富野由悠季監督とその作品をひたすら語るブログ

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アクセスカウンターと訪問者リストの関係

2008/07/31 10:11|ブログ運営TRACKBACK:0COMMENT:4
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - アクセスカウンターと訪問者リストの関係
FC2を気に入ってブログを初めて3ヶ月くらい、未だにFC2の機能が良く分かりません。
特にアクセスカウンターと訪問者リストは、明らかに矛盾するとしか思えません。


アクセスカウンター。
これはおそらく自分のサイトにアクセスした人数の統計。
訪問者リスト。
これはおそらくこっちのサイトにアクセスしたFC2ユーザーの統計。
なので、僕が勘違いをしない限り、
一般的は アクセスカウンター>訪問者リスト のはずです。

でも実際、このブログの場合には、
訪問者リスト>>アクセスカウンターという、奇妙な現象が起こったのです。



FC2の公式マニュアルには、

アクセスカウンターとは、サイトの訪問者の人数を集計して表示するカウンターです。自分のサイトにどれくらい訪問者が来てくれたのかがわかります。 FC2カウンターでは、30日間の解析期間を設けており、わかりやすく棒グラフで表示されます。


訪問者リスト(訪問者履歴)は、FC2ブログユーザ同士が、ブログにアクセスした時に残せる足跡機能です。
先方に訪問履歴を残したくない場合は、管理画面で機能を切り替えることができます。

ブログにログインしている状態で、他のFC2ブログに訪問アクセスすると、そのブログの管理画面の訪問者リストに履歴が記録されます。

が書いてるから、たぶん僕の勘違いじゃないはずですが、
どうしてこんな現象が起きるのか、やっぱりよく分かりません。


もう一つの可能性は、アクセスカウンターの設置場所のせい。
このサイトのアクセスカウンターはトップページに設置しているから、
各記事への直リンクはカウントしない!という可能性も捨てなれません。
でも、果たしてそうなのか、自分でもよく分かりません。
だって訪問者リストの人数は軽く見てもアクセスカウンター数の10倍以上…。
うーん、一体どう設置すればいいのかな?
同じFC2ユーザーの方々、どうか教えてください。

 

富野小説のオススメ(3)

2008/07/31 00:36|未分類TRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 富野小説のオススメ(3)
関連記事:
■富野由悠季連載一覧
■角川スニーカー文庫における富野小説のISBN番号
■富野小説のオススメ(1)
■富野小説のオススメ(2)


『ガイア・ギア』と『シーマ・シーマ』は持っていないので、
ここで飛ばさせていただきます。


次はブライド・ノア艦長のご子息ハサウェイ・ノアの物語
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』。
どこの書評でも割りと高評価を得たこの作品は、実をいうと、
構造はあんまり起伏がなくて、内容も大してメリハリ無いにも関わらず、
何故か人の読む意欲をそそる力が持っている。
というのも、タイトルの「閃光」からも予告したように、
この作品は「悲劇」で終わるものなんです。
読んだことある方なら分かると思いますが、
この作品は最初の数章からもうすでに一種の得体を知れない雰囲気が溢れていて、
その感覚はうまく言えないけれど、強いて言うなれば『逆シャア』の挫折感に近い匂いがする。
その上年若くてアムロとシャアに感化され、テロリストにもなれば、
その終点でハサウェイを待つのは、もう自分を追い詰めるしかない、
もう『破滅』しかない、と読者を感じさせる力作です。
正直言って、ガンダム小説のなかでは一番自立作品ですし、
富野小説というカテゴリのなかでもダントツ良作ですから、是非読んで頂きたい。
なお、『逆シャア』の続編ともいえるが、別に独立して読むのもかまいません。

オススメ度:★★★★



破嵐万丈シリーズ』。
ライト調のユーモア冒険小説を意識してるのか、
このシリーズは極めて軽いタッチで書かれているのですが、
はっきり言って、とても読みにくかったのです。
キャラの最低限の書き分けはしてるものの、少数人以外は、ほとんど活かされていないし、
話も展開もとても混乱で、良く分からない。いや、分からせてくれない気さえする。
万丈ファン、いや、破嵐万丈シリーズのファンたちに申し訳ないのですが、
富野小説の最下層です。

まあ、それでも少ないながらも魅力的なキャラは存在してるし、
舞台の設定も導入部も自ら性癖の告白も面白いといえば面白いから、
マゾな富野ファンと自認する人なら、読んで損は無いと思う。

オススメ度:★★☆



機動戦士ガンダムF91 クロスボーン・バンガード』。
この本の前半はクロスボーン・バンガード興起の歴史ですから、
完全なノベライズとはちょっと違うものです。
性質でいえば『逆シャア ハイスト』に近いもので、サブテキストとしてもいい本ですが、
個人的はそんなに好きではありません。
いや、内容はとても好きですが、どうも小説としてはバランスが悪かったような気がする。
一巻はほとんどブッホ・コンツェルンとクロスボーン・バンガードの数十年の奮闘史に対して、
二巻はわずか1ヶ月くらい。
その上にロナ家の描写も増加されて、家庭崩壊の雰囲気も薄くなっていて、
どうも劇場版のテーマとは離れていく気がしないでもない。
ただし、『F91』という作品をもっと楽しむのに絶対に欠かせない一作ですから、
読んでください!(シャクティ風)

オススメ度:★★★



最後は『機動戦士Vガンダム』。
この本はいわゆる富野の怨念返しで、
テレビ版の嫌がらせはこの本で登場しないか、出てきてもすぐ降板するのがとても多い。
バイク戦艦(笑)が出ないわ、シュラク隊はセリフも無く死んじゃうわ、
挙句に我らのヒーローV2ガンダムのかわりにVセカンドというV+V2モドキが出てきて、
やはり『Vガンダム』はいかに富野に嫌われてる作品を再確認する一作です(笑)。
そのせいか、ドンパチ度はテレビアニメ版と比べてやや精彩を欠けたものの、
構成も描写もバランスが取れてて、結構スラスラ読める作品です。
ただ、逢坂キャラも千住音楽も居ないからか、
この本は、人に冷たい感じを与えるのは、気のせいかな?

オススメ度:★★★


アトムのDVDボックスがほしい

2008/07/30 00:19|未分類TRACKBACK:0COMMENT:2
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - アトムのDVDボックスがほしい
今更だけど、アトムのDVDボックスが欲しくてたまらない。
「ジャングル大帝」も「リボンの騎士」も「悟空の大冒険」も見てた僕にとって、
「アトム」は死ぬほど見たい作品である。何せ虫プロの原点ですから。
我が富野由悠季御大将はもちろん、杉井ギサブロー、出崎統、りんたろう、高橋良輔など、
今でも第一線で活躍してる方々も見れる作品なんで、もうこれしかないよ!って感じ。
それと、モノクロ、しかもガタガタの極限までのリミテッドアニメであるため、
かえってより演出と話に注目できると思うから、
研究と趣味のため、いつか買いたい一品なのである。


今ならComplete BOXという廉価版DVDボックスもあるけど、
鉄腕アトム Complete BOX 1鉄腕アトム Complete BOX 1
(2008/07/23)
手塚治虫

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鉄腕アトム Complete BOX 2鉄腕アトム Complete BOX 2
(2008/07/23)
手塚治虫

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やはり特典と解説書満載の普通版が欲しいな。
鉄腕アトム DVD-BOX(1) ~ASTRO BOY~鉄腕アトム DVD-BOX(1) ~ASTRO BOY~
(2001/09/29)
清水マリ勝田久

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鉄腕アトム DVD-BOX(2)~ASTRO BOY~鉄腕アトム DVD-BOX(2)~ASTRO BOY~
(2002/03/01)
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鉄腕アトム DVD-BOX(4)~ASTRO BOY~鉄腕アトム DVD-BOX(4)~ASTRO BOY~
(2003/01/18)
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鉄腕アトム DVD-BOX(5)~ASTRO BOY~鉄腕アトム DVD-BOX(5)~ASTRO BOY~
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鉄腕アトム DVD-BOX(6)~ASTRO BOY~鉄腕アトム DVD-BOX(6)~ASTRO BOY~
(2003/07/23)
清水マリ勝田久

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でも廉価版は15000円x2=30000円に対して、
普通版は29610円x6=177660円もいるから、
最後はやはり普通に廉価版を買うよな…。


なお、普通版に収録してある富野演出回はDVDボックス4~6で、
富野関連の特典はDVDボックス4、5、6ともに収録してある。

DVDボックス4:
映像特典
 これまでフィルムが行方不明だった
 幻の第125話「細菌を探せの巻」を音声テープ、
 絵コンテ(富野由悠季)、画面写真を元に
 虫プロダクションが制作した映像を、復元収録!

DVDボックス5:
『鉄腕アトム』幻のエピソード2本 ついに本編音声発見!
 本放映後、フィルムもネガ原版も行方不明となっていた幻の2エピソード
 第127話「実験ロボットの巻」(演出:西牧秀雄)
 第139話「盗まれたアトムの巻」(演出:富野喜幸 ※現:富野由悠季)
 シネテープ発見により、本放映時の音声が37年ぶりに甦った!
 絵コンテ、アフレコ台本、場面写真などを駆使した驚異の復元映像を特典収録
『アトム』の最多演出家にして『機動戦士ガンダム』の巨匠
富野喜幸(現・富野由悠季)氏が獅子奮迅の活躍をするシリーズ3年目
 本BOXには氏の7本の演出回を収録
 解説書には貴重なロングインタビューも掲載
 自身の演出作について、虫プロ時代について、手塚治虫について語りに語った!

DVDボックス6:
『アトム』の最多演出家にして『機動戦士ガンダム』の巨匠・富野喜幸(現・富野由悠季)氏
演出回10本収録!さらに、特別収録!秘密のメッセージを収録。


これを見て、やはりクソ高い普通版を買いたくなるな…。
いや、先はアニメラマを買うべきか?

富野小説のオススメ(2)

2008/07/28 14:29|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 富野小説のオススメ(2)
関連記事:
■富野由悠季連載一覧
■角川スニーカー文庫における富野小説のISBN番号
■富野小説のオススメ(1)


台風がウチに来たので、今日は休み。
というわけで、昨日の記事に続いて、富野小説のオススメ。



続いて、
もう一つのバイストン・ウェル物語の『ファウファウ物語』。
この作品はおとぎ話を意識してるのか、文体はわざと童話風で仕上げていて、
主人公の目線もいままでの富野アニメと違って、明らかに子供に設定している。
話の内容はファウ・ファウという生まれたばかりのフェラリオが人間界に彷徨いこんで、
小学生のエミコとその周りとの触れ合いというかなり王道なものですが、
ファウ・ファウという不思議な世界の住人の誕生、出会い、日常の風景など、
どれも丁寧に描いていて、富野作品にして、珍しくほのぼのな雰囲気を溢れています。
特に少女エミコ、エミコの家族、学校の人々、マスコミ、政治家たち、さらに天皇(!)など、
それらのファウ・ファウとの出会いは単純でいながらも、社会性を失われていません。
ありのままの事態を受け入れなくなる大人たちはどうファウ・ファウを見ているのか、
そして別世界のファウ・ファウは大人たちの思惑を受け取るのか、
それは見てのお楽しみにしておきますが、
子ども向け(そうでもない?)の異生物触れ合い物語(最近だと金魚みたいなもん?)としては、
最後の駆け足でさえなければ、かなりの良作だと言ってもよろしいかと。

オススメ度:★★★★



オーラバトラー戦記』。
これは富野小説のなか一番長い作品である。
内容は周知のとおり、『ダンバイン』のリメイクに見えなくも無いもので、
はっきり言って、11巻もの富野節を読むのにちょっと辛抱が必要なので、
優先度はほかの作品と比べればそんなに高くも無いかもしれません。
が、『オーラバトラー戦記』というタイトルで示した通り、
全編の話はやはりマシンの発展によって展開するものなので、巻数の関係もあって、
そのマシンに巡る人々の心境の変化、世局の変わり様、マシンでの戦闘など、
おそらくアニメのバイストン・ウェルシリーズを含めて、一番迫真なものかもしれません。
『ダンバイン』以降、自分の才能だけを頼るのを捨てたと明言した富野は、
どうこの自分を出すぎた作品をもう一度書き直すのか、是非一度見てください。

オススメ度:★★★☆


80年代後半から90年代前半は、
富野由悠季という作家の創作が一番盛んでいる時期でした。
アニメはもちろん、小説でもざっと数えて20本以上ありますから、
ここに来て、書き順か出版順で書くのもやや混乱していますから、
間違いがあったら、是非指摘ください。




機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』。
この本は映画mpシナリオの第1稿に近い形に仕上げていて、
内容は比較的に知名度あるので、あえて多く言わないけれど、
アムロとシャアに巡る周りの状況の対比はより鮮明になったので、
テーマ性も伝えるべきメッセージも映画より強くなった。
ある意味、この作品からすでに白富野の片鱗が見え始めると言ってもいいだろう。
ただ、個人としてはやはり劇場版の中年の挫折を描く『逆シャア』が好きなので、
小説と映画を比較して見れば面白いかも。

オススメ度:★★★☆



現存のガンダム小説のなか、唯一角川系じゃない
機動戦士 逆襲のシャア ハイ・ストリーマー』は、
シャアの5th侵攻以前の展開も描かれてるので、サブテキストとしては最適。
展開はやはり劇場版とやや異なるが、雰囲気はこっちのほうが映画と似てるから、
そういう意味では、2巻前半までの話を除ければ、
富野小説にしては珍しい単純なノベライズに見えなくもありません。
個人として、見所はアムロ大尉の「女港」状態だと思いますが、どうでしょうか?

オススメ度:★★★



この2作の『逆シャア』の個人評価が低いのは、
どうしてもシャアの最後のセリフの変更が受け入れないからです。
ご存知の通り、富野はセリフ自体を拘らない人なんですが、
時々自分が一度作ったセリフを大事にしろと言いたくなる変更もあります。
(たとえばF91の「オレたちの帰るところがなくなっちまうぞ!」。
これは鉄仮面の異質性を含めて考えると名セリフなのに、完全版は削除されてる)
セイラ(究極の身内)の名を呟きながら死んでゆくより、
やはりララァの名をアムロに叫んでいながら死んでゆくほうが、
シャアという複雑な人物に相応しいので、
僕はやはり劇場版が一番好きなのです。


富野小説のオススメ(1)

2008/07/28 02:02|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 富野小説のオススメ(1)
一度富野由悠季というアニメ監督の小説を取り上げて見たかったのですが、
自分はまだ全部を読んでないし、
自分のボロボロ日本語で論ずるのも僭越なので、
ずっとかけなかったのですが、
ちょうどここ数日、囚人022さんが個人の富野小説史を取り上げたり、
子犬さんが富野小説をコンプリートしてたなど、比較的に書きやすかったタイミングなので、
ちょっと簡単な富野小説オススメを書きたいと思います。



まずは富野の小説処女作『機動戦士ガンダム』。
処女作だけあって、小説という文で構成される媒体を意識した感じも覗けますが、
いかんせん文体は後の富野小説と比べても硬いのです。
話自体は2巻くらいからオリジナルに突入してるのが、『1stガンダム』を馴染む人たちにとって、
割と早く理解できる内容なので、それなり読みやすかったかもしれません。
戦闘と個人描写はすでにトミノトミノしてるが、後の作品と比べればちょっと稚拙なところも。

オススメ度(あくまで富野小説としての。☆1つから5つ):★★★



次は『伝説巨神イデオン』。
テレビ版のイデ伝説の曖昧さとバッフクランの描写の足りなさに反省してるのか、
このへんのフォローはずいぶんされるので、テレビ版のサブテキストとしてもいい。
あと、『ガンダム』と違って、結末自体は変わらないものの、
細かい話は随分変えられるので、人に与える印象はテレビ版にやや違うかもしれません。
(たとえばコスモの母の登場によってカミューラ・ランバンのおばさんを削除とか)
文体は相変わらず読みづらいのですが、『ガンダム』より読みやすい。
見所は「キッチンの三つ目の死亡の仕方(笑)」など。

オススメ度:★★★



あくまで私見ですが、おそらく富野がこの2作で目指すのは
「テレビアニメと小説という違う媒体の処理手法の摸索」
「シビアの描写によっての脱マンガ映画(年齢層の向上)」
「ハードSFによっての脱ロボットプロレス(自分の趣味に合うもの)」
「脚本家から逃げるための努力」
そして、最後の目標はすなわち「富野由悠季という作家の確立」。

ご存知のとおり、アニメはスタッフワークなもので、
絵描きとか音楽を抜きで演出家一人だけが評価されるなんて、
70年代以前はまずありえないことなんです(ごく稀な反例もあったが)。
いくら原作と監督を担当しても、脚本家とか絵描きがある以上、
どうしても彼らの功績を認めざるを得ないのです。
でも、小説というのは、小説書き一人だけでも評価されるものなんです。
その上、もし本も売れるのなら、
自分も胸を張って「やっぱ評価されるのはオレのおかげだ」と言えるわけです。
富野もおそらくこのへんの理由で小説を書き始めたと思います。



次は『リーンの翼』。
これは間違いなく富野小説のなかでもかなり読み応えがある作品で、
特に富野小説の特有なラスト丸投げが無いため、
「バイストン・ウェル」シリーズとしても、富野小説としても、読んで面白い作品なんです。
描写なども前の2作と比べられないほど上手くなって、ほぼ完成型に近いと言っていい。
「異世界」「日本人」「騎士と女王」「剣の物語」「もののけが跳梁してる世界」などと、
どれも上手く機能してて、富野小説のマイルストーンの一つだと思います。
かつての野生時代で連載など、
個人的は今となって一般化すぎる異世界遭遇タイプの小説の中でも格段リアルなものですが、
その丁寧さとシビアさが逆に仇になって、今の時代に合わない気がしないでもない。

オススメ度:★★★★☆



機動戦士Zガンダム』。
この作品は『ガンダム』の小説と違って、
あくまでテレビ版のノベライズの印象が強かったので、
正直言って迂闊に評価するものじゃないけど、
やはりテレビ版と比べて話の流れは多少整理されてるものの、
人物の描写などはややくどくなるという感じがします。
というのもやはり富野が出て過ぎて、かえって読むのを支障を与える。
それでも面白いところが結構ありますが、
富野のガンダム小説の中でも、それほど目新しいものが無いので、
「(富野の)ガンダム小説」のカテゴリに限定すれば、そんなにオススメはしないかも。

このへんから富野のノベライズとオリジナル小説の割り切りが見えると思いますが、
個人の気のせいかな?

オススメ度:★★★



『ファウファウ物語』まで書きたかったけど、もう夜は遅いので、
今日はここまで。


ガーゼィの翼第5巻あとがき

2008/07/24 23:19|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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台湾にいると、なかなか資料が手に入らないのです。
2年1度くらいの日本旅行以外は、
多くはネット通販やヤフオクなどに通って収集したものです。
そのため、手持ちなコレクションもDVDや本が大半を占めています。
なので、子犬さんたちみたい色々レアな資料を紹介したいでも、
なかなかできません。
ツライのうー。
ガイアギア読みたいのうー。


ということで、今回も『ガーゼィの翼』からの文字起こし。

あとがき

 今回の仕事は、はじめて体験するスタイルでしたので、戸惑いと苦労が多いものになりました。
 ノベルズを開始してから、ビデオを作ることが決定し、そのうえ、ゲーム・ソフトも作るという計画がおこったからです。小生にとっては、まったく新しいスタイルの仕事にチャレンジさせていただき、新しい時代を覗く機会も与えられた仕事になったのです。
 そのために、第一巻目のノベルズの執筆が終わってから、最終章までの下書きになる原稿を書いて、それをゲームのプランニングの基にするようにしていただき、小生は、ビデオ化のたまのシナリオの執筆をはじめました。
 しかし、シナリオを書いてみたら、映像化を考えるわけですから、第一巻と下書きで書いた人物設定では、OVAにならないと指摘されて、フェラリオであるファラン・ファを追加したら、敵役にザギニス・ゾアという人物を配置することになりました。
 小生は小説家ではなく、映像作品の原作と監督を業務にしてきた者ですから、直感的にその二人の人物の必要性を感じられましたので、それらの提案を受け入れたのです。
 そうなりますと、それはノベルズにも影響を与えて、第二巻からザキゾアが、登場するという結果になったりしたのです。
 しかし、ザギゾアの件は、ノベルズの構成に支障をきたしてるとは思いませんが、ファランは、どうしても登場させることができずに終わってしまいました。
 このことが、はじめて経験した問題のひとつです。
 こんなことは、通常の小説家と映像作家の間では、絶対に起こらない問題です。小説は小説、と割り切って、後から出てきた事情など考慮しないものです。
 ゲームについては、まったくゲーム・ソフトのスタッフに任せっきりにして、三巻目以後のノベルズの書き直しをはじめながら、初体験であるOVAの製作現場を体験することに忙しくて、まったく忘れてしまいました。
 ゲームのほうの現場を教えてもらえれば、もっと良かったのですが、どういうわけか、その経緯は誰も教えてくれませんので、ゲームの内容をしることもできません。自分も関係者のつもりでいたのに、関係者、謝罪しろ! という気分です。
 それでも、自分の作品に関係して、こういうスタッフの動きを見せてもらえただけでも、新しい職場やマーケットがあると分かったですから、勉強になりました。
 小生は、他の自分の作品でも、今日まで、ゲーム関係の相談を受けることはまったくないんですよね。
 その愚痴はさておいて、いても、映像を先行させて企画を考え、ノベルズを書いていましたから、(ノベルズだけで考えて書いたものが、二本しかありません)後から映像を考えながら作品を見ると、ノベルズがどのように見えるか分かったりして、本当に良い勉強になりました。
 TVの仕事とOVAの仕事の違いも、実際にやってみて分かった部分がかなりありますし、時代の違いやゲームソフトのスタジオもあるのだと想像できたことは、有意義でした。
 そのような意味で、今回のノベルズの仕事は、はからずも、この数年で成長した新しいマーケットを知る機会になったわけで、TVアニメの製作現場からしかマーケットを見ることができなかった小生には、貴重な体験となりました。
 今後、同じような企画があって、仕事をさせていただければ、ありがたいのですが、このノベルズがうらなければ、そのような仕事もこなくなるのですから、天を仰ぐ気持ちで、このあとがきを書いています。
 しかし、このページまでお読みいただいた方には、心より感謝いたします。またの機会に、お会いできることを念じて、お礼も申し上げます。

                                      富野由悠季

今見ると、この『ガーゼィの翼』にめぐる発言は長くないのですが、
いくつの面白い言及があります:
1:小説発のこの作品と他メディアとの係わり合い
2:原作者と原作ものの関係性
3:ゲームへの興味

小説家と映像作家をふたまたかける富野作品の中でも、
『ガーゼィの翼』は唯一小説発の作品である。
それだけでもかなり意味があるのですが、
残念ながらこの作品はマイナーすぎて、
富野信者でもなかなか見ませんので、寂しい限りです。
ま、『正体を見る』と比べたらまだメジャーの部類ですから、
贅沢を言っちゃいけませんね。


▽続きを読む▽

ガーゼィの翼第1巻あとがき

2008/07/22 22:52|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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更新怠惰症を回避。
ついでに文章入力のスピードの訓練もかねて。


あとがき

 はじめての読者の方にお断りしたいのが、このバイストン・ウェル世界の物語は、小生のライフワークのような物語世界だということです。
 新しい形の騎士物語を書きたかったので、それをこのような形で、再開できたことを、嬉しく思っています。この機会を与えてくださった編集部には、感謝いたします。
 恰好の良い騎士物語にしなかったのは、そのような作品は、ほかに一杯あるので、ちょっと違った視点から描くようにしました。
本文中にも書いているとおり、現在の我々の生活は、すこし異常なのではないかという思いもあって、このような主人公なら、どうなるかという興味があるからです。
 そんなものは余計だよ、と言われると困ってしまうのですが、どうでしょうか? この話、もう少し続けていいですか? と作者としては、読者にお尋ねします。
 バイストン・ウェルの世界では、フェラリオという妖精もどきものや、きれいなだけのお姉さんたちも出てくるのですが、今回は、出す予定はありません。
 そのような者たちをだすと、気の多いクリスは、聖戦士になりきれないで終わってしまいそうに感じたからなのですが、出たほうがいいよ、というなら、考えて見ます。

――作者――

これを見て、やはりというべきか、やっぱりどこかがおかしいのような気がする。
うまく言えませんが、正気を保ってるつもりで喋ってるような感じがします。
もっと具体的にいえば、躁状態に見えなくも無い。

さらに、この『ガーゼィの翼』の各章のタイトルから見ても分かると思いますが、
その一つ一つのタイトルはかなり軽いタッチで付けたもので、
前の富野小説とはかなりかけ離れた。
たとえば、この1巻のタイトル順次はこういったものです:

1 二百CCはかったるい
2 ディメンション・スリップ
3 偉い人に奉られる
4 この世の奴隷
5 いろいろありのこの世
6 もっとヤバクなりそう
7 本物の恐竜
8 死ぬぞ 殺されるぞ
9 ぼくは凄いかもしれない
10 相手は恐獣だって
11 みんな仲良し
12 これからが、始まりらしい
13 甘くはない 甘くは
14 しぶきが走る
15 また出た また出た
16 金沢のばあちゃん
17 イシュヴァラ効果は利く
18 涼しくない河下り
19 あらー、絶体絶命

…どう思います?
本人はコミカルのつまりで付けたかもしれませんが、かえって精神が参ってるには見える。
ま、一言いうと「おかしい」です。
これを見て、おそらく『それがVガンダム』の「カラッポの理が走る。カラッポの知が走る」も
より一層理解できるのではないかと思います。


それでも、この『ガーゼィの翼』は和製ファンタジー小説として、かなりの良作だと思います。
戦術と戦略といったマクロな描写はそれほどのものでもないですが、
キャラの立て方、個人の心境、戦闘シーン、様々の掛け合い、
そしてなによりあの生活観の築く方は、まさに富野流のリアルの書き方。
あくまで私見ですが、5巻冒頭までは、富野ファン以外にも読める仕上げは整っています。
未読の富野由悠季ファンたちは、是非一度読んでください。


2008年富野由悠季監督台湾訪問レポート(2)

2008/07/21 00:34|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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どうも、kaito2198です。
気づいたら、もう3日も更新してなくて、ビックリしました。
体感としては2日目だったのに…。

でも、やはりしばらく書けるものが無くて、
ダラダラしてるので、前と同じ古いもんで敷衍します。
もちろん前回と同じコメント付き。


これは「台湾版ガンダムエース2008年4月号 
富野由悠季監督独占インタビューTaipei Game Show」というなので、
時間点としては前回に続いて2番目のものですが、
実際2chの富野スレにうpしたのは4月なので、一番遅かったものになっております。
なお、当時うpしたものは相当ひどかったので、
今回載ってた記事はグダちんさんが直してくださったバージョンです。
グダちんさん、ありがとうございます~。

Q:
 台湾に対する印象は?

A:
 デジタルフォーラムのスタッフにしか接触しなかったので、真面目で忙しい人たちだなとしか言えません。

ぼくの知る限りですが、この数日のあいだ、接待をやってる人は、
あの通訳さんと前言ってた台湾アニメ評論家グループの二人の三人しか無いのですが、
会場のスタッフといえば、もう理事長や偉い人しかいませんので、
忙しい人たちって果たして誰のことを言ってるだろう?


Q:
 日常生活はどう過ごしますか?

A:
 基本的には仕事しか知らない人なので、普段も仕事のことを考えてます。


Q:
 学生時代の勉強はアニメ制作に役に立ったんですか?

A:
 あまり役に立っていません。大学時代は実際制作のコース、つまり技術論に属してる範囲のコースはほとんどなかったので、 その部分は圧倒的に足りなかった。
 それでも、監督というのは、技術論だけではなりません。素質と才能と経験も必要です。
 僕の場合でいえば、60過ぎてからそれが気づいたのはツラいのですが(笑)、やはり学生自治執行部の書記長と副委員長をやった経験が、話作りにとても役に立ったと思います。
 監督論(演出論?)の部分なら、それはもう職場に入って、何十作も作ってから身に付けたものとしか言えません。


Q:
 学生自治部というのは?

A:
 ですから学生自治の執行部。政治をやってるのではなくて、ただの学生自治なんです。
 僕はその部門の中ではあまり仕事した覚えはないけど(笑)、やったのは大体学生の管理監督とか、学校との付き合いくらいかな。
 当時...といっても40年前なんですけど、産業と大学と学生をもっと連携してくれとか、大学は何をするべきとか、基本的には学生の自治権を得るために色々喚いたんですけど、実際には一切成果もありませんでした。
 でも、組織としての執行部にいたおかげで、運動部や文化部、あるいはサークルの色んなエリートたちに接触し、共に理想や目標を目指して、 一緒に努力していたことができて、ガンダムの時の軍隊や国家に対する思考もできたわけです。
 最初そんなにはっきり意識したことはないのですが、最近となって、やはり学生時代の経験は、作品に一番反応すると思います。 単にアニメを作ったり、映画を撮る技術があっても、話作りには役に立ちません。
 これは大学一番の経験です。

学生時代のことはもう富野ファンならみんな知ってることですが、
海外で言及したのはおそらく一番最初なのかもしれませんので、
レアといえばちょっとレアかも。


Q:
 安彦や湖川さんと組むきっかけは?その絵柄に触発したところはありますか?

A:
 人のめぐり合わせです。自分は自発的にスタッフを選ぶことは一度もありません。
 大事なのは、他人と一緒に仕事場にいられるかどうかという素質です。
 でも両氏の絵を見て、作品作りとキャラ作りという面に対して、かなりプラスに働いていたことも事実です。
 ぶっちゃけて言うと、下手なキャラ絵は、刺激にならないのです。
 そういう劣悪なのを見ても、我慢し続けるしかない制作というのは、とてもツライことです。
 この意味でいえば、安彦と湖川はとても優れる人たちです。


Q:
 彼らの絵はキャラ作りに影響与えたことはありますか?

A:
 もちろんあります。そういう意味では、最近のアニメスタッフはキャラに縛られすぎて、かえって話作りを放棄してるような気がします。
 つまり、ただ絵に執着してて、キャラを動かすことこそがキャラの個性を作ることさえ忘れて...そうならないのもクリエイターなのです。
 この部分も実は才能のひとつなのですが。

この部分はこのインタビューの一時間後の質問会でもろ被るので、もし早めにこれを知ったら、
僕もあんな時でそんな質問を出すこともなかったよ。

それにしても、ガンダム系の雑誌なんだから、安彦良和は当然として、
湖川友謙先生の名も出るなんて、思わなかった。
インタビュアは誰だろう?おそらく日本人だと思うのですが?


Q:
 自分の作品の中、一番好きなのは?

A:
 そんな質問、僕は答えると思うの(笑)?絶対言いません(笑)。


Q:
 アニメと小説を作る時の気持ちは違いますか?

A:
 根本的に違います。媒体が違うから。小説は文字で表現するために、もっと厳しいものですが、かなりの人は混同します。


Q:
 それはガンダムの小説とアニメの展開が違う原因なんですか?

A:
 区別化する必要がある場合もあれば、かならず同じにしなければならないケースもあります。
 ですが、一部の読者や編集者は同じタイトルにとらわれ過ぎて、文字作品と映像作品の内容を同じにすれば、同じような面白さが作れると思いますが、それは媒体に対する理解力の不足です。


Q:
 アニメと小説、どっちが自分の気持ちをより伝えると思います?

A:
 僕は文学が好きです。かつてそのようなマネもしたことがありますが、 やはりアニメは自分の能力を拡大してくれることもできれば、自分の不足も補ってくれる媒体なので、とてもありがたいと思ってます。
 文字媒体は個人ワークなのです。一人ですべてを作るのは才能が要ります。僕はそれができないので、作家とは言えません。
 僕は僕自身、一人でモノを作ると作品が閉鎖的になると自覚してるので、やはりアニメというスタッフワークが必要な媒体を選ばざるを得ません。
 こういうチームワークによって制作することは、実をいうと、かなり存在価値があるので、関係者たちにもこのことを理解してほしい。
 つまり、こういう制作体系の下でしか作れない媒体が存在してるのですが、関係者たちが無理解なために、無意味な作品が次々出てくるわけです。

こっちもモロかぶった。やだね~。


Q:
 今年はガンダム30周年なんですが、愛され続ける訳は何だと思います?

A:
 その話の構造や概念...ぶっちゃけて言うと、かなり当たり前なものなんです。 でも、その当たり前の部分が当たり前の表現で世に出てくるこそ、今の人気があるのです。
 大事なのは、この3、40年以来、つまり第2次世界大戦終わった後の技術革新という時代性を、人型ロボットという象徴と共に、話に組み合わせたことなのです。
 この二つの要素はあってこそ、ガンダムは30年も続けるわけです。ひとつも欠けると、今のガンダムはいません。


Q:
 一言で「ガンダム」という作品を表現してください。

A:
 二つの答えを用意しているのですが、やはりコレにしようかな、人に嫌われたくないから(笑)。
 えー、「ガンダムは新世代の人に対するあるメッセージ」、これはどう思う(笑)?
(おそらくインタビュアの無反応に気になるか)
 ......じゃ、やっぱり「自己能力を開く作品」(笑)。

このインタビュアは酷い。やたらガンダムに噛み付くところが。
日本側との打ち合わせが足りないと感じられる。
ガンダム雑誌の人だから仕方ないとして、
せめておまえの社長から富野インタビューの仕方を学べ!
なんだ?そのいかにもステレオタイプな質問は。


Q:
 未だに続くガンダム新作について。

A:
 それは答えられません。全然見てませんから。
 自分の作品は仕事の都合でやはり見返しますが、他人の作品は基本的に見ません。だから答えられません。
 もちろん、これにはもうひとつ理由があります。「自分が作ったもの以外にもガンダムがあるということを意識したくないから」、あえて見ません。


Q:
 新ガンダムを作りたいですか?

A:
 個人的は作りたいですが、でも新ガンダムとしてではなくて、あくまで新作品として作りたいです。
 これはもう安彦や湖川と一緒に仕事したころと同じで、アニメというのは、個人の思いだけでは作れません。
 だから提案があれば、やります。逆に提案がなければ、こっちから願うこともないし、口に出すこともありません。
 その訳は聴きたくない(笑)?
 (↑何故かそのままスルーされる)

もうね、アホかと。このインタビュアは。
なぜそれをスルーした!……と、最初見た時そう思ったが、
今考えると、おそらく纏める才能もが無いから、こんな変な形で出てるかもしれません。
それはそれで問題ですが(編集は日本人なのに!)


Q:
 アニメ以外のガンダム作品、たとえば「機動戦士ガンダムユニコーン(作・福井晴敏)」とかは見ます?

A:
 一行も読んでません。作者が企画書を送ってきたこともありますが、僕自身のガンダムじゃありませんから、見てません。


Q:
 一応UCの話なのに...見たくない理由は?

A:
 ガンダムは基本的に僕の作品なんですが、勝手に他人に作らせて続けてるものでもあります。 こういう状態の産物を僕が見たいという人のほうがよっぽどおかしいです。
 僕はそんな無神経な人じゃないですから。


Q:
 つまり、アニメ、小説の新しいガンダムは、監督にとって、自分のガンダム作品じゃないことということですか?

A:
 そりゃ他人の作品でしょう。違うか?他人のガンダムに興味はありません、その出来はどうあれ......
 逆にいえば、例えばいい出来であっても、もう僕のガンダムじゃないですから。
 僕にとって、自分のガンダム作品の中はもう色んな色が付いてますから、何故わざわざ他人のガンダムを見る必要はあるのですか?
 そんなものを見なければならない任務と義務に僕はありません。

これは富野もついにインタビュアのアホさに切れたと思いますが、皆さんどう思うでしょう?


Q:
 では、どうしてZガンダムを新訳3部作としてリメイクしたんですか?

A:
 それはもう明確な意図があったからです。一般の製作者ならば、一旦作られた作品を使って、完全に新しい話にすることなんて出来るか!と思うのかもしれないですが、
 僕はあえてその固有概念を壊したかったのです。
 ガンダムという作品はいくら作っても、所詮フィクションです。作りものです。一作家の頭の中で考えたもので、実在のものではありません。
 それに、僕にとって、前のZガンダムのアニメ制作の話をいえば、そんなに理想的なものではありませんでしたし...
 特にZガンダムを作った時の状態を考えると、僕自身はアニメ業界にかなり強烈な不信感やフラストレーションを持っていた。
 だからこそ、そのアンパイなロボットアニメを強要していた大人たちに対して、僕は「僕はこんな怖いものも作れるぞ」という考えで作ったわけです。
 今となって、やはりそれは創作のタブーを犯したと思いますので、その当時のZガンダムをこのまま全肯定してはならないと思って、新訳を作ったのです。
 それでも、旧フィルムのツギハギで新作を作る企画を受けたのです。そのときは、すでに20年経って、大人になって、当時のものをそのまま商売にしたい大人たちがいるわけですが、
 映画そのものの方向性には議論はないものの、内容については、やはり「昔のZみたいな暗いものにはしたくない」という声も出てきて、僕はその話を受けて、「じゃあ、明るいZにしよう」と言ったのです。
 で、「そんなのおまえできるのか」と問われたとき、そんなに確信を持ってはいなかったのですが、半分嘘、半分「なら、つくって見せる!」という意気で、制作を始めたのです。
 それで、僕はこういう話の構造を全然変えないのに、思想をどんでん返ししたような作品を作ったのです。
 アニメというフィクションは実をいうと、便利なんです。せりふを変えても、違和感を感じさせないものなんです。
 実写でこういうことをしようとすると、たちまち洋画の吹き替えになっちゃうけど、アニメの場合、アフレコを採用するために、台詞を変えてもいいという絶対有利な条件を持っている。
 だからこそ、僕が台詞と画面をちょっとずついじって、暗い話を明るくする挑戦もできたわけです。
 こういうどんでん返しの作業は、まさにいままで世界中誰もやったことないことで、極めてアーティスティックな仕事なんです。そんな自信があります。
 しかし、これに関してあまり評価する人がいませんけど。つまり......観客はこれを当たり前として見ているかもしれません。


Q:
 個人の意見ですが、テレビ版のカミーユ・ビダンに結構共感あるのですが...

A:
 こういう意見があること十分承知してます。だからこそ明るいZとしてリメイクしたいのです。
 繰り返しますが、これはまさにフィクションだからできることなんです。それで、この仕事は実をいうと、とても面倒なんです。
 でも、やっぱりこういう現実的な仕事をすることで、何時までも同じような話を作るような人にだけには落ちないで済むのです。
 だからZは僕にとって、ひょっとしたら今回の映画版で終わったものかもしれません。
 これを考えれば、こういう仕事をする人は他にいませんと思うし、まさにZでこそできたことなんです。
 だから、はっきり言うと、制作期間ではいつも「こんな明るい話を作ってるのに、ストレスが溜まる仕事はしたくないなー」と思うのですが、 たかがロボットアニメ、たかが漫画なんだから、やはりこの程度のチャレンジはすべきで、それこそが大人の責任だと思います。


Q:
 ですから、監督は明るいZを作ったことに対してよかったと思ったんですか?

A:
 はい。この仕事があったから、自分が仕事をし続けていると感じてますし、自分にこの仕事を終わらせるモチベーションもくれたから、本当にありがたいと思ってます。
 Zをこれ以上暗くするのは、実を言うと、とても簡単なことなんです。
 そういう人も自分も病気にするような作品を作る自信はありますが、みんなを病気にしてどうする(笑)?どうにもならないでしょう。
 こういうみんながみんな、自分の心の病むところの承認を強要するような作品。それが、ことさら映画にもなれば、かなり世間に影響を与えます。
 こういうものを容認する世間に対して反動したいですし、こういう作品は21世紀に残したくはありません。
 だからアニメ監督としての腕を使って、試してみたんです。
 で、台詞は簡単に変えられるとは言え、フィルムの長さはそう簡単に変えられるものではありませんから、 こういうかなりの制約の中でやらざるを得ない新作というのは、実を言うと大変なんです。
 だからこそ、このような大変な仕事を終わって、かなり達成感を感じました。こういう挑戦をやってよかったな、と。

やはり外国での発言では、富野の話を引き出してくれる人が基本的いませんので、
内容は大体日本での発言と被るんですね。
それにしても、結構新訳Zに自信がありますね、アーティスティックな部分に対しては。

どころが、新訳Zの失敗作宣言はまだしなかったかな?よく覚えてないのですが。


Q:
 Zも含めて、かなりのCG作品が増えています。CGについてどう思います?ご自分のこれからの作品には、CGを使うつもりはあるのですか?

A:
 昔は使いたくないなあと思ったんです、逆に、今はこれがないと、作品を使えない......というのは現在のアニメ業界の制作なんです。
 CGとはいえ、所詮アニメなんです。普通の映画でさえ、CGが当たり前になった今、もうこのような技術に縛られたんです。
 もっと簡単に言うと、CGというのは便利で省エネの一方、同等かそれ以上の時間と人力を費やすもので、本当に不思議なんです。
 これをどう使うかの思考は、ホント面白い仕事なので、これからも使い続けると思います。


Q:
 キャラも含めてですか?

A:
 はい。ただこれに関して、CGを使うとはいえ、キャラはやはり手書きなものです。
 手書きですが、果たして2Dか、3Dか、あるいは3Dを使って2Dの絵柄を使うかどうか、
 それはもう作品によって異なるので、そういう技術論に関して、答えられません。
 作品のテーマや色......つまり表現の手法、どうキャラを作るか、それは作品と合えば採用するしかないのですが、ディテールに関しては、個別の作品論に関わるので、やはり一概にはいえません。


Q:
 日本以外でも大人気のガンダムなんですが、その訳は何だと思います?

A:
 僕の立場でいえば、そんなに人気あるとは思いません。少なくとも「スターウォーズ」には勝てません(笑)。


Q:
 そうですか?ロボットアニメといえばガンダムなんですが...

A:
 これに関して不思議にならないのですが...というより、そんな自信はありません。
 ただ、人気があることを意識してないからこそ、作り続けるモチベーションが保てたのです。
 ルーカスみたいなプロになるように努力しているからこそ、この作品に人気があることを認めることができません。
 だって、もしそれを容認した瞬間、気が緩むのです。
 さらに言うと、ガンダムは「スターウォーズ」と違って、一般人の間には知名度がないんです。
 観客というのは、「アニメファン」ではなくて、「一般人」なのです。
 アニメが持っている映画的なフィーリングは、もともと一般層にも受けるはずなのに、 今はただアニメファン志向のビジネスでしかないのです。僕はそれと戦いたいのです。
 アニメファンが受けるものだけでは、一般人に受けるはずがないのです。
 だから一般人にも受ける要素を入れなければなりません。
 ただ、アニメはアニメ自体だけで「売り」になることはできません。それが出来たのはおそらくピクサーくらいしかありません。
 アニメ自体だけでは勝てないこそ、ガンダムという名でピクサーに勝ちたいなら、ピクサーよりより多くの要素を作品に置かない限り、絶対に勝てません。だから今でも、ガンダムがそんなに人気があるとは思いません。


Q:
ガンダムを制作する時、一番印象深かったのは?

A:
安彦が倒れたこと。


Q:
 Zの準備稿階段のタイトルはもともと「逆襲のシャア」なのですが、Zの時からすでに映画「逆シャア」の構想はあったんですか?

A:
 それは話を考える上の方便でしかありません。タイトルが最終的「Z」になったのは、Z原案の「逆襲のシャア」の話を考えるときに、カミーユというキャラを絡めた時に、やはりカミーユを主人公にするほうがいいと思いました。
 それと、業界的にいえば、そのほう(カミーユを主人公にすること)がより暗くする、より人を不快させる話をしやすいと思ったからです。
 だから最初の「逆襲のシャア」からシャアを主人公にするつもりはありませんでした。
 それで、Zというタイトルを付けた時、Z原案の「逆襲のシャア」のコンセプトを全部捨てたわけです。
 だから少なくともZの時点では、後の「逆襲のシャア」の構想は一切ありません。
 でも、Zが終わった後、また新しい話を考えるときに、まったくZとは関係なく新しい話にしようと思ったので、 今思えば、Zとまったく関係がないからこそ、逆シャアはよりわかり易くなったのではないかと思います。

CGとガンダムの質問から見ても、おそらく相当浅いインタビュアだな、と勝手に決める。


Q:
 リーンの翼以降、新作の予定は?

A:
 僕の立場でいえば、まったくありません。
 僕の立場でいえば、企画があれば試すものなんだから、基本的は作りたいけど、 今の段階ではまったく予定はありませんから、制作するつもりはないに等しいです。


Q:
 新ガンダムやバイストン・ウェルシリーズを作るつもりはあります?

A:
 まったくないでしょうね。世間にはどうしてもやらざるを得ない、あるいは死ぬまで精力を保って作品を作り続けたい状況もあるのですが、僕の立場で言えば、自分に作家性がないために、作りたいままで作るつもりはまったくありません。
 それで、自分はクリエイターとしてのプライドもあるのですが、創造の動力が足りませんので、同時に自分を惨めなクリエイターだと思ってます。


Q:
 最後はガンダムエース台湾版の読者に一言お願いします。

A:
 アニメを離れて、デジタルコンテンツを開拓しろ!異種格闘技を学べ!アニメばっかを見るな!
 というのは、Zガンダムから伝え続けるメッセージです(笑)。

ショックすぎる。今見返してもツライもんだ。新作が無いなんて…
……それにしても、今見返すと、我ながら、酷い翻訳だなこれは……
まるで羞恥プレイのようだが、もうやっちゃったもんだから仕方が無いし、
当時はすごくフラストレーションを覚えたので、真面目に翻訳する気も直す気も無かった。


来年の30周年を期待!
富野の新ガンダムなんてまったく予想付かなかったが。


キモかわいいドアラくん

2008/07/17 22:10|未分類TRACKBACK:0COMMENT:2
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フィグマ、買います。


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機動戦士Vガンダム・SCOREⅠブックレット

2008/07/17 13:58|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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スコアⅠの富野と千住発言について文字起こしをしました。
改行などはすべて原文のままです。

Vガンダム総監督 富野由悠季
千住サウンドのめざすもの

今回のBGMの作曲をお願いした千住明氏の作品を、
はじめてスタジオで聞かせてもらったときに、単純に幸せだなー、と感じた。
時代とともに音楽のありようは変るし、クラッシック的な作曲でも、
今後の音楽の方向性は模索していかなけれなならない。
それを考えて仕事をしている若い才能と出会えたということは、とても嬉しいことなのだ。
クラッシック音楽をクラッシックなままでなく、
次の時代にあっても鍛えられた交響曲として創作していくためには、
なにを学び、なにをきをつけなければならないか、ということを、
今回のVガンダムのBGMは、渾身の力をこめて捜し求めていると聞こえてくる。
ぼくには、その具体的な説明はできないから、このCDを聞いて欲しい、
千住氏が語ってくれているから、といっておく。
オーケストレーションを組むときに気をつけなければならないことは、
メロディ・ラインの明確性と、それぞれの楽器の特性の重ね方とその出入りを、
音響学的原則からはじめながらも生理の波に共振するように丁寧に創ることだ、
と聞こえないだろうか。もちろん、どこかで聞いたようなフレーズが
出てきたりするのは気になるが、この種の仕事は、
時間と予算とロボット物の背景音楽という制限がくわえられているなかのものである。
この全部を、自分のものでやってみせるというのは、不遜以上に無定見である。
問題なのは、ただの真似ではなく、千住アレンジからはいっていったものが、
次にどのような独創をめざそうとしているのかという、そのこころざしである。
その試みをてたいなくやってみせる若さは、貴重なことである。
たしかに、このCDは、この種の音楽がめざさなければならないのが
いっぱい積めっていて唸ってしまうのだが、この力をVガンダムに
利用させてもらえる幸せは、ちょっと得難いものである。



音楽 千住明
「Vガンダム」その音楽を担当するにあたって…

僕にとって「ガンダム」は当たり前のように存在していた。世代的にもそれはもう代名詞的に
なってしまっているし、何よりもアニメーションが市民権を得るのに必要であった主張を、
この十数年にわたって持ち続けている。抽象的だが「ガンダム」に対する印象である。
その歴史の中で今回、僕が音楽を担当するにあたり心がけねばならなかった事、
それは音楽の質感であった。「硬質なハイテク」を超えた「リアルな木目の見える音楽」
が「Vガンダム」には必要である。より人間的なアプローチ、そして
二百年の時間の洗礼を受けてきたオーケストラの響きにより、見えない演出、
言わない主張を今後何年にもわたって残していけるのではないだろうか。
無機質なシンセサイザーの音も連続的なリズムセクションの刻みも
使わなかったのはこの様な理由からである。
さて、動物には本能的に闘争心というものがあるが、人間もまた
争いをする動物である。いつの時代でもどこの国でも悲しいかなそれは
歴史が証明している。しかし同時に人間は学び進歩する。
多くの犠牲の上にやがて正義を見いだ能力が生まれてきた。
それは「感情」を持っているからに他ならないだろう。
その昔、祖先達は「死」や「闇」などの「恐れ」を感じた時、神に祈った。
恐ろしい事、悲しい事、寂しい事、あるいは楽しい事。全ての感情を歌い、
祭り、表現し、その感情をストレートに出す中から音楽や芸術は生まれたのである。
いってしまえば創作の起源は人間の起源であり、
この「感情を表現する」事は人間の基本的な本能でもある。
現在の僕達は過去の歴史や伝統の上にある。科学技術も文化も
加速度的に進歩する全てに歴史がある、やたらにコンピューターが珍しかった
‘80年代が過ぎて、いま振り返ると大切なものや忘れていたものが見えて来る。
僕が今回オーケストラを使うのも、より人間的なアプローチをするのも
今、歴史を作り続ける「ガンダム」だから、そして何よりも
人間の永遠のテーマを扱う作品だからである事は言うまでもない。

かなり深いことを言ってる千住氏は、今見ると、富野の主張やVガンダムのアプローチに
限りなく近いと、ようやく気づいた。
音楽に恵まれた富野作品のなかでも、極めて印象深い千住サウンドは、
故逢坂浩司氏の絵と並んで、Vガンにやさしさを持ち込んだのである。
(あ、もちろん富野もやさしいけど、柔らかさはあまり無いよね、この人)


あと、富野のいつもの「僕は音響に対してまったくの門外漢でした」的な発言を見て、
ふと思いついたことですが、アニメ評論界のなかでは、一番欠けているのは、
ひょっとしたら音楽に素養をお持ちするライターなんじゃないのかな、とも思ってるのです。
つまり、音楽に対する鑑賞の目を持ちつつも、それを切り口としてアニメ評論をできる人。
そういうのはよく知らないけれど、確かにアニメの音楽をアプローチにして、
アニメを観る専門家というのは、いまだにほとんど存在してないような気がします。
もちろん、映画におけるそういう人材でさえなかなかいませんのに、
アニメにそういうのを欲しがってもしょうがないのも事実ですが、
そろそろ出てきてもいいじゃない?アニメ音楽からアニメ論をできるライターが。

たとえばこの「Vガンダム」、
作曲家は何でこの曲を作ったのか、演出家は何故この場面でこの曲を使ったのか、
これらを分析(推測?)する文章が見られたら、
きっととても面白いだろう。


7/13『好友移城』での富野写真

2008/07/16 01:21|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:3
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■予告
■ガッカリ番組の紹介

おまたせしました~。富野の画像です~。
ただし、ネット視聴でのキャプチャのため、画質は期待しないんでください。




tomino 2008-7-13 01
「オレがガンダムだ」(某ロボットアニメ風)
(注:僕の仕業じゃなくて、番組の演出です)




tomino 2008-7-13 02
ホンコンの番組のため、『ガンダム』の表記は台湾の『鋼弾』と違って、『高達』。
『Gガン』を知ってる日本の方々にとって、こっちのほうが馴染んでるかもしれませんけどね。




tomino 2008-7-13 03
左から右:富野、サンライズの人、通訳、タレントさん。
(たぶん…)




tomino 2008-7-13 04
富野とガンダムとのスリーショット。羨ましいな。
ちなみに、ここはサンライズです。




tomino 2008-7-13 05
下の字幕:「親切でお茶目な方でした」。




tomino 2008-7-13 606
それにしても、結構ハンサムだな、富野は。
服のセンスは相変わらずですが^^;




tomino 2008-7-13 07
一瞬にして表情を変われるのが我が御大将である。
それにしても、結構目を閉じてるね、富野が話してるときは。




tomino 2008-7-13 08
「だから、僕は…」




tomino 2008-7-13 09
「おXんこが…」




tomino 2008-7-13 10
「大好きです」
(ごめんなさい。言ってません。)




tomino 2008-7-13 11

tomino 2008-7-13 12

tomino 2008-7-13 13
手のポーズを含めて、表情が豊かな富野監督。
これぞ原理原則です。




tomino 2008-7-13 14
「ご苦労様でした~」




tomino 2008-7-13 15
「サインしてください~」




tomino 2008-7-13 16
「いいよ」




tomino 2008-7-13 17
「富野…由悠季…と、オーケー」




tomino 2008-7-13 18
「ついでだから、ジオンの軍旗も~」




tomino 2008-7-13 19
「くそ、しょうがねえな」(某ガンダムマンガ風)




tomino 2008-7-13 20
「ありがとうございました!!」
















最後の一枚。
tomino dance
なぜか奇妙な踊りで締める御禿様。
やはりいつもの富野でした。


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■予告
■ガッカリ番組の紹介


ガッカリ番組の紹介

2008/07/14 00:37|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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■予告

先週が予告した「好友移城」の内容です。
30分の時間はほとんど無駄な雑談とバカタレントの回顧に食われて、
実際放送された富野インタビューは超~短いものになってます(2分ぐらい)。
あ~あ、期待してるのにな…(インタビュー自体は結構長かったらしいけど)。

Q:(ガンダムの父の)富野さんにとって、ガンダムはどういうものなのでしょうか?

 えー、あの、つまり∀で、たとえば終わりにしようと思った。

 けれども、やっぱり終わりにさせて、えー、終わりにできないような自分自身の、また10年近く生き延びてしまった。そうしたら、それに対して何をしなければいけないという、やっぱり条件付けがくる。つまり、単純に仕事の流れだけではなくて、えっと、そういう要求が、あの、周りから出てきたわけなんです。やっぱこれは…え~~と、目標にすべきないかというようなことでもない。

 それから、自分が挑戦して、挑戦する場合にはとてもテーマが大きなものになり過ぎてるので、自分の望んでいることでもない。だけども、できるかできないか分かんないけど、やらなくちゃいけない。やっていく必要もありそうだっていうふうなものになっているわけですから、あの、本当にオレ、ガンダムがあるから、生かされるという自分を実感する。

 だから、全部とは言わないにしても、やっぱり半分ぐらい、命というものが、ガンダムに反映するというふうに思ってます。」

ちょっと理解しづらいかもしれませんが、原文のままです。
おそらく番組の都合でインタビューぶっちぎりのせいだと思います。

それにしても、新しい話はないけれど、ガンダムは命の半分ぐらいの反映ですか…。
そりゃガンダムは監督作品の半分を占めてるけど、
「ガンダム?バカジャネーノ?」ぐらいは言ってほしかったな、特にあの香港ガノタに。


そうそう、今キャプチャ中なんですので、画像は明日で張ろう。
富野監督ですよ



2008年富野由悠季監督台湾訪問レポート(1)

2008/07/13 21:24|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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これは何ヶ月前2chの大富野教スレで投下してたもので、
当時はただファンのみなさんに富野監督の最新情報を知らせたくて、
あくまでレポートとして書いてたものですが、
今回の掲載につれて、多少私見も入れさせていただきます。

それにしても、当時のスレ楽しかったな、まるで祭りみたい。

1/24 伝説ハゲ トミノン接触編

 木曜日の朝、僕は台湾の世界貿易ビルの会議場に行った。

 御大の講演は金曜日の予定なんだけど、御大はこの日10時の開幕式に来る話と聞いて、さっそく席を取って落ち着きました。

実はこの開幕式はこの日の最初の講演と一緒になって、事前予約しないと入れないものでした。
仕方なく、僕は当日席をとって、開幕式が始まって約20分遅れに入場したものである。

 この情報は個人が富野はウチに来るのを知って、ボランティアにやらせて貰ってほしいと主催者に志願して、色んなやりとりをやってる最中に得た情報なんだから、たぶん知ってるファンはそんなにいないから、案の定、ガンダムマニアはほとんど来ませんでした。(肝心なボランティアの話は結局却下されましたけれど、お蔭様でここまで来たんだから、やっぱりやって良かったと思う)

今思えば、この交渉はかなり馬鹿馬鹿しいものなんですが、当時は大真面目でした。
1ヶ月に及ぶ交渉は、信じられないほど遅くて、お蔭様で政府の行政の効率を思い知らせました。

 今回ウチのこのデジタルコンテンツは第1回なので、政府はかなり重要視しているらしい。特にクリエイターという横文字に弱い台湾アニメ産業ですから、一人一人のアニメ製作者はまるでその国その国の代表者として、ご大層な扱いを受けている。たとえば御大の場合は日本代表と見られて、政府やアニメ産業の偉い人との付き合いもかなりしていたらしい。

この話もスタッフから聞いた話ですが、
(つか、スケジュールも見させてもらいました。どんだけいい加減なんだろう)
なんとか局長との昼メシとか、なんとか部長との晩餐とか、本当に一杯詰めてしまったもの。
そのせいか、富野夫婦のプライベート時間は来台の1/23のみらしい。

 そういう御大だから、考えてみれば開幕式に来るのも当然の話ですが、僕を含めてのファンの頭はあそこまで回りません。御大のことだけで頭いっぱいですから(僕の場合ね)

 で、開幕式の前ちょっと会場の外でウロウロしてる僕ですが、突然隣のVIP室のドアがそれなり開いてるのを見て、ちょっと見える範囲で中を見せてもらった。

 すると、あるスキンヘッドが僕の視線の中に納まった。

 御大でした!

 しばらく後、御大は噂の富野歩きでVIP室から出て、僕の前からすり抜けていく。すると、もう一人の女性が御大の後ろに付いてて共に歩き出した。アアコさんでした。

 生まれて初めて生御大&アアコさんを見て、心臓がバクバク、足もガクガクしてて、なんか見ただけでオーラ力が吸い尽くされそうです。御大の気分を害うのが恐れて何も話さなかった僕は御大が会場に入るまで終始頭を下げて礼をするだけ。それだけではもう十分幸せですから。

これはとても嬉しかった。何せ生ハゲ…じゃなくて、生富野とアアコさんだもの。
富野はやはり想像通りですが、アアコさんはなんというか、ちょっと雰囲気をします。
うわあ、なんか厳しい人だなー、という感じで。

 と、チラシの裏みたいなことを書いてて失礼しました。さっそく本題に入ります。開幕式では当然御大
夫婦はVIPですから、当然一番最初の列に座ってて、僕はかなり後ろから辛うじて御大とアアコさんの後ろ姿に見える位置にいました。

 で、ここでちょっと御大とアアコさんの格好を紹介。御大はお馴染みのスーツにキャップ(上の文字は最初にターンエーかと思っていましたが、結局Yoshiyuki Tominoと書いてあった。こういうのが始めて見た)で、アアコさんはまさに黒いララァのようで、全身真っ黒な帽子、服、靴を着て、とてもファッションな二人でした。

 開幕式が始まってる時、最初は政府の偉い人がスピーチをして、次はたぶんアニメ協会の会長の人はウチのアニメ産業現状を紹介して、ちょっと退屈な話だと思うのですが、御大はかなり真面目にメモを取って時に俯く、時に鼻をほじって(ごめん)とにかく一刻も止まりません。一歩、隣のアアコさんは終始静かに座ってて、ほとんど動きませんでした。まさに対照的なご二人。

このへんの話は今となって、ちょっと正確な数字を覚えてないけど、
簡約すると、台湾のアニメ産業に従事する人は1万人越えるらしい。
しかも産業の総売上は中国の三分の一強だから、それなり健闘らしいということ。
僕から見れば、ただへっぽこCG、ヘンテコ演出、アホ脚本、バカ監督、ショボイ声優…
のオンパレードにしか見えないんですけどな。

 で、開幕式のクライマックスは今回の外国のゲストたちを舞台の上に招き、一緒に聖火をもじるトーチライト?(うまく表現できません)で聖火台を点火するマネですが、David Gould氏(指輪物語のストーリーボードの人)や政府の偉い人たちを含めてみんながちょっとはにかむ最中、何故か一人だけニコニコしてる御大。そして火がついた瞬間(もしろんライト)、星戦争のBGMと共にニヤリ出した御大。他の人はかなり緊張してるのに...

このあたりの写真はいずれうpします。

 式が終わったあと、早速移動する御大(とアアコさん)ですが、他の一般参加者はこの日の講演を参加するので誰も動きません。チャンスだと直感する僕は御大に追いかけてサインを頼みました。途中ちょっと他愛もない会話もしました。

 サインはスタッフに禁止されてるので、御大はちょっと困った様子なんですが、ちょっと周りを見て、やがて笑い出して僕に向かって「内緒ですね」と言いながらサインをしてくださった。感激千万。

『映像の原則』にサインしてもらった。初の富野サイン。とても嬉しかった。

 その後御大はゲームショー展示場の学生作品を展示するスペースで移動するが、僕はさりげなく付いて行く。もちろん今回は一切御大の邪魔をしなかった。正直言って、ウチのアニメ短編やショートショートはみんなアメリカ風な上に詰まらないモノばっかりですが、一つ一つ説明を聞きながら大真面目に見てくださった御大に感謝。御大がここで見た感想は、結局金曜日の講演にも反応した。でも隣にいるアアコさんはかなり退屈のようで、あまり話さなかった。

 で、そろそろ離れる時に、突然二人のファンが御大に話しかけて写真攻めをした。御大はまったく気になさらずにさっきと同じ快諾。僕も御大と一緒にツーショットを撮った。これが終わったあと、御大はアアコさんや通訳の人と共に一緒に疾風のように会場から出て行く。僕の知ってる範囲では今度のスケジュールはかなり詰めてて、偉い人との食事会や記者会は全部この日にいるから、朝のトミノ体験はここまで。

ここの通訳の人は日本の方で、今台湾で仕事をしています。
リアルタイムで富野節をあそこまで翻訳できる凄い方なんです(多少間違いもあるけど)。

 あと、生原稿のことですが、当然期待できません。何せ御大を「サンライズ所属」する主催者がやってることですから。コンテはあるのですが、全然生じゃありません。6枚の恋人たちのコンテコピー稿だけです。期待してた人に申し訳ない。

代わりに一杯なポスターを貼ってあったんだけどね。キンゲ、リーン、新訳Z、∀、イデオンとか。


アニメ離れは順々に進んでいきます

2008/07/13 01:19|未分類TRACKBACK:0COMMENT:0
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ここ2週間見たアニメリスト:

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』

『機動戦士ガンダムⅠ』

『機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編』

『機動戦士ガンダムF91』

『ブレンパワード』10-12話

『∀ガンダム』1-3話

『海のトリトン』9-13話

うは、完璧に富野作品ばっかり。
てか、マジほかの人のアニメを見る気はないんだ…
世界名作劇場も一時期ハマッたけど、『アン』まで制覇してた途端、
もう不思議で不思議で、満足してたような気分になる(あ、正確はカルピスも含めてのね)。
なんかね、もう数年前のように、アニメ無くては生きられない状態にはならないよ。
突然河森監督の着物屋理論を思い出したが、あれに近いのかな?
それともただアニメそのものに冷めちゃったかな?
でもここ数年のハリウッドもつまらんのばっかだし。
自分が時代に追いつかなくなっちゃったのかなとも思ってるけど、よく考えてみれば、
なぜ自分はアニメに対して、退化現象が起こるのかな、とても不思議です。

というのは、自分は『ガンダム』、『ワタル』、『グランソード』などからアニメの世界に入って、
『Vガン』『天地無用』『エヴァ』などで青春期に突入する世代なんですから、
普通にいえば、80年代後半から90年代、00年代まで順応に進んでるはずなのに、
なぜか自分のアニメ適応性はギリギリ90年代までしかなくて、
ここ数年でさらに80年代、70年代に戻ってる。
つまり、今富野作品以外、一番自分と合うのが80年代前半、70年代のもの。
こういう自分の子供の頃の雰囲気より以前の作品に惹かれる訳は、自分でもよく分かりません。
見せる技術として、確実90年代以降ダントツ上手かったのに、なんでかな…

それと、マンガの購入数も以前よりかなり少なくなってる。
今じゃおそらく5年前の10分の1ぐらい。
これじゃ、いつかマンガともバイバイするかも。
ヤバイな…。


大変残念なお知らせをします

2008/07/12 01:56|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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富野家の愛犬クマゾー(本名:富野熊三)は、
先月6月27日亡くしており、享年13歳半でした。
詳しくは富野由悠季監督の次女の富野幸緒さんのブログで。


レコード『未収録BGMコレクション*3 伝説巨神イデオン』

2008/07/11 23:59|未分類TRACKBACK:0COMMENT:0
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どうも。
夏休みに入ったkaito2198です(あ、年がばれる…)。

ここ2日更新してないのはサイトの更新を怠けたじゃなくて、
田舎から来た小学生の従兄弟に付き合わされたからなんです。
とはいえ、あまりネタがないのも事実ですから、
しばらくは手持ちのイデオンレコードについて文字起こししたいと思います。
今日はこの『未収録BGMコレクション*3 伝説巨神イデオン』の3分の1だけー。


『未収録BGMコレクション*3 伝説巨神イデオン』

[サイト1]
≪TV版≫

井荻 麟作詞/すぎやまこういち作・編曲
1)復活のイデオン(TVサイズ)(カラオケ)―――――――――――――――4:00
[歌]たいらいさお

あかのたちお編曲
2)覚醒―――――――――――――――3:32
(B-1.4)

神山純一編曲
3)巨神の護り―――――――――――――――5:20
(A-1.3.4)

神山純一編曲
4)ブリッジ・コレクション―――――――――――――――2:01
(M-14A.14B.14D.14G/H-1C.1C'.1C''/H-2A.2A'.2B.3A.3B)

すぎやまこういち作・編曲
5)予告編―――――――――――――――0:32
(M-15)

井荻 麟作詞/すぎやまこういち作・編曲
6)コスモスに君と(カラオケ)(TVサイズ)―――――――――――――――4:39
[歌]戸田恵子

[サイド2]
≪映画「接触編」≫

あかのたちお・小六禮次郎編曲
1)始動―――――――――――――――2:59
(M-3.8.27.28.35)

小六禮次郎編曲
2)疑惑―――――――――――――――1:16
(M-37.38-2)

すぎやまこういち・あかのたちお編曲
3)白兵戦―――――――――――――――2:25
(M-43.44.46.52)

小六禮次郎・あかのたちお編曲
4)運命の人々―――――――――――――――3:26
(M-59.60.61.62.63.65)

あかのたちお編曲
5)ブリッジ・コレクション―――――――――――――――0:54
(転換'A.B.C/アクセントA.B)

≪映画「発動編」≫

あかのたちお・小六禮次郎編曲
1)葛藤―――――――――――――――3:05
(M-67.68.76.77.80)

小六禮次郎・あかのたちお・すぎやまこういち編曲
2)崩壊―――――――――――――――2:28
(M-87.88.93.109.114)

あかのたちお・小六禮次郎編曲
3)終局へ―――――――――――――――3:46
(M-119.121.124.125)

や、ヤバイ……想像より多かった……。
これじゃ3分の1ところが、5分の1にも満たないよ……


ODAWARAコンプレックスが治ったと、僕は!!

2008/07/09 01:56|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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どうやら、また妙なイベントがあったのようです。

■小田原箱根商工会議所青年部 富野由悠季監督を招いて、7月オープン例会「世界的クリエイターに学ぶものづくりの秘法」開催決定
小田原箱根YEG公式HP
http://www.odawara-yeg.com/
数日前、小田原箱根商工会議所青年部の7月オープン例会で富野由悠季監督が講演をするという情報を入手したので、「青年部の会員でもなく、小田原市民でもない一般人も参加可能ですか?」と電話で問い合わせたところ、「可能です。後日、HPで告知します」との回答をいただきました。さっそくHPに告知されましたので、お知らせします。詳しくは小田原箱根YEG公式HPをご覧ください。会場となる小田原商工会議所大ホールが定員230席で、「一般の方の席の若干の余裕があります」ということですから、立ち見を想定しても、応募人数はあまり多くないかもしれません。
関連
小田原商工会議所公式HP
http://www.odawara-cci.or.jp/
地図
http://www.odawara-cci.or.jp/map.html

ありがたいシャアニュースさんとこからの情報ですが、リンク先に行くと、ありゃ、これはすごい。

     富野由悠季氏 プロフィ-ル



     生年月日   1941年 11月 5日 生まれ

     出 身 地   神奈川県 小田原市

              日本大学 芸術学部 映画学科 卒業

日本で最初の連続テレビアニメ番組「鉄腕アトム」の制作に携わるなど
        日本のテレビアニメ界をその草創期から知る人物で日本を代表する
アニメ-ション監督です。


経 歴

     1964年   虫プロダクション入社
     1967年   虫プロダクション退社
              オオタキ・プロダクション入社
     1968年   オオタキ・プロダクション退社
     1971年   結婚(埼玉県新座市に引越し)
     1972年   海のトリトンで初監督を務める。
     1977年   日本サンライズへ入社
              サンライズ初のアニメ作品無敵超人ザンボットの総監督を務める。
     1979年   機動戦士ガンダムの総監督を務めるが打ち切りになる。
     1980年   伝説巨神イデオンの総監督を務めるが打ち切りになる。
     1981年   機動戦士ガンダム・ 映画公開
              機動戦士ガンダム・ 映画公開
     1982年   機動戦士ガンダム・ 映画公開
     1983年   聖戦士 ダンダイン・ザブングルの総監督を務める。
     1984年   重戦機エルガイムの総監督を務める。
     1985年   機動戦士ガンダム 続編の総監督を務める。
     1986年   機動戦士ガンダム 逆襲のシャアの監督・脚本を務める。
     1993年   機動戦士Vガンダムの総監督を務める。
     1998年   ガンダム20周年記念作品∀ガンダムの総監督を務める。
     2004年   上井草に転居
     2006年   日本沈没(映画)に京都の高僧役で出演
     2008年   映画「少林少女」に主人公の(柴咲コウ)の亡き祖父役で出演


              近年では大学で講義を持ち、文化庁の依頼で海外で講演を行うなど、
今なお方面を広げて精力的に活動している。

ええっと…どうから突っ込めばいいのか分からないぐらい凄いです。
まさか確信犯(←誤用)ではないだろうなと思えるほど凄いです。


まあ、ガンダムというテーマはやや退屈のような気がしないでもないのですが、
とにかくまた一つ新しいイベントがあります、
東京近所に住んでる富野ファンの皆さん、出番ですよー。

ちなみに、最近の富野から予想すると、
おそらく「小田原の土地柄を大事にしろ」とかは言うけれど、
小田原は堕落な土地の代表のこともあり、多分話の最後は日本、地球まで膨らむだろう。


いろいろなアニメの感想

2008/07/08 13:53|未分類TRACKBACK:0COMMENT:0
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『王と鳥』
おもしろい。
面白いけど、どことなく風刺画を匂わせるところは好きじゃない。
いや、自分の中じゃどうしても「高畑と宮崎が好きな映画」という先入観があって、
どうしてもそっちの方向に想像しちゃう。そうでなくても監督はそういう意味のようですが。
でも、王の造型は素晴らしい。ほかのヤツより十倍以上魅力的である。


『マインド・ゲーム』
こりゃメディア大賞を与えたくなるのも無理もない、パワフルかつカオスな一作です。
とにかくパワフル。
湯浅の力か、原作者の構成の巧みか知らないけれど、
非常に微妙で危ういところまでバランスを保った作品です。
最近の『カイバ』とかは見たことないから、その監督の腕は正直まだ知らないけれど、
普通にもっと評価されていい、もっと注目されていい人なんです。
ただ、こういう意識流を遊ぶ映画は流行ってるか、というちょっとした疑問も浮かびます。
正直、映像のテンポは時々途切れるのはちょっとツライかも。
特にこういう映像の美で魅せるタイプな作品。


『銀河鉄道の夜』
杉井ギサブローの最高作品です。以上(いや、全部は見たことないが…)。
……いつも思うのですが、
この人のアニメに対するセンスの繊細さは、ひょっとしたら宮崎駿以上かもしれない。
これだけでもかなりの評価になれるが、これだけ終わらないのが杉井ギサブローという人です。
質感というか、異世界の空気や風景まで再現してくれて、
綺麗で繊細、でもどこか穏やかでない、人の心を揺さぶる作りは、さすがとしか言いようが無い。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』は読んだことありますが、
それとまたちょっと違った雰囲気を持ってる一作です。
もし、そういう雰囲気は杉井の心象風景だとしたら、
彼はかつて十年も放浪の旅に出たのも無理の無いことです。それほど繊細だからです。

一歩、彼のB級アニメはほとんど見たことないから、評価のしようもなかった。


『秒速5センチメートル』
新海の3作目。とにかく合わない。
色彩もエフェクトも違和感を覚えてるし、話と雰囲気も穏やかには感じない。
が、世間は高評価のようです。画面は綺麗だからかもしれない。


『シャンバラを征く者』
『00』と同じ。
ちなみに、『00』は『種』と『種死』と同じ評価です。

予告

2008/07/07 00:33|未分類TRACKBACK:0COMMENT:0
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来週の日曜日、最近の富野を紹介します。


……というのは、ホンコンの「好友移城」という番組を発見。
この番組自体は二人の野郎が日本の風景を紹介するヘンテコな番組ですが、
バンダイアジアのサイトには、こういう告知が載っています:

TV Program : Two on the road | 電視節目:好友移城
7月6日,13日 | 星期日 晚上10:00 | 無線電視翡翠台 | 梁榮忠, 胡諾言
首次於電視節目中介紹BANDAI MUSEUM, BANDAI日本總部與及靜岡模型工場 | 訪問高達之父-富野‧由悠季, 模型之父-川口‧名人
6,13 Jul | Sunday 10:00pm | TVB Jade | Joey Leung, Jack Wu
Topic: BANDAI Museum, BANDAI Head Office and Shizuoka Hobby Center | Interview: "Father" of Gundam - Mr. Tomino, Mr. Kawaguchi

                   キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

どう見ても富野です。本当にありがとうございました。
そうです。
二人はおもちゃ(とガンプラ)見学に行って、なんと富野と川口名人とあったのです。
川口名人はもう今日の番組にちらっと出てきたけど(ガンプラの理念を述べている)、
富野はまだなので、おそらく出番は来週だろう。
予告でも「はたして彼らはガンダムの父に会えるのか?」と言ってるし。
というわけで、ホンコンの広東語は苦手ですが(というか、分からない)、
一応中国語範囲なので、来週は富野のこの出番について、カバーするつまりです。


ちなみに、タレントさんのブログには、こういう写真があります。
うん。後ろのビデオから見れば、サンライズだろう。
そして何より、富野は元気そうでよかったんです。服は相変わらず富野流の強がりですが。




















ちょっと、監督、あなたは何を持っていますか?そう、その手に持ってるのは。
どう見ても何らかの”リスト”だが(しかも左側の上にはタイトルと絵らしきものがある)、
”サンライズ”+”リスト”となると……………………………………………
まさかね。
というわけで、ますます追跡しなければならないですね、写真じゃ判明できないし。


あ、ちなみに、この会見は東大の講演の前のことなので、
「富野由悠季の軌跡を最新版までアップデートする」的には、
それほど重要ではないかもしれませんが、
できることまでやりつくすのも信者の務めです、よね?


富野由悠季に対する評論、紹介、インタビューアの分業を喚起する

2008/07/05 19:44|未分類TRACKBACK:0COMMENT:0
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先日氷川竜介氏にまつわる話は、ここ数日またいろいろ考えましたが、
つい自分が言いたいことを見つけました。

ようするに、タイトルで示した通り、ということだけです。
今までそれらはほとんどすべて氷川氏一人が担いでいますが、
一人だけじゃしょせん限界もありますし、
三つの領域にすべてマスターすることもなかなか難しいから、
そろそろ新しい血による新陳代謝も必要なんじゃないかな、と。
そう。ほかの大物監督に対する姿勢のように。
……こう書いてると、結局批判でもなんでもない、
ただ富野由悠季作品(またその本人)に対する活字業の一般化を謳うだけだというのに、
自分のイライラ(たぶん)フィルターに通してると、何故こうも個人攻撃に見えるのかな…
これも反省しなければなりません。


でも、そうなると、氷川氏に適応する部分はどのパートにいるかというと、
やはり紹介とインタビューアかな、と自分がそう思います。
あくまで私見ですが、氷川のアニメ分析や評論の能力は、
紹介記事のわかり易さと、インタビューで話題を引き出す力と比べれば、
やはりやや弱いのような気がしますので、もしよろしければな……ということなんです。
ただし、「富野に対する執筆活動をやってる人、氷川だけじゃないか!」
というツッコミは、結局現状に対する一番正しい指摘かもしれません。
だって、宮崎や押井とかに比べれば、富野はあまりにも注目されなさ過ぎて、
もう分業云々どうこうじゃなくて、寝泣き入りするしかない境界に突入したのです。
だから、僕は……嫌だ!


余談になりますが、
台湾では某最大手のアニメ評論家(と、彼らは自称してる)グループのおかげで、
富野監督の評価はたいぶ高いようです。
前も言ったかもしれませんが、
富野、宮崎、押井、庵野、大友は一部の雑誌では「アニメ五天王」と呼ばれていて、
演出家のなかでもダントツ評価されています。
(個人はそういった評価は乱暴と思いますが…)
数年前、ウチの某大学のアニメ講座でも
「アニメにおける哲学といえば押井、イズムといえば富野」というほど
富野のテーマ性に迫った討論が展開していて、その様子はとても面白かったのです。
機会があれば、またいずれ紹介します。


クレしんの映画

2008/07/05 10:40|未分類TRACKBACK:0COMMENT:0
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アニメ『クレしん』ファンではないが、去年のケツ爆弾、今年の金矛以外は全部見てた。
作風は監督ごと違ってるのに、ほとんどどれも一定な水準を保っていて、
毎年リリースのアニメ映画として、極めて良質なエンタテインメントなものだと思います。
が、自分の年と性質なせいかもしれませんが、子供向けのただの面白い映画よりも、
大人も見れると追求する映画のほうが好き。
そんな自分では、どうしでも多少なり感動的な要素を入れてる作品に目を向ける。
そういうのは『クレしん』じゃないという批判もたまに耳に入るが、
感動的なものは必ずしも『クレしん』らしさと抵触してないし、
笑いという感情を取れる同時に、もしもっと要素を詰め込めれば、きっともっといい作品になる。
それは映画が持つ機能ですし、せっかくの映画館+時間だから、
子供も大人も満足させなければもったいないじゃない、とも思います。


そんな自分では、一番気に入りなのは、やはり原恵一監督の『戦国大合戦』です。
キャラも笑いも音楽も演出も話の構造も構図の設計も伝えるテーマも、
ちゃんと備えていてる同時に、バランスも保っていて、
自分にとって、かなり完璧な一作なんです。ひょっとしたらこの10年間、
これほど凄いアニメ映画は存在してないかもしれないという評価でさえ思わず下す。
『オトナ帝国』もとてもいい作品ですが、前半と後半のバランスははちょっと悪く、
どっちが映画的といえば、やはり『戦国』といわざるを得ない。
もちろん、『オトナ』の魅力も全然『戦国』に劣ってなくて、
大人にも子供にも「感動」と「本気」を伝える優れる映画だと思います。
ひろしの記憶、野原家の絆、しんちゃんの一生懸命…などなど、
どれも簡単な形に仕上げていながらも深さも備えていて、
誰にもきちんと伝えれる究極な映画な機能を持ってる一作なんです。
その点において『戦国』もほとんど同じものなので、
原監督+水島コンテの凄さに脱帽せざるをえない。大変優れた二作です。
正直、癖のある富野も宮崎も押井も見習わなければなりませんとさえ思ってます。


ほかの気に入り『クレしん』映画といえば、
本郷の『ヘンダーランド』、原の『ブタのヒヅメ 』ぐらいは高評価かな。
『雲黒斎』もかなり好きが、最後の追加戦と吹雪丸とまるっきり関係なくて、
蛇足のうえ、監督の悪癖も見えていて、吹雪丸までの部分を評価する。
原のほかの作品は味がバラバラしてるけど一定な水準が保てるからそれなり好きが、
水島のほうが悪趣味が出ていて、あまり好きではなかった。
あともう一人は完全に論外。


『大人』、『戦国』、『クゥ』を見れば、そりゃライバルをしたくなるなー、と思わず納得。
ただし、『クゥ』はともかく、『大人』レベルの感動を呼ぶアニメ作品は7年を経って、
『戦国』レベルの仕上げを達するアニメ作品は6年を経っても、いまだに見られないのです。


映像の原則の目次

2008/07/04 00:27|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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脚本家・首藤剛志も絶賛してやまない、
演出家・富野由悠季40年以上の演出心得の集大成でもいえるこの本に、
もし下の目次で引っかかる部分があれば、ぜひ買って読んでください。
何故なら、これはビギナーからプロまでのコンテ主義を掲示する本ですから。

それにしても、字数が多いな、この目次は。文字起こしだけでも何十分もかかって…。

総論

言葉の定義
映像には原則がある
感性で映像は撮れない
コンテを読む
コンテの仕事
映像の癖


第1章 映像の根本

映像の連続性
空間の同一性
映像は変化を求める
変化の創出(テンポとリズム)
テンポとリズムが生むダイナミズム
実写監督志望者の問題
映像の欠点
視覚と聴覚


第2章 物語が時間を乗り越える

時間を乗り越えるもの
物語るには時間がいる
物語とは
おもしろさとは
シナリオの書き方


第3章 映像の特性

映像とは連続して動く画
映像は時間経過をふくむ
映像のつながりを発生させる
つながりのない映像をつなぐ音
カットの積み重ねが映像になる
映像ダイナミズムを構成する要素
動かないカットでも長さがある
トメ絵を映像的にするための技法
フレーミングのダイナミズム
空間も映像のダイナミズムを生む
左右の上下
心臓の位置


第4章 2000年までの現実問題

現場にいるスタッフ
現場のなかの自分
カットは記号
演技を創作するという観念がない
演技とは体が動くこと
現実的対応の仕方
映像作品のアタック
テレビのまやかしと正義
観客はするどい
自己修養


第5章 映像の原則

コンテをきる原則
方向性の意味の違い
視線(目線)の向き=方向性を示す
方向性を統一する意味
サイズ(画角)
画面サイズは変化する
位置(フレーミング)の意味性
フレーミングが感情表現をする
アングルと方向性
遠近の問題
アングル(角度)の意味性
俯瞰はつかうな!
照明(ライテング)
色彩(カラーリング)のなかの補色の問題
動きの発生による意味性
動きの複合の舞台から視覚的意味性を見つめる
能舞台に見る視覚原則
イマジナリィ・ライン
目線合わせ
越えられない国境線は移動する
ふたつ同時に発生するイマジナリィ・ライン
イマジナリィ・ラインを乗り越える方法
速度感の統一
イマジナリィ・ラインの実際(図)
喜怒哀楽を描く速度感
映像は変化を求める
カットが変わることも動き
アクション・カットは戦闘のことではありません
編集で見つけるテンポ、リズム
劇的要素から方向性を決定する
時間をコントロールする
作品の速度感
カットの頭は待つな
フレーム・イン、アウトの間
黒ベタは動きを殺す
主観のカメラ・客観のカメラ
回想と夢
レンズの雫
臨場感を出すのはアニメの方が難しい
パーソナルなフィルム、広いフィルム
映像的なダイナミズムの面倒さ


第6章 コンテ主義

1925年のモンタージュ論
フォトジェニーとリズム論
映像学の消失
ハイリスクな実写の世界
コンテは映像製作の設計図
黒澤明の演出窯変説
画面の張力
コンテはマンガの出来損ないではない
コンテでリアル時間を読む
コンテの実際
デスクワークの癖を画面に出すな
コンテの例の台詞の考え方
コンテでシナリオを改訂する難しさ
シナリオ
コンテ作業
過去の歴史と現実
実写では
コンテマンのシナリオの読み方
シナリオ構造論
キャラクターと物語をふくらます
シナリオ・ライター志望者におこる不思議
演出家としてシナリオに気をつけること
前後をつなげるという感覚で修正する


第7章 ビギナーの実務

カットとはひとつの画面
演出するということ
演技はポーズやマンガ・パターンではない
決めポーズ
マンガとの違い
板つきではじめない
会話シーンは睨らっこではない
俯瞰と目の高さ
画にのる台詞、すべる台詞
解説図は設計図であり製図である
ミニチュアやCGを本物にする
カット割りのこと
リチャード・クーの方法
見せ場を見せるための必要な余分
制約があるからこそ作品は仕上がる


第8章 コンテの究極的処理学

プロットとカットの張力の関係
コンテの絵は一所懸命に描いてはいけない
コンテにカットとページのナンバーは書かない
作業を示す記号は書き忘れるな
オーバーラップ(OL)の秒数の考え方
第一稿のコンテは全体的に長く書く
コンテに効果音の指定はしない
どういう場所(シーン)かわからせる
コンテは流して見てストーリーの節目を見る
コンテの整理学
直さないコンテは秀れることはない
他人のコンテはやたらに直してはいけない
ト書きの説明すぎ
シーンの設定にそった広さと狭さを描く
コンテのマス目を大きく描くな
自分の都合の位置関係にしない
マシーンと人間の関係を描くことを面倒がるな
セックスの表現と同じに考える
宇宙での立ちポーズのモビルスーツ
宇宙や空の背景シーンは短くする
画によって秒数は違ってくる
服は着替えられないのか?
なぜ映像が流れる構成をしないのか?
背景だってうかつに描かせない
無重量帯の演出
総合、統合もしくはトータル
人気がある作品といい作品


第9章 作画の究極的演出処理学

サイズをアップ気味にしない
レイアウトだけでは何も見えない
カメラを置く意識をもつ
秒数(カットの長さ)に対してセンスを磨く
ふつうの感情を表現する
キャラクターが違うとアップ・サイズも違う
カット外に対象がある
カットのフレームの外にその人の身体がある
パース線をいれない
カット頭で芝居を待つな
それでもカット頭は止まってしまう
アニメでカット頭の静止感を外す方法
静止している(フィックス)カットを見せる方法
映像的には動いていても静止しているものを見せる
速いだけが能ではない
画面上のスピード感覚
アニメのフォローは無条件に速すぎる
つけPAN、角合わせはfollowにする
被写体の移動
角合わせの実際
フリッカー
窓枠とキャラクターの対比
カープを曲がる
アウト・アクション
3コマ打ちの波を続けると止まる
爆発だっていろいろある
宇宙はスタジオライトにしない
決めポーズからスタートするミス
動きが速いと背景も速くする
錯覚は利用しろ
背景の立場
カメラマン宮川一夫の世界
枚数減らしの手法


第10章 究極の演出心得

映画を語ることは不思議ではない
日本がマンガ大国になった理由
映像制作を邪魔するものは映像制作そのもの
別の基準を持ち込まない
表面ヅラを真似する(アレンジの要諦)
映像はコミック・マンガではない
カット頭の動きをコントロールする
物理的につなぐ・映像的につなぐ
なんとなくすっぽ抜けているカットの意味
一枚の絵が見ているだけではリテイクできない
画が良くなると見えなくなる
絶無といえる演劇的センス
視覚感度の鋭敏化がもたらす保守指向
芝居の鬘をリアルにするまちがい
ラフ・スケッチで感情表現をみつける
演技のデッサン
心理描写を考える
光のフォトジェニック
”間”が演技、演技の要諦は”間”
台詞配分


第11章 画以外のこと=音声

ふつうに演技をつける
演技論
声優としての演技の基本
B.G.M.
音の原則
芯の音とまわりの音
ジャンル(カテゴリー)分け
人をぶつ音・シーンの音
シンセ・デジタルのまやかし
オーバースペックに仕立てる
劇の語り口によりそう
台詞の録音
演出家たるもの耳を持て
アフレコ台本の書き方
録音現場でのスタッフの態度
好きにやってなにができる
日常感覚の喪失と責任範囲の理解
ちょっとおかしいという感覚の警告
原則ということについて


第12章 エンタテイメントとは何か
『花伝書』より引用
アニメ、CGに独自性があるのか?
映画的なるもの


あとがき

それにしても、首藤さんのベタ褒めにちょっと恥ずかしいな。富野監督の本ですけど。


▽続きを読む▽

夜中ってさあ…

2008/07/03 10:03|未分類TRACKBACK:0COMMENT:0
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最近はなんだか自分が書いて後悔する記事の数が増えています。
感想を述べるつもりで書くと、ついつい悪口になってしまう。
それも最近のやる気ない状態のせいかもしれませんけど、その多くは夜中で書いたもの。
なんというか、おそらく頭はハイになっちゃって、あまり考えないで書き込んだから、
翌日を読むと、う~~ん?なものが多いこと。
このくせは直すべきか…。


トミノコ族の愛憎(または卒業)。

2008/07/03 02:06|未分類TRACKBACK:0COMMENT:7
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ちょっと纏まらない話題ですが、言います。


世の中には、富野由悠季の子がいっぱいあります。
といっても、本当は娘さん二人しか居りませんが。
ここでいう「トミノコ」は、直接な教え子、かつてファンだった人、作品に衝撃を受けた人、
ガンダムファン、勝手に増やした私生子、鬼子…などなど。
80年代、90年代のサンライズ出身の演出家はもちろん、
ほかにも一杯なトミノコがあります。
出版業界では小牧雅伸、氷川竜介、井上伸一郎、池田憲章、岡田斗司夫などなど。
映像業界では庵野秀明、樋口シンジ、本広克弘などなど。
最近にも吉田健一、宮地昌幸などなど。

考えてみると、
アニメ関連業界だけでも演出家、アニメーター、声優、デザイナー、評論家、
出版社などに影響を与えて続ける人もなかなかいませんかもしれません。


だから、トミノはやっぱりすごい!ってのは確かなことだが、
一つ注目すべきなのは、トミノコたちの自立したがるスタンス。
一度か二度いっしょに仕事を済めば、なんらかの形でトミノの傍から離れてる、
あるいは独立した人は実に多いこと。

たとえばブチという人。
いくつものトミノ作品のメカデザインに参加しながらも、トミノに反発。
で、彼のトミノから卒業する方法はラーゼフォンという作品を作ること。
結局はご周知の通りだが、その後、彼はトミノの悪口を言えるようになった。
めでだし、めでだし。

庵野秀明という監督もいます。
エヴァ以前と以降、彼のトミノに対する態度はまるで二人のようである。
『Vガン』前の作品は愛してやまないといつも明言するのに対して、
自らエヴァという超ヒット作を生み出したあと、
ほとんどトミノそのものを避けるとしか思えない態度に一変。
まあ、それもいいと思うが…。

氷川というライターもいます。
彼のトミノスキーっぶりは業界有名で、多くのムックや本を編集した。
それなのに、Z以降の彼はなんだかちょっと変。
2000年以前の明らかに熱意を持って書いた数々の記事や文章と比べて、
最近はなんだかマンネリ化してます。
もちろん、コレに関しては僕のアニメを鑑賞する目も多少なり進歩してる証だが、
『富野由悠季全仕事』や『ガンダムの現場から』の彼と比べれば、
今の彼は明らかに手抜きしてると思います。
で、どうしでかというと、これはまさしく氷川流の脱トミノであるからです。
どういうことかというと、今まで専門といっていいほどのトミノウォッチャーの彼は、
今更ながらも、プロ化、つまり専門アニメライターや評論家化することこそ、
アニメ業に生き残る道を気づき、急いでトミノ、金田、特撮から全般化する結果なんです。
プロとしては大変正しい選択といわざるを得ないだが、
その結果、文の質は明らかに低下しています。
トミノ関連の文章だけでなく、いままでトミノバイアスを満ちてるインタビューも、
その影響で無味乾燥なものになったのだ。
それは氷川個人の問題だと割り切ってもいいが、トミノファンとして大変迷惑なことなんです。
つまり、今の氷川はあまりトミノアニメというジャンルを独占すぎて、
ほかの良質なライターの入り込む余地さえ奪ったのだ。
今、いろんなアニメに記事や評論を提供してる氷川だが、
それは本当にいいものなのか、と、人に問いたい。
残念ながら、最近氷川の記事は僕から見れば、
ほとんど毒にも薬にもならないものばかりで、
よくに言えば好意的なもの、悪くいえばほとんど提灯XXなのだ。


…話題はトミノコに戻る。
最近は福井も吉田もあきまん達もやはりなんらかの形で、トミノの傍から離れてるのだが、
トミノの作品に関わる人たちは、何故こうも自立に渇くのかという問題について、
未だに思考しています。
もちろん、
ある程度社会経験をした人たちにとって、まるっきり分からない感じでもないし、
そもそも父を越えるのは、男の永遠の使命なので、
いつまでも巨大な父親というイメージで前を塞いでるトミノは業界者たちにとっては、
なお越えなければならない存在であることもまた道理であるかもしれません。

あまり纏まらない話題だが、
ポイントは「なんらかの形(作品)で富野と離別」「一旦離れると異常に富野をスルーする」。
もちろんこれはすべて僕の偏見でしかないが、トミノコたちに結構当てはまると思います。
やや攻撃的な記事で申し訳ないが、これについて、意見を求めます。

▽続きを読む▽

ブレンパワードこぼれ話

2008/07/02 10:59|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:0
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出典:富野語録 富野由悠季発言集
聞き手:小牧雅伸

1.

7話では富野さん自ら数年振りにアニメーターをされている。レイアウトをやり、枚数減らしもやって最終的に70カット近くタイムシートを切っている。さすがに、昔取った杵柄である。


2.

1カットに50枚使うのはやめてよと、枚数ぺらしのサンプルを披露、「僕がやれば、7秒あったって13枚で済むんだーっ」という妙技にリミテッドアニメの伝統芸に自覚めたスタッフも多い。


3.

富野さん自慢の椅子は、自前である。やたらレバーがついていて自在に姿勢が変えられる。風邪ぎみの富野さんはインタビュー後にそのまま眠ってしまった。お疲れ様でした。


4.

最近1スタで徹夜で仕事する富野さん。スタッフは半病人してた頃の方が扱い易かったので、あれ以上元気になったら元に戻るから、皆でブレーキかけなくっちゃいけなくと戦々恐々らしい。


5.

ロボット物でない証拠に戦闘シーンが少ないのがブレンパワードの特徴。戦闘なんかつまらないから、減らしましょうという意見がスタッフから続出したそうである。


6.

富野さんが飼っているクマゾー君あ、大変賢いらしい。ほとんど親馬鹿状態で、自慢されてしまった。


7.

フィルムの尺(長さ)に声を合わせるのが声優というもの。中には赤線や青線にピタリと声を合わせなければいけない作品もある。
富野さん曰く、ブレンパワードは演技がしっかりしていれば、尺なんか合わなくてもいいくらいだそうである。


8.

テープ終了後の富野語録(笑)。
富野 このオタク話をどうやってまとめるの? だけど、やっぱりあなたさ、今日のこれはさ、インタビューじゃないわ。



小牧さんはいいよな~愛情が溢れていて。
基本的はちょっとオタク向けに傾いてるけど、富野の言いたいことを誘導できるから、
富野ファンとしては大満足。
それに引き換えると、氷川竜介はなんか微妙極まりない…。
単に富野ウォッチャーから脱出したいという意欲を感じながらも、
やはり無味乾燥な記事にしかならないし、評論家のスタンスはいまいち見えないというか…。
これについて、またいずれ書きます。


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