富野由悠季監督とその作品をひたすら語るブログ

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グーバーウォーク

自分用リスト(2)

2009/04/30 23:32|未分類TRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 自分用リスト(2)
 昨日につづいて、謎のリストをまとめます。

その10
誰かがカッコゥと啼く 1 (1) (サンデーGXコミックス)誰かがカッコゥと啼く 1 (1) (サンデーGXコミックス)
(2007/06/19)
イダ タツヒコ

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その11
誰かがカッコゥと啼く 2 (2) (サンデーGXコミックス)誰かがカッコゥと啼く 2 (2) (サンデーGXコミックス)
(2008/01/18)
イダ タツヒコ

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その12
誰かがカッコゥと啼く 3 (3) (サンデーGXコミックス)誰かがカッコゥと啼く 3 (3) (サンデーGXコミックス)
(2008/07)
イダ タツヒコ

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イダタツヒコ先生のバイオレンスSFホラー漫画。最初の一巻はホラーか?と思ったら、二巻は一気にSFに突入したでござる。どことなくテコ入れが感じないでもないが、綺麗にまとめて凄かった。

その13
ぼくたちと駐在さんの700日戦争 (ヤングサンデーコミックス)ぼくたちと駐在さんの700日戦争 (ヤングサンデーコミックス)
(2008/04)
オオイシ ヒロトママチャリ

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映画にもなったヤツでござる。ブロウ小説は正直いって面白くないので、こっちのほうがオススメ。

その14
こどもブロッサム 1 (1) (まんがタイムコミックス)こどもブロッサム 1 (1) (まんがタイムコミックス)
(2007/08/07)
マシュー正木

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マシュー先生の4コマ漫画。登場人物ほとんどボケという奇妙な作品。ユキちゃんと先生が可愛い。

その15
天狼 (ビッグコミックス)天狼 (ビッグコミックス)
(2008/02)
さい ふうめい藤堂 裕

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さいふうめい先生原作の博打漫画。珍しく博打そのものにこだわらず、とにかく”ツキ”にフォーカスする、ある意味一巻で終わるには惜しい作品。さまざまな機転は痛快もの。

その16
おばけのおやつおばけのおやつ
(2007/07/05)
押切蓮介

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最近人気がある押切蓮介先生の本。変な漫画が一杯。でも面白いのは面白い。「ピコピコ少年」は80年代のゲーセン風景を描いてるが、こっちの90年代ゲーセン風景そのままなので、非常に懐かしいである。





そして、これです。

その17
THE ART OF Ponyo on the Cliff―崖の上のポニョ (ジブリTHE ARTシリーズ)THE ART OF Ponyo on the Cliff―崖の上のポニョ (ジブリTHE ARTシリーズ)
(2008/08/02)
スタジオジブリ

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去年の目玉の一つ。去年妙に金魚さんに関する記事が多かったりしたのもこの本のため。
また、その時ゴロー戦記の美術集も併せて拝見させてもらって、両者はいかに格が違うのを十分味わいました(あたりまえなんだけど)。「うーん、さすがパヤオだな…物語はああなっても、線だけがひと味違うよな…」「うわあ、こっちの線が死んでる!」みたいな。山下明彦氏の画もすばらしいけど、やはりパヤオさんにはかないませんな。

 ただ、ひたすらリストを挙げてもしょうがないので、明日こそまじめに記事を書きます。しかし、アマゾンのリンクを載せただけでも画面は生き生きしてますな、やはり文字ばかりじゃつまらんですかね。

関連記事
自分用リスト(1)


自分用リスト(1)

2009/04/30 00:01|未分類TRACKBACK:0COMMENT:0
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漫画部分のみ。

その1
ファイブ―The story of the men who don’t give up their dreams. (1) (ビッグコミックス)ファイブ―The story of the men who don’t give up their dreams. (1) (ビッグコミックス)
(2006/11/30)
くさか 里樹平山 譲

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その2
ファイブ―The story of the men who don’t give up their dreams. (2) (ビッグコミックス)ファイブ―The story of the men who don’t give up their dreams. (2) (ビッグコミックス)
(2006/11/30)
くさか 里樹平山 譲

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その3
ファイブ 3 (3) (ビッグコミックス)ファイブ 3 (3) (ビッグコミックス)
(2007/04/27)
平山 譲

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その4
ファイブ 4 (4) (ビッグコミックス)ファイブ 4 (4) (ビッグコミックス)
(2007/09/28)
平山 讓

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その5
ファイブ 5 (5) (ビッグコミックス)ファイブ 5 (5) (ビッグコミックス)
(2008/02)
平山 讓

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実在のプロバスケットボール選手佐古賢一とアイシンシーホースの選手たちの話。少女漫画的中年応援漫画。読んででこっちが赤面するー。

その6
迷彩都市 1 (1) (近代麻雀コミックス)迷彩都市 1 (1) (近代麻雀コミックス)
(2006/09/07)
我孫子 武丸中山 昌亮

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迷彩都市 2 (2) (近代麻雀コミックス)迷彩都市 2 (2) (近代麻雀コミックス)
(2006/12/07)
我孫子 武丸中山 昌亮

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麻雀殺人ストーリー。我孫子先生のシナリオだから、犯人までの件はものすごく面白いわ。麻雀キチのヒロイン雲雀萌えー。

その7
貧乏セレブ (UNPOCO ESSAY COMICS)貧乏セレブ (UNPOCO ESSAY COMICS)
(2007/07)
橋本 正枝

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いのまたむつみ先生無二の親友・橋本正枝氏の漫画。ものすごく面白い。とにかく貧乏なのにセレブの夢を追いかける生活の荒唐さと破綻ぶりを楽しむ漫画。また、ゲーム中毒の仲間として、クリスこと永野護と川村万梨阿女史も登場ー。面白い面白い。

その8
LA QUINTA CAMERA―5番目の部屋 (IKKI COMIX)LA QUINTA CAMERA―5番目の部屋 (IKKI COMIX)
(2006/07/28)
オノ ナツメ

商品詳細を見る

4人の中年独身男と一つ留学生のための下宿部屋。オノナツメ先生の漫画のなかでも比較的読めやすい作品だと思う。留学生が行ったり来たり嬉しいわ寂しいわー。

その9
オーディナリィー± (サンデーGXコミックス)オーディナリィー± (サンデーGXコミックス)
(2007/11/19)
高橋 慶太郎

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ガンぶっ放す+少女。そういう漫画。セリフ回し+可愛い主人公だけで読む価値がありますよー。


 ちなみにどんなリスト? うふふふ、秘密ですよ。大したものでもないですけどね。


『密会』各章タイトル

2009/04/28 22:26|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 『密会』各章タイトル
『機動戦士ガンダム』各章タイトル
『伝説巨神イデオン』各章タイトル
『リーンの翼』各章タイトル
『機動戦士Zガンダム』各章タイトル
『ファウ・ファウ物語』各章タイトル
『破嵐万丈』シリーズ各章タイトル
『オーラバトラー戦記』各章タイトル(上)
『オーラバトラー戦記』各章タイトル(中)
『オーラバトラー戦記』各章タイトル(下)
■『ガイア・ギア』各章タイトル
『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』各章タイトル
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』各章タイトル
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』各章タイトル
『シーマ・シーマ』各章タイトル
『機動戦士ガンダムF91 クロスボーン・バンガード』各章タイトル
『機動戦士Vガンダム』各章タイトル
『ガーゼィの翼』各章タイトル
『王の心』各章タイトル
『アベニールをさがして』各章タイトル
『密会』各章タイトル
『オーバーマン キングゲイナー』各章タイトル

 2ヶ月前から始まってるこのシリーズも、つい終わりに近づきました。修正あるいは加筆する必要があるところはまだまだありますが、最初の目的である「各章のタイトル」と「小説のスタッフクレジット」の掲載は一応整ってありますから、次の「ガイア・ギア」が終わったら、この前言ってたフォーマットを吟味しつつ、ゆっくり直すつもりです。


密会 アムロとララァ
著者/富野由悠季

(ミニ文庫版)
表紙イラスト/木崎けいすけ

(スニーカー版)
カバーイラスト/NOCCHI 〈RED〉 カバーデザイン/中デザイン事務所
口絵・本文イラスト/NOCCHI カバーデザイン/中デザイン事務所

(注:角川ミニ文庫版を持っていないため、以下の目次は角川スニーカー版に準じます)
熱いまま

巨人の影

アムロ・レイ

宇宙から地球、宇宙へ

瀕死の白鳥

赤い服にもたれる

母に代わって

女というもの

アムロの場所

観客のララァ

重ね織り

人とマシン

ソロモンの会戦

ララァの抱擁

ウェーブ

刻(とき)のなかの少女

極 み

お休みララァ

ア・バオア・クー

シャアとセイラ
 アムロとララァ

あとがき


 個人は、この作品が富野由悠季が書いた小説のなかでもベスト3に入れるくらいの作品だと思います。いや、ベスト3ところが、ベスト1といえるかもしれません。後期(具体的いいますと、『Vガン』以後)の富野は、キャリアもスキルも熟成な時期に入るため、その小説も昔と比べれば、全体的はレベル高いです。そのなか、この『密会』はまさに富野由悠季という書き手のあらゆる思いと方法論と技法をぶつけて、エッセイ的な物語を保ちつつ、文芸的な仕上げまで高めた集大成的な作品である。それくらい素晴らしい小説である。具体的な考え方はいずれ書きますが、「短編の名手」である富野由悠季はこれをもって封筆して今に至るのは、本当に残念なことである。
 売れなくなるから書いてもらえないのならともかく、もし勝手に自分が小説家の素養がないと勝手に諦めるのなら、本当にいい加減にしなさいと言いたい。その小説の問題は当然いっぱいいます。しかし、それを上回る面白さとセンス・オフ・ワンダーを秘めてることについて、なぜか一言も言及しないのは、シャイな作り手ですから自分から褒めたりしませんのも頷けますが、読み手としては非常に不満というか、惜しいと思ってます。本格的な文学をやりたいのならともなく、娯楽小説なら少なくとも最近のガンダムなんちゃって小説より遥かに面白いです。それは、せめて皆さんにも分からせていただきたい。


富野に訊け!異性接触編Q.31 中学生とセックスの関係

2009/04/27 19:49|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 富野に訊け!異性接触編Q.31 中学生とセックスの関係
 前のパソコンを整理したら、こんなものが出てきた。なぜハードディスクのなかにあるのか、自分が文字起ししたものか、どこからコピペしたものかもわからなくなった。もしコレはどなたさんが苦労してやってくださったものならば、教えてください。速攻で削除します。フォーマットから見れば、どうやら雑誌連載じゃなくて、単行本からのものですが…。
 まあ、どうでもいい。大事なのは内容。

富野に訊け!異性接触編Q.31

Q.31
男の子と普通に話ができるようになりたい!

栃木県 みゆきさん(14歳)

富野監督、はじめまして。私の悩みを聞いてください。
中学校に入ってから、クラスの男の子とまともに話すことができなくなったのです。
小学校までは男の子と仲良く遊ぶことができたのですが、最近は男の子と目が合うだけで顔が赤くなってしまい、そんな自分が恥ずかしくなり、その場から消え去りたくなるのです(本当に逃げたりします)。
本当は男の子の友達もほしいし、いろんな話もしてみたいのですが……。
きっと赤面症を治せば、どうにかなると思うのですが……どうしたらいいのでしょうか、教えてください。

A.恥ずかしいのは誰でも同じ。だからこそ、セックスを意識せずに、異性を観察する努力を怠らないこと!

まずコミックを読むのをやめましょう。コミックの中で描かれる男の子、女の子や物語には、いやでもセクシャリティを想起させるものが多く、そういう情報をなんとなく知っているという状況があるから、みゆきさんの質問どおり、「意識しすぎて」いることが男の子との会話の邪魔になっているのです。男女のセックスの違いを意識することは異常なことではないのですが、それを日常的に意識することにみゆきさんの年齢の男女は慣れていませんから、その迷いが赤面症という症状で現れているのでしょう。
またみゆきさんの両親がキチンとしている方だとしたら、もしかしたらあなたの生活の規範は「~してはいけない」という押さえ込みばかりなのではないでしょうか。行動の押さえ込みばかりを教え込まれますと、「異性を意識することは駄目なことなのかもしれない」という考えが働いてしまい、それが赤面症へとつながっていることも考えられます。
赤面症を理由にして、男の子と話さなくなるのはずるいと思いますから、まず「セックスを意識しないで日常を過ごす」という意識を育てていきましょう。男の子も女の子も13~14歳くらいの頃にはよほど度胸があるか、もしくは無神経な人以外は異性と付き合う際に「恥ずかしい」という意識が先に立つものです。みんなそれを日常生活の中で抑えて異性と付き合うことを訓練しているのです。ですから、みゆきさんも日常生活の中で自分の見える範囲にいる異性をキチンと観察するという努力をしましょう。そうすると、自ずと異性と会話する機会も増えてきますし、男の子の欠点などに気付き始めるはずです。そうすれば、自然に赤面症はなくなっていくでしょうし、人間観察と自己修養の目を養えるようになるのです。
異性を観察するということは、人間を観察するという意識をしないとできません。とにかく訓練してください。この訓練をないがしろにすると、もう2~3年経った時に異性に対して奥手になる、もしくは軽々しく開放的になるという極端な出方しかできなくなり、人生そのものを苦労することになります。
間違わないでほしいのですが、たった1年くらいの時間で異性に慣れると思わないで下さい。異性に慣れるのには――間違いなく一生かかります。最近よく大人は離婚する理由は、何より異性に慣れることに一生かかるという警戒心を持たずに、ただ好きなだけ、ただ愛してるからというような気持ちやその時の都合で、簡単に結婚してしまったからなのです。
「そんな考えは遅れてる、古い」という意見があるのも知っていますが、この際ハッキリ言っておきますと、処女性を大事にしてほしいのです。一過的に男の子を知ってしまうと、異性に対しての妥協が始まって、結果として人の選び方を間違います。ですからむしろ大事なことは、そんな同性の話や噂、その他様々な情報に振り回されないことです。冒頭でお話したように、コミックをはじめとした子供が手に取る媒体で安易なセックス情報を掲載しているという状況に関して、僕は我慢がなりません。セックスは確か重要な問題だと感じていますし、それを子供にキチンと教えることは大人の責任だと考えています。それだけに、安易に風俗や性の情報をあけすけに一部の大人たちが弄んでいる状況は許しがたいものがあります。それは2003年の芥川賞受賞作品を巡る状況にも同じものを感じました。確かに受賞した2作品(綿矢りさ『蹴りたい背中』、金原ひとみ『蛇にピアス』)は文章もすばらしく大変面白いものでした。しかし作品内で描かれた過激な内容をさもスタンダードであるというふうに扱い、若い女性作家に擦り寄せる大人たちの姿勢にはうんざりします。結局、そういう大人たちの姿勢から、若い人たちの乱れが始まっているようにも感じられるのです。
ここまで言い切っても良いでしょう。「将来あなたは誰かとセックスをします。だからこそ充分に気をつけなければいけない」ということなのです。恋することとセックスすることは違う、ということは肝に銘じておけば、顔を赤めることもなくなって、気持ちのいいセックスパートナーや生涯の伴侶を見つけることもできるでしょう。ただひとつ明確にいえるのは、セックスを遊びですれば最後、死ぬまで自分の体や心を傷つけることになりますから、どうぞ自分を大事にしてください。

 話題はただの赤面症からセックスと男女性から昇ったのは、さすが富野御大将としかいいようがありません。基本的は少女向けの話ですが、初心な少年たちも通用する話だと思います。しかし、こういう正面きって物事を教えてくださる人がいるのはいいですよな。

 ついでに前記事にした富野に訊け!の内容もここに置いてく。

富野由悠季と声優(富野に訊け2を出せ!)
  ―― Q.19 声優と俳優、とちかがなりやすいのでしょう?

 
富野に訊け50回記念スペシャル
  ―― 富野に訊け50回記念スペシャル



『伝説巨神イデオン』各章タイトル

2009/04/27 11:47|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 『伝説巨神イデオン』各章タイトル
『機動戦士ガンダム』各章タイトル
『伝説巨神イデオン』各章タイトル
『リーンの翼』各章タイトル
『機動戦士Zガンダム』各章タイトル
『ファウ・ファウ物語』各章タイトル
『破嵐万丈』シリーズ各章タイトル
『オーラバトラー戦記』各章タイトル(上)
『オーラバトラー戦記』各章タイトル(中)
『オーラバトラー戦記』各章タイトル(下)
■『ガイア・ギア』各章タイトル
『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』各章タイトル
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』各章タイトル
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』各章タイトル
『シーマ・シーマ』各章タイトル
『機動戦士ガンダムF91 クロスボーン・バンガード』各章タイトル
『機動戦士Vガンダム』各章タイトル
『ガーゼィの翼』各章タイトル
『王の心』各章タイトル
『アベニールをさがして』各章タイトル
■『密会』各章タイトル
『オーバーマン キングゲイナー』各章タイトル


伝説巨神イデオン
著者/富野由悠季(旧:富野喜幸)

(ソノラマ版)
絵/湖川友謙
(角川版)
カバーイラスト/後藤孝幸
デザイン/坂井哲也
本文イラスト/後藤孝幸・小林誠
セルワーク/アートランド・中山久美子

Ⅰ 覚醒編
序章 伝承
第一章 コンタクト
 一節 グラム・ザン
 二節 フォルモッサ・シェリル
 三節 ユウキ・コスモ
 四節 カララ・アジバ
第二章 ランナウェイ
 一節 イデオン
 二節 ギル・バウ
 三節 ソロ・シップ
 四節 デス・ドライブ
第三章 バトル・ツー
 一節 プリズナー
 二節 ブラジラー・ポイント
 三節 ハルル・アジバ
 四節 バンダ・ロッタ

Ⅱ 胎動編
第四章 チェイス
 一節 デス・アウト
 二節 ダラム・ズバ
 三節 ランディング
 四節 ケープセブン
第五章 アジアン
 一節 コボル・ハシム
 二節 スタグラ
 三節 キッチ・キッチン
 四節 イデオン・ジャック
第六章 マザー
 一節 イデア
 二節 ドリーム
 三節 シュレディンガー
 四節 ソード

Ⅲ 発動編
第七章 ターニング
 一節 ミーティング
 二節 ディパーチャー
 三節 ハンニバル・ゲン
 四節 タッグ・マッチ
第八章 スタート
 一節 ドウモウ・スター
 二節 イデオン・ガン
 三節 スリップ
 四節 アウト・ポウスト
第九章 インボーク
 一節 テレポーテーション
 二節 メシア
 三節 デス・マッチ
 四節 ウィズ・ユー


『機動戦士Zガンダム』各章タイトル

2009/04/27 00:07|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 『機動戦士Zガンダム』各章タイトル
『機動戦士ガンダム』各章タイトル
■『伝説巨神イデオン』各章タイトル
『リーンの翼』各章タイトル
『機動戦士Zガンダム』各章タイトル
『ファウ・ファウ物語』各章タイトル
『破嵐万丈』シリーズ各章タイトル
『オーラバトラー戦記』各章タイトル(上)
『オーラバトラー戦記』各章タイトル(中)
『オーラバトラー戦記』各章タイトル(下)
■『ガイア・ギア』各章タイトル
『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』各章タイトル
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』各章タイトル
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』各章タイトル
『シーマ・シーマ』各章タイトル
『機動戦士ガンダムF91 クロスボーン・バンガード』各章タイトル
『機動戦士Vガンダム』各章タイトル
『ガーゼィの翼』各章タイトル
『王の心』各章タイトル
『アベニールをさがして』各章タイトル
■『密会』各章タイトル
『オーバーマン キングゲイナー』各章タイトル

 今日サンタ・クロースさんからのプレゼントを頂いたので、まったく記事を書くところじゃないですので、今日はタイトルでノルマを済ませちゃおうか。


機動戦士Zガンダム
著者/富野由悠季

(講談社版)
カバー絵/永野護 装丁/小倉敏夫 

(角川版 共通)
カバーイラスト/美樹本晴彦 デザイン/CREST・朝倉哲也
口絵イラスト/つるやまおさむ・末弥純
本文イラスト/仲盛文
解説イラスト/藤田一己・田中精美



この物語は、TV版、映画版として、広く紹介された「機動戦士ガンダム」の続編的な物語です。
しかし、同名の小説を継続させてはおりません。
そのために、設定として、異なる部分があります。
旧視聴者、読者にとっては、違和感を覚える部分もあるかもしれませんが、独立した物語として楽しんでいただくためには、このようにせざるを得ませんでした。また、新しい読者のために、前作と重複するような説明もあります。
以上の件について、ご容赦いただきたく、お願い申し上げます。

                    富野由悠季



第一部 カミーユ・ビダン
PART 1 ジャブローの鳥
PART 2 グラナダのシャア
PART 3 君は、少年なの?
PART 4 スウィート・ウォーター
PART 5 ディパーチャ
PART 6 カミーユ・ビダン
PART 7 リック・ディアス
PART 8 サヨナラ
PART 9 グリプスで
PART10 搭乗
PART11 マークⅡ同士
PART12 宇宙(そら)へ
PART13 着艦
PART14 アーガマ
PART15 エマの持ってきたもの
PART16 カプセルから
PART17 期待
PART18 父と
PART19 嘔吐
(角川版のみ 解説――橋本真司)

第二部 アムロ・レイ
PART 1 カミーユの日記
PART 2 月の裏側
PART 3 ティターンズの胎動
PART 4 メッサーラ
PART 5 大気圏突入
PART 6 重力の井戸の底で
PART 7 時限爆弾
PART 8 核の華
PART 9 母と子
PART10 ケネディ・スペース・ポート
PART11 シャトル発進
PART12 別れ
PART13 アムロ、再び
PART14 ベルトーチカ
(角川版のみ 解説――浜松克樹)

第三部 強化人間
PART 1 霧の中
PART 2 ヒッコリーへ
PART 3 シャトル発進
PART 4 ニューホンコン
PART 5 フォウという女
PART 6 シンデレラ・タイム
PART 7 サイコ・ガンダム
PART 8 最出撃
PART 9 回収
PART10 ジャミトフ・ハイマン
PART11 ジェリドの背後
PART12 ゼータ・ガンダム
PART13 密告
PART14 コロニーの落ちる日に
PART15 ウェーブ・ライダー
PART16 キリマンジャロ

第四部 ザビ家再臨
PART 1 意思の狭間
PART 2 永遠のフォウ
PART 3 降下
PART 4 ダカールの日
PART 5 道化
PART 6 宇宙(そら)の思い
PART 7 三つ巴
PART 8 プレッシャー
PART 9 接点
PART10 ジェリドとマウアー
PART11 ガザに導かれて
PART12 謁見
PART13 ハマーン・カーンの瞳
PART14 ゼダンの門の中
PART15 ロザミィ
PART16 湖畔
PART17 人のトリガー

第五部 戻るべき処
PART 1 宇宙の隈で 
PART 2 密使
PART 3 ハマーンの香り
PART 4 目覚め
PART 5 嘲笑
PART 6 ゼダンの門の中へ
PART 7 サラとハマーン
PART 8 戦闘空域
PART 9 天から来るもの
PART10 シロッコ、立つ
PART11 ジャミトフ暗殺
PART12 少年少女たち
PART13 黄ばんだ記念写真
PART14 コール・フィーリング
PART15 ロザミィの中のフォウ
PART16 生命
PART17 エマの後先
PART18 猿芝居
PART19 母
(角川版のみ あとがき――富野由悠季)


フェラリオ大全

2009/04/25 21:40|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - フェラリオ大全
 フェラリオといえば、フェラチ…じゃなくて、『バイストン・ウェル』シリーズに登場する妖精さん。純然たる騎士小説である『バイストン・ウェル物語 ガーゼィの翼』のBWシリーズですべて登場している不思議なフェラリオたちだが、種族も体型も役割も違うため、今まで混乱してる人もいるかもしれませんので、今日はちょっとそのリストをまとめたいと思います。
 内容はまったくの主観というか、ひたすら偏見でデタラメですので、半分くらい見てくだされば幸いです。また、完全に記憶頼り(特に『AB戦記』)ですので、もし漏れたのがあれば、是非教えていただきたい。よろしくお願いします。


『聖戦士ダンバイン』

チャム・ファウ
 ミ・フェラリオ。おてんばでうるさいが、雑用から通信までこなすゼラーナの清涼剤。最初はニーとくっ付いてたり、ゼラーナに残したりだが、後戦闘中ではしょっちゅうショウのコックピットに座り込むようになった。人懐っこい性格で、同じ種族のエルとベルも仲よくしている。また、人思いで責任感も強くて、いつもショウの助力になりたいと行動している。また、手先も器用で、様々な服を自作してる。オーラマシンに巡る大戦の末、たった一人地上界に残られ、バイストン・ウェルの物語を我々地上人に伝えた後、一人で夜空に消えていた。
 愛しいフェラリオ界の永遠なるアイドル。ファウ家族の長女。ハイレグレオタードを着ている。ちなみに、どう見てもマーベルよりショウとラブラブ。

シルキー・マウ
 エ・フェラリオ。ドレイクに水牢に監禁されてる。ナックル・ビーと違って、いろんな地上人を召喚しても特に咎め受けてないらしいが、後はさすがに『ダンバインOVA』でミ・フェラリオになってた。

ツオー
 ミ・フェラリオ。男性型フェラリオ。ギブン家が飼っている語り部で、一度聞いた言葉を正確に復唱できるスキルを持っている。まあ、簡単にいえばテープレコーダー。

トロウ
 ミ・フェラリオ。男性型フェラリオ。酒を飲むだけのだらしないヤツ。はっきりいってキモイ。

ナックル・ビー
 エ・フェラリオ。マーベルを召喚した罪のもとで、ニ(ュ)クス・ティタンというガロウ・ランの醜女にされた。

ハロウ・ロイ
 エ・フェラリオ。『リーンの翼』からのゲスト登場。ここではジャコバの侍女を勤めている。

ジャコバ・アオン
 チ・フェラリオで、フェラリオの長。格好も言動もおばさんぽく、

エル・フィノ
 ミ・フェラリオ。シーラ女王が飼ってる一匹。エンディングで走る姿は美しいが、本編は乱暴者で役に立つことはなかった。

ベル・アール
 ミ・フェラリオ。シーラ女王が飼ってる一匹。肥満幼児。可愛くない上で騒ぐだけしか能がないため、チャムとエルと比べて、悲しいくらい人気がない。


『リーンの翼』(小説)

ハロウ・ロイ
 エ・フェラリオ。迫水をバイストンウェルに召喚した張本人。有り余るの色気に、ガロウ・ランも迫水もメロメロ。もうちょいと迫水を落とせたが、うっかり○水プレイのせいで、破局。その後襲撃受けて即死だが、なぜか周りから自殺扱い。

コム・ソム
 ミ・フェラリオ。海賊船『ゼラーナ』船長に飼われている。裸踊りと酒とエロが大好き。

ノストゥ・ファウ
 ミ・フェラリオ。麻薬を投下させられ、ガダバ床山隠密部隊に暗殺者として飼われていた一団(8)のなかの一匹。当初は迫水を嫌いだが、彼に懐くようになったあと、色々役に立ってる。ファウ家族の次女だが、大森版では一番年上に見える。ドライバーは大嫌い。


『ファウ・ファウ物語』

ファウ・ファウ
 ミ・フェラリオ。偶然に地上世界に生まれちゃったおチビちゃん。可愛いけどちょいワガママ、人々を善意の渦巻きに陥ってた別の世界からの使者。ファウ家族の4匹目。


『オーラバトラー戦記』

トロゥ
 ミ・フェラリオ。ジョクがバイストン・ウェルで初めて夜を明かした宿屋に住んでいた男性型のフェラリオ。『ダンバイン』のと同じ可愛くない。

サラーン・マッキ
 エ・フェラリオ。多くの地上人をバイストン・ウェルに引き寄せたエロいオーラの持ち主。

チャム・ファウ
 ミ・フェラリオ。物語の半分くらいなところで、クスタンガの丘でジョクと同行するようになったチビちゃん。アニメと違って、こっちのチャムはジャコバというか、バイストン・ウェルの代理としての働きが目立つ。

ジャコバ・アオン
 チ・フェラリオ。フェラリオの世界ワーラーカーレンの主。チャムからモアイと呼ばれている。ジョクに聖戦士の剣を渡した。アニメと比べていくらかマシだが、やはり機械大キライの様子。

エイシャー
 ワーラーカーレンで、ジャコバの身の回りの世話をしているエ・フェラリオ。チャムから、お姉さまと呼ばれていた。


『ガーゼィの翼』(OVA)

ファラン・ファ
 ミ・フェラリオ。アニメ版の追加キャラ。クリスがバイストン・ウェルに落ちたとき、偶然にくっ付いちゃったチビちゃん。


『リーンの翼』(アニメ)

エレボス
 ミ・フェラリオ。大きい。通称「ホリエレボス」。エイサップたちを助けたり、ジャコバのメッセージを伝ったり、結構活躍している。

ジャコバ・アオン チ・フェラリオで、フェラリオの長。やはりワガママ。今回はキノコ婆になった。後添え様から「神様気取り」と呼ばれているが、まさにそのとおり。

ツッコ・ミレール
 ミ・フェラリオ。公式サイト『なぜなにバイストン・ウェル』のナビゲーター。モヤシ頭。最終回で本編登場を果す。ふたご先生の絵だよー。

オシエ・テクダサイ・トミノ・デス
 『リーンの翼』のDVD収納ボックスのみその姿が確認できる謎の存在。バイストン・ウェルの創造主という噂も。なぜか赤い。


おまけ
『重戦機エルガイム』

リリス・ファウ
 この世界では「ミラリー」と呼ばれる種族の数少ない生き残りである一人。ファウ家族の三女。


『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』

フィナ・エスティナ
 ミ・フェラリオ。説明書では『リの領内にある強獣の森で迷子になっていた、記憶喪失のミ・フェラリオ。主人公に魅かれ、行動を共にするようになる』としているが、実際は主人公をバイストンウェルに引きずり込んだエ・フェラリオの成れ果てらしい。格好も容姿もミ・フェラリオのなかでは上位といっていいが、とにかく空気だった。

▽続きを読む▽

富野由悠季作品の演説――『アベニールをさがして』のベストン・クーリガによるアベニールから日本国民への警告

2009/04/23 22:51|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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 昨日の『シーマ・シーマ』について、今日は『アベニールをさがして』から。

 これは、謎のテンダー・ギアを乗って突如東京上空に現れているベストン・クーリガと名乗る人物が、電波ジャックで日本国民に伝えてきたメッセージである。

 日本国民は、軍事国家を否定しないといけない。
 軍事施設だから攻撃を受ける。それは、軍事国家の宿命なのだ。日本政府を牛耳っている軍国主義者たちは、ただちに政界から離れるべきである。アベニールがそう言っている。
 軍事国家の思想は、単一思考、単一支配をめざすものである。それでは、独善におちいることを回避しようとしても、独裁を生むのだ。それは歴史が教えるところである。アベニールは、もっと広く世界と宇宙を大観して、人の統合をめざす力を日本という島にいる人びとに求めている。
 トーキョーにたいする警告行動は、わたし、ベストン・クーリガが、一人でおこなっている。日本国民は、いますぐ、サージェイの政権を倒して、国民主権の国家に改造しなければならない。そうしなければ、現在以上にテロルの渦巻く国になるだろう。
 われわれ人類は、ようやく、市民政治をおこなえるまで成熟した。その成長に自身をもつべきだ。日本が、このまま国際社会から取り残されてしまえば、国家として死を選ぶことになる。それは、この島に住む人びとの自尊心を失わせ、人類が今日までつくりあげてきた歴史を無駄にすることになる。アベニールはそう語り、予言されたことを伝えるために、わたし、ベストン・クーリガをこの地に遣わされた。
 このテンダーギア、アラフマーンは、アベニールがベストン・クーリガを遣わすために、与えてくれたものである。所属はない。アラフマーンとベストン・クーリガの二人だけである。

 これを説明するのは非常に難しいので、まずは以下のあらすじと紹介を読んでください。自分でも未だによくわかりませんので。

もう一度アベニールをさがして――『アベニールをさがして』の紹介

 ちなみに、今はおそらくガンダム一番有名であろうガルマ国葬の3つのバージョン(テレビ版、劇場版、小説版)を比べているのだが、おそらく松崎健一氏によるテレビ版と、テレビ版から富野の手による微妙に修正されている劇場版と、まるっきり富野独自である小説版は、それぞれの良さがあるのだが、一つだけ大きな違いといえば、それは演説者の気分の違い、演説対象の違いであるかもしれない。今はまさに考えている最中ですからなんともいえないのですが、この3つの演説が完成された時間順:テレビ版→小説版→劇場版も重要かもしれません。
 まあ、それはともかく、富野小説のなかでもマイナーな演説を発掘するのが先決ですから、ガンダムのは後回し。


富野由悠季作品の演説――『シーマ・シーマ』のケンサ・A・ハーの帰還

2009/04/23 01:20|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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 ちょっと富野演説について語りたいので、今日はあまり見かけない富野ガンダム以外の作品『シーマ・シーマ』の演説から文字起ししたい。
 よく富野が演説の名手と言われているが、テレビアニメではシナリオライターがついてるし、同じタイトルの演説でも小説とアニメならやや異なる部分も多少見えるため、ここらへんについても、何か考えの違いを見つければいいと思いますので、これらも一緒に語りたいと思っています。

 これは、『シーマ・シーマ』の主人公、偉大なるアイランドの王ケセス・アーデアスの子でありながら、実の母にグラウンドを放逐された青年ケンサ・A・ハーが、10年ぶりに王都帰還を果す際、その先王の部下たちに演説した内容です。

先輩たちよ!
ゲトラ・ゲイのもと、わが母、メイハーサンの愚かさのもとで、よくも今日まで耐えてくれた。父の名をもって、これを謝罪し、感謝もする。そして、子として、母の愚昧さに鉄槌を下さざるをえないこのときにあたって、先輩方が、かくも集まっていただいたことには、あらためて礼をいうものである。
しかし、子が母を討つは、人の道を踏み外すものでもあることも知っている。このおのれの罪を少しでもつぐなうために、この作戦を犠牲者がなく完遂できるように、先輩方の持てる力を、貸していただきたい!
そして、グロウブ・テラの真理を解きあかすこの輝きを、人びとにかかげるために、わが命をささげる! 人びとよ! その力をこの黄金の輝きのもとに、発揮されよ!

 実際の話の内容も説明しなければならないが、『シーマ・シーマ』という作品はこの前『アベニール』記事で書いたとおり、富野のアイデア実験場として十二分に輝いている。理想的な貴族タイプ、大気に纏う気脈の糸、地を這いて生きる人々と空に浮かぶ島に住んでる人々など、どれも後の富野作品が見られる要素の原型として書かれている。また、私見ですが、これはアニメを含め、富野全作品のなかでも稀に見た恋愛小説、妹萌え弟萌え小説でもあるので、富野小説のなかでもレアものですが、機会があれば、ぜひ一度読んでみてください。


富野由悠季と手塚治虫の相似点 その2

2009/04/21 22:53|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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 遠く昔、こんな記事を書いてしまった。

手塚治虫と富野由悠季の相似点

1.作家性がある業界の代表の一人
2.大変クセがあって、嫉妬心が強い
3.若手育成に執心する
4.やたら人の生と死を物語のテーマにする
5.アイデアや導入はとても面白いのに、駆け足や収集が付かなくなる場合もある
6.マンガと映画の使い分け
7.作品ごとにまったく新しいものを挑戦する



 その時はただの思いつきでしかないが、今回は少し自分の意見を述べつつ、いくつかの追加をしたいと思います。あと、その中の2について、以下の記事はオススメです。

手塚治虫と富野由悠季という師弟のこと ―― 囚人022の避難所


1.作家性がある業界の代表の一人
 これはおそらく、誰も疑問が抱いてないだろう。漫画家はいっぱいいるけど、誰も「作家」と呼ばれているわけではない。マンガの巨匠は何人もいるけど、作家と呼べる人はそうそういない。かならずその作品のなかに非常に強い思想、人間性、メッセージやテーマを訴えかけれなればいけません。いうまでもなく、手塚治虫のそのような漫画家のなかでも代表格にあたる人間なので、作家と呼ばれても誰も疑問を持たないだろう(好き嫌いはあるとはいえ)。
 一歩、富野にしてもそう。アニメでいえばどことなく作家型と職人型という分類があるが、富野監督なら職人的な面もあるけど、100人に富野のタイプはどれを聞けば、おそらく90人以上は作家型を選ぶだろう。同じく、アニメ巨匠は少ながらずいますが、そんなか、富野ほど作品のメッセージ性が強い監督もなかなかいませんので、富野もアニメにおける作家と呼べる数少ない人間の一人だ。


2.大変クセがあって、嫉妬心が強い
 嫉妬心が強いのはある意味作家ならば皆そうだが、この2人の場合は、必ずといっていいほどそれを隠してないのが特徴です。時々わざとそれをむき出すのかと疑うほど大人気ない言動もしばしば。クセについては、上の囚人022さんの記事を読むのにオススメですが、発言の多さも、「自身を大きく見せたり、逆に卑小に見せたり偽悪的に書いたり、そんなことばっかり」というくだりも、まんまハマッてるのは、アニメ・マンガ業界といえども、手塚・富野に似てる二人もなかなかいません、と。


3.若手育成に執心する
 これも有名の話だと思います。手塚先生に関して、昔の虫プロの体制からもそうでしたが、とにかく長年にわたって、常に若手育成を謳えてきた人でした。その点、富野もまったくそう。今確認できる限り、富野は一番早く若手育成の重要性を言い出したのはガンダムの時だった。そこから数えれば、実に30年もずっとそれを謳えてることになります。


4.やたら人の生と死を物語のテーマにする
 手塚作品は実際どれもそうだが、一番それを真正面にテーマにしたのは、たぶん多くの人はあの『火の鳥』を浮かぶのだろう。そして、富野ならもちろん『伝説巨神イデオン』。ほかにもいろいろありますが、往復で生と死を問いかけるのは、この2人の作品の共通点である。当然、ドラマ的な効果、つまり演出効果的な面をあるでしょうけど、あれを見て悲嘆するのも、これほどでなけれな得れない感じでしょう。

 ちなみに、富野作品の死に関して、去年韓国でのこの発言は、たぶんこの数十年以来、富野が始めてキャラの死に関して語ってくれたものだと思います。

富野 in 韓国再び

Q:監督の作品の中には、登場人物が死ぬ場合が多いですが、それがストーリーの構成において、いい影響を与えるや悪い影響を与える部分を挙がるとすれば?

A:『ファーストガンダム』から『Vガンダム』、それからその後新たに作れた『∀ガンダム』までは、すべて戦争を背景にしています。戦争を扱う物語だと判っているから、作家はキャラクターを簡単に延命させることができない。キャラクターの死が物語に影響を及ばす部分はありません。人が死ぬ時の悲しさや痛さ自体が一つのメッセージとして役目を果たすのだ。



5.アイデアや導入はとても面白いのに、駆け足や収集が付かなくなる場合もある
 これはおそらく多少に説明する必要があるから、ここで少し説明します。
 手塚作品でいえば、かならず見かけるのは、最初にバーンと一つの独特なアイデア、あるいはこの作品特有なものを出して、それによって読者を掴むこと。さらに、そのアイデアを含めて、とてもとても魅力的な導入部を作り上げること。
 メジャーなものを外すと、たとえば『鉄の旋律』ならば、妹と両手を奪われてた男が、憎しみで動く鉄の義手で復讐に帰って来た。『ボンバ』ならば少年の憎悪によって無意識的な殺人を起こす魔性の馬のマボロシとか、非常に一気呵成でそのアイデアを活用することによって、話を「序」から「破」に導入すること。そこらへんは、今の作劇の方法論は多少に違ったとはいえ、同じ題材におけるマンガ作りのなか、手塚ほど上手い人は実はあまり見れません。
 しかし、手塚マンガの読者ならばきっといつかで感じたことだと思いますが、手塚のマンガのなか、「…これで終わり?」とか、「えええええ」という作品が、実は非常に多いです。連載の都合、あるいは作り手のやる気がなくしたという事情もいるでしょうけど、それにしても多い。下手にすれば半分の作品はこういう最後で駆け足や半分投げやり的な結末かもしれません。

 で、以上話したことは富野に嵌ると、まったく当てはまることも伺えます。実際、富野作品に対する批判も大半このへんに集中するでしょう。こういうことから見ても、2人は実はともにアイデアの人だろうけど、まとめるのに苦手だなあと。
 ただし、富野作品におけるこういう現象は比較的に小説で見られます。アニメはスタッフワークのため、多少駆け足と感じても、最終的は綺麗にまとめたのが多いです。逆に小説はワンマンワークであるため(なぜか富野小説における編集者は完全に死に体)、こういう現象はもう多い多い。ここらへんは富野と手塚の制作スタイルによるものだろうと勝手に思ってます。


6.マンガと映画の使い分け
 手塚に関しては、全部じゃないけど、概ねマンガで映画をやる人と規定しても大丈夫でしょう。あの映画的なコマ割りは、昭和20年代当時全日本の少年を驚かしたのは、もういうまでもないことだろう。
 しかしその一方、手塚マンガはよく劇中でまったく関係ない変なものが出てきます。「ヒョウタンツギ」がその代表です。

ヒョウタンツギ:キャラクター名鑑:TezukaOsamu.net(JP)

 これは完全にマンガな表現です。映画的なものとある意味真逆なものです。「いいところなのにこんな変なものを出すな」というような批判が、手塚自身も承知しているのです。しかし、それでも使わずにいられないのは、どうしてでしょう? ここらへんは作家本人のスタイルと作劇の差があるため、ここでは多く語れませんけど、一つ注目すべきなのは、富野自身も同じ作品のなかで同時にマンガと映画をやるわけです。

月刊アニメージュ1999年7月号富野由悠季および『∀ガンダム』関連記事

―― 描写の仕方とか、見せ方に関しては?
佐藤 もちろん、違いますよね。まず、映画的な事をしようとしてるのか、マンガ的な事をしようとしてるのかで全然違うでしょう。『ガンダム』をやった時は、「あ、この人は映画だな」と思ったんです。
―― 富野さんについてですね。
佐藤 そう。「富野さんは映画がやりたいんだな」と思ったから。最初にサンプルとして見せてもらったコンテが、他の人が描いたものいに、富野さんが直しをガンガンに入れたものだったんです。筆ペンで、いろいろな罵詈雑言が書いてあったんですけど(笑)。
―― ああ、富野さんが、絵コンテを直す時に、絵コンテを描いた人へのお叱りまで書いて。
佐藤 そうです。「クニへ、帰れ!」とかそういう事が書いてあって(苦笑)。それが参考になりましたね。人物が投げ飛ばされるアクションを、投げる、飛ぶ、着地と、何カットにも割っているところがあって、それに関して「このアニメ屋め!」という富野さんの言葉が書いてあったんですよ。
―― 「いかにもアニメ」なカット割りだったわけですね。
佐藤 それを見て「ああ、なるほど。こういうのがイヤなんだ。『映画』をやりたいんだ、この人は」と思って。

 ここで、佐藤氏はさも富野は映画一筋の人と形容したが、実はそうでもありません。

 これは、『リーンの翼』のキャラクターデザイン工藤昌司氏が『リーンの翼』第2巻ライナーノートのインタビューでの発言:

―― 富野監督の演出で印象的なところはありますか?

工藤 また『ガーゼィの翼』(注:工藤氏は当時動画マンとして参加)の話になるんですが、その中にフェラリオが腕をひっぱられて痛がるというカットがあったんです。そこに注意書きで「ここはマンガだから、マンガふうでいい」とあって。それを読んだ時に「ああ、リアリティの度合いって、場面によって使い分ければいいんだ」って思ったんです。そのあたりについては、今回の『リーンの翼』でもまったく変わっていませんね。

 このへんも、実に興味深いものですので、また別の機会で語りたいと思います。


7.作品ごとにまったく新しいものを挑戦する
 これは5と同じ部分があるけれども、つまり新しいアイデアを使いたい。手塚もそうですが、富野ならばそれ以外も、新しいスタッフを要求します。そのほうが、自分にとっても周りにとっても読者にとっても、いい刺激になると思ってるからこそ、本当に作品ごとに挑戦するという言葉通りの戦いをしてきた。
 また、手塚の有名なスターシステムも、ある意味この考え方の下による産物といえるでしょう。つまり、作品ごとに新キャラを考えずに済んだ気力を、作品にぶつけれるという最適化ができるため(いつも思うのですが、この人のマンガ記号論はいつも誤解されてつづける節があるだろう)、あの膨大な創作量が実現できたのかもしれません。


 追加を書く時間も気力もなくなったので、続きは明日で。


ニュータイプ2002年9月号キングゲイナー連載小説挿絵西村キヌインタビュー

2009/04/19 22:57|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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『オーバーマン キングゲイナー』各章タイトル

 これ↑に関するインタビューです。リクエストを受けて、今日はこれにします。中にはキンゲデザインの話以外、この小説の挿絵の説明なども含み、とても貴重なものだと思います。
 また、上の記事以外、これ↓も参照。

月刊ニュータイプ2002年8月号『オーバーマン キングゲイナー』小説連載予告

かくして彼女の旅も始まった。 デザイナー西村キヌ

キャラクターに衣装デザイン楽しいです!
 今回の企画へは、同じ職場の大先輩である安田(朗)さんが声をかけてくれたのがきっかけです。
 企画の初期段階は本当に合宿状態で、同じキャラクターデザインの中村嘉宏さん、アニメーションディレクターの吉田健一さんと3人でとことん話し合いました。
 ゲームのキャラクターデザインで大事なのは、まず第一「ひと目でどういうキャラがわかる」こと。特にアーケードゲームはプレー時間が短いだけに、たとえば格闘ゲームのキャラならどんな攻撃をしてくるのか、ぱっと見ただけで一瞬でお客さんにわかってもらえなくてはなりません。それと同じd、とにかくまず第一に「ひと目でどういうキャラかわかるように」というのを心がけたかったです。そうすれば富野由悠季監督はじめ演出の方々も、「このキャラはどんなキャラなのか」という説明から入らなくとも、すぐにその先の描写に行けるんじゃないかと。
 それから「キャラの個性がかぶらない」こと。ビジュアル敵には、吉田さんが「シルエットだけで判別できるようなキャラがいい」という意見でまとめてくださってとてもスムーズにいきました。中村さん的にはいきなり乱暴な要求をされたわけで大変だったはずなのに、ものすごい勢いで順応してこられてびびりました。
 そういった話し合いやアイデア出しの中で、一応まとまったキャラの方向性とかイメージをもとに中村さんと私がそれぞれキャラのラフを描き、最後は富野監督に選んでいただこうということになったんですが、そのとき監督が「自分が選んでしまっていいの?」とおっしゃられて、何かとてもうれしかったですね。そうやってキャラクターの方向性さえ決まってしまえば、あとは肉体を描くのに長けた中村さんが中身の人間を描き、私が服を着せ、吉田さんがアニメ用に仕上げるという役割分担ができていきました。
 絵的には私も中村さんも、ちょっとおたくっぽくてリビドーに訴えかける、いわゆる”萌え”系といえると思うのですが、吉田さんの絵の品のよさやマイルドさがそれをうまく補ってくれて、おかげで全体として王道というか正統派の絵面になっていると思います。同じことに、実際にキャラクターに演技をつける演出面でもいえます。「いまどきそれはいないんじゃない?」という突飛なデザインのキャラクターでも、監督にかかればきちんとこの世界に溶け込んで、生活感のある人間として存在しているんです。だからこちらとしては、とにかく「このキャラはどんな奴なのか」ということを打ち出すことだけ考えてればいい。あとは監督たちが命を吹き込んでくれますから。
 主人公の2人のうち、ゲイナーは完全に中村さんのデザインまんまです。あまりに完成度が高くていじれませんでした。ゲインは私のデザインが色濃く残っているかな。最初はゲイナーと同じい年という設定で、わりとストイックなタイプということであんなデザインにしたのですが途中でかなり年上になりました。凄腕のスナイパーで女たらし、通り名が”黒いサザンクロス”という臆面もない設定のキャラを監督がどんなふうに描くのかものすごく楽しみでした。第1話のコンテの時点で予想の3倍くらいすごかったです。「ときめくお名前です」とかね。
 今月号から始まる小説版の挿し絵ですが、まず紙面構成をけっこう描き込んだ監督のコンテのようなものをいただくんです。それはアニメのコンテと同じで、なぜこのキャラクターはここでこの表情なのか、というような情報がきちんとがきちんと記されてあって。で、こちらとしてはそれをいかに具体化していけるかが勝負じゃないかと思うんですが、なかなかそこまで……メカも描かなければいけませんし。主役機のキングゲイナー自体は、メカというよりむしろキャラっぽいのでまだ気が楽かな。挿し絵そのものは絵物語ふうで、はやりのおしゃれなラインとは逆行するかもしれませんが、真っ向勝負で頑張りたいと。まあそれしかできないというのもあるんですが……。また、これから半年間描いていく中で、絵的にどんどん変わっていくかもしれませんし、また成長していきたいと思っています。
 ビジュアル的には、アニメのほうは吉田さん、マンガは中村さん、そして小説の挿し絵は私とそれぞれ絵の雰囲気が違いますが、それも含めて「キングゲイナー」の世界を楽しんでもらえたらと思っています。そういう出身もデザイン観もまるで違うスタッフが集まってつくったものですから、キャラクター自体も非常にバラエティに富んだ、一歩間違えば世界が広すぎてまとまりのないものになりかねません。そんな世界をひとりにまとめあげるというのはものすごい労力を要することだと思います。それをあえてやろうという意気込みを、見ている人たちに受け取ってもらえたらいいなと思っています。「キングゲイナー」は、そういう”本気度”がめっちゃ高いと思うんです。


●にしむら・きぬ/㈱カプコンデザイン部所属のイラストレーター。対戦格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズなどのイラストにおける、独特のタッチには人気が高い。本作品には、主に衣装デザインとしての参加だが、キャラの造型自体にも、そのセンスが色濃く残っている。


 以上の話を読む限り、このシリーズの全体イメージはほとんど富野によるものだそうです。つまり、雑誌に載ってる非常に綺麗で繊細な絵とインパクトあるレイアウトも、実際ある意味富野自ら作ったものと言えます。ですから、この前ここでこの連載の文章は絵に触発される感じがある旨の話を言いましたが、それは間違いです。触発されるのではなく、絵の仕上げ以外何もかも、完璧に富野のものです。
 ですが、こういう言い方は決して西村女史を見下すものじゃなくて、むしろ評価するものです。つまり、西村キヌという完璧に自分の世界観を完璧に再現できる絶大な信頼を寄せられる挿絵家を手に入れたため、こういう大任を任せられるのです。そういう意味で言い換えますと、この連載は富野が小説を書くためのものではなく、あくまでニュータイプの紙面と自分の筆を借りて、西村キヌ女史の絵をアピールしたいものといえるかもしれません。
 昔ならば、これほどの挿絵家が見つからないため、意地でも自分の手(文章)でその世界観を再現して見せることをやらざるを得ませんけど、西村絵なら自分がしゃしゃり出るまでもなくても……と、つまり白トミノ時代では非常に一貫する「次世代へ継がれるものを見出す意思」です。こういう視点からみれば、富野監督はいかに西村キヌを評価するのか伺えると思います。

▽続きを読む▽

『オーバーマン キングゲイナー』各章タイトル

2009/04/18 23:32|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:3
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 『オーバーマン キングゲイナー』各章タイトル
『機動戦士ガンダム』各章タイトル
■『伝説巨神イデオン』各章タイトル
『リーンの翼』各章タイトル
■『機動戦士Zガンダム』各章タイトル
『ファウ・ファウ物語』各章タイトル
『破嵐万丈』シリーズ各章タイトル
『オーラバトラー戦記』各章タイトル(上)
『オーラバトラー戦記』各章タイトル(中)
『オーラバトラー戦記』各章タイトル(下)
■『ガイア・ギア』各章タイトル
『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』各章タイトル
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』各章タイトル
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』各章タイトル
『シーマ・シーマ』各章タイトル
『機動戦士ガンダムF91 クロスボーン・バンガード』各章タイトル
『機動戦士Vガンダム』各章タイトル
『ガーゼィの翼』各章タイトル
『王の心』各章タイトル
『アベニールをさがして』各章タイトル
■『密会』各章タイトル
『オーバーマン キングゲイナー』各章タイトル

 この『キングゲイナー』の小説は、月刊ニュータイプにて2002年9月から2003年2月かけて6ヶ月連載されたもので、今まで発表された富野小説のなか、唯一まだ単行本になってない作品でもある。ただ、実際この連載は当初の予告に反して、作者である富野自身はこの連載を「ビジュアル・ノベル」と捉えて、実際の誌面構成はイラストレーター西村キヌの絵を全面的に前に出して、その残りのスペースに文章を入れてるという形となっています。そういう意味では、小説とはいえないけど、絵をアピールする文章という視点から見れば、その趣旨はまた面白いかもしれませんね。
 また、単行本じゃなくて連載のため、今回掲載の形も前の小説群とちょっと違い形にしました。



ニュータイプ2002年9月号収録(P99-104)
【新連載】 NEWTYPE VISUAL STORY
OVERMAN KING GAINER
AUTHOR             ILLUSTRATOR
富野由悠季 X 西村キヌ

Sec.1 女たらし
6ページ。1ページ絵1枚という形で、5つのエピソードに分けてる。内容は本編以前の話。
①ゲインの風貌と女癖
②灼熱の砂漠の下、ドームポリス”ウップス”とガエラに対する記憶
③カリンへの思い、エクソダスの前置き準備
④アスハムの襲撃と黒いサザンクロスの由来
⑤カリンと別れて、ゲインが旅立つ


ニュータイプ2002年10月号収録(P93-98)
【第二回】 NEWTYPE VISUAL STORY
OVERMAN KING GAINER
AUTHOR             ILLUSTRATOR
富野由悠季 X 西村キヌ

Sec.2 エクソダス
6ページ。絵6枚で、3つのエピソードに分けてる。内容はだいたい第1話と第2話にあたる話。
①ゲインのウルグスク潜入
②ゲインとゲイナーの遭遇。エクソダスと芸能、五賢人、ミイヤとの関係。オーバーマンの原理と仕組みの説明
③キングゲイナーの起動、初戦闘。戦闘の後、ゲイナーは初めて真相を知って愕然するも、エクソダスがすでに動き始めてる


ニュータイプ2002年11月号収録(P91-95)
【第三回】 NEWTYPE VISUAL STORY
OVERMAN KING GAINER
AUTHOR             ILLUSTRATOR
富野由悠季 X 西村キヌ

Sec.3 さすらいの街
この回から5ページになる。絵5枚で、4エピソードに分けてる。3話から12話の内容が散見している。
①エクソダスの補給問題、アナ姫の同行など
②ゲイナーと話すメカニックマン三人組。話題はそれぞれアーリータイプと恋愛事情
③ゲイン、ガウリ隊とパトロールに行くゲイナーが途中、サラとの小話
④遺跡でゴレームと戦うオーバーマンと遭遇


ニュータイプ2002年12月号収録(P91-95)
【第四回】 NEWTYPE VISUAL STORY
OVERMAN KING GAINER
AUTHOR             ILLUSTRATOR
富野由悠季 X 西村キヌ

Sec.4 古代のエクソダス
5ページ。絵5枚で、2エピソードに分けてる。内容は前回の続き、テレビの大体13話にあたる話
①ブリュンヒルデと戦いながら、さらなる混戦に陥ったゲイナー一行とアスハム・ザッキ。相変わらずケンカしてるゲインとアスハム。そしてゲイナーは戦いの最中、サラとの繋がりを探す
②一行を圧倒するブリュンヒルデ。危機一髪の時、サラはブリュンヒルデに叫んだ。ブリュンヒルデもそれと呼応するように、初代ミイヤの記憶を映し出し、そして再び身を隠した


ニュータイプ2003年1月号収録(P99-103)
【第五回】 NEWTYPE VISUAL STORY
OVERMAN KING GAINER
AUTHOR             ILLUSTRATOR
富野由悠季 X 西村キヌ

Sec.5 カテズ・テリトリー
5ページ。絵6枚で、7エピソードに分けてる。内容はデート話、運行部長や総裁の初顔見せなど、本編と比べて順番が入れ替わり。
①カテズの役人との交渉の傍ら、ゲイナーのデート話について興味津々のサラとアデットら
②自分のデートのためにお節介の連中に囲まれながらも嬉しく思うようになってるゲイナー
③シンシアに会うため、スクーターで雪地に走るゲイナー
④高圧的なカシマルとオロオロしてるカテズ市長
⑤一方、ようやくカテズに入ったゲイナー
⑥一方、列車のなかでミイヤの踊りを鑑賞するキッズ・ムントとアスハム
⑦花屋で花を買うゲイナーと広場でチョコボールを空に投げて口で受けていながら、ゲイナーを待つシンシア。2人はまだ互い知らない


ニュータイプ2003年2月号収録(P91-95)
【第六回】 NEWTYPE VISUAL STORY
OVERMAN KING GAINER
AUTHOR             ILLUSTRATOR
富野由悠季 X 西村キヌ

Sec.6 すれちがい
5ページ。絵5枚で、6エピソードに分けてる。
①チェルノボーグの接近とヤーパンの警戒
②カシマルのカテズに対する武力行使宣言と現場で悩む警備隊三バカトリオ
③出撃するためにやむを得ず離れるシンシアだが、ゲイナーの滑稽な格好を見て、笑い出した。しかし、ゲイナーは自分の格好がシンシアを逃げられたと誤解してるため、落ち込んだ
④キッズの野心と陰謀
⑤ヤーパンに対して攻撃を開始するカシマル。ゲイナーはキングゲイナーで迎撃するも、ドミネーターと戦うことになる。戦局は一旦収まったが、人々は戦うこともやめずに、さらなる戦いの中に身を投げ出すことを決意する
⑥そんな野心と理想の戦いと無関係なところで、ミイヤとルブル女二人が悠然と男女話しながら、旅をしている


 このシリーズの全ページ数は6P+6P+5P+5P+5P+5P=32P。第6回の最後では「第1部完」と書いてありますが、別に打ち切られたとかじゃなくて、予定通りの終わりです。


『∀ガンダム』の音を演じる者たち―朴璐美、高橋理恵子、村田秋乃、青羽剛、稲田徹座談会

2009/04/16 19:37|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:6
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関連記事
月刊アニメージュ1999年10月号富野由悠季および『∀ガンダム』関連記事

 昨日の予告のとおり、アニメージュ99年10月号に収録してある『ターンエーガンダム』の声優さんの座談会を紹介。参加者はロラン・セアック役の朴璐美、ディアナ・ソレル/キエル・ハイム両役の高橋理恵子、ソシエ・ハイム役の村田秋乃、グエン・ラインフォード役の青羽剛、そしてハリー・オード役の稲田徹。

∀ガンダム 明日はどっちだ 声優大座談会
「ボクたちはこれから一体どうなってしまうのでしょう」

強く吹き荒れ始めた戦争の風。
ロランたちを巻き込むその風は、
さらに強く地球と月の間を吹き抜けていく……。
シリアスさを増すストーリーもいよいよ中盤。
メイン・キャラを演じる5人に、
これまでの苦労や今後の展開への希望などを
自由に語ってもらった。
この座談会に、今後のドラマの綾を
読み解く鍵があるかも?



5人が語るお互いのキャラクターの魅力
 座談会を行ったのは、22話『テテスの遺言』のアフレコ直後。アフレコ中のテンションもそのままスタート!
――アフレコで印象深かったことから自由にお話をしていただければ……
村田 私からですか? 私はギャバンからのプロポーズがうれしかったです。ウェディングドレスも着るみたいだし。
稲田 婚約してからそれからは?
村田 それは秘密です。
稲田 ロランがちょっと嫉妬してるよ。
青羽 ロランはディアナ様だろう。
 いや……。
青羽 気が多いなあ。ひとり占めか。
稲田 許せないな、男として(笑)。そういえば(高橋)理恵子さんはギャバンがお気に入りらしい。
高橋 私は最初からギャバンがカッコいいって言ってるんですよ。
村田 ソシエはロランやギャバンと出会ったり、お父さんが亡くなったりして大人になってきているんだよ、って富野監督から言われたんです。あと印象的なのは、お父さんが亡くなったシーンと、カプルが手をブラブラさせながら走るのが可愛かったことです。
稲田 確かに、モビルスーツに乗れた感動っていうのはありますよね。
青羽 ボクも監督にグエンは乗らないんですか、って聞いたことがある。そうしたら「グエンは乗らないな。乗っても操縦できないだろうな」って。
稲田 ハリーの一発目のセリフがモビルスーツに乗っている時なんですよ。キャラクターを最初に見たときは、もっと斜に構えた感じかと思ったけど、監督からのアドバイスでもっと人間味のある奴だってわかりました。だから、帰還民からの訴えをディアナ様に報告すると約束するシーン(『ローラの牛』)は、印象的ですね。好戦的というより、月の民が地球に帰化して、幸せに暮らすことを望んでいるんじゃないかと。目を赤い特殊なサングラスで隠して、「昆虫」とよく言われていますけど(笑)、いい奴なんですよ。
 そういえば先週のアフレコ(『ハリーの災難』)で素顔、出てたよね。大学院生みたいだった(笑)。
稲田 でも、美形は美形でしょう。一時期は、サングラスの下がヤコップみたいな目だったらどうしょう(笑)。そうしたら、芝居を変えなければいけない、と悩んでた(笑)から安心した。
 絶対、そうだと思ってた(笑)。
――高橋さんはいかがですか。
高橋 私はまず絵にセリフを合わせるのが大変で……。二役なので、台本に「ディアナ」とあれば、逆にキエルだ、と思うようにしているんですけれど、時にモノローグと書いてある時もあって、それはそのままでいいので迷っちゃうんです(笑)。それから、ディアナってしっかり者で、何でもわかっている人だと思っていたので、野戦病院で傷ついている人を見て驚くシーンは意外でしたね。そういえば、私はシャボン玉が好きなんで、ディアナがシャボン玉を見るシーンは印象的でした。
 理恵子さんのシャボン玉と同じで、私は金魚が好きなんですよ。だから、1話で金魚が出たときに、出会いってあるもんだななんて思ったりしました。そう、あの金魚がメリーさんっていう名前だったのに驚いた。金魚の謎がどんどん明らかになっていく(笑)。
青羽 実は金魚がメインだったのかな。
稲田 金魚は、台本の表紙に5回ぐらい載ってますよね。
 うん。金魚とローラは載っても、なぜかロランは載らないんです。でもロランを見ていると、常にどの行動をとっても、バカがつくぐらい素直だなあって思いません? そのバカ素直さゆえに、物事にこだわらず、足し算よりも引き算がうまくて結果的にスムーズにいってるのかな?
青羽 いや、行動力があるんだよ。で、本当は5やれば済むことを、10ぐらいやっちゃうんだよね。
稲田 でも、みんなのことを好きみたいですよね。嫌いな人はいなさそう。
 人のマイナス面は絶対に見ないというか、それをプラスに変えてしまうぞ、というところがある。そういう力のある子だと思うんですけど。
青羽 そういう点でいくと、グエンって、誰も本気で好きになってないじゃないですか。女の子にはもてるけど、絶対自分から行かない。だから、そういう点でも、今後ロマンスみたいなものがあるのかというのは、すごく気になるところですよね。あるいは、ずっと恋をしないのか。ミリシャが暴走した後、ミハエルとまた再会しても、起らないじゃないですか。あのあたりに、すごい策略家だなと。こいつを今、敵に回しちゃいかんとか、取りあえず味方につけておいたほうがいいとかいろいろ考えている。度量の深さを感じますよね。

果たしてキャラクターたちはどうなるのか
――今後、キャラがこうなってほしいという希望はありますか?
 物語の展開は一切わかってなくて、今の時点でもソシエが婚約するっていうぐらいしか聞いていないです。でも、あまり深く先を考えず、もらった台本の中から感じたものだけでやろうと思っているんです。そこから出てくるのが、ロランじゃないかと思っています。あと希望は、いろんな女の人にもてるハーレム状態、かな(笑)。
高橋 ディアナには月には戻らないで地球の人と暮らして何とかしたいという思いがあるので、それがうまくいってほしいです。それから以前、キエルってグエンのことが好きなのかと思ってたら「キエルは、人を利用してるだけだ」と説明されて驚いたんです。今は、ハリーに心を寄せているようですけど、どうなるんでしょうか……。
稲田 やった、やった。春が来た。あ、朴さんがにらんでる(笑)。やっぱりハリーの場合、一番に来るのはディアナ様のことだと思うんです。そこでは男女の愛は求めていない気がする。でも、ディアナ様がうまくいっちゃったら面白くないぞみたいな、極めて人間的な部分もあるしなあ。そうなったらいつも冷静なハリーも冷静じゃなくなっちゃうかもしれないですね。
村田 戦争が始まる前の、成人式で踊ったり、歌ったりしているような、ああいう生活のほうがみんな楽しいじゃないですか。だから戦争は早く終わらせたいですね。できれば、月のディアナ様もキエルも、入れ変わっている状態から戻って、みんな仲よく、もうちょっと庶民的になっていったら、楽しいのになと思います。でも、悲劇的なほうが面白いかも(笑)。
稲田 それは確かに。
青羽 多分、平和になったら終わっちゃうからね。そういえば、演出家の人がポロッと「もしかして、最後の一番悪いやつはグエンになるんじゃないの」っていう恐ろしいことを言ってた。そうなったら、僕、本領発揮だなと思ってるんだけど(笑)。グエンは滅多なことではキレない。だからグエンがキレたときは、相当ヤバい時ですね。でも、物語の先は知らないほうが楽しくない?
稲田 そうですね。
 知らないほうがいいよね。
稲田 わくわくするよ。
 自分で感動しながら、自分で驚きながら、演じてる。
稲田 きっとそれを見て、富野監督もニヤリとしてるんだろうな。
――最後に読者にメッセージがありましたらお願いします。
村田 出演者のみんなも先のことがわからないので、演じるたびに驚いたり喜んだり、役の気持ちと一緒になって進んでいる感じがあるんです。そこがリアルだと思うので、登場しているキャラが、そのまま実写だと思って見てください。
高橋 人間ドラマとして、一話一話もそうなんですけど、大きな流れがありますよね。その中でいろんな人が、いろんなことにぶつかって悩み、成長していくというドラマとして楽しんでもらえればうれしいです。
 月と地球が舞台だから、ちょっとフィクションに飛びすぎて実感できないかもしれないけど、自分の立場をキャラクターにフッと置き換えたときに、ものすごく実感として感じ取れるドラマだと思います。喜怒哀楽を思いっきり出して、見てほしいです。以上。
青羽 『ガンダム』だからメカ・シーンも見せ場の一つではあると思うんです。でも、富野監督の作品って、人間ドラマがすごく深く描かれているから、誰かに感情移入してもらって、同じようにこの時代、2345年という時代を一緒に生きていこうって感じですね。入り込んで見れば見るほど、すごい面白いですよ。
稲田 歴代のガンダムと比較するんでなく、『∀ガンダム』という作品として見てほしいですね。そういう部分にこだわると損だと思いますよ。だから、ヒゲとか、赤いサングラスとか虎縞の服とかにとらわれず(笑)、物語の流れを見てください。


5人が選んだ 私の印象的なシーン
長い物語も折り返し地点に近づいてきた。自ら演じるキャラに思い入れたっぷりの皆さんが選んだマイ・ベストはこれだ。

自分の正体を明かすロラン
朴さんが選んだのは、8話でロランが思わず「自分はムーンレィスだ」と正体を明かしてしまうシーン。「台本を休憩中にいただいて読んでいたんです。『ローラの牛』だから牛の話だと思っていたら一番最後に、あんなセリフがあるjなうですか。あつくなってお芝居した、思い入れがすごくあるシーンです。ロラン的に言うと、あのシーンが一番、自分の中のものとロランのものがシンクロできた瞬間でした。やっとロランを実感できましたね」

建国宣言をするキエル
高橋さんは、ディアナを扮じたキエルが「建国宣言」と偽って地球人と月の人の共存を呼びかけるシーンを挙げた。「キエルが『目も同じで、口も鼻も同じ人間だから』って言ったのは、いつの時代でも通用する真実ですよね。簡単なことで、当たり前のことなんだけど、いつの時代でも戦争はなくならなくて、争いがあって。なぜ人間は戦争をやめることができないのか、という感じがしてあのセリフは印象に残っていますね」

ソシエ、ミリシャに入る
村田さんは、4話のメシェーとの会話が印象深いそうだ。「お父さんが死んじゃって、ふさぎ込んでいるときに、励ましに来たメシェーに『あんたが、そんなどうすんのよ。ロランじゃ頼りないから、一緒に戦おうよ。お父様のかたきが討てるよ』って言われるシーンです。そのまま、ふさぎ込んだままだたら、地味な、戦ったりしない、駄目なソシエのままだったのかなって。メシェーに言われたことが今の強いソシエを作ったと思うんです」

グエン、領民に罵倒される
シーンをいろいろあげてくれた青羽さん。ここでは11話のノックス崩壊のシーンをセレクト。「懐の広いグエンだけれど、あのシーンはちょっとボンボンぽいところが出ていた。彼にとっても予想外の展開だったでしょう。しかも『どこのバカだ』とまで言われたりして。あれはかなり傷ついていたと思う(笑)。あのせりふ、僕自身も慌てふためいちゃって、ロレっちゃって全然できなかったんですよ」

ハリー、陽気に笑う
ハリーを斜に構えたキャラかと思いアフレコに臨んだ稲田さん。「笑いながら『地球の雨とは温かいものだなあ』というシーンを結構皮肉っぽく言うのかと思っていたら、監督から『ハリーという人は、地球の雨の温かさに本気で喜んでいるんだ』ってアドバイスが。だから、本気でハハハハという感じで喜んじゃって構わないと。喜びみたいなものをダイレクトに表現してもらっていいということで、キャラクター像がつかめたんです」


座談会こぼれメモ
 座談会の会場は、アフレコのスタジオの地下にあるレストラン。着席してさあ開始となったときに、ウエイトレスのおばさんが朴さんに一言「今日はおとなしいのね」。いつもは一体どんな大騒ぎをしてるんですか? 朴さん……。座談会ではページの都合で収録できない脱線も多く、キャストのコンビネーションのよさが伝わってきた。

アフレコ風景こぼれメモ
『∀ガンダム』のアフレコは、だいたい午前10時ごろから午後2時過ぎまでかかる長丁場で、出演者も多い。中でも富野由悠季監督の細かな演技指導が特徴で、アフレコの合間に、一言一句にいたるまで丁寧な解説がある。
 右の写真はそんな演技指導の一幕だ。
 また、声優さんに聞くとアフレコとオンエアではまた違った印象があるのがこの作品の特徴だとか。「ベストの芝居をしたつもりでオンエアを見たら、絵でさらにフォローされているというか、増幅してもらってて、ありがとうって感じですね」(稲田さん)。
 ちなみに、この日は稲田さんがハリーとそっくりの赤いサングラスを持ち込んでいたのが話題の一つ。

 明日は休み。


月刊アニメージュ1999年10月号富野由悠季および『∀ガンダム』関連記事

2009/04/15 21:26|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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1.∀ガンダム 明日はどっちだ 声優大座談会
 明日で掲載。∀ガンダム 明日はどっちだ 声優大座談会


2.菅野よう子による∀ガンダムライブコンサート告知
 あのCDにもなったコンサートのこと。以下は告知記事の内容。

 11月12日(金)に行われるライブイベントで、初めてファンの前でオーケストラの指揮棒を振る菅野よう子さん。8月17日にサンライズ本社で行われた記者発表では、ライブへ向けて、次のように抱負を語ってくれた。
 「指揮棒をあげると、1点にピピピと100人もの演奏家の気が集まって、音になって出て行く――その感じがすごく興奮して気持ちいい(笑)。みなと一緒に自分も楽しもうぜ、という感じです。バレエとオペラのような、総合芸術として楽しいパフォーマンスにしたいですね」。一方、富野由悠季監督は「エオンエア中にこのようなライブを行うのは、とても貴重なこと。オーケストラと踊るような、かつての小澤征爾ばりの型破りな指揮を見せて欲しい」と激励した。

 また、富野総監督と菅野のツーショットも掲載。

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東京フィルハーモニー交響楽団オリガ

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 これ以外、菅野の『ビバップ』と『∀』のインタビューもある。ここは『∀ガンダム』に関する部分を紹介。

――一方、菅野さんの音楽には「ブレンパワード」や「∀」のようなシンフォニー路線もあって、その多彩さがすごいなぁと、いても思うんですが。
菅野 差がありすぎてリアリティがないと感じてると思うんです、聴いてる方はみんな。でも、どっちも普通の音なんですよ、私には。特別なことは何もしていないんです。ラフな格好をしているか、よそ行きの服を着てるかってことと一緒で、中身は同じ。どっちの音も、やってホントに気持ちいいってことだけで、作っているんです(笑)。
――こんなストーリーだから、こういう音を打つクルというような計算は……。
菅野 そういうものはないですね。結果として、たまたま一つの音楽が出来上がるだけです。
(中略)
――さて、一方の「∀ガンダム」では、「ブレンパワード」に続いて、富野由悠季監督とのコンビネーションですが、一緒に仕事をしての印象はいかがですが?
菅野 富野監督の場合は発注メニューが独特なんですよ。「ブレン」の時が初顔合わせだったんですけど、「こんな感じの曲を」と手渡されたメニューが、何を言ってるのかさっぱり分からない(笑)。
――富野監督直筆のメニュー?
菅野 そう。例えば「オーガニックなものの中に内在するナントカ」とかそんな感じで。
――確かに難しいですねぇ。
菅野 それを自分なりに解釈して、曲を書いていったんです。だから、最初はかみ合わないところがあったんですけど、10話を過ぎたあたりから、やっと分かってきて。でも、「∀」はそんな経験があったから、かえって最初の段階で何をやるべきかはっきり掴むことができたんです。
――制作サイドのスタンスも、「∀」は「ブレン」を踏襲しているようなところがありますよね。
菅野 「∀」はお話がちゃんとしていて大河ドラマ的ですよね。大きな流れがあって、すごく面白い。出てくるキャラも個性的で、みんな好きだし。
――「∀」で特に思い入れが深い曲ってありますか?
菅野 私、初打ち合わせの時に感じた印象がとても大事なんです。それを元に最初に書いた曲が「MOON」って曲なんですけど、何も言わないで富野監督に渡したら、すごく重要な場面で使っていただいたんです。富野監督にも渡辺監督にも、私は言葉で説明する部分じゃないところで作品を掴んでるように思われてるみたいで(笑)。そういうのを分かってくれる現場で、自由に作れるのは、やっぱり楽しいですよね。
――今日はありがとうございます。


 
3.制作設定安川浩司氏放送スケジュールコラムでのコメント。ちなみに、この号に載ってる放送スケジュールは以下の通り。

第24話「ローラの遠吠え」:9/17
第25話「ウィルゲム離陸」:9/24
第26話「悟りの戦い」:10/1
第27話「夜中の夜明け」:10/8
(注:この前の記事のスケジュールは書き間違ったため、近いうちにこの記事に倣って修正します。ここでお詫びします。)

第23話だけの祈りソング
 ご先祖をムーンレィスに持つキャンサーとムロンたちレット隊ー。(月の人だから…)地球人の6倍体を鍛え、毎夜お月さまに祈りを捧げつつ仲間が月から降りてくるのを代々待ち続けていた気の長い人たち…自分たちのアイデンティティーを守って一生懸命生きてきたはずなのに、地球人からもムーン
レィスからも「なんか違う」と白い目で見られてしまうそんな彼らの歌う祈りソング―『アニメ音楽界の女帝』(と新宿の某CD屋で書いてあった)菅野よう子さん作曲(作詩は…いわんでもわかる)による『月の魂(たま)』が聴けるのは(たぶん)23話だけ! ついでににせガンダムやひげブーメランも出ますって…本当にガンダムのこと書いてるんだろうか? 俺…。
                              安川浩司(設定制作/サンライズ)



4.上田大王のターン∀ガンダム解体画報第5回。イラストはこちらから。
 今回の注目点はMSとテーマの重さ以外、「賢いというかキレづらいというコトで、アニメ的バカのカタルシスは見えづらいというコトですか」という一言。「キレづらい」というのは非常な重要なポイントだと思います。特にエヴァ以後、作り手も観客もキレる野郎にどっぷりハマッてるのは非常に残念です。キレる演技は確かにスタイリッシュかもしれないけど、キレたら皆同じに見えるということは忘れないでください。ですから、『∀』を含め、自然体は『ブレン』以後の富野作品一つのキーワードとなって、そして今でも「キレる演技」が溢れているため、この『∀』が打ち出すアンチテーゼはいまだに有効働いてると実感しています(もっとも、『V』以前も実際今でいう「キレる演技」はほとんど無いけどね、よく言われているカミーユでさえ)。


5.∀ガンダム FREE/SPACE
 フリースペースはアニメージュの読者投稿特集コーナーです。説明は以下の通り。

[フリースペース]は、カラーイラストを読者より2カ月間募集の後、制作現場の方々に掲載イラストの選考とコメント、イラストによる「ワンポイントレッスン」をお願いしてる、読者投稿内の特集コーナーです。読者の投稿ページ[マイアニメージュ]内にて掲 載となります。

皆さまより投稿いただきましたイラストの中から、1等(1枚/
ハガキサイズより大きく掲載!)、2等(2枚/ハガキサイズの
7~80%大にて掲載)、3等(3枚)、佳作(20枚)、計26枚選出。

 この回の選者はキャラ設定の菱沼義仁さんとメカデザインの重田敦司さん。∀のキャラやメカ以外、富野監督とヒゲを描いた投稿も二枚佳作入選。一枚は格好いい風で赤いキャップ富野の頭に∀のボディ+ヒゲ。もう一枚は黒服+赤いキャップ富野が生まればかりの∀赤ちゃんを抱いて「産め!!」というキモ素敵?ふうなヤツ。選者コメント曰く「富野監督賞。キミたち勇気なあ」。
 また、菱沼さんと重田さんの自画像を掲載。重田さんはヒゲ付きMSな格好(というか∀に人頭)で、菱沼さんは何故かアザラシ。

 ここ数日はちょい忙しくなりそうなので、今日は簡単な更新ですみません。

NHK「JAPANデビュー第1回『アジアの“一等国”』」 についての感想

2009/04/13 21:30|未分類TRACKBACK:1COMMENT:0
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 JAPANデビュー
 え~~これはどうやらNHK4月からの新番組らしいですが、その第1回「アジアの“一等国” 」が取り上げたのは、ちょうど台湾の話でした。で、ここ数日気になったところでネットで少し検索してみますと、なんだかとても不評らしかった。なので、このブログはこういった話を扱うものではないのですが、先週ちょうど僕もNHKワールドでこの回を見たので、少しだけ話します。

 まず告白します。もう先週の番組でしたので、はっきり言いますと、内容はもうあまり覚えていません。それほど深刻でもないですし、内容もそんなに濃くないから。で、さらにぶっちゃけ言いますと、ネットやニュースや番組の「これは反日、歪曲番組」である大勢な意見に反して、実はあまりこういうふうに感じていません。少なく見た当時の感想では。
 ただし、これは訳があるのです。

 えっと、まず、日本の放送局や新聞(それもNHKに限らず)のある傾向については、自分はもう知っているつもりですから、某国と東アジア、それから戦前(特に昭和時代)関係の報道や記事は、基本的に当てにしていません。別に歪曲や捏造のだらけというふうに感じるのではなく、色眼鏡がかけてるのは百も承知ですから、そのようなものを見ながら、自分の知識や判断で見分くスタンスです。当然、そういう現象は日本の放送局や新聞社が皆悪い人とか陰謀を抱いてるというふうに思わなくて、ただ色んなゴタゴタで彼等のこういう立場を作らせたものというふうに理解しています。
 もちろん、そのような立場を承知しつつ、たまには「それでももう少しマシな番組を作れよ」という感想を漏らすこともたまにはありますが、基本的は一定水準な番組さえ作れれば、こっちもあまり気にしていません。で、今度のNHKのこの「JAPANデビュー」も実をいうと、今まで見た日本の放送局が作った番組のなかでは、悲しいかな「マシ」な部類に属してると思います。少なく台湾という部分を取り上げる際は、合格ラインでさえ至ってなかった昔の番組に比べれて、十分レベル以上の番組だと思いますので、この点については、自分は認めます。

 もちろん、自分だって、番組の内容については文句が無いわけがありません。大勢な方の仰るとおり、相変わらず一辺倒の日本殖民批判というまったく新味もない内容でした。もちろん、僕だってあの当時の統治を賛美したくはありませんですし、当時の「本島人」は二等国民に近い扱いも事実です。が、そんなのはもうさんざん日本の視聴者たちに刷り込まれた内容ですから、たまには別の新しい内容を教えてやってくださいよ。それができないのなら、せめて功罪の「功」を平等に示せよ(ちなみに、平等といっても時間の半分を割れという意味じゃないのです)。にも関わらず、これくらいのこともできず、あの形で番組になってしまったことについて、やはり残念と言わざるを得ません。

 でも、さっきの言ったとおり、こういう形の番組でも、自分にとってあまり違和感というか、拒否を感じてません。何故ならば、これには二つの訳があります。一つ目は恐縮ですが、自分の理解というか印象のなかでは、日本はこういう自虐な番組が普通だろうなと思っております。ですから、こういう番組を見ても、せめて「またか…」という感じしか湧かないですし、たとえ不満を感じても、それは日本の方たちの考えを反応する番組だろうと思っていたから、特に「台湾人のオレは怒ったぞ!」というふうにはならなかったです。
 そして、もう一つの訳は、今の台湾では、日本の殖民時代の台湾建設はごく当たり前の常識になっていますので、それを取り上げないことを、日本の方ならば「事実は隠された」や「真実は伝えられなかった」と怒りを覚えても、こっちは「あ、今回プラスの部分言わなかったね」としか思えなかったのです。たとえ番組に取り上げられなくても間違いなく知っている、現存している事実ですから。なので、鈍感ですみませんが、それほど深刻に見ることは、実は今回ネットで他の方の反応を見るまでは無かったのです。

 という、以上の話したとおり、あの番組は日本の方の考え方を反応する番組だろうなと思い、それじゃ台湾人としても出る幕がないと、番組見終わったあと、そう思いました。ですから、今回ネットなどでこのような反応を見たら、正直言ってちょっと驚いたのです。そして非常に嬉しいのです。自分の国に対する歴史にこのような判断と自主力を持てれば、メディアに左右することもないだろうからです。

 個人の考えでは、反省と自虐は違うのです。日本は反省してもいいです。罪を犯したとか、申し訳ないことをしたからとかじゃなくて、単純に過去に実存した歴史に対し、現象に対して、自分の思考でそれらのものを未来への糧と知恵にする。これが反省というものです。ですが、日本のいわゆる「反省」というヤツは、どこかで忸怩たる思いを感じずにいられません。そういう部分は、逆に視点をぼかして、半島の意味の反省を歪曲してると思います。「反省」はそんなに難しい言葉じゃないのです。忸怩に感じる必要はどこにもないのです。

 あの番組に登場する柯徳三氏の発言を歪曲する部分があれば、それはもちろん責めるべきことですし、断固抗議すべきです(断固抗議という硬い言葉で書いても、実はそんなに大変なものではなく、放送局をより良くするものです)。
 しかし、この柯徳三氏を発言を取り上げたことについては、自分は本気でNHKに感謝するのです。何故かいうと、この番組はせめて柯徳三氏の台湾人でありながら日本人でもあったという思いを真正面から取り上げたからです。これは今までの番組はほとんど誰もやらなかったことです。
 はっきりいって、今までの「台湾人が親日」とか「台湾人が反日」とかいう奴は、皆自分の都合でしか話さない人たちです。ああいう狭間にいる感じは、複雑すぎてはっきり言えるわけがないのです。その点、よっぽと鈍い人でない限り、柯徳三氏が番組のなかで伝えたそういう感情を感じれるはずです。
 弁当の話もそうです。豚の角煮弁当をクラスに持っていたら笑われたという話は、皆さんどう思うのでしょう。日本人は横暴で下劣で人を見下ろすと見てもいいのですが、自分はそう思っていません。まず日本は豚の足とかを食う習慣がありませんけど、台湾では昔も今もそれが普通です。ですから、おかしいというか珍しいというか、興味津々で豚の角煮弁当を見るのも無理もないことですし、そして何よりもいつの時代でも高校生は基本的にバカですから、1人が弁当を見て笑ったら、ほかの連中も一斉に笑い出すことも、おそらく現代の皆さんも経験したことです。高校生は基本的にこういう生物ですから。
 ですが、坊主頭高校生の思いと反して、当人の感じもまた別なものです。笑われたのは弁当ですが、おそらく当人が感じたのはそれ以上のものです。どういう感じかはここであえて言いませんけど、少なくとも、物事一つに対しても、決して一つだけの視点、一つだけの解釈で済ませないことについては、皆さんにもご理解していただきたい。

 ですから、これからもNHKには頑張ってほしいですね。海外から見れば、NHKは実に世界有数な非常に良い放送局ですので、これだけ抗議(反響ね)を受ければ、NHKも誠心に受け止め、さらなる改善をすべきだというのは、海外の一視聴者である望みですね(あ、でもこの前フジとのコラボは失敗だったと思います。あの民放全体的に足を引っ張ったとしか)。


 最後、この番組は非常に締めをしていると思います。ある長者は、台湾を「孤児」と形容した。

「孤児になって捨てられたみたいですよ。人を馬鹿にしているんだ、日本は。そういうとね、間違ってるか?本当のことだろう。間違ってるか?本当のことだろう。これ嘘じゃない、帰ったらね、日本の若い連中には分からないけど、年寄りの80歳以上の人に、まあ、あの宣伝して下さい。台湾の、台湾の当時の若い青年は、如何にして、日本の民と協力して、尽くしたか、心を察して貰いたい。ハハハ、分かりますか。そうでしょ、命を掛けて国のために尽くしたんだよ、命のため、それなのに……」

 非常に素晴らしい喩えだと思います。たとえ養母だとしても、子供にとってそれはもう自分の母ですから、何故最後自分の子供を捨てたのかという愛憎入り混じった発言こそ、台湾人の本当の気持ちだと思います。まあ、もちろん日本との関係ですら台湾意識の一部だけであり、本当の問題はもっともっと大きいで複雑なものですけどね。

2009年4月16日追記:

この記事書き終わった後、またこの番組をもう一度見直しましたが、確かにいろんなところで微妙なニュアンスで日本と台湾について話す部分が多い多いこと。真実は厳然に存在していることとして、正しく伝えなければいけません。番組の方向によるある程度のマイナス解釈はやむを得ませんと思います。しかし誤解を招く言い草はいけません。そういう意味でもう一度この「JAPANデビュー」の第一回を考え直しますと、ほかの批判の声ほどではないにせよ、やはり自分も手放しで褒めることができません。まあ、何にせよ第一回ですから、全体としてはまだ全然修正できる程度のことですから、むしろ台湾よりある意味もっとやっかいな朝鮮半島に関わる話を見てから、その先の評価を下すべきではないでしょうかと私が思っていますね。



▽続きを読む▽

「TOMINOSUKI / 富野愛好病」の成立因縁

2009/04/13 08:51|未分類TRACKBACK:0COMMENT:6
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 この記事で台湾の方のコメントから戴いたので、改めて自分がこのブログを始めたわけを話します。

台湾のアニメ評論書『日本動画五天王』紹介

 このブログの全名は「TOMINOSUKI / 富野愛好病」です。何故こんなクドくて長いタイトルを付けたというと、前も言ったとおり、このブログは元々台湾向けと日本向けの記事を同時に展開する予定でしたからなのです。具体的な方針というと、一つの記事を先に日本語あるいは台湾語で書いてから、もう一つの言語で翻訳というかもう一度書くつもりでした。ですから、初期の記事などは同時に台湾語と日本語の記事が並存するという現象が見られます。

台湾語:
富野由悠季―井荻麟作詞(1)
富野由悠季―井荻麟作詞(2)
富野由悠季―井荻麟作詞(3)
富野由悠季―井荻麟作詞(4)
日本語:
井荻麟作詞一覧

台湾語:
辻真先與富野由悠季
日本語:
辻真先と富野由悠季

台湾語:
富野小説のISBNナンバーと謎の欠番
日本語:
角川スニーカー文庫における富野小説のISBN番号

台湾語:
富野由悠季的筆名與其妻之關聯性
日本語:
富野由悠季のペンネームと亜阿子さんの謎

台湾語:
富野與『Wrong About Japan』與普遍性
日本語:
富野と『Wrong About Japan』と普遍性について

と、以上は全部ではないですけれど、色々があります。ですから、「TOMINOSUKI / 富野愛好病」というタイトルも前半の「TOMINOSUKI」は日本語向けのつもりで、後半の「富野愛好病」は台湾語向けなおかつ日本の入力方がタイプできるものにしたいということで、こう決めたのです。
 それと同じく、副タイトルの「富野由悠季監督に関するうわ言 / 有關富野監督的妄言妄語」も両方同時対応のつもりで決めたものです。最初は「うわごと」じゃなくて、「たわごと」にする考えもあったんですが、「たわごと」にすると、某富野信者の大先輩のほうにダブるというか、モロパクリになりかねませんので、「うわ言」にしました。まあ、僕の口から出る話ですから、「たわ言」も「うわ言」も大差がないですけど。
 今思えば、「TOMINOSUKI」じゃなくて何かの日本語にすればいいと思いますし、「愛好病(あいこうびょう)」という中途半端なものでなく、もっと入力しやすいものにすればよかったと思ったんですけど、まあ今となって変えるのは無理ですから、もう諦めたんですけど。


 しかし、この台湾語・日本語で同時に展開する野望は早くも挫折した。その一番最初の理由は、ブログの左のカラムにも書いてありますが、FC2はグーグルでは基本的日本語のサイト扱いですから、中国語(台湾と中国・香港使ってるのを含めて)限定で検索しても、基本的に見つからないので、実はグーグルで展開するには、決定的に不利なのです。今FC2は台湾向けの色んなサービスも展開してますが、この現象も相変わらず存在してますので、たとえ台湾語で書かれても、全言語、もしくは日本語で検索しない限り、基本的は見つからないのです。これは自分にとってはまさに一大挫折である。

 しかし、もっと大きな理由は、富野由悠季監督語りは、基本的に台湾では流行らないのです。というか、書く人は見たことないのです。台湾のアニメ評論家のなかでは高評価であるが、何せ今のアニメの主流ではないですし、テレビアニメ、それも巨大ロボットアニメメインですから、話題に上げられる機会は、どうしても宮崎・押井監督より一歩遅れ気味でした。また、アニメ評論家たちの文章でさえ、多少昔の愛着で富野を語る雰囲気が感じましたから、そういう部分もちょっと苛立ちしています。
 こういう状態ですから、台湾向けで富野由悠季監督に関する何かを書いても反響が薄いだろうと予想していたから、それなら日本語下手なりに日本向けに書くほうがいいなのではないかと、迷いました。

 ですから、初期はブログの方針も迷走していたのです。日本語で書かれたり、台湾語で書かれたりして、どっちに付くのも分からないままで、一ヶ月をすぎたのです。それでも、多少台湾語で書かれてる記事のほうが多かったんですけど、あるきっかけで、日本語でメインにする決心にしました。

富野と『Wrong About Japan』と普遍性について

 この記事です。この記事はタイトルの通り「Wrong About Japan」という本と富野監督についての感想ですが、ついでに谷口悟朗監督と『コードギアス 反逆のルルーシュ』2期に対する考えも書きましたから、めでたくこのブログの初コメント初トラックバックと初相互リンクを貰いました。トラックバックは谷口監督への感想に対して、「玖足手帖」のグダちんさんがトラックバックしてくださったもので、初コメントはひびのたわごとの子犬さんの『Wrong About Japan』の翻訳を引用していただいたため、子犬さんがくれたものです。
 で、グダちんさんはこの記事に対して、こりゃまた大変な長文をお書きになりましたので、自分も慌ててその返答というか弁解?を記事にしたのです。今見返すと実に見苦しい言い訳で赤面ものですが、基本的な考えは今でも同じです。

谷口監督とギアスの話について

また、子犬さんがコメント欄で自分の『リーンの翼』に対する感想を伺いましたので、これもまた日本語で書かざるを得ませんので、以下の記事を書いたわけです。で、結局訳分からん自分語りになってしまったが、基本的は台湾という国は日本の統治の影響というより、「負ける」という「喪失感」「空しさ」がある意味今の日本以上分かるようになってしまった国ですので、富野監督が『リーンの翼』の5話・6話で描いた圧巻な「悲しさ」「無念さ」は非常に伝えてくると思います。

『リーンの翼』とぼく

 ですから、一気に日本語で二つの長文を書いたからわけではないのですが、子犬さんやグダちんさんにはブログ成立以前からもちょくちょくお世話になってもらってる方なので、この記事はこのブログの方向付けとなったわけです。また、あれからしばらく立ったあと、囚人022の避難所の囚人022さんや富野小説搾り出し(仮題)の上原マリ男さんのコメントも戴いて、このほうが反響が多いと考えて、次第に完全に日本語のブログに転換したのです。囚人022さんは言うまでもなく、自分のブログ以外、富野データベース的なサイトも主宰しているほど熱心な富野ファンですので、ここでちょい宣伝に入りますが、みなさんもどうか以下のサイトをご贔屓くださいね。

だからtominoは・・・(富野由悠季御大将を何かと愛好する会)

 上原さんのコメントはいつも刺激的で、このブログの記事の半分くらいは、おそらくこの方の啓蒙なしで書けないものだと思います。それくらい自分にとって衝撃です。コメントを戴いた一ヶ月くらい、上原さんもブログを立てましたが、「富野小説搾り出し」というタイトルなのに、いつまでも富野小説を語らないのは玉に瑕ですが、その記事は短いながらもどれも面白いですので、それについて以前何回も記事にしましたが、もしご興味あれば、右のリンクから一度行って見てください。
 また、いつも疾風のように現れて、疾風のように去っていくだから僕は...さんのコメントにも、いつも大いにご啓発を受けてます。

 それから、シャア専用ポータルとシャア専用ブログに続いて、情報まとめという大任を一身に背負ってるシャア専用ニュースのRandal Stevensさんも、よくお世話になってます。今では毎日チェックを欠かさないブログです(もう一つ贅沢いいますと、全記事一覧も入れればもっと良いのですね)。
 また、散見なコメントですが、がくとんさんよっしーさんアガルタさんたんおさんpさんえみりおさんTOMMYさんNishinomaruさんmetroさん大虎さんザコソルジャーさんこけももさんシャブさん富野監督は偉大さん宇宙を駆けるさんクロノクルさん
 そのほか、多数な匿名さんと秘密コメントさんたちからもたくさんコメントを戴いて、それらについても本当に感謝しています。ありがとうございます(こういう全点呼みたいな書き方自分でもアレだと思いますが、自分はこうするしか能が無いからお許し)。
  こうして、自分は日本人じゃないですし、色んな視点が欠けていますから、こうして交流をしているなか、自分も成長を遂げますので、楽しいです。もちろん、ネットはすべてではないのですが、自分の実生活圏は完全にこういった話題を展開することができませんから、こうして富野監督と富野作品に通して、いろんな人の考え方や意見を伺えるのに、本当にありがたいです。


 ……と、なんだか話題が逸れたので、本題に戻ります。このブログを立った前も、何度も富野由悠季監督とその作品について何か書けようと、何かを話そうとしていたが、なかなか決心がつかなくて、結局wikipediaの富野項目の修正に留まっただけです(何を隠そう、中文の富野項目を読めば分かると思いますが、あれのおそらく98%は自分が書いたものです。今は後悔してますけど)。では、何故かブログを立つのに至ったといいますと、それはほかでもなく、去年の1月23-25日、富野監督の来台(「来日」があるから、「来台」もありうるね)が直接の原因です。
 元々富野監督と富野作品大好きな自分ですが、いざ近距離で富野と接触したら、今までの想像と完全に違う衝撃です。イデの導きといってもいい、トミノのオーラ力の直撃と言ってもいい、もしくはめぐりあいでもオーガニック的な何かでもなんでもいい、とにかくあれくらいの衝撃でした。二日に経って、会場での観察、戴いたサイン、一緒に撮った写真、質問会、そして講演に通して、僕は富野由悠季という人、富野由悠季という作家の親切さ、真摯さ、厳しさを生身で感じて、そしてこ自分は何故この人の作品にこうも惹かれるのは、富野監督本人に通じて、改めて実感しました。おそらくそのときで決意したのです。この人のためにも、自分のためにも、何かをやろう、と。
 最初の産物はもちろんあのときのレポートです。4 gamerもwatch impressもレポートを掲載していたんですが、完全自分発な部分もあるのは幸いでした。あのレポート最初は富野スレに投下したもので、のちグダちんさんのところに転載させてもらったんです。今でも「台湾 富野」を検索すれば上位に来ます。それから、あれ以後少し時間を経って、ようやくこのブログを立ったのです。そして結果は今のとおり、何故か富野作品に関して話題しか書けない変なところになったわけです。

 しかし、今の方向はいいだけれど、それでも、多少台湾向けに何かを書きたいのです。実をいうと、それがいま日本語で記事を書く以上に難しいのです。何故かというと、同じものに対しても、台湾と日本の基礎知識と常識はまるで違うのです。ですから、その距離感と掴みを体感できるまで、非常に苦労するのです。例えば日本ならば「富野は高畑の世界名作劇場にも多数参加」は基本的に常識ですが、台湾ならばこの事実どころが、高畑も世界名作劇場も知らない人もおそらく多数にいると思います。ですので、どう伝えるのか、今でも摸索しているのです。それでも、やはり何かを書きたい。たとえばこの最近台湾語で書かれた一番新しいやつです。

富野由悠季小說『尋找阿貝尼爾』介紹――アベニールをさがして

 内容は富野監督の小説の『アベニールをさがして』の紹介です。この記事はネタバレすぎ!という指摘もあるようですが、自分にとって一つの試しのつもりです。今はなんとなくですが、だんだん台湾向けに何を書く、どうやって書くのを分かるような気がしてきしたので、時々ですが、たぶんこれからも台湾語で富野由悠季監督と作品に関する記事を書きます。その時はまたよろしくお願いします(台湾語で書くけど)。


∀ガンダム ウワサの真相30問(下)

2009/04/11 19:12|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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∀ガンダム ウワサの真相30問(上)
∀ガンダム ウワサの真相30問(中)

 前々回と前回に続いて、今回はついに終わりです。

時の砂に埋もれた黒歴史とは?
新しいMSも続々登場!

Q25 コア・ファイターの活躍は?
          静岡県/シンジさん(24)
河口 シナリオの展開で使えたら使おうかな、という程度です。空中戦を本気でやったときに、∀があんまり自由自在に飛んじゃうと格好良くないんで、どうしたらいいのか、と。そういう場合、コアファイターが敵を倒してっていうのはあるかもしれないけれど、まだわからないですね。

Q26 ∀の胸のサイロは活用されますか?
          愛知県/mikiさん(19)
高橋 15話「想いでは消えて」で、ミリシャ製の爆弾を入れたりしてますね。
河口 必要性と見せ場次第。パワーアップも同様で、今の時点で決めているものは特にありません。

Q27 これからもいろんなMSが出ますか?
          茨城県/鳩見正則さん(15)ほか
富野 もちろん出てきます。ただ、作り手の立場で言うと、昔作ったMSの中には、場当たり的に作ってそれでも人気が出たみたいなものもあって……何というか、全部が全部、気持ちのいい商品じゃないんですよ。だから、その辺は、リファインするというのはあります。で、それは、シド・ミードさんにガンダムをやって戴いたことにも通じることです。
 そうは言いながら、ザクに関してはまんまで出したのは何故かというと、やはりそれは、シド・ミードでさえ手が付けられない完成されたデザインだということです。もちろんガンダムだって20年前のデザインは完成型ではあっただろうけれど、工学的に考えられているかといえばそうではなかったので、プロの手にゆだねたということです。ただそれは大河原デザインを否定するということでは全然なくて、むしろ大河原デザインを徹底的に尊重した上でのリファインですから……どう逆さに見てもガンダムだもんね。それはわかっていただきたい。
 だからミード的なセンスも含めて、良い形でリファインできるんならそれはしていきたいし、そういう才能は公募してます。夢物語的には、ジウジアーロ(注:イタリアの代表的工業デザイナー。フォルクスワーゲン・ゴルフ等のデザインは有名)に頼もうかっていう話もあります(笑)。

Q28 ∀に変わる2号メカはやっぱり登場するのでしょうか
          島根県/田中昭彦さん(18)ほか
富野 商売的に考えればグレートアップ、つまりMkⅡもあり得るんだろうけど、それについては正直、完璧に頭打ちです。今そこまでの余裕はないですね。それは前の質問とも関連するんですが、∀はデザインワークとしては、やるところまでやったので、そう簡単にネクストが出せないのが辛いですね。
河口 スポンサーさんからはリクエストはないんですが、それを言われたらどうしょうって富野さんは考えてるわけです。でも、それがなければあのキャラクターで4クール以上はやるべきだと、僕は思ってます。

Q29 最初に発表されたシド・ミードのイラストでは∀の胸に白い十字がありましたが……。
          東京都/ドラゴンさん(17)ほか
河口 あの従事があるとスイス・アーミーの旗に似てしまうんです。それで、特定の軍隊と似てしまうのはまずいのでナシにしたんです。


∀スタッフ激白座談会
愛すべきキャラが紡ぐおとぎ話

出席者 富野由悠季(総監督) 高橋哲子(文芸) 河口佳高(設定担当)

さまざまな筆問をスタッフにぶつけてきたAMウワサの真相取材班。そこで、最後に究極の質問をスタッフにぶつけ、座談会形式で答えていただいた。

Q30 「∀」は今後どんな物語になっていくのでしょうか?
富野 僕はロボットとかSFモノに飽きたんです。同時にそのテのものしか見ていなくて趣味が狭くなっている子がいるとすれば、むしろ違うものをおもしろがるんじゃないかな、というのがあったんです。それに世の中が神経質になりすぎているから、おおらかなところに行きたいな、昔話みたいなものに行きたいと思ったのもあります。だからSF設定ではなく、昔話を全部なぞるような舞台はないか、というところから始めたんです。そのためにかなり月のお姫さまが出てくる民話や神話は調べました。だからかぐや姫という東洋的なものだけでなく、狼男っていうモチーフも使えるなぁ、と今思っているところです。そういう題材だから、こんなお話になったんです。
高橋 ただ、ドラマの行く先は誰も知らない。ある脚本の方は「リレー小説みたい」と言ってましたね。
河口 それぞれのキャラの芝居が粗筋ではなく、キャラそのものを表現してるんですよ。登場人物の組み合わせを見てるだけで、物語が自由に想像できちゃう。でもそれは逆ににお話のほうがどうなっても作品として成立するってことだと思う。
AM 「∀」は19世紀頃の古典的な小説の作劇に近いという気もします。
高橋 確かにそうですね。「レ・ミゼラブル」とか、大デュマとかそういうふうに行きたいですね。「三銃士」があったのに、次にさらに同じキャラによる「四銃士」があったのね、みたいに。
富野 まったくその通りです。
河口 ロマン小説ですよね。設定で決めちゃうより、キャラの人生を切り取っていく風に考えたほうがいいと思いますね。
 キースとフランも、地球生まれの予定だったロランが月から来ることになったんで、あとで作ったキャラなんです。結局、キースはパン屋にしたんですが、後でそれが生きてきたりして、そのあたりが星山博之さん、千葉克彦さん(ともに脚本)の鋭いところですよ。
高橋 そうやって膨らめば、金の亡者になったキースを主役にした「クリスマス・キャロル」みたいなお話だって作れるだろうし(笑)。
河口 「フランダースの犬」みたいに、美術館の絵を見たがってるおじいさんがいる話がいいなあ。ロランがおじいさんのために∀で美術館の天井をはいてあげると、持ち主に怒られたりするの(笑)。
AM 最後に、ロランの今後は……。
富野 最低限決まっているのは、ディアナさんとキエルさんの2人が好きな少年というのは厳然として変えませんし、どちらかを選ぶことができない男の子だろうな、というのは決めてます。今の日本はメンタリティの許容量が狭いから、そういうことでああだこうだ言われますけど、例えば「平等に愛するなら」という条件でイスラム教は一夫多妻だし……そうか。ってことは、ロランもソシエ以外に、2、3人奥さん持つんだ(笑)。
河口 どうなんだろう。一つ処に落ち着けない気はするけど。
高橋 本質的に旅人だから、子供は何人もいるかも(笑)。ワイルドじゃないけど流浪して、いろんな女性を愛しちゃう。
富野 それは、話としてはいい話だねえ。本当、将来、子供はいていいでしょうね。5、6人になるか7、8人になるかはわからないけど、決して悪い事じゃないよ。


オマケ/13話ディアナが突然に抱いてしまったことに対して、ウィルゲイムに土下座をするシーンの解説
富野「『今までの言動、全部忘れてね』っていうときに、ディアナは姿を小さく見せる仕草で『こいつ腐普通じゃない』って思わせようとしたんです。そうでもしないといくら説明しても言葉が足りないから」

 さっさと終わらせたいのに、結局今週いろいろあったため、一週間も長引きました。明日に時間があれば、前の予告通り、99年7、8、9月号の感想を書き終わってから次の号の紹介に進みます。

月刊アニメージュ1999年7月号富野由悠季および『∀ガンダム』関連記事
月刊アニメージュ1999年8月号富野由悠季および『∀ガンダム』関連記事
月刊アニメージュ1999年9月号富野由悠季および『∀ガンダム』関連記事

 また、最近は紹介記事ばかり書くため、たまにも何か軽いヤツを書きたいですので、しばらく更新のペースを下がるかもしれません。最近いろいろあってショックでストレス溜まってる一方ですし。


台湾のアニメ評論書『日本動画五天王』紹介

2009/04/09 23:26|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:4
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 日本ではあまりいませんけど、台湾ていうところは、基本的に「アニメ」を文化や芸術と見なしていない国なので、アニメに関する評論は、基本的は皆無といっていい。しかし、稀には文章を書いてくれるような馬鹿ライターと、本を出してくれるキチガイ出版社がいますので、大体2、3年1冊のペースでアニメの評論書が見かけます(あ、誤解を招かないために言っときますが、褒め言葉ですよ)。今回紹介する本も、そのなかの1冊なんです。「日本動畫五天王」という本です。まずは、タイトルから説明していただきます。
 「動畫」はすなわち「動画」、つまりアニメのことなんです。こっちは漢字の国ですから、「アニメ」を漢字で書くと「動畫」。
 それから「五天王」。普通は四天王という呼称のほうが一般的ですが、この本の前書きによると、実はこの本も元々宮崎駿富野由悠季押井守庵野秀明の4人しか紹介しないつもりらしい。作者曰く「日本アニメといったら、まず思い浮かぶのはこの4人しかいないだろう」と。何故高畑も杉井も出崎も無いというツッコミは置いといて、日本でもたまにこの4人を並べる文章が見かけますので、この4人は4天王ってのはおそらく反対する人も少ないだろう。じゃ、もう1人は誰? 大友克洋です。「えー」と思う人はきっとかなりいると思いますが、作者のために弁解していただけると、何故大友を入れたのかというと、それはこの本書いてるときはちょうどあの「スチームボーイ」が台湾で上映する時期なので、大人の事情に加えて当時の期待作(らしい)ということで、もう一席を分けてもらって、大友の名もめでたく天王の一名となったのです。だから「五天王」。

 で、この本は一体どんな内容が書かれているというと、以下はこの本の目次の一覧の翻訳です。本邦初公開というか、台湾でも公開してるものがいませんので、おそらく世界初かも。ただし、例によってド下手翻訳ですから、分からないでも恨まないでください。

総論
006 前書き:アニメ五天王――日本のアニメを支えている男たち
009 素晴らしい! 日本のもう一つの「経済奇跡」
024 戦後日本アニメ粗談
049 アニメの「監督」とは?
051 日本アニメ天王たちの「血脈」

新作紹介
057 アニメ監督の実写映画――キューティーハニー
062 煙の中から覗けた新世紀――スチームボーイ
068 イノセンス――押井進化論の終点?
076 『ハウルの動く城』のジェンダー論
087 『機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者』

宮崎駿 アイデアとクォリティの夢世界作りし者
094 あなたの知らない宮崎駿
112 隠されたのは少女の名前だけじゃない――『千と千尋の神隠し』
125 軍事マニア宮崎駿

富野由悠季 アニメ史永遠のシリーズ名作『機動戦士ガンダム』生みの親
132 富野由悠季攻略地図
162 監督富野由悠季の憂鬱
168 巨人国の創造者――富野の巨大ロボット世界を語る
187 異世界から来た怪作――『オーバーマン キングゲイナー』
191 良い子のガンダム入門教室
203 富野のNT論大観
230 富野ネーミング学

押井守 アニメという水晶球を持つ預言者
234 押井守2005
249 押井守の水晶球
252 押井守・アニメ史上さまざまの「唯一」&監督十誡
253 すべての映画はアニメになる
255 荒唐無稽な舞台、アニメな演出――ご先祖様万々歳
259 随筆、または押井に関する二、三の随想

庵野秀明 「無意識」で「意識」を表す精神アナリスト
292 使徒、襲来――オタクアニメ作家庵野秀明
297
302 トップをねらえよ、オタクたちよ。
308 庵野秀明実写映画講座

大友克洋 精密なレイアウトと作画能力を持つ漫画家
318 アニメ・コミック両棲の作家、大友克洋

328 後書き

巻末付録 アニメおよび五天王年表

 どうでしょうか? 各文章のタイトルを見て、面白いと思うのでしょうか? 執筆陣の好みのためか、何故か1人だけ3分の1のページ数を占めてますけど、基本的は紹介&評論両方をカバーしていたそれなり良い本だと思います。記事都合のため、全部の内容を紹介することができませんけど、一部だけはご紹介します。もちろん、例によって(またか)、このブログは基本的に富野由悠季しか語りませんので、富野監督に関する記事を簡単に紹介します。

 「富野由悠季攻略地図」。この文章は3つの部分に分かれます。第1部分は色んな富野作品から共通の7つの要素を搾り出して語るもので、その7つの要素とはそれぞれ:①家族、②戦争、③成長物語、④意識の流れ、⑤映像派、⑥うわ言、⑦お約束。この7つの要素によって導いて出される結論は、富野の作劇は「丁度いい演出オーバー」という話。第2部分は富野作品の簡単紹介で、第3部分はいくつの富野作品見る順のオススメ。
 この文章は、たかが7つの要素で富野作品を片付ける部分は単純過ぎますし、挙げる例え少ないため、説得力もいささか欠けていますけど、その過度しない演出オーバーという結論は基本的に同意。富野作品の紹介は一作品を半ページで紹介するため、当然語り尽くせるはずも無いですし、評点も主観的すぎます。また、第3部分の富野作品見る順はいくつかのコースを分けてますが、『ガーゼィの翼』や『闇夜の時代劇』も入れてないあたりから見ればね…。

 『監督富野由悠季の憂鬱』。タイトルはもちろんアレのモチーフ。何に対して憂鬱といったら、そりゃもうガンダムしかありません。この文章も4つの段落に分けていますが、1つ目はガンダムに対する愛憎。内容はつもり「成(成功)はガンダム也、敗(失敗)もまたガンダム也」ということ。2つ目は富野人生とアニメ演出の軌跡。ここらへんはまんま『だから僕は…』の紹介になってます。3つ目はビジネス機制が与えた影響で、まあ簡単に言っちゃうと「ロボット(ガンダム)ならどんな内容でも売れる」というジレンマ。そして最後はこういったビジネス先行の体制の下、Zや∀などの富野由悠季の逆襲といったものです。
 この文章はまあ日本の方なら基礎素養みたいなものなのですが、台湾じゃ無知無学は一杯ありますので、こういった事項も一から教えなければいけないので、この程度の文章じゃちょうどいいかもしれません。内容はやや武断で個別論になりがちですが、基本的はまあ読めるものだと思います。

 『巨人国の創造者――富野の巨大ロボット世界を語る』。ガンダム以外の富野ロボット、作品とその特色を語る文章。たとえば「ライディーン」なら謎解け構造や神秘なるメカ、「ザンボット」なら当時のアアニメ作品に対する反骨の精神。「ダイターン」はキザで大上段構えの舞台劇で、「イデオン」は「ガンダム」と同じく打ち切り→映画化。ほかには「ザブングル」の主役メカ交代、「ダンバイン」の「バイストンウェル」の構築、「エルガイム」のFFSの原型など、ほぼ全部の作品を言及した内容です。
 メカの作品での立ち位置、メカ論、作品論、作品紹介などを微妙にごちゃ混ぜな内容ですので、正直質があまり高くない文章ですが、まあ入門なら読めるだろう的なものです。

 『異世界から来た怪作――『オーバーマン キングゲイナー』』。基本的は『キングゲイナー』に対する紹介&評価という内容です。この作品を「萌えブームど真ん中で1人立ち」と形容しています。後半はエヴァ化とかなんとか。

 『良い子のガンダム入門教室』。これはガンダムアニメ作品全紹介なので、富野と無関係な内容も少なくありません。富野系とかOVA系とか平成ガンダム系とか21世紀系とか新訳Z、そしてガンダムのあすについて。

 『富野のNT論大観』。これは富野作品を俯瞰して、試しに富野が書こうとしている「NT」を解釈、そして結論を下す文章。富野、安彦、高松のNT論、作品内外から見る戦争の言い訳としての「NT」、シャアという人、重力の渦巻き、エヴァ論、NTの行方、アムロとシャアの違い、富野の代弁者などで展開する。内容的はおそらくこの本のなか一番シリアスかつ密度が高い文章かもしれません。
 この文章の論述は正直結構穴が開いてますし、中途半端で富野のガンダムの作品やエバをも一緒に語るから、結果論でいえば結局NTという大きなテーマを処理しきなかったんですが、いろんな角度と作品から切り込んでいて、結果的は失敗に終わるに近いものの、全体的は非常に意欲的な文章だといえます。ただし、大きな欠点もあります。この文章は一番許せないのは、富野作品を宗教じみと言ったときに、創○とかを言ってる部分。この点だけは最低最悪です。

 『富野ネーミング学』。富野ネーミングの妙の紹介。

 
 と、だいたいこういう内容だったのですが、いかがでしょうか? もしほかの監督を語る文章にもご興味があれば、どうかリクエストしてください。また別の記事で紹介します。僕でいえば、今じゃほとんど日本語で書いてるので、あまり台湾語で書くことが少ないのですが、しかしもし本当に書こうと言われたら、そりゃ台湾語で書かれた文章のほうが上手いなので、機会があれば、僕も何かを書きたいですね。

▽続きを読む▽

∀ガンダム ウワサの真相30問(中)

2009/04/09 18:36|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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 前回の続き。

∀ガンダム ウワサの真相30問(上)

地球の人々の運命は……
テーマはスカート越しに見える∀

Q14 地球の衣装が昔風でおもしろいと思います
          東京都/水無月亮さん(19)ほか
富野 今のコミック誌やアニメ雑誌というのは、エロチックなものにたとえると、ほろんどオールヌードのところまで行っちゃってる。そこまで行くと、もう行くところなんかないんです。で、これにももう飽きたってなると、むしろ神経がいらつくんです。そんなときに「ロングスカート覗いてみましょうよ」というところまで戻すのは、とても大事なテーマだなと思ったんです。ですから「ロングスカートなり、レースの下着越しに、その向こうに見えるモビルスーツというのは、一体何なんだろう」というのが今回の∀の一番のテーマです。こう言うと「ウソでしょ」と言われるんだけど、安田くんの描いたポスター見てください。キエルさんのロングスカートが手前になければ、今回の∀のポスターは描けないよ、という話を、安田くんが了解してくれたんです。
 僕の目から見ると、スカートのなびく様子というのは、バレエやフラメンコなどに通じる芸能の魅力があります。いろいろ制限があって表現しきれていないんですか。だから、∀は実写で作りたいというのはあるんですよね。別にCGでモビルスーツを描きたいばっかりに、ロングスカートを履いたディアナさんが銃を持って、コレン・ナンダーに「お前はっ!」っていう時に、あんな止め絵じゃなくて、あの恰好で走ったら恰好いいですよぉ。

Q15 地球の暦はどうなっているんでしょうか?
          愛知県/3歳児くんさん(17)ほか
河口 毎日に暮らしていくには、暦は関係ないんですよ。地球は農業に基盤を置いた社会だから、1年1年の繰り返しで不自由がないんです。だから、ムーンレィスと違って正暦を普通の人は知りません。だた、学者に「今何年ですか?」って聞けば、「正暦○年だよ」と教えてくれるとは思います。「宇宙世紀×年が正暦0年」というようなカウントとの関連というのは、不明です。
富野 マニアの人がいくら推察してしれてもかまいませんけれど、こらちは宇宙世紀と正暦の間のタイムタグとして10000年は想定していますから、お好きにどうぞということです。
河口 とにかく間に10000年ぐらいないと、『Gガンダム』が入らないんですよ(笑)。

Q16 ネイティブ・アメリカンと思わせるお祭りが登場していましたが、どんな宗教なんでしょうか?
          秋田県/ヒデキ・カンレキさん(21)
富野 ネイティブ・アメリカンと限定するのではなく、アニミズムに象徴される土着の宗教っていうものを描きたかったんです。それは、八百万の神々を、素直に信じていた日本人というのとも通じます。「冬がみんなで越せた」「種まきをするぞ」「収穫があったぞ」っていうことを、神様それぞれにお礼をするというのは、結局、私たちはいま元気で暮らしていますよっておいう表現をすることです。それが、実は歌と踊りになって、芸能に進化するんです。

Q17 月と地球以外に、人間はいるんでしょうか?
          宮崎県/R.A.Nさん(15)ほか
富野 住んでいます。外宇宙を航行している情けないスペースコロニーがあるかもしれないし、それが、ひょっとしたらこの2、3年後に、地球圏に戻ってくるっていうことはあるかもしれない。で、ここからは冗談だけど、そこにたまたまシャアの末裔がいても、私は知らないです(笑)。そういうことです。

Q18 北アメリカ大陸以外はどんな状況ですか?
          熊本県/地理地理マシンさん(14)
富野 それは、「ネクスト」を作るときのための用意ですから、迂闊には触りません。間違いなくそこに、歴史がないわけはないし、グエンよりもっとすごいやつがいるかもしれません。それはもう、いっぱい予定しています……あ、予定じゃない、僕が死んでから作ってください(笑)。

Q19 今後、戦争はどうなていくのでしょう?
          東京都/ビッグ・リーさん(22)
AM 以前取材したときに、これから戦争が激しくなるとも伺ったのですが。
高橋 予定は変わっていないです。ちょっといろんな話を入れているので、後ろのほうにずれているだけで、やっぱり、どんどん攻めてきて、大規模な戦闘になるっていうやばい展開になっていきます。
河口 ノックス崩壊以後だよ、ミリシャも自由度が増しちゃったんで、ロランたちが居るところ以外でもおそらく小競り合いはやっていると思うんです。ただ、キャラクターに焦点を当てたお話をやろうとしたので、目前の状況がややのどやかに見えてしまったきらいはあるんです。でも、大状況としては徐々に戦線は広がっているというところですね。

Q20 ソシエをもっと活躍させてください
          茨城県/りょん太さん(14)ほか
河口 1話から3話くらいで「ソシエは良いキャラだな」ってわかったんで、次はお姉ちゃんをなんとかしようと、キエル=ディアナ編を始めたんです。そうしたら、必然的にソシエは脇に回って、いつも怒っているようなリアクションしかしなくなっちゃった。もう一回、ちゃんと可愛がるつもりです。
高橋 いい娘にしてあげないとね。

Q21 グエンは果たして復活するんでしょうか?
          大阪府/機関棒さん(22)
高橋 あの宇宙船が完全に彫り出された後は、資本にモノを言わせて表舞台に出てきます。「初飛行だ」ってそそのかして、そのまま月に行こうとする感じで、なし崩し的に復活してきます。

Q22 ウィル・ゲイムが掘っていた宇宙船がホワイトベースというウワサもあるのですが
          京都府/ペガサス流星拳さん(27)
河口 オリジナルになりました。ホワイトベースくらいしか、宇宙に出られてなおかつちょうどいいスピードで空を飛べるやつがないんです。だからそういう話も一時期あったんですが、ホワイトベースを出しちゃったらなぁ……というところもあって。で、地球の空も飛べて、宇宙にも行けてっていう宇宙船をあ新たにデザインしました。

Q23 物語の舞台は宇宙に移りますか?
          茨城県/鳩見正則さん(15)ほか
高橋 36、37話ぐらいから月が舞台になりますので、宇宙での戦闘も出てきます。

Q24 なぜMSは砂の中から発掘されるんですか?
          福島県/青葉昭彦さん(13)ほか
高橋 あれはナノマシンの死骸で、それを知らないミリシャの人には砂い見えるんです。珊瑚の死骸が固まらないでボロボロになっているというイメージですね。∀が傷ついたにできるかさぶたも、自己修復した後のナノマシンの死骸なんです。

 次回で終わります。

■ ∀ガンダム ウワサの真相30問(下)


ガンダム30周年イベントに富野由悠季監督制作ショート映像

2009/04/09 03:22|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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富野由悠季監督、イタリアにて受賞

 先日のイタリア受賞に引き続き、第2報です。今回は吉井会長の口から発表したものですから、間違いはほぼありません。まず、レポートを見てください。イタリア語だけど。

Tomino in Italia - Reportage dal Cartoons on the Bay(富野に関する記事らしい)
Yoshiyuki Tomino in Italy(写真集!)
Gundam Unicorn: Confermato il film!(ユニコーンが映画化の記事らしい)

 で、ユニコーンの記事のなかの動画を見てください。そこには、サンライズのガンダム30周年に関する展開の吉井による宣告があります。以下はあくまで自分が聞き取れる内容+自分の偏見の塊なので、聞き取れない部分や間違ってる部分は一杯ありますので、もし誰か正しい内容に教えてくだされば、ありがたいです(秒数は通訳さんを無視にして、吉井氏が話してたところを示すもの)。


0:36:
「30周年の大きな目玉が三つの題です」

0:46-1:50
1、1/1の18Mガンダム像とかなんとか、とにかくあのお台場の1/1ガンダム像です。いわゆる「Real G」っていう奴ですね。

1:59-2:07
「ガンダムの祭典を行います」

2:16-2:42
2、富野のショート映像以外、過去の商品の展示で、あらゆるガンダムを体感するイベント。いわゆる「Feel G」の一環。

Feel Gでは、バンダイナムコグループ主催イベント
「GUNDAM BIG EXPO」を開催(8月21日~23日 会場:東京ビッグサイト)。
ガンダムの世界観を体感して頂くと同時に、様々な商品の展示や、
ステージイベントなどを実施します。



2:53-3:09
3、ガンダムシンポジウム。学術的らしいですよー。

3:14-3:31
4、音楽祭:二つの場所で行います。「Soul G」ってヤツ。

3:34-3:49
一つはファースト、Z、ZZ

3:56-4:11
もう一つは種、種死、00

(注:以下は富野スレ住人の方が聞き取ってくれたもの)

ガンダムを使った、音楽祭を開く。
日本で、二つの場所で、行います。
一つは1stガンダムの、Z、ZZの世界を、その当時のアーティストの方に集まってもらって、の祭典が一つ。
もう一つはガンダムSEED SEEDD、00と、今この5年10年のガンダムの世界を描いた音楽祭を開く。


4:26-5:20
5、カウボーイビポップの実写映画化。主役はキアヌ・リーブス。キアヌ本人が演じたいというから、この映画が成立したらしい。

5:30-5:40
6、ユニコーン制作中、来年公開。

6:03-6:23
7、今この時点でイタリアで放送していて、大変好評のゾロリ。ただし、ゾロリの何かは言及してなかった。


おまけ
6:30
富野御大将によるイタリア語。何を言ってるのか分かりませんけど、とても楽しいようで何よりだ。
追記:富野スレの住人さんから教えてもらいました。「AMBITION WORLD IT!」と言ってるそうです(AMBITION WORLDはこのビデオの著作元)。また、監督が持ってる紙に書かれたメッセージの意味は「途方も無い野心」だそうです。住人さん、ご親切ありがとうございます。

▽続きを読む▽

サンライズスタジオ早見表保管

2009/04/08 22:52|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:4
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 今日サンライズのスタジオ状況を調べたいと思って、いつものトミノえもんの保管庫に行ってたら、なんかもう消えて、ビックリしました。トミノえもんネタも面白いが、何より一番貴重なのはサンライズスタジオ一覧ですから、しばらくここで保管します。決してパクるつもりはりませんので、トミノえもんの管理人さんが新サイトを立ち上げる途端は速攻で消しますので、もし管理人さんがここを読んでいらっしゃれれば、よろしくおねがいします。

2009年4月22日追記:トミノえもんまとめサイトは復活しました。以下のURLで御覧になれます。
http://tominoemon.web.fc2.com/index.htm
http://tominoemon.web.fc2.com/sunrise.htm
トミノえもん大好きな皆さん、トミノえもんが帰って来たよ!

HOME > サンライズ・スタジオ早見表


H17.05.13:試作  H21.01.18:改訂
管理人の分かる範囲の情報でまとめたものですので、確定情報ではありません。

※※
特に97年度以降は自信なし。間違いにお気付きの方は、ぜひ掲示板までご指摘ください。

1994年度以前

1995年度以降

2000年度以降

富野作品   非富野ガンダム   スタジオ状況

伝統の名古屋テレビ・土曜17301800

日本テレビ・金曜17001730

名古屋テレビ・土曜17001730

テレビ朝日・金曜17001730



1994
年度以前 (プロデューサー・アシスタントプロデューサーおよびプロデューサー補)

1スタジオ

2スタジオ

3スタジオ

4スタジオ

5スタジオ 

6スタジオ

7スタジオ 

77

ザンボット3
栃平

 

 

 

 

 

 

 

 

78

ダイターン3
渋江

 

 

 

 

 

 

 

 

79

ガンダム
渋江

 

 

 

 

タンサー5
安達

 

 

 

80

イデオン
長谷川

トライダーG7
岩崎

 

 

井荻スタジオ
ガンダム()
渋江・岩崎

 

 

 

 

81

ダグラム
岩崎

ダイオージャ
岩崎・中川

白い牙
渋江

ガンダム3()
渋江・岩崎
植田

ガンダム2()
渋江・岩崎
植田・吉井

 

 

 

 

82

ザブングル
中川

クラッシャーJ
吉井

イデオン()
長谷川

 

 

 

 

 

83

ボトムズ
長谷川

ダンバイン
中川

バイファム
植田

 

巨神ゴーグ
吉井

 

ザブングル()
中川
ダグラム()
岩崎・山田

 

 

84

ガリアン
長谷川

エルガイム
中川

ガラット
植田

 

バイファム(V)
植田

 

96年まで欠番

 

 

85

ボトムズ(V)
長谷川
アリオン
中川

Ζガンダム
内田

レイズナー
植田

 

ダーティーペア
吉井

 

 

 

 

86

ダーティーペア()
中川

ガンダムΖΖ
内田

レイズナー(V)
植田
バツ&テリー
植田

 

ボトムズ(V)
長谷川
ガリアン(V)
長谷川

 

 

エルガイム(V)
吉井

 

87

ダーティーペア(V)
指田
ダンバイン(V)
指田

逆襲のシャア
内田

Cハンター
植田

 

欠番に

SDガンダム
中川

 

ミスター味っ子
長谷川

ドラグナー
吉井
ボトムズ(V)
長谷川

88

メロウリンク
指田
クラッシャーJ(V)
指田

サムライT
中川

Cハンター2
植田

 

 

宇宙の戦士
中川

 

ワタル
吉井・富田

89

ダーティーペア(V)
指田
1
2スタ統合

ライガー
中川

Cハンター3
植田

 

 

0080
内田

 

グランゾート
吉井・富田

90

(パトレイバーTV
指田

2スタ新設
ガンダムF91
中川

 

0083
植田・南

 

SD外伝
内田

 

エクスカイザー
吉井・古澤

ワタル2
富田

91

(パトレイバーOVA
指田

ママは小学4年生
指田・赤崎

Cハンター91
植田・望月

 

ライジンオー
内田・高森

 

ファイバード
吉井・古澤

サイバーF
吉井・富田
(
メタルジャック)
池田

92

ライジンオー(V)
内田・富岡

 

 

ガンバルガー
内田・高森

 

ダ・ガーン
吉井・古澤

サイバー11
吉井・池田

93

リューナイト(V)
富岡

ダーティーF
指田・赤崎

アイアンL

Vガンダム
植田・望月

 

ゴウザウラー
内田・高森

 

マイトガイン
吉井・古澤

94

リューナイト(V)
富岡
リューナイト
富岡

Gガンダム
植田・南・赤崎

 

 

 

ボトムズ(V)
植田・富田

 

ジェイデッカー
古澤

サイバーZERO
吉井・池田

1スタジオ 

2スタジオ 

3スタジオ 

4スタジオ 

5スタジオ 

6スタジオ 

7スタジオ 

(参考)月刊アニメージュ19974月号。制作協力作品は一部を除いて省略。


1995
年度以降 (プロデューサー)

1制作事業部

2制作事業部

3制作事業部

1スタジオ 

2スタジオ 

3スタジオ 

5スタジオ 

6スタジオ 

8スタジオ 

10スタジオ 

7スタジオ 

9スタジオ 

95

ガンダムW
植田・富岡

アイアンL(V)

ガルキーバ
古澤
沈黙の艦隊
植田・望月

ダーティーF2
指田・長谷川

 

 

 

ゴルドラン
高森・古里

 

 

08MS小隊
植田・望月

ダーティーF3
指田・長谷川

再設

 

 

 

96

ガンダムX
植田・富岡

エスカフローネ

ガンバリスト!駿
植田・岩田

サイバーSAGA
指田・古里

新設

 

ダグオン
吉井・高森

新設

ガンダムW(V)
植田・富岡

ビバップ


BONES

超者ライディーン
長谷川

新設

沈黙の艦隊2
古澤

97

 

CハンターSP2
指田

サイバーSAGA
指田・古里

ガオガイガー
高橋

沈黙の艦隊3
古澤

 

 

超ワタル
指田

 

アウトロースター
古里

98

ブレンパワード
富岡

DTエイトロン
岩田
星界の紋章
岩田

センチメンタルJ
赤崎

サイバーSIN
古里

 

ガサラキ
古澤

ガンダム事業部

1制作事業部

2制作事業部

99

ガンダム
富岡

 

08MS小隊
植田・望月

め組の大吾

BIG-O
指田・大橋

セラフィムコール
赤崎

エンジェルリンクス
古里
サイバーSIN
古里

ベターマン
小林

リヴァイアス
古澤

1スタジオ 

2スタジオ 

3スタジオ 

5スタジオ 

6スタジオ 

8スタジオ 

10スタジオ 

7スタジオ 

9スタジオ

(参考)月刊アニメージュ19974月号。それ以降は基本的に2ちゃん等の拾い物。


未整理分

95年度  CハンターSP(指田)
97
年度  ダグオン
(V)
98
年度  バイファム13(植田)

99
年度  ジーマイン(長谷川)   イソップワールド  CハンターSP3(赤崎)


2000
年度以降 (プロデューサー)

1スタ

2スタ

3スタ

5スタ

6スタ

8スタ

10スタ

7スタ

9スタ

00

犬夜叉
富岡

エスカ()
植田

 

星界の戦旗
岩田

 

ニャンダー
長谷川

電童
古里

まりんとメラン

勇者王(V)
河内山
松村

アルジェントソーマ
小林・松村

01

ビバップ()
植田

 

犬夜叉()
植田・岩田

Z.O.E
指田・大橋

クラッシュギアT
古里

スクライド
河内山
マングローブに

 

02

キングゲイナー
河口

 

犬夜叉2()
植田・岩田

BIG-O2
内田・大橋

 

ROBIN
松村

SEED
古澤

03

プラネテス
河口

 

犬夜叉3()
植田・岩田

 

マシンロボ
古里

クラッシュギアN
渡辺

 

 

04

ジャぱん
富岡

 

 

SEED-D
佐藤

犬夜叉4()
植田・岩田

ケロロ
大橋
尾崎

-HiME
古里

陰陽大戦記
渡辺

Zガンダム()
松村

 

05

クラスター
富岡
峯岸

リーンの翼
河口
井荻スタジオ分離

ゾロリ
岩田
尾崎
A-1

戦旗3
銀魂()

-HiME
古里

 

06

結界師
富岡・小形

 

銀魂
若鍋

 

恐竜キング
渡辺

いろはにほへと
松村

ゼーガペイン
古澤

07

 

OO
池谷
佐々木

 

アイマス
古里

ボトムズ(V)
塚田

 

08

 

 

 

 

-乙(V
古里

 

テイルズ
古形

 

 

宇宙かけ
古里

 

少年突破バシン
古澤

1スタ

2スタ

3スタ

5スタ

6スタ

8スタ

10スタ

7スタ

9スタ

(参考)基本的に2ちゃん等の拾い物。

 

 

 


未整理分

00年度  G-SAVIOUR<別班>
01
年度  ガンダム() (河口)<別班>  星界の戦旗2(岩田)5スタ?>

02
年度  クラッシュギアT()(古里)

03
年度  ポトリス(長谷川)   ガンダム イボルブ(堀口)<谷原スタジオ>

04
年度  SDガンダムフォース(堀口)<谷原スタジオ>  MS IGLOO(井上・今西)   スチームボーイ(富岡)<スチームボーイ・スタジオ/00年度~>

05
年度  ほとり~たださいわいを希う。~(高橋)

06
年度  コードギアス(河口)<井荻スタジオ4スタ>  舞-HiMEV)<別班>  大東京探検隊(V)<スチームボーイ・スタジオ>

07
年度  FREEDOM(V)<荻窪スタジオ>

08
年度  コードギアスR2(河口)4スタ

09
年度以降  ボトムズ(劇)  黒神(佐藤)11スタ



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富野由悠季監督、『Public/image.METHOD』| クリエイティブ・カンファレンス出演

2009/04/08 20:17|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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 え~、つい先週イタリアに行ったばかりのThe Pulcinellaのキャリア賞受賞人富野監督ですが、また何か参加してるらしい。今回出るのはこういうイベントです。

○ 『Public/image.METHOD』| クリエイティブ・カンファレンス チケット販売開始

Public/image.SOUNDSに続くPUBLIC/IMAGE.LABEL の怒濤の新展開第二弾!、クリエイティブカンファレンス『Public/image.METHOD(パブリックイメージメソッド)』を5月16日(土)六本木ベルサールにて開催します!

Public/image.METHOD とは、PUBLIC/IMAGE.LABELが満を期して送る、EDUCATION と ENTERTAINMENT が融合するEDUTAINMENT(エデュテイメント)な 新感覚クリエイティブカンファレンスです!

“METHOD“ とは「方法」や「方式」を意味する言葉。PUBLIC/IMAGE.METHOD は様々なジャンルのクリエイター同士の対談や、本イベントでしか体験出来ないコラボレーション企画、ライブパフォーマンスなどを通し、これからの時代のデザインやテクノロジーの新しい表現方法や方式を考察していくイベントです。

「Public/image.METHOD」SESSION & GUESTS
第一回目のカンファレンステーマは “Discover METHOD(方程式の発見)”

コラボレーションが産み出す新しい表現方法の発見、クリエイターが紹介する独自の方法論の発見、そして自分のクリエイティビティを具現化する方式の発見をこのイベントは提供していきます。

かなりのプレミアムスピーカー陣は次の5組!

(中略)

中村勇吾(THA) × 富野由悠季
世界的インタラクティブデザイナー「中村勇吾」が是非対談を、と指名したのはなんとガンダムのアニメ監督、アニメ業界のレジェンド、巨匠「富野由悠季」だった!人の心を動かすアニメーションを創り出す日本屈指のプロフェッショナル達は何を語ってくれるのか?
ガンダム30周年も迎え、「アニメーション」の意味が、将来が今問われる!!

 中村勇吾氏はよく分かりませんが、ウェブデザイナー、インターフェースデザイナーだそうです。富野自ら中村氏の対談に申し込んだのですから、もし何か火花を散らせればいいのですね。方法論うんぬんについての話らしいですので、いつもの若者に対する個性論にならなければいいのですが。まあ、出張版とかライブ版の「教えてください。富野です」と捉えればいいかも。

追記:中村氏について、富野は去年の東映講演では、こう述べました(子犬さん、ありがとうございます!)。

ついこの間、NHKの「プロフェッショナル」という番組で、中村勇吾という人物が紹介されているのを観て、息の根が止まるくらいビックリしました。ウェブデザイナーで、世界的に有名な人です。2004年に数人で会社を創設して、売り上げが数億という単位になってるそうです。
 ユニクロの通販ページなんかかが、この人のデザインなんだけど、この人の作ったウェブページは、それだけで10分や15分は見てられる、とっても素敵なものです。動く画像、つまりアニメーションを使って、どういうふうに音楽と組み合わせて、どんなコンセプトで何をアピールするか。そういうことがよく考えられているんです。NHKが取り上げるんだから、20代のあなたたちはそれを知ってなくちゃいけません。だからといって、中村勇吾さんの仕事を、僕は全面的には賛成出来ません。ただ、動く画像を処理をしていく、というセンスとか感度に関しては、今の商業主義の最先端を走っている人だと思います。ですから、課題として、彼のことを調べてください。


 日程やインフォとかはこっち。宣伝する気がサラサラございませんが、一々書くのも面倒なため、このまま転載。

「Public/image.METHOD」EVENT & TICKET INFO

クリエイティブカンファレンス【 Public/image.METHOD 】

開催日:2009年 5月16日(土)14:00時スタート、20:00時ドアクローズ
会場:ベルサール六本木 1F [Belle Salle Roppongi 1F]
東京都港区六本木7-18-18 住友不動産六本木通ビル1F
チケット:一般 4,000円(税込み)学生 3,000円(税込み)

定員:350人※かなりのプレミアムチケットが予想されるので、早めにお申し込み下さい。

 5組で6時間だったら、大体1組1時間くらいなのかな? ほかの4組の方の話も聴けるので、割に合うどうかは分かりませんけど、富野監督の話だけに聞きに行こうと思ってる人は、正直いって4000円は高すぎると思います。それでも行って見たい人がおれば、どうぞ。自分の感覚では、この「Creators Dictionary Public-image.org」を見る限り、結構活発な方たちが運営しているものなので、イベントももしかしたらこのスタイルで展開するんなんじゃないのかなと思ってるのですが、一体参加する価値があるかどうかはご自分の判断に尋ねます。

 最近はなんだか色んなイベントを出演なさる富野監督ですが、本業のほうもどうか忘れないでくださいね。テーマはいつもそんな大きなものじゃないのもかまいませんから、萌えアニメも男装の麗人も小松左京作品もなんでもいいから、一刻でも早く新作が見たいです。

関連記事
機動戦士ガンダム30周年 X S+FOR+SWEEP10周年 異種格闘技特別興行 富野由悠季 監督 講演会

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富野由悠季監督、イタリアにて受賞

2009/04/07 20:23|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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 と、いまさらですが、富野監督はどうやらイタリアに行って、2009年度のCartoons on the Bayに参加したようです。

Cartoons on the Bay

 Cartoons on the Bayといえば、今のところ世界唯一テレビアニメに専門するアニメフェスティバルで、毎年さまざまのテレビアニメに対する賞以外、「The Pulcinella Awards for the Career」というアニメクリエーターに与える個人キャリア賞と、「The Studio of the Year Award」というアニメスタジオに与える賞などがある、非常に特別なアニメフェスティバルである。
 今年のキャリア賞の受賞人はもちろん、我が富野由悠季総監督。そして年度スタジオ賞はサンライズに与えた(ちなみに、受賞代理は今サンライズの代表取締役会長吉井孝幸氏)。日本人の受賞者はこれまで、長年イタリアで活動しているグレイアニメ作家湯崎夫沙子のみなので、本格的な日本アニメ受賞者の第一人といえます(スタジオ賞はテレコム、アイジー、東映に続いて4軒目)。
 ちなみに、今度このフェスティバルに参加した日本代表のゲストは富野と吉井氏以外、サンライズ所属としてのアニメーター遠藤裕一さんと、東映アニメーションの「かんじ かずはや」さんのわずか4名(湯崎氏はイタリア代表として参加)。

湯崎夫沙子 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
文化庁メディア芸術祭のブログによる湯崎夫沙子の告知
(ちなみに、この人は昭和12年生まれらしいので、富野より結構年上)


 で、このフェスティバルでは、富野は受賞しているほか、以下のイベントにも関わっていた。

Thursday April 2nd OPENING (4/2のオープニングデー)
10.00 a.m. - 01.00 p.m.
Retrospect SUNRISE and YOSHIYUKI TOMINO
2.30 - 6.30 p.m.
Retrospect SUNRISE and YOSHIYUKI TOMINO
(サンライズと富野の回顧プログラム。『逆シャア』などを放映したらしい)

Saturday April 4th CROSSMEDIA DAY (4/4のクロスメディアデー)
10.30 - 11.30 a.m.
Press conference YOSHIYUKI TOMINO
Speaker: Yoshiyuki Tomino, writer, director and anime author
Roberto Genovesi, Artistic Director Cartoons on the Bay
(1時間の記者会)

4.00 - 5.30 p.m.
YOSHIYUKI TOMINO MEETS THE PUBLIC
(1時間半に及ぶ公開イベント)


 で、この公開イベントのレポートは、以下のブログには載ってあります。イタリア語で書かれているので、なにを書いているのはほとんど分かりませんが、イベントでの動画も少しうPされていますから、見てください。

Cartoons on The bays: il gran giorno di Yoshiuki Tomino
Video Yoshiuki Tomino al Cartoons on The bays

 動画で見る限り、ガンダム以外は、『ダイターン』や『∀』に対する質問を出してる人が多いらしい。さすがイタリア、『ダイターン』はやはり未だに人気あるですね。あと、富野以外重大な話でいえば、どうやらガンダムユニコーンは2010年で映画化するらしいという。まあ、どうでもいいが。
 イタリアでのイベントなので、レポートや感想などもおそらくイタリア語で書かれるものが多いだろうけど、ここ数日引き続き頑張って別のヤツも探すつもりです。

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∀ガンダム ウワサの真相30問(上)

2009/04/06 22:21|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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月刊アニメージュ1999年9月号富野由悠季および『∀ガンダム』関連記事

 予告通り、アニメージュ1999年9月号の『∀』記事を紹介します。こっそり2回分けを3回にしたのはご愛嬌ですので、どうかご勘弁。

∀ガンダム
ウワサの真相30問 衝撃発言続々登場!

女装して戦う主人公、仮面に素顔を隠すライバル、
他人の生を生きる生きるヒロイン、そして、次々と発掘されるMS……
が謎を呼ぶ物語に対し、本誌読者から寄せられた疑問の数々が、
ついに明らかに!? 富野由悠季監督を中心に、
スタッフが赤裸々に明かした、『∀』、30の真相!

 本誌7月号で募集した読者からの質問で一番関心が高かったキャラがロラン。そこでAMウワサの真相取材班はまずロランについてスタッフに直撃した。答えてくださったのは、富野由悠季監督、文芸の高橋哲子さん、制作設定の河口佳高さん。そして3人の返答は、取材班の予想を超える内容であった……。


ムーンレィスとロランの今後は?
グエンがロランをベッドに誘った時にはきっと……――――――富野監督

Q1 ロランはこれからも女装するのでしょうか?
          山口県/マルコ・パウロさん(20)ほか
富野 本人が「楽しむ」ということも含めて、それは、やります。17話「キエルとディアナ」で2回目ももうやりましたし。
河口 7話「貴婦人修行」以降は特に決まっていなかったんだけど、フィルムをみたらあんまりにも面白いんで、スタッフでも「やっぱりもう一回やらないとダメなんだろうな」ということになったんですよ。
富野 だから、機会があったらもっとやらせたいと本当に思ってます。それに(物語の展開上)「変装する」という要素も絡みますから、これは、やらざるをえないでしょう。でも、僕が面白がってないんです。すごく真面目に考えてやっております。男装、女装を問わず仮装パーティーというものを、インテリ、ブルジョワの階級が取り入れてきた歴史があるわけです。ロランの女装というのは、ロランがグエンによって、ブルジョワの階級に引き上げられたという意味があるかもしれない。そういう意味では結構いやらしい部分なのです。だから、面白がってくれていいんですけれども、将来的にAMの読者が、女装なんかについて本当の意味での興味を持ってくれるといいなと思っています。

Q2 グエンはどうしてローラと呼ぶのでしょう?
          栃木県/天王寺南さん(27)
富野 白人文化圏では、日本人以上に、愛称を作りますね。例えば、クリスチーナという名前の愛称がクレアになる。クレアというのは絶対的に女の呼び方なんだけど、クレアーになると男の名前になったりするんです。今から思うと「なぜローラとお呼びになったんですか」とキエルに聞かせたのはむしろ失敗だったという気がしてます。あれは、キエルも聞き流しておいた方がよかった。こちらの老婆心でしたね。現在では、ロランと呼ばれようがローラと呼ばれようが、その違いは全て消失させました。ただ、その上でいうと、グエンがローラをベッドに引き込んだときには、きっと「ローラ」って言うんでしょうね。
AM え、そんな。頭の中がいま真っ白に……。
河口 でも、今想像されたようなシーンは出てこないと思いますよ。

Q3 ロランを中心にいろいろと三角関係が生まれそうですが、これからどうなるのでしょう。
          東京都/北極南極結局さん(19)ほか
高橋 精神的には三角関係はもうありますよね
富野 三角関係を読者のみなさんがどのように期待しているかわからないんだけど、『タッチ』(あだち充原作の漫画)の南ちゃんを間において、兄弟の三角関係ってありますよね。あの三角関係は僕はとっても良いことだと思うんです。それはヨーロッパ映画などにはよくある話で、1人の女を2人の男が取り合って、3人が一つのベッドに寝ているっていう絵は、珍しくないんですよね。で、それをやれ変だの変でないのと言い募るのが、いまの日本人の若者なんですよ。

Q4 ロランの月での生活はどんなものですか?
          宮城県/門脇由佳さん(17)
富野 SF設定論として、おおむね決めていることはあります。月では、どちらかと言えば下層階級、労働者階級に入るであろう。その中でも、もうひとつランクが下のところで働いていただろう、と。それは、月の環境の説明をするときに、ローラをそのポジションに置いておかないと、説明しづらいというのもあるんです。……だからこういうことです。「海の掃除人」だと思ってください。そういう職業のところから出てきた少年なんです。

Q5 ロランの両親はどんな人だったのでしょうか。あまり両親の影が感じられないのですが。
         徳島県/妹尾早苗さん(37)ほか
富野 おそらく両親は2人とも、死んでるか、死んでいないにしても、簡単に会える環境にはいないでしょう。つまり、海の掃除人――月の海ですよ――をやらされているとそれほど自由ではないでしょう。だからロランは、そういう人たちの寄宿舎みたいなところで、小学校の上級生くらいから暮らしていたんじゃないですか。その中でたまたま地球帰還作戦に選ばれるだけの能力なり体力なりがあったんで、地球に降りてきたんでしょう。

Q6 キースはどうなってしまうのでしょうか?
          香川県/ドカベンさん(18)
高橋 グエンがミリシャに協力して、キースがパン工場を作るんですけど、その辺が中立地帯みたいになっていて、という展開がありました。パンを売っているからそこだけは攻撃しない、みたいな不文律ができる感じで、狭い中立地帯なんですが、24、25話のディアナからみれば一種の理想郷に見えらたりするわけです。
河口 ムーンレィスも雇って、地球人も雇って、しかも地球人にもムーンレィスにもパンを売って……逆に、それでお目こぼしをもらってたりもするんですよ。キースは人生の綱渡りをしている感じですね。そこらへんの話がもっと作れたらおもしろいなぁとは思ってるんですが。

Q7 ハリーのファッションセンスがあまりに独特なので大笑いしてしまいました。
          東京都/326サブローさん(19)
高橋 インターネットでは「阪神王子」って言われてましたね。黄色と黒の縞でねぇ。王子様のようでシュミが悪いかららしいですけど。
河口 あれは安田(朗、キャラクターデザイン)さんのアイデアですよ。もう安田さんのねらい通りじゃないですか。
高橋 本人は恰好いいと思い込んでいるという(笑)。一張羅なんですよ、きっと、時々いるんじゃないですか。紫色の背広で結婚式に出ちゃう人。
富野 あれ一張羅なの? おお、やだ。

Q8 ハリーの素顔は登場しますか。
          兵庫県/ライムさん(22)
高橋 21話「ハリーの災難」で登場します。楽しみにしてください。

Q9 サンベルトってどこにあるんですか?
          新潟県/水谷浩さん(15)
河口 富野監督の造語と誤解してる人もいるようですけれど、地図にも載ってます。アメリカの南部一帯。日陽しのいいサンベルトです。

Q10 月にアグリッパという人物もいるようですが、やはり今後の鍵になるのでしょうか?
          徳島県/吉田克之さん(28)
高橋 登場します。というか……もう既に公開しているんです。と、ヒントぐらいにしておきます。

Q11 初代ウィル・ゲイムは、ディアナが月の人だと知っていたのですか?
          北海道/谷由香子さん(16)
富野 かぐや姫が月から来たっていうことが認知されているのと同じように認知されてはいるんです。ただ、そのときの地球人が、その言葉の通り「月に人が住んでいる」とは思っていなかったのかもしれないですね。それから、ディアナが地球に来たのは一度じゃないですよ。今のディアナでさえ、おそらく地球には2、3度は来てるはずです。だから、もっと昔、1500年くらい前の恋人に会わせる話を作りたいな、と僕は思ってるんだけど……。
河口 その恋人がミイラになってるとかいうんだったらアリかな。お墓があって。
富野 で、そのミイラを抱いて泣くわけ? あのディアナが。
高橋 コワイ~~。

Q12 ポゥは憎めないキャラで気になります。
          静岡県/生意気本気さん(17)
河口 ポゥは3話で、涙を流す芝居があって、それを、作画さんがすごく可愛らしく描いたんですよ。それで「泣き虫ポゥ」ってあだ名がついたんで、その後のシーンで富野さんが「まだ泣かそう」とコンテに入れたんですよ。個人的には、フィルと一緒にカラオケで「昭和枯れすすき」を泣きながら歌っている光景を想像してしまいます(笑)。

Q13 ロランがセイレキ2345年といいますが、あれは西暦ですか?
          静岡県/山本圭さん(30)ほか
河口 あれは「正暦」です。ただ、2345年っていうのは、西暦と同じで最初から数え始めていたんではなく、どこかの時点で「今は○○年だ」ということにしたんだと思います。だからいつを基準に数えはじめたのかとか、本当に2000年以上経っているのかどうかはわかりません。
富野 西暦でも4世紀ごろには、西暦を勘定していたやつなんか、いないんじゃないかなっていうことと同じプロセスなんですよ。

 実に興味深い内容ですが、その感想は全部終わってからまとめて語ります。

∀ガンダム ウワサの真相30問(中)
∀ガンダム ウワサの真相30問(下)


月刊アニメージュ1999年9月号富野由悠季および『∀ガンダム』関連記事

2009/04/05 16:29|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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 さて、7月号と8月号に続いて、ついに『∀』ガンダムファンと富野ファンにはたまらない大型記事にきました。内容があまりにも多すぎるため、今日から4回を分けて紹介します。
 そういや、たぶんこの頃からのことだったんだろう、僕はニュータイプからアニメージュに鞍替えしたのは。今読み返してみると、アニメージュのほうが間違いなく読み応えがありますしね。


1.∀ガンダム ウワサの真相30問
 この号の一番目玉になる記事。内容が長いため、別の記事で改めて紹介します。

∀ガンダム ウワサの真相30問(上)
∀ガンダム ウワサの真相30問(中)
∀ガンダム ウワサの真相30問(下)

2.制作設定安川浩司氏、放送スケジュールコラムでのコメント。ちなみに、この号の発売日前後の放送話数は以下の通り。

(第17話「建国のダストブロー」:7/30
第18話「キエルとディアナ」:8/6
第19話「ソシエの戦争」:8/13
第20話「アニス・パワー」:8/20
第21話「ディアナ奮戦」:8/27
第22話「ハリーの災難」:9/3
第23話「テテスの遺書」:9/10

知ってますー?
 ギャロップって知ってますー? 昔ランバ・ラルって人が乗ってた陸戦艇なんですけど……、今度これにそっくりな、やっぱり『ギャロップ』ってのが出ます……。
 フラットって知ってますー? 第1話ロランが乗って来たやつでプラモにもなってるのに出番が少なくて困ってたんですけど、今度いっぱい出て来てプルプル震えたり、変形したりします……。
 ハリーって知ってますー? 金色のスモーに乗った赤いメガネかけてる人なんですけど、今度その素顔とあの赤メガネがどうやって顔についていうのかー? わかります……。
 ターンエーって知ってますー? うちの主役メカのヒゲの事なんですけど…今度、洗濯します…(?)。
                              安川浩司(設定制作/サンライズ



3.上田大王のターン∀ガンダム解体画報第4回第12話~スペシャル版。イラストはこちらから。
 今月の注目点は「同サイズ同士のタイマンも見れはじめ、ここ数回ずいぶん質の良いロボットバトルを見せてもらった気がします。それにつけてもルジャーナの輩の乱暴なキャラ立ち。泣きを持ちネタにしきった小尉。温泉での17才ロランのオカマぶり。そこと矛盾するディアナさまのケツへのメンチ。「おんどりのように」等なんか見どころが微妙…1クールは過ぎてった」。相変わらずポイントを抑えてる鑑賞ですね。


4.読者投稿の『∀ガンダム』感想。おなじみの『アニメージュ』読者投稿に載ってたやつ。実はいいことを仰ったんで、ここで紹介します。

みんな、早くトミノアニメにかえってこーい!!
 いやぁ~、「∀ガンダム」がこれほど面白いとは、まったく予想外でした。作画&彩色とともに過剰な装飾を避けつつも安っぽさを感じさせない”目に優しい映像”。
 恰好良さよりもフォルムのユニークさ&ユーモラスな動きを追求したデザインとメカ描写。とくに第6話「忘れられた過去」でヒョコヒョコ歩くカプル&鉄球を引きずるヒゲがすごく楽しかった。
 だが、何と言っても「∀」の魅力は「見ていてホッとする」の一言に尽きます。例えるなら森林浴の気持ちよさ。ひんやり心地良いのです。
 これは緑あふれる舞台設定に加え、登場キャラが”思想・観念の入れ物”ではなく”血の通った生身の人間”だからでしょう。焼き立てのパンをかじったり、股間をぶつけて痛がったり、素直で健やかなロランの言動につい引き込まれてしまいます。
 僕が特に好きなエピソードは、第6話の降臨したディアナ様が建物の壁をなで回し、さらにひっくり返ったスモーとヒゲを見て笑いこらえるところ。それに第7話「貴婦人修行」で、キエルとロランがお化粧に失敗して笑い出すシーン。それから、月と地球の”話し合い”=交渉過程を丹念に織り込んだ一連の描写も、旧来のロボットものを逸脱していて興味深かったです。あの舞踏会の前後は、もっと時間をかけてじっくり見たかったんですねぇ(鬼太郎ルックの某ファイヤーマンが◎)。
 シド・ミード氏によるガンダムのデザインについては、放映前は「カッコ悪ぅぅぅ」と思ったけど、いざ動き出してからは一向気になりません。キエルお嬢さんの「おヒゲのホワイトドール?」というセリフ、あの一言でグンと親近感が増し、違和感が消えちゃいました。とはいえ、第8話で胸部ハッチから牛が出てきた時は仰天しましたが(笑)。
 ともあれ、「∀ガンダム」はホントおもしろいです。「エヴァ」的な”トラウマに塩を刷り込むアニメ”に食傷気味のみなさん! トミノ監督の起死回生”大回転エビ投げハイジャンプ分身魔球”とも呼ぶべき新生ガンダムで、ゆっくりと心の傷をいやしてみてはいかがでしょう?
 というわけで、「みんな、早く富野アニメに帰ってこ~い!」x2。
                              奈良県/塩山糊生

 本当、こういうゆとりが大切ですね。∀以後のあの二つの『ガンダム』の惨状見れば、やっぱり人間の心を触れさせるような作品こそ、10年後20年後でもちゃんと語り継がれるものですね。


月刊アニメージュ1999年8月号富野由悠季および『∀ガンダム』関連記事

2009/04/04 01:23|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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 この号も依然に『∀』に関するたいした記事がないため、まとめて紹介します。


、「ライバル特集」と名づけられたロランとハリーに関する『∀』記事。二人の立場、関係性から語る。あまり内容がないため、スルー。


、「ぼくの100点! BOOK編」という本を薦めるコラムでは、『∀』のメインライター故・星山博之氏が登場。非常に丁寧な物腰で本以外のことも紹介してくださっているので、ここで全文紹介します。

『ぼくの100点!』。最終回は、現在「∀ガンダム」の脚本を手掛けている星山博之さんにお話をうかがった。星山さんが紹介してくれたのは、20代の頃読んだという2冊。意外な本の登場にかなりびっきりさせられた。

スリ・万引きの手口と対策
「これ買ったのは、24歳ぐらいの頃。もう27、8年くらい前かな。その頃、僕は虫プロで働いていて、同時にシナリオ研究所に通っていたんだよね。そこで、1時間枠のドラマのシナリオを書け、という課題が出て。僕は、古本屋で働く美しい少女と、本を万引きする若い男の話を書こうと思った。そこで、万引きの手口や店側の予防策を知りたくて買ったのが、この本。
 内容は……、今読むと非常に牧歌的ですよ(笑)。万引きの手口も、紙袋の側面に切り込みを入れてそこから商品を中に隠したり、手に持った傘の中に落としたり。OLのこともBG(ビジネスガール)って書いてある(笑)。
 結局、万引きの話は書かなかったんだけど、プロを目指した頃の思い出として、ずっと取っておいてあるんですよ」

『甘え』の構造
「これも古い本だけど、大ベストセラーなんで本屋に行けばまだ売ってます。実際、僕は初版を持っていたんだけど、家を探して見つからなかったんで、古本屋で買い直しで来たんですよ。
 僕は昔から洋画が好きで、同時に方がもたくさん見ていたんだけど、洋画と邦画を比べると、ここが違うと思うところがあったのね。
 例えば『僕がこう思う』というセリフが洋画にあったとすると、それが邦画ではだいたい『僕もそう思う』になってる。”は”が”も”になって、主体がボケているわけですよ。それはどういうわけなんだろうって、漠然と考えていた時に読んだのがこの本だった。
 この本によると、日本人の根底的な部分に「甘え」があるっていうんだよね。「甘え」とは、相手に嫌われたくないと思う気持ち。他人に寄り添っていたいという気持ち。著者によると、「甘え」という言葉が存在するのは日本語だけらしい。だから、日本は伝統的に「甘え」の社会なんですよ。他の国の人は「甘え」ということを考えもしなかったんだから。
 でも「甘え」が悪い面ばかり持つというわけではなく、そこには人間関係を円滑に運ぶ良い面もあると、この本には書いてある。良くも悪くも日本人はそういう生き方なのだ、と。
 シナリオを書く場合でも、洋画のように書くと、どこか冷たい感じになっちゃう。日本人が見てしっくりくるドラマを作るなら、日本人が使う言葉使いでセリフを書く気持ちがなければいけないんだよね。いろいろ気付かされて、目からウロコが落ちた本なんです」



、「業界流行通信」コラムの門之園恵美氏の「∀ガンダムに夢中♥」という一言。


、上田大王のターン∀ガンダム解体画報第3回第8話~11話。こちらでは御覧になれますからどうぞ。今回の鋭い一言は「それぞれの国の政治の体と軍を別々に描写したり、軍票なんぞが出るのも昨今のトミノものくらいでありましょう」。


、制作設定安川浩司コメント。それにしても、アニメージュはこんないいコラムがあるなんて、凄いな。

ちなみに、この号の発売日前後の放送話数は以下の通り。

(第13話「年上のひと」:7/2
第14話「別離、再び」:7/9
第15話「思い出は消えて」:7/16
スペシャル ∀ガンダム スペシャル(仮):7/23(注:最終的は第16話「∀のすべて」として放送された
第17話「建国のダストブロー」:7/30
第18話「キエルとディアナ」:8/6

新MS登場!
 今月の放映分第14話から、ディアナ・カウンターのMSの前に劣勢を強いられていたミリシャの新型MSがついに登場します。
 その名は「ボルジャーノン」!
 新たに参戦したルジャーナ・ミリシャのギャバン・グーニー率いるスエサイド部隊の新鋭機械人形です。グリーンのボディにピンクの目玉、口とお腹と太ももの廻りにでっかいパイプが生えているというなかなか渋くてイカス奴です。ボルジャーノンマシンガンにボルジャーノンバズーガとクラッカーを武器に孤軍奮闘していた(それ以前にほとんど戦っていない)我らがヒゲガンダムを助けて大活躍! もうプラモにもなってますので、皆さんお買い求めになって放映をお待ち下さい!(……。)
                              安川浩司(設定制作/サンライズ



.「豊島ゆーさくのアフレコせんにゅー記 その37」という記事で、#15「思い出は消えて」に対するアフレコイラストレポート。『∀』的では、この号の一番の目玉になる記事。イラストのため、お見せすることはできませんけど、大まかの内容をできる限り文字でお伝えします。

きんこんか~~ん♥

「世界名作劇場」

た~んえいた~~ん♪た~んえいた~~ん

こッこんどのガンダムはッ

「名劇」だよ 時代モノだよ つくりが 雰囲気が!!

富野氏もその昔演出されてた『名作モノ』のお株を
ソレが無くなった今もらっちゃった上に
「赤毛のアン」や「若草物語」の世界にモビルスーツ出しちゃうッてゆーか!!

世の人々は皆「名劇」みたいなしっかりした作劇のドラマを欲しがってる…
しかし地味な「名劇」の画面では激しいシゲキの連続する今のTVでは5分と人をひきつけておれずヒットに至らない

この両律背反をいかにコクフクするか!

名劇の人間ドラマにモビルスーツ出しちゃえ!
遠未来なら何でもアリだ!
イカスよ!!やっぱり永遠のゲリラ屋だよ富野さんッ!!
今思い返される「ガンダム」が動脈硬化したロボットアニメを粉砕爆破した時のあの高揚感!!
うむーッこれは気を引きしめて取材にあたらねばなるまいッ!

アニメ界のカストロ(笑)?
◎スゴいカゲキな例え話。革命起こして旧政権倒したけど、その後の国は利権絡んでフハイしたカイライ政権になっちゃって怒った革命家本人が自分の官邸にバクダンしかけてぶっ飛ばしちゃったみたいなソーカイ感があるなァ~~


「富野さんがあの富野調セリフ(あの物凄い芝居がかったヤツね)をどう演技指導しているのかもしっかり見なくては!」

サンライズ富岡氏「あ、監督働き過ぎたんで休まれます。一週間くらい」

「…………」





「監督にもインタビューしたかったな~~~ いや!「G」の歴史をぬりかえるこの新世代の仕事場を刮目して余す所なく伝えなくてはッ!!」

(アフレコ間)
ムツカシい富野セリフをウォームアップしてる役者の皆さん…なんかオーケストラの調律みたいだ

「あんな山出した一人勝ちさせたくはありませんッ
させたくはありませんッ」

「ディアナ様もご覧になっているのだぞ!
ご覧になっているのだッ!
いるのだぞっ」

「奴が掘り出してる宇宙船の技術を盗まれる訳にはいかんのだ!」

「ありゃー出たよ、出ちゃったよ、船が
マイド地面から掘り出されるトミノシップ
今の独特な世界観維持していただきたいんだけどな~」

…とかなんとか呑気に見てましたこの時点では。
この後襲ってくるショーゲキを知る由も無かったのです。ワタシは。

この作品のキーパーソンであり戦争SFらしからぬテイストを与えてるのはディアナ+キエルの2人!
「王子と乞食」みたいなとりかえっこ劇やっちゃうし
「ローマの休日」みたいなお姫さまのローマンスもあるし
今回そのキエル姿のディアナ様がカッコよく笑うシーンがあって…

ディアナ「フッ……」



キエルとディアナ役の高橋理恵子さん
「フッ…(く~~)」

「…」
「…」
「…」

他の役者の皆さん大笑い
「なった 鳴った お腹なッた!」

高橋「鳴ったのアタシ!? ねえアタシ!?」

番組内容もだけど、戦争モノと思えない明るさですね!!

らしからぬ明るさといえば、この方も!

ソシエ役村田秋乃さん
「ホワイトド~ル! ヒゲのいりょくでぇたてえ~~!」

カワイイ~ だ、脱力すル~
ぴえろの魔女っ子系の声だね!

そしてキワメツケはこの人!! 休憩時間のとき―――――

ハリー役稲田徹さん
「今日なに食べます? ビール以外にも―-
なんでも食べようぜ。なんでも」

????
「いェーい ゴーー ゴーーッ みんなでランチランチ~~」

な、なんだかスゴい明るい人がいるな

--------------------

稲田「(意地悪っぽくて)なんだよ、そのパンツ」
??「洗たくしたら縮じゃったのーーッ
もーーッ ナイショ!ナイショったらーッ!

これこれお嬢さん、そんな大声でナイショってもね

--------------------

??「(音響スタッフの人の顔を掴みながら)おいッお前おフロ入ってきただろ!じゃなきゃなんでこんな濡れてんだ!
頭のニオイかがせろーーッ

雨ふってるからね、外

--------------------

??「あたしのシュークリームはァ? シュークリームーッ
エクレアーッ

あ、あのメいっぱい明るい人は?

演出渡辺哲哉氏
「あー、あれがココの名物

ロラン役のパクさんです」

えっ

歴代ガンダムの今回の主役朴璐美さんその人だ!!

「たッ確かに声はロランそのものだ
本番に入るとスイッチ切り替わるように少年役そのものになってる…

朴「モビルスーツがやられたようですッ!」

マジックか!? 役者マジックか?

--------------------

しかし、この方のノリの真骨頂はそんなモンではなかった!!
予告編の録りの時…

音響監督鶴岡陽太氏
「今回富野さんがいませんので…

富野さんが乗り移ったような気持ちでがんばってね!!」

(朴、ショックな顔)

な、なんだなんだ!?

朴「やだーッそんなのやりたくない

ハ○るーッ!

全員「(爆笑)うわァ言っちゃった、天下の大カントクに言っちゃったよ


パクさんだけが特異な存在というワケではなかった!! ココの人たちはみなスチャラカだッ!!

「最初っからこんなノリの仕事場だったんですか!? 富野さんどう思って…」

(和気藹々な雰囲気で)
「富野さんのほうがたきつけてますよォ!!」
「ノリは2話で小山さんが入ってからかなァ……(注:小山剛志氏はフィル役)」
「キース役福山潤です~~いつもイジメられてます~~」
「いや、(コイツの)出すオーラがいじめてくれいじめてくれッてね」

「えーと、それじゃパクさーん、この作品の感想を下ーさい!」

朴「あー わかんねーーッ

ヤーニ役桐本琢也氏
「確かにな、確かにわからん(内容的に)」

そして、突如始まる漫才

桐本「そやアムロ・レイとの違いについてしゃべったらどや!!」
朴「知るかいな、そんなモンー!」

知るかいなッって…アンタ…

桐本「おまんなー同じシーンを張るんやで! 天下のガンダムの!
朴「そやな」
「そーですよー古谷徹さんの向うを張って」
朴「んじゃ……
向うは暗かったかも知れんけど アタシは明るいでーーーッ
桐本「言っとるで、言っとるでオイ」

そして、言ったあとで高橋理恵子さんに泣きついてた朴
朴「ヤバイよヤバイよ、どおしよお理恵子さ~ん」

作品的にもこれまでの「G」をひっくり返す内容なら演じる側もビッカビカの新世代だッ!!
ついに第一作からの「呪縛」を断ち切り新たなステージを切り拓くことができるのか∀G!!


キャストインタビュー
インタビュア(以下、タヌキ)/神格化されたキャラ・シャアの新世代を担うことについて…。
ハリー役稲田徹さん/それは正直言って考えたくないですねー。前のキャラが偉大すぎるし意識したら潰されちゃうかもしれないから、イチからやってます。

タヌキ/高橋さん、キエルとディアナは演じて分けてるんですか?
高橋理恵子さん/唯一分けてる所は、キエルは「わたし」といってディアナは「わたくし」という所くらいなんですけど(笑)、役が入れ替えって(10話)からは自分でも判らなくなってきてます…!

グエン役青羽剛さん/今まで「(役者を)やってで言ったことないよ!」ってセリフが数多くあって(笑)。でもグエンみたいなヤツは自分の理想でもあったんですよ! 役者になってなければ実業家になってんをうごかしていきたかったので、演じてて楽しいです。

タヌキ/ソシエちゃん役について感想などを
村田秋乃さん/感想…感想…か…感想ですか…か…感想…かんそう…感想……。
(横から朴さん)/ホラ、テープ回ってんだから勿体ないよ!
村田さん/ソシエはその……フツウのコなので…あそこまでキドアイラクはげしいとついていけなくなるけど、その…フツウに、楽しく、やってます!

メシェー役鬼頭典子さん/監督から「何も考えないでやってくれ」って言われてます。私自身も人から「中性的だ」とか言われるんですけど、あんな風に勇敢に戦ったりとか、絶対できませ~ん!!

 うわあ~一記事でこんなに時間かかりすぎちゃいますので、明日は休ませてもらいます。


月刊アニメージュ1999年7月号富野由悠季および『∀ガンダム』関連記事

2009/04/02 23:41|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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 今日は月刊アニメージュ1999年7月号の富野監督および当時放送中の『∀ガンダム』に関連する記事を紹介します。この回は大きな富野関連情報がないものの、いくつかのネタがあるため、先にこの号から始めようと思います。また、この号は佐藤順一監督の特集や横山光輝インタビュー、「この人に話聞きたい」原恵一監督回など非常に素晴らしい記事も載っているので、気になる人は是非古本屋で入手してください。


1.『∀ガンダム』4P特集
 この時期はちょうど『∀』最初のターニングポイントに入る時期なので、この特集も「拡大する戦いの中へ……」と「ローラの魅力、ロランの魅力」という二つの小題を分けて、それぞれ2Pで解説している。「拡大する戦いの中へ……」は基本的11話から14話のあらすじを紹介しているものなので、ここでは「ローラの魅力、ロランの魅力」だけに絞っていきます。

(ちなみに、この号の発売日前後の放送話数は以下の通り。
第8話「ローラの牛」:5/27
第9話「コレン、ガンダムと叫ぶ」:6/4
第10話「墓参り」:6/11
第11話「ノックス崩壊」:6/18
第12話「地下回廊」:6/25
第13話「年上のひと」:7/2
第14話「別離、再び」:7/9)

ローラの魅力、ロランの魅力

裏表のなさそうな『∀』のキャラクターたちの中でも、ひときわ素直なロラン。これからシリアスな展開も増えそうだが、彼の素直さだけは変わらないことを願って、彼の魅力について考えてみよう。

着飾る(以下、どれもポートレイト付き)
☆シックな色遣いのミリシャの戦闘服(調査中)
☆可愛い顔とのギャップが楽しいワイルドな鉱山の労働者姿(1話)
☆一番印象深いのはOPにも出てくるドレス姿(設定画)。窓際でキエルにコルセットをはめてもらう姿は、『風と共に去りぬ』のスカーレットを彷彿とさせた。運転手姿は正装らしく、グエンに女性を命じられるときにもこの服(2話)。とはいうものの、今のところロランの一番インパクトある”服”は金魚でしょう。なお、「金●を隠すから金魚だというのか?」という富野ゼリフは禁止(ほかには2話の飛行屋装、3話キースとの裸など)

喜ぶ
☆ロランが地球で好きなのは日の出の風景だという。おそらく初めて地球に降下したときにでも、日の出を見たのだろう。だから成人式を迎える日には、わざわざ一人で日の出を見にでかけているのだ。なお11話でロランは意外な人物と、マウンテン・サイクルで夜明けを迎え、朝の風景の魅力を語ることになる(ほかには2話の宵越しの祭り)

戦う
彼の可愛いルックスと、ローラというあだ名から、白ヒゲのパイロットは女性だということに。こんなに凛々しいのに、ムーンレィスのパイロットたちの目は節穴? とか思ってはいけない(2話の起動シーンなど多数)

泣く
☆3話、4話に続いて股間を強打するはめになったロラン(4話)。そのたびにもだえ苦しんでます(当たり前だけど)。ところで、悲しみの涙とどちらがマシかなあ。


ロランは何故カワイイのか
 ロランがカワイイっていうのは、けっこう重要な要素だと思う。そもそもロボットものの主人公って、基本的にカッコいいものじゃん。で、そうじゃない主人公っていうとキレそうだったり、暗かったり。でも、ロランってカワイイし、それにカッコイイシーンもある。
 例えば、ハイパーハンマーを振り回してウォドムを撃退するシーンのロランは紛れもなくヒーロー。だけど、同時に彼はドレスでハリーとワルツを踊ったりもしちゃう。こんなヒト、今までにいないでしょ(素顔のほうがカワイイけど)。 
 その一番の理由がすたっづが、「ロボットも出てくるエンターテインメント」を目指しているからだと思う。エンターテインメントの基本は泣いて笑って、ケンカして。だから、カッコいいとか暗い主人公というロボットもののお約束にこだわらなくてもいいわけ。ほら『∀』には基地も大きな宇宙船も登場しないでしょ。
 そんなふうにロボットものと『∀』の違いを象徴するのがロランのカワイさなんだ。だから極端なことをいうと、アムロがロボットもので暗い主人公の存在をアリにしたように、ロランがロボットを操縦するカワイイ主人公をアリにしちゃう可能性だって十分あるのだ。


「シンの強い男の子」――ロラン役・朴 璐美さん
 1話のアフレコで初めて動いたロランを観たときは素直に「美少年だなぁ」って。演じる際は、男の子の声と意識せず、とにかくロランの気持ちを前に出すような心がけています。監督から「とにかくいいヤツ」と伺っていたんですが、ソシエに殴られてもキースがつっかかっても気づかうところをみると、本当にいいヤツなんだって実感しますよね。とてもシンが強いからこそ、何がおきても動じない。許容量がすごく広い男の子なんだと思います。
 11話まで収録を終えて印象に残っているシーンのひとつは、1話冒頭、ロランが地球に降下する際に歌をうたうところ。収録の時はただ必死に歌ったんですが、オンエアされた映像をみると彼らの興奮が伝わってきて、感動しました。7話の女装の時は、女の子らしく演じるべきか、けっこう悩んだんですよ。でもロランってただひとつの思いのためだけに動いている子だから、ウソはつけないんじゃないか。8話ラストで、自分がムーンレィスDあることを告白するセリフも、台本を読んで心打たれました。この先、戦いの中で彼がどうなるかわかりませんが、人間ドラマの綾にもどうかご注目ください。個人的にはディアナ様とくっついて欲しいんですが、いい人すぎでずっと独り者かもしれませんね(笑)。


ロランを待ち受けるD・C
☆MS:ゴッゾー:左肩のスパイクが名機ザクを彷彿とさせる。背中の武装が特徴
☆MSイーゲル:コレンのMS。尻尾がる独特のデザインは大河原邦男さん
☆コレン・ナンダー:ミリシャの白ヒゲを勝手に「ガンダム」と命名した人物




2.佐藤順一の富野観
 佐藤順一特集インタビューから節録。

―― 今まであまり話題にできなかったんですが、佐藤さんは『Zガンダム』や『エヴァゲリオン』にも参加していたんですね。

佐藤 まあ、そうです。あまり、あまり大きな声では言えませんが(笑)。

―― 『おじゃ魔女どれみ』や『夢のクレヨン王国』のような作品の印象が強いですが、ご自身の中では、そういう作品と『ガンダム』や『エヴァ』でゃスタンスは違うんですか?

佐藤 スタンスは違いますね。というか、子供向けのものでも、作品にスタンスは変えているつもりではあるんですけどね。

―― 子供向け作品の個々でも違うけど、そういうものと『ガンダム』や『エヴァ』は全然、違うと。

佐藤 そうですね。『ガンダム』や『エヴァ』では作品自体よりも、作ってる人の方が重要なのかなと思います。子供向けの作品はやってる時は「子供は何を観たいんだろう?」と考えるじゃないですか。だけど、富野(由悠季)さんや庵野(秀明)さんの作品では「この人は、何をやりたいんだろう」と考える。大きな違いはそうこですよね。

―― 監督とどう合わせるかが問題ですね。

佐藤 そう。監督が何を考えてるのかを知らないと手がつけられない、というところはありますよね。

―― 描写の仕方とか、見せ方に関しては?

佐藤 もちろん、違いますよね。まず、映画的な事をしようとしてるのか、マンガ的な事をしようとしてるのかで全然違うでしょう。『ガンダム』をやった時は、「あ、この人は映画だな」と思ったんです。

―― 富野さんについてですね。

佐藤 そう。「富野さんは映画がやりたいんだな」と思ったから。最初にサンプルとして見せてもらったコンテが、他の人が描いたものいに、富野さんが直しをガンガンに入れたものだったんです。筆ペンで、いろいろな罵詈雑言が書いてあったんですけど(笑)。

―― ああ、富野さんが、絵コンテを直す時に、絵コンテを描いた人へのお叱りまで書いて。

佐藤 そうです。「クニへ、帰れ!」とかそういう事が書いてあって(苦笑)。それが参考になりましたね。人物が投げ飛ばされるアクションを、投げる、飛ぶ、着地と、何カットにも割っているところがあって、それに関して「このアニメ屋め!」という富野さんの言葉が書いてあったんですよ。

―― 「いかにもアニメ」なカット割りだったわけですね。

佐藤 それを見て「ああ、なるほど。こういうのがイヤなんだ。『映画』をやりたいんだ、この人は」と思って。

―― それで、映画的な絵コンテを描いたんですね。

佐藤 そういう事ですね。



3.原恵一監督のガンダム感想
 これは割りと短いですが、せっかくだから一緒に載っておく。

―― アニメは特にお好きだったんですか?

原 嫌いじゃなかったですね。他の人に比べりゃ、観ていた方なんだろうけど、「あの作品のあのキャラがどうの」というような見方は全然していなくて、周りにもそんな人は誰もいなかったから、専門学校へ来たら、そういう人がいてビックリしましたけどね。

―― 『宇宙戦艦ヤマト』や『機動戦士ガンダム』の世代ですよね。

原 そうですね。やはり『ヤマト』は一生懸命観てたんですよ、面白くて。

――あ、そうなんですか。

原 でも、あれはアニメ好きじゃなくても観てましたよね、割とね。

―― あの頃はそうでしたね。後のアニメファンとは、ちょっとニュアンスが違いますね。

原 中学生だったと思うんだけど、割と話題でしたからね。(中略)専門学校に入った頃に『ガンダム』が始まったんです、確か。

―― 同級生とかは『ガンダム』で盛り上がって。

原 僕も結構、観ましたよ。「面白いなあ」と思って。新鮮でしたよね。「あ、アニメでこんな、ドラマみらいなものが作れるんだ」と。



4.上田大王のターン∀ガンダム解体画報第2回
 まだデビューしていない頃のウエダハジメ氏が、「東京都/上田大王」というペンネームで何話分の感想を一枚イラストにして投稿したものらしい。この回は第4~7話の感想。スキャナーもデジカメもないため、お見せすることはできませんが、そのなかに書いてある内容をちょっとだけ紹介しておきます。

#7
お嬢(注:キエルのこと)、そろそろグエンはおかしいと思ってくれないか。

ロランが劇中についてる大小のウソの量たるやハンパじゃないよ? ウッソよりウソ少年だ。観てて追っ付かないが、こちとら日々機転をきかせて生きてるわけでもないからだ、とも思う。バカではできない事だろうからだ。

 うう、鋭い人ですな。

追記:ウエダハジメファンのこだまさんが作った「ウエダハジメ作品リスト」にはこの「∀ガンダム解体画報」の紹介が掲載されています。第2回はこちらからです。情報提供してくださったpさん
、ありがとうございます



5.制作設定安川浩司コメント
 放送スケジュール欄のとなりに載ったもの。放送日程は上にはあります。ちなみに、アニメージュの放送日は毎月10日。

要チェック!! 第10話
 さーて、今月の「∀ガンダム」もマニーなあなたの頭脳をフリーズさせる展開(笑)が盛りたくさん!
 まず第10話から物語のキーパーソンであるキエルとディアナのドラマがスタートします! この回観ないとホントわけわかんなくなりますから(←オイオイ…)お見逃しなくね! 続く第11話では、スタッフの恐れていたディアナカウンターとミリシャがついに全面対決!(…はあ~)さらに第12話は、恐怖のデモリションマン=コレン・ナンダー君と彼の愛機で平成のMr.NOことイーゲル君が大活躍! 我らがヒゲガンダムと地底マグマでの壮絶バトルを繰り広げます。そして、第13話では…色っぽいお姉さんが出て温泉に入ります。(…何だそうりゃ?)お楽しみにー!
                              安川浩司(設定制作/サンライズ)




 これで、この号の富野監督や『∀』に関する全部の内容です。感想などについては、明日で書きます。


富野小説各章タイトルシリーズ書き方定型フォーマット案

2009/04/01 22:11|未分類TRACKBACK:0COMMENT:4
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 あくまで暫定ものですので、もしどなたがいいアイデアを持っていれば、アドバイスしてくれー。対象は以下の一連です。

『機動戦士ガンダム』各章タイトル
■『伝説巨神イデオン』各章タイトル
『リーンの翼』各章タイトル
■『機動戦士Zガンダム』各章タイトル
『ファウ・ファウ物語』各章タイトル
『破嵐万丈』シリーズ各章タイトル
『オーラバトラー戦記』各章タイトル(上)
『オーラバトラー戦記』各章タイトル(中)
『オーラバトラー戦記』各章タイトル(下)
■『ガイア・ギア』各章タイトル
『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』各章タイトル
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』各章タイトル
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』各章タイトル
『シーマ・シーマ』各章タイトル
『機動戦士ガンダムF91 クロスボーン・バンガード』各章タイトル
『機動戦士Vガンダム』各章タイトル
『ガーゼィの翼』各章タイトル
『王の心』各章タイトル
『アベニールをさがして』各章タイトル
■『密会』各章タイトル
■『オーバーマン キングゲイナー』各章タイトル
(以上、発表順。リンク無いものは未執筆)

 格式は以下のものです。

(作品紹介/自分で書く予定。フォーマットは王の心リーンの翼破嵐万丈シリーズなどを参照)

(作品名)
著者/富野由悠季 (全巻共通スタッフの役割/名前)

((版本))
(巻数) (役割/名前) 注:フォーマットはオーラバトラー戦記などを参照

(巻数1) 注:今のところ発行日は載ってないが、載るべきかな?

(あらすじ/表紙裏などで書かれてるアレ。シーマ・シーマなどを参照)

(第1章 タイトル) 注:ページ数はいらないよね?
(第2章 タイトル)
(第3章 タイトル)
(……)
(……)
(本文以外の付録など/フォーマットはハイ・ストリーマーリーンの翼ガンダムなどを参照)

(巻数2)
以下は巻数1と同じ

(注/連載状況や版本の差異など。万丈シリーズハイ・ストリーマーリーンの翼などを参照)

本の画像/うちには小画素+ブレ補正なしデジカメしかいないため、将来はスキャナーでやるつもりです

(個人の一言/フォーマットはガンダムなどを参照。これはいらないかも。)


 こんな構成でいかがでしょうか? 赤字という今考えている箇所で不確定以外、大体はこんな感じのもので行こうと思います。講談社版『Z』や角川文庫版『イデオン』などは持っていないため、一部のデータは揃う前に欠けることになるかもしれませんけど、一応全タイトルを揃ったら始めるつもりですので、そのときはまだよろしくお願いしますね。


『シーマ・シーマ』各章タイトル

2009/04/01 21:51|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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『オーラバトラー戦記』各章タイトル(下)
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『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』各章タイトル
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』各章タイトル
『機動戦士ガンダムF91 クロスボーン・バンガード』各章タイトル
『機動戦士Vガンダム』各章タイトル
『アベニールをさがして』各章タイトル
『ガーゼィの翼』各章タイトル
『王の心』各章タイトル

 ね、ね、ね、ねんがんの『シーマ・シーマ』をてにいれたぞ! 誰も「ころしてもうばいとる」と返さないから安心です。これを一週間くらいの精神安定剤にして、楽しくて読むぞーー! というわけで、昨日言ってた『∀』の紹介は明日にします。また、全部の富野小説のタイトル起しを一通り終わったら、一度全部書き直すつもりですから、その時は何かアドバイスをしてください。

シーマ・シーマ
著者/富野由悠季
カバーイラスト/山崎正夫 カバーデザイン/真野薫 カバー印刷/真生印刷㈱

(前篇)疾風の果てに

”その昔、この地球の大地にも文明があった”と語られている「未来」の地球。人々は空中に浮くいくつもの「島(アイランド)」に住んでいる。
 一方、カンゾーと呼ばれる流浪の民の少年、主人公のケンサは、この地上において最下層の暮らしを強いられていたが、そんな生活に何の不思議も感じず、妹のメイヨー、弟のバレルとともに養母メルルに育てられ、たくましく成長していた。
 しかし、ケンサが17歳になる日、密命を受けた謎のフライング・ソーサーに襲われ、自分たちの運命を知るのだった。

第一章 砂漠から
第二章 少女たち
第三章 過去のこと
第四章 スタンド・アップ
第五章 世界のこと
第六章 敵たるシース・シマー

(中篇)修羅に昇る

 ケンサ・A・ハー――アイランド・アーデアスの王、ケセス・アーデアスの長男。母はメイハーサン。
 ケンサが5歳のとき、ケセス・アーデアスはゲトラ・ゲイの奸計にのったメイハーサンに毒殺され、アイランドの名もドウロウと変わった。しかしケンサは、父を裏切って王国を売った実母には会ってみたいという衝動があり、それだけの理由で、メイヨーとバレルの妹弟をも巻きこんで逃亡生活を続けているのだった。養母から渡された鞄の中に、王位継承権を証明する“黄金の網”ロープを持って……。そして今、運命の旅立ちがはじまる。

第一章 潮の香り
第二章 身を切って
第三章 奪取
第四章 アイランド
第五章 王の立場
第六章 ドウロウの翼

(後篇)血族を払う

――薄くたなびく雲の右上に、地平に沈んだ太陽光に輝いているアイランドがあった。青年になって初めて目撃するアーデアスを、ケンサは、思った以上の感慨もなく見つめた――。
 ケンサ・A・ハーは、自分の運命の真実を知るため、ゲトラ・ゲイが支配するアイランド――かつてのアーデアスであるアイランド・ドウロウへ飛行船・ヴェテールで向かう。そして苦難の末、ついに実の母親・メイハーサンに対面した。
「ぼくを殺せという命令は、母上がお出しになったのですか?」――“血の物語”に、いま結着のときがきた!

第一章 アイランドの底から
第二章 飛行船ヴェテール
第三章 街道を走る
第四章 王都の裾
第五章 母の王宮
第六章 栄光の先


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