイトでのコピペでした。ニュースサイトによって情報は微妙に喰い違いがありますが、簡単にまとめると、
①『機動戦士ガンダム』はあの有名な野外広場上映「ピアッツァ・グランデ」で放映されるのと、
②富野監督が「マンガインパクト」で公演か対談をすることですね。
 なるほどなるほど、そういうことか。まあ主役じゃないということで、素直に富野監督の講演を期待してみようか。いつぞやシャア専用ニュースさんの仰るとおり、御禿さまは外人に向かうとついついぺらぺら喋るクセがありますしね。




 しかし、単なる日本サイトのニュースを読むだけでは、やはり物足りない。というわけで、この企画の公式サイトも見よう。

MangaImpact|THE WORLD OF JAPANESE ANIMATION

Program
The Manga Impact program is now in work in progress. Soon on these pages the schedule with projections hours and places!

 なるほど、サイト自体はまた構築中らしいのですが、「PROGRAM」の「DETAILS」をよく見れば、こんな一文が見かけます:

Manga Impact has been designed to take fans on an exciting journey through the history, genres and styles of this kind of filmmaking, from specialized niche to mass market, including both early graphic forerunners and the contemporary independent scene.
(中略)As a result, you will have a chance to see on the big screen both anime classics, such as Akira and Ghost in the Shell, and virtually unknown works like Ideon, as well as major premieres.

 い、イデオン!? テンションあがってきた。こりゃ期待しないといけないよな。主催単位グッジョブすぎる。
 まあ、というわけで、新しい情報入る次第、また報告します。


(↓7月18日追記:ラインナップは以下のものとなってます↓)

▽続きを読む▽

今日はおやすみ

2009/07/17 23:10|日常話TRACKBACK:0COMMENT:2
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 今日一日だけでも

7月17日 東京ウォーカー 21年8/30号増刊お台場ウォーカー インタビュー(ザテレビジョンのとほぼ同じという情報あり)
7月17日 朝日夕刊(名古屋限定?) インタビュー
7月17日 FM J-WAVE JAM THE WORLD 15MINUTES ゲスト出演

と、情報一杯が入ってましたので、今日のブログは勝手ながら一日休ませてもらいます。というか、最近情報あまりにも多すぎて、正直追いつけない気もしますし、何より雑誌以外日本限定なもの(パンフレットとか)も多いので……ああ、困る困る。

 それにしても、従弟ところが、従妹まで押し込んで、ブログのネタを考える時間はもちろん、日常生活まで支障が出来つつある……嫌だとか面倒だとかは言わないが、毎日朝っぱらから子守りってのも大変だよ。

ニュータイプ1998年1月号『ブレンパワード』富野由悠季監督コメント

2009/07/17 02:21|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:4
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 昨日はああいうことを書きましたので、今日はそのニュータイプについて文字起ししましょう。

ブレンパワード
●TVアニメ化企画進行中

富野由悠季>
ロボットものではない新たなるジャンルへ

 富野由悠季監督にとって、「機動戦士Vガンダム」以来、4年ぶりのTV新作となる「ブレンパワード」。

 終末的状況ともいえる地球を舞台に、2つの勢力が戦う中で生きる男のコの物語。キ-ワードとなるのはオーガニックプレートと呼ばれる物体から生まれた、2種類のオーガニックマシン――ブレンパワードとグランチャー。その人型マシンに主人公が乗って戦うと聞けば、誰しも監督の十八番であるロボットものを期待するに違いない。しかし、監督はあえて否定する。

僕はいままでのロボットものを、この作品をはじめるにあたり、すべて”メタルロボット”と言うようになったんです。たとえば『重戦機エルガイム』ではヘビーメタル、『聖戦士ダンバインではオーラバトラー』と呼んで、それまでの『ガンダム』などのロボットものとは違うんだ、と言ってきました。しかし、方法論的に言うとすべて同じメタルロボットなんです。でも『ブレンパワード』は有機的な存在で、設定的なものだけでなく、その動きは、いわゆるロボットが動くシルエットとは異なっています

 ブレンパワードがメカではないというこだわりは、それをデザインした永野護のクレジットがメカデザインではなく、メーンデザインとなっている点でも明確。メカではなくキャラの一部として考えているのだ。

人と巨大ロボットの関係を、共生する、つまりともに生きる形の物語にしたい、重くない物語にしたい、そう思っています」

 さらに、今回、特定のユーザー層は意識していないと語る。

スポンサーもいなければ、実は年齢層も意識していない。だけれど日本のアニメーションが養った観客、小学校の中学年から僕の年まで、おもしろいなと思って見られたらいい、そういうものをつくりたいんです

 スタッフは若い人間が中心だが、監督自身、現時点では、ひとりで3話までの絵コンテも担当している。

僕自身『エルガイム』以後の15年間、新作をやっていません。どうも新しいものをつくつ能力がなかったらしいんです。そこで自己啓発も含めて3本のコンテを切ったんです。
 あと、今回はフィルムの印象が優しくなっていると思います


 気持ちのよい作品をめざす。と語ったあと、こう付き加えてくれた。

久しぶりに期待してくださいって言えるなァ

 期待しようではないか。

 どう? 短いでしょう? あ、でも100字を越えてましたね。私がうかつでした。謝ります。




 それでも、この記事は短いながらも、『プレ・ブレンパワード』という段階にいた珍しい話なので、実はわりと貴重な資料かもしれません。以下、箇所書きで示します。

①『ダンバイン』と『エルガイム』(もしかしたら『ザブングル』も)を「メタルロボット」とし、はっきり「ガンダム」と違う分類にした。「メタルロボット」という呼称は今やきれいさっぱり消えてしまいましたが、一つはっきりしてるのは、82~84年で展開した「異世界三部作」は、ガンダムと違うものと、富野監督本人が認めた(まあ、当然でいえば当然ですが)。


②それでいて、はっきりと「『ダンバイン』と『エルガイム』は同じ方法論で展開したもの」と言った。ここでは『ザブングル』を挙げていなかったが、基本的『ザブングル』、『ダンバイン』と『エルガイム』は、ルックスこそ異なるものの、実は同じ方法論で作り上げた同父異母的作品である

 また、富野由悠季作品系譜Ver.0.1で示した⑨にあたるものなので、興味がある方はリンク先のリストを参照してください。


③「いわゆるロボットが動くシルエットとは異なっています」という話は、まさにその方法論の差異の片鱗を見せた象徴的な発言である。今までロボットが動くシルエットと異なることは、つまり「違う動き方をします」を宣言するようなものに等しい。

 もっとも、富野を含めてスタッフたちが、最初はどう違う動き方を演出するのに戸惑っているようで、はじめの数話では、ついにガンダム的な演出をして、6、7話あたりからだんだんブレンパワードの象徴的な「動かなくてもいい」動きに落ち着いたようです。このへんの話は、以下の3つの記事を参考してください。3つに分けてしまったが、すべて同じ日に収録した1つの座談会です。

ニュータイプ98年10月号『ブレンパワード』記事
ブレンパワードフィルムブック3座談会文字起し
ブレンパワードフィルムブック4座談会文字起し


④逆に言えば、ロボットアニメを散々やってきました富野監督ですから、永野護のブレンパワードの動き辛さが分からないはずがないのに、そのデザインを使った。なぜかというと、永野護のデザインが潜んでいる有機的なフィーリングがほしい以外は無い。

 だから、最初の試行錯誤の数話を除外すると、複雑なデザインだからあまり動かさない(あるいは動かせない)のではなく、その動き方を想定してたから動かさないという言い方こそ正しいかもしれません。


⑤「ともに生きる形の物語にしたい、重くない物語にしたい」というのは明確にエヴァゲリオンに対するカウンターだと思われ、のち富野本人が直接決めた「頼まれなくたって生きてやる!」というキャッチフレーズにも通じるもの。


いつも誰でも見られるような作品を作るのに心かける富野監督ですが、どうやら『ブレンパワード』ではさらに観客の年齢層を意識していないらしい。逆にいうと、全年齢の観客を設定してるともいえるわけだが、WOWOWという視聴者が極度限られている媒体での放送なので、結果的は見てた人は一部に留まったが、少なく当時はジブリの若手スタッフたちをも魅了したから、感性面ではプロたちにもちゃんと伝えた魅力があるのは確かです。


⑦3本のコンテを切るのと自己啓発は一見あまり関係ない話だが、実はごもっともな話である。

 ここでも書いたが、『ザブングル』と『Vガンダム』の間のコンテはあまり富野の名がクレジットされていませんけど、それが決して富野がまったくノータッチではなく、むしろほぼ全面的修正というポジションに付いたからです。これは若手育成の一環で、事実この時期の修業を積んだ若手たちのなか、今でも監督なり演出家なりとして活躍している人が多い。

 しかし、多くが修正ということは、つまり自分がゼロから手がけるコンテが少ないということです。一つのコンテを半分以上修正しても、いや、極端な話、全修しても、全体の絵運びはやはりその一番最初のコンテに示されているから、実をいうと腕を磨くのに、どうしても最初からきる必要があります。富野監督もおそらくそれを感じたから、自ら3話のコンテをきったのであろう。


⑧しかし、「『エルガイム』以後の15年間、新作をやっていません」って、やはり富野監督のなかでも、『ガーゼィの翼』は黒歴史ですかそうですか…。ブレンパワードの前の年で終わったばかりの作品なのに…。


自分用ニュータイプ整理

2009/07/15 23:06|未分類TRACKBACK:0COMMENT:0
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 自分が今持っているニュータイプの一覧です。すべて富野関連で収集したものです。今のところ以下の50期があります。

1990年5月
1990年8月
1990年9月
1990年10月
1990年11月
1990年12月
1991年1月
1991年2月
1991年3月
1991年4月
1991年5月
1991年6月
1991年7月
1991年8月
1991年9月
1991年10月
1991年11月
1991年12月
1992年5月
1992年6月
1992年7月
1992年8月
1992年9月
1992年10月
1992年11月
1993年4月
1994年3月
1998年1月
1998年6月
1999年1月
1999年9月
1999年10月
2000年6月
2000年9月
2001年1月
2001年3月
2002年7月
2002年8月
2002年9月
2002年10月
2002年11月
2002年12月
2003年1月
2003年2月
2005年4月
2005年7月
2005年11月
2005年12月
2007年4月
2009年5月
(内容紹介はこれから追加する予定です。ちなみに、2003年9月号までの既刊の内容はゆうゆうじてきでご覧になれます。もしリクエストがありましたらその号を紹介します。)

 前も言いましたが、このニュータイプが一番困ってるところはスタッフ無視という空気です。アニメージュならスタッフのコメントやインタビューがあればきっとそのスタッフや声優の名前を出しますが、ニュータイプはビッグネーム以外、一切こういうのを無視する癖があります。それが昔はそうでしたが、今でもまったく変わらない、とても購入者を困らせるところです。以下は例を挙げます


①1998年1月号。記事のタイトルは↓ですが

戦略起動!
◆ブレンパワード◆万能文化猫娘◆ガサラキ
◆サイレントメビウス◆カウボーイビバップ◆ロードス島戦記
◆時空転抄ナスカ◆XIII◆星方武侠アウトロースター


TV化、劇場公開など、'98年期待の企画勢ぞろい! 富野由悠季をはじめクリエーターが決意を語る!!

実際のコメント内容は1/3ページも満たない100字くらいの摘録だけ。これがひどい。1作品は2ページですからあまり多くのページを割れることができませんけど、それでもひどい。


②1998年10月号の記事は↓

再生の神秘
ブレンパワード
ついにベールを脱いだ、新種ブレンパワードと最強のグランチャー"バロンズゥ"登場!!

と、一見普通の紹介記事ですが、実際には2ページもわたるスタッフ座談会が載ってあります。普通に出せば売りになれたにも関わらず、書いてなかった。これもへん。
 あ、ちなみに、内容は以下の記事です。

ニュータイプ98年10月号『ブレンパワード』記事


③2000年9月号と2001年3月号。前者は2ページもわたる本広克行監督によるアトラクション体験記事と富野監督の対談があるのに、記事のタイトルには何も書いてなかった。対して、後者は「富野由悠季監督が韓国で講演したもようをレポートするぞ!」と書きながら、1ページしかいませんという矛盾。これは本当に変だと思いませんか。
 

 それから、だいたい∀が終わった以後の話だと思いますが、∀までは頻繁に富野記事を取り組んだニュータイプが、∀以後はすっかり富野離れが進んで、ここ数年はほとんど取り上げることがなくなってきます。それとは逆に、アニメージュが富野に訊け!を連載開始など、今やすっかりニュータイプと立場が逆転という妙な現象。これはなんででしょう、不思議ですよね。


ガンダム宇宙世紀大全最終報 その2

2009/07/14 16:55|富野情報TRACKBACK:0COMMENT:2
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前記事
ガンダム宇宙世紀大全最終報 その1

 前の記事に引き続き、ついに全貌を表したNHKのガンダム宇宙世紀大全の出演者と番組の内容を分析してみます。というか、以下は偏見と独断で語りますので、見苦しいところがあってもご容赦ください。




NHK――ガンダム宇宙世紀大全

第一夜 U.C.0079
7月27日(月)
午後 9:00~ ガンダムワールドへようこそ
  出演:土田晃之 喜屋武ちあき 博多華丸・大吉  ダブルダッチ 乾曜子 京本有加
  原田まりる 井上伸一郎 古谷徹 池田秀一 潘恵子

 うわあ、なんか出だしから一杯いるもんな。たったの10分で一気に出演者を詰め込んだのは、一人一人がものすごく薄いってことね。まあただのオープニングだから仕方ないか。
 土田晃之、喜屋武ちあき、博多華丸・大吉、ダブルダッチ、乾曜子、京本有加、原田まりるなど、ごく一部を除いて、全部いわゆるオタク芸能人ってやつか。本当にどうでもいいな。まあ芸能人だから期待もしないが。
 古谷徹池田秀一潘恵子はおなじみのファースト三人組だから出てきてもおかしくないが、それにしても井上伸一郎氏がまた出るのね。これが一番嬉しいな。あの人かつて富野監督にもガンダムにも限りなく距離近かったし(いや、どっちかいうと今もか)、何より話面白いし。というか角川さん、『教えてください。富野です』第2巻と第3巻またなのー?

 あ、ちなみに、博多華丸・大吉さんのブログによりますと、この番組の収録は7/10だそうです。


宇宙世紀の歴史が動いた
  出演:氷川竜介 内藤啓史アナウンサー

 2分×10のこの大任を担ぐことになったのは、アニメ誌やアニメ夜話などでおなじみの氷川竜介氏と、東京局のチーフアナウンサーの内藤啓史氏の両名である。
 ……って、また氷川氏か。ガンダム評論(?)の第一人者(?)であることになってるらしいが、テレビのアピール度でいえば、それこそ岡田氏を呼ぶほうがいいなのでは?今の岡田じゃインテリっぽいだし。
 それはそうと、ナレーションをいかにもガンダムらしい永井一郎ではなく、NHKのなかでもベテランの内藤氏を使うのは大正解だと思う。今ガンダムが必要なのは「フィクションとしての現実にいるガンダム」ではなく、「現実にいるガンダム」だからな。


午後 10:00ごろ~ ドキュメント・アニメ新世紀宣言

 30分もあるのに、未だ出演者などが分からないのは、まさか本当に歴史ドキュメントで作るつもりなんだろうか。もし本当にそうなると、それこそディレクターの品と腕にかかるので、素直にちょっとした挑戦的な目で見てもいいですよね?


第二夜 U.C.0079-0087
7月28日(月)
午後 9:55ごろ~ ガンダム小説のディープな世界
出演:土田晃之 喜屋武ちあき 大河内一楼 藤津亮太 古谷徹 池田秀一 潘恵子

 ああー? わずか十五分って、なめてんのー?はおいといて、出演者のなかには、前記の芸能人と声優さん以外、二つの新しい面子もあります。大河内一楼藤津亮太です。
 藤津は…まあ氷川と同じタイプなガンダムウォッチャーなので、小説話はあまり聞いたことないが、まあアニメ夜話程度の話を期待していいかみたいな感じだが、大河内はな……………………………………………………。そういや08MSの小説はこの人か。

 正直最初このガンダム小説の時間があると聞いたときは、ある意味「富野語録」をも越える、一番期待しているコーナーだったのだが、よく考えてみれば、芸能人(笑)を絡む分、決してディープになれないし、そもそもガンダム小説を語れる評論家がいるかどうかでさえ疑わしいのだが、一応まじめに考えて見ますと、以下の3つの路線があります。

①適当にファーストの小説を持ち出して、アムロとセイラさんの情事とか、アムロが死ぬとかを語るだけで語った気でいる路線。古谷、池田、藩さんが出るからして、おそらくファーストに比重を置くのは間違いないだろうから、これの可能性が一番高いと思う。
②テレビアニメとしてのガンダムと小説としてのガンダムの違いを語る路線。『Zガンダム』とか、『ベルトーチカ・チルドレン』や『F91』など。正直これだけでも途轍もなく難易度が高いのだから、期待してる分の失望はすると思う。まあ、藤津かキンゲのシリーズ構成さんに期待してみるか。
③オリジナルガンダムを言及する路線。『閃光のハサウェイ』とか。これやったら神認定。まあ声優さんと芸能人(笑)が絡む15分のコーナーに期待するのはそもそも間違いのだが、もしあれば奇跡といってもいいな(そのうえ、『ガイア・ギア』も言い出してくれれば最高ですな)。


第三夜 U.C.0087-0088
午後 10:44ごろ~ 検証!ガンダムの謎
  出演:土田晃之 喜屋武ちあき 博多華丸・大吉 ダブルダッチ 乾曜子
  京本有加 原田まりる 森田繁 皆河有伽

 捨て回が来た!……ってのは失礼だが、事実だからしょうがない。もっとも、この面子のなかには二つの新しい顔がある。森田繁皆河有伽です。
 森田繁といったらオナニー設定のスタジオぬえと種~ソラこけソラかけの設定・脚本なんだが、実は∀ガンダムの設定考証でもあった。また、皆河有伽ってガンダムアーカイブなどを書いた人だから、一応ガンダムに詳しい二人といえるか。変なうんちくコーナーか、芸能人の「へえ~~~」を聞くだけの時間にならないといいが。

 それにしても、『小説手塚学校』が読みたいな~。富野監督が出るとならば第2巻のことらしいので、私は一応手塚ファンのはしくれだし、買うか。
日本動画興亡史 小説手塚学校 1 ~テレビアニメ誕生~日本動画興亡史 小説手塚学校 1 ~テレビアニメ誕生~
(2009/06/20)
皆河 有伽

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 ガンダム小説コーナーもあまり期待できないということで、やはりこれが一番メインですな。

第四夜 U.C.0088-0089
7月30日(木) 午後 9:00~11:00
午後 9:55ごろ~ 富野監督語録
  出演:土田晃之 喜屋武ちあき 高橋良輔 大河内一楼 朴ロ美 井上伸一郎

 あれーー!?良輔さんがいる?これは驚いた。
 富野監督と深い関わりがあった井上さんはもちろんのこと、大河内は…まあ一応富野作品のスタッフで富野ファンですからオーケーですが、まさか高橋監督もご出陣とは、思いもしなかったな。まあ、良輔さんのことですから、どんなこと(本音を含まれているほめ殺しとか)を言い出すのは一応予想がつきますが、それでも密かに予想外の発言を期待している。

 あと、朴さんは空気読めないで、今回のテーマ「ガンダム宇宙世紀大全」を無視して∀ガンダムを言い出すと最高だよね。


午後 11:04ごろ~ 福井晴敏が語るガンダムUC
  出演:福井晴敏 小倉信也 古林英明

 ファンがご自由にどうぞ盛り上がれば?




 というわけで、今月末の一大楽しみである。みんなも期待しましょう! ほかにも5つのガンダムと私というコーナーもあるが、おそらくスタッフか関係者インタビューだろうから、今回富野監督の登場はなさそうだ。


ガンダム宇宙世紀大全最終報 その1

2009/07/14 15:35|富野情報TRACKBACK:0COMMENT:0
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ガンダム宇宙世紀大全続報 その1
ガンダム宇宙世紀大全続報 その2
ガンダム宇宙世紀大全続報 番外編


 皆が期待しているガンダム宇宙世紀大全が、ついに最終的な日程を発表しました。

NHK――ガンダム宇宙世紀大全

第一夜 U.C.0079

7月27日(月) 午後 9:00~10:55
午後 9:00~ ガンダムワールドへようこそ
  出演:土田晃之 喜屋武ちあき 博多華丸・大吉  ダブルダッチ 乾曜子 京本有加
  原田まりる 井上伸一郎 古谷徹 池田秀一 潘恵子
午後 9:10ごろ~ 宇宙世紀の歴史が動いた(1)
  出演:氷川竜介 内藤啓史アナウンサー
午後 9:12ごろ~ テレビ版「機動戦士ガンダム」
  1979-1980年/原作:矢立肇 富野喜幸 総監督:富野喜幸
  声の出演:古谷徹 ほか
  第1話「ガンダム大地に立つ!!」
  第2話「ガンダム破壊命令」
午後 10:00ごろ~ ドキュメント・アニメ新世紀宣言
午後 10:30ごろ~ テレビ版「機動戦士ガンダム」 
  第5話「大気圏突入」

7月28日(火) 午前 0:40~2:30
午前 0:40~ テレビ版「機動戦士ガンダム」
  第13話「再会、母よ…」
午前 1:04ごろ~ ガンダムと私(1)
午前 1:08ごろ~ テレビ版「機動戦士ガンダム」
  第19話「ランバ・ラル特攻!」
午前 1:33ごろ~ ガンダムと私(2)
午前 1:37ごろ~ テレビ版「機動戦士ガンダム」 
  第41話「光る宇宙」
  第43話「脱出」
午前 2:26ごろ~ 宇宙世紀の歴史が動いた(2)
  出演:氷川竜介 内藤啓史アナウンサー

第二夜 U.C.0079-0087

7月28日(月) 午後 9:00~午前0:10
午後 9:00~ 宇宙世紀の歴史が動いた(3)
  出演:氷川竜介 内藤啓史アナウンサー
午後 9:04ごろ~ 劇場版「機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート」
  1998年/原作:矢立肇・富野由悠季 監督:加瀬充子 
  声の出演:檜山修之 ほか
午後 9:55ごろ~ ガンダム小説のディープな世界
  出演:土田晃之 喜屋武ちあき 大河内一楼 藤津亮太 古谷徹 池田秀一 潘恵子
午後 10:10ごろ~ 劇場版「機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光」
  1992年/原作:矢立肇・富野由悠季 監督:今西隆志
  声の出演:堀川亮 ほか

7月29日(水) 午前 0:55~2:45
午前 0:40~ 実物のガンダムを夢見て
午前 0:49ごろ~ 劇場版「機動戦士ZガンダムⅠ 星を継ぐ者」
  2005年/原案:矢立肇 原作・総監督:富野由悠季
  声の出演:飛田展男 ほか
午前2:24ごろ~ 宇宙世紀の歴史が動いた(4)
  出演:氷川竜介 内藤啓史アナウンサー

第三夜 U.C.0087-0088
(7月17日修正)

7月29日(水) 午後 9:00~11:00
午後 9:00~ 宇宙世紀の歴史が動いた(5)
  出演:氷川竜介 内藤啓史アナウンサー
午後 9:07ごろ~ 劇場版「機動戦士ZガンダムⅡ 恋人たち」
  2005年/原案:矢立肇 原作・総監督:富野由悠季 
  声の出演:飛田展男 ほか
午後 10:44ごろ~ 検証!ガンダムの謎
  出演:土田晃之 喜屋武ちあき 博多華丸・大吉 ダブルダッチ 乾曜子
  京本有加 原田まりる 森田繁 皆河有伽

7月30日(木) 午前 0:40~2:30
午前 0:40~ ガンダムと私(3)
午前 0:45ごろ~ 劇場版「機動戦士ZガンダムⅢ 星の鼓動は愛」
  2006年/原案:矢立肇 原作・総監督:富野由悠季 
  声の出演:飛田展男 ほか
午前 2:24ごろ~ 宇宙世紀の歴史が動いた(6)
  出演:氷川竜介 内藤啓史アナウンサー

第四夜 U.C.0088-0089

7月30日(木) 午後 9:00~11:00
午後 9:00~ 宇宙世紀の歴史が動いた(7)
  出演:氷川竜介 内藤啓史アナウンサー
午後 9:08ごろ~ テレビ版「機動戦士ガンダムZZ」
  1986-1987年/原案:矢立肇 原作・総監督:富野由悠季
  声の出演:矢尾一樹 ほか
  第2話「シャングリラの少年」
  第18話「ハマーンの黒い影」
午後 9:55ごろ~ 富野監督語録
  出演:土田晃之 喜屋武ちあき 高橋良輔 大河内一楼 朴ロ美 井上伸一郎
午後 10:36ごろ~ テレビ版「機動戦士ガンダムZZ」
  第28話「リィナの血(後)」

7月31日(金) 午前 0:40~2:30
午前 0:40~ テレビ版「機動戦士ガンダムZZ」
  第35話「落ちてきた空」
午前 1:03ごろ~ ガンダムと私(4)
午前 1:09ごろ~ テレビ版「機動戦士ガンダムZZ」
  第36話「重力下のプルツー」
午前 1:33ごろ~ ガンダムと私(5)
午前 1:38ごろ~ テレビ版「機動戦士ガンダムZZ」
  第46話「バイブレーション」
  第47話「戦士、再び……」
午前 2:26~ 宇宙世紀の歴史が動いた(8)
  出演:氷川竜介 内藤啓史アナウンサー

第五夜 U.C.0093-0153

7月31日(木) 午後 9:00~午前0:40
午後 9:00~ 宇宙世紀の歴史が動いた(9)
  出演:氷川竜介 内藤啓史アナウンサー
午後 9:04ごろ~ 劇場版「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」
  1988年/原案:矢立肇 原作・監督:富野由悠季
  声の出演:古谷徹 ほか
午後 11:04ごろ~ 福井晴敏が語るガンダムUC
  出演:福井晴敏 小倉信也 古林英明
午後 11:25ごろ~ テレビ版「機動戦士Vガンダム」
  1993-1994年/原作:矢立肇・富野由悠季 総監督:富野由悠季 
  声の出演:阪口大助 ほか
  第2話「マシンと会った日」
  第14話「ジブラルタル攻防」
  第51話「天使たちの昇天」
午前 0:36ごろ~ 宇宙世紀の歴史が動いた(10)
  出演:氷川竜介 内藤啓史アナウンサー

 芸能人や一部のマンネリを除くと、実に興味深い面子ですので、次記事は出演者と番組の内容について分析してみます。

ガンダム宇宙世紀大全最終報 その2


富野由悠季vsエクザイル真木大輔

2009/07/13 23:09|富野情報TRACKBACK:0COMMENT:0
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 ここ1週間ぐらい、従兄弟がわが家へ侵攻しただけでなく、書斎と自分の部屋の掃除もしていますから、なかなか落ち着いて記事を書く暇がありませんから、今日は最近の富野小ネタを一つだけ補給します。



 富野監督は先々月、ヴォーカル&ダンス・ユニットの「エクザイル」メンバーの一人であるMAKIDAIと対談しました。

月刊 EXILE (エグザイル) 2009年 07月号 [雑誌]月刊 EXILE (エグザイル) 2009年 07月号 [雑誌]
(2009/05/27)
不明

商品詳細を見る

 エクザイルってどういうものなのか、恥ずかしい話ですが、この雑誌を買う以前まったく知りませんでした。正直、ネットで少し調べてからも、色々な活動をしている14人のユニットだとしか思っていませんでした。自分が芸能界に疎いってのももちろんありますが、そんなに特別とも思いませんでしたから。
 しかし、この「月刊 EXILE」は違います。トータルファッションとカルチャーマガジンと謳われているこの雑誌は、内容もそれなりセンスがいいのですが、一番面白いのは、エクザイルというグループそのものを雑誌の一部として使われているところです。
 個々のメンバーにフォーカスすることはありますが、全体から見れば、それらはあくまで「エクザイル」という枠にいるもので、エクザイル、エクザイルのメンバーをアピールしながらも、一雑誌としての体裁を保っている、いわばファンブック的な性格と雑誌的性格を両立させた使い方ってのは、素直に感心します。こういうコンセプトで作られた雑誌って、なかなか面白いと思いますし、今まであまり見たことないもので、自分にとってわりと新鮮なので、この雑誌は買って損しませんでした。



 さて、本題に入る。

 富野監督と眞木大輔氏の対談は4ページがあります。そのうち1ページは二人のオールページツーショット(う…日本の雑誌用語はようわからん)で、対談は実質的3ページにしかありません。
 で、肝心な内容は、最初はガンダム制作のきっかけから、高畑勲・宮崎駿ペアとの出会い、なぜオリジナルに転向した当時の思いを言及しました。
 また、このファーストガンダム話を受けて、富野監督はさらに当時のテレビ版が打ち切りになったとき周りの反応(例の「モビルスーツだもんな」のアレ。アニメ夜話のまるごと富野のインタビューなどを参照)や、映画版第1作が実際業界ではあまり成功しなかったと捉えてた話も出てくる(注:自分はここらへんの話にちょっと違和感だが、監督の記憶違いかも?)。そのほか、珍しく『翔べ!ガンダム』『永遠にアムロ』と井上大輔氏などの音楽話も。
 
 で、話の半分を過ぎたところで、話題は今もっともポピュラーな1/1ガンダム像に変わったが、真木氏の「実寸のガンダムはエンターテイメントですね」の話を受けて、御大は「コックピットはないから(建築基準法に引っかかるため)、モビルスーツじゃねえ!(笑)」というお茶目ぷりを披露しながらも、1/1ガンダム像の魅力を認めて、これをベースに35周年なり40周年なりに、さらにコンテンツを付き加えたいという。
 それから、真木氏のファーストはどの女性が好みという問いに、御禿は「大人的な気分で選ぶとキシリア・ザビ」という。いわく「一夜をともにしたい」「いろんな意味でそそられるし、こういう女性をだまらせられたらいっぱし」だそうだ(今風でいうとツンデレ…かな?)。また、演出家として自分が本気で怖い女性を演出したいとも。

 最後、同じ演出家として、真木大輔氏は富野監督にどうやって他人より一歩先に行く作業をつくられるという疑問に対して、監督は必ずしも経験に基づくわけではなく、基本的は妄想で組み立てられるでしかないという。まあ、要は妄想と経験の使い分けという話です。



 ……と、いうような対談でした。まあ、全体から見れば長さにはちょっと物足りないですけど、話題の新鮮度と広さでいえば最近ではいいほうですので、ご興味あれば本屋へ買ってみよう。

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アニメ雑誌の購読・整理

2009/07/12 21:47|未分類TRACKBACK:0COMMENT:2
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 こんばんは。今日一日なぜか「リアルに道に迷ってんの? 超うける」が頭から離れないkaito2198です。いったいどうなってるのだろう…あのゲームは…。

 最近、98年以後のニュータイプと2000年後のアニメージュを中心に、資料をもう一度集めています。今年入ってからいろいろコツコツと集めてきたんですから、今はなんとか20何冊を確保することができました。近いうちは2000年以後『富野に訊け!』を除くアニメージュの富野資料と、98年以後のNTの富野資料を全部網羅できるといいね。まあ、メージュはともかく、NTはここ数年富野に関する記事をほとんど載ってくれなかったから(あっても痛くも痒くもないモノですし)、そんなに難しくは無い…はず。

 アニメ雑誌でいえば、こっちでのメジャー度というか、海外での人気は①ニュータイプ、②アニメディア、③メガミ、④アニメージュなので、日本では一番読み応えがあると誇るアニメージュは、ここでは残念ながら一番知られていないアニメ雑誌です。台湾のアニメ・漫画環境は日本と似てるといえども、そのへんはミーハー好きなアメリカオタクどもと同じく、絵一杯あるNT好きがとっても多い。ああ悲しい。もちろん、日本の人気でもNT>>>アニメージュってのが知ってますけど…。

 それはそうと、前も話したことありましたけれども、アニメ雑誌のなか、その人気度も相まって、一番見つけやすいのは、やはりニュータイプです。ネットオークションだけでも常に5、6百件の古本が流通しています。NTを集めている私にとって、実にありがたいことです。
 NTの次に、見つけやすいのはアニメージュ。比較的に不人気ですが、なにせここの漫画図書館でもコンスタントに購読している本ですから、やはり一定な既刊が古本市場で流通してます。
 最後、一番見つけにくいのはなんといってもガンダムエースです。マニアック、ページ数多し、台湾版があった(08年12月停刊)という三拍子揃いですから、既刊はほとんど見つけず、たまにネットオークションでしか見れないという極めて厳しい状況。こりゃ日本で探すしかないか。でも東京に行っても、ガンダムエースを置いてある古本屋を見たことないな…。あ~『教えてください。富野です』は読みたいですよ。おーい、角川さん、30周年記念アイテムとしてでいいから、早く出してくださいよ、ねえ。

 しかし、こうやって雑誌を集めて数ヶ月、雑誌の量もだんだんヤバイになってきてますので、そろそろ必要な資料だけ切り抜きて、いらない雑誌の山をまとめて処分する必要も迫ってきます。また、切り抜いた後のスキャンも必須ですので、資料が多ければ多いほど整理も大変になってくるので、正直しんどいなぁと思ってますよ。最近、ある方に国家図書館の古典のデジタルアーカイブの手伝いをやらないかと誘われましたが、自分の手持ちの雀の涙程度の資料だけでも手一杯なので、あの膨大な数の「国宝」を整理するには、どうしても無理なような気がしますな。まあ、興味はあるけどな。

 とにかく、今は古本を中心に新しく買ってますので、リストアップしつつ、その内容を紹介しようと思います。だからtominoは・・・(富野由悠季御大将を何かと愛好する会)のほうもずいぶんご無沙汰ですし、やる気が俄然に出た今、もっと頑張らないといけませんなぁ。

富野由悠季監督のオープニングセレモニー情報一覧

2009/07/11 14:21|富野情報TRACKBACK:0COMMENT:0
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 昨日丸一日ネットが繋がれなかったため、昨晩にあんな盛大なオープニングセレモニーがあったなんて、知らなかったんですな。まあ、知ったところで何一つ変わらないのだけどな。
 というわけで、今日はリベンジマッチというところで、昨日夜のオープニングセレモニーの場にいた富野監督に関する情報を集めてきました。例によって、「トミノ」だけに絞ってますので、ガクトファンもガンダムファンも古谷ファンもあまり期待しないほうがいいです。



 まず、セレモニーの全貌を一番分かりやすく伝えたのは、やはりあのIMPRESS WATCHです。

ROBOT WATCH
ガンダム、緑の大地に立つ!
「GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト」開催記念オープニングセレモニー

~富野由悠季監督、古谷徹氏、そしてGACKTも登場

 今回のガンダムプロジェクトの紹介、セレモニーの進行、参加者たちの発言など、たっぷり紹介されてます。また、ここの写真は他のニュースサイトと比べてもかなり大きいサイズなので、この部分もありがたい。



 次は、ファミ通の記事。

●ファミ通.com
富野監督、古谷徹、GACKTも駆けつけた! ガンダム実物大立像のオープニングセレモニー開催

参加者たちの発言を一番掬い上げたのは、この記事です。富野監督のオープニングスピーチをほぼ全部掲載してくれました。先日は1万年なのに、昨日はついに10万年となった。
 また、今回は「思い知った」「思い知らされた」を多用。やはり正直者ですよね、この人は。

7/13追加:こっちにも富野監督の大きい写真があります
古谷さんが開催を宣言!“GREEN TOKYOガンダムプロジェクト”行きまーす!!



 以上の二つの記事を読めば、大体90パーセントの内容を抑えれますが、より深く富野監督に注目したい人は、これも見るべきです。

お台場ガンダム・オープニングセレモニー【富野監督の言葉】

 ……いや、富野監督まったく映ってませんので、「見る」というより「聴く」のですが、上のファミ通の記事と比べ読みしては面白いと思います。




 以下、目ぼしい内容がありませんけど、富野監督の写真があります。

“平和の象徴に!”実物大ガンダムに託すGACKTの想い
「ガンダムお台場に立つ!!」 - ついに姿を現した等身大ガンダムのディティールに迫る!
機動戦士ガンダム:“実物大”立像「行きまーす」 オープニングでレーザー光線飛び交う
ついに公開へ!前夜祭で“実物大ガンダム”が美しくライトアップ

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『リング・オブ・ガンダム』の由来と変遷

2009/07/09 17:40|富野由悠季関連TRACKBACK:1COMMENT:4
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 さてさて、先日記者デイビー日高氏愛があふれたFCCJ報道昼食会レポートに続いて、真打Business Media誠のほぼ全編起しも来たところで、”あの噂”もいよいよ現実感を浮かび始めてきましたが、今自分の気持ちはまるで思わず月に向かって月に吠えるロランか、年一回月に向かって”ディアナさまーーー!”と吼えるトミノみたいです。富野監督のファンの人たちなら、その気持ち分かるよね?

Watch Impress
富野由悠季監督が語る「ガンダム30周年」 ~ニュータイプの概念から次回作のテーマまで
デイビー日高の日記――裏・富野由悠季監督が語る「ガンダム30周年」
Business Media誠
宮崎駿は作家であり、僕は作家でなかった――富野由悠季氏、アニメを語る(前編) (1/3)
ガンダムは作品ではなく“コンセプト”――富野由悠季氏、アニメを語る(後編) (1/4)


 それで、このビッグサプライズ出たところで、やや影うすになってますが、今年8/21~23のGUNDAM BIG EXPOには、富野由悠季監督制作の30周年記念ショートフィルムの上映が決定されました。

ガンダム30周年イベントに富野由悠季監督制作ショート映像
GUNDAM BIG EXPOに富野由悠季総監督制作30周年記念ショートフィルム上映

 で、この30周年記念ショートフィルムの内容も長さもはっきりされていないけど、正式なタイトルはすでに出てきた。名づけて『リング・オブ・ガンダム』。

7月11日追記:30周年記念パンフレットによると、正式なタイトルは「Ring of Gundam」らしい。

 また、このめでたくショートフィルム以外、ほかにも公式パンフレット「GUNDAM 30th ANNIVERSARY OFFICIAL BOOK」の寄稿や古谷徹・池田秀一・潘 恵子の三人とのトークセッションの「GUNDAM 30th ANNIVERSARY」など、一杯楽しめる内容があります。
 …と、情報収集はすでにシャア専用ニュースさんとシャア専用ブログさんの二雄が活躍してますから、これ以上話しても意味ないと思いますから、今日はそのタイトル『リング・オブ・ガンダム』について少し書きます。


 さて、『リング・オブ・ガンダム』といえば、皆さんまず思い浮かぶのは何だろう? これについて、シャア専用ニュースのRandalさんはすでに答えを出してくれました

富野ガンダムファンならご存知の方も多いと思いますが、この「リング・オブ・ガンダム」というタイトルは「∀ガンダム」の企画段階での仮タイトルと同じです。確か富野監督が「『イデオン』みたいな輪廻の物語をやりたい」という意味を込めて名付けたものの、諸事情により採用されませんでした。このショートフィルムの内容を予想するうえで、非常に興味深いです。

 確かにそうです。


以下は、イデオンの伝説から引用。

――以前、LDの解説書で、一〇年後にもう一度『イデオン』を作りたいという話をなさっているんですが、それが『ブレンパワード』に含まれていると。

富野 それは当然含まれていますし、”リング・オブ・イデオン”という続編のようなものがあるとして、そこにつながってくると思う。でも、単に作品論じゃなくて我々の歴史、アニメの歴史というのを認知したときには、”リング・オブ”という形の作品の連鎖は、悔しいけれども『ガンダム』に関してしかないだろうなということを、去年決めました。というのが、ひょっとしたら、来年の”リング・オブ・ガンダム”になるのかもしれません。じゃあ『イデオン』はどうするんだといったときに、それとは別の話で、『イデオン』を最終的にイデそのものとして提供するような作品が作れたらいいなと思う。すごいこといってるね(笑)。


●九二年六月に発売されたLD『伝説巨神イデオン』に収録されたインタビュー「一〇年目の『THE IDEON』には、次のような富野監督の発言が掲載されている(以下、原文まま)。
「一〇年たって(新しいラストシーンの描き方を含めた)新しい劇場版以後の『イデオン』の話が固まってくれば、あるいは、新しい『イデオン』ができるかもしれない」
「『イデオン』を出発点にして、これから一〇年、二〇年という時間の中で考えていかなくちゃいけない問題を、戦争論を含めてのことですけど、見ていきたいな、と思っています。それがネクスト『イデオン』なのかどうかはわかりませんけど、それを僕の仕事にしていいんじゃないかと思いますね」

 これが『リング・オブ・ガンダム』というか『∀ガンダム』のタイトルの変遷の始末。このほか、『∀の癒し』でも多く言及してましたから、気になる方は本を読むのをオススメします。


 それと、リングを聞いて、思いついたのは、いつぞやだから僕は…さんと交わした「円」のことです。

以前に駅のポスターで春休み子供アニメ大会のようなイベントのポスターを見た。
ドラえもん、アンパンマン、ウルトラマン、仮面ライダー等メジャーキャラクターが正面を向いていた。
その中にガンダムも。
そして、明らかに差があることに気付く。
ほとんどが人気を得るセオリー通りの円を基本にしたキャラクター造形。
多分、手塚の流れが脈打っつているのだと思いますが・・・しかし、一転、ガンダムだけがそのセオリーに反して確実に浮いていた。
他と比較してガンダムの造形の刺々しい事。
もちろんガンダムの支持層と何で支持されているのかを知れば、何故ロングセラーな人気があるのかわかりますが・・・
それでも、他のキャラクターがメジャーでもサンライズの前社長の発言、ガンダムはビックマイナーなキャラクターですと
言うのを読むにやはりガンダムってその意味では異端だよなと思う次第。
(中略)
と、ここからはこじつけだけど今回のガンダム像のベースに裸婦像を持ってきたところに女体の円みを導入して、地元の目印として人気を得るための円のキャラクター論を利用したのかなと個人的に感じるし、また上を向いているのも大仏的な威圧がなくて好きだな。
もしガンダムが見下ろしているメカメカしい造形なら生みの親のあの大監督も流石に毎回駅前で辛いとおもいますよ。引越しちゃったんだから(笑)なら一般の方は尚更。
ガンダムマニアのメカ派の方だけじゃないかな嬉しがるのは。
だけど目指しているのはそこじゃないかし、税金投入してんだからやり方は正しい・・・と思う。

 そのときは上井草のガンダム銅像についての造型の話ですが、『∀ガンダム』は概念としての円が含まれています。
 円だからこそ、全肯定かつ全否定ができます。ひたすら前進する直線史観と違って、循環史観は周期的な循環をしつつも、前に進んでる。それが、ロランたちの生き死にに通して、黄金の秋という風景で示している。こういうめくるめく生があるからこそ、人は安心に生きていける。安心に死んでいける。これが、富野監督が『∀ガンダム』で我々に示しようとしたものです。
 そして、おそらく今回の『リング・オブ・ガンダム』もそうだろう。あえて20周年のときのモチーフを30周年に持ち込んだのは、決してただの怠惰ではなく、30年という世代の節目を迎えて、監督の伝えずにいられない思いを、映像に通じて、フィルムに通じて、ガンダムに通じて、我々に教えようとしている。これが、ただのフィルム、ただのアニメを遥かに越える、もっと壮大なものだと感じてます。

オモチャカラーのガンダムは兵器ではなかった。あの色は、政治論や経済論などを超越できる色であり、あの色の上に立って物事を考えられるようになれれば、我々は1万年を乗り越えられます

 面白く深い作品を作ってるし、こういう立派な志をも持っている富野監督ですから、人々に愛され続けます。いや、こんな長者だからこそ、愛せずにいられません。前の富野に訊け!50回記念43回の記事でも書きましたが、自分の時間、いわば命を他人に分けてくれる存在ってのがものすごく貴重ですから、もし皆さんの身近にもそのような人がれば、ちゃんと彼/彼女を大事にしてください。と、いうのも富野作品からのメッセージの一つだと思いますね。


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富野由悠季新作キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!?

2009/07/07 23:51|富野情報TRACKBACK:0COMMENT:6
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 社団法人日本外国特派員協会は今日12時から14時かけて、ガンダム30周年を迎えて、富野由悠季監督との報道昼食会を実施したそうですが、その詳細レポートは、去年富野監督台北講演でも大活躍したWATCH IMPRESSにて掲載されました。

富野由悠季監督が語る「ガンダム30周年」  ~ニュータイプの概念から次回作のテーマまで

 講演内容はもちろん相変わらずタメになる話ですが、今はそれところじゃないんです。というか、気になるのは、文中にはこういう内容が出てきたからです。

● 次回作はどんな作品に?

 具体的に次回作がガンダム系列の作品であるのか、別のシリーズなのか、それとも完全な新作であるのかは明らかにされなかったが、アーレントの影響を受けたのは間違いない模様。「全体主義の問題」をテーマとしたロボット物や可愛い女の子の出てくる作品を創りたいと「野望を持つようになった」と語っている。来年には公にされるようである。

>来年には公にされるようである。
>来年には公にされるようである。
>来年には公にされるようである。
>来年には公にされるようである。
>来年には公にされるようである。
>来年には公にされるようである。
>来年には公にされるようである。
>来年には公にされるようである。
>来年には公にされるようである。
>来年には公にされるようである。

 し、し、し、新、新、新、新作……新作……




























新作キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!?

 ……長かった……。この3年間、この日が来るのをどんなに待ちくたびれてたのが、富野信者でなくては分かるまい。抑鬱・屈辱まみれな日々を送り続けて、このクソ地獄のような腐りやがった世間と戦いつつ、ひたすら長くて苦しい見えない未来を期待する日は、辛くて長かった。
 そして、それも、ついに終わりを遂げようとしている。

 いや、しかし、本当か? 本当なのか? 信じていいのか? こんなに幸せになってていいのか? もしかしてこれは遅れてきたエイプリルフールネタ記事かもしれません。ページをリロードしたら、また無に帰るかもしれません。そうでなくても、記者の誤解かもしれません。もしそうだったら、我々はまた地獄に落ちるだろう。
 ということで、恐る恐るもう一度記事を見る。上の件以外、最後にはもう一文がある。

「年寄りになったので、こういう言葉使いで、ロボットアニメとかわいい娘のアニメを語ってもいいのではないかと思えるようになったのが、現在の富野です」とし、報道昼食会は終了となった。

 …期待しちゃっていいのね、富野監督? 期待しちゃっていいのね、サンライズさん?


『Zガンダム』時代のシャア・アズナブルはクワトロ・バジーナ大尉でなければならない原因

2009/07/07 00:18|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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 小学生の従兄弟は夏休み突入した途端、速攻でうちに来ましたので、最近更新ペースは落ちるかも。いや、昨日が更新できないのもこのせいなんだから、すでに落ちてるな…。
 さて、本題。


 一昨日『Zガンダム』小説を話してるとき、小説版とアニメ版の差異として、シャアとクワトロの描写を挙げました。

Zガンダム小説3、4巻感想

 また、アニメなら『クワトロ・バジーナ大尉』というイメージが強かったが、小説版の地の文はもとで「シャアは…」「シャアであった」「~シャアだが」と、一切「クワトロ」を書かずに「シャア」に一貫してます。なので、アニメで見せた「シャアであるクワトロ」または「クワトロを演じてるシャア」は一切感じさせられなかった。
 でも、はっきりこれは間違いだと思います。

 ここに「間違い」とはっきり書いてますが、そういい切るのはれっきとした訳がありますから、今日は『Zガンダム』時代のシャア・アズナブルの描き方はクワトロ・バジーナ大尉でなければならない理由を語りたいと思います。




 まず、『Zガンダム』時代のシャア・アズナブルはなぜクワトロ・バジーナ大尉でなければならない一番の原因として挙げられるのは、シャア・アズナブルは敵で、クワトロ・バジーナは味方であるからということです。


 『機動戦士ガンダム』以来の視点でいえば、シャアは今まで『ガンダム』では敵のポジションにいましたが、その続編である『Zガンダム』のファーストインプレッションでは、どうも彼は味方に近いポジションにいるらしい。
 続編でかつての敵味方が共闘することになるのはアニメ・漫画・小説問わずに多用してるものですが、もし処理をおろそかにしてると、ただの安っぽい人気キャラの叩き売りにしかなれません。そのため、かつての敵ポジションにいたキャラを味方として、観客に受け入れさせるためには、「転化」する手法が必要となります。つまり、真正面に「シャアは味方になりました」と描くことを避けて、側面から「クワトロという何か秘密ありげな人物は味方にしてくれた」から入るほうが、よっぽと観客の興味を煽られるし、その人物・物事の変化をただの敵味方ポジション変えから、キャラの深層描写と物語への好奇心に「転化」することになる。


 また、『機動戦士Zガンダム』からの視点でいえばもそうです。新作品を作ることとすれば、続編モノとはいえ、やはり新作独自なキャラを成立させるほうが、作品を自立させられます。しかし、『Zガンダム』の場合、主役のカミーユはいいとして、もう一人の主役、前作から出演を決定された大役であるシャアを同時に描かなければならないから、一体どうやってこのような矛盾を処理すればいいだろう? 答えは簡単です:シャアを新キャラのように描けばいいことです
 簡単にいえば、「シャア・アズナブルという旧キャラ」から始まれば、クワトロ・バジーナがさほど意味を持たないことになるけど、「クワトロ・バジーナという新キャラ」から入れば、クワトロである一面を立てるし、シャア・アズナブルを損なうこともないから、どっちがドラマを展開しやすいのか、言うまでもないはずです。シャアとして描ければ、クワトロとしても描ける。

 一番シャア・アズナブルとクワトロ・バジーナ二つの名の位置と転換を象徴するエピソードはほかでもなく、第37話の『ダカールの日』である。この話で、クワトロは今まで陰でコソコソ色々やってた末、ついに初めて自分の正体があの赤い彗星シャア・アズナブルと議会中継に通じて世間に示した。数々の名エピソードを有する『Zガンダム』のなかでも、特に印象深い一話である。
 この話特に興味深いなのは、この時点(37話)、観客であれば誰もかクワトロがシャアであることをとっくに知ってるけど、それでもシャアが議会に突入して自分の正体を解明するとき、観客は思わず爽快感ともいえるカタルシスを感じられる。

閉会するな!この席を借りたい!
議会の方と、このテレビを見ている連邦国々民の方には、突然の無礼を許して頂きたい。私はエゥーゴのクワトロ・バジーナ大尉であります。
話の前に、もう一つ知っておいてもらいたいことがあります。私はかつてシャア・アズナブルという名で呼ばれたこともある男だ。私はこの場を借りて、ジオンの遺志を継ぐものとして語りたい。もちろん、ジオン公国のシャアとしてではなく、ジオン・ダイクンの子としてである。

 なぜ快感を感じたのかというと、我々がついにシャアの正体を知ったからではなく、シャアはついに自分がシャア・アズナブルであることを認めたからです。
 逆にいうと、なぜこれが観客なら誰もか知ってることにカタルシスを感じるのは、いくら劇中ではどんなにバレバレだとしても、頑固に自分がクワトロ・バジーナ大尉と言い張って、決して正面から自分がシャア・アズナブルであることを認めようとしないからです。まさにこのシャアの往生際が悪いともいえる頑固さがあったから、シャアが劇中で自ら世間に告白したとき、「つい白状したなぁ、こいつ!」と観客をずっとモヤモヤしてる感じを一気に開放することができた。Zガンダムの一大ドラマである。
 しかし、このドラマを達成するには、ここまで至るシャアの描写を、『Zガンダム』時代のシャア・アズナブルの描き方を限りなくクワトロ・バジーナに近づかなければなりません。
 この部分は小説を挙げると分かりやすいと思います。 

 小説第4巻の相当するエピソードの話の展開の細部処理はアニメと比べて、まったく同じと言っていいほど違わないです。にもかかわらず、アニメ版が読者に与える感じの「クワトロがついに自らの正体を世間に明かす」か「シャアがついに沈黙を破って前に表舞台に立った」という刺激に対して、小説版はわりと淡々と「シャアが議場に乱入して講演をする」という感じになっている
 なぜほとんど同じ展開なのに、観客/読者にこうも違った印象を与えたのかというと、観客/読者に与えるシャアに対する印象の設定が違うからです。アニメ版のシャアはたとえば話す時もシャアで構えたりクワトロで構えたり、自分を出したり隠したり、責任を負ったり放り出したりして、その時その時で判断し、気分や相手によって変わる。そういう「シャアであるクワトロ」と「クワトロであるシャア」という曖昧さを持っているシャアは、一般的に知られている『Zガンダム』時代のシャア。
 一方、小説版の地の文の「シャア」の多用は、読者にシャアのソレを伝えられず、ひたすらシャアに固定したゆえ、ひっかかりが少なくなって、ドラマも生むにくいし、カタルシスが発生するところも少ない。これは、読者の視点を主人公カミーユ(の「クワトロ大尉」)に集中してなかったから起こったことです。読者にただひたすら「シャア」と認知させた時点、その話はすでにぶれていた。
 そのような事態から見ても、(媒体違うとはいえ)同じ作品であっても、読者への情報のコントロールし、読者の認知を違うレベルに設定することによって、演出効果は生かせますし、逆に殺される可能性もあります


 最後、ガンダムシリーズを縦覧する視点から見ても、『Zガンダム』時代のシャア・アズナブルは、やはりクワトロ・バジーナとして描かなければいけません。なぜなら、クワトロ・バジーナという仮名を使ってる行為を含めて、『Zガンダム』時代のシャアと『Z』以降シャアの転向を語るには、不可欠な要素である。

 ご存知のとおり、「隠す」という行為は、シャア・アズナブルという人物を語る上、どうしても外せない重要なファクター。隠したために、内部にも外部にもドラマが生む。それがシャアは人間の業を描いてる富野作品のなかでももっとも複雑なキャラクターである所為。
 それで、『Z』時代でいえば、当然あのサングラスも隠すための道具でしょう。しかし、シャアを隠したのは本当はあのサングラスではなく、「クワトロ・バジーナ」という偽名なのです。キャスバル・ダイクンを隠すために、シャア・アズナブルという名前を使う。また、シャア・アズナブルを隠すために、今度はクワトロ・バジーナという名前を使う。もし読者にこの時期のシャアを「クワトロ」としてではなく「シャア」と認知されたら、シャアの描き方も一貫しなくなります。
 ですから、『Zガンダム』時期のシャア・アズナブルは、どうしてもクワトロ・バジーナ大尉としてで描かなければいけません。
 (余談ですが、『ガンダム』→『Zガンダム』→『逆襲のシャア』のシャアのキャラクター設定なんかは、シャア・アズナブルという人物の内面を一番わかりやすく表面化してるものです。あの変遷を見れば、シャアはどのように変わっていくのが一目瞭然だと思います。ファースト時代では目さえ隠すヘルメットマスク、Z時代ではサングラス、逆シャア時代ではついに何も被ってないは、シャアはだんだん隠せなくなる男であることを象徴しています。そういう意味では、第1作の『ガンダム』はともかく、『Zガンダム』の安彦良和氏と『逆シャア』の北爪宏幸氏はどこまでこれを意識したかは不明ですが、どっちも非常に仕事をしてたと思います。)


 以上をまとめると、一番の問題は「小説版のシャア・アズナブルはあまり迷ってる人間として描かれていない。その傍証に、クワトロ・バジーナが前面に出してない。」ということに尽きます。もしシャアはただの主人公のライバルであれば、おそらくありきたりでものすごく中途半端なキャラになるんだろう。もっとも、アニメと比べて理詰めな富野小説では、『Zガンダム』に限らず全体的にそういう傾向がありますし、後の『ハイ・ストリーマー』や『ベルトーチカ・チルドレン』のシャアも映画版『逆襲のシャア』のシャアに比べてそれほど迷っていませんのだが、当時ならともかく、あの迷いこそシャアの一番魅力的なところであることを見出した今だからこそ下せる評価なんじゃないでしょうか。

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Zガンダム小説3、4巻感想

2009/07/05 00:32|未分類TRACKBACK:0COMMENT:2
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 昨日言ったとおり、また5巻の途中ですが、先週でとっくに読み終わった3、4巻についての感想を少し話します。


 まず、これを見てください。

Zガンダム小説2巻読了

小説の進む具合に相当するアニメ話数

第1巻:1話「黒いガンダム」 ― 5話「父と子と…」
第2巻:6話「地球圏へ」 ― 15話「カツの出撃」半分

 これは先日書いてたものですが、ここで3、4巻を同じように入れると、こうなります:

第3巻:15話「カツの出撃」半分 ― 25話「コロニーが落ちる日」+35話「キリマンジャロの嵐」
第4巻:36話「永遠のフォウ」+37話「ダカールの日」+30話 「ジェリド特攻」+32話 「謎のモビルスーツ」+33話「アクシズからの使者」+39話「湖畔」+40話「グリプス始動」

 第4巻はテレビと比べて、やや厄介な組み合わせになりました。ここではZ小説の構造を語るつもりはないですから、あえて話しませんけど、よく見れば、『Zガンダム』の重要なシークエンスを宿ってる話はほぼ入ってるから、アニメと比べて精彩さはやや欠けてるものの、アニメ後半の中だるみも大半解消させてくれたと感じます。


  また、小説の出版日をアニメの放送日と比べれば、別の発見があります。

Zガンダム小説メモ

27 シャアの帰還 9月7日
28 ジュピトリス潜入 9月14日
29 サイド2の危機 9月21日
(強化人間 1985.09.24)
30 ジェリド特攻 9月28日

42 さよならロザミィ 12月21日
43 ハマーンの嘲笑 12月28日
44 ゼダンの門 1986年1月11日
(ザビ家再臨 1986.01.15)
45 天から来るもの 1月18日

 ここで示したとおり、3巻で一度話の展開を越えたものの、4巻はまた大幅遅れてた。
 で、なぜこうも執拗に話の進むペースを言及してるのかというと、前の言ってた通り、この『Zガンダム』の小説には「業務処理」な性格が存在しているからです。そして、Zガンダム小説の業務処理的な性格の一つは、まさにこのアニメの展開を追う(あるいはアニメの展開に追われる)部分にあります。
 追ってる、また追われてるからこそ、ほかの尽力すべき部分も尽力できなくなります。実際読めば分かると思いますが、Zガンダムの小説は淡々と話を進ませる感じがすごくあります。なんとか小説らしい構成をやりたい一心に、戦闘描写が平坦になってるだけではない。もっと顕著なのは、俯瞰的な目も失われかけた
 従って、同期の『リーンの翼』や『ファウファウ物語』と比べれば、富野の得意とする「展開に触発されて話の中に散りばめてる作者の主張や社会・文明への批判」は、このZガンダム小説では比較的に少ない上に、たとえ出て来たとしても、練りこんでいなかった。もっとぶっちゃけ言いますと、安っぽい。もっとも、富野の文明批判はなんとかUCと違って、消化できる範囲内で展開し、主線に置かなかったから、それほど全体の印象と語り口を影響してないけど、そのせいか、やはり富野小説のなかでも比較的に練りこんでない実感があります。
 ですから、『Zガンダム』がこのようにできなかったのは、ひとえ富野が『Zガンダム』のアニメに追われてたからと思います。それが同期の『リーンの翼』や『ファウファウ物語』がいつもの富野の方法論を上手く出来たことからでも反証に得れます。


 で、実際の内容。
 正直いって、人物の描写はアニメとそれほど変わってないけど、出番の増減によって、キャラクターの印象も変わる。
 たとえば、レコアさん。アニメと一番違ってるのは、もちろんティターンズに入ってないことですが、それ以前、出番が大幅削られた小説版では、なんと大人しい感じさえあります。これはテレビしか見てないならば、到底想像できないことはずです。
 また、アニメなら『クワトロ・バジーナ大尉』というイメージが強かったが、小説版の地の文はもとで「シャアは…」「シャアであった」「~シャアだが」と、一切「クワトロ」を書かずに「シャア」に一貫してます。なので、アニメで見せた「シャアであるクワトロ」または「クワトロを演じてるシャア」は一切感じさせられなかった。
 でも、はっきりこれは間違いだと思います。

 あと…面白いのは3巻のシロッコの思想(と、その観察員であるサラ・ザビアロフ。彼女の「珍獣!パプテマス様観察日記はまことに面白い」)と4巻のハマーンの描写ですね。ここらへんはアニメ版の曖昧な彼らを、より一層深く描いてくれました。
 ピジャン・ダーゴル大佐のご先祖様みたいなジャミドフ・ハイマンはかえって大して存在感がない。それもそうだ。第3巻中盤でようやく本格的な顔見せをしてくれたから。

▽続きを読む▽

ブログ用ネタ俺メモ

2009/07/03 22:13|未分類TRACKBACK:0COMMENT:0
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 最近実生活いろいろ混乱してて、ブログではあまり大した記事を書いてなかったことについて、自分でもかなり嫌だと思います。どうもこの頃自分の頭は富野話まで回してくれないよな。というわけで、自分なりに将来のネタを一度整理したいと思います。


1.
 Z小説は5巻に突入。はっきりといって、富野小説のなかでも比較的に面白くないほうですが、ちらりちらりと妙な描写が出て、良い意味で可笑しかった。特にハマーン・カーン。正直ZとZZを10数年見て、未だにハマーンというキャラの意味が分かりません。物語での立ち位置もそうですし、人物の描写もあまりなく、掴み所のないキャラだった。でも、シャアに通してではなく、カミーユに通してみれば、ハマーンというキャラも多少はっきり見えるというヒントは、小説のなかにはあった。面白い。
 あと、かつて「ガンダムの小説はアニメ本編の補足説明みたいなもの」というような話が聞いたことありますが、ひょっとしたらこの『Zガンダム』の小説が与えた印象が強かったかもしれません。不本意の『Zガンダム』は富野にとって、やや困惑してるに違いないのですから、その気分も小説では読み取れます。


2.
 あと、ちょっと売り上げで富野作品を検証したいと思います。
 富野作品はここ数年あまり売れたイメージがないんだけれど、実はどれも一定な実績を収めてることについて、ぶっちゃけアニメ業界を含めて、多くの人は知らないだろう。なので、できれば少し本当の状況をなんとか明瞭させればあるいは、とは思ってます。


3.
 最近「分裂」というキーワードをある方から頂いて、これを軸に富野作品を考えてみたいと思います。
 分裂といえば、パッと思ったのは、なんといっても『ガイア・ギア』のシャア・アズナブルとアフランシ・シャアですが(だからこそ中後期作品群の原型だと思います)、それ以外にも『アベニールをさがして』のアベニールと、『ガーゼィの翼』の主人公千秋クリストファーなどがあります。あ、もちろん究極な分裂はディアナ様とキエルお嬢さんですよね。
 そして、『Vガンダム』。Vガンダムはキャラこそ分裂していないが、話の色が二つに分けています。上手くいえないのですが、『それがVガンダムだ』のササキバラ・ゴウ氏の言葉を借りると、38話「北海を炎にそめて」と39話「光の翼の歌」の二話で象徴したものと言えるらしい。つまり、二話はともに『Vガンダム』のなかでも極めて優秀な話ですが、描いたモノは同じ作品の連続した二話なのに、ここまで違ってくる。それがつまりVガンダムの「何か」が分裂してるという話。
 正直とても難しいですが、しばらく考えてみようと思います。


4.
 『伝説巨神イデオン総音楽集』発売することになった。これで、2年前でイデオンの音楽を欲しがるあまりに、ヤフオクで揃えたレコードもただのコレクションアイテムとなった。が、イデオンの新しい商品を出してくれるのなら、それでもかまわない。
 で、総音楽集のブックレットの内容は未だに判明してないけど、判明次第、未収録となった昔LPアルバムのライナーノートの内容を文字起ししたいと思います。まあ、ここでも約束した話ですから。

SYMPHONY“IDEON”――『交響曲イデオン』での富野発言(ライナーノート全部)
レコード『未収録BGMコレクション*3 伝説巨神イデオン』(目録)
レコード『未収録BGMコレクション*3 伝説巨神イデオン』②(テレビ版の音楽メニュー)
レコード『未収録BGMコレクション*3 伝説巨神イデオン』③(映画版の音楽メニュー)

 しかし、今とっても気になるのは、スターチャイルドのイデオン総音楽集公式サイトはなぜか消えてる状態ということです。ただのミスだといいが…。


5.
 それから、ガンダム宇宙世紀大全ほかの情報を引き続き追いたいし、なんとかUCの感想もできれば書こうと思ってるから、嗚呼思いだけが先行してる…。

Vガンダムを振り返って…――富野監督NT94年3月号インタビュー(下)

2009/07/02 00:10|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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前編
Vガンダムを振り返って…――富野監督NT94年3月号インタビュー(上)

 今日は富野インタビュー以外、同号のカトキハジメによるV2アサルト、V2バスターについてのコメントも掲載します。

時代感覚というのはフィルムに出てくるモノなんです

――今回、かなり重要なキャラクターも含めて、次々に登場人物が死んでいくということで、読者からもあまりキャラクターを死なせないでくれというような反応も少なくなかったのですけれども……。

「それについて単純に前々から僕が持っている戦争観の問題でしてね。戦争というのはそんなに都合よく人を残してくれないっていうそれだけのことです。そこにあまり作者の都合で、これは好きな人だから生き延びさせるというようにはしませんでした。ただそういう物語の作り方が良いか悪いか?というのはまったく別です。確かに理念だけで作っていくとそういう作り方になってしまって、商売的にはいいことではないということも承知しています。
 けれども『Vガンダム』のような『ガンダム』の路線の中でも異質な作品であっても、『ガンダム』というネームを引きずっているという物語構造がどこかにあった。だからこれも『Vガンダム』までやめようというのも、実はスタッフの中でもありますので、これ以後はもうこういうことはしない。そういう僕の考え方があって『Vガンダム』を必要以上に重苦しいモノにしちゃったのでしょう」

――今、監督のキャラクター論のようなことも少し出ましたけれども、では監督にとってウッソという少年はどういう思い入れのある存在になりましたか?

「僕の思い入れというのは、初めの9話くらいまでは確かに鮮明になっていなかったし、それがちゃんと作品には出ていなかったと思っています。でもやはり9話くらいまでの時間が必要だったんだなというのは本当に納得できたので、それ以後のウッソについては、僕の手を離れて完全に自立してくれたから、僕のプランニングはほとんどないと言ってもいいのです。
 彼がひとりのキャラクターとして完全に自立しちゃったので、僕のほうで手を加えるものがなくなってしまった。だから僕にとっては後悔はない。よいキャラクターを送り出せたなっていう…そんな思いがあります」

――今回、物語の”キー”となるのがほとんど女性だったということがありますが、それはなぜですか?

「それはあまり意識しなかったけれども、そうなってしまったのです。どうしてかというと、本当に自分でも困っているのですが、やっぱりこの2、3年、男がパワーダウンしてきていることが出てきたのね。ですからなんとか男を出したいと思ったのだけれども、出せなかったんです。作為でカッコイイ男を作ってしまえっといえば、それはできないこともなかったでしょう。だけども、今はウッソのような男の子ひとりで実は十分だと思うし、それ以上に男を出す気力がなかったんだよね。
 むしろウッソのような、まだ坊やのレベルの男の子というところからもう一度男全体が”男”を作り直さなくちゃいけない時代に来てしまったのではないかなという気もしています。今のティーンエイジャーはそういう意味ではちょっと不確かだと思うし、それが、今ティーンエイジャーを使いたくなかった一番の理由です。自分でもあまり意識してはいないのですけれども、そういう時代感覚は本当にフィルムに出てしまいますね」

――これから結末に向けて佳境に入っていく物語についてどんな展開になっていくんでしょうか?

「佳境はありません。すごく普通に終わっていくなという感じがあって、最後まできちんといきます。こういう作り方は逆にいうと僕は初めてしたようなので、いいのかなあという気がしていうのですが、いいみたいですよ(笑)」

 このインタビューはインタビュー時間こそ載っていないものの、掲載された時間は1994年2月10日なので、第45話『幻覚に踊るウッソ』放送の前一日になります。このインタビューを読んで話の結末を想像しろというのはさすがにいささか無理でしょうが、この時点はまだどこかに余裕があるように見えます。『Vガンダム』終わったあとのインタビューの疲れっぷりを見れば、そりゃ小牧さんでなくても心配するよね。


おまけ:カトキのコメント

デザイナーの語る”V2”の強化案
カトキハジメ

「”V1”のデザインをしていたときには最初から”Vダッシュ”の存在まで念頭においていたのですけれども、”V2”に関してはこういった強化案については最初頭になかったんです。それが関係各方面からのいろいろな要求がありまして、そこからデザインを造り上げていった形になります。”アサルト”と”バスター”の2タイプを出すということに関しても、そういう仕事上でのオーダーがあった上で、そこに自分なりに納得できるような意味付けというか、存在意味を考えてデザインしたつもりです。たとえば”アサルト”は金色に見える追加装甲部分を一種のサイコミュ的な機能をもった装備というように考えて、それとヴェスパーライフルやメガビームシールドといった要素をまとめたサイコミュ兵器的な位置づけの機体、それに対する”バスター”は通常の火器類を増強させる装備というように考えてデザインしています。これは本編ではそういう使われ方をするかどうかはわからないのですが、今回の描き下ろしイラストにもあるように”アサルト”と”バスター”両方の装備を使用した場合でも各々のパーツは干渉しないようにしてあります」

 自分はゴテゴテがあまり口に合わないタイプですが、なぜかこのV2アサルトバスターだけに抵抗がまったくありません。これもひょっとしたらカトキ氏のこの真摯な態度がすでにそのデザインに込めていたからかもしれませんと勝手に思ってます。
 あ、ちなみに文中で言ってた描き下ろしイラストってのはあのとってもカッコイイV2アサルトバスターです。V2好きはもちろん、『Vガンダム』ファンなら私のいうこと分かりますよね? アレですよ。アレ。


Vガンダムを振り返って…――富野監督NT94年3月号インタビュー(上)

2009/07/01 00:02|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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 たまには文字起しでもしようか。

ASSULT! 突撃V2 FINAL STAGE 機動戦士Vガンダム
エンジェルハイロゥにめぐる戦いもいよいよファイナルステージ!
待望のパワーアップ版V2の”バスター”と”アサルト”が登場
そして富野監督のVガンダム最後のインタビューをお届けしよう


現場レベルで製作体制の底上げをすることができたという手応えがあります

――まず”今”ガンダムのテレビシリーズを作ったことの意味と実際に作品に携わってきたこの1年間を振り返っての感触についてお聞きしようと思うのですが。

「意味はありません。しかしテレビシリーズをやったということについてはとてもよかったと思っています。きっかけはあくまでオン・ビジネスの理由からであったにせよ、機会を与えてもらったということでは、それを無駄にはしなかったという意味でと、今回『Vガンダム』を作ったことで、サンライズとしての製作能力がいろんな意味で底上げされたということで、本当にやってよかったなという実感を手に入れることができましたから。
 何よりも『Vガンダム』をやったことでサンライズが今までに身に付けてきたモノと違うモノを意識しはじめたということです。
 現場的には大変だったのはわかっているのですけれども、各スタッフが自分達で勝手に思い込んでいた大変さっていうのは間違いなんじゃないのか? ということに皆が気が付き始めた。『ガンダム』という名前を借りてこういう作り方を一度してみなくちゃいけない時期なのだと実感できたのですから。
 だから『Vガンダム』という作品はそのものの評価が、極端な話どんなに低かったとしても『Vガンダム』の仕事をやってくれたスタッフが、それ以後の”次”の仕事をやってくれるんじゃないかという手応えを得ることができたので、よい仕事でした。『Vガンダム』に関しての人気が低くても構わないというのはどういうことかというと、つまりこういうことです。もう50歳を越えた年代の僕が作品のフィーリングまで決定してしまったわけです。そうするとね、”ロボットもの”ですよ? ”ロボットもの”を50過ぎの人間がここまで決めごとどぉして作っていてね、実際に”ロボットもの”を見てくれるような若い人に対して、本当の意味で好きになってくれるような作品を作れるわけがないんです。
 けれども、なぜ僕がやらなければならなかったのか、というのは今言ったとおりで、どうも基本的にアニメとか”ロボットもの”などをテレビに向けて作る作り方というのを、いま現場で第一線で働いているはずの人達が間違った覚え方をしてしまった。つまり『ガンダム』のルックスのいいところだけで作れば”ロボットもの”というのは作れるんじゃないのかと思ってしまったわけなんです。だけれどもそんなことでドラマなんか作れるわけがないんだ、という部分を誰も教え来なかったのではないのか、ということがあるわけです。
 わかりやすい話を『Vガンダム』で言うと、例えばモトラッド艦隊みたいなモノを出してる。あれがフィルムに出てくるまで、そんなモノが出てきたら”絵”がガチャガチャになってしまうのではないのかと、特に『ガンダム』が好きであればあるほどそう思ったはずなんです。ただ、モトラッド艦のようなモノでさえ、それがどういうポリシーで使ったらこうなるという部分さえ押さえてあげれば、見せ方次第では『ガンダム』の中でも使えるという方法論を知らない。そういうことがわかったのです。
 そして何よりも『ガンダム』がいつまでも15年前と同じMSでいいわけがなんだという、まさにそのことを言いたいために使ってみせた。そこであれでは気にならないというのであれば、次はおまえたちが何かやれということです。」

 感想は明日の下編でまとめて語ります。

Vガンダムを振り返って…――富野監督NT94年3月号インタビュー(下)

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